JP2017197064A - 負圧式倍力装置 - Google Patents

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優一 榊原
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Abstract


【課題】特に部材の外周縁部において、強化の方向性を調整可能な負圧式倍力装置を提供する。
【解決手段】本発明において、一方シェル21、他方シェル22、可動隔壁3の少なくとも1つは、軸方向の一方側の端面である環状の一方端面311に形成された放射中心部313と、一方端面311から軸方向に突出した複数の突出部314と、を備え、軸方向から見た場合において、複数の突出部314は、放射中心部313から放射状に延びており、複数の突出部314の少なくとも1つは、少なくとも一方端面311の径方向外側の端部において、一方端面311の径方向及び周方向に対して交差する方向に延びる曲線状部位314a又は直線状部位314bを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、主にブレーキ装置に適用される負圧式倍力装置に関する。
負圧式倍力装置は、例えば、前方シェル及び後方シェルで構成されたハウジングと、ハウジング内を前方側の負圧室と後方側の変圧室とに区画する可動隔壁と、変圧室を大気に対して開放又は閉鎖させる本体部と、を備えている。変圧室が大気に開放されると、変圧室と負圧室の差圧により、可動隔壁は負圧室側に押圧され前進する。このような負圧式倍力装置としては、例えば特開2007−076437号公報に記載されている。ここには、前方シェルなどに放射状リブが設けられているものが記載されている。
特開2007−076437号公報
ここで、一般の放射状リブでは、各リブがシェルなどの径方向に沿って形成されている。このため、受ける応力の向きに対して剛性の大小が生じ、必ずしも十分な剛性が発揮されない場合がある。例えばシェル等の外周縁部には、あらゆる応力がかかりやすく、樹脂等で形成する場合には他の補強部品が必要となった。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、特に対象部材の外周縁部において、強化の方向性を調整可能な負圧式倍力装置を提供することを目的とする。
本発明の負圧式倍力装置は、軸方向の一方側の部位を構成する一方シェル及び前記一方シェルの前記軸方向の他方側に配置された他方シェルを有するハウジングと、前記ハウジング内を前記軸方向の一方側の負圧室と前記軸方向の他方側の変圧室とに区画するとともに前記軸方向に移動可能な可動隔壁と、前記変圧室と大気との間を連通・遮断する本体部と、を備える負圧式倍力装置であって、前記一方シェル、前記他方シェル、及び前記可動隔壁の少なくとも1つは、前記軸方向の一方側の端面である環状の一方端面に形成された放射中心部と、前記一方端面から前記軸方向に突出した複数の突出部と、を備え、前記軸方向から見た場合において、前記複数の突出部は、前記放射中心部から放射状に延びており、前記複数の突出部の少なくとも1つは、少なくとも前記一方端面の径方向外側の端部において、前記一方端面の径方向及び周方向に対して交差する方向に延びる曲線状部位又は直線状部位を有している。
本発明によれば、対象部材(一方シェル、他方シェル、及び可動隔壁の少なくとも1つ)の少なくとも径方向外側の端部において、突出部の延伸方向が一方端面の径方向に対して交差している。これにより、対象部材の径方向以外の方向の剛性が強化される。つまり、少なくとも対象部材の径方向外側の端部(外周縁部)において、強化の方向性を調整することが可能となる。
第一実施形態の負圧式倍力装置の構成を示す断面図である。 第一実施形態の本体部の構成を示す断面図である。 第一実施形態のプレートを示す前方から見た構成図である。 第二実施形態のプレートを示す前方から見た構成図である。 第三実施形態のプレートを示す前方から見た構成図である。 第三実施形態のプレートを示す斜視図である。 第四実施形態のプレートを示す前方から見た構成図である。 第五実施形態のプレートを示す前方から見た構成図である。 第六実施形態のプレートを示す前方から見た構成図である。 第七実施形態のプレートを示す前方から見た構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。また、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。実施形態では、負圧式倍力装置を車両に配置した状態に基づき説明し、前方は車両前方を意味し、後方は車両後方を意味する。「前方」は「一方」に、「後方」は「他方」に置き換えることができる。本実施形態では、可動隔壁3の移動方向を軸方向とすると、前方が軸方向の一方に相当し、後方が軸方向の他方に相当する。
<第一実施形態>
