JP2017195888A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 第１の融合ポリペプチドをコードする第１の核酸分子を含む組み換えリステリア株であって、
   前記第１の核酸分子は、内因性ＰＥＳＴ含有ポリペプチドをコードする核酸配列に融合された、第１の異種抗原またはその免疫原性断片をコードする核酸配列を含み、
   前記リステリアは、第２の融合ポリペプチドをコードする第２の核酸分子を含むエピソーム発現ベクターを含み、
   前記第２の核酸分子は、ＰＥＳＴ含有ポリペプチドをコードする核酸配列に融合された、第２の異種抗原またはその免疫原性断片をコードする核酸配列を含み、
   前記リステリアは、内因性ｄａｌ、ｄａｔ、及びＡｃｔＡ遺伝子における変異を含み、
   前記リステリアは、前記ｄａｌ／ｄａｔ遺伝子の変異を補完する代謝酵素を含み、
   前記第１の核酸分子または前記第２の核酸分子によってコードされる前記異種抗原またはその免疫原性断片は、腫瘍関連抗原及びその免疫原性断片であり、
   前記腫瘍関連抗原は前立腺特異抗原（ＰＳＡ）であることを特徴とする組み換えリステリア株。
2. 前記変異は、欠失変異であることを特徴とする請求項１に記載の組み換えリステリア株。
3. 前記第１の核酸分子または前記第２の核酸分子によってコードされる前記ＰＥＳＴ含有ポリペプチドは、ＬＬＯまたはＡｃｔＡである、請求項１または２に記載の組み換えリステリア株。
4. 前記ＰＥＳＴ含有遺伝子は、ＬＬＯのＮ末端断片であることを特徴とする請求項３に記載の組み換えリステリア株。
5. 前記エピソーム発現ベクターは、前記組み換えリステリアに抗生物質耐性を与えないことを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載の組み換えリステリア株。
6. 前記代謝酵素は、アラニンラセマーゼ酵素またはＤアミノ酸トランスフェラーゼ酵素であることを特徴とする請求項１から５のいずれか一項に記載の組み換えリステリア株。
7. 請求項１から６のいずれか一項に記載の組み換えリステリア株と、薬学的に許容される担体とを含むワクチンまたは免疫原性組成物。
8. アジュバントを更に含むことを特徴とする請求項７に記載のワクチンまたは免疫原性組成物。
9. 前記アジュバントが、サポニンＱＳ２１、またはＣｐＧオリゴヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項８に記載のワクチンまたは免疫原性組成物。
10. 対象における免疫応答を誘導する薬剤を製造するための、請求項１から６のいずれか一項に記載の組み換えリステリア株、または請求項７または８に記載のワクチンまたは免疫原性組成物の使用。
11. 前記免疫応答が、腫瘍または癌から前記対象を保護することを特徴とする請求項１０に記載の使用。
12. 対象における腫瘍または癌を治療する薬剤を製造するための、請求項１から６のいずれか一項に記載の組み換えリステリア株、または請求項７または８に記載のワクチンまたは免疫原性組成物の使用。
13. 対象における腫瘍または癌の発症を防止または遅延させる薬剤を製造するための、請求項１から６のいずれか一項に記載の組み換えリステリア株、または請求項７または８に記載のワクチンまたは免疫原性組成物の使用。
14. 前記腫瘍が、乳房腫瘍、前立腺腫瘍、子宮頸腫瘍、または卵巣腫瘍であることを特徴とする請求項１２または１３に記載の使用。
15. 前記癌が、乳癌、前立腺癌、子宮頸癌、または卵巣癌であることを特徴とする請求項１２または１３に記載の使用。