JP2017201494A - 施設内通報システムの制御装置 - Google Patents

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【課題】不必要な注意通報がないように構成した、監視者にとって使い勝手のよい施設内通報システムの制御装置を提供する。【解決手段】制御装置11に通信距離測定部41を設け、この通信距離測定部41で介護スタッフが携帯する信号発生端末27からの信号を受信し、受信した信号の信号状態に基づき介護スタッフと制御装置11との距離を測定する。制御部43は、押しボタン式スイッチ操作部19の操作状況及び通信距離測定部41の測定結果に基づきスイッチ接点部35のON・OFFを制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、病院等の施設内に設けられるナースコールなどの施設内通報システムを制御する制御装置に関する。
例えば老人介護施設では、被介護者の離床等の異常行動を検出するためのセンサを設置し、このセンサが被介護者の異常行動を検出したときは通報手段により介護者に警報等の注意通報が行われるように構成される場合が少なくない。このような施設内通報システムは、介護者の介護負担を軽減させるのに有効なものではあるが、センサが被介護者を介護している介護者を検出してしまい、その結果、不必要な注意通報が頻繁に行われてしまうといった問題を有している。
そこで、センサと通報手段の間に手動操作スイッチを介在させ、介護者が被介護者を介護するときにこの手動操作スイッチをOFF操作することにより、センサが検出信号を出力してもこのような不必要な注意通報が行われないように構成している場合も見受けられる。
ところが、センサと通報手段の間に手動操作スイッチを介在させると、介護者がいない場合に被介護者が手動操作スイッチを勝手にOFF状態に操作してしまうといったおそれがでてくる。このような事態が生じると、被介護者が異常行動を行っても通報手段は作動しないので重大な事故に至るおそれもある。
このような従来の通報システムの問題点を解消するものとして例えば特許文献1に記載された通報制御装置が知られている。この通報制御装置は、スイッチを有し、マットセンサとナースコールアダプタの間に介在されたものであり、スイッチが押されるとこのスイッチの操作が介護者によるものか否かを確認していき、スイッチの操作が介護者によるものでない場合にはスイッチが押される前の状態に復帰するように構成されている。
特開2015−210727号公報
特許文献1の通報制御装置では、スイッチを押した者が介護者でないと判断されるとスイッチの操作は無視されることとなるので、介護者がいないときに通報システムが機能しなくなり被介護者の異常行動を把握できないといったことが防止されるのであるが、介護者がスイッチを押したか否かをマットセンサの検出出力に基づいて判断しているため、例えば、スイッチを押すときには介護者にマットセンサを踏むことを強制することになり、使い勝手があまりよくない。
そこで本発明は、不必要な注意通報が行われないように構成され、しかも安全で介護者にとって使い勝手のよい施設内通報システムの制御装置の提供を目的とする。
この目的を達成するための本発明の施設内通報システムの制御装置は、被監視者の行動を検出するセンサ及びこのセンサからの検出信号を受信して監視者への通報を行う通報手段を有する施設内通報システムの制御装置である。施設内通報システムは例えば病院内通報システム又は老人等の介護施設内通報システムであり、被監視者は例えば入院患者又は老人等の入所者であって、監視者は例えば医師や看護師・准看護師又は介護スタッフである。施設内通報システムのセンサは被監視者の例えば異常行動を監視して検出する。被監視者の異常行動は例えばベッド上での起き上がり又は離床であり、センサはこのような異常行動を検出すると通報手段に向けて検出信号を出力する。通報手段は例えばスピーカ・警報器又は液晶ディプレイである。