負圧式倍力装置1は、図1に示すように、ハウジング2と、可動隔壁3と、本体部4と、を備えている。ハウジング2は、前方側の部位を構成する前方シェル(「一方シェル」に相当する)21と、前方シェル21の後方側に配置された後方シェル(「他方シェル」に相当する)22と、を有している。ハウジング2は、筒状の中空部材であって、前方シェル21の後端部と後方シェル22の前端部とが固定されて構成されている。前方シェル21は、筒状部材であり、樹脂製である。前方シェル21は、環状底面部211と、筒状側面部212と、を備えている。環状底面部211と筒状側面部212は、一体に形成されている。
環状底面部211は、環状に形成された前方シェル21の前端部位である。環状底面部211の中央の内周部211aには、図示しないマスタシリンダが気密的に組み付けられている。環状底面部211には、負圧源(例えばエンジンの吸気マニホールド)に接続された接続管(図示せず)と、後述する負圧室R1とを接続するための負圧導入部(図示せず)が形成されている。この負圧導入部には、逆止弁機構が設けられている。筒状側面部212は、円筒状であって、環状底面部211の外周部位から後方に突出するように形成されている。筒状側面部212の後端部には、後方シェル22及び後述するビード部32が組み付け固定される拡径部212aが形成されている。図示しないが、環状底面部211の後端面には、互いに交差する環状の同心リブと放射状の放射リブが複数形成されている。
後方シェル22は、筒状部材であり、樹脂製である。後方シェル22は、環状底面部221と、筒状側面部222と、を備えている。環状底面部221と筒状側面部222は、一体に形成されている。環状底面部221は、環状に形成された後方シェル22の後端部位である。環状底面部221の中央の内周部221aには、後述するバルブボディ41が進退可能(前後方向に移動可能)に組み付けられている。筒状側面部222は、円柱状であって、環状底面部221の外周部位から前方に突出するように形成されている。筒状側面部222の前端部には、外周面から径方向外側に突出する突出部位222aが形成されている。後方シェル22は、突出部位222aの前方部位と拡径部212aとの間にビード部32を挟むように、前方シェル21に気密的に組み付けられている。環状底面部221の後方端面221bには、図示しない複数の同心リブと放射リブが形成されている。
可動隔壁3は、ハウジング2内を前方側の負圧室R1と後方側の変圧室R2とに区画する部位である。可動隔壁3は、環状のプレート31と、プレート31の後面に接続された環状のダイアフラム32と、で構成されている。可動隔壁3は、ハウジング2内にて前後方向(パワーピストン40の軸方向)へ移動可能に設置されている。プレート31は、樹脂部材であって、後方シェル22よりも小径に形成されている。ダイアフラム32は、その外周縁に形成された環状の外周ビード部32aにより、ハウジング2に気密的に挟持されている。また、ダイアフラム32は、その内周縁に形成された環状の内周ビード部32bにより、バルブボディ41の外周部に気密的に固定されている。プレート31の詳細は、後述する。なお、本実施形態ではタイロッド式を採用しており、ハウジング2及び可動隔壁3のそれぞれには、タイロッド8が気密的に挿通され組み付けられる組付部Tが形成されている。可動隔壁3は、タイロッド8に対しても気密的に進退可能に構成されている。
本体部4は、変圧室R2と大気との間を連通・遮断する部材である。換言すると、本体部4は、変圧室R2を大気に対して開放又は閉鎖させる機構である。具体的に、本体部4は、図1及び図2に示すように、主に、バルブボディ41と、入力部材42と、負圧弁V1と、大気弁V2と、を備えている。
バルブボディ41は、可動隔壁3の内周部に連結された樹脂製の中空体である。バルブボディ41は、全体としては前後方向が軸方向である円筒状に形成されている。バルブボディ41は、ハウジング2の後方シェル22に気密的かつ前後方向へ移動可能に組付けられている。バルブボディ41は、前方シェル21との間に介装されたリターンスプリング23によって後方に向けて付勢されている。
バルブボディ41の内周面には、後方部位の内径が中央部位の内径よりも大きくなるように段差Aが設けられている。換言すると、バルブボディ41には、その内周面により、前後方向に延びる段付の通路41aが形成されている。バルブボディ41の後方部位の内周面(通路41aの後端部)は、後述する通気孔19aと大気弁V2とを接続する大気導入路41a1を構成している。大気導入路41a1は、通気孔19aを介して、大気(外気)と大気弁V2とを連通させる流路である。
また、バルブボディ41の内側には、一対の負圧連通路41b(図では一方のみ表示)が形成されている。換言すると、バルブボディ41の内側には、前後方向に延びる流路である筒状の負圧連通路41bが設けられている。負圧連通路41bは、後端が大気導入路41a1に開口し、前端が負圧室R1に開口する流路である。大気導入路41a1の後端部には、フィルタ5が配置されている。
