JP2017188998A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温となるスイッチング素子を冷却しつつ高周波駆動に対応するためにバスバーを積極的に冷却し、更にはコンデンサエレメント自体も高温とならないようにする。【解決手段】第1の接続部14と第2の接続部15との接続部分に一面が接触し、他面が冷却器16に接触する電気絶縁性熱伝導材17を備え、第2の接続部15の端子接触部は冷却器16の平面に対し垂直な方向においてコンデンサエレメント11aと接触しており、第2の接続部15を構成する2極の接続部は互いに平行平板として冷却器16の平面上に対して平行に配置されるとともに、第1の接続部14を構成する2極の接続部は互いに平行平板として冷却器16の平面上に対して平行に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、永久磁石式交流同期モータを代表とする回転電機を駆動するための電力変換装置に関するものである。
近年ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車並びに電気自動車等の電動パワートレインコンポーネントを搭載した自動車が普及している。これらの車両では、駆動力を得るためのモータ(回転電機)とそれを駆動するためのインバータ(以下電力変換装置と記述)とを搭載している。この電力変換装置はパワー半導体素子を使用してバッテリーの電力を直流から交流に変換しており,その変換に際して発生するリップルの除去等を目的に平滑コンデンサを搭載している。このような電力変換装置においては、搭載容易性が要求されるとともに小型化を図ることが求められている。電力変換装置の中で平滑コンデンサが占める容積割合は大きく、従ってそのサイズを小型化するための提案が従来からなされている。
コンデンサを小型化するためには、温度上昇を抑制することが効果的とされる。例えば特許文献1では、コンデンサのエレメントを接続する結線導体について、その一部をコンデンサ正負端子とし、別の一部を伝熱部として形成し、更にこの結線導体の伝熱部と接触する電気絶縁性の放熱板を備えるように構成したものがある。これによりコンデンサエレメントから冷却器までの伝熱経路の熱抵抗を低減し、かつ小型化が可能なインバータ装置を提供することができるものである。
特開2008−148530号公報
近年においては電力変換装置の小型化及び高効率化を図るために、炭化珪素(SiC)等のワイドバンドギャップ半導体をスイッチング素子に適用することも考えられている。そして高周波駆動とすることで受動部品を小型化することができる。このような高周波駆動化を考えた場合、コンデンサの温度上昇をエレメントと、エレメントから正負端子に接続する結線導体(バスバー)とで比べると、バスバーの温度上昇が大きい。即ち高周波駆動化を考慮した場合、コンデンサにおいては、エレメントよりもバスバーを積極的に冷却する構成を採用することが有効と言える。
ここで上述した特許文献1を鑑みると、高周波駆動化してバスバーの温度上昇がエレメントの温度上昇より大きくなった場合に、バスバーの熱がエレメントに移動することが考慮されていない。即ちエレメントからバスバー(伝熱部)を介して放熱板に伝熱する経路を形成することにより、放熱並びに冷却するようにしているが、バスバー(伝熱部)からエレメントへの伝熱に対しては考慮されていないという問題点がある。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、高温となるスイッチング素子を冷却しつつ高周波駆動に対応するためにバスバーを積極的に冷却し、更にはコンデンサエレメント自体も高温とならないような構造にして、電力変換装置に搭載する平滑コンデンサのサイズを抑えて小型な電力変換装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電力変換装置は、オン、オフの切り替えにより入力電力の変換を行うスイッチング素子と、上記入力電力を平滑化するコンデンサと、上記スイッチング素子と上記コンデンサを同一平面上に配置して冷却する冷却器と、上記スイッチング素子に接続され、上記スイッチング素子の上記冷却器側から取り出された2極からなる第1の接続部と、上記第1の接続部に接続されると共に上記コンデンサに接続され、上記コンデンサの上記冷却器側から取り出された2極からなる第2の接続部と、上記第1の接続部と上記第2の接続部との接続部分、あるいは上記第1の接続部又は上記第2の接続部の何れかに一面が接触し、他面が上記冷却器に接触する電気絶縁性熱伝導材とを備え、
上記第2の接続部の端子接触部は上記冷却器の平面に対し垂直な方向においてコンデンサエレメントと接触しており、上記第2の接続部を構成する2極の接続部は互いに平行平板として上記冷却器の平面上に対して平行に配置されるとともに、上記第1の接続部を構成する2極の接続部は互いに平行平板として上記冷却器の平面上に対して平行に配置されているものである。
又この発明に係る別の電力変換装置は、オン、オフの切り替えにより入力電力の変換を行うスイッチング素子と、上記入力電力を平滑化するコンデンサと、上記スイッチング素子と上記コンデンサを同一平面上に配置して冷却する冷却器と、上記スイッチング素子に接続され、上記スイッチング素子の上記冷却器側から取り出された2極からなる第1の接続部と、上記第1の接続部に接続されると共に上記コンデンサに接続され、上記コンデンサの上記冷却器側から取り出された2極からなる第2の接続部と、上記第1の接続部と上記第2の接続部との接続部分、あるいは上記第1の接続部又は上記第2の接続部の何れかに一面が接触し、他面が上記冷却器に接触する電気絶縁性熱伝導材とを備え、
上記第2の接続部の端子接触部は上記冷却器の平面に対し平行な面においてコンデンサエレメントと接触しており、上記第2の接続部のうちの一極は上記コンデンサエレメントの下面側で上記コンデンサエレメントと接触するとともに上記第2の接続部のうちの他極は上記コンデンサエレメントの上面側で上記コンデンサエレメントと接触し、
上記第2の接続部を構成する2極の接続部は互いに平行平板として上記冷却器の平面上に対して平行に配置されるとともに、上記第1の接続部を構成する2極の接続部は互いに平行平板として上記冷却器の平面上に対して平行に配置されているものである。
