JP3751249B2 - 自動車用整備設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,自動車整備工場で自動車の足周り及びエンジン周りの点検を含む整備作業に用いる自動車用整備設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の自動車整備工場では,自動車の足周り及びエンジン周りの整備に際し,先ず自動車を床上に置いた状態でエンジン周りを整備し,次いでその自動車をリフトアップした状態で足周りを整備している。或いは最初に自動車をリフトアップして足周りを,その後,床上でエンジン周りを順次整備している。こうした整備方法では足周り及びエンジン周りを一挙に整備することができないため,整備時間の短縮が困難である。
【0003】
そこで,足周り及びエンジン周りを一挙に整備し得る自動車用整備設備として,整備工場の床に作業用ピットを形成し,このピット内に,自動車を床上に僅かに浮かせることができるリフトを設置したものが,例えば特開平9−286310号公報により提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記自動車用整備設備を使用して自動車の足周りの整備を行う場合,車輪の脱着はピット外で,懸架装置の整備はピット内で行わざるを得ず,作業効率が悪いため,ピットの施工費が高いことゝ相俟って,整備コストが高くつくことになる。
【0005】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,足周り及びエンジン周りを一挙に且つ効率良く整備することを可能にした自動車用整備設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明の自動車用整備設備は,床に設置されて整備すべき自動車を昇降させるリフトと;床上を移動し得,リフトアップした自動車から取り外した車輪を載置する車輪受け部及び,整備用具を収める用具設置部を備えた足周り整備作業台車と;床上を移動し得る複数の支柱,これら支柱の上端に水平に結合され,リフトアップした自動車のエンジン周りの整備時の足場となる高所作業ステップ,この高所作業ステップへの昇降のための階段及び,整備用具を収める用具設置部を備えたエンジン周り整備作 業台車と;からなり,前記エンジン周り整備作業台車の高所作業ステップには,リフトアップした自動車側に展開し得る延長ステップを付設したことを第1の特徴とする。
【0007】
尚,上記足周り整備作業台車の用具設置部は後述する本発明の実施例中の工具ホルダ18及び工具トレー38に対応し,また上記上記エンジン周り整備作業台車の用具設置部は大型トレー48,49,49′に対応する。
【0008】
上記第1の特徴によれば,自動車の整備に当り,その自動車をリフトにより一旦リフトアップした後,床上では作業者が足周り整備作業台車を使用して車輪の脱着や懸架装置の整備を行い,同時にエンジン周り整備作業台車の高所作業ステップ上では他の作業者がエンジン周りの整備を行うことができる。したがって足周り整備作業台車及びエンジン周り整備作業台車を各担当の作業者が同時に使用することが可能となり,足周り及びエンジン周りを一挙に且つ効率良く整備することができる。しかもエンジン周り整備作業台車の設備費はピットのそれに比して極めて安いから,作業効率が高いことゝ相俟って整備コストの低減を図ることができる。
【0009】
しかも補助ステップの展開により,補助ステップをリフトアップされた自動車に,より近接させ,高所ステップからの工具や部品等の落下を防ぐことができると共に,高所作業の安全性向上に寄与し得る。
【0010】
また本発明は,第1の特徴に加えて,床に,エンジン周り整備作業台車をリフトアップした自動車の前面に対向する作業位置と,前記自動車の前面から退去する退去位置とに誘導するレールを敷設したことを第2の特徴とする。
【0011】
この第2の特徴によれば,自動車のリフトアップ後,エンジン周り整備作業台車をレールに沿って移動することにより,エンジン周り整備作業台車を所定の作業位置及び退去位置に簡単にセットすることができ,作業効率の更なる向上に寄与し得る。
【0012】
【発明の実施の態様】
