JP2003165424A - 自動車用足周り整備作業台車 - Google Patents

自動車用足周り整備作業台車

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JP2003165424A JP2001365214A JP2001365214A JP2003165424A JP 2003165424 A JP2003165424 A JP 2003165424A JP 2001365214 A JP2001365214 A JP 2001365214A JP 2001365214 A JP2001365214 A JP 2001365214A JP 2003165424 A JP2003165424 A JP 2003165424A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトアップした自動車の車輪と車輪受け部
間の間隔を極力狭めて,作業者が行う自動車及び車輪受
け部間での車輪の受け渡し作業の負担を軽減し得る自動
車用足周り整備作業台車を提供する。 【解決手段】 移動自在の台車本体5に,リフトアップ
された自動車Vから取り外した車輪Hを起立状態で載置
する車輪受け部 12と,整備用具を保持する用具設置
部18,38とを設けた自動車用整備作業台車におい
て,用具設置部18,38を台車本体5に設け,この用
具設置部18,38の上方に,台車本体5に鉛直方向の
枢軸13を介して回転可能に支持される車輪受け部12
を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,主として自動車整
備工場で自動車の足周り,即ち車輪,ブレーキ及び懸架
装置の点検を含む整備作業に使用される自動車用足周り
整備作業台車に関し,特に,床上を移動し得る台車本体
に,リフトアップされた自動車から取り外した車輪を起
立状態で載置する車輪受け部と,整備用具を保持する用
具設置部とを設けたものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる自動車用足周り整備作業台車は,
特開平11−216688号公報に開示されているよう
に,既に知られている。
【0003】上記公報に開示された自動車用足周り整備
作業台車では,台車本体の上部に鉛直方向の枢軸を介し
て回転可能に支持される補助台車の側部に車輪受け部
を,また補助台車の上部に用具設置部をそれぞれ設けて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,自動車の足
周りの整備をスムーズに行うためには,その自動車の下
方で足周り整備作業台車が自由に移動し得ることが必要
であるから,整備対象の自動車は,足周り整備作業台車
より高い位置までリフトアップさせなければならない。
しかしながら,上記公報記載のものでは,補助台車の側
部に車輪受け部が設けられているため,足周り整備作業
台車の上方まで自動車をリフトアップさせると,その自
動車の車輪と上記車輪受け部との間隔が必然的に大きく
開くことになり,それだけ自動車及び車輪受け部間で作
業者が行う車輪の受け渡し作業の負担が大きくなるとい
う不都合を来す。また車輪を車輪受け部に載置すると,
用具設置部がその車輪の裏側に隠れることになるため,
作業者が用具を使用すべく補助台車を半回転させると,
用具設置部の向きも変わることになり,使用しようとし
ていた用具を一瞬見失うこともあり,作業能率上,好ま
しくない。
【0005】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,リフトアップされた自動車の車輪と車輪受け部間
の間隔を極力狭めて,自動車及び車輪受け部間で作業者
が行う車輪の受け渡し作業の負担を軽減し,また車輪受
け部の回転時にも,用具設置部の向きが変わらないよう
にして整備作業の能率向上に寄与し得る,前記自動車用
足周り整備作業台車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,床上を移動し得る台車本体に,リフトア