上記のように構成された電力変換装置によれば、高温となるスイッチング素子を冷却しつつ、コンデンサエレメントよりもバスバーである接続部を積極的に冷却することができるため、高周波駆動化を図った場合でも、コンデンサエレメントよりも接続部の温度上昇が大きくなった場合に、接続部を積極的に冷却することができるので、温度上昇を抑制し、かつ接続部で発生する熱のコンデンサエレメントへの伝搬抑止をバスバー部材を最小限にして実現できる。またバスバーの平行平板化により電流の向きが逆になるので配線インダクタンスを極小化できる。
実施の形態1に係る電力変換装置を用いた電動パワートレインコンポーネントを搭載した構造を示す回路図である。 実施の形態1に係る電力変換装置全体を示す斜視図である。 コンデンサ部を示す分解斜視図である。 図2におけるA−A線断面図である。 コンデンサの内部構造が分かるようにケースを省いて示した斜視図である。 コンデンサの内部構造が分かるようにケースを省いて示した斜視図である。 コンデンサエレメント部における巻回状態を示す斜視図(A)、(B)である。 実施の形態2に係る電力変換装置を示す断面図である。 コンデンサ部を示す分解斜視図である。 コンデンサの内部構造が分かるようにケースを省いて示した斜視図である。 コンデンサエレメント部における巻回状態を示す斜視図である。 実施の形態3に係る電力変換装置を示す断面図である。 コンデンサ部を示す分解斜視図である。 コンデンサの内部構造が分かるようにケースを省いて示した斜視図である。 実施の形態4に係る電力変換装置を示す断面図である。 実施の形態4に係る電力変換装置を示す断面図である。 締結部を示すための分解斜視図である。 実施の形態5に係る電力変換装置を示す断面図である。
以下この発明に係る電力変換装置について図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る電力変換装置を用いた電動パワートレインコンポーネントを搭載した構造を示す回路図である。図1において、電力変換装置10は、電力を蓄える高電圧バッテリー20と回転電機30との間で直流と交流の電力変換を行う。本実施形態においては、電力変換装置10は車両に搭載される回転電機30との間で電力の授受を行うことを想定している。電力変換装置10は入力電力を平滑化するコンデンサ11、オン、オフの切替により入力電力の変換を行い、制御によって駆動されるスイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12f及びスイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12fのそれぞれに並列に接続されたダイオード13a,13b,13c,13d,13e,13fを備えている。なお本実施の形態においては、高電圧バッテリー20はニッケル水素電池やリチウムイオン電池で構成し、更にスイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12fはシリコン(Si)からなるIGBT(INSULATED GATE BIPOLAR TRANSISTOR)や炭化珪素(SiC)からなるMOSFET(METAL−OXIDE−SEMICONDUCTOR FIELD−EFFECT TRANSISTOR)で構成し、コンデンサ11としてはフィルムコンデンサを採用した場合について説明するが、上記以外の構造を採用しても良い。
図2は実施の形態1に係る電力変換装置10全体を示す斜視図、図3はコンデンサ部を示す分解斜視図、図4は図2におけるA−A線断面図である。図5はコンデンサの内部構造が分かるようにケースを省いて示した斜視図である。図において、コンデンサ11には第2の接続部15a、15bが設けられている。コンデンサ11は、コンデンサエレメント11aが樹脂などのケース11bにポッティングされて内包されており、このコンデンサエレメント11aに接続された第2の接続部15a、15bがコンデンサ11の外部に引き出された構成となっている。ここでケース11bを構成する樹脂としては、熱伝導性が優れているものを使用することが好ましく、例えばエポキシ樹脂でフィラー(添加物)を含む物が考えられる。
またスイッチング素子12aには第1の接続部14a、14bが設けられている。コンデンサ11とスイッチング素子12aは同一平面上において冷却器16上に配置されている。第2の接続部15は2極、即ち接続部15a、15bで構成され、各端子接触部15a1、15b1がコンデンサエレメント11aの両側面(端子側)で接触し、接続部15bはコンデンサエレメント11aの下面側、即ち冷却器16面側に沿って配置される。尚回路同士のショートを防ぐために接続部15bとコンデンサエレメント11aの間には樹脂が介在している。そして接続部15bはコンデンサ11からスイッチング素子12a方向に向かって延び、他方の接続部15aとは平行平板配線の位置関係になるよう配置される。又第2の接続部15a、15bはコンデンサ11が冷却器16に接触する面に近い位置、即ちコンデンサ11の下側(冷却器側)から引き出されている。更に第1の接続部14a、14bはスイッチング素子12aが冷却器16に接触する面に近い位置、即ちスイッチング素子12aの下側(冷却器側)から引き出されている。
なお第2の接続部15a、15bの各端子接触部15a1、15b1が冷却器16に対し垂直な方向となるコンデンサエレメント11aの両側面(端子側)で接触する構成であれば、第2の接続部15a、15bの各端子接触部15a1、15b1とコンデンサエレメント11aの接触位置及び第2の接続部15a、15bのコンデンサ11からの外部への引き出し位置は図3〜図5に示す構造には限定されない。たとえば図6に示すように、第2の接続部15a、15bの各端子接触部15a1、15b1とコンデンサエレメント11aとの接触部が、図3〜図5の構成に比べて冷却器16の面上で水平方向に90度回転した位置で接触するように構成してもよい。図6はコンデンサ部の内部構造が分かるようにケースを省略して示した斜視図であり、更に接続関係も分かり易いようにコンデンサエレメント部も透過状態で示している。図7はコンデンサエレメント部における巻回状態を示す斜視図(A)、(B)であり、それぞれ見る角度を変えて示した図である。
本実施の形態において、コンデンサエレメント11aは誘電体を巻回したものを使用しており、誘電体の幅Wの方向が冷却器16面に対して水平方向に位置するように巻回して、コンデンサエレメント11aの高さが小さくなるように構成するものである。コンデンサ11の高さを小さくする手段としては、誘電体の巻回数を減らしたコンデンサエレメント11aを用いることが考えられる。又は誘電体の厚みの小さい薄膜の誘電体を用いることも考えられる。これは高耐圧、膜厚の薄い誘電体を適用すること、又は電力変換装置10の電圧仕様と整合させて低耐圧な誘電体を適用できるよう適合化を図ることによって実現することを想定する。
