JP2017193595A - 透明難燃テープおよび難燃性構造体 - Google Patents

透明難燃テープおよび難燃性構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017193595A
JP2017193595A JP2016082681A JP2016082681A JP2017193595A JP 2017193595 A JP2017193595 A JP 2017193595A JP 2016082681 A JP2016082681 A JP 2016082681A JP 2016082681 A JP2016082681 A JP 2016082681A JP 2017193595 A JP2017193595 A JP 2017193595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylic
flame retardant
weight
flame
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016082681A
Other languages
English (en)
Inventor
平野 敬祐
Keisuke Hirano
敬祐 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2016082681A priority Critical patent/JP2017193595A/ja
Priority to PCT/JP2017/014795 priority patent/WO2017183515A1/ja
Publication of JP2017193595A publication Critical patent/JP2017193595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/18Layered products comprising a layer of synthetic resin characterised by the use of special additives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/30Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising vinyl (co)polymers; comprising acrylic (co)polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J11/00Features of adhesives not provided for in group C09J9/00, e.g. additives
    • C09J11/02Non-macromolecular additives
    • C09J11/04Non-macromolecular additives inorganic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J133/00Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers

Abstract

【課題】透明性に優れ、且つ、高い難燃性を有する、アクリル系フィルム層とアクリル系粘着剤層を含む透明難燃テープを提供する。さらに、そのような透明難燃テープで難燃処理された難燃性構造体を提供する。
【解決手段】本発明の透明難燃テープは、アクリル系フィルム層とアクリル系粘着剤層を含む透明難燃テープであって、該アクリル系フィルム層と該アクリル系粘着剤層が、いずれも、難燃フィラー、分散助剤、アクリル系樹脂を含み、該難燃フィラーの平均粒子径が100nm〜600nmの範囲内にあり、該アクリル系樹脂の屈折率が1.41〜1.57の範囲内にあり、全光線透過率が80%以上であり、ヘイズ値が40%以下であり、UL94規格における難燃性のグレードがV−0以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、透明難燃テープおよび難燃性構造体に関する。
難燃材料として、ハロゲン系やアンチモン系の難燃フィラーが従来広く使用されているが、近年は環境への配慮から、それらの使用が制限される傾向にある。
ハロゲン系やアンチモン系に代わる難燃材として、リン系や窒素系の難燃フィラーが開発されている。しかし、リン系や窒素系の難燃フィラーは、難燃性、使用耐久性、ハンドリング性が十分でない。
ハロゲン系やアンチモン系に代わる難燃フィラーとして、水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウム等の無機系の難燃フィラーも開発されている。水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウム等の無機系の難燃フィラーは、比較的に良好な難燃性を示し、環境にも優しい。しかし、このような無機系の難燃フィラーを樹脂に配合して難燃材料とするためには、樹脂が成型される前に配合する必要があり、また、難燃性を高めるためには多くの難燃フィラーを樹脂に配合する必要がある。このため、難燃フィラーが樹脂に均一に配合した高分散状態の確立や、多くの難燃フィラーの配合による樹脂の成型体の強度低下の抑制などの課題がある。
難燃フィラーとしては、一般的に、粗大粒子が使用される。このような粗大粒子の難燃フィラーは、その使用が、主として隠ぺい材料に制限されている(例えば、特許文献1、2)。一方、難燃フィラーの粒子サイズを小さくすると比表面積が著しく増大するため、樹脂への均一な高分散が難しくなる。また、粒子サイズの小さい難燃フィラーの配合による樹脂の成型体の強度が著しく低下したり、樹脂が本来有する特性(例えば、熱可塑性樹脂の場合は熱可塑性、粘着剤の場合は粘着性など)が著しく低下したりする(例えば、参考文献3、4)。
特開平10−182895号公報 特開2004−331689号公報 特開2007−277078号公報 特開2010−229327号公報
本発明の目的は、透明性に優れ、且つ、高い難燃性を有する、アクリル系フィルム層とアクリル系粘着剤層を含む透明難燃テープを提供することにある。さらに、そのような透明難燃テープで難燃処理された難燃性構造体を提供することにある。
本発明の透明難燃テープは、
アクリル系フィルム層とアクリル系粘着剤層を含む透明難燃テープであって、
該アクリル系フィルム層と該アクリル系粘着剤層が、いずれも、難燃フィラー、分散助剤、アクリル系樹脂を含み、
該難燃フィラーの平均粒子径が100nm〜600nmの範囲内にあり、
該アクリル系樹脂の屈折率が1.41〜1.57の範囲内にあり、
全光線透過率が80%以上であり、
ヘイズ値が40%以下であり、
UL94規格における難燃性のグレードがV−0以上である。
一つの実施形態においては、上記難燃フィラーが、水酸化アルミニウム、ホスフィン酸金属塩から選ばれる少なくとも1種を含む。
一つの実施形態においては、上記難燃フィラーがホスフィン酸金属塩を含む。
一つの実施形態においては、上記アクリル系フィルム層に含まれるアクリル系樹脂のTgが、Fox式換算で、−20℃〜80℃の範囲内にある。
一つの実施形態においては、上記アクリル系フィルム層に含まれるアクリル系樹脂が、アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜4であるアクリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、アクリル酸を含む単量体成分(a)の重合によって形成されるアクリル系樹脂である。
一つの実施形態においては、上記単量体成分(a)がリン原子含有モノマーを含む。
一つの実施形態においては、上記アクリル系粘着剤層に含まれるアクリル系樹脂のTgが、Fox式換算で、−70℃〜−30℃の範囲内にある。
一つの実施形態においては、上記アクリル系粘着剤層に含まれるアクリル系樹脂が、アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜8であるアクリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、アクリル酸を含む単量体成分(b)の重合によって形成されるアクリル系樹脂である。
一つの実施形態においては、上記単量体成分(b)がリン原子含有モノマーを含む。
一つの実施形態においては、上記アクリル系フィルム層と上記アクリル系粘着剤層との間に基材層を有する。
本発明の難燃性構造体は、本発明の透明難燃テープを有する。
本発明によれば、透明性に優れ、且つ、高い難燃性を有する、アクリル系フィルム層とアクリル系粘着剤層を含む透明難燃テープを提供することができる。さらに、そのような透明難燃テープで難燃処理された難燃性構造体を提供することができる。
図1は、本発明の透明難燃テープの一例を示す概略断面図である。 図2は、本発明の透明難燃テープの別の一例を示す概略断面図である。 図3は、本発明の透明難燃テープのさらに別の一例を示す概略断面図である。 図4は、本発明の難燃性構造体の一例を示す概略断面図である。 図5は、本発明の難燃性構造体の別の一例を示す概略断面図である。
本明細書中で「(メタ)アクリル」との表現がある場合は、「アクリルおよび/またはメタクリル」を意味し、「(メタ)アクリレート」との表現がある場合は、「アクリレートおよび/またはメタクリレート」を意味する。また、本明細書中で重さを示すSI系単位として知られている「質量」との表現がある場合は、従来一般に重さの単位として慣用されている「重量」と読み替えてもよく、逆に、本明細書中で従来一般に重さの単位として慣用されている「重量」との表現がある場合は、重さを示すSI系単位として知られている「質量」と読み替えてもよい。
≪透明難燃テープ≫
本発明の透明難燃テープは、アクリル系フィルム層とアクリル系粘着剤層を含む。本発明の透明難燃テープは、アクリル系フィルム層とアクリル系粘着剤層を含んでいれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な他の層を有していてもよい。
本発明の透明難燃テープの一例を図1に示す。図1において、本発明の透明難燃テープ100は、アクリル系フィルム層10とアクリル系粘着剤層20とからなる。
本発明の透明難燃テープの別の一例を図2に示す。図2において、本発明の透明難燃テープ100は、セパレータ10aとアクリル系フィルム層10とアクリル系粘着剤層20とセパレータ20aからなる。図2で示すセパレータ10a、20aは、任意の適切なタイミングで剥離することができる。
本発明の透明難燃テープのさらに別の一例を図3に示す。図3において、本発明の透明難燃テープ100は、アクリル系フィルム層10と基材層30とアクリル系粘着剤層20とからなる。図3のアクリル系フィルム層10とアクリル系粘着剤層20の表面には、図2で示したようなセパレータ10a、20aが設けられていてもよい。このような基材層を設けることにより、本発明の透明難燃テープは、高い絶縁性を発現し得る。
本発明の透明難燃テープの厚みは、好ましくは5μm〜300μmであり、より好ましくは10μm〜280μmであり、さらに好ましくは15μm〜270μmであり、特に好ましくは20μm〜260μmであり、最も好ましくは25μm〜250μmである。