ップされた自動車から取り外した車輪を起立状態で載置
する車輪受け部と,整備用具を保持する用具設置部とを
設けた,自動車用足周り整備作業台車において,前記用
具設置部を前記台車本体に設け,この用具設置部の上方
に,前記台車本体に鉛直方向の枢軸を介して回転可能に
支持される前記車輪受け部を配置したことを第1の特徴
とする。
【0007】この第1の特徴によれば,自動車用足周り
整備作業台車の最上部に車輪受け部が配置されることに
なり,該足周り整備作業台車を自動車の各部に干渉させ
ることなく,車輪受け部を自動車の車輪の直下に近接配
置することができる。したがって,自動車及び車輪受け
部間での車輪の受け渡し作業が容易となり,作業者の労
力軽減を図ることができる。
【0008】また用具設置部は,台車本体に配設される
ので,用具設置部に保持されたを使用すべく,車輪受け
部を所定角度回転して,用具設置部上から車輪を退去さ
せたときでも,用具設置部は動かず,したがって用具設
置部上の用具の向きも不変であるから,整備に必要な用
具を一瞬たりとも見失うことがなく,整備作業の能率向
上を図ることができる。
【0009】また本発明は,第1の特徴に加えて,前記
車輪受け部には,前記車輪の外周面を,その周方向に沿
った複数箇所で支承する複数のローラを設けたことを第
2の特徴とする。
【0010】この第2の特徴によれば,ローラの回転に
より車輪を軽快に回転させることができて,タイヤの全
周に亙る損傷チェック等の点検や,車輪の自動車への装
着時の位相合わせを容易に行うことができ,作業能率の
向上を図ることができる。
【0011】さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加
えて,前記台車本体と前記車輪受け部との間には,該車
輪受け部の前記枢軸周りの回転を所定位置で停止させる
回転規制手段を設けたことを第3の特徴とする。
【0012】この第3の特徴によれば,車輪受け部を所
定角度回転して,用具設置部上から車輪を退去させると
きでも,回転規制手段により車輪受け部の過度の回転を
防止して,作業能率の更なる向上を図ることができる。
【0013】尚,前記用具設置部は,後述する本発明の
実施例中の工具ホルダ18及び工具トレー38に対応す
る。
【0014】
【発明の実施の態様】本発明の実施の態様を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0015】図1は自動車用整備設備の側面図,図2は
同設備の平面図,図3は同設備における自動車用足周り
整備作業台車の正面図,図4は図3の4矢視図,図5は
空圧工具を装着した状態を示す,図4との対応図,図6
は図3の6矢視図,図7は図3の7部拡大縦断面図,図
8は図7の8−8線断面図,図9は図5の要部拡大図,
図10は前記整備設備における自動車用エンジン周り整
備作業台車,図11は図10の11矢視図,図12は図
10の12矢視図である。
【0016】図1及び図2において,自動車整備工場に
おける整備設備は,床Gに設置されて整備すべき自動車
Vを昇降させるリフト1と,このリフト1により昇降さ
れる自動車Vの4個の車輪H,H…に対応してリフト1
の周囲に配備される4台の足周り整備作業台車2と,リ
フト1により昇降される自動車Vの前端に対応して床G
に敷設され,その自動車Vの幅方向に延びる前後一対の
レール3,3と,これらレール3,3上に移動可能に設
置され,リフトアップされた自動車Vのエンジンルーム
前面に対向配置が可能なエンジン周り整備作業台車4と
からなっている。
【0017】尚,図2中,符号Maは足周り整備作業台
車2を使用して自動車Vの足周りを整備する作業者を示
し,Mbはエンジン周り整備作業台車4を使用して自動
車Vのエンジン周りを整備する作業者を示す。
【0018】先ず,自動車用足周り整備作業台車2につ
いて,図3〜図10を参照しながら説明する。
【0019】図3〜図6に示すように,自動車用足周り
整備作業台車2の台車本体5は,床G上を転動するキャ
スタ6,6…を備えた4本の支持脚7,7…と,これら
