JP2017202764A - バッテリ漏電防止構造 - Google Patents

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智哉 飯塚
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Abstract

【課題】バッテリカバーの取付け性を損なうことなくバッテリ端子の防水性を向上させることが可能なバッテリの漏電防止構造の提供。【解決手段】バッテリ4A,4Bの上面を上方から覆うバッテリカバー7に固定される弾性シート8は、ケーブル5a,5bの鉛直上方を含む所定範囲から垂下するケーブル挿通部58,59を含む。ケーブル挿通部58,59の少なくとも下部領域は、ケーブル挿通部58,59の下端縁から上方へ延びる複数のスリットによって複数の短冊部60a,60bに分割される。車体フレーム2に支持されるバッテリ4A,4Bの上面のバッテリ端子11に接続されたケーブルは、複数の短冊部60a,60bのうち隣接する2枚の短冊部65,66が弾性変形によって形成する間隙63を挿通してバッテリカバー7によって覆われるバッテリ上方領域10から外側へ延出する。【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ漏電防止構造に関する。
特許文献1には、バッテリの端子が雨等で濡れないようにバッテリの上面を覆う車両用バッテリカバーが記載されている。バッテリは、フレームに固定されたサポートに保持され、車両用バッテリカバーは、サポートに着脱可能に取り付けられる。
特開2014−169026号公報
特許文献1に記載の構造では、バッテリの端子(バッテリ端子)の横方向が車両用バッテリカバー(バッテリカバー)によって覆われていないため、路面からの跳ね上げ等によりバッテリ端子が横方向から被水して漏電する可能性がある。
上記不都合は、バッテリカバーにバッテリ端子を横方向から覆うカバー側面部を設けることによって回避することも可能である。しかし、バッテリ端子に接続されたケーブルがバッテリの上面から外側へ延出されるため、硬質なカバー側面部にケーブルを挿通させる孔(ケーブル挿通孔)を形成しなければならず、防水性を優先してケーブル挿通孔の大きさを小さく形成すると、ケーブルの延出方向がケーブル挿通孔によって規制される。このため、組付け誤差等によってケーブルの延出方向が変動した場合、バッテリカバーの取付けが困難又は不可能となるおそれがある。反対に、バッテリカバーの取付け性を優先してケーブル挿通孔を大きく形成すると、防水性が低下してしまう。
そこで本発明は、バッテリカバーの取付け性を損なうことなくバッテリ端子の防水性を向上させることが可能なバッテリの漏電防止構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、バッテリとバッテリカバーと弾性シートとを備える。バッテリは、ケーブルが接続されるバッテリ端子を上面に有し、車体フレームに支持される。バッテリカバーは、バッテリに対して固定的に設けられ、バッテリの上面を上方から覆う。弾性シートは、バッテリカバーに固定される。
弾性シートは、ケーブルの鉛直上方を含む所定範囲から垂下するケーブル挿通部を含む。ケーブル挿通部の少なくとも下部領域は、ケーブル挿通部の下端縁から上方へ延びる複数のスリットによって複数の短冊部に分割される。ケーブルは、複数の短冊部のうち隣接する2枚の短冊部が弾性変形によって形成する間隙を挿通してバッテリの上方領域から外側へ延出する。
上記構成では、バッテリ端子は、バッテリカバーによって上方から覆われ、バッテリ端子に接続されたケーブルは、弾性シートの2枚の短冊部の間隙を挿通してバッテリの上方領域から外側へ延出する。従って、バッテリ端子の上方からの被水をバッテリカバーによって防止するとともに、横方向からの被水を弾性シートによって抑制することができる。また、ケーブルが挿通する間隙は、2枚の短冊部の弾性変形によって形成されるので、組付け誤差等によってケーブルの延出方向が変動した場合であっても、バッテリカバーを取付けることができる。