本発明の透明難燃テープは、全光線透過率が80%以上であり、好ましくは81%以上であり、より好ましくは81.5%以上であり、さらに好ましくは82%以上であり、特に好ましくは82.5%以上であり、最も好ましくは83%以上である。本発明の透明難燃テープの全光線透過率が上記範囲内にあれば、本発明の透明難燃テープは透明性に優れる。全光線透過率の測定方法については後述する。
本発明の透明難燃テープは、ヘイズ値が40%以下であり、好ましくは38%以下であり、より好ましくは36%以下であり、さらに好ましくは35%以下であり、特に好ましくは34%以下であり、最も好ましくは33%以下である。本発明の透明難燃テープのヘイズ値が上記範囲内にあれば、本発明の透明難燃テープは透明性に優れる。ヘイズ値の測定方法については後述する。
本発明の透明難燃テープは、UL94規格における難燃性のグレードがV−0以上である。UL94規格とは、難燃性の認証基準として当業者に周知の、米国Undewriters Laboratories社が定める最も一般的な規格であり、グレードとして、5V>V−0>V−1>V−2>HBの順に高い難燃性を示すとされている。本発明の透明難燃テープのUL94規格における難燃性のグレードがV−0以上であれば、本発明の透明難燃テープは、自己消火性を有し、高い難燃性を示す。UL94規格における難燃性の評価の詳細については後述する。
本発明の透明難燃テープは、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な方法で形成し得る。このような方法としては、例えば、セパレータ上に形成したアクリル系フィルム層とセパレータ上に形成したアクリル系粘着剤層とを、ラミネーター等によって、セパレータが外側になるように貼り合せる方法(図2に示すような透明難燃テープが得られる)、基材層(PETフィルムなど)の両側にセパレータ上に形成したアクリル系フィルム層とセパレータ上に形成したアクリル系粘着剤層とを、ラミネーター等によって、セパレータが外側になるように貼り合せる方法(図3に示すような透明難燃テープが得られる)などが挙げられる。
基材層としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な基材層を採用し得る。このような基材層としては、PETフィルムなどのポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルムなどのポリオレフィンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアクリルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアミドイミドフィルム、シクロオレフィン系フィルム、エバールフィルムなどが挙げられる。
基材層の厚みとしては、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような基材層の厚みとしては、好ましくは1μm〜300μmであり、より好ましくは3μm〜250μmであり、さらに好ましくは5μm〜220μmであり、特に好ましくは10μm〜200μmである。
<アクリル系フィルム層>
アクリル系フィルム層は、難燃フィラー、分散助剤、アクリル系樹脂を含む。
難燃フィラーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
難燃フィラーは、好ましくは、難燃性を有する無機フィラーである。このような無機フィラーとしては、例えば、金属水酸化物、無機酸金属塩、金属酸化物、金属、セラミックスなどが挙げられる。具体的には、例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、ホスフィン酸金属塩、塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、ハイドロタルサイト、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、酸化スズの水和物、硼砂などの無機金属化合物の水和物、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム−カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化モリブデン、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化アンチモン、赤リンなどが挙げられる。これら難燃フィラーは、シランカップリング処理、ステアリン酸処理などの表面処理が施されていても良い。難燃フィラーとしては、本発明の効果がより発現し得る点で、水酸化アルミニウム、ホスフィン酸金属塩から選ばれる少なくとも1種が好ましく、ホスフィン酸金属塩がより好ましい。
難燃フィラーの平均粒子径は、100nm〜600nmの範囲内であり、好ましくは100nm〜550nmであり、より好ましくは100nm〜540nmであり、さらに好ましくは100nm〜530nmであり、特に好ましくは100nm〜520nmであり、最も好ましくは100nm〜500nmである。難燃フィラーの平均粒子径が上記範囲内にあれば、透明性に優れ、且つ、高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
アクリル系フィルム層中の難燃フィラーの含有割合は、アクリル系フィルム層中のアクリル系樹脂100重量部に対して、好ましくは10重量部〜300重量部であり、より好ましくは15重量部〜250重量部であり、さらに好ましくは20重量部〜230重量部であり、特に好ましくは25重量部〜220重量部であり、最も好ましくは30重量部〜200重量部である。アクリル系フィルム層中の難燃フィラーの含有割合が上記範囲内にあれば、透明性に優れ、且つ、高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
分散助剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
分散助剤は、難燃フィラーを分散させるための添加剤であって、本発明の効果がより発現し得る点で、好ましくは、高分子系の分散助剤である。高分子系の分散助剤としては、好ましくは、高分子量の重合体に難燃フィラー表面に対する親和性の高い官能基が導入されているとともに、溶媒和部分を含む構造を有する、両親媒性の共重合体である。
高分子系の分散助剤としては、例えば、難燃フィラーに対して親和性を示す官能基を主鎖または側鎖に有する高分子化合物が挙げられる。主鎖を構成する高分子としては、例えば、ビニル系高分子、ポリエステル系高分子、ポリウレタン系高分子、アクリル系高分子、ポリエーテル系高分子、ポリアミド系高分子、それらの複合物、などが挙げられる。難燃フィラーに対して親和性を示す官能基としては、例えば、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、カルボン酸エステル基、リン酸エステル基、スルホン酸エステル基、カルボン酸塩、リン酸塩、スルホン酸塩、ヒドロキシル基、アミノ基、アミド基などの極性基が挙げられる。
高分子系の分散助剤としては、具体的には、例えば、ビックケミー社製の「DISPERBYK」シリーズ、ルーブリゾール社製の「SOLSPERSE」シリーズ、「SOLPLUS」シリーズ、ウイルバー・エリス社製の「EFKA」シリーズ、味の素ファインテクノ社製の「アジスパーシリーズ」、楠本化成社製の「ディスパロン」などが挙げられる。
分散助剤の数平均分子量は、好ましくは7000〜500000であり、より好ましくは8000〜200000である。数平均分子量が高すぎると、粘度が高すぎて取り扱いが困難な場合がある。
アクリル系フィルム層中の分散助剤の含有割合は、難燃フィラーが所定の分散状態になるように、任意の適切な含有割合に調整し得る。このような分散助剤の含有割合としては、アクリル系フィルム層中の難燃フィラー100重量部に対して、好ましくは1重量部〜60重量部であり、より好ましくは5重量部〜40重量部である。アクリル系フィルム層中の分散助剤の含有割合を上記の範囲にすれば、難燃フィラーが樹脂により均一に配合した高分散状態を確立することができる。
アクリル系樹脂は、アクリル系フィルム層を構成するバインダー成分として作用する樹脂成分である。
アクリル系フィルム層中のアクリル系樹脂の含有割合は、好ましくは5重量%〜99重量%であり、より好ましくは10重量%〜90重量%であり、さらに好ましくは15重量%〜85重量%であり、特に好ましくは20重量%〜80重量%であり、最も好ましくは30重量%〜70重量%である。アクリル系フィルム層中のアクリル系樹脂の含有割合が上記範囲内にあれば、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
アクリル系フィルム層中のアクリル系樹脂の屈折率は1.41〜1.57の範囲内にあり、好ましくは1.42〜1.56の範囲内であり、より好ましくは1.43〜1.55の範囲内であり、さらに好ましくは1.44〜1.54の範囲内であり、特に好ましくは1.44〜1.53の範囲内であり、最も好ましくは1.44〜1.52の範囲内である。アクリル系フィルム層中のアクリル系樹脂の屈折率が上記範囲内にあれば、透明性に優れる透明難燃テープを提供することができる。
アクリル系フィルム層に含まれるアクリル系樹脂のTgは、Fox式換算で、好ましくは−20℃〜80℃の範囲内であり、より好ましくは−20℃〜75℃の範囲内であり、さらに好ましくは−17℃〜70℃の範囲内であり、特に好ましくは−15℃〜65℃の範囲内であり、最も好ましくは−12℃〜60℃の範囲内である。アクリル系フィルム層に含まれるアクリル系樹脂のFox式換算によるTgが上記範囲内にあれば、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
アクリル系フィルム層に含まれるアクリル系樹脂は、好ましくは、アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜4であるアクリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、アクリル酸を含む単量体成分(a)の重合によって形成されるアクリル系樹脂である。アクリル系フィルム層に含まれるアクリル系樹脂がこのような組成を有するアクリル系樹脂であれば、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜4であるアクリル(メタ)アクリレートは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜4であるアクリル(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらの中でも、本発明の効果をより発現し得る点で、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレートが好ましい。