支持脚7,7…の上部に固設される長方形の下部棚板8
と,この下部棚板8に4本の支柱10,10…を介して
結合される,同じく長方形の上部棚板9とからなってお
り,その上部棚板9の上面中央部に軸受ブラケット11
の取り付けフランジ11aが複数のボルト29,29…
で固着される。軸受ブラケット11は,軸受筒部11b
を取り付けフランジ11aから上方に突出させており,
この軸受筒部11bの内周面に,車輪受け部12に設け
られた枢軸13が回転可能に嵌合される。
【0020】車輪受け部12は,リフトアップされた自
動車Vから取り外した車輪Hを載置するところであり,
比較的長く平行な一対の側棒14,14と,これら側棒
14,14の両端間を相互に連結する比較的短い一対の
支軸15,15と,これら支軸15,15に回転自在に
嵌装されたローラ16,16とから構成され,その支軸
15,15がローラ16,16を介して車輪Hを起立状
態で支持すると共に,ローラ16,16の回転により車
輪Hのスムーズな回転を許容するようになっている。
【0021】また一方の側棒14の両端には,上方に延
出する一対のグリップ17,17が一体に連設され,作
業者Ma(図2参照)はこれらグリップ17,17を把
持して足周り整備作業台車2を移動することができる。
【0022】図4及び図5に明示するように,上部棚板
9の周縁には複数個(図示例では3個)の筒状の工具ホ
ルダ18,18…が取り付けられ,これらによって空圧
式のインパクトレンチ19やナットランナ20,空気圧
ゲージ21a付きのタイヤ空気補充器21が保持され
る。また上部棚板9の上面には,各種レンチを収める工
具トレー38が固定される。
【0023】さらに図9に示すように,上部棚板9上面
の一側部には,車輪から外した複数のホイールナット2
2,22…を支持する複数のナット支持ピン23,23
…が突設される。
【0024】また台車本体5には,前記空圧式のインパ
クトレンチ19及びナットランナ20,並びにタイヤ空
気補充器21に高圧空気を供給するための高圧空気導管
24が取り付けられる。この高圧空気導管24は,台車
本体5の一側面から底面に亙りL字状に配管される。こ
の高圧空気導管24の上端は上部棚板9より上方に突出
していて,工場の高圧空気供給用本管を接続するための
上部ジョイント25を備えており,作業者Maが腰を屈
めることなく高圧空気供給用本管を上部ジョイント25
に接続し得るようになっている。高圧空気導管24の途
中には圧力レギュレータ26が接続される。また高圧空
気導管24の最下面には複数の下部ジョイント28a〜
28cが設けられ,インパクトレンチ19,ナットラン
ナ20,タイヤ空気補充器21に連なる可撓導管27a
〜27cが接続されるようになっている。
【0025】図7及び図8に示すように,前記軸受ブラ
ケット11の軸受筒部11b内周面には,車輪受け部1
2の枢軸13の外周面が回転自在に嵌合する合成樹脂製
のブッシュ30が嵌装される。軸受筒部11bの上端に
はフランジ31が形成され,その上面に複数枚の平ワッ
シャ34,34を介して支承されるフランジ32が枢軸
13に形成される。フランジ31にはピン孔35が穿設
されていて,撮み36a付きのストッパピン36が抜き
差し自在に嵌挿される。一方,フランジ32には,スト
ッパピン36を受容する扇形の切欠き37が設けられ,
この切欠き37の両側壁37,37′にストッパピン3
6が当接することにより,台車本体5に対する車輪受け
部12の回転を所定角度,図示例では45°に規制する
ようになっている。したがって,上記ストッパピン36
及び切欠き37は,車輪受け部12の枢軸13周りの回
転を所定位置で停止させる回転規制手段39を構成す
る。ストッパピン36をピン孔35から引き抜けば,車
輪受け部12の回転は自由となる。
【0026】尚,前記4個のキャスタ6,6…のうち,
1個又は2個のキャスタには,その車輪の回転を阻止す
るブレーキ6aが備えられる。
【0027】而して,自動車Vの足周りの整備作業に当
たっては,先ず図1に示すように,リフト1によって自
動車Vを足周り整備作業台車2より若干高い所定高さま