バルブボディ41のうちハウジング2外に配置されている部分は、ブーツ19により被覆されている。ブーツ19は、蛇腹状の前方部位191と後方部位192とを有するゴム製の被覆部材である。前方部位191の前端部は、後方シェル22の後端部(環状底面部221の内周部221a)に係合している。後方部位192は、前方部位191の後端部に一体に形成されており、バルブボディ41の後端開口を塞ぐようにバルブボディ41の後端部に配置されている。後方部位192には、複数の通気孔19aが設けられている。
入力部材42は、ブレーキ操作に応じて前進する軸状部材である。具体的に、入力部材42は、軸部材421と、プランジャ(エアバルブ)422と、を備えている。軸部材421及びプランジャ422は、通路41aに同軸的に組み付けられている。また、図1に示すように、プランジャ422の前方には、通路41aに対して、連結部材423、反動部材424、及び出力軸(出力部材)425が同軸的に組み付けられている。軸部材421は、バルブボディ41に対して進退可能である。軸部材421は、その球状先端部421aにおいて、プランジャ422の受承連結部422cに関節状に連結されている。
軸部材421は、後端ねじ部にてヨークを介してブレーキペダル(図示せず)に連結されている。軸部材421は、ブレーキペダルの操作に応じて前進する。軸部材421は、マスタシリンダに踏力を入力するための入力軸であるといえる。軸部材421は、通路41aの中間段部Aに係止されたリテーナ426を介してリターンスプリング427に係合しており、リターンスプリング427によって後方に向けて付勢されている。また、軸部材421に連結されているプランジャ422も、リターンスプリング427によって後方に向けて付勢されている。リテーナ426は、軸部材421と同軸的に軸部材421に対して設けられた筒状部材である。リテーナ426は、軸部材421を初期位置に復帰させる機能を有している。
プランジャ422は、バルブボディ41内(通路41a)に配置されており、バルブボディ41に対して通路41aの軸方向に進退可能であり且つ軸部材421と一体的に移動する部材である。プランジャ422は、エアバルブとして機能する。プランジャ422は、その前端部が連結部材423を介して反動部材424の後面中央部位に当接可能となるように配置されている。プランジャ422の前端部は、連結部材423を介して、出力に対する反動部材424からの反力を部分的に受ける部分である。プランジャ422の中間部位には、環状溝部422bが形成されている。環状溝部422bは、キー部材429に係合可能に形成されている。また、プランジャ422の後端部には、大気弁V2を構成する環状の大気弁座422dが形成されている。出力軸425は、反動部材424とともにバルブボディ41の通路41aの前端部に前後方向へ移動可能に組付けられている。出力軸425の先端部は、マスタシリンダ9におけるピストンの係合部(凹状部)に押動可能に当接している。出力軸425は、制動作動時には、マスタシリンダ9のピストンから受ける反力を反動部材424に伝達する。
負圧弁V1は、プランジャ422のバルブボディ41に対する進退に応じて負圧室R1と変圧室R2との間を連通・遮断する弁機構である。換言すると、負圧弁V1は、バルブボディ41と軸部材421(入力部材42)の相対位置に応じて、負圧室R1と変圧室R2との間を連通・遮断する。負圧弁V1は、負圧弁部61b1と、負圧弁座41dと、で構成されている。負圧弁部61b1は、バルブボディ41内に配置された弁体61の一部である。弁体61は、通路41aに配置された全体として筒状の部材である。弁体61は、バルブボディ41の内周面に組み付けられた固定部61aと、固定部61aに対して軸方向に相対移動可能な可動部61bと、固定部61aと可動部61bとを接続する接続部61dと、を備えている。可動部61bは、固定部61aの前方側に配置されている。可動部61bは、圧縮スプリング63によって前方に向けて付勢されている。圧縮スプリング63は、前端が可動部61bに当接し、後端が軸部材421に当接(係合)した圧縮されたスプリングであって、後端に向かうほど小径となるように形成されている。可動部61bの前端部外周側が負圧弁部61b1を構成している。換言すると、負圧弁部61b1は、可動部61bの前端部に形成されている。なお、可動部61bは、弾性材からなる弾性可動部61eと、弾性可動部61eの後面に固定されている金属材からなる環状板状に形成された金属可動部61fと、から構成されている。弾性可動部61eは接続部61dと一体的に接続されている。
負圧弁座41dは、負圧連通路41bの後端部に形成されている。換言すると、負圧連通路41bの後端部分が負圧弁座41dを構成している。負圧弁部61b1が負圧弁座41dに当接(着座)した状態は負圧弁V1の閉鎖を意味し、負圧弁部61b1が負圧弁座41dから離間(離座)した状態は負圧弁V1の開口(開放)を意味する。