単量体成分(a)中のアルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜4であるアクリル(メタ)アクリレートの含有割合は、好ましくは1重量%〜99重量%であり、より好ましくは10重量%〜95重量%であり、さらに好ましくは20重量%〜90重量%であり、特に好ましくは30重量%〜85重量%であり、最も好ましくは40重量%〜80重量%である。単量体成分(a)中のアルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜4であるアクリル(メタ)アクリレートの含有割合が上記範囲内にあれば、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(a)中のベンジル(メタ)アクリレートの含有割合は、好ましくは5重量%〜60重量%であり、より好ましくは7重量%〜57重量%であり、さらに好ましくは8重量%〜55重量%であり、特に好ましくは9重量%〜53重量%であり、最も好ましくは10重量%〜50重量%である。単量体成分(a)中のベンジル(メタ)アクリレートの含有割合が上記範囲内にあれば、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(a)中のアクリル酸の含有割合は、好ましくは0.1重量%〜15重量%であり、より好ましくは0.5重量%〜13重量%であり、さらに好ましくは0.7重量%〜12重量%であり、特に好ましくは0.8重量%〜11重量%であり、最も好ましくは1重量%〜10重量%である。単量体成分(a)中のアクリル酸の含有割合が上記範囲内にあれば、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(a)は、リン原子含有モノマーを含んでいてもよい。単量体成分(a)がリン原子含有モノマーを含むことにより、より一層高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。リン原子含有モノマーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
リン原子含有モノマーとしては、例えば、下記のものが挙げられる。
(1)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーM」、日本化薬(株)製の「カヤマーPM−1」、共栄社油脂(株)製の「ライトエステルP−M」、新中村化学(株)製の「NKエステルSA」など。
n=2として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE2」など。
n=4〜5として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE」など。
n=8として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE8」など。
(2)[CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)3−m
n=1、m=1と2の混合物として、大八化学(株)製の「MR−200」など。
(3)CH=CHCOO(CO)P=O(OH)
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーA」、共栄社油脂(株)製の「ライトエステルP−A」など。
(4)CH=CHCOO(CO)P=O(OH)3−m
n=1、m=1と2の混合物として、大八化学(株)製の「AR−200」など。
(5)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OC
n=1として、大八化学(株)製の「MR−204」など。
(6)CH=CHCOO(CO)P=O(OC
n=1として、大八化学(株)製の「AR−204」など。
(7)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OC17
n=1として、大八化学(株)製の「MR−208」など。
(8)CH=CHCOO(CO)P=O(OC17
n=1として、大八化学(株)製の「AR−208」など。
(9)CH=C(CH)COO(CHCH(CHCl)O)P=O(OH)
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーCL」など。
(10)CH=C(CH)COO(CHCH(CH)O)P=O(OH)
n=5〜6として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーPP」など。
(11)CH=CHCOO(CHCH(CH)O)P=O(OH)
(12)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)(ONHOH)
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーMH」など。
(13)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)(ONH(CHOCOC(CH)=CH
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーDM」など。
(14)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)(ONH(COCOC(CH)=CH
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーDE」など。
(15)CH=CHCOO(CO)P=O(OPh)(Ph:フェニル基)
n=1として、大八化学(株)製の「AR−260」など。
(16)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OPh)
n=1として、大八化学(株)製の「MR−260」など。
(17)[CH=CHCOO(CO)P=O(OC
n=1として、大八化学(株)製の「PS−A4」など。
(18)CH=CHP=O(OCCl)
大八化学(株)製の「ビニエイト−R」など。
(19)[CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)
n=1として、大八化学(株)製の「MR−200」、日本化薬(株)製の「カヤマーPM−2」など。
(20)[CH=C(CH)COOC(OCOC10)O]P=O(OH)
日本化薬(株)製の「カヤマーPM−21」など。
(21)[CH=CHCOO(CO)P=O
n=1として、大阪有機(株)製の「ビスコート3PA」など。
これらの中でも、リン原子含有モノマーとしてジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェートを採用すると、より一層高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(a)中のリン原子含有モノマーの含有割合は、好ましくは1重量%〜40重量%であり、より好ましくは3重量%〜37重量%であり、さらに好ましくは5重量%〜35重量%であり、特に好ましくは7重量%〜33重量%であり、最も好ましくは10重量%〜30重量%である。単量体成分(a)中のリン原子含有モノマーの含有割合が上記範囲内にあれば、より一層高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(a)は、N−ビニルピロリドンを含んでいてもよい。単量体成分(a)がN−ビニルピロリドンを含むことにより、アクリル酸との酸−塩基相互作用によるフィルム強度の向上および芳香族由来の高屈折率により透明性が向上する。
単量体成分(a)中のN−ビニルピロリドンの含有割合は、好ましくは0.1重量%〜20重量%であり、より好ましくは0.2重量%〜18重量%であり、さらに好ましくは0.3重量%〜16重量%であり、特に好ましくは0.5重量%〜13重量%であり、最も好ましくは0.5重量%〜10重量%である。単量体成分(a)中のN−ビニルピロリドンの含有割合が上記範囲内にあれば、より透明性に優れた透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(a)中には、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なその他のモノマーが含まれていてもよい。その他のモノマーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。その他のモノマーとしては、例えば、脂肪族脂環式骨格を含むモノマー(例えば、イソボロニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなど)、水酸基含有モノマー(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなど)、アミノ基含有モノマー(例えば、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、イソプロピルアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリン、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミドなど)、エーテル酸素含有モノマー(例えば、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシ(ポリ)エチレングリコールアクリレート、(3−エチルオキセタンー3−イル)メチル(メタ)アクリレートなど)、芳香族含有モノマー(例えば、スチレン、フェノキシエチル(メタ)アクリレートなど)などが挙げられる。
単量体成分(a)中のその他のモノマーの含有割合は、好ましくは0重量%〜10重量%であり、より好ましくは0重量%〜8重量%であり、さらに好ましくは0重量%〜7重量%であり、特に好ましくは0重量%〜6重量%であり、最も好ましくは0重量%〜5重量%である。
アクリル系樹脂は、単量体成分(a)の重合によって形成されるアクリル系樹脂であれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な形態として得られ得る。アクリル系樹脂は、好ましくは、アクリルエマルションの形態として得られる。このようなアクリルエマルションは、好ましくは、単量体成分(a)と乳化剤と水を混合して乳化重合を行うことによって得られる。乳化剤は、例えば、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤などが挙げられる。乳化剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。乳化剤としては、好ましくは、アニオン系界面活性剤と非イオン系界面活性剤の組合せである。乳化剤の使用量は、単量体成分(a)に対して、好ましくは1重量%〜20重量%であり、より好ましくは2重量%〜18重量%であり、さらに好ましくは3重量%〜15重量%であり、特に好ましくは4重量%〜14重量%であり、最も好ましくは5重量%〜12重量%である。乳化剤の使用量が上記範囲内にあれば、アクリル系樹脂が安定なアクリルエマルションの形態として得られる。
アクリル系フィルム層は、難燃フィラー、分散助剤、アクリル系樹脂を含むフィルムを形成し得る方法であれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な方法で形成し得る。