でリフトアップしてから,作業者Maはグリップ17,
17を把持して整備作業台車2を移動して,その車輪受
け部12を自動車Vの車輪H直下に配置し,ブレーキ付
きキャスタ6のブレーキ6aを効かせる。このとき,枢
軸13のフランジ32の切欠き37の一方の側壁37a
を,フランジ31のピン孔35に嵌挿されたストッパピ
ン36に当接させて,上部棚板9の長辺と車輪受け部1
2の長辺とを平行させておく。
【0028】そこで,工具ホルダ18から取り出したイ
ンパクトレンチ19により自動車Vの車輪Hのホイール
ナット22,22…を外して,車輪Hを取り外し,それ
を車輪受け部12のローラ16,16上に起立状態で載
置する。この際,車輪Hから外したホイールナット2
2,22…は上部棚板9上のナット支持ピン23,23
…に被せて保持させる。
【0029】その後,ブレーキや懸架装置の整備を行う
際には,グリップ17,17を握って車輪受け部12を
枢軸13周りに回転させるが,それに伴ないフランジ3
2の切欠き37の他方の側壁37′がストッパピン36
に当接することにより,車輪受け部12の回転は,図示
例では45°に規制される。こうして車輪受け部12の
比較的小さい角度の回転により,上部棚板9上の工具ト
レー38を現わすことができるので,この工具トレー3
8から整備に必要な所望の工具を容易に取り出すことが
できる。
【0030】整備完了後,車輪受け部12上の車輪Hを
自動車Vに装着するには,上記と逆の要領で行えばよ
い。
【0031】ところで,足周り整備作業台車2は,その
最上部に車輪受け部12を配置しているので,該整備作
業台車2を自動車Vの各部に干渉させることなく,車輪
受け部12を自動車Vの車輪Hの直下に近接配置するこ
とができる。したがって,自動車V及び車輪受け部12
間での車輪Hの受け渡し作業を容易に行うことができ,
作業者Maの労力軽減を図ることができる。
【0032】また工具トレー38は,台車本体5の上部
棚板9上に配設されるので,その工具トレー38上のレ
ンチ等の工具を使用すべく,車輪受け部12を所定角度
回転して,工具トレー38上から車輪Hを退去させたと
きでも,工具トレー38は動かず,したがって工具トレ
ー38上の工具の向きも不変であるから,整備に必要な
工具を一瞬たりとも見失うことがなく,整備作業の能率
向上を図ることができる。
【0033】しかも,車輪受け部12の回転角度はフラ
ンジ31のストッパピン36とフランジ32の切欠き3
7との協働により規制されるので,過度の回転を防止し
て,作業能率の更なる向上を図ることができる。
【0034】また車輪受け部12では,起立状態の車輪
Hの外周を,ローラ16,16を有する複数の支軸1
5,15により支承するので,ローラ16,16の回転
により車輪Hを軽快に回転させることができて,タイヤ
の全周に亙る損傷チェック等の点検や,車輪Hの自動車
Vへの装着時の位相合わせを容易に行うことができ,作
業能率の一層の向上を図ることができる。
【0035】次に,自動車用エンジン周り整備作業台車
4について,図1,図2,図10〜図12を参照しなが
ら説明する。
【0036】自動車用エンジン周り整備作業台車4は,
前記一対のレール3,3上に配置される車輪40,40
…を有する複数本(図示例では3本)2組の支柱41,
41…と,これら支柱41,41…の上端に水平に結合
される高所作業ステップ42,この高所作業ステップ4
2の,レール3,3の長手方向に沿う左右両端部に結合
される一対の階段43,43と,高所作業ステップ42
の左右両端部に立設される一対に手摺り44,44とを
備える。高所作業ステップ42の,リフト1側の前端に
は,延長ステップ45が前方への展開を可能として軸支
され,また高所作業ステップ42の後端から起立した支
持枠46の上端に棚板47が後方に張り出すようにして
取り付けられる。この棚板47上には,その中央部に大
型トレー48,その両側部に一対の小型トレー49,4
9′が固定され,大型トレー48には例えばエンジンオ
イルを貯留したペール缶50が,また一方の小型トレー
49には例えばバッテリ液,ウインドウォシャ液等を貯