大気弁V2は、プランジャ422のバルブボディ41に対する進退に応じて変圧室R2を通気孔19a(大気)との間を連通・遮断する弁機構である。換言すると、大気弁V2は、バルブボディ41と軸部材421(入力部材42)の相対位置に応じて、変圧室R2と通気孔19aの間を連通・遮断する。大気弁V2は、変圧室R2を大気に対して開放又は閉鎖する弁である。換言すると、大気弁V2は、変圧室R2と大気との間を連通・遮断する弁である。大気弁V2は、大気弁部61b2と、大気弁座422dと、で構成されている。大気弁部61b2は、弁体61の一部であり、可動部61bの前端部の内周側に形成されている。換言すると、可動部61bの前端部内周側が大気弁部61b2を構成している。大気弁部61b2は、初期位置でプランジャ422の後端面(大気弁座422d)の周方向全周に当接するように、環状に形成されている。大気弁座422dは、プランジャ422の後端部に環状に形成されている。換言すると、プランジャ422の後端部分(フランジ部分)が大気弁座422dを構成している。大気弁部61b2が大気弁座422dに当接(着座)した状態は大気弁V2の閉鎖を意味し、大気弁部61b2が大気弁座422dから離間(離座)した状態は大気弁V2の開口(開放)を意味する。
(可動隔壁のプレート)
ここで、可動隔壁3のプレート31について詳細に説明する。図3に示すように、プレート31は、前方側の端面である前方端面311と、後方側の端面である後方端面312と、放射中心部313と、複数の突出部314と、複数の環状リブ315と、を備えている。換言すると、プレート31は、前方端面311と後方端面312を有するプレート状部位31aと、放射中心部313と、複数の突出部314と、複数の環状リブ315と、を備えている。
プレート状部位31aは、後方に膨らんだ曲面状の部位であって(断面凸弧状)、環状(円環状)の部位である。前方端面311及び後方端面312は、環状面である。また、前方端面311及び後方端面312は、突出部314を形成する対象の部位(面)ともいえる。放射中心部313は、前方端面311の中央部分に形成された環状の肉厚部(例えば前方に突出した部位)である。放射中心部313は、プレート31の内周部31bに沿って形成されている。
突出部314は、前方端面311から前方に突出したいわゆるリブである。突出部314は、前方端面311上において、直接又は組付部Tを介して、放射中心部313から放射状に延びている。突出部314は、前方から見た場合において、少なくとも前方端面311の径方向外側の端部において、前方端面311の径方向及び周方向に対して交差する方向に延びる曲線状部位314aを有している。第一実施形態では、突出部314全体が、曲線状部位314aで構成されている。つまり、突出部314は、径方向内側に位置する基端から径方向外側に位置する先端(ここでは前方端面311の外周の縁)まで、曲線状部位314aで構成されている。
すべての突出部314は、周方向一方側に凸弧状となるように形成されている。第一実施形態では、すべての突出部314は、それぞれ互いに同形状に形成されている。すべての突出部314は、それぞれ放射中心部313の周方向に等間隔に形成されている。第一実施形態において、すべての突出部314の先端は、前方端面311の外周縁に位置し、当該外周縁において前方端面311の周方向に等間隔に配置されている。すべての突出部314の基端(径方向内端)は、放射中心部313の周方向に等間隔に配置されている。なお、ここでの突出部314の基端は、組付部Tに接続している場合、他の突出部314と同形状で組付部Tから放射中心部313まで延長した仮想延長線の基端を意味するといえる。また、放射中心部313と組付部Tが接続されている場合、組付部Tを含んだ領域を放射中心部313ということもできる。
突出部314は、径方向外側ほど突出高さ(軸方向の幅)が小さくなるように形成されている。また、各突出部314は、他の突出部314と交差しないように形成されている。
環状リブ315は、同心リブであり、プレート状部位31aに3つ設けられている。環状リブ315は、それぞれ前方端面311の中心を中心とした径が異なる同心円に形成されている。
第一実施形態では、軽量化等の観点から樹脂製のプレート31を用いているが、剛性の観点から、プレート31の材料として、繊維材入りの樹脂を用いている。つまり、プレート31は、繊維材入り樹脂製の部材である。より具体的に、プレート31は、炭素繊維が入った樹脂で形成されている。炭素繊維は、樹脂内に例えば10%〜60%程度入っていても良く、実施形態では20%〜50%のものを用いている。樹脂に混ぜる繊維材は、ガラス繊維などでも良い。繊維材が入った樹脂を用いてプレート31を例えば射出成形により製造する場合、繊維の配向の方向(繊維の長手方向)が、突出部314の延伸方向に沿うことになる。換言すると、射出成形によれば、樹脂中の繊維は、突出部314の延伸方向に配向する。例えば、放射中心部313に相当する位置を射出ゲートとすると、樹脂は、射出ゲートから突出部314の型に沿って放射状に進出する。これにより、繊維の配向は、樹脂の流れ方向に沿い、突出部314の延伸方向に沿う。