また、弾性シートは、バッテリの上方領域の外周の略全域から下方へ垂下して上方領域を横方向から覆ってもよい。
上記構成では、バッテリの上方領域の外周の略全域が弾性シートによって横方向から覆われるので、バッテリ端子を含むバッテリの上面の防水性が向上する。
また、ケーブル挿通部は、バッテリの上面よりも下方へ垂下してもよい。
上記構成では、ケーブル挿通部がバッテリの上面よりも下方へ垂下するので、バッテリ端子の横方向からの被水をさらに抑制することができる。
本発明によれば、バッテリカバーの取付け性を損なうことなくバッテリ端子の防水性を向上させることができる。
本実施形態に係るバッテリの漏電防止構造を示す斜視図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1の弾性シートの前短冊部を車両後方から視た側面図であり、(a)はケーブル挿通状態を、(b)はケーブル非挿通状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るバッテリの漏電防止構造について図面を参照して詳細に説明する。図中の矢印FRは車両の前方を、矢印UPは上方を、矢印INは車幅内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両の前方を向いた状態での左右方向を意味する。
本実施形態に係るバッテリの漏電防止構造を適用する車両1は、例えば、キャブ(図示省略)が概ねエンジン(図示省略)の上方に配置されるキャブオーバー型の車両であって、車体フレーム2と、2つのバッテリ4A,4Bと、バッテリ4A,4Bに接続されるケーブル5と、バッテリ4A,4Bが固定されるバッテリケース6と、バッテリ4A,4Bを上方から覆うように配置されるバッテリカバー7と、バッテリカバー7に固定される弾性シート8と、2つのバッテリ4A,4Bを連結する連結ケーブル9とを有する。
車体フレーム2は、車両1の車幅方向両側で前後方向に延びる左右1対のサイドメンバ3(図1に左側のみを図示する)と、車幅方向に延びて左右のサイドメンバ3を連結する複数のクロスメンバ(図示省略)とによって構成される。
図1及び図2に示すように、バッテリ4A,4Bは、その上面にケーブル5が接続される前後2箇所のバッテリ端子11を有し、略直方体であって、車幅方向の長さよりも前後方向のほうが長くなる状態で、上面視においてバッテリ4A,4Bの長辺側同士が所定の間隔をおいて隣接するように車幅方向に並列に並べて配置される。バッテリ4A,4Bは、車幅方向左側のサイドメンバ(以下、単にサイドメンバ3という)3の車幅方向外側の前輪(図示省略)と後輪(図示省略)との間に配置され、後述するバッテリケース6を介してサイドメンバ3に支持される。
ケーブル5は、車幅方向外側のバッテリ4Bの前方のバッテリ端子11に接続されて後述するバッテリカバー7に覆われるバッテリ4A,4Bの上方の領域(バッテリ上方領域10)から外側へ延出する前ケーブル5aと、車幅方向外側のバッテリ4Bの後方のバッテリ端子11に接続されてバッテリ上方領域10から外側へ延出する後ケーブル5bとを備える。
連結ケーブル9は、車幅方向に配置される2つのバッテリ4A,4Bのバッテリ端子11の同極同士を並列状態で接続する。
図1及び図2に示すように、バッテリケース6は、バッテリ4A,4Bが載置されるケース本体12と、載置されたバッテリ4A,4Bの車幅方向外側を横断するサイドフレーム13と、載置されたバッテリ4A,4Bの上方を横断する支持プレート14と、載置されたバッテリ4A,4Bをケース本体12と支持プレート14との間に挟んだ状態で締付けるJボルト15とJボルト15に螺合するナット16とを有する。
ケース本体12は、バッテリ4A,4Bの下面を下方から支持する略区形状のケース底板部17と、ケース底板部17の前端部から曲折して上方へ延びるケース前板部18と、ケース底板部17の後端縁から曲折して上方へ延びるケース後板部19とを有し、車体フレーム2のサイドメンバ3の車幅方向外側の外面に対して固定される。