本発明の実施の態様を,添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0013】
図1は自動車用整備設備の側面図,図2は同設備の平面図,図3は同設備における自動車用足周り整備作業台車の正面図,図4は図3の4矢視図,図5は空圧工具を装着した状態を示す,図4との対応図,図6は図3の6矢視図,図7は図3の7部拡大縦断面図,図8は図7の8−8線断面図,図9は図の要部拡大図,図10は前記整備設備における自動車用エンジン周り整備作業台車,図11は図10の11矢視図,図12は図10の12矢視図である。
【0014】
図1及び図2において,自動車整備工場における整備設備は,床Gに設置されて整備すべき自動車Vを昇降させるリフト1と,このリフト1により昇降される自動車Vの4個の車輪H,H…に対応してリフト1の周囲に配備される4台の足周り整備作業台車2と,リフト1により昇降される自動車Vの前端に対応して床Gに敷設され,その自動車Vの幅方向に延びる前後一対のレール3,3と,これらレール3,3上に移動可能に設置され,リフトアップされた自動車Vのエンジンルーム前面に対向配置が可能なエンジン周り整備作業台車4とからなっている。
【0015】
尚,図2中,符号Maは足周り整備作業台車2を使用して自動車Vの足周りを整備する作業者を示し,Mbはエンジン周り整備作業台車4を使用して自動車Vのエンジン周りを整備する作業者を示す。
【0016】
先ず,自動車用足周り整備作業台車2について,図3〜図10を参照しながら説明する。
【0017】
図3〜図7に示すように,自動車用足周り整備作業台車2の台車本体5は,床G上を転動するキャスタ6,6…を備えた4本の支持脚7,7…と,これら支持脚7,7…の上部に固設される長方形の下部棚板8と,この下部棚板8に4本の支柱10,10…を介して結合される,同じく長方形の上部棚板9とからなっており,その上部棚板9の上面中央部に軸受ブラケット11の取り付けフランジ11aが複数のボルト29,29…で固着される。軸受ブラケット11は,軸受筒部11bを取り付けフランジ11aから上方に突出させており,この軸受筒部11bの内周面に,車輪受け部12に設けられた枢軸13が回転可能に嵌合される。
【0018】
車輪受け部12は,リフトアップされた自動車Vから取り外した車輪Hを載置するところであり,比較的長く平行な一対の側棒14,14と,これら側棒14,14の両端間を相互に連結する比較的短い一対の支軸15,15と,これら支軸15,15に回転自在に嵌装されたローラ16,16とから構成され,その支軸15,15がローラ16,16を介して車輪Hを起立状態で支持すると共に,ローラ16,16の回転により車輪Hのスムーズな回転を許容するようになっている。
【0019】
また一方の側棒14の両端には,上方に延出する一対のグリップ17,17が一体に連設され,作業者Ma(図2参照)はこれらグリップ17,17を把持して足周り整備作業台車2を移動することができる。
【0020】
図4及び図5に明示するように,上部棚板9の周縁には複数個(図示例では3個)の筒状の工具ホルダ18,18…が取り付けられ,これらによって空圧式のインパクトレンチ19やナットランナ20,空気圧ゲージ21a付きのタイヤ空気補充器21が保持される。また上部棚板9の上面には,各種レンチを収める工具トレー38が固定される。
【0021】
さらに図9に示すように,上部棚板9上面の一側部には,車輪から外した複数のホイールナット22,22…を支持する複数のナット支持ピン23,23…が突設される。
【0022】
また台車本体5には,前記空圧式のインパクトレンチ19及びナットランナ20,並びにタイヤ空気補充器21に高圧空気を供給するための高圧空気導管24が取り付けられる。この高圧空気導管24は,台車本体5の一側面から底面に亙りL字状に配管される。この高圧空気導管24の上端は上部棚板9より上方に突出していて,工場の高圧空気供給用本管を接続するための上部ジョイント25を備えており,作業者Maが腰を屈めることなく高圧空気供給用本管を上部ジョイント25に接続し得るようになっている。高圧空気導管24の途中には圧力レギュレータ26が接続される。また高圧空気導管24の最下面には複数の下部ジョイント28a〜28cが設けられ,インパクトレンチ19,ナットランナ20,タイヤ空気補充器21に連なる可撓導管27a〜27cが接続されるようになっている。