このように、本実施形態の突出部を備える対象部材(ここではプレート31)の製造方法は、プレート状部位31aの前方端面311上に放射中心部313と複数の突出部314とを形成可能な金型に対し、繊維材入りの樹脂を放射中心部313側から注入する射出成形により、対象部材を成形する射出成形工程を含んでいる。
第一実施形態によれば、突出部314が、放射中心部313から前方端面311の外周縁に向けて曲線状に延びる曲線状部位314aを有するため、当該曲線状部位314aにおいて突出部314の延伸方向がプレート31の径方向及び周方向に対して交差する。これにより、曲線状部位314aが設けられた部位におけるプレート31の強化の方向性を調整することが可能となる。一般の放射状リブでは、各リブが径方向に沿って形成されているため、放射状リブだけで、プレートの径方向に交差する方向への力に対して剛性を大きくすることが困難であった。特に樹脂製のプレート31の縁部(径方向外側の端部)では、径方向に交差する方向の応力を受けやすく、他の補強部品が必要となり、軽量化や部品点数の面で改良の余地があった。第一実施形態によれば、曲線状部位314aにより、突出部314の延伸方向が径方向及び周方向と交差し、径方向に交差する方向の力に対して剛性を強化することができる。換言すると、強化又は剛性の方向性を調整することができる。
特に、プレート31などリブを持つ板状部材は、繊維材入り樹脂を材料とした射出成形により製造されることが多いが、この場合、第一実施形態では繊維の配向を径方向に対して交差させることができるため、径方向に交差する方向の剛性を向上させることができる。なお、環状リブ315における繊維の配向は、軸方向(前後方向)となりやすい。
また、突出部314全体が曲線状部位314aで構成されているため、プレート31の径方向の全体的に強化の方向性を調整することができる。さらに、第一実施形態では、すべての突出部314が曲線状部位314aで構成されているため、プレート31の全面的な強化の方向性の調整が可能となる。つまり、プレート31の径方向及び周方向に交差する方向の剛性を強化することができる。なお、本実施形態における前後方向は、本体部4(パワーピストン40)の軸方向、中空筒状のハウジング2の軸方向、又は可動隔壁3の移動方向ともいえる。また、第一実施形態の構成は、プレート31において、前方端面311及び後方端面312の少なくとも一方に形成することができる。また、図において、突出部314の符号は、複数のうちの一部にのみ付して、他は省略している。以下の他の実施形態でも同様である。
<第二実施形態>
第二実施形態の負圧式倍力装置は、第一実施形態に対して、突出部の構成の点で異なっている。したがって、異なっている部分を説明する。第二実施形態の説明において、第一実施形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。第二実施形態の説明において、第一実施形態の図面及び説明を参照することができる。
第二実施形態のプレート31Zは、図4に示すように、プレート状部位31aと、放射中心部313と、複数の突出部314Zと、複数の環状リブ315と、を備えている。突出部314Zは、前方端面311から前方に突出したいわゆるリブである。突出部314Zは、前方端面311上において、放射中心部313に対して放射状に延びている。突出部314Zは、前方から見た場合において、放射中心部313の径方向に対して交差する方向に延びる直線状部位314bを有している。第二実施形態では、突出部314Z全体が、直線状部位314bで構成されている。つまり、突出部314Zは、径方向内側の基端から径方向外側の先端まで、径方向及び周方向に交差する直線状に形成されている。突出部314Zは、前方から見て、プレート31の径方向に対して傾斜している。
第一実施形態同様、複数の突出部314Zは、それぞれ互いに同形状に形成されている。複数の突出部314Zは、放射中心部313の周方向に等間隔に形成されている。複数の突出部314Zの先端は、前方端面311の円状の縁部に位置し、前方端面311の周方向に等間隔に配置されている。複数の突出部314Zの基端(径方向内側の端部)は、放射中心部313の周方向に等間隔に配置されている。また、突出部314同士は交差していない。第二実施形態の構成によっても、第一実施形態と同様の効果が発揮される。
<第三実施形態>
第三実施形態の負圧式倍力装置は、第一実施形態に対して、突出部の構成の点で異なっている。したがって、異なっている部分を説明する。第三実施形態の説明において、第一実施形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。第三実施形態の説明において、これまでの実施形態の図面及び説明を参照することができる。