このような施設内通報システムの制御装置は例えばセンサと通報手段の間に配置され、センサからの検出信号を受け取る受信部及び受け取った検出信号を通報手段に出力する出力部を有する。制御装置は例えば出力部から検出信号が出力される状態と出力されない状態とを切り替えるスイッチ手段を有し、具体的には受信部と出力部との間に設けられ、受信部と出力部との間をON又はOFFするスイッチ接点部及びこのスイッチ接点部のON・OFFの切り替えを指示するための例えば押しボタン式又はスライド摘み式の手動等のスイッチ操作部を有している。スイッチ接点部はCPUを有する制御部により例えばスイッチ操作部の操作に基づき又は監視者との距離に基づきON・OFF制御される。制御装置はまた、監視者との距離を検出する距離検出部を有する。距離検出部は、例えば監視者が携帯する発信機からの信号を受信して監視者との距離を計測又は測定する。具体的には、監視者に電波発信機又はビーコンを携帯させ、この電波発信機又はビーコンから受信した電波の電波強度に基づいて距離検出部は監視者との距離を計測又は検出する。
スイッチ操作部が切り替え操作されると制御部はスイッチ状態切り替え処理を実行する。スイッチ状態切り替え処理ではスイッチ接点部のスイッチ状態が判定される。スイッチ接点部がOFF状態のときにはスイッチ操作部の切り替え操作に基づき制御部はスイッチ接点部をON状態に切り替える。しかしながら、スイッチ接点部がON状態のときにはスイッチ操作部が切り替え操作されても監視者が近くにいることを確認できなければ制御部はスイッチ接点部をOFF状態には切り替えない。例えば距離検出部が1mの介護中又は監視中閾値よりも短い位置に監視者を検出したときにのみ制御部はスイッチ接点部をOFF状態に切り替える。スイッチ接点部をOFF状態からON状態に切り替えても事故につながることはないが、監視者が近くにいない場合にスイッチ接点部をON状態からOFF状態に切り替えると、被監視者の危険行動を把握できず重大な事故に至るおそれがあるからである。このような本発明の施設内通報システムの制御装置は、被監視者の行動を検出するセンサ及びこのセンサからの検出信号を受信して監視者への通報を行う通報手段を有する施設内通報システムの制御装置であって、前記センサからの前記検出信号を受信する受信部及び受信した前記検出信号を前記通報手段に出力する出力部と、前記受信部と前記出力部の間に設けられたスイッチ接点部及びこのスイッチ接点部のON・OFFの切り替えを指示するために操作されるスイッチ操作部と、前記スイッチ接点部をOFFからON又はONからOFFに切り替える制御部と、前記監視者との距離を計測する距離検出部と、を備え、前記制御部は、前記スイッチ操作部が切り替え操作されるとスイッチ状態切り替え処理を実行して前記スイッチ接点部のスイッチ状態を判定し、前記スイッチ状態がOFFのときには前記スイッチ接点部をONに切り替え、前記スイッチ状態がONのときには前記距離検出部による所定の距離内での前記監視者の検出を条件として、すなわち、距離検出部により検出された監視者との距離が所定の距離内であることを条件として前記スイッチ接点部をOFFに切り替えるものとすることができる。例えば、距離検出部が複数の監視者を検出している場合には、少なくとも一人の監視者が所定の距離内にいればスイッチ接点部はOFFに切り替えられる。
距離検出部の計測距離が変化したときには、例えばスイッチ状態をこの計測距離に対応させるために、制御部がスイッチ状態変更処理を実行するように構成できる。スイッチ状態変更処理は定期的に実行されるように構成することもできる。スイッチ状態変更処理ではスイッチ接点部のスイッチ状態が判定される。例えば、近くにいる監視者によりスイッチ操作部が切り替え操作されてスイッチ接点部がON状態からOFF状態に切り替えられた場合には、監視者が監視作業を終了し被監視者から離れるときにスイッチ操作部を切り替え操作してスイッチ接点部をON状態に切り替えておかなければならないが切り替え忘れもあり得る。したがって、例えば監視者が切り替えを忘れたときのために、スイッチ接点部がOFF状態で監視者が遠くに移動したことが検出された場合には制御部がスイッチ接点部をON状態に自動的に切り替えるように構成しておく必要がある。