留する容器や灯器その他の部品が,また他方に小型トレ
ー49′には例えばレンチ,ドライバ等の各種工具が収
められる。
【0037】而して,このエンジン周り整備作業台車4
は,前述のように,自動車をリフト1によりリフトアッ
プしてその足周りを整備するとき,同時にその自動車V
のエンジン周りを整備するのに使用される。
【0038】即ち,自動車Vをリフトアップした後,エ
ンジン周り整備作業台車4を,延長ステップ45を展開
した状態で退去位置から,リフトアップした上記自動車
Vのエンジンルーム前面の作業位置まで移動して,レー
ル3,3上の一部の車輪40に歯止めを掛ける。このよ
うにエンジン周り整備作業台車4の移動にレール3を使
用することで,エンジン周り整備作業台車4の作業位置
へのセットを簡単に行うことができ,これも作業能率の
向上に貢献する。
【0039】そして,エンジン周り整備作業台車4を作
業位置にセットした状態では,延長ステップ45が自動
車Vのフロントバンパの直下に入り込み,高所作業ステ
ップ42と自動車Vの前端との間から隙間が無くなるの
で,工具や部品等の落下を防ぐことができ,のみならず
高所作業ステップ42での作業の安全性を高めることが
できる。
【0040】次いで,エンジン周り整備を担当する作業
者Mb(図2参照)が階段43,43を使用して高所作
業ステップ42に上がり,自動車VのボンネットBを開
放する。或いは自動車Vのリフトアップ前に予めボンネ
ットを開放しておく。そうすれば,高所作業ステップ4
2において,自動車Vのエンジン周りの整備のみなら
ず,ヘッドランプ等の灯器の整備を容易に行うことがで
きる。特に,エンジンオイルの交換に際しては,エンジ
ン下部のオイルドレンボルトの脱着,排出オイルの処理
を,前記足周り整備作業台車2を使用して自動車Vの足
周りの整備を行う作業者Maの協力を得て行うことによ
り,オイル交換を迅速に行うことができる。
【0041】しかも高所作業ステップ42の左右両端に
は一対の手摺り44,44が設けられるので,それを握
り,或いはそれに寄り掛かることにより,高所作業ステ
ップ42での作業を安全に行うことができる。
【0042】またペール缶50や工具等を収めた大型ト
レー48及び小型トレー49,49′は,高所作業ステ
ップ42の背後に配設される棚板47に固定されるの
で,作業者Mbは後ろを振り向くだけでトレー48,4
9,49′から所望のものを取り出すことができ,しか
もそれらトレー48,49,49′に邪魔されることな
く,エンジン周りの整備を行うことができ,作業能率の
向上に寄与し得る。
【0043】上記のように,自動車Vを一旦リフトアッ
プすれば,図2に示すように,足周り整備作業台車2を
使用する足周り整備作業者Maと,エンジン周り整備作
業台車4を使用するエンジン周り整備作業者Mbとが,
それぞれ担当の整備作業を同時に行い,また互いに協力
し合うことにより,自動車V全体の整備を迅速に実行す
ることができ,整備作業時間の大幅な短縮が可能とな
る。
【0044】特に,自動車Vの4個の車輪H,H…に対
応して4人の足周り整備作業者Maがそれぞれ足周り整
備作業台車2を使用して同時に作業すれば,整備作業時
間の短縮を一層図ることができる。
【0045】しかもリフト1,足周り整備作業台車2及
びエンジン周り整備作業台車4の使用により,床Gに作
業用ピットを形成せずに済むから,比較的安い費用をも
って整備設備を得ることができ,整備コストの低減にも
大いに寄与し得る。
【0046】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨の範囲を逸脱することなく種々の設計
変更が可能である。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,床上を移
動し得る台車本体に,リフトアップされた自動車から取
り外した車輪を起立状態で載置する車輪受け部と,整備
用具を保持する用具設置部とを設けた,自動車用足周り
整備作業台車において,前記用具設置部を前記台車本体
に設け,この用具設置部の上方に,前記台車本体に鉛直
