JP2017191164A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、開閉部材の開き方向の勢いを緩和し、省スペース、安価、耐久性に優れた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置100本体と回動可能なジャム処理ドア1との間に連結され、該ジャム処理ドア1を開いたときに該ジャム処理ドア1の位置を規定する支持部材2は、互いに対してスライド移動可能な第一のアーム部材3と第二のアーム部材4と、第一のアーム部材3に設けられるピニオン9と、ピニオン9の回転軸に取り付けられたロータリー式の粘性ダンパー7と、第二のアーム部材4に設けられ、ピニオン9に噛合し得るラック10と、を有し、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が開かれると、第一のアーム部材3と第二のアーム部材4の相対的なスライド移動に伴ってラック10とピニオン9とが噛合し、ピニオン9の回転動作に対してロータリー式の粘性ダンパー7により制動力を付与することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものである。
画像形成装置において、紙等の記録材が搬送路内を搬送中に紙詰まりを起こした場合にジャム紙を取り除くため、記録材搬送路を解放するためのジャム処理ドアが設けられていることが一般的である。そして、ジャム処理性を良くするために一つのジャム処理ドアを開けるだけで、全ての記録材搬送路が開放される構成がユーザビリティ(usability;使い易さ)上、好ましい。
しかしながら、記録材の給送部から転写部を経て定着部に至る全ての搬送路を一つのジャム処理ドアにより開放する構成とした場合、ジャム処理ドアが大型化し、重量が重くなってしまう。特にジャム処理ドアの重量が重くなると、ジャム処理ドアを開いたときのフリーフォール(自由落下運動)により大きな衝撃が加わり、搬送路周辺の各種部品が破損する恐れがある。或いは、ジャム処理ドアを吊っている吊り棒や吊りベルトがダメージを受ける恐れがある。また、ユーザがジャム処理ドアを閉じる場合においてもジャム処理ドアの重量があまりにも重いとユーザビリティ上、好ましくない。
これらの課題を解決するために、例えば、特許文献1では、開閉カバーの回動軸に軸ダンパー(ヒンジダンパー)を設け、開閉カバーと画像形成装置本体との間にバネ式ダンパーを懸架している。これにより開閉カバーを開く方向の動きを緩衝することができる。
また、ヒンジダンパーを設ける以外の減衰方法として、例えば、特許文献2では、装置本体側にロータリー式オイルダンパーを設置し、ラックを有するアーム部材を開閉カバーに回動自在に取り付けている。これにより開閉カバーを開くときにアーム部材のラックとオイルダンパーとが噛み合うことで開閉カバーを開く方向の動きを緩衝することができ、併せて開閉カバーの開閉機構の小型化を図ることが出来るものである。これ以外にも、ピストン式のエアーダンパーを開閉カバーと装置本体との間に懸架する方法もある。
特開2006−284805号公報 特開2007−279274号公報
しかしながら、特許文献1のように、重量が重い開閉カバーの回動中心にヒンジダンパーを設けた場合、ダンパーに必要とされるトルクが非常に大きなものとなる。このため高価なダンパーを使用する必要があった。また、特許文献2では、ロータリー式オイルダンパーを装置本体に設け、開閉カバーにラックを設けたアーム部材で開閉カバーを開く方向の動きを緩衝する。その場合に、開閉カバーを開放したときのポジションを規定する吊り手段をアーム部材が兼ねている。このため開閉カバーを閉じたときにアーム部材を収納する空間を装置本体内に確保する必要があり、装置小型化の弊害になる。
また、ピストン式エアーダンパーを設けた方法でも開閉カバーの重さに応じて大きなシリンダーが必要となり、省スペース化上、不利である。また、開閉カバーを閉じるときにおいてもピストン式エアーダンパーによる減衰力が作用する。このため開閉カバーを閉じる際に大きな操作力が必要となりユーザビリティ上、好ましくない。他に開閉カバーの安価な減衰構成として、開閉カバーを開く際に摩擦ブレーキを利用する方法もあるるが耐久性において不利であった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、開閉部材の開き方向の勢いを緩和し、省スペース、安価、耐久性に優れた画像形成装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、画像形成装置の本体に対して回動可能な開閉部材と、前記画像形成装置の本体と前記開閉部材との間に連結され、前記開閉部材を開いたときに該開閉部材の位置を規定する支持部材と、を有し、前記支持部材は、互いに対してスライド移動可能な第一のアーム部材と第二のアーム部材と、前記第一のアーム部材に設けられるピニオンと、前記ピニオンの回転軸に取り付けられたロータリー式の粘性ダンパーと、前記第二のアーム部材に設けられ、前記ピニオンに噛合し得るラックと、を有し、前記画像形成装置の本体に対して前記開閉部材が開かれると、前記第一のアーム部材と前記第二のアーム部材の相対的なスライド移動に伴って前記ラックと前記ピニオンとが噛合し、前記ピニオンの回転動作に対して前記ロータリー式の粘性ダンパーにより制動力を付与することを特徴とする。