バッテリ本体12のケース底板部17には、その車幅方向略中央部に、ケース底板部17の前後方向の中央線に対して線対称となるように前後に離間して配置される前後2つのボルト挿通孔20a,20bが形成される。前後のボルト挿通孔20a,20bは、ケース底板部17にバッテリ4A,4Bを載置した状態(以下、バッテリ載置状態という)で2つのバッテリ4A,4B間の間隙の下方に位置するように配置され、ケース底板部17を上下方向に貫通し、2つのバッテリ4A,4B間の間隙とケース底板部17の下方の空間(下方空間)とを連通する。
バッテリケース6の前板部18及び後板部19の各々には、前後方向に貫通する2つの開口21が車幅方向に並んで形成される。車幅方向内側の開口21は、バッテリ載置状態で車幅方向内側のバッテリ4Aの前後に位置するように配置され、車幅方向外側の開口21は、バッテリ載置状態で車幅方向外側のバッテリ4Bの前後に位置するように配置される。ケース前板部18の車幅方向内端縁部には、ケース前板部18の車幅方向内端縁から曲折して後方へ延びる前フランジ部22が設けられ、ケース後板部19の車幅方向内端縁部には、ケース後板部19の車幅方向内端縁から曲折して前方へ延びる後フランジ部23が設けられる。サイドメンバ3の車幅方向外側面には、前後のケース取付ブラケット24a,24bが上下2本の取付ボルト25(図1に上側のみを図示する)によってそれぞれ締結固定される。バッテリ本体の前後のフランジ部22,23は、前後のケース取付ブラケット24a,24bに上下2本の取付ボルト25によってそれぞれ締結固定される。すなわち、バッテリ本体12は、前後のケース取付ブラケット24a,24bを介してサイドメンバ3に対して固定される。
ケース前板部18の上端縁部には、ケース前板部18の車幅方向内側に形成される内側前突出部26と、ケース前板部18の車幅方向外側に形成される外側前突出部27とがそれぞれ一体的に設けられ、後述するバッテリカバー7のカバーフランジ部40が上方から載置される。内側前突出部26は、ケース前板部18の上端縁部の車幅方向内側から上方へ延び、その上端縁から曲折して斜め上前方に延び、その上端縁からさらに曲折して前方に延びる。外側前突出部27は、ケース前板部18の上端縁部の車幅方向外側から曲折して斜め上前方に延び、その上端縁から曲折して上方に延びる。
ケース後板部19の上端縁部には、ケース後板部19の車幅方向内側に形成される内側後突出部28と、ケース後板部19の車幅方向外側に形成される外側後突出部29とがそれぞれ一体的に設けられ、後述するバッテリカバー7のカバーフランジ部40が上方から載置される。内側後突出部28は、ケース後板部19の上端縁部の車幅方向内側から上方へ延び、その上端縁から曲折して斜め上後方に延び、その上端縁からさらに曲折して後方に延びる。外側後突出部29は、ケース後板部19の上端縁部の車幅方向外側から曲折して斜め上後方に延び、その上端縁から曲折して上方に延びる。
また、ケース前板部18及びケース後板部19の車幅方向内端の上端部には、カバー固定部材64がそれぞれ設けられ、ケース前板部18及びケース後板部19の車幅方向外端の上部には、サイドフレーム13を固定するためのボルト30が挿通するボルト挿通孔(図示省略)が形成される。ケース前板部18の車幅方向外端縁の上部は後方に曲折して延び、ケース後板部19の車幅方向外端縁の上部は、前方に曲折して延びる。
サイドフレーム13は、前後方向に延びてケース前板部18及びケース後板部19に対して着脱自在に前後のボルト30によって締結固定される。サイドフレーム13の車幅方向外側の前後方向略中央には、後述するバッテリカバー7の中カバーフランジ部44を上方から固定するカバー固定フック部32が設けられる。
図1及び図2に示すように、支持プレート14は、バッテリ4A,4Bの上方を車幅方向に亘って横断する上板部33と、後述するJボルト15のボルト軸部37が挿通するボルト挿通孔34と、上板部33の車幅方向両端に設けられる1対の突出板部35a,35bとを有し、1枚の略矩形状の金属製の板体を加工することによって形成される。