またコンデンサ11及びコンデンサエレメント11aを並列接合して構成することにより、必要容量を分割化し、コンデンサ11及びコンデンサエレメント11aの1素子あたりのサイズを抑えてコンデンサ11の高さを小さくすることも考えられる。またはコンデンサ11及びコンデンサエレメント11aの底面積、すなわち冷却器16との接触面積が大きくなるようにして冷却面積が大きくなるように構成し、コンデンサ11の冷却効果を得やすいようにしてコンデンサ11の高さを小さくすることも考えられる。ここでコンデンサ11及びコンデンサエレメント11aの底面積を拡大する方法としては、誘電体の幅Wの大きな誘電体を適用することが考えられ、更にはコンデンサエレメント11aの長手方向距離Lを大きくできるように誘電体を巻回することも考えられる。
本実施の形態においては、コンデンサ11はリプルの除去用として用いられている場合を想定しているが、たとえばノイズフィルタ用のコンデンサとして用いられても良い。また図4においてコンデンサ11は、コンデンサエレメント11aが樹脂などのケース11bに内包されている場合を示しているが、この構成に限られるものではなく、たとえばコンデンサエレメント11aを電力変換装置10の筐体に直接実装する構成としても構わない。また図2においては、スイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12fそれぞれを内蔵したモジュールを示しているが,複数のスイッチング素子を内蔵したモジュールを採用してもよく、またダイオード13a,13b,13c,13d,13e,13fを内蔵したモジュールであってもよい。
電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aと伝熱材17bで構成されている。なお前記においては、スイッチング素子12a、コンデンサ11および冷却器16との関係について説明したが、スイッチング素子12b,12c,12d,12e,12fのそれぞれとコンデンサ11および冷却器16との関係についても同様に構成されている。また図4の破線で示すように、冷却器16に流体路16aを形成し、この流体路16aに冷却流体を通すように構成してもよい。この場合スイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12f,電気絶縁性熱伝導材17およびコンデンサ11並びにコンデンサエレメント11aの冷却効果を一層高めることができる。
ここでコンデンサ11においては、コンデンサエレメント11aが発熱部となっており、このコンデンサエレメント11aがケース11bで覆われているので、流体路16aを冷却器16における電気絶縁性熱伝導材17と接触する部分にのみ形成して、コンデンサ11の下の部分には形成しないような構成としてもよい。このようにすることにより、冷却器16の構造を簡素化して、開発及び製造工程を削減し、低コスト化を図ることができる。なお図4においては、電気絶縁性熱伝導材17はコンデンサ11とスイッチング素子12aの1極の接続部(接続部15b及び接続部14b)に対して実装された形態を示しているが、他方の1極(接続部15a及び接続部14a)に対しても図示されていないが、同様に電気絶縁性熱伝導材17が設置されている。
また電気絶縁材17aとしては樹脂が用いられ、伝熱材17bとしてはグリスが用いられている。更に第1の接続部14と第2の接続部15は溶接により接続することができるが、第1の接続部14と第2の接続部15の接続方法はこれに限られない。また本実施の形態において、電気絶縁性熱伝導材17は冷却器16にあらかじめ実装してもよく、あるいは第1の接続部14または第2の接続部15にあらかじめ固定するようにしてもよい。
以上のように、2本の第2の接続部15a、15bの各端子接触部15a1、15b1は冷却器16の平面上に対して垂直な面でコンデンサエレメント11aの端子と接しており、接続部15bはコンデンサエレメント11aの下面であり冷却器16に沿った面上に配置される。そして第2の接続部15a、15bはコンデンサ11から取り出される位置から第1の接続部14方向に延びて第1の接続部14と接続されることにより、スイッチング素子12へと繋がる配線上では接続部15aと接続部15bが平行平板として冷却器16の平面上に沿って平行に配置され、同様に接続部14aと接続部14bが平行平板として冷却器16の平面上に沿って平行に配置されることとなる。従って高温となるスイッチング素子12を冷却しつつ、コンデンサエレメント11aよりもバスバーである第1の接続部14及び第2の接続部15を積極的に冷却することができる。
このため高周波駆動化を図った場合でも、コンデンサエレメント11aよりも第1の接続部14及び第2の接続部15の温度上昇が大きくなった場合に、第1の接続部14及び第2の接続部15を積極的に冷却することができるので、温度上昇を抑制し、かつ第1の接続部14及び第2の接続部15で発生する熱のコンデンサエレメント11aへの伝搬抑止をバスバー部材を最小限にして実現できる。またバスバーの平行平板化により電流の向きが逆になるので配線インダクタンスを極小化できる。またコンデンサ11の高さを小さくすることができるので、冷却器16の近くに位置するコンデンサエレメント11aの下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサエレメント11aの上側の温度上昇も抑えることができる。
またコンデンサエレメント11aとしてフィルムコンデンサを用い、フィルム材の巻回数を少なくしてコンデンサ11を構成することにより、コンデンサ11の高さが小さくなり、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。またフィルム材を削減することができるので、低価格化を実現できる。
またコンデンサエレメント11aとしてフィルムコンデンサを用い、薄膜のフィルム材によりコンデンサエレメント11aを構成することにより、コンデンサ11の高さが小さくなり、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。
またコンデンサ11を並列接続にして複数個に分割して構成することによりコンデンサ1個当たりの巻回数が少なくなり、コンデンサの高さが小さくなるので、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができるとともに、更に平滑コンデンサの必要容量の確保も実現できる。