本発明によれば、開閉部材の開き方向の勢いを緩和し、省スペース、安価、耐久性に優れる。
本発明に係る画像形成装置においてジャム処理ドアを閉じた様子を示す断面説明図である。 本発明に係る画像形成装置においてジャム処理ドアを開いた様子を示す断面説明図である。 第1実施形態において、ジャム処理ドアと画像形成装置本体との間に設けられる支持部材の構成を示す斜視説明図である。 (a)は、第1実施形態の支持部材を収縮させた様子を示す斜視説明図である。(b)は、第1実施形態の支持部材を伸長させた様子を示す斜視説明図である。 (a)は、第2実施形態の支持部材を収縮させた様子を示す斜視説明図である。(b)は、第2実施形態の支持部材を伸長させた様子を示す斜視説明図である。 第3実施形態において、原稿読取装置と画像形成装置本体との間に設けられる支持部材の構成を示す斜視説明図である。 第3実施形態の支持部材の構成を示す斜視説明図である。
図により本発明に係る画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
先ず、図1〜図4を用いて本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置においてジャム処理ドアを閉じた様子を示す断面説明図である。図2は、本発明に係る画像形成装置においてジャム処理ドアを開いた様子を示す断面説明図である。図3は、本実施形態において、ジャム処理ドアと画像形成装置本体との間に設けられる支持部材の構成を示す斜視説明図である。図4(a)は、本実施形態の支持部材を収縮させた様子を示す斜視説明図である。図4(b)は、本実施形態の支持部材を伸長させた様子を示す斜視説明図である。
<画像形成装置>
先ず、図1及び図2を用いて画像形成装置100の構成について説明する。図1及び図2に示す画像形成装置100は、カラーレーザプリンタの一例である。画像形成装置100本体には、電子写真方式により画像形成を行う画像形成部100Aが設けられている。
画像形成部100Aには、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBの四色のトナー像をそれぞれ形成する四つの像担持体となる感光ドラム101Y,101M,101S,101Bが設けられている。尚、説明の都合上、各感光ドラム101Y,101M,101S,101Bを代表して単に感光ドラム101を用いて説明する場合もある。他の画像形成プロセス手段についても同様である。各感光ドラム101は、図1の時計回り方向に回転する。
また、画像形成部100Aには、各感光ドラム101の表面にそれぞれ接触して各感光ドラム101の表面に形成されたトナー像が一次転写される中間転写体となる無端状の中間転写ベルト102が設けられている。中間転写ベルト102は、ローラ102a,102b,102cにより図1の反時計回り方向に回転可能に張架されている。
更に、画像形成部100Aには、一次転写手段となる一次転写ローラ106が設けられている。各一次転写ローラ106は、各感光ドラム101の表面に対して中間転写ベルト102の内周面側から一次転写ニップ部を形成する。そして、各感光ドラム101と中間転写ベルト102との間に電位差を生じさせる。各一次転写ローラ106に一次転写バイアスを印加することにより各感光ドラム101の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト102の外周面に一次転写される。
一方、図2に示すように、画像形成装置100本体に対して水平軸となる回動軸16を中心に(水平軸回りに)開閉部材となるジャム処理ドア1が回動可能に支持されている。ジャム処理ドア1には、二次転写手段となる二次転写ローラ105が回転可能に設けられている。
図1に示すように、ジャム処理ドア1が画像形成装置100本体に対して閉じられる。その状態において、ジャム処理ドア1側に設けられた二次転写ローラ105は、画像形成装置100本体側に設けられた中間転写ベルト102の外周面側と二次転写ニップ部N2を形成する。
一方、給送カセット107内に収容された記録材Sは、給送ローラ108により繰り出され、記録材Sの搬送方向に回転するフィードローラ109と、記録材Sの反搬送方向に回転するリタードローラ15とにより一枚ずつ分離給送される。図2及び図3に示すように、レジストローラ110は、画像形成装置100本体側に設けられている。
給送ローラ108により繰り出された記録材Sがフィードローラ109とリタードローラ15とにより一枚ずつ分離給送され、一旦停止したレジストローラ110のニップ部に記録材Sの先端部が付き当てられ、該記録材Sの腰の強さにより斜行が補正される。その後、記録材Sは、所定のタイミングでレジストローラ110により挟持搬送されて二次転写ニップ部N2に送られる。
<画像形成動作>