例えば距離検出部が3mの介護終了又は監視終了閾値よりも長い位置に監視者を検出したときに制御部はスイッチ接点部をON状態に切り替える。あるいは距離検出部が介護終了又は監視終了閾値内で監視者を検出しないときにスイッチ接点部をONに切り替える。本発明の施設内通報システムの制御装置は、距離検出部の計測距離が変化したときに又は定期的に、制御部がスイッチ状態変更処理を実行してスイッチ接点部のスイッチ状態を判定し、スイッチ状態がOFFのときには、監視者との距離が所定の長さを超えていること又は所定の長さ内に監視者がいないことの距離検出部による検出を条件として、すなわち、所定の長さを超えたところでの監視者の検出又は所定の長さ内での監視者の非検出を条件として前記スイッチ接点部を自動的にONにする安全制御を行うというように構成できる。例えば、監視者との距離が所定の長さを超えていることの検出には、監視者を検出できない場合を含めることができる。例えば、距離検出部が複数の監視者を検出している場合には、全ての監視者が所定の長さを超えたところで検出されていればスイッチ接点部はONに切り替えられる。
ところで、監視者は監視作業(例えば看護作業又は介護作業)中であっても被監視者から一時的に遠ざかり、その後、戻って監視作業を継続することがある。この場合には一時的に遠ざかったことにより切り替わったスイッチ接点部のON状態を、監視者が再びスイッチ操作部を切り替え操作してOFF状態に切り替えなければならないとすると、切り替え操作が煩雑となってしまうので、自動的にスイッチ接点部をOFF状態に切り替える構成が必要となる。そこで、本発明の施設内通報システムの制御装置は、スイッチ状態変更処理を実行してスイッチ接点部のスイッチ状態を判定したときにスイッチ状態がONであれば、距離検出部による所定の距離内での監視者の検出、すなわち、距離検出部により検出された監視者との距離が所定の距離内であることと、スイッチ接点部をONにする安全制御から(より具体的には、例えば、スイッチ接点部がONとなってタイマーが起動してから)所定の時間内であることを条件として、前記スイッチ接点部を自動的にOFFとするというように構成できる。例えば、距離検出部が複数の監視者を検出している場合には、少なくとも一人の監視者が所定の距離内にいることがスイッチ接点部をOFFする場合の条件となる。
距離検出部が所定の距離内で監視者を検出したが、スイッチ接点部をONにする安全制御から所定の時間が経過している場合には、例えば、スイッチ接点部を自動的にOFFに切り替えるようには構成しないが、スイッチ操作部を操作してスイッチ接点部を切り替えることが可能である旨を報告するのが好ましい。
制御装置の機能を充実させるためには、通常モードと簡易モードとを切り替えて適用するためのモード切り替え操作部を制御装置に設けておき、モード切り替え操作部の切り替え操作により通常モードを選択しているときには、監視者が一時的に遠ざかったことにより切り替わったスイッチ接点部のON状態を所定時間以内に戻ったならOFF状態に自動的に切り替え、モード切り替え操作部の切り替え操作により簡易モードを選択しているときには、監視者が一時的に遠ざかったことにより切り替わったスイッチ接点部のON状態を所定時間を経過していても戻ったのなら自動的にOFF状態に切り替えるという構成が好ましい。そこで、本発明の施設内通報システムの制御装置は、通常モードと簡易モードの切り替えを指示するために操作されるモード切り替え操作部をさらに備え、スイッチ状態がONのときには、モード切り替え操作部により通常モードが選択されていると、距離検出部による所定の距離内での監視者の検出と、スイッチ接点部をONにする安全制御から(より具体的には、例えばスイッチ接点部がONとなりタイマーが起動してから)所定の時間内であることを条件として、スイッチ接点部を自動的にOFFとし、モード切り替え操作部により簡易モードが選択されていると、距離検出部が所定の距離内で監視者を検出することを条件として、スイッチ接点部を自動的にOFFとするというように構成できる。