またコンデンサ11の冷却器16と接触する面積を大きくなるように構成することにより冷却効果を向上させ、更に冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。又平滑コンデンサの必要容量の確保も実現できる。
またコンデンサエレメント11aを構成するフィルムコンデンサのフィルムの幅Wが大きなものを使用することにより、冷却器16との接触面積が大きくなり、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができ、更に平滑コンデンサの必要容量の確保も実現できる。
またコンデンサエレメント11aは長手方向距離Lが長くなるように巻回して構成することにより、冷却器16との接触面積が大きくなり、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができ、更には巻回数を大きくしなくても平滑コンデンサの必要容量の確保を実現でき、コンデンサ11の高さも小さくすることができる。
また第1の接続部14と第2の接続部15の接続部分、あるいは第1の接続部14又は第2の接続部15の何れかに一面が接触し、他面が冷却器16に接触する電気絶縁性熱伝導材17を設けることにより、高温となるスイッチング素子12を冷却しつつ、コンデンサ11よりも第1の接続部14と第2の接続部15を積極的に冷却することができる。このため高周波駆動化を図った場合でも、コンデンサ11よりも第1の接続部14と第2の接続部15の温度上昇が大きくなったとき、第1の接続部14と第2の接続部15を積極的に冷却できるので、この部分の温度上昇を抑制し、かつ第1の接続部14と第2の接続部15で発生した熱がコンデンサ11に伝搬することも抑止できる。
また電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aとして樹脂を使用すると共に、伝熱材17bとしてグリスを使用することにより、電気絶縁を確保しつつバスバーの熱を積極的に放熱することができる。
また電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aとして樹脂を使用すると共に、伝熱材17bとしてグリスを使用し、冷却器16に接触する構成としているので、第1の接続部14と第2の接続部15の寸法の変化を吸収する弾性変形部として機能することができ、コンデンサ11と第1の接続部14の間の寸法公差、及びスイッチング素子12aと第2の接続部15の間の寸法公差を吸収することができる。
更に電気絶縁性熱伝導材17が冷却器16にあらかじめ固定され、あるいは第1の接続部14又は第2の接続部15にあらかじめ固定された構成とすることにより組み立ての容易性を確保しつつ第1の接続部14及び第2の接続部15を積極的に冷却することができる。
また本実施の形態においては、電気絶縁性熱伝導材17の一面を第1の接続部14と第2の接続部15の接続部分に接触する構成について説明したが、電気絶縁性熱伝導材17の一面が第1の接続部14あるいは第2の接続部15の何れかに接触するように構成にしても同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
次に実施の形態2に係る電力変換装置について図を用いて説明する。図8は実施の形態2に係る電力変換装置を示す断面図であり、図4に相当する図である。図9はコンデンサ部を示す分解斜視図、図10はコンデンサの内部構造が分かるようにケースを省いて示した斜視図、図11はコンデンサエレメントの巻回状態を示す斜視図である。図において、コンデンサ11には第2の接続部15c、15dが設けられている。コンデンサ11は、コンデンサエレメント11aが樹脂などのケース11bにポッティングされて内包されており、このコンデンサエレメント11aに接続された第2の接続部15c、15dがコンデンサ11の外部に引き出された構成となっている。ここでケース11bを構成する樹脂としては、熱伝導性が優れているものを使用することが好ましく、例えばエポキシ樹脂でフィラー(添加物)を含む物が考えられる。
またスイッチング素子12aには第1の接続部14c、14dが設けられている。コンデンサ11とスイッチング素子12aは冷却器16上に配置されている。第2の接続部15は2極、即ち接続部15c、15dで構成され、各端子接触部15c1、15d1はコンデンサエレメント11aの上下面(端子側)で接触し、コンデンサエレメント11aに沿うように配置される。そして接続部15dはコンデンサ11からスイッチング素子12a方向に向かって延び、他方の接続部15cとは平行平板配線の位置関係になるよう配置される。実施の形態1においてはコンデンサエレメント11aの端子が側面に位置するように配置されているのに対し、本実施形態ではコンデンサエレメント11aの端子が上下面に位置するように配置されているものである。
本実施の形態において、コンデンサエレメント11aは誘電体を巻回したものを使用しており、誘電体の幅Wの方向が冷却器16面に対して垂直方向となるように巻回してコンデンサエレメント11aの高さが小さくなるように構成するものである。コンデンサ11の高さを小さくする手段としては、誘電体の巻回数を増やしてコンデンサ11ないしコンデンサエレメント11aの底面積を拡大して冷却器16との接触面積が大きくなるようにし、冷却面積を大きくなるようにし、コンデンサ11が冷却効果を得やすいように構成して高さを小さくする手段がある。あるいは誘電体の幅Wが小さい誘電体を用いることも考えられる。ここで誘電体の幅Wが小さい誘電体を用いた場合、必要容量を確保するため、コンデンサ11及びコンデンサエレメント11aを複数個並列接続させて、必要容量を分割化し、コンデンサ11及びコンデンサエレメント11aの1素子あたりのサイズを抑えてコンデンサ11の高さを小さくすることができる。あるいは誘電体の巻回数を増やして必要容量を確保する手段もある。これによってコンデンサ11及びコンデンサエレメント11aの底面積を拡大することができ、冷却面積が大きくなるようにし、コンデンサ11が冷却効果を得やすいようにすることができる。またコンデンサエレメント11aの長手方向距離を長く確保できるように誘電体を巻回して必要容量を確保する手段もある。