画像形成部100Aにおいて画像形成動作が開始されると、図1の時計回り方向に回転する各感光ドラム101の表面は、図示しない帯電手段となる帯電ローラにより一様に帯電される。一様に帯電された感光ドラム101の表面には、像露光手段となるレーザスキャナ103により画像信号に応じたレーザ光が照射される。これにより各感光ドラム101の表面上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。
各感光ドラム101の表面上に形成された静電潜像に対して現像手段となる各現像装置104から各色のトナーが供給されてトナー像として現像される。各感光ドラム101の表面上に形成された各色のトナー像は、各一次転写ローラ106により図1の反時計回り方向に回転する中間転写ベルト102の外周面上に順次一次転写されて重畳される。中間転写ベルト102の外周面上に重畳されたトナー像は、二次転写ニップ部N2に搬送される。
一方、給送カセット107から給送ローラ108により繰り出された記録材Sは、フィードローラ109とリタードローラ15とにより一枚ずつ分離給送されて一旦停止したレジストローラ110のニップ部に先端部が突き当たり斜行が補正される。その後、所定のタイミングでレジストローラ110により挟持搬送されて中間転写ベルト102の外周面と二次転写ローラ105とにより形成された二次転写ニップ部N2に送られる。
記録材Sは、レジストローラ110により中間転写ベルト102の外周面上に形成されたトナー像が二次転写ニップ部N2に移動するタイミングに合せて該二次転写ニップ部N2に搬送される。このとき、二次転写ローラ105に二次転写バイアスを印加することにより中間転写ベルト102の外周面上に一次転写されたトナー像が一括して記録材Sに二次転写される。
記録材Sは、中間転写ベルト102の外周面上に形成されたトナー像に対して記録材Sのシート搬送方向位置を合わせる必要がある。このため図示しない制御手段となるCPU(Central Processing Unit;中央演算装置)が設けられる。該CPUは、駆動源となる図示しないモータを駆動制御してレジストローラ110及びフィードローラ109による記録材Sの搬送速度制御を行う。これにより記録材Sが二次転写ニップ部N2に到達する搬送タイミングを合わせる。
そして、二次転写ニップ部N2で二次転写ローラ105に二次転写バイアスを印加することにより中間転写ベルト102の外周面上に担持されたトナー像が記録材Sに転写される。トナー像が転写された記録材Sは、その後、定着手段となる定着装置111に搬送され、該定着装置111に設けられた定着ローラと加圧ローラとにより挟持搬送される過程において加熱及び加圧されることで、トナー像が熱溶融して記録材Sに熱定着される。トナー像が熱定着された記録材Sは、排出ローラ112により挟持搬送されて画像形成装置100の上部に設けられた排出部113に排出される。
<開閉部材>
次に、図1〜図3を用いて開閉部材となるジャム処理ドア1の構成について説明する。図2は、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1を開いた状態を示す断面説明図である。ジャム処理ドア1は、図1及び図2に示す水平軸からなる回動軸16を中心に画像形成装置100本体に対して回動可能に支持されている。ジャム処理ドア1は、画像形成装置100内に設けられる搬送路17内で紙等の記録材Sが紙詰まりを起こし、内部のジャム紙を取り除く必要がある場合にユーザにより図2に示すように開かれる。ジャム処理ドア1が開かれると、レジストローラ110の近辺から二次転写ニップ部N2までの記録材Sの搬送路17が全て開放される。
図3は、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1を開いた状態を示す斜視説明図である。搬送路17を解放するためにジャム処理ドア1が開かれると、該ジャム処理ドア1は、支持部材2によって規定の開き角位置で開き量が規制されて保持される。図3に示すように、支持部材2は、画像形成装置100本体とジャム処理ドア1(開閉部材)との間に連結され、画像形成装置100本体に対して該ジャム処理ドア1を開いたときに該ジャム処理ドア1の位置を規定する。
<支持部材>
次に、図4を用いて画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1を開閉可能に支持する支持部材2の構成について説明する。図4(a),(b)は、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1を開閉可能に支持する支持部材2の構成を示す斜視説明図である。
図4(a),(b)に示すように、支持部材2は、互いに対して相対的にスライド移動可能な断面コ字形状の第一のアーム部材3と第二のアーム部材4とを有して構成される。第二のアーム部材4は、第一のアーム部材3内に移動自在に嵌合されている。支持部材2は、第一のアーム部材3と、第二のアーム部材4とが相対的にスライド移動することで伸縮可能であり、これにより図4(a),(b)に示すように、支持部材2の全長が変化する。