アクリル系フィルム層は、好ましくは、アクリルエマルションの形態としてのアクリル系樹脂に、架橋剤を加え、次いで、難燃フィラーの分散液を加えて撹拌し、必要に応じて増粘剤を添加してさらに撹拌し、脱泡処理を行った後、任意の適切なセパレータ(例えば、PETフィルム)上に塗工し、乾燥させて、セパレータ上に形成させることができる。
難燃フィラーの分散液は、好ましくは、難燃フィラーと分散助剤と水性溶剤(好ましくは、水、アルコール)を混合して、粉砕・分散を行うことによって形成することができる。
難燃フィラーと分散助剤と水性溶剤を混合する際には、必要に応じて、消泡剤を配合してもよい。消泡剤を配合することで、分散時の発泡を抑制することができる。消泡剤としては、例えば、シリコーン系消泡剤、ミネラルオイル系消泡剤、シリコンフリーのポリマー系消泡剤などが挙げられる。難燃性を損なわないという点から、消泡剤としては、シリコーン系消泡剤が好ましい。このような消泡剤としては、例えば、ビックケミージャパン社製の「BYK」シリーズ、旭化成ワッカー社製の「SLフォーム」シリーズ、信越シリコーン社製の「KM」シリーズなどが挙げられる。
難燃フィラーの分散液を形成する際の粉砕・分散は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な粉砕・分散手段を採用することができる。このような粉砕・分散手段としては、例えば、任意の適切なビーズ類(例えば、ガラスビーズ、ジルコニアビーズ、アルミナビーズ、ステンレスビーズ、ナイロンビーズ、テフロン(登録商標)ビーズ、鋼球、ナイロン被覆ステンレスビーズ、ポリイミドビーズなど)の存在下で、任意の適切な粉砕・分散機(例えば、スキャンデックスなど)によって行うことが挙げられる。
アクリル系フィルム層は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な他の成分を含んでいてもよい。このような他の成分としては、例えば、湿潤剤、発泡剤、顔料、染料、可塑剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤などが挙げられる。
アクリル系フィルム層の厚みは、好ましくは5μm〜300μmであり、より好ましくは10μm〜250μmであり、さらに好ましくは20μm〜200μmであり、特に好ましくは25μm〜180μmであり、最も好ましくは30μm〜150μmである。
<アクリル系粘着剤層>
アクリル系粘着剤層は、難燃フィラー、分散助剤、アクリル系樹脂を含む。
アクリル系粘着剤層は、SUS板に対する、引張速度300mm/分、180度ピールでの粘着力が、23℃において、好ましくは3N/25mm以上、より好ましくは4N/25mm以上、さらに好ましくは5N/25mm以上、特に好ましくは6N/25mm以上であり、通常、20N/25mm以下である。
アクリル系粘着剤層は、アクリル板に対する、引張速度300mm/分、180度ピールでの粘着力が、23℃において、好ましくは3N/25mm以上、より好ましくは4N/25mm以上、さらに好ましくは5N/25mm以上、特に好ましくは6N/25mm以上であり、通常、20N/25mm以下である。
難燃フィラーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
難燃フィラーは、好ましくは、難燃性を有する無機フィラーである。このような無機フィラーとしては、<アクリル系フィルム層>の項目において説明した内容を援用し得る。
難燃フィラーの平均粒子径は、<アクリル系フィルム層>の項目において説明した内容を援用し得る。
アクリル系粘着剤層中の難燃フィラーの含有割合は、アクリル系粘着剤層中のアクリル系樹脂100重量部に対して、好ましくは20重量部〜300重量部であり、より好ましくは30重量部〜270重量部であり、さらに好ましくは35重量部〜260重量部であり、特に好ましくは40重量部〜250重量部であり、最も好ましくは50重量部〜230重量部である。アクリル系粘着剤層中の難燃フィラーの含有割合が上記範囲内にあれば、透明性に優れ、且つ、高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
分散助剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
分散助剤としては、<アクリル系フィルム層>の項目において説明した内容を援用し得る。
アクリル系粘着剤層中のアクリル系樹脂の含有割合は、好ましくは10重量%〜99重量%であり、より好ましくは15重量%〜90重量%であり、さらに好ましくは20重量%〜85重量%であり、特に好ましくは25重量%〜80重量%であり、最も好ましくは30重量%〜70重量%である。アクリル系粘着剤層中のアクリル系樹脂の含有割合が上記範囲内にあれば、適切な粘着力を発現でき、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
アクリル系粘着剤層中のアクリル系樹脂の屈折率は1.41〜1.57の範囲内にあり、好ましくは1.42〜1.56の範囲内であり、より好ましくは1.43〜1.55の範囲内であり、さらに好ましくは1.44〜1.54の範囲内であり、特に好ましくは1.44〜1.53の範囲内であり、最も好ましくは1.45〜1.52の範囲内である。アクリル系粘着剤層中のアクリル系樹脂の屈折率が上記範囲内にあれば、透明性に優れる透明難燃テープを提供することができる。
アクリル系粘着剤層に含まれるアクリル系樹脂のTgは、Fox式換算で、好ましくは−70℃〜−30℃の範囲内であり、より好ましくは−67℃〜−32℃の範囲内であり、さらに好ましくは−65℃〜−35℃の範囲内であり、特に好ましくは−62℃〜−37℃の範囲内であり、最も好ましくは−60℃〜−40℃の範囲内である。アクリル系粘着剤層に含まれるアクリル系樹脂のFox式換算によるTgが上記範囲内にあれば、適切な粘着力を発現でき、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
アクリル系粘着剤層に含まれるアクリル系樹脂は、好ましくは、アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜8であるアクリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、アクリル酸を含む単量体成分(b)の重合によって形成されるアクリル系樹脂である。アクリル系粘着剤層に含まれるアクリル系樹脂がこのような組成を有するアクリル系樹脂であれば、適切な粘着力を発現でき、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜8であるアクリル(メタ)アクリレートは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜8であるアクリル(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらの中でも、本発明の効果をより発現し得る点で、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが好ましく、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートがより好ましい。
単量体成分(b)中のアルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜8であるアクリル(メタ)アクリレートの含有割合は、好ましくは5重量%〜99重量%であり、より好ましくは10重量%〜97重量%であり、さらに好ましくは15重量%〜95重量%であり、特に好ましくは20重量%〜93重量%であり、最も好ましくは25重量%〜90重量%である。単量体成分(b)中のアルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜8であるアクリル(メタ)アクリレートの含有割合が上記範囲内にあれば、適切な粘着力を発現でき、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(b)中のベンジル(メタ)アクリレートの含有割合は、好ましくは1重量%〜80重量%であり、より好ましくは2重量%〜70重量%であり、さらに好ましくは3重量%〜60重量%であり、特に好ましくは5重量%〜55重量%であり、最も好ましくは10重量%〜50重量%である。単量体成分(b)中のベンジル(メタ)アクリレートの含有割合が上記範囲内にあれば、適切な粘着力を発現でき、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(b)中のアクリル酸の含有割合は、好ましくは0.1重量%〜20重量%であり、より好ましくは0.5重量%〜18重量%であり、さらに好ましくは1重量%〜15重量%であり、特に好ましくは2重量%〜12重量%であり、最も好ましくは3重量%〜10重量%である。単量体成分(b)中のアクリル酸の含有割合が上記範囲内にあれば、適切な粘着力を発現でき、より透明性に優れ、且つ、より高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(b)は、リン原子含有モノマーを含んでいてもよい。単量体成分(b)がリン原子含有モノマーを含むことにより、より一層高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。リン原子含有モノマーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
リン原子含有モノマーの具体例としては、<アクリル系フィルム層>の項目において説明した内容を援用し得る。
単量体成分(b)中のリン原子含有モノマーの含有割合は、好ましくは1重量%〜30重量%であり、より好ましくは3重量%〜27重量%であり、さらに好ましくは5重量%〜25重量%であり、特に好ましくは7重量%〜23重量%であり、最も好ましくは10重量%〜20重量%である。単量体成分(b)中のリン原子含有モノマーの含有割合が上記範囲内にあれば、より一層高い難燃性を有する、透明難燃テープを提供することができる。
単量体成分(b)は、N−ビニルピロリドンを含んでいてもよい。単量体成分(b)がN−ビニルピロリドンを含むことにより、アクリル酸との酸−塩基相互作用に粘着成分のバルク強度が向上するだけでなく、屈折率が高いことにより、透明性が向上する。
単量体成分(b)中のN−ビニルピロリドンの含有割合は、好ましくは0.1重量%〜15重量%であり、より好ましくは0.2重量%〜14重量%であり、さらに好ましくは0.3重量%〜13重量%であり、特に好ましくは0.5重量%〜12重量%であり、最も好ましくは1重量%〜10重量%である。単量体成分(b)中のN−ビニルピロリドンの含有割合が上記範囲内にあれば、より透明性に優れた透明難燃粘着剤を提供できる。
単量体成分(b)中には、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なその他のモノマーが含まれていてもよい。その他のモノマーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。その他のモノマーとしては、例えば、下記のものが挙げられる。