【0023】
図7及び図8に示すように,前記軸受ブラケット11の軸受筒部11b内周面には,車輪受け部12の枢軸13の外周面が回転自在に嵌合する合成樹脂製のブッシュ30が嵌装される。軸受筒部11bの上端にはフランジ31が形成され,その上面に複数枚の平ワッシャ34,34を介して支承されるフランジ32が枢軸13に形成される。フランジ31にはピン孔35が穿設されていて,撮み36a付きのストッパピン36が抜き差し自在に嵌挿される。一方,フランジ32には,ストッパピン36を受容する扇形の切欠き37が設けられ,この切欠き37の両側壁37a,37bがストッパピン36に交互に当接することにより,台車本体5に対する車輪受け部12の回転範囲が一定角度に,図示例では4 5°に規制され,側壁37bがストッパピン36に当接したとき,車輪受け部12が上部棚板9上の工具トレー38上から退去するようになっている。したがって,上記ストッパピン36及び切欠き37は,車輪受け部12の枢軸13周りの回転範囲を一定角度に規制する回転規制手段39を構成する。ストッパピン36をピン孔35から引き抜けば,車輪受け部12の回転は自由となる。
【0024】
尚,前記4個のキャスタ6,6…のうち,1個又は2個のキャスタには,その車輪の回転を阻止するブレーキ6aが備えられる。
【0025】
而して,自動車Vの足周りの整備作業に当たっては,先ず図1に示すように,リフト1によって自動車Vを足周り整備作業台車2より若干高い所定高さまでリフトアップしてから,作業者Maはグリップ17,17を把持して整備作業台車2を移動して,その車輪受け部12を自動車Vの車輪H直下に配置し,ブレーキ付きキャスタ6のブレーキ6aを効かせる。このとき,図8に示すように,枢軸13のフランジ32の切欠き37の一方の側壁37aを,フランジ31のピン孔35に嵌挿されたストッパピン36に当接させて,図6に示すように,上部棚板9の長辺と車輪受け部12の長辺とを平行させておく。
【0026】
そこで,工具ホルダ18から取り出したインパクトレンチ19により自動車Vの車輪Hのホイールナット22,22…を外して,車輪Hを取り外し,それを車輪受け部12のローラ16,16上に起立状態で載置する。この際,車輪Hから外したホイールナット22,22…は,図9に示すように,上部棚板9上のナット支持ピン23,23…に被せて保持させる。
【0027】
その後,ブレーキや懸架装置の整備を行う際には,グリップ17,17を握って車輪受け部12を枢軸13周りに回転させるが,それに伴ないフランジ32の切欠き37の他方の側壁37bがストッパピン36に当接することにより,車輪受け部12の回転は,図示例では45°に規制される。こうして車輪受け部12の比較的小さい角度の回転により,上部棚板9上の工具トレー38を現わすことができるので,この工具トレー38から整備に必要な所望の工具を容易に取り出すことができる。
【0028】
整備完了後,車輪受け部12上の車輪Hを自動車Vに装着するには,上記と逆の要領で行えばよい。
【0029】
ところで,足周り整備作業台車2は,その最上部に車輪受け部12を配置しているので,該整備作業台車2を自動車Vの各部に干渉させることなく,車輪受け部12を自動車Vの車輪Hの直下に近接配置することができる。したがって,自動車V及び車輪受け部12間での車輪Hの受け渡し作業を容易に行うことができ,作業者Maの労力軽減を図ることができる。
【0030】
また工具トレー38は,台車本体5の上部棚板9上に配設されるので,その工具トレー38上のレンチ等の工具を使用すべく,車輪受け部12を所定角度回転して,工具トレー38上から車輪Hを退去させたときでも,工具トレー38は動かず,したがって工具トレー38上の工具の向きも不変であるから,整備に必要な工具を一瞬たりとも見失うことがなく,整備作業の能率向上を図ることができる。
【0031】
しかも,車輪受け部12の回転範囲はフランジ31のストッパピン36とフランジ32の切欠き37との協働により規制されるので,過度の回転を防止して,作業能率の更なる向上を図ることができる。
【0032】
また車輪受け部12では,起立状態の車輪Hの外周を,ローラ16,16を有する複数の支軸15,15により支承するので,ローラ16,16の回転により車輪Hを軽快に回転させることができて,タイヤの全周に亙る損傷チェック等の点検や,車輪Hの自動車Vへの装着時の位相合わせを容易に行うことができ,作業能率の一層の向上を図ることができる。