方向の枢軸を介して回転可能に支持される前記車輪受け
部を配置したので,足周り整備作業台車を自動車の各部
に干渉させることなく,車輪受け部を自動車の車輪の直
下に近接配置することができ,したがって,自動車及び
車輪受け部間での車輪の受け渡し作業が容易となり,作
業者の労力軽減を図ることができる。また用具設置部
は,台車本体に配設されるので,用具設置部に保持され
たを使用すべく,車輪受け部を所定角度回転して,用具
設置部上から車輪を退去させたときでも,用具設置部は
動かず,用具設置部上の用具の向きも不変であるから,
整備に必要な用具を一瞬たりとも見失うことがなく,整
備作業の能率向上を図ることができる。
【0048】また本発明の第2の特徴によれば,第1の
特徴に加えて,前記車輪受け部には,前記車輪の外周面
を,その周方向に沿った複数箇所で支承する複数のロー
ラを設けたので,ローラの回転により車輪を軽快に回転
させることができて,タイヤの全周に亙る損傷チェック
等の点検や,車輪の自動車への装着時の位相合わせを容
易に行うことができ,作業能率の向上を図ることができ
る。
【0049】さらに本発明の第3の特徴によれば,第1
又は第2の特徴に加えて,前記台車本体と前記車輪受け
部との間には,該車輪受け部の前記枢軸周りの回転を所
定位置で停止させる回転規制手段を設けたので,車輪受
け部を所定角度回転して,用具設置部上から車輪を退去
させるときでも,回転規制手段により車輪受け部の過度
の回転を防止して,作業能率の更なる向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用整備設備の側面図。
【図2】同設備の平面図。
【図3】同設備における自動車用足周り整備作業台車の
正面図。
【図4】図3の4矢視図。
【図5】空圧工具を装着した状態を示す,図4との対応
図。
【図6】図3の6矢視図。
【図7】図3の7部拡大縦断面図。
【図8】図7の8−8線断面図。
【図9】図5の要部拡大図。
【図10】前記整備設備における自動車用エンジン周り
整備作業台車。
【図11】図10の11矢視図。
【図12】図10の12矢視図。
【符号の説明】
G・・・・・・床 H・・・・・・車輪 V・・・・・・自動車 2・・・・・・自動車用足周り整備作業台車 5・・・・・・台車本体 12・・・・・車輪受け部 13・・・・・枢軸 18・・・・・用具設置部(工具ホルダ) 38・・・・・用具設置部(工具トレー)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床(G)上を移動し得る台車本体(5)
    に,リフトアップされた自動車(V)から取り外した車
    輪(H)を起立状態で載置する車輪受け部(12)と,
    整備用具を保持する用具設置部(18,38)とを設け
    た,自動車用足周り整備作業台車において,前記用具設
    置部(18,38)を前記台車本体(5)に設け,この
    用具設置部(18,38)の上方に,前記台車本体
    (5)に鉛直方向の枢軸(13)を介して回転可能に支
    持される前記車輪受け部(12)を配置したことを特徴
    とする,自動車用足周り整備作業台車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用足周り整備作業
    台車において,前記車輪受け部(12)には,前記車輪
    (H)の外周面を,その周方向に沿った複数箇所で支承
    する複数のローラ(16)を設けたことを特徴とする,
    自動車用足周り整備作業台車。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動車用足周り整
    備作業台車において,前記台車本体(5)と前記車輪受
    け部(12)との間には,該車輪受け部(12)の前記
    枢軸(13)周りの回転を所定位置で停止させる回転規
    制手段(39)を設けたことを特徴とする,自動車用足
    周り整備作業台車。
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