(1)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーM」、日本化薬(株)製の「カヤマーPM−1」、共栄社油脂(株)製の「ライトエステルP−M」、新中村化学(株)製の「NKエステルSA」など。
n=2として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE2」など。
n=4〜5として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE」など。
n=8として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE8」など。
(2)[CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)3−m
n=1、m=1と2の混合物として、大八化学(株)製の「MR−200」など。
(3)CH=CHCOO(CO)P=O(OH)
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーA」、共栄社油脂(株)製の「ライトエステルP−A」など。
(4)CH=CHCOO(CO)P=O(OH)3−m
n=1、m=1と2の混合物として、大八化学(株)製の「AR−200」など。
(5)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OC
n=1として、大八化学(株)製の「MR−204」など。
(6)CH=CHCOO(CO)P=O(OC
n=1として、大八化学(株)製の「AR−204」など。
(7)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OC17
n=1として、大八化学(株)製の「MR−208」など。
(8)CH=CHCOO(CO)P=O(OC17
n=1として、大八化学(株)製の「AR−208」など。
(9)CH=C(CH)COO(CHCH(CHCl)O)P=O(OH)
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーCL」など。
(10)CH=C(CH)COO(CHCH(CH)O)P=O(OH)
n=5〜6として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーPP」など。
(11)CH=CHCOO(CHCH(CH)O)P=O(OH)
(12)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)(ONHOH)
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーMH」など。
(13)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)(ONH(CHOCOC(CH)=CH
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーDM」など。
(14)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)(ONH(COCOC(CH)=CH
n=1として、ユニケミカル(株)製の「ホスマーDE」など。
(15)CH=CHCOO(CO)P=O(OPh)(Ph:フェニル基)
n=1として、大八化学(株)製の「AR−260」など。
(16)CH=C(CH)COO(CO)P=O(OPh)
n=1として、大八化学(株)製の「MR−260」など。
(17)[CH=CHCOO(CO)P=O(OC
n=1として、大八化学(株)製の「PS−A4」など。
(18)CH=CHP=O(OCCl)
大八化学(株)製の「ビニエイト−R」など。
(19)[CH=C(CH)COO(CO)P=O(OH)
n=1として、大八化学(株)製の「MR−200」、日本化薬(株)製の「カヤマーPM−2」など。
(20)[CH=C(CH)COOC(OCOC10)O]P=O(OH)
日本化薬(株)製の「カヤマーPM−21」など。
(21)[CH=CHCOO(CO)P=O
n=1として、大阪有機(株)製の「ビスコート3PA」など。
単量体成分(b)中のその他のモノマーの含有割合は、好ましくは0重量%〜10重量%であり、より好ましくは0重量%〜8重量%であり、さらに好ましくは0重量%〜7重量%であり、特に好ましくは0重量%〜6重量%であり、最も好ましくは0重量%〜5重量%である。
アクリル系樹脂は、単量体成分(b)の重合によって形成されるアクリル系樹脂であれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な形態として得られ得る。アクリル系樹脂は、好ましくは、アクリルエマルションの形態として得られる。このようなアクリルエマルションは、好ましくは、単量体成分(b)と乳化剤と水を混合して乳化重合を行うことによって得られる。乳化剤は、例えば、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤などが挙げられる。乳化剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。乳化剤としては、好ましくは、アニオン系界面活性剤と非イオン系界面活性剤の組合せである。乳化剤の使用量は、単量体成分(b)に対して、好ましくは1重量%〜20重量%であり、より好ましくは2重量%〜15重量%であり、さらに好ましくは3重量%〜14重量%であり、特に好ましくは4重量%〜12重量%であり、最も好ましくは5重量%〜10重量%である。乳化剤の使用量が上記範囲内にあれば、アクリル系樹脂が安定なアクリルエマルションの形態として得られる。
アクリル系粘着剤層は、難燃フィラー、分散助剤、アクリル系樹脂を含む粘着剤を形成し得る方法であれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な方法で形成し得る。
アクリル系粘着剤層は、好ましくは、アクリルエマルションの形態としてのアクリル系樹脂に、架橋剤を加え、次いで、難燃フィラーの分散液を加えて撹拌し、必要に応じて増粘剤を添加してさらに撹拌し、脱泡処理を行った後、任意の適切なセパレータ(例えば、PETフィルム)上に塗工し、乾燥させて、セパレータ上に形成させることができる。
難燃フィラーの分散液としては、<アクリル系フィルム層>の項目において説明した内容を援用し得る。
アクリル系粘着剤層は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な他の成分を含んでいてもよい。このような他の成分としては、例えば、湿潤剤、発泡剤、顔料、染料、可塑剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤などが挙げられる。
アクリル系粘着剤層の厚みは、好ましくは1μm〜300μmであり、より好ましくは3μm〜250μmであり、さらに好ましくは5μm〜200μmであり、特に好ましくは10μm〜180μmであり、最も好ましくは20μm〜150μmである。
本発明の透明難燃テープは、各種分野に適用できる。本発明の透明難燃テープは、例えば、車両や航空機などの輸送機器、建材、電子材料、ワイヤーやケーブル、ドア、パネル、カーテン、カーペット、家具、サンブラインド、壁、天井、室内装飾材料、箱などの詰め物、フォーム、封止材などに適用することができる。
≪難燃性構造体≫
本発明の難燃性構造体は、本発明の透明難燃テープを有する。
本発明の難燃性構造体は、本発明の透明難燃テープを有していれば、任意の適切な構造を採り得る。
本発明の難燃性構造体の代表的な例としては、図4のように、被着体50の片面に本発明の透明難燃テープ100を有している難燃性構造体1000や、図5のように、被着体50の両面に本発明の透明難燃テープ100を有している難燃性構造体1000が挙げられる。
被着体としては、任意の適切な被着体を採用し得る。
本発明の難燃性構造体は、難燃性を損なわない範囲内で、防汚層、帯電防止層、光拡散層、反射防止層、紫外線吸収層、遮熱層、断熱層、熱伝導層、耐溶剤層などの機能層を付与することができる。
以下に、実施例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明は、それらに何ら制限されるものではない。なお、以下の説明において、「部」および「%」は、特に明記のない限り、重量基準である。
<全光線透過率およびヘイズ値>
ヘイズメーター(HM150、村上色彩研究所製)を用い、評価サンプルの全光線透過率およびヘイズ値を測定した。
<難燃性評価(UL94規格)>
難燃性評価として、UL94規格の試験方法に準拠して検討を行った。
すなわち、評価サンプルを、12.7mm×127mmのサイズに切断し、試料とした。垂直に保持した試料の下端に、長さ19mmのガスバーナーの炎を10秒間接炎させた。燃焼が30秒以内に止まった場合は、さらに10秒間接炎させた。30cm下方にガーゼを置き、その燃焼についても確認を行った。評価は下記の基準にて行った。
V−2:いずれの接炎の後も、30秒以上燃焼を続ける試料がない。
5個の試料に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が250秒を超えない。
固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない。
試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子の落下が許容される。
2回目の接炎の後、60秒以上赤熱を続ける試料がない。
V−1:いずれの接炎の後も、30秒以上燃焼を続ける試料がない。
5個の試料に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が250秒を超えない。
固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない。
試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない。
2回目の接炎の後、60秒以上赤熱を続ける試料がない。
V−0:いずれの接炎の後も、10秒以上燃焼を続ける試料がない。
5個の試料に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が50秒を超えない。
固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない。
試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない。
2回目の接炎の後、30秒以上赤熱を続ける試料がない。
<難燃性評価(溶融滴下)>
UL規格のV−0の評価分において、溶融滴下するものとしないものに分類した。溶融滴下しないものが最も望ましい。
<粘着力評価>
透明難燃テープを厚み38μmのPETフィルム(ルミラーS10、東レ株式会社)に裏打ちを行った。幅25mm、高さ60mmに切断し、被着体としてSUS板、アクリル板にそれぞれ貼り合せたのち、2kgローラーで一往復後、一晩放置した。その後、23℃において、300mm/分の引張り速度で180度ピールを行った。