【0033】
次に,自動車用エンジン周り整備作業台車4について,図1,図2,図10〜図12を参照しながら説明する。
【0034】
自動車用エンジン周り整備作業台車4は,前記一対のレール3,3上に配置される車輪40,40…を有する複数本(図示例では3本)2組の支柱41,41…と,これら支柱41,41…の上端に水平に結合される高所作業ステップ42,この高所作業ステップ42の,レール3,3の長手方向に沿う左右両端部に結合される一対の階段43,43と,高所作業ステップ42の左右両端部に立設される一対に手摺り44,44とを備える。高所作業ステップ42の,リフト1側の前端には,延長ステップ45が前方への展開を可能として軸支され,また高所作業ステップ42の後端から起立した支持枠46の上端に棚板47が後方に張り出すようにして取り付けられる。この棚板47上には,その中央部に大型トレー48,その両側部に一対の小型トレー49,49′が固定され,大型トレー48には例えばエンジンオイルを貯留したペール缶50が,また一方の小型トレー49には例えばバッテリ液,ウインドウォシャ液等を貯留する容器や灯器その他の部品が,また他方に小型トレー49′には例えばレンチ,ドライバ等の各種工具が収められる。
【0035】
而して,このエンジン周り整備作業台車4は,前述のように,自動車をリフト1によりリフトアップしてその足周りを整備するとき,同時にその自動車Vのエンジン周りを整備するのに使用される。
【0036】
即ち,自動車Vをリフトアップした後,エンジン周り整備作業台車4を,延長ステップ45を展開した状態で退去位置から,リフトアップした上記自動車Vのエンジンルーム前面の作業位置まで移動して,レール3,3上の一部の車輪40に歯止めを掛ける。このようにエンジン周り整備作業台車4の移動にレール3を使用することで,エンジン周り整備作業台車4の作業位置へのセットを簡単に行うことができ,これも作業能率の向上に貢献する。
【0037】
そして,エンジン周り整備作業台車4を作業位置にセットした状態では,延長ステップ45が自動車Vのフロントバンパの直下に入り込み,高所作業ステップ42と自動車Vの前端との間から隙間が無くなるので,工具や部品等の落下を防ぐことができ,のみならず高所作業ステップ42での作業の安全性を高めることができる。
【0038】
次いで,エンジン周り整備を担当する作業者Mb(図2参照)が階段43,43を使用して高所作業ステップ42に上がり,自動車VのボンネットBを開放する。或いは自動車Vのリフトアップ前に予めボンネットを開放しておく。そうすれば,高所作業ステップ42において,自動車Vのエンジン周りの整備のみならず,ヘッドランプ等の灯器の整備を容易に行うことができる。特に,エンジンオイルの交換に際しては,エンジン下部のオイルドレンボルトの脱着,排出オイルの処理を,前記足周り整備作業台車2を使用して自動車Vの足周りの整備を行う作業者Maの協力を得て行うことにより,オイル交換を迅速に行うことができる。
【0039】
しかも高所作業ステップ42の左右両端には一対の手摺り44,44が設けられるので,それを握り,或いはそれに寄り掛かることにより,高所作業ステップ42での作業を安全に行うことができる。
【0040】
またペール缶50や工具等を収めた大型トレー48及び小型トレー49,49′は,高所作業ステップ42の背後に配設される棚板47に固定されるので,作業者Mbは後ろを振り向くだけでトレー48,49,49′から所望のものを取り出すことができ,しかもそれらトレー48,49,49′に邪魔されることなく,エンジン周りの整備を行うことができ,作業能率の向上に寄与し得る。
【0041】
上記のように,自動車Vを一旦リフトアップすれば,図2に示すように,足周り整備作業台車2を使用する足周り整備作業者Maと,エンジン周り整備作業台車4を使用するエンジン周り整備作業者Mbとが,それぞれ担当の整備作業を同時に行い,また互いに協力し合うことにより,自動車V全体の整備を迅速に実行することができ,整備作業時間の大幅な短縮が可能となる。
【0042】
特に,自動車Vの4個の車輪H,H…に対応して4人の足周り整備作業者Maがそれぞれ足周り整備作業台車2を使用して同時に作業すれば,整備作業時間の短縮を一層図ることができる。