OFF状態のスイッチ接点部をOFF状態に保持できる監視者までの距離の上限は、ON状態の接点部をOFF状態に切り替える場合に要求される監視者までの距離の上限よりも大きく設定しておくことが好ましい。監視者が被監視者に接近して監視作業を行っている際に監視者が多少離れただけでスイッチ接点部をON状態に切り替えてしまうと使い勝手が悪くなる。そこで、本発明の施設内通報システムの制御装置は、所定の距離は所定の長さよりも短いといったように構成できる。
また本発明は、被監視者の行動を検出するセンサと、このセンサから検出信号を受信して監視者への通報を行う通報手段と、前記センサと前記通報手段との間に配置された制御装置と、を有する施設内通報システムであって、前記制御装置は、前記センサからの前記検出信号を受信する受信部及び受信した前記検出信号を前記通報手段に出力する出力部と、前記受信部と前記出力部の間に設けられたスイッチ接点部及びこのスイッチ接点部のON・OFFの切り替えを指示するために操作されるスイッチ操作部と、前記スイッチ接点部をOFFからON又はONからOFFに切り替える制御部と、前記監視者との距離を計測する距離検出部と、を備え、前記制御部は、前記スイッチ操作部が切り替え操作されるとスイッチ状態切り替え処理を実行して前記スイッチ接点部のスイッチ状態を検出し、前記スイッチ状態がOFFのときには前記スイッチ接点部をONに切り替え、前記スイッチ状態がONのときには前記距離検出部による所定の距離内での前記監視者の検出を条件として前記スイッチ接点部をOFFに切り替えるというように構成できる。
本発明によれば、監視者との距離によりスイッチ接点部を制御できるので、例えば監視者が遠く離れたことや近くに接近したことによってスイッチを適切な状態とすることができる。
本発明に係る制御装置を備えた老人介護施設内の通報システムの構成を示す図である。 制御装置の構成を示す図である。 タイマーの制御処理を説明するためのフローチャートである。 制御装置のスイッチ状態変更処理を説明するためのフローチャートである。 押しボタン式スイッチ操作部が操作された場合の制御装置のスイッチ状態切り替え処理を説明するためのフローチャートである。 制御装置の変更例の制御動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず、図1を参照して本発明に係る制御装置を備えた老人介護施設内の通報システムの構成を説明する。
通報システム1は、被介護者3のベッド5の脇の床面に敷かれたマット状の離床センサ7を有し、この離床センサ7は人間が踏むと又は載るとセンサライン9を通って検出信号を出力するように構成されている。離床センサ7のセンサライン9は制御装置11に接続され、制御装置11から延びる出力ライン13はスタッフコールのアダプタ15(通報手段)に接続されていて、センサライン9に出力された検出信号は出力ライン13を通ってアダプタ15に送られるように構成されている。アダプタ15からは被介護者3が操作するためのコールボタン17が延びている。制御装置11の前面パネルには押しボタン式スイッチ操作部19及びスライドスイッチ式モード切り替え操作部21が設けられていて、これらの操作部19、21は介護スタッフ23が必要に応じて操作する。制御装置11の前面パネルにはまた、状態表示ランプ25が設けられていて、制御装置11のスイッチ状態に応じて赤色の点灯、青色の点灯又は消灯に変化するように構成されている。介護スタッフ23は信号発生端末27を携帯していて、制御装置11はこの信号発生端末27からの信号を受信して介護スタッフ23と制御装置11との距離を計測する。ここで、被介護者3が離床して離床センサ7を踏むと、離床センサ7はこの被介護者3の離床という異常行動を検出して検出信号を制御装置11を介してアダプタ15に送信し、スタッフルームのスピーカ装置29(通報手段)を作動させる。なお、離床センサとしては、例示したマット状のものの他に、ベッドのマットレスの中央側に敷いて用いる中央パッド型のもの、ベッドのマットレスの端に配置して用いるサイドパッド型のもの、ベッドの柵に巻き付けて用いる巻き付け型のもの、赤外線を用いるもの及びセンサ紐をクリップで被介護者3の衣服に接続するクリップ型のものなどを使用することができる。