支持プレート14の上板部33は、上下方向と交叉してバッテリ本体12のケース底板部17の前後のボルト挿通孔20a,20bの上方に配置され、バッテリ載置状態で2つのバッテリ4A,4Bの上方を横断して、2つのバッテリ4A,4Bの双方に車幅方向に跨って上方から当接する。上板部33は、車幅方向に延びて車幅方向内側のバッテリ4A,4Bに上方から当接する内側領域33aと、車幅方向に延びて車幅方向外側のバッテリ4A,4Bに上方から当接する外側領域33bと、2つのバッテリ4A,4Bの間の間隙の上方に位置するバッテリ間領域33cとを有する。
支持プレート14のボルト挿通孔34は、上板部33のバッテリ間領域33cに形成される。ボルト挿通孔34は、上板部33の車幅方向の中央に配置され、且つ、ケース本体12のケース底板部17の2つのボルト挿通孔20a,20bのうち後方のボルト挿通孔20bと上下で対となる位置に配置される。
1対の突出板部35a,35bは、支持プレート14の車幅方向両端縁に配置されて、上板部33から連続して下方突出する。車幅方向外側の突出板部35aは、上板部33の車幅方向外端縁から連続して下方へ曲折し、車幅方向外側のバッテリ4Aの車幅方向外側面に車幅方向外側から当接する。車幅方向内側の突出板部35bは、上板部33の車幅方向内端縁から連続して下方へ曲折し、車幅方向内側のバッテリ4Bの車幅方向内側面に車幅方向内側から当接する。
支持プレート14を形成する際、ボルト挿通孔34は、1枚の略矩形状の金属製の板体の略中心に形成される。また、1対の突出板部35a,35bは、1枚の略矩形状の金属製の板体の長辺の両端部をそれぞれ板体の厚み方向の一側に折り曲げることによって形成される。なお、支持プレート14の材質及び形成方法は、上記に限定されない。
Jボルト15は、ケース本体12のケース底板部17と支持プレート14との間に2つのバッテリ4A,4Bを挟んだ状態で、支持プレート14をケース本体12のケース底板部17側に締付け可能なボルトであって、一端部に雄ネジ36が形成された1本の直線状の棒体を1箇所で折り曲げて略J字状に形成される。Jボルト15は、1本のボルト軸部37と曲折部38とを一体的に有する。ボルト軸部37は、一端部(図2における上端部)に雄ネジ36が形成されて所定方向(図2における上下方向)に直線状に延びる棒体である。曲折部38は、ボルト軸部37の他端(図2における下端)から連続してボルト軸部37に対して略U字条に曲折する棒体である。ボルト軸部37の長さは、ボルト軸部37をケース本体12のケース底板部17の後方のボルト挿通孔20bに挿通し、曲折部38の両端部のうちボルト軸部37に連続する一端とは反対側の端部(曲折端部38a)をケース本体12のケース底板部17の前側のボルト挿通孔20aに挿通した状態で、雄ネジ36がバッテリ4A,4Bの上方の支持プレート14よりも上方に突出する長さに設定される(図2参照)。ボルト軸部37と曲折端部38aの間の距離は、ボルト軸部37がケース本体12のケース底板部17の後側のボルト挿通孔20b及び支持プレート14のボルト挿通孔34の挿通可能であり、曲折端部38aがケース本体12のケース底板部17の前方のボルト挿通孔20aに挿通可能な距離に設定される。例えば、ボルト軸部37と曲折端部38aとの間の距離と、バッテリ本体12のケース底板部17の前後2つのボルト挿通孔間20a,20bの距離とは、同一に設定される。なお、ボルト軸部37及び曲折端部38aとの間の距離とは、ボルト軸部37及び曲折端部38aの軸芯間の距離である。
ナット16は、Jボルト15のボルト軸部37に形成された雄ネジ36に螺合可能な六角ナットであって、その内周面には、雄ネジ36に螺合する雌ネジ(図示省略)が形成される。ナット16は、ケース本体12のケース底板部17と支持プレート14との間に2つのバッテリ4A,4Bを挟んだ状態で、支持プレート14をケース本体12のケース底板部17側に締付け可能である。