【0043】
しかもリフト1,足周り整備作業台車2及びエンジン周り整備作業台車4の使用により,床Gに作業用ピットを形成せずに済むから,比較的安い費用をもって整備設備を得ることができ,整備コストの低減にも大いに寄与し得る。
【0044】
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨の範囲を逸脱することなく種々の設計変更が可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば,自動車の整備に当っては,その自動車をリフトにより一旦リフトアップした後,床上では作業者が足周り整備作業台車を使用して車輪の脱着や懸架装置の整備を行い,同時にエンジン周り整備作業台車の高所作業ステップ上では他の作業者がエンジン周りの整備を行うことができる。したがって足周り整備作業台車及びエンジン周り整備作業台車を各担当の作業者が同時に使用することが可能となり,足周り及びエンジン周りを一挙に且つ効率良く整備することができる。しかもエンジン周り整備作業台車の設備費はピットのそれに比して極めて安いから,作業効率が高いことゝ相俟って整備コストの低減を図ることができる。
【0046】
さらに補助ステップの展開により,補助ステップをリフトアップされた自動車に,より近接させ,高所ステップからの工具や部品等の落下を防ぐことができると共に,高所作業の安全性向上に寄与し得る。
【0047】
また本発明の第2の特徴によれば,自動車のリフトアップ後,エンジン周り整備作業台車をレールに沿って移動することにより,エンジン周り整備作業台車を所定の作業位置及び退去位置に簡単にセットすることができ,作業効率の更なる向上に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車用整備設備の側面図。
【図2】 同設備の平面図。
【図3】 同設備における自動車用足周り整備作業台車の正面図。
【図4】 図3の4矢視図。
【図5】 空圧工具を装着した状態を示す,図4との対応図。
【図6】 図3の6矢視図。
【図7】 図3の7部拡大縦断面図。
【図8】 図7の8−8線断面図。
【図9】 図の要部拡大図。
【図10】 前記整備設備におけるエンジン周り整備作業台車。
【図11】 図10の11矢視図。
【図12】 図10の12矢視図。
【符号の説明】
G・・・・・・床
H・・・・・・車輪
V・・・・・・自動車
2・・・・・・足周り整備作業台車
3・・・・・・レール
4・・・・・・エンジン周り整備作業台車
5・・・・・・台車本体
12・・・・・車輪受け部
18・・・・・用具設置部(工具ホルダ)
38・・・・・用具設置部(工具トレー)
42・・・・・高所作業ステップ
43・・・・・階段
45・・・・・延長ステップ
48・・・・・用具設置部(大型トレー)
49・・・・・用具設置部(小型トレー)
49′・・・・用具設置部(小型トレー)

Claims (2)

  1. 床(G)に設置されて整備すべき自動車(V)を昇降させるリフト(1)と;床(G)上を移動し得,リフトアップした自動車(V)から取り外した車輪(H)を載置する車輪受け部(12)及び,整備用具を収める用具設置部(18,38)を備えた足周り整備作業台車(2)と;床(G)上を移動し得る複数の支柱(41),これら支柱(41)の上端に水平に結合され,リフトアップした自動車(V)のエンジン周りの整備時の足場となる高所作業ステップ(42),この高所作業ステップ(42)への昇降のための階段(43)及び,整備用具を収める用具設置部(48,49,49′)を備えたエンジン周り整備作業台車(4)と;からなり,前記エンジン周り整備作業台車(4)の高所作業ステップ(42)には,リフトアップした自動車(V)側に展開し得る延長ステップ(45)を付設したことを特徴とする,自動車用整備設備。
  2. 請求項1記載の自動車用整備設備において,
    床(G)に,エンジン周り整備作業台車(4)をリフトアップした自動車(V)の前面に対向する作業位置と,前記自動車(V)の前面から退去する退去位置とに誘導するレール(3)を敷設したことを特徴とする,自動車用整備設備。
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