本実施の形態においては、コンデンサ11はリプルの除去用として用いられている場合を想定しているが、たとえばノイズフィルタ用のコンデンサとして用いられても良い。また図8においてコンデンサ11は、コンデンサエレメント11aが樹脂などのケース11bに内包されている場合を示しているが、この構成に限られるものではなく、たとえばコンデンサエレメント11aを電力変換装置10の筐体に直接実装する構成としても構わない。また図8においては、スイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12fそれぞれを内蔵したモジュールを示しているが,複数のスイッチング素子を内蔵したモジュールを採用してもよく、またダイオード13a,13b,13c,13d,13e,13fを内蔵したモジュールであってもよい。
電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aと伝熱材17bで構成されている。なお前記においては、スイッチング素子12a、コンデンサ11および冷却器16との関係について説明したが、スイッチング素子12b,12c,12d,12e,12fのそれぞれとコンデンサ11および冷却器16との関係についても同様に構成されている。また図8の破線で示すように、冷却器16に流体路16aを形成し、この流体路16aに冷却流体を通すように構成してもよい。この場合スイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12f,電気絶縁性熱伝導材17およびコンデンサ11並びにコンデンサエレメント11aの冷却効果を一層高めることができる。
ここでコンデンサ11においては、コンデンサエレメント11aが発熱部となっており、このコンデンサエレメント11aがケース11bで覆われているので、流体路16aを冷却器16における電気絶縁性熱伝導材17と接触する部分にのみ形成して、コンデンサ11の下の部分には形成しないような構成としてもよい。このようにすることにより、冷却器16の構造を簡素化して、開発及び製造工程を削減し、低コスト化を図ることができる。なお図8においては、電気絶縁性熱伝導材17はコンデンサ11とスイッチング素子12aの1極の接続部(接続部15d及び接続部14d)に対して実装された形態を示しているが、他方の1極(接続部15c及び接続部14c)に対しても図示されていないが、同様に電気絶縁性熱伝導材17が設置されている。
また電気絶縁材17aとしては樹脂が用いられ、伝熱材17bとしてはグリスを用いられている。更に第1の接続部14と第2の接続部15は溶接により接続することができるが、第1の接続部14と第2の接続部15の接続方法はこれに限られない。また本実施の形態において、電気絶縁性熱伝導材17は冷却器16にあらかじめ実装してもよく、あるいは第1の接続部14または第2の接続部15にあらかじめ固定するようにしてもよい。
以上のように、2本の第2の接続部15c、15dの各端子接触部15c1、15d1は冷却器16の平面上に対して平行な面でコンデンサエレメント11aの端子と接しており、接続部15dの端子接触部15d1はコンデンサ11の下面であり、冷却器16に沿った面上でコンデンサエレメント11aに接触している。一方接続部15cの端子接触部15c1はコンデンサエレメント11aの上面で接触している。そして第2の接続部15c、15dはコンデンサ11から取り出される位置から第1の接続部14方向に延びて第1の接続部14と接続されることにより、スイッチング素子12aへと繋がる配線上では接続部15cと接続部15dが平行平板として冷却器16の平面上に沿って平行に配置され、同様に接続部14cと接続部14dが平行平板として冷却器16の平面上に沿って平行に配置されることとなる。従って高温となるスイッチング素子12を冷却しつつ、コンデンサエレメント11aよりもバスバーである接続部14、15を積極的に冷却することができる。
このため高周波駆動化を図った場合でも、コンデンサエレメント11aよりも接続部14、15の温度上昇が大きくなったときに、接続部14、15を積極的に冷却することができるので、温度上昇を抑制し、かつ接続部14、15で発生する熱のコンデンサエレメント11aへの伝搬抑止を実現できる。またバスバーの平行平板化により電流の向きが逆になるので配線インダクタンスを極小化できる。またコンデンサ11の高さを小さくすることができるので、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。
またコンデンサエレメント11aとしてフィルムコンデンサを用い、フィルム材の幅を小さくしてフィルム材の巻回数を増やしたコンデンサ11を構成することにより、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。
またコンデンサエレメント11aとしてフィルムコンデンサを用い、フィルムの幅の小さなものを使用することにより、コンデンサ11の高さが小さくなり、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。またフィルムの幅の小さなフィルム材を使用したので、フィルム材を削減することができ、低価格化を実現できる。
またコンデンサエレメント11aを並列接続にして複数個に分割して構成することにより、冷却器16の近くに位置するコンデンサエレメント11aの下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサエレメント11aの上側の温度上昇も抑えることができるとともに、更に平滑コンデンサの必要容量の確保も実現できる。
またコンデンサエレメント11aのフィルム材の巻回数を増やしたコンデンサ11を構成することにより、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができるとともに、更に平滑コンデンサの必要容量の確保も実現できる。
またコンデンサエレメント11aは長手方向の距離が長くなるように巻回して構成することにより、冷却器16との接触面積を大きくすることができ、更に冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができ、更には平滑コンデンサの必要容量の確保を実現できる。
また第1の接続部14と第2の接続部15の接続部分、あるいは第1の接続部14又は第2の接続部15の何れかに一面が接触し、他面が冷却器16に接触する電気絶縁性熱伝導材17を設けることにより、高温となるスイッチング素子12を冷却しつつ、コンデンサエレメント11aよりも第1の接続部14と第2の接続部15を積極的に冷却することができる。このため高周波駆動化を図った場合でも、コンデンサエレメント11aよりも第1の接続部14と第2の接続部15の温度上昇が大きくなったとき、第1の接続部14と第2の接続部15を積極的に冷却できるので、この部分の温度上昇を抑制し、かつ第1の接続部14と第2の接続部15で発生した熱がコンデンサエレメント11aに伝搬することも抑止できる。