第一のアーム部材3は、画像形成装置100本体に対して第一の回動軸5を中心に回動可能に支持されている。また、第二のアーム部材4は、ジャム処理ドア1に対して第二の回動軸6を中心に回動可能に支持されている。図1に示すように、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が閉じられているときは、図4(a)に示すように、第二のアーム部材4は、第一のアーム部材3の内側に収納されて、支持部材2の全長が短くなる。
また、図2及び図3に示すように、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が開かれた場合は、図4(b)に示すように、第二のアーム部材4が第一のアーム部材3に対して図4(b)の矢印a方向にスライド移動して伸長する。これにより支持部材2の全長が長くなる。
そして、図3に示すように、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が規定の角度まで開かれる。すると、図4(b)に示す第二のアーム部材4の長手方向に沿った他方の側片4bの長手方向の一端部で外側に突出する係止爪4b1が、第一のアーム部材3の長手方向に沿った他方の側片3bの長手方向の一端部で内側に突出する係合部3b1に係止される。これにより支持部材2の伸長が停止し、その規定位置で該支持部材2によりジャム処理ドア1を保持する。
図4(a),(b)に示すように、第一のアーム部材3の長手方向に沿った一方の側片3aには、ダンパーホルダ8を介してロータリー式の粘性ダンパー7が設けられている。ロータリー式の粘性ダンパー7は、例えば、容器内に収容されたオイル等の粘性流体内に回転子が回転可能に設けられ、粘性流体の粘性抵抗により回転子の回転に制動力が発生する。ロータリー式の粘性ダンパー7の図示しない回転子に設けられた回転軸には、ピニオン9が固定されている。これによりピニオン9の回転により該ロータリー式の粘性ダンパー7の回転子を回転させることができる。ピニオン9は、第一のアーム部材3に設けられる。
一方、第二のアーム部材4の長手方向に沿った一方の側片4aの内面側には、該側片4aの長手方向の略全長に亘ってラック10が設けられている。第二のアーム部材4に設けられたラック10に第一のアーム部材3に設けられたピニオン9が噛合している。これにより第二のアーム部材4が第一のアーム部材3に対して図4(a),(b)の矢印a,b方向にそれぞれスライド移動して支持部材2が伸縮する。その際に第二のアーム部材4の図4(a),(b)の矢印a,b方向の移動に伴って移動するラック10に噛合してピニオン9が回転する。
本実施形態のロータリー式の粘性ダンパー7は、回転子の一方向の回転にみに制動力が発生するワンウェイダンパーである。このようなワンウェイダンパーは、粘性流体の粘性抵抗を受ける回転子と、該回転子の回転軸との間にワンウエイクラッチが設けられる。
ワンウェイクラッチとしては、例えば、スプラグ式のワンウェイクラッチ(スプラグクラッチ;Sprag clutch)が適用出来る。スプラグ式のワンウェイクラッチは、外輪(アウターレース)と内輪(インナーレース)との間にスプラグ(sprag)と呼ばれる、だるま形の輪留めが組み込まれた構造を持つ。インナーレースに対してアウターレースが一方へ回転すると、スプラグが噛み合ってトルクを伝達し、逆回転した場合は、スプラグの噛み合いが外れてトルクは伝達されなくなる。
他に、カム式のワンウェイクラッチ(ローラ式)が適用出来る。カム式のワンウェイクラッチは、外輪と内輪、ローラ、スプリングで構成され、外輪の内側または内輪の外側にカム面を持ったポケットが設けられる。ポケットの内部にはローラが配置され、スプリングによって外輪のカム面と内輪の外側、或いは、内輪のカム面と外輪の内側に接触するように保たれている。内輪に対して外輪がある一方向に回転しようとすると、カム面とローラとの接触面圧が高くなり、抵抗となって内輪への動力を伝達する。逆方向に回転すると、カム面とローラとの接触面圧が低くなり、滑って動力伝達を切断する。
これにより図4(b)に示すように、第二のアーム部材4が第一のアーム部材3に対して図4(b)の矢印a方向にスライド移動して支持部材2が伸長する。そのときのみにピニオン9と一体的に回転するロータリー式の粘性ダンパー7の回転子が粘性流体の粘性抵抗を受けて制動力が発生する。
これにより画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が開かれる。すると、一端部が第一の回動軸5を介して画像形成装置100本体側に回動可能に支持された第一のアーム部材3に対して、一端部が第二の回動軸6を介してジャム処理ドア1側に回動可能に支持された第二のアーム部材4が相対的にスライド移動する。すると、第二のアーム部材4に設けられたラック10と、第一のアーム部材3に設けられたピニオン9との噛合により該ピニオン9の回転動作に対してロータリー式の粘性ダンパー7により制動力が付与される。