バッテリカバー7は、2つのバッテリ4A,4Bに対して固定的に設けられ、2つのバッテリ4A,4Bを上方から覆う上カバー部39と、上カバー部39の車幅方向内端部及び車幅方向外端部に設けられる複数のカバーフランジ部40と、バッテリ上方領域10を横方向から覆う縦カバー部41とを一体的に有する。
上カバー部39は、バッテリ4A,4Bの上面の略全面を上方から覆う。
カバーフランジ部40は、端カバーフランジ部43と中カバーフランジ部44とを有する。中カバーフランジ部44は、上カバー部39の車幅方向内端縁及び車幅方向外端部の略中央に設けられる。端カバーフランジ部43は、上カバー部39の四隅、つまり上カバー部39の車幅方向外側前方、車幅方向内側前方、車幅方向外側後方及び車幅方向内側方に、それぞれ形成される。
縦カバー部41は、上カバー部39の外縁部から下方に垂下して、バッテリ上方領域10を横方向から覆い、バッテリ上方領域10を車幅方向内側から覆うカバー内板部45と、バッテリ上方領域10を車幅方向外側から覆うカバー外板部46と、バッテリ上方領域10を前方から覆うカバー前板部47と、バッテリ上方領域10を後方から覆うカバー後板部48とを一体的に有する。カバー前板部47とカバー後板部48とには、バッテリ上方領域10から前方へ延出する前ケーブル5aとバッテリ上方領域10から後方へ延出する後ケーブル5bとの通過を許容する前後のケーブル通過溝49が形成される。
弾性シート8は、バッテリカバー7に固定されてバッテリ上方領域10の外周を略全域から下方へ垂下し、バッテリ上方領域10をバッテリカバー7の縦カバー部41の内側で横方向から覆い、シート内板部50とシート外板部51とシート前板部52とシート後板部53とを一体的に有する。
シート内板部50は、上下方向に起立して車幅方向に交叉して、上カバー部39の車幅方向内端部の下面に沿って前後方向に延びる板体であり、バッテリ上方領域10を車幅方向内側から覆う。シート内板部50の上端縁部には車幅方向外側に曲折して延びるシート内取付部54が一体的に形成され、シート内取付部54は、その上面が上カバー部39の下面の車幅方向内端に下方から面接触した状態で固定される。
シート外板部51は、上下方向に起立して車幅方向に交叉して、上カバー部39の車幅方向外端部の下面に沿って前後方向に延びる板体であり、バッテリ上方領域10を車幅方向外側から覆う。シート外板部51の上端縁部には車幅方向内側に曲折して延びるシート外取付部55が一体的に形成され、シート外取付部55は、その上面が上カバー部39の下面の車幅方向外端に下方から面接触した状態で固定される。
シート前板部52は、上下方向に起立して前後方向に交叉し、シート内板部50の前端縁から車幅方向外側に曲折し、上カバー部39の前端部の下面に沿ってシート外板部51の前端縁まで車幅方向に延びる板体であり、バッテリ上方領域10を前方から覆う。シート前板部52の上端縁部には、後方に曲折して延びる複数(本実施形態では3箇所)のシート前取付部56が一体的に形成される。複数のシート前取付部56の上面は、上カバー部39の前端部に下方から面接触した状態で固定される。シート前板部52の車幅方向略中央には、バッテリカバー7がバッテリケース6に取付けられたケース取付状態でバッテリ上方領域10から前方へ延出する前ケーブル5aの鉛直上方を含む所定範囲から垂下する前方のケーブル挿通部58を一体的に有する。
前方のケーブル挿通部58は、複数(本実施形態では12箇所)の矩形状の前短冊部60aを有する。複数の前短冊部60aは、複数(本実施形態では13箇所)のスリットによって区画される。複数のスリットは、前方のケーブル挿通部58の下端縁からケース取付状態の前ケーブル5aよりも上方且つ前方のケーブル挿通部58の上端縁より下方まで延びる。
シート後板部53は、上下方向に起立して前後方向に交叉し、シート内板部50の後端縁から車幅方向外側に曲折し、上カバー部39の後端部の下面に沿ってシート外板部51の前端縁まで車幅方向に延びる板体であり、バッテリ上方領域10を後方から覆う。シート後板部53の上端縁部には、前方に曲折して延びる複数(本実施形態では3箇所)のシート後取付部57が一体的に形成される。複数のシート後取付部57の上面は、上カバー部39の後端部に下方から面接触した状態で固定される。シート後板部53の車幅方向略中央には、バッテリカバー7がバッテリケース6に取付けられたケース取付状態でバッテリ上方領域10から後方へ延出する後ケーブル5bの鉛直上方を含む所定範囲から垂下する後方のケーブル挿通部59を一体的に有する。