第三実施形態のプレート31Yは、図5に示すように、プレート状部位31aと、前方端面311の放射中心部313と、複数の突出部314と、複数の環状リブ315と、後方端面312に形成された放射中心部313Yと、後方端面312に形成された複数の突出部314と、後方端面312に形成された複数の環状リブ(図示せず)と、を備えている。
プレート31Yの前方端面311側は、第一実施形態と同様の構成である。つまり、突出部314は、前方から見て、周方向一方側に凸弧状に曲がる曲線状部位314aで構成されている。プレート31Yの後方端面312側は、後方から見て、前方端面311側の構成と同様の構成である。具体的に、突出部314Yは、後方から見て、周方向一方側に凸弧状に曲がる曲線状部位314ayで構成されている。換言すると、突出部314Yは、前方から見て、周方向他方側に凸弧状に曲がる曲線状部位314ayで構成されている。後方から見た突出部314Yは、前方から見た突出部314と同様の形状に形成されている。第三実施形態において、突出部314Yの基端は、軸方向において、突出部314の基端に一致する位置に配置されている。第三実施形態のプレートYは、軸方向から見て(軸方向から透視的に見て)、突出部314と突出部314Yとが交差するように形成されている。換言すると、プレート状部位31aを除いて前方又は後方から見た場合において、突出部314Yは、突出部314と交差するように形成されている。図6は、プレート31Yの斜視図である。
第三実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果が発揮される。また、後方端面312に突出部314Yを形成することで、強化の方向性の調整及びさらなる強化が可能となる。なお、後方端面312にリブを形成する場合、ダイアフラム32は、ビード部32a、32bのみがプレート31の外周縁及び内周縁に形成されても良い。また、突出高さ(軸方向の幅)は、突出部314、314Yともに、径方向外側ほど小さくなるように形成されている。
また、突出部314及び突出部314Yの少なくとも一方が、第二実施形態のような直線状部位314bで構成されても良い。この際、上記同様、突出部314と突出部314Yとは、軸方向から見て(軸方向から透視的に見て)、交差するように形成されても良い。
また、突出部314Yが、軸方向から見て(軸方向から透視的に見て)、隣り合う突出部314の間に位置するように形成されても良い。つまり、軸方向から見て(軸方向から透視的に見て)、突出部314及び突出部314Yは、互いに重ならないように形成されても良い。例えば、図3において、他方端面312における突出部314同士の間それぞれに、突出部314と同形状(前方から見て同形状)の突出部314Yが配置されても良い。
<第四実施形態>
第四実施形態の負圧式倍力装置は、第一実施形態に対して、突出部の構成の点で異なっている。したがって、異なっている部分を説明する。第四実施形態の説明において、第一実施形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。第四実施形態の説明において、これまでの実施形態の図面及び説明を参照することができる。
第四実施形態のプレート31Xの突出部314Xは、図7に示すように、一端が放射中心部313に接続された基端側部位314X1、及び基端側部位314X1の他端から前方端面311の径方向外側に向けて延びる先端側部位314X2で構成されている。基端側部位314X1は径方向内側部位ともいえ、先端側部位314X2は径方向外側部位ともいえる。基端側部位314X1は、前方端面311の径方向に沿って延びている。第四実施形態の基端側部位314X1は、突出部314Xのうち、放射中心部313から、最も外周側に形成された環状リブ315までの部位である。
先端側部位314X2は、曲線状部位314aで構成されている。第四実施形態の先端側部位314X2は、最も外周側の環状リブ315から前方端面311の径方向外側の縁までの部位である。第四実施形態によっても、応力を受けやすい外周縁部に対して、第一実施形態と同様の効果が発揮される。
なお、先端側部位314X2は、直線状部位314bであっても良い。また、基端側部位314X1の径方向外端(先端側部位314X2の径方向内端)は、最も外周側の環状リブ315以外の環状リブ315であっても良く、また環状リブ315以外の位置であっても良い。ただし、基端側部位314X1と先端側部位314X2との境目が、環状リブ315であることで、突出部同士の位置ずれを抑制し、精度良く各部位の剛性を一定にしやすく、製造精度を高めることができる。また、第四実施形態でも第三実施形態同様、他方側放射中心部及び他方側突出部を設けても良い。
<第五実施形態>