<粒度分布測定>
粒度分布計Microtrac MT3000II(マイクロトラックベル株式会社)を用いて粒度分布を測定した。粒子分散液を約1重量%に水で希釈して30秒間で3回測定を行い、その平均値を取り、平均粒子径(体積)を求めた。
<絶縁破壊電圧>
JIS C2107に順じ、絶縁破壊電圧試験方法に即して測定を行った。層厚130μmの透明難燃テープ(基材100μm、粘着剤層30μm)を、絶縁耐力試験機(株式会社ムサシインテック製)で電極125φ、質量500g、昇圧1000V/秒の条件にて絶縁破壊試験を行った。
〔製造例1〕:フィラー分散液Aの製造
水酸化アルミニウム(製品名:ハイジライトH−43M、昭和電工株式会社製)30g、分散剤(製品名:Disperbyk−190、固形分濃度40%、ビッグケミージャパン株式会社製)15g、消泡剤(製品名:BYK−024、ビッグケミ―ジャパン株式会社製)0.5g、水54.5g、0.5mmサイズのジルコニアビーズ150gを200mlサイズのガラス瓶に加え、スキャンデックス(オーウェル株式会社)で10時間粉砕・分散を行い、平均粒子径が101nmのフィラーのフィラー分散液Aを得た。
〔製造例2〕:フィラー分散液Bの製造
リン酸アルミニウム金属塩(製品名:Exolit OP 935、クラリアントケミカル株式会社製)36g、分散剤(製品名:Disperbyk−190、固形分濃度40%、ビッグケミージャパン株式会社製)13.5g、2−プロパノール8.4g、消泡剤(製品名:BYK−024、ビッグケミ―ジャパン株式会社製)0.6g、水31.5g、0.5mmサイズのジルコニアビーズ200gを150mlサイズのガラス瓶に加え、スキャンデックス(オーウェル株式会社)で10時間粉砕・分散を行い、平均粒子径が421nmのフィラーのフィラー分散液Bを得た。
〔製造例3〕:フィラー分散液Cの製造
製造例1と同様の組成にて、スキャンデックスでの粉砕・分散を行わずに、ディスパーにて撹拌を1時間行い、平均粒子径750nmのフィラーのフィラー分散液Cを得た。
〔製造例4〕
分散剤を用いずに、製造例1と同様の方法を行ったが、分散中に固化してしまった。
〔製造例5〕
分散剤を用いずに、製造例2と同様の方法を行ったが、分散中に固化してしまった。
〔製造例6〕:アクリル系フィルム層用アクリル系樹脂DのエマルションDの製造
単量体成分として、リン原子含有モノマーであるジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェート(製品名:MR−260、大八化学社製)40部、メチルメタクリレート65部、ブチルアクレート35部、ベンジルアクリレート50部、アクリル酸4部、N−ビニルピロリドン6部を反応容器に加え、次いで、乳化剤として、エマールAD25R(アニオン系界面活性剤、花王株式会社製)5部、ノイゲンDA−177D(非イオン性界面活性剤、第一工業製薬株式会社製)3部、水288部を加え、乳化機にて乳化を行った。1時間窒素置換を行い、60℃まで撹拌しながら水浴にて加温後、アゾ系水溶性重合開始剤であるVA−057(和光純薬株式会社製)0.3部を加え、60℃に保ちながら重合反応を2時間、次いで、70度で1時間反応を行った。反応終了後、室温まで冷却したのち、10%アンモニア水4gを加え、中和処理を行い、Fox式換算でTgが38℃のアクリル系樹脂DのアクリルエマルションDを得た。アクリル系樹脂D単体のフィルムの屈折率をアッベの屈折率計で測定したところ1.46であった。
〔製造例7〕:アクリル系フィルム層用アクリル系樹脂EのエマルションEの製造
単量体成分として、リン原子含有モノマーであるジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェート(製品名:MR−260、大八化学社製)40部、メチルアクリレート70部、エチルアクレート20部、ベンジルアクリレート60部、アクリル酸4部、N−ビニルピロリドン6部に変更した以外は、製造例7と同様の操作を行い、Fox式換算でTgが6℃のアクリル系樹脂EのアクリルエマルションEを得た。アクリル系樹脂E単体のフィルムの屈折率をアッベの屈折率計で測定したところ1.48であった。
〔製造例8〕:アクリル系フィルム層用アクリル系樹脂FのエマルションFの製造
単量体成分として、メチルメタクリレート97部、ブチルアクレート53部、ベンジルアクリレート50部、アクリル酸4部、N−ビニルピロリドン6部に変更した以外は、製造例7と同様の操作を行い、Fox式換算でTgが25℃のアクリル系樹脂FのアクリルエマルションFを得た。アクリル系樹脂F単体のフィルムの屈折率をアッベの屈折率計で測定したところ1.45であった。
〔製造例9〕:アクリル系粘着剤層用アクリル系樹脂GのエマルションGの製造
単量体成分として、リン原子含有モノマーであるジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェート(製品名:MR−260、大八化学社製)20部、2−エチルヘキシルアクリレート150部、ベンジルアクリレート20部、アクリル酸4部、N−ビニルピロリドン6部を反応容器に加え、次いで、乳化剤として、エマールAD25R(アニオン系界面活性剤、花王株式会社製)5部、ノイゲンDA−177D(非イオン性界面活性剤、第一工業製薬株式会社製)3部、水288部を加え、乳化機にて乳化を行った。1時間窒素置換を行い、60℃まで撹拌しながら水浴にて加温後、アゾ系水溶性重合開始剤であるVA−057(和光純薬株式会社製)0.3部を加え、60℃に保ちながら重合反応を2時間、次いで、70度で1時間反応を行った。反応終了後、室温まで冷却したのち、10%アンモニア水7gを加え、中和処理を行い、Fox式換算でTgが−58℃のアクリル系樹脂GのアクリルエマルションGを得た。アクリル系樹脂G単体のフィルムの屈折率をアッベの屈折率計で測定したところ1.43であった。
〔製造例10〕:アクリル系粘着剤層用アクリル系樹脂HのエマルションHの製造
単量体成分として、2−エチルヘキシルアクリレート170部、ベンジルアクリレート20部、アクリル酸4部、N−ビニルピロリドン6部に変更した以外は、製造例9と同様の操作を行い、Fox式換算でTgが−59℃のアクリル系樹脂HのアクリルエマルションHを得た。アクリル系樹脂H単体のフィルムの屈折率をアッベの屈折率計で測定したところ1.43であった。
〔実施例1〕
(アクリル系フィルム層)
製造例6で得られたアクリル系樹脂DのエマルションD100g(アクリル系樹脂Dとして40g)に、架橋剤としてオキサゾリン系架橋剤(製品名:エポクロスWS−500、株式会社日本触媒製)1gを加え、次いで、製造例1で得られたフィラー分散液A100g(難燃フィラーとして30g、分散助剤として6g)、製造例2で得られたフィラー分散液B20g(難燃フィラーとして5g、分散助剤として0.75g)を加え、撹拌後、増粘剤(製品名:SNスティックナー625N、サンノプコ株式会社製)0.5gを加え、撹拌後、脱泡処理(装置名:泡とり錬太郎、シンキー株式会社製)を行った後、乾燥後の膜厚が100μmになるように剥離処理を施してあるPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(製品名:MFR−38、三菱樹脂株式会社製)に塗工し、100度で5分乾燥して、厚み100μmのアクリル系フィルム層(1)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
製造例9で得られたアクリル系樹脂GのエマルションG100g(アクリル系樹脂Gとして40g)に、架橋剤としてオキサゾリン系架橋剤(製品名:エポクロスWS−500、株式会社日本触媒製)0.3gを加え、次いで、製造例2で得られたフィラー分散液B20g(難燃フィラーとして5g、分散助剤として0.75g)を加え、撹拌後、増粘剤(製品名:SNスティックナー625N、サンノプコ株式会社製)0.5gを加え、撹拌後、脱泡処理(装置名:泡とり錬太郎、シンキー株式会社製)を行った後、乾燥後の膜厚が30μmになるように剥離処理を施してあるPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(製品名:MFR−38、三菱樹脂株式会社製)に塗工し、100度で2分乾燥して、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(1)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(1)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(1)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(1)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔実施例2〕
(アクリル系フィルム層)
フィラー分散液A100gとフィラー分散液B20gを用いる代わりに、フィラー分散液B50g(難燃フィラーとして20g、分散助剤として3g)を用いた以外は、実施例1と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(2)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
実施例1と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(2)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(2)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(2)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(2)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔実施例3〕
(アクリル系フィルム層)
アクリル系樹脂DのエマルションD100gを用いる代わりに、製造例7で得られたアクリル系樹脂EのエマルションE100g(アクリル系樹脂Eとして40g)を用いた以外は、実施例1と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(3)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
実施例1と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(3)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(3)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(3)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(3)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔実施例4〕
(アクリル系フィルム層)