後方のケーブル挿通部59は、複数(本実施形態では12箇所)の矩形状の後短冊部60bを有する。複数の後短冊部60bは、複数(本実施形態では13箇所)のスリットによって区画される。複数のスリットは、後方のケーブル挿通部59の下端縁からケース取付状態の後ケーブル5bよりも上方且つ後方のケーブル挿通部59の上端縁より下方まで延びる。
弾性シート8は、ケース取付状態で、シート内板部50の下端縁が車幅方向内側のバッテリ4Aの上面の車幅方向内端に前後方向に沿って当接し、シート外板部51の下端縁が車幅方向外側のバッテリ4Bの上面の車幅方向外端に前後方向に沿って当接し、シート前板部52の下端部がケース前板部18と2つのバッテリ4A,4Bの前面との間の間隙内へ延びてバッテリの上面よりも下方へ垂下し、シート後板部53の下端部がケース後板部19と2つのバッテリ4A,4Bの後面との間の間隙内へ延びてバッテリの上面よりも下方へ垂下する。
バッテリカバー7をバッテリケース6に取付ける場合、バッテリカバー7の車幅方向内側の前後に設けられる端カバーフランジ部43を、前側のカバー固定部材64とカバー前板部18の内側前突出部26との間及び後側のカバー固定部64とカバー後板部19の内側後突出部28との間に差し込み、バッテリカバー7の四隅の端カバーフランジ部43の下面をカバー本体12の内側前突出部26、外側前突出部27、内側後突出部28及び外側後突出部29の上端縁に当接させ、サイドフレーム13のカバー固定フック部32を車幅方向外側の中カバーフランジ部44に係合する。これによりバッテリカバー7はバッテリケース6に取付けられる。前ケーブル5aは、カバー取付状態で、弾性シート8の複数の前短冊部60aのうち隣接する2枚の短冊部65,66が弾性変形(図3(a)参照)のよって形成する間隙63を相通してバッテリ上方領域10から前方に延出する。後ケーブル5bは、カバー取付状態で、弾性シート8の複数の後短冊部60bのうち隣接する2枚の短冊部65,66が弾性変形によって形成する間隙63を挿通してバッテリ上方領域10から後方に延出する。
本実施形態では、前後のバッテリ端子11は、バッテリカバー7によって上方から覆われる。車幅方向外側のバッテリ4Bの前方のバッテリ端子11に接続される前ケーブル5aは、弾性シート8の前短冊部60aのうち隣接する2枚の短冊部65,66が形成する間隙63を挿通してバッテリ上方領域10から前方へ延出する。車幅方向外側のバッテリ4Bの後方のバッテリ端子11に接続される後ケーブル5bは、弾性シート8の後短冊部60bのうち隣接する2枚の短冊部65,66が形成する間隙63を挿通してバッテリ上方領域10から後方へ延出する。従って、前後のバッテリ端子11の上方から被水をバッテリカバー7によって防止するとともに、横方向からの被水を弾性シート8によって抑制することができる。
また、前方のケーブル挿通部58及び後方のケーブル挿通部59は、複数のスリットにより区画される複数の前短冊部60a及び後短冊部60bを有し、複数の前短冊部60a及び後短冊部60bは、それぞれ独立して変形するので、隣接する2枚の短冊部を適宣選択することで前ケーブル5a及び後ケーブル5bが挿通する間隙63を任意で決めることができる。従って、組付け誤差等によって前ケーブル5a及び/又は後ケーブル5bの延出方向が変動した場合であっても、複数の前短冊部60a及び/又は後短冊部60bの中から前ケーブル5a及び/又は後ケーブル5bの位置に合った2枚の短冊部を選択し、選択した隣接する2つの短冊部が弾性変形によって形成する隙間に前ケーブル5a及び後ケーブル5bを挿通させることによって、前ケーブル5a及び後ケーブル5bをバッテリ上方領域10から前方又は後方へ延出させることができる。また、これにより、バッテリカバー7をバッテリケース6に取り付けることができる。