これによりジャム処理ドア1が開かれる勢いに対してロータリー式の粘性ダンパー7によるブレーキが作用する。本実施形態のロータリー式の粘性ダンパー7はワンウェイダンパーであり、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1を開くときにのみピニオン9の回転動作に対してロータリー式の粘性ダンパー7により制動力が付与される。
一方、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が閉じるときは、ピニオン9の回転動作に対してロータリー式の粘性ダンパー7により制動力は付与されない。これによりユーザがジャム処理ドア1を閉じるときにロータリー式の粘性ダンパー7による不要な負荷が作用しないため小さな力でジャム処理ドア1を閉じることができユーザビリティ(usability;使い易さ)を向上することができる。
第一のアーム部材3の長手方向の一端部に設けられた第一の回動軸5と、第二のアーム部材4の長手方向の一端部に設けられた第二の回動軸6との間には第一の付勢部材となるダンパーバネ11が張架されている。ダンパーバネ11は、断面コ字形状の各第一、第二のアーム部材3,4の内部に収容される。本実施形態のダンパーバネ11は、コイルバネにより構成される。
ダンパーバネ11(第一の付勢部材)は、第一のアーム部材3と第二のアーム部材4との間に引っ張り力を生じさせる。これにより画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が開かれるときに、ダンパーバネ11によりジャム処理ドア1を閉じる方向に引っ張り力が作用する。
本実施形態のダンパーバネ11と、各第一、第二の回動軸5,6は、それぞれ導電性を有し、通電可能に接触している。第一の回動軸5は、画像形成装置100本体の導電性を有する板金フレームに電気的に接続されて接地されている。一方、第二の回動軸6は、ジャム処理ドア1に取り付けられている図示しない電気スイッチ等の電気部品のアース板(アース手段)との間で電気的に接続されている。アース板(アース手段)はジャム処理ドア1に設けられた電気スイッチ等の電気部品を静電気から保護する。
そして、導電性を有するダンパーバネ11(第一の付勢手段)が第一の回動軸5と第二の回動軸6との間に電気的に接続されて懸架される。これによりダンパーバネ11(第一の付勢手段)によりジャム処理ドア1と画像形成装置100本体との間のアース経路が形成される。このためジャム処理ドア1に設けられた電気スイッチ等の電気部品のアース板(アース手段)はダンパーバネ11(第一の付勢手段)を介して画像形成装置100本体に対して電気的に接地される。これによりジャム処理ドア1に設けられた各種電気部品の静電気対策を行うことができる。
本実施形態では、ダンパーバネ11とロータリー式の粘性ダンパー7の両方を用いて、ジャム処理ドア1の自重による回動力の一部をダンパーバネ11の引っ張り力によりキャンセルする。これによりロータリー式の粘性ダンパー7に必要とされる制動力を最小限に抑えることが可能となる。これにより安価で小型のロータリー式の粘性ダンパー7を使用してジャム処理ドア1を開く方向の勢いを緩和することができる。
また、ジャム処理ドア1を開く方向に対する制動力の発生をダンパーバネ11の引っ張り力とロータリー式の粘性ダンパー7の粘性流体の粘性抵抗に頼っている。このため繰り返し操作に対する耐久性も有利である。更に、ダンパーバネ11の引っ張り力は、図4(a)の矢印b方向で示すジャム処理ドア1を閉じる方向に作用する。このためジャム処理ドア1を閉じるときは、ダンパーバネ11の引っ張り力がユーザによる閉じ操作の負荷低減のアシストバネとしても機能するためユーザビリティも高い。
また、支持部材2は、第一、第二のアーム部材3,4と、第一、第二の回動軸5,6と、ロータリー式の粘性ダンパー7と、ピニオン9と、ラック10とを有する。このような支持部材2と、ダンパーバネ11(第一の付勢手段)とが一体的にユニット化されて一つの支持ユニットとして構成される。これによりジャム処理ドア1のサービス交換の際に、それらの機能部品を別々に取り外す必要がなく、組立て作業や分解作業も簡略できる。
次に、図5を用いて本発明に係る画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図5(a)は、本実施形態の支持部材2を収縮させた様子を示す斜視説明図である。図5(b)は、本実施形態の支持部材2を伸長させた様子を示す斜視説明図である。
図5(a)に示す支持部材2は、図1に示すように、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が閉じられた位置での状態を示す。図5(b)に示す支持部材2は、図2及び図3に示すように、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が開いた位置での状態を示す。
本実施形態の支持部材2は、第一、第二のアーム部材3,4、第一、第二の回動軸5,6、ダンパーホルダ8、ロータリー式の粘性ダンパー7、ピニオン9及びラック10を有して構成される。また、支持部材2とダンパーバネ11とが一体的にユニット化されて支持ユニットとして構成される。これらの構成及び動作は、前記第1実施形態と同様であるため重複する説明は省略する。