また電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aとして樹脂を使用すると共に、伝熱材17bとしてグリスを使用することにより、電気絶縁を確保しつつバスバーの熱を積極的に放熱することができる。
また電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aとして樹脂を使用すると共に、伝熱材17bとしてグリスを使用し、冷却器16に接触する構成としているので、第1の接続部14と第2の接続部15の寸法の変化を吸収する弾性変形部として機能することができ、コンデンサ11と第1の接続部14の間の寸法公差、及びスイッチング素子12aと第2の接続部15の間の寸法公差を吸収することができる。
更に電気絶縁性熱伝導材17が冷却器16にあらかじめ固定され、あるいは第1の接続部14又は第2の接続部15にあらかじめ固定された構成とすることにより組み立ての容易性を確保しつつ第1の接続部14及び第2の接続部15を積極的に冷却することができる。
また本実施の形態においては、電気絶縁性熱伝導材17の一面を第1の接続部14と第2の接続部15の接続部分に接触する構成について説明したが、電気絶縁性熱伝導材17の一面が第1の接続部14あるいは第2の接続部15の何れかに接触するように構成にしても同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
次にこの発明の実施の形態3に係る電力変換装置について、図を用いて説明する。図12は実施の形態3に係る電力変換装置の部品配置と接続構成を示す断面図であり、実施の形態1における図4に相当する断面図である。又図13はコンデンサ部を示す分解斜視図、図14はコンデンサの内部構造が分かるようにケースを省いて示した斜視図である。図において、コンデンサ11には第2の接続部15e、15fが設けられている。コンデンサ11は、コンデンサエレメント11aが樹脂などのケース11bにポッティングされて内包されており、このコンデンサエレメント11aに接続された第2の接続部15e、15fがコンデンサ11の外部に引き出された構成となっている。
またスイッチング素子12aには第1の接続部14e、14fが設けられている。コンデンサ11とスイッチング素子12aは冷却器16上に配置されている。第2の接続部15は2極、すなわち接続部15e、15fで構成され、各端子接触部15e1、15f1はコンデンサエレメント11aの両側面(端子側)で接触し、接続部15eはコンデンサエレメント11aの上面側に沿って配置されている。そして接続部15eはコンデンサ11からスイッチング素子12a方向に向かって延び、他方の接続部15fとは平行平板配線の位置関係になるよう配置される。このような構成において、コンデンサエレメント11aを樹脂のみを介して冷却器16に対向するように接触している。即ち図4の場合と比べると、第2の接続部15が間に介在しない構造となっている。このように第2の接続部15が間に介在せず、樹脂のみが間に介在しているので、コンデンサエレメント11aにおいて発生した熱が冷却器16に伝わり易くなる。
なお,第2の接続部15e、15fが冷却器16に垂直な方向となるコンデンサエレメント11aの両側面で接触する構成であれば,第2の接続部15e、15fの各端子接触部15e1、15f1とコンデンサエレメント11aの接触位置及び第2の接続部15e、15fのコンデンサ11からの外部への引き出し位置は,図12〜図14に示す構造に限定されない。たとえば図6に示した構造と同様に第2の接続部15e、15fの各端子接触部15e1、15f1とコンデンサエレメント11aとの接触部が,図12〜図14の構成に比べて冷却器16の面上で水平方向に90度回転した位置で接触するように構成してもよい。
本実施の形態において、コンデンサエレメント11aは誘電体を巻回したものを使用しており、誘電体の幅の方向が冷却器16面に対して水平方向に位置するように巻回して、コンデンサエレメント11aの高さが小さくなるように構成するものである。コンデンサ11の高さを小さくする手段としては、誘電体の巻回数を減らしたコンデンサエレメント11aを用いることが考えられる。又は誘電体の厚みの小さい薄膜の誘電体を用いることも考えられる。これは高耐圧、膜厚の薄い誘電体を適用すること、又は電力変換装置10の電圧仕様と整合させて低耐圧な誘電体を適用できるよう適合化を図ることによって実現することを想定する。
またコンデンサ11及びコンデンサエレメント11aを並列接合して構成することにより、必要容量を分割化し、コンデンサ11及びコンデンサエレメント11aの1素子あたりのサイズを抑えてコンデンサ11の高さを小さくすることも考えられる。またはコンデンサ11及びコンデンサエレメント11aの底面積、すなわち冷却器16との接触面積が大きくなるようにして冷却面積が大きくなるように構成し、コンデンサ11の冷却効果を得やすいようにしてコンデンサ11の高さを小さくすることも考えられる。ここでコンデンサ11及びコンデンサエレメント11aの底面積を拡大する方法としては、誘電体の幅の大きな誘電体を適用することが考えられ、更にはコンデンサエレメント11aの長手方向距離を長くできるように誘電体を巻回することも考えられる。
本実施の形態においては、コンデンサ11はリプルの除去用として用いられている場合を想定しているが、たとえばノイズフィルタ用のコンデンサとして用いられても良い。また図12においてコンデンサ11は、コンデンサエレメント11aが樹脂などのケース11bに内包されている場合を示しているが、この構成に限られるものではなく、たとえばコンデンサエレメント11aを電力変換装置10の筐体に直接実装する構成としても構わない。また図12においては、スイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12fそれぞれを内蔵したモジュールを示しているが,複数のスイッチング素子を内蔵したモジュールを採用してもよく、またダイオード13a,13b,13c,13d,13e,13fを内蔵したモジュールであってもよい。