アクリル系樹脂DのエマルションD100gを用いる代わりに、製造例7で得られたアクリル系樹脂EのエマルションE100g(アクリル系樹脂Eとして40g)を用いた以外は、実施例2と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(4)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
実施例1と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(4)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(4)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(4)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(4)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔実施例5〕
(アクリル系フィルム層)
アクリル系樹脂DのエマルションD100gを用いる代わりに、製造例8で得られたアクリル系樹脂FのエマルションE100g(アクリル系樹脂Eとして40g)を用い、フィラー分散液A100gとフィラー分散液B20gを用いる代わりに、フィラー分散液B100g(難燃フィラーとして40g、分散助剤として6g)を用いた以外は、実施例1と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(5)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
実施例1と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(5)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(5)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(5)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(5)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔実施例6〕
(アクリル系フィルム層)
フィラー分散液A100gとフィラー分散液B20gを用いる代わりに、フィラー分散液A150g(難燃フィラーとして45g、分散助剤として9g)を用いた以外は、実施例1と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(6)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
実施例1と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(6)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(6)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(6)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(6)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔実施例7〕
(アクリル系フィルム層)
実施例2と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(7)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
実施例1と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(7)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み5μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(製品名:ルミナーS10、東レ株式会社製)の両面それぞれに、厚み100μmのアクリル系フィルム層(7)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(7)をラミネーターで貼り合せ、MFR−38/アクリル系フィルム層(7)/ルミナーS10/アクリル系粘着剤層(7)/MFR−38の積層構造を有する透明難燃テープ(7)を得た。各種評価はPETフィルム(MFR−38)を剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔比較例1〕
(アクリル系フィルム層)
アクリル系樹脂DのエマルションD100gを用いる代わりに、製造例8で得られたアクリル系樹脂FのエマルションE100g(アクリル系樹脂Eとして40g)を用いた以外は、実施例1と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(C1)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
実施例1と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(C1)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(C1)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(C1)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(C1)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔比較例2〕
(アクリル系フィルム層)
比較例1と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(C2)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
アクリル系樹脂GのエマルションG100gを用いる代わりに、製造例10で得られたアクリル系樹脂HのエマルションH100g(アクリル系樹脂Hとして40g)を用いた以外は、比較例1と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(C2)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(C2)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(C2)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(C2)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔比較例3〕
(アクリル系フィルム層)
比較例1と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(C3)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
アクリル系樹脂GのエマルションG100gを用いる代わりに、製造例10で得られたアクリル系樹脂HのエマルションH100g(アクリル系樹脂Hとして40g)を用い、フィラー分散液B20gを用いる代わりに、フィラー分散液A20g(難燃フィラーとして6g、分散助剤として1.2g)を用いた以外は、比較例2と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(C3)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(C3)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(C3)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(C3)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
〔比較例4〕
(アクリル系フィルム層)
フィラー分散液A100gとフィラー分散液B20gを用いる代わりに、フィラー分散液B20gと製造例3で得られたフィラー分散液C100g(難燃フィラーとして30g、分散助剤として6g)を用いた以外は、実施例1と同様に行い、厚み100μmのアクリル系フィルム層(C4)を得た。
(アクリル系粘着剤層)
比較例2と同様に行い、厚み30μmのアクリル系粘着剤層(C4)を得た。
(透明難燃テープ)
厚み100μmのアクリル系フィルム層(C4)と厚み30μmのアクリル系粘着剤層(C4)を、PETフィルムが外側になるようにラミネーターにて貼り合せることで、透明難燃テープ(C4)を得た。各種評価はPETフィルムを剥離して行った。
結果を表1に示した。
Figure 2017193595
本発明の透明難燃テープ、本発明の難燃性構造体は、難燃性が求められる各種用途に利用し得る。
10 アクリル系フィルム層
10a セパレータ
20 アクリル系粘着剤層
20a セパレータ
30 基材層
50 被着体
100 透明難燃テープ
1000 難燃性構造体

Claims (11)

  1. アクリル系フィルム層とアクリル系粘着剤層を含む透明難燃テープであって、
    該アクリル系フィルム層と該アクリル系粘着剤層が、いずれも、難燃フィラー、分散助剤、アクリル系樹脂を含み、
    該難燃フィラーの平均粒子径が100nm〜600nmの範囲内にあり、
    該アクリル系樹脂の屈折率が1.41〜1.57の範囲内にあり、
    全光線透過率が80%以上であり、
    ヘイズ値が40%以下であり、
    UL94規格における難燃性のグレードがV−0以上である、
    透明難燃テープ。
  2. 前記難燃フィラーが、水酸化アルミニウム、ホスフィン酸金属塩から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1に記載の透明難燃テープ。
  3. 前記難燃フィラーがホスフィン酸金属塩を含む、請求項2に記載の透明難燃テープ。
  4. 前記アクリル系フィルム層に含まれるアクリル系樹脂のTgが、Fox式換算で、−20℃〜80℃の範囲内にある、請求項1から3までのいずれかに記載の透明難燃テープ。
  5. 前記アクリル系フィルム層に含まれるアクリル系樹脂が、アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜4であるアクリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、アクリル酸を含む単量体成分(a)の重合によって形成されるアクリル系樹脂である、請求項1から4までのいずれかに記載の透明難燃テープ。
  6. 前記単量体成分(a)がリン原子含有モノマーを含む、請求項5に記載の透明難燃テープ。
  7. 前記アクリル系粘着剤層に含まれるアクリル系樹脂のTgが、Fox式換算で、−70℃〜−30℃の範囲内にある、請求項1から6までのいずれかに記載の透明難燃テープ。