前記第1実施形態では、第二のアーム部材4の長手方向に沿った一方の側片4aの内面側に設けられたラック10は、図4(a),(b)に示すように、該側片4aの長手方向の略全長に亘って設けたものである。本実施形態では、図5(a),(b)に示すように、第二のアーム部材4の長手方向に沿った一方の側片4aの内面側の一部にラック10が設けられている。ラック10は、該側片4aの長手方向の一部に所定の長さを有して設けている。該側片4aの長手方向の第二の回動軸6側の一部にはラック10が設けられていない。
即ち、本実施形態では、図5(a),(b)に示すように、第一のアーム部材3と第二のアーム部材4との相対的なスライド移動領域のうち一部の区間にのみラック10が設けられている。第二のアーム部材4の側片4aに設けられたラック10は、第一のアーム部材3の側片3aに設けられたピニオン9と噛合する。
このため図1に示すように、画像形成装置100本体に対してジャム処理ドア1が閉じられた状態では以下の通りである。図5(a)に示すように、第二のアーム部材4の側片4aに設けられたラック10は、第一のアーム部材3に設けられたピニオン9の位置を通り過ぎて噛み合いが外れた状態にある。
そして、図3に示すように、ジャム処理ドア1が開かれる過程で、図5(b)に示すように、第二のアーム部材4の長手方向に沿った一方の側片4aの内面側に設けられたラック10とピニオン9が噛み合いを始める。このとき該ピニオン9の回転動作に対してロータリー式の粘性ダンパー7による制動力が働く。
図3に示すように、ジャム処理ドア1が開かれる過程において、ジャム処理ドア1の重心位置が、該ジャム処理ドア1の自重により該ジャム処理ドア1が開く方向に回転モーメントが生じる位置に移動する。その段階で、第二のアーム部材4に設けられたラック10が、第一のアーム部材3に設けられたピニオン9に噛合し、ピニオン9の回転動作に対してロータリー式の粘性ダンパー7による制動力が働く。
これによりロータリー式の粘性ダンパー7による制動力が必要となるジャム処理ドア1の回動領域においてのみロータリー式の粘性ダンパー7を使用してジャム処理ドア1を開く方向の勢いを緩和することができる。このためジャム処理ドア1を開き始める初期の回動領域での操作性の悪化を防ぐことができる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図6及び図7を用いて本発明に係る画像形成装置の第3実施形態の構成について説明する。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図6は、本実施形態において、原稿読取装置12と画像形成装置100本体との間に設けられる支持部材13の構成を示す斜視説明図である。図7は、本実施形態の支持部材13の構成を示す斜視説明図である。
前記各実施形態では、図3に示すように、記録材Sのジャム処理を行うために搬送路17を開放するジャム処理ドア1と画像形成装置100本体との間に設けられる支持部材2の一例について説明した。本実施形態では、図6に示すように、画像形成装置100本体に対して水平軸18を中心に(水平軸周りに)開閉部材となる原稿読取装置12が回動可能に支持される。原稿読取装置12と画像形成装置100本体との間には支持部材13が連結される。図6に示すように、原稿読取装置12を開いたときに支持部材13により該原稿読取装置12の位置を規定する。
図6に示す画像形成装置100には、画像形成装置100本体の上方に図示しない回動軸を中心に水平軸18を中心に(水平軸周りに)回動可能に支持された原稿読取装置12が設けられいる。図1に示す画像形成部100Aにおいてトナー像が転写された記録材Sが定着装置111を通ってトナー像が記録材Sに熱定着される。その後、排出ローラ112により記録材Sが排出部113に排出される。排出部113に排出された記録材Sを取り出すときに、ユーザは原稿読取装置12を上方向に開いて排出部113に排出された記録材Sを容易に取り出すことができる。図6に示すように、原稿読取装置12が上方向に開かれると、該原稿読取装置12は開いた位置で支持部材13により保持される。
<支持部材>
図7に示すように、本実施形態の支持部材13は、互いに対してスライド移動可能な第一のアーム部材3と第二のアーム部材4とを有する。第一のアーム部材3と第二のアーム部材4との間には、伸長力を生じる圧縮コイルバネからなる第二の付勢部材となる圧縮バネ14が設けられている。圧縮バネ14の一端部は、第一のアーム部材3の短手方向に沿った側片3cに当接されており、該圧縮バネ14の他端部は、第二のアーム部材4の短手方向に沿った側片4cに当接されている。
図6に示すように、画像形成装置100本体に対して原稿読取装置12(開閉部材)が開かれるときに図7に示す圧縮バネ14(第二の付勢部材)の伸長力により第一のアーム部材3の側片3cと、第二のアーム部材4の側片4cとを遠ざける方向に押圧する。これにより支持部材13の全長が長くなって原稿読取装置12(開閉部材)を開く方向に圧縮バネ14(第二の付勢部材)の伸長力が作用する。