第五実施形態の負圧式倍力装置は、第一実施形態に対して、突出部の構成の点で異なっている。したがって、異なっている部分を説明する。第五実施形態の説明において、第一実施形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。第五実施形態の説明において、これまでの実施形態の図面及び説明を参照することができる。
第五実施形態の複数の突出部314W1、314W2は、図8に示すように、前方端面311の周方向一方側に凸弧状に曲がる曲線状の第1突出部314W1と、前方端面311の周方向他方側に凸弧状に曲がる曲線状の第2突出部314W2と、で構成されている。第1突出部314W1は、第2突出部314W2と交差するように形成されている。第五実施形態によっても、第一実施形態と同様の効果が発揮される。
また、第五実施形態では、軸方向の突出高さが、第1突出部314W1よりも第2突出部314W2のほうが高くなるように形成されている。これにより、射出成形において、交差する点での抵抗が低下し、成形精度が向上する。
<第六実施形態>
第六実施形態の負圧式倍力装置は、第一実施形態に対して、放射中心部及び突出部の構成の点で異なっている。したがって、異なっている部分を説明する。第六実施形態の説明において、第一実施形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。第六実施形態の説明において、これまでの実施形態の図面及び説明を参照することができる。
第六実施形態のプレート31Vは、図9に示すように、プレート状部位31aと、複数の放射中心部313Vと、複数の突出部314Vと、複数の径方向リブ316と、を備えている。放射中心部313Vは、前方端面311に4つ形成されている。各放射中心部313Vは、前方端面311の径方向の所定位置(ここでは両端部でない位置)に形成され、それぞれ周方向に等間隔に(ここでは90°間隔で)形成されている。複数の突出部314Vは、各放射中心部313Vから放射状に延びている。複数の突出部314Vのうち前方端面311の径方向外側のに到達する突出部314Vaは、曲線状部位314aで構成されている。
径方向リブ316は、前方端面311の中央から径方向に延びるリブである。径方向リブ316は、前方端面311の周方向に等間隔に配置されている(作図上、複数のうちの一部にのみ符号を付す)。放射中心部313Vは、径方向リブ316上に形成されているともいえる。第六実施形態によっても、第一実施形態と同様の効果が発揮される。また、複数の放射中心部313Vが形成されることで、さらに細かい強化の方向性の調整が可能となる。なお、突出部314Vaは、直線状部位314bで構成されても良い。
<第七実施形態>
第七実施形態の負圧式倍力装置は、第一実施形態に対して、放射中心部及び突出部が後方シェルに設けられている点で異なっている。したがって、異なっている部分を説明する。第七実施形態の説明において、第一実施形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。第七実施形態の説明において、これまでの実施形態の図面及び説明を参照することができる。
第七実施形態の後方シェル22の環状底面部221は、図10に示すように、環状の後方端面221bと、後方端面221bの中央部分に形成された放射突出部223と、前方端面221bから後方に突出した複数の突出部224と、を備えている。放射中心部223は、第一実施形態の放射中心部313と同様の構成であって、前方端面221bの中央部分に環状に形成されている。突出部224は、第一実施形態の突出部314と同様の構成であって、放射中心部223から放射状に延び、後方端面221bの径方向及び周方向に交差する方向に延びる曲線状部位224aで構成されている。環状底面部221は、中央が僅かに後方に膨らんだ断面凸弧状に形成されている。突出部224は、径方向外側ほど突出高さが小さくなるように形成されている。第七実施形態によっても、第一実施形態と同様の効果が発揮される。
なお、上記構成は、前方シェル21の環状底面部211の前方端面及び/又は後方端面に設けられても良い。また、上記構成は、後方シェル22の環状底面部221の前方端面に設けられても良い。また、突出部の形状は、第二〜第六実施形態と同様でも良い。
(その他)
本発明は、上記実施形態に限られない。曲線状部位314aは、曲率が一定でも、途中で変化するものでも良い。また、対象部材の成形は、プレス成形などでも良い。対象部材は、主に繊維材入り樹脂で製造されているが、例えば繊維材が入っていないプラスチック等でも良い。上記実施形態では、放射中心部313から前方端面311の径方向外側の端部まで延びるすべての突出部が、曲線状部位314aのみ、直線状部位314bのみ、又は基端側部位と先端側部位の組み合わせで形成されている。しかし、これに限らず、少なくとも1つの突出部が、少なくとも前方端面311の径方向外側の端部において、曲線状部位314a又は直線状部位314bで構成されていれば良い。また、各実施形態は互いに組み合わせることができる。また、突出部の突出高さは一定でも良い。