図2を参照して通報システム1に用いられている制御装置11の構成を説明する。
制御装置11は、センサライン9の接続端子31が接続されたセンサ信号入力インタフェース33(受信部)で離床センサ7の検出信号を受信し、スイッチ接点部35を介して、出力ライン13の接続端子37が接続されたセンサ信号出力インタフェース39(出力部)から検出信号をアダプタ15に出力する。制御装置11は通信距離測定部41(距離検出部)を有し、この通信距離測定部41で信号発生端末27からの信号、例えば電波を受信し、受信した信号の信号状態、例えば電波の電波強度に基づき介護スタッフ23と制御装置11との距離を測定又は判定する。CPUを有する制御部43は、押しボタン式スイッチ操作部19の操作状況及び通信距離測定部41の測定結果に基づきスイッチ接点部35のON・OFFを切り替え制御し、スイッチ接点部35の制御態様に応じて状態表示ランプ25の点灯状態を調整する。制御部43はまた、制御装置11に設けられているスライドスイッチ式モード切り替え操作部21の操作状況に応じて簡易モード及び通常モードの2つの制御モードを選択的に実行し、スイッチ接点部35のON・OFFを制御する。なお、制御装置11のタイマー45はスイッチ接点部35がONとなってからの時間を計測するためのものであり、図3に示すように、起動してから5分乃至10分の間で設定されたタイムアウトがタイマー45に発生すると制御部43はタイマー45を停止する(ステップS1)。タイマー45は図4に示すスイッチ状態切り替え処理でスイッチ接点部35がONに切り替えられたら起動されるように構成されている。
次に、図4を参照して制御装置11のスイッチ状態切り替え処理を説明する。
通信距離測定部41の測定する介護スタッフ23までの距離に変化があると、制御部43はスイッチ状態変更処理を実行する。スイッチ状態変更処理ではまず、スイッチ接点部35のON・OFF状態を確認する(ステップS2)。スイッチ接点部35がOFF状態のときは、制御部43は通信距離測定部41の測定距離が例えば3mの第1の閾値(所定の長さ)の範囲内(第1の閾値以内)か範囲外(第1の閾値を超える)かを判定する(ステップS3)。通信距離測定部41の測定距離が第1の閾値の範囲外の場合(介護スタッフ23を検出しない場合を含む)には、制御部43はスイッチ接点部35をON状態に安全制御して切り替え(ステップS4)、タイマー45を起動して(ステップS5)、赤色に点灯している状態表示ランプ25を消灯させる(ステップS6)。また、ステップS3で通信距離測定部41の測定距離が第1の閾値の範囲内の場合にはスイッチ接点部35をOFF状態としたままで処理を終了する。なお、通信距離測定部41が複数人の介護スタッフ23を検出している場合は、すべての介護スタッフ23の測定距離が第1の閾値の範囲外である場合にステップS4に進むことになり、その他の場合には処理を終了する。
ステップS2でスイッチ接点部35がON状態のときは、制御部43は通信距離測定部41の測定距離が例えば1mの第2の閾値(所定の距離)の範囲内(第2の閾値以内)か範囲外(第2の閾値を超える)かを判定する(ステップS7)。通信距離測定部41の測定距離が第2の閾値の範囲内の場合には、制御部43はモード切り替え操作部21の操作状況を確認しモード判定を行う(ステップS8)。モード判定の結果、モード切り替え操作部21の操作状況が簡易モードを選択していると判定した場合には、制御部43は簡易モードを実行する。簡易モードが実行されると、制御部43はスイッチ接点部35をOFFに切り替え(ステップS9)、タイマー45を停止して(ステップS10)、状態表示ランプ25を赤色に点灯させる(ステップS11)。ステップS8でのモード判定の結果、モード切り替え操作部21の操作状況が通常モードを選択していると判定した場合には、制御部43は通常モードを実行する。