図7に示す断面コ字形状の第一のアーム部材3の長手方向に沿った一方の側片3aには、ダンパーホルダ8を介してロータリー式の粘性ダンパー7が設けられている。ロータリー式の粘性ダンパー7の粘性流体から粘性抵抗を受ける回転子の回転軸には、図4及び図5に示して前述したピニオン9が固定されている。
一方、第二のアーム部材4の長手方向に沿った一方の側片4aの内面側には、該側片4aの長手方向の略全長に亘ってラック10が設けられている。第一のアーム部材3の長手方向の一端部には、第一の回動軸5が設けられている。第二のアーム部材4の長手方向の一端部には、第二の回動軸6が設けられている。図6に示すように、第一のアーム部材3は、画像形成装置100本体に対して第一の回動軸5を中心に回動可能に支持されている。また、第二のアーム部材4は、原稿読取装置12に対して第二の回動軸6を中心に回動可能に支持されている。
原稿読取装置12は、画像形成装置100に対して係止する図示しないラッチが解除されると、支持部材13の第一のアーム部材3と第二のアーム部材4との間に設けられた圧縮バネ14の伸長力により図6に示す開き位置まで持ち上げられる。そして、圧縮バネ14の伸長力により原稿読取装置12が開かれる過程で、第一のアーム部材3と第二のアーム部材4とが相対的にスライド移動して支持部材13の全長が長くなる。このとき、第二のアーム部材4の長手方向に沿った一方の側片4aの内面側に設けられたラック10が第一のアーム部材3に設けられたピニオン9に噛合しながら移動する。
画像形成装置100本体に対して原稿読取装置12(開閉部材)が開かれる。すると、第一のアーム部材3と第二のアーム部材4とが相対的にスライド移動する。これに伴って第二のアーム部材4に設けられたラック10と、第一のアーム部材3に設けられたピニオン9とが噛合する。そして、該ピニオン9の回転動作に対してロータリー式の粘性ダンパー7により制動力を付与する。
第二のアーム部材4の長手方向に沿った他方の側片4bの長手方向の一端部には、外側に突出する係止爪4b1が設けられている。一方、第一のアーム部材3の長手方向に沿った一方の側片3aの長手方向の一端部には、内側に突出する図示しない係合部が設けられている。そして、図6に示すように、画像形成装置100本体に対して原稿読取装置12が規定の角度まで開かれると、第二のアーム部材4の係止爪4b1が第一のアーム部材3の図示しない係合部に係止される。これにより支持部材13の伸長が停止し、その規定位置で該支持部材13により原稿読取装置12を保持する。
本実施形態の圧縮バネ14と、各第一、第二のアーム部材3,4と、各第一、第二の回動軸5,6は、それぞれ導電性を有し、通電可能に接触している。第一の回動軸5は、画像形成装置100本体の導電性を有する板金フレームに電気的に接続されて接地されている。
一方、第二の回動軸6は、原稿読取装置12(開閉部材)に取り付けられている図示しない電気部品のアース板(アース手段)との間で電気的に接続されている。アース板(アース手段)は原稿読取装置12に設けられた電気部品を静電気から保護する。そして、導電性を有する圧縮バネ14(第二の付勢手段)が各第一、第二のアーム部材3,4の間に電気的に接続され、各第一、第二のアーム部材3,4と各第一、第二の回動軸5,6とがそれぞれ電気的に接続される。
これにより圧縮バネ14(第二の付勢手段)により原稿読取装置12(開閉部材)と画像形成装置100本体との間のアース経路が形成される。このため原稿読取装置12に設けられた電気部品のアース板(アース手段)は圧縮バネ14(第二の付勢手段)を介して画像形成装置100本体に対して電気的に接地される。これにより原稿読取装置12に設けられた各種電気部品の静電気対策を行うことができる。
本実施形態の支持部材13では、相対移動可能な第一のアーム部材3と第二のアーム部材4との間に設けられた圧縮バネ14の伸長力により原稿読取装置12が画像形成装置100に対して開く方向に力が作用する。その際に、第二のアーム部材4に設けられたラック10が第一のアーム部材3に設けられたピニオン9に噛合しながら移動する。そしてピニオン9の回転動作にロータリー式の粘性ダンパー7による制動力が付与される。これにより圧縮バネ14のバネ圧により原稿読取装置12が勢い良く開き過ぎることを防止し、原稿読取装置12が緩慢に開くことで高級感も演出することが可能となる。
また、支持部材13は、第一、第二のアーム部材3,4と、第一、第二の回動軸5,6と、ロータリー式の粘性ダンパー7と、ピニオン9と、ラック10とを有する。このような支持部材13と、圧縮バネ14(第二の付勢手段)とが一体的にユニット化されて一つの支持ユニットとして構成される。これにより原稿読取装置12のサービス交換の際に、それらの機能部品を別々に取り外す必要がなく、組立て作業や分解作業も簡略できる。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
尚、前記各実施形態において、開閉部材となるジャム処理ドア1や原稿読取装置12の回動方向は、図1、図2及び図6に示す回動軸16や水平軸18等のように水平軸方向の回転に限定するものでは無い。他に、鉛直軸方向や所定角度の傾斜軸方向等の他の回動方向にも適応可能である。