電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aと伝熱材17bで構成されている。なお前記においては、スイッチング素子12a、コンデンサ11および冷却器16との関係について説明したが、スイッチング素子12b,12c,12d,12e,12fのそれぞれとコンデンサ11および冷却器16との関係についても同様に構成されている。また図12の破線で示すように、冷却器16に流体路16aを形成し、この流体路16aに冷却流体を通すように構成してもよい。この場合スイッチング素子12a,12b,12c,12d,12e,12f,電気絶縁性熱伝導材17およびコンデンサ11並びにコンデンサエレメント11aの冷却効果を一層高めることができる。
ここでコンデンサ11においては、コンデンサエレメント11aが発熱部となっており、このコンデンサエレメント11aがケース11bで覆われているので、流体路16aを冷却器16における電気絶縁性熱伝導材17と接触する部分にのみ形成して、コンデンサ11の下の部分には形成しないような構成としてもよい。このようにすることにより、冷却器16の構造を簡素化して、開発及び製造工程を削減し、低コスト化を図ることができる。なお図12においては、電気絶縁性熱伝導材17はコンデンサ11とスイッチング素子12aの1極の接続部(接続部15f及び接続部14f)に対して実装された形態を示しているが、他方の1極(接続部15e及び接続部14e)に対しても図示されていないが、同様に電気絶縁性熱伝導材17が設置されている。
また電気絶縁材17aとしては樹脂が用いられ、伝熱材17bとしてはグリスを用いられている。更に第1の接続部14と第2の接続部15は溶接により接続することができるが、第1の接続部14と第2の接続部15の接続方法はこれに限られない。また本実施の形態において、電気絶縁性熱伝導材17は冷却器16にあらかじめ実装してもよく、あるいは第1の接続部14または第2の接続部15にあらかじめ固定するようにしてもよい。
以上のように、2本の第2の接続部15e、15fの各端子接触部15e1、15f1は冷却器16の平面上に対して垂直な面でコンデンサエレメント11aの端子と接しており、第2の接続部の1極15eはコンデンサ11の上面側から側面側へと沿って配置し、冷却器16に対してコンデンサエレメント11aが樹脂のみを介して接触する構成としている。そして第2の接続部15e、15fはコンデンサ11から取り出される位置から第1の接続部14方向に延びて第1の接続部14e、14fと接続されることにより、スイッチング素子12aへと繋がる配線上では接続部15eと接続部15fが平行平板として冷却器16の平面上に沿って配置され、同様に接続部14eと接続部14fが平行平板として冷却器16の平面上に沿って配置されることとなる。従って高温となるスイッチング素子12を冷却しつつ、コンデンサエレメント11aよりもバスバーである接続部14、15を積極的に冷却することができる。
このため高周波駆動化を図った場合でも、コンデンサエレメント11aよりも接続部14、15の温度上昇が大きくなったときに、接続部14、15を積極的に冷却することができるので、温度上昇を抑制し、かつ接続部14、15で発生する熱のコンデンサエレメント11aへの伝搬抑止を実現できる。またコンデンサエレメント11aが冷却器16に接触する構成となるため、コンデンサエレメント11aの冷却効果をより得やすくなり、温度上昇を抑制することができるので、コンデンサ11の静電容量を削減し、更にはサイズの小型化を図ることができる。またバスバーの平行平板化により電流の向きが逆になるので配線インダクタンスを極小化できる。またコンデンサ11の高さを小さくすることができるので、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。
またコンデンサエレメント11aとしてフィルムコンデンサを用い、フィルム材の巻回数を少なくしてコンデンサ11を構成することにより、コンデンサ11の高さが小さくなり、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。またフィルム材を削減することができるので、低価格化を実現できる。
またコンデンサエレメント11aとしてフィルムコンデンサを用い、薄膜のフィルム材によりコンデンサ11を構成することにより、コンデンサ11の高さが小さくなり、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。
またコンデンサ11を並列接続にして複数個に分割して構成することによりコンデンサ1個当たりの巻回数が少なくなり、コンデンサの高さが小さくなるので、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができるとともに、更に平滑コンデンサの必要容量の確保も実現できる。
またコンデンサ11の冷却器16と接触する面積を大きくなるように構成することにより、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができる。又平滑コンデンサの必要容量の確保も実現できる。
またコンデンサエレメント11aを構成するフィルムコンデンサのフィルム幅が大きなものを使用することにより、冷却器16との接触面積が大きくなるとともに、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができ、更に平滑コンデンサの必要容量の確保も実現できる。
またコンデンサエレメント11aは長手方向の距離が長くなるように巻回して構成することにより、冷却器16との接触面積が大きくなるとともに、冷却器16の近くに位置するコンデンサ11の下側に比べて、冷却効果を得にくいコンデンサ11の上側の温度上昇も抑えることができ、更には巻回数を大きくしなくても平滑コンデンサの必要容量の確保を実現できる。
また第1の接続部14と第2の接続部15の接続部分、あるいは第1の接続部14又は第2の接続部15の何れかに一面が接触し、他面が冷却器16に接触する電気絶縁性熱伝導材17を設けることにより、高温となるスイッチング素子12を冷却しつつ、コンデンサエレメント11aよりも第1の接続部14と第2の接続部15を積極的に冷却することができる。このため高周波駆動化を図った場合でも、コンデンサエレメント11aよりも第1の接続部14と第2の接続部15の温度上昇が大きくなったとき、第1の接続部14と第2の接続部15を積極的に冷却できるので、この部分の温度上昇を抑制し、かつ第1の接続部14と第2の接続部15で発生した熱がコンデンサエレメント11aに伝搬することも抑止できる。