通常モードが実行されると、制御部43はタイマー45の状態を判定し(ステップS12)、タイマー45が停止中の場合には消灯している状態表示ランプ25を操作可能状態を報告する青色に点灯させる(ステップS13)。ここでタイマー45が停止中ということは、例えば、スイッチ接点部35がOFF状態のときに、それまで被介護者3位置で介護を行なっていた介護スタッフ23が第1の閾値を超えて移動し、その結果、スイッチ接点部35が自動的にON状態に切り替えられたが、この介護スタッフ23がタイマー45の停止後に被介護者3位置に戻ってきた場合を示している。あるいは、例えば、スイッチ接点部35がOFF状態のときに、それまで被介護者3位置で介護を行なっていた介護スタッフ23が第1の閾値を超えて移動し、その結果、スイッチ接点部35が自動的にON状態に切り替えられたが、この介護スタッフ23と異なる介護スタッフ23がタイマー45の停止後に被介護者3位置に移動してきた場合を示している。なお、押しボタン式スイッチ操作部19を操作してスイッチ接点部35をOFFからONに切り替え(図5のステップS15)、介護スタッフ23が被介護者3から一旦離れた後に再び被介護者3位置に戻ってきた場合には、状態表示ランプ25は消灯から操作可能状態を示す青色に点灯する(ステップS13)。ステップS12のタイマー45の状態の判定の結果、タイマー45が起動中の場合にはスイッチ接点部35をOFF状態に切り替え(ステップS9)、タイマー45を停止して(ステップS10)、消灯している状態表示ランプ25を赤色に点灯させる(ステップS11)。ここでタイマー45が起動中ということは、例えば、スイッチ接点部35がOFF状態のときに、それまで被介護者3位置で介護を行なっていた介護スタッフ23が第1の閾値を超えて移動し、その結果、スイッチ接点部35が自動的にON状態に切り替えられたが、この介護スタッフ23がタイマー45の起動中に被介護者3位置に戻ってきた場合を示している。なお、ステップS7で通信距離測定部41の測定距離が第2の閾値の範囲外の場合には、制御部43はスイッチ接点部35をON状態に保持し、状態表示ランプ25を消灯のままとする(ステップS6)。ここで、通信距離測定部41が複数人の介護スタッフ23を検出している場合には、少なくとも一人の介護スタッフ23の測定距離が第2の閾値の範囲内である場合にステップS8に進むこととなり、その他の場合にはステップS6に進む。
次に、図5を参照して押しボタン式スイッチ操作部19が操作された場合の制御装置11の制御動作を説明する。
押しボタン式スイッチ操作部19が操作されると、制御部43は図5に示すスイッチ状態切り替え処理を実行する。スイッチ状態切り替え処理ではまず、スイッチ接点部35のON・OFF状態を確認する(ステップS14)。スイッチ接点部35がOFF状態のときは、制御部43はスイッチ接点部35をON状態に切り替え(ステップS15)、赤色に点灯している状態表示ランプ25を消灯させる(ステップS16)。また、ステップS14でスイッチ接点部35がON状態のときは、制御部43は通信距離測定部41の測定距離が例えば1mの第2の閾値(所定の距離)の範囲内(第2の閾値以内)か範囲外(第2の閾値を超える)かを判定する(ステップS17)。通信距離測定部41の測定距離が第2の閾値の範囲内の場合には、制御部43はスイッチ接点部35をOFF状態に切り替え(ステップS18)、タイマー45を停止して(ステップS19)、状態表示ランプ25を赤色に点灯させる(ステップS20)。なお、ステップS17で通信距離測定部41の測定距離が第2の閾値の範囲外の場合には、制御部43は処理を終了する。ここで、通信距離測定部41が複数人の介護スタッフ23を検出している場合には、少なくとも一人の介護スタッフ23の測定距離が第2の閾値の範囲内である場合にステップS18に進むこととなり、その他の場合には処理を終了する。
次に、図6を参照してモード切り替え操作部21が省略され通常モードのみが準備されているスイッチ状態切り替え処理を説明する。