1…ジャム処理ドア(開閉部材)
2…支持部材
3…第一のアーム部材
4…第二のアーム部材
7…ロータリー式の粘性ダンパー
9…ピニオン
10…ラック
100…画像形成装置

Claims (14)

  1. 画像形成装置の本体に対して回動可能な開閉部材と、
    前記画像形成装置の本体と前記開閉部材との間に連結され、前記開閉部材を開いたときに該開閉部材の位置を規定する支持部材と、
    を有し、
    前記支持部材は、
    互いに対してスライド移動可能な第一のアーム部材と第二のアーム部材と、
    前記第一のアーム部材に設けられるピニオンと、
    前記ピニオンの回転軸に取り付けられたロータリー式の粘性ダンパーと、
    前記第二のアーム部材に設けられ、前記ピニオンに噛合し得るラックと、
    を有し、
    前記画像形成装置の本体に対して前記開閉部材が開かれると、前記第一のアーム部材と前記第二のアーム部材の相対的なスライド移動に伴って前記ラックと前記ピニオンとが噛合し、前記ピニオンの回転動作に対して前記ロータリー式の粘性ダンパーにより制動力を付与することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置の本体に対して前記開閉部材が水平軸周りに回動可能に支持されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一のアーム部材と前記第二のアーム部材との間に引っ張り力を生じる第一の付勢部材が設けられ、
    前記画像形成装置の本体に対して前記開閉部材が開かれるときに、前記第一の付勢部材により前記開閉部材を閉じる方向に引っ張り力が作用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第一のアーム部材と前記第二のアーム部材との間に伸長力を生じる第二の付勢部材が設けられ、
    前記画像形成装置の本体に対して前記開閉部材が開かれるときに、前記第二の付勢部材により前記開閉部材を開く方向に伸長力が作用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記ロータリー式の粘性ダンパーは、ワンウェイダンパーであり、
    前記画像形成装置の本体に対して前記開閉部材を開くときにのみ前記ピニオンの回転動作に対して前記ロータリー式の粘性ダンパーにより制動力を付与し、
    前記画像形成装置の本体に対して前記開閉部材が閉じるときは、前記ピニオンの回転動作に対して前記ロータリー式の粘性ダンパーによる制動力は付与されないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記支持部材と、前記第一の付勢部材とが一体的にユニット化されたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記支持部材と、前記第二の付勢部材とが一体的にユニット化されたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記第一のアーム部材と前記第二のアーム部材との相対的なスライド移動領域のうち一部の区間でのみ前記ラックが前記ピニオンと噛合することを特徴とする請求項1〜3、5、6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記開閉部材は、
    電気部品と、
    前記電気部品を静電気から保護するアース手段と、
    を有し、
    前記アース手段は、前記第一の付勢部材を介して前記画像形成装置の本体に対して電気的に接地されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  10. 前記開閉部材は、
    電気部品と、
    前記電気部品を静電気から保護するアース手段と、
    を有し、
    前記アース手段は、前記第二の付勢部材を介して前記画像形成装置の本体に対して電気的に接地されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  11. 前記第一の付勢部材は、コイルバネであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  12. 前記第二の付勢部材は、圧縮コイルバネであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  13. 前記開閉部材は、記録材の搬送路を開放するジャム処理ドアであることを特徴とする請求項1〜3、5、6、8、9、11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記開閉部材は、原稿読取装置であることを特徴とする請求項1、2、4、7、10、12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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