また電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aとして樹脂を使用すると共に、伝熱材17bとしてグリスを使用することにより、電気絶縁を確保しつつバスバーの熱を積極的に放熱することができる。
また電気絶縁性熱伝導材17は電気絶縁材17aとして樹脂を使用すると共に、伝熱材17bとしてグリスを使用し、冷却器16に接触する構成としているので、第1の接続部14と第2の接続部15の寸法の変化を吸収する弾性変形部として機能することができ、コンデンサ11と第1の接続部14の間の寸法公差、及びスイッチング素子12aと第2の接続部15の間の寸法公差を吸収することができる。
更に電気絶縁性熱伝導材17が冷却器16にあらかじめ固定され、あるいは第1の接続部14又は第2の接続部15にあらかじめ固定された構成とすることにより組み立ての容易性を確保しつつ第1の接続部14及び第2の接続部15を積極的に冷却することができる。
また本実施の形態においては、電気絶縁性熱伝導材17の一面を第1の接続部14と第2の接続部15の接続部分に接触する構成について説明したが、電気絶縁性熱伝導材17の一面が第1の接続部14あるいは第2の接続部15の何れかに接触するように構成にしても同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
次に実施の形態4に係る電力変換装置について説明する。本実施形態に係る電力変換装置は、実施の形態1で説明した電力変換装置10において、第1の接続部14と第2の接続部15をボルトを介して接続し、電気絶縁性熱伝導材17にネジ穴を設け、ボルトをネジ穴に螺合させることにより第1の接続部14と第2の接続部15が締結されるように構成したものである。図15は実施の形態4に係る電力変換装置の部品配置と接続構成を示す断面図であり、実施の形態1における図4に相当する図である。図15において、ネジ穴17cが電気絶縁性熱伝導材17に設けられており、ボルト18がネジ穴17cに螺合することにより、第1の接続部14と第2の接続部15が締結される。
なお本実施の形態においては、ネジ穴17cを設けた電気絶縁性熱伝導材17を冷却器16にあらかじめ実装してもよく、あるいは第1の接続部14ないし第2の接続部15にあらかじめ固定するようにしてもよい。尚図15においては第1の接続部14bと第2の接続部15bとの接続関係を示しており、図16においては第1の接続部14aと第2の接続部15aとの接続関係を示している。図16においては接続関係が分かり易いように下側にある第1の接続部14bと第2の接続部15bは図示を省略している。更に図17は締結部を示すための分解斜視図である。
以上のように構成することにより、第1の接続部14と第2の接続部15はボルト18を介して接続され、電気絶縁性熱伝導材17にはネジ穴17cが設けられており、第1の接続部14と第2の接続部15はボルト18によってネジ穴17cに締結されている。従って別にナットを追加して第1の接続部14と第2の接続部15をボルト18で締結する必要がないので、熱抵抗の増加による冷却器16への伝熱性の低下を防ぐことができる。更には別のナットを追加するためのスペースが不要となるので、小型化を図ることができる。
また電気絶縁性熱伝導材17が冷却器16、あるいは第1の接続部14又は第2の接続部15にあらかじめ固定された構成とすることにより、組み立ての容易性を確保しつつバスバーを積極的に冷却することができる。
また本実施の形態においては、実施の形態1で説明した電力変換装置10の構成に本実施形態の構造を適用する場合について説明したが、実施の形態2又は実施の形態3で説明した電力変換装置10の構成に本実施形態の構造を適用してもよい。
実施の形態5.
次に実施の形態5に係る電力変換装置について説明する。図18は実施の形態5に係る電力変換装置の部品配置と接続構成を示す断面図であり、実施の形態1における図4に相当する図である。実施の形態1から実施の形態4においては、コンデンサ11に第2の接続部15を設けると共に、スイッチング素子12aに第1の接続部14を設け、第1の接続部14と第2の接続部15を接続する場合について説明したが、本実施形態に係る電力変換装置10においては、コンデンサ11とスイッチング素子12aを一つの接続部19で接続したものである。即ち第1の接続部14の2極と第2の接続部15の2極のそれぞれの極を一つの接続部で一つながりに形成したものである。
即ち接続部19の一端はスイッチング素子12aに接続されており、スイッチング素子12aの冷却器16に接触する面の近傍位置(スイッチング素子12aの下部側)から取り出されており、他端はコンデンサ11に接続され、コンデンサ11の冷却器16に接触する面の近傍位置(コンデンサ11の下部側)から取り出されている。そして電気絶縁性熱伝導材17は、接続部19の寸法の変化を吸収する弾性変形部を備えている。即ち接続部19が熱収縮又は熱膨張した場合に寸法の変化を吸収することができる。なおその他の構成については、実施の形態1から実施の形態3の場合と同様である。
本実施形態に係る電力変換装置においても、実施の形態1から実施の形態3で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
尚本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
10 電力変換装置、11 コンデンサ、11a コンデンサエレメント、
12a,12b,12c,12d,12e,12f スイッチング素子、
14 第1の接続部、15 第2の接続部、16 冷却器、16a 流体路、
17 電気絶縁性熱伝導材、17a 電気絶縁材、17b 伝熱材、17c ネジ穴、
18 ボルト、19 接続部。

Claims (18)

  1. オン、オフの切り替えにより入力電力の変換を行うスイッチング素子と、
    上記入力電力を平滑化するコンデンサと、
    上記スイッチング素子と上記コンデンサを同一平面上に配置して冷却する冷却器と、
    上記スイッチング素子に接続され、上記スイッチング素子の上記冷却器側から取り出された2極からなる第1の接続部と、
    上記第1の接続部に接続されると共に上記コンデンサに接続され、上記コンデンサの上記冷却器側から取り出された2極からなる第2の接続部と、
    上記第1の接続部と上記第2の接続部との接続部分、あるいは上記第1の接続部又は上記第2の接続部の何れかに一面が接触し、他面が上記冷却器に接触する電気絶縁性熱伝導材とを備え、