制御装置11は図6に示すようにモード切り替え機能を備えないで通常モードのみを実行するように構成することができる。図6に示すスイッチ状態切り替え処理では、ステップS7で通信距離測定部41の測定距離が第2の閾値の範囲内の場合には、図4のステップS8のモード判定を行うことなくステップS12のタイマー状態の判定に移行するが、その他の点では図4に示すスイッチ状態切り替え処理と同一である。
1 通報システム
3 被介護者
7 離床センサ
11 制御装置
19 押しボタン式スイッチ操作部
29 スピーカ装置
35 スイッチ接点部
41 通信距離測定部
43 制御部

Claims (6)

  1. 被監視者の行動を検出するセンサ及びこのセンサからの検出信号を受信して監視者への通報を行う通報手段を有する施設内通報システムの制御装置であって、
    前記センサからの前記検出信号を受信する受信部及び受信した前記検出信号を前記通報手段に出力する出力部と、
    前記受信部と前記出力部の間に設けられたスイッチ接点部及びこのスイッチ接点部のON・OFFの切り替えを指示するために操作されるスイッチ操作部と、
    前記スイッチ接点部をOFFからON又はONからOFFに切り替える制御部と、
    前記監視者との距離を計測する距離検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記スイッチ操作部が切り替え操作されるとスイッチ状態切り替え処理を実行して前記スイッチ接点部のスイッチ状態を検出し、前記スイッチ状態がOFFのときには前記スイッチ接点部をONに切り替え、前記スイッチ状態がONのときには前記距離検出部による所定の距離内での前記監視者の検出を条件として前記スイッチ接点部をOFFに切り替える、ことを特徴とする施設内通報システムの制御装置。
  2. 前記制御部は、前記距離検出部の計測距離が変化したときに又は定期的に、スイッチ状態変更処理を実行して前記スイッチ接点部のスイッチ状態を検出し、前記スイッチ状態がOFFのときには、前記監視者との距離が所定の長さを超えていること又は所定の長さ内に前記監視者がいないことの前記距離検出部による検出を条件として前記スイッチ接点部を自動的にONにする安全制御を行う、ことを特徴とする請求項1記載の施設内通報システムの制御装置。
  3. 前記スイッチ状態がONのときには、前記距離検出部による所定の距離内での前記監視者の検出と、前記スイッチ接点部をONにする前記安全制御から所定の時間内であることを条件として、前記スイッチ接点部を自動的にOFFとする、ことを特徴とする請求項2記載の施設内通報システムの制御装置。
  4. 前記スイッチ状態がONのときに、前記距離検出部が所定の距離内で前記監視者を検出したが、前記スイッチ接点部をONにする前記安全制御から所定の時間が経過している場合には、前記スイッチ操作部を操作して前記スイッチ接点部のスイッチ状態を切り替えることが可能である旨を報告する、ことを特徴とする請求項3記載の施設内通報システムの制御装置。
  5. 通常モードと簡易モードの切り替えを指示するために操作されるモード切り替え操作部をさらに備え、前記スイッチ状態がONのときには、
    前記モード切り替え操作部により前記通常モードが選択されていると、前記距離検出部が所定の距離内で前記監視者を検出し、かつ、前記スイッチ接点部をONにする前記安全制御から所定の時間内であることを条件として、前記スイッチ接点部を自動的にOFFとし、
    前記モード切り替え操作部により前記簡易モードが選択されていると、前記距離検出部が所定の距離内で前記監視者を検出することを条件として、前記スイッチ接点部を自動的にOFFとする、ことを特徴とする請求項2記載の施設内通報システムの制御装置。
  6. 前記所定の距離は前記所定の長さよりも短い、ことを特徴とする請求項2、3、4又は5記載の施設内通報システムの制御装置。
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