また、上記実施形態における複数の突出部(例えば突出部314)は、周方向に等間隔に配置されていなくても良く、任意の間隔で形成されて良い。また、前方端面311の径方向外側の端部は、径方向に幅のある部位であって、例えば、リブ形成対象領域である前方端面311(又は後方端面)の外周側の縁から、当該前方端面311の外径(外縁の半径)の所定割合分の長さだけ径方向内側に入った位置までの部位(領域)と定義することができる。所定割合は、例えば1/3以下(例えば、1/4、1/5、・・・、1/10など)に設定しても良い(0<所定割合≦1/3)。この場合、例えば、複数の突出部314は、少なくとも、前方端面311の外周側の縁から当該前方端面311の外径(半径)の1/3の長さだけ径方向内側に入った位置までの部位において、曲線状部位314a及び/又は直線状部位314bを有しているともいえる。
また、本実施形態の製造方法は、軸方向の一方側の部位を構成する一方シェル及び前記一方シェルの前記軸方向の他方側に配置された他方シェルを有するハウジングと、前記ハウジング内を前記軸方向の一方側の負圧室と前記軸方向の他方側の変圧室とに区画するとともに前記軸方向に移動可能な可動隔壁と、前記変圧室と大気との間を連通・遮断する本体部と、を備える負圧式倍力装置の対象部材の製造方法であって、前記対象部材の軸方向の一方端面上に放射中心部と複数の突出部とを形成可能な金型に対し、繊維材入りの樹脂を前記放射中心部側から注入する射出成形により前記対象部材を成形する射出成形工程を含み、前記対象部材は、前記一方シェル、前記他方シェル、又は前記可動隔壁であり、前記軸方向から見た場合において、前記複数の突出部は、前記放射中心部から放射状に延びており、前記複数の突出部の少なくとも1つは、少なくとも前記一方端面の径方向外側の端部において、前記一方端面の径方向及び周方向に対して交差する方向に延びる曲線状部位又は直線状部位を有している。
21:前方シェル、22:後方シェル、3:可動隔壁、4:本体部、311:前方端面、313:放射中心部、314:突出部、314a:曲線状部位、314b:直線状部位。

Claims (6)

  1. 軸方向の一方側の部位を構成する一方シェル及び前記一方シェルの前記軸方向の他方側に配置された他方シェルを有するハウジングと、
    前記ハウジング内を前記軸方向の一方側の負圧室と前記軸方向の他方側の変圧室とに区画するとともに前記軸方向に移動可能な可動隔壁と、
    前記変圧室と大気との間を連通・遮断する本体部と、
    を備える負圧式倍力装置であって、
    前記一方シェル、前記他方シェル、及び前記可動隔壁の少なくとも1つは、前記軸方向の一方側の端面である環状の一方端面に形成された放射中心部と、前記一方端面から前記軸方向に突出した複数の突出部と、を備え、
    前記軸方向から見た場合において、
    前記複数の突出部は、前記放射中心部から放射状に延びており、
    前記複数の突出部の少なくとも1つは、少なくとも前記一方端面の径方向外側の端部において、前記一方端面の径方向及び周方向に対して交差する方向に延びる曲線状部位又は直線状部位を有している負圧式倍力装置。
  2. 前記突出部は、前記曲線状部位又は前記直線状部位で構成されている請求項1に記載の負圧式倍力装置。
  3. 前記突出部は、一端が前記放射中心部に接続された基端側部位、及び前記基端側部位の他端から前記一方端面の径方向外側に向けて延びる先端側部位で構成され、
    前記基端側部位は、前記一方端面の径方向に沿って延び、
    前記先端側部位は、前記直線状部位又は前記曲線状部位で構成されている請求項1に記載の負圧式倍力装置。
  4. 前記一方端面に背向する他方端面には、他方側放射中心部と、前記軸方向に突出した複数の他方側突出部とが形成されており、
    前記軸方向から見た場合において、
    前記複数の他方側突出部は、前記他方側放射中心部から放射状に延びており、
    前記複数の他方側突出部の少なくとも1つは、少なくとも前記他方端面の径方向外側の端部において、前記他方端面の径方向及び周方向に対して交差する方向に延びる曲線状部位又は直線状部位を有している請求項1〜3の何れか一項に記載の負圧式倍力装置。
  5. 前記突出部及び前記他方側突出部は、前記曲線状部位又は前記直線状部位で構成され、且つ、前記軸方向から見て互いに交差するように形成されている請求項4に記載の負圧式倍力装置。
  6. 前記突出部及び前記他方側突出部は、前記曲線状部位又は前記直線状部位で構成され、且つ、前記軸方向から見て前記他方側部位が隣り合う前記突出部の間に位置するように形成されている請求項4に記載の負圧式倍力装置。
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