  8. 前記アクリル系粘着剤層に含まれるアクリル系樹脂が、アルキルエステル部分のアルキル基の炭素原子数が1〜8であるアクリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、アクリル酸を含む単量体成分(b)の重合によって形成されるアクリル系樹脂である、請求項1から7までのいずれかに記載の透明難燃テープ。
  9. 前記単量体成分(b)がリン原子含有モノマーを含む、請求項8に記載の透明難燃テープ。
  10. 前記アクリル系フィルム層と前記アクリル系粘着剤層との間に基材層を有する、請求項1から9までのいずれかに記載の透明難燃テープ。
  11. 請求項1から10までのいずれかに記載の透明難燃テープを有する、難燃性構造体。

JP2016082681A 2016-04-18 2016-04-18 透明難燃テープおよび難燃性構造体 Pending JP2017193595A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016082681A JP2017193595A (ja) 2016-04-18 2016-04-18 透明難燃テープおよび難燃性構造体
PCT/JP2017/014795 WO2017183515A1 (ja) 2016-04-18 2017-04-11 透明難燃テープおよび難燃性構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016082681A JP2017193595A (ja) 2016-04-18 2016-04-18 透明難燃テープおよび難燃性構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017193595A true JP2017193595A (ja) 2017-10-26

Family

ID=60116694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016082681A Pending JP2017193595A (ja) 2016-04-18 2016-04-18 透明難燃テープおよび難燃性構造体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017193595A (ja)
WO (1) WO2017183515A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108504310A (zh) * 2018-05-09 2018-09-07 佛山市三水日邦化工有限公司 一种抗燃型热熔胶
CN110628362A (zh) * 2019-08-16 2019-12-31 西安航天三沃化学有限公司 一种阻燃型丙烯酸酯压敏胶及其制备方法与应用

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6819833B2 (ja) * 2018-12-25 2021-01-27 Dic株式会社 粘着テープ
WO2024034555A1 (ja) * 2022-08-10 2024-02-15 大日本印刷株式会社 化粧シート用樹脂組成物、化粧シート及び化粧材

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002173656A (ja) * 2000-12-04 2002-06-21 Nitto Denko Corp 感圧性接着剤組成物、感圧性接着シート及び光学フィルム
JP2003193058A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Sakai Chem Ind Co Ltd 難燃剤とその製造方法とそれを含む難燃性樹脂組成物
JP2003535921A (ja) * 1999-10-28 2003-12-02 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 高屈折率感圧接着剤
JP2004175955A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Takiron Co Ltd ポリエステル樹脂成形体
JP2004331705A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Sakai Chem Ind Co Ltd 難燃性コーティング剤組成物とその利用
JP2005354002A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Three M Innovative Properties Co 多層熱伝導性シート
JP2006265417A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 難燃性樹脂組成物及び難燃性樹脂成形品
JP2007106056A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Toppan Cosmo Inc 立体成形用化粧シート
WO2012049886A1 (ja) * 2010-10-12 2012-04-19 日東電工株式会社 耐環境機能性難燃ポリマー部材および衛生機能性難燃ポリマー部材
JP2012102303A (ja) * 2010-11-15 2012-05-31 Achilles Corp 透明難燃性フィルム
JP2014224964A (ja) * 2012-09-13 2014-12-04 日東電工株式会社 光拡散粘着剤ならびに該光拡散粘着剤を用いた偏光板および光学部材
JP2015079948A (ja) * 2013-09-13 2015-04-23 デクセリアルズ株式会社 熱伝導性シート

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535921A (ja) * 1999-10-28 2003-12-02 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 高屈折率感圧接着剤
JP2002173656A (ja) * 2000-12-04 2002-06-21 Nitto Denko Corp 感圧性接着剤組成物、感圧性接着シート及び光学フィルム
JP2003193058A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Sakai Chem Ind Co Ltd 難燃剤とその製造方法とそれを含む難燃性樹脂組成物
JP2004175955A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Takiron Co Ltd ポリエステル樹脂成形体
JP2004331705A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Sakai Chem Ind Co Ltd 難燃性コーティング剤組成物とその利用
JP2005354002A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Three M Innovative Properties Co 多層熱伝導性シート
JP2006265417A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 難燃性樹脂組成物及び難燃性樹脂成形品
JP2007106056A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Toppan Cosmo Inc 立体成形用化粧シート
WO2012049886A1 (ja) * 2010-10-12 2012-04-19 日東電工株式会社 耐環境機能性難燃ポリマー部材および衛生機能性難燃ポリマー部材
JP2012102303A (ja) * 2010-11-15 2012-05-31 Achilles Corp 透明難燃性フィルム
JP2014224964A (ja) * 2012-09-13 2014-12-04 日東電工株式会社 光拡散粘着剤ならびに該光拡散粘着剤を用いた偏光板および光学部材
JP2015079948A (ja) * 2013-09-13 2015-04-23 デクセリアルズ株式会社 熱伝導性シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108504310A (zh) * 2018-05-09 2018-09-07 佛山市三水日邦化工有限公司 一种抗燃型热熔胶
CN110628362A (zh) * 2019-08-16 2019-12-31 西安航天三沃化学有限公司 一种阻燃型丙烯酸酯压敏胶及其制备方法与应用

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017183515A1 (ja) 2017-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017183515A1 (ja) 透明難燃テープおよび難燃性構造体
JP6088215B2 (ja) 難燃複合部材
JP4450419B2 (ja) 難燃性粘着テープ
KR20060122916A (ko) 난연성 아크릴계 열 전도성 시트
TW201631095A (zh) 不含鹵素之阻燃性壓敏性黏著劑及膠帶
KR101191114B1 (ko) 수성 점착제 조성물, 그 제조 방법 및 상기를 포함하는점착 필름
JP2016027069A (ja) 難燃材料およびその用途
JP2016141728A (ja) 難燃材料、難燃材料から形成される難燃性膜、および難燃性物品とその製造方法
KR101647153B1 (ko) 수성 점착제 조성물, 그 제조 방법, 이를 포함하는 점착 시트 및 벽지
TWI780242B (zh) 黏著劑組合物及黏著膜
JP2006219565A (ja) 難燃性粘着テープ
US10526515B2 (en) Halogen-free flame retardant pressure sensitive adhesive and tape
JP2020132875A (ja) 粘着剤層および粘着シート
KR20150100733A (ko) 난연 접착제
KR20140098685A (ko) 난연성 점착제 조성물
WO2022065505A1 (ja) 樹脂積層体
JP2015232054A (ja) 活性エネルギー線硬化性コーティング用樹脂組成物
JP7341792B2 (ja) 難燃性シリコーン樹脂シート、粘着剤層付難燃性シリコーン樹脂シート、および、基材層付難燃性シリコーン樹脂シート
JP2023504902A (ja) 難燃性感圧接着剤
JP2010150430A (ja) 感圧接着剤組成物、感圧接着剤層及び感圧接着性積層体
CN115803378A (zh) 树脂水性分散组合物
JPWO2019039430A1 (ja) 難燃性粘着テープ
JP2010150429A (ja) 感圧接着剤組成物、感圧接着剤層及び感圧接着性積層体
JP2006103181A (ja) 難燃性樹脂組成物
WO2014075225A1 (zh) 复合阻燃剂、制备方法及其应用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200721