また、バッテリ上方領域10の外周の略全域が弾性シート8によって横方向から覆われるので、バッテリ端子11を含むバッテリ4A,4Bの上面の防水性が向上する。
また、ケーブル挿通部58,59がバッテリ4A,4Bの上面よりも下方へ垂下するので、バッテリ端子11の横方向からの被水をさらに抑制することができる。
なお、本実施形態では、ケーブル挿通部58,59を弾性シート8の前方及び後方に設けたが、これに限定されず、ケーブル5がバッテリ上方領域10から外側へ延出する方向にケーブル挿通部を設ければよい。例えば、ケーブル5が車幅方向外側に延出する場合には、シート外板部51にケーブル挿通部を形成すればよく、ケーブル5が車幅方向内側に延出する場合には、シート内板部50にケーブル挿通部を形成すればよい。
また、バッテリケース6を、前後のケース取付ブラケット24a,24bを介して車体フレーム2に対して固定したが、これに限定されるものではない。例えば、前後のケース取付ブラケット24a,24bを介さずにバッテリケース6を車体フレーム2(本実施形態では、サイドメンバ3)に直接固定してもよい。
また、2つのバッテリ4A,4Bを車体フレーム2に対して固定したが、これに限定されず、1つ又は3以上のバッテリを車体フレーム2に対して固定してもよい。
また、本発明に係るバッテリの漏電防止構造をキャブオーバー型の車両に適用したが、これに限定されるものではなく、車体フレームを有し、且つ該車体フレームに対してバッテリを固定する車両に適用することができる。
また、左側のサイドメンバ3に対して2つのバッテリ4A,4Bを固定したが、これに限定されるものではなく、例えば、右側のサイドメンバ3や或いはクロスメンバ等にバッテリを固定してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明に係る車体前部構造は、車体フレームを有し、且つ該車体フレームに対してバッテリを固定する車両に広く適用することできる。
1 車両
3 サイドメンバ
4A,4B バッテリ
5a 前ケーブル
5b 後ケーブル
6 バッテリケース
7 バッテリカバー
8 弾性シート
10 バッテリ上方領域
11 バッテリ端子
17 ケース底板部
39 上カバー部
41 縦カバー部
43 端カバーフランジ部
44 中カバーフランジ部
49 ケーブル通過溝
60a 前短冊部
60b 後短冊部
63 間隙

Claims (3)

  1. ケーブルが接続されるバッテリ端子を上面に有し、車体フレームに支持されるバッテリと、
    前記バッテリに対して固定的に設けられ、前記バッテリの上面を上方から覆うバッテリカバーと、
    前記バッテリカバーに固定される弾性シートと、を備え、
    前記バッテリ端子に接続された前記ケーブルは、前記バッテリカバーによって覆われる前記バッテリの上方領域から外側へ延出し、
    前記弾性シートは、前記ケーブルの鉛直上方を含む所定範囲から垂下するケーブル挿通部を含み、
    前記ケーブル挿通部の少なくとも下部領域は、前記ケーブル挿通部の下端縁から上方へ延びる複数のスリットによって複数の短冊部に分割され、
    前記ケーブルは、前記複数の短冊部のうち隣接する2枚の短冊部が弾性変形によって形成する間隙を挿通して前記バッテリの前記上方領域から外側へ延出する
    ことを特徴とするバッテリの漏電防止構造。
  2. 請求項1に記載の漏電防止構造であって、
    前記弾性シートは、前記バッテリの前記上方領域の外周の略全域から下方へ垂下して前記上方領域を横方向から覆う
    ことを特徴とするバッテリの漏電防止構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の漏電防止構造であって、
    前記ケーブル挿通部は、前記バッテリの上面よりも下方へ垂下する
    ことを特徴とするバッテリの漏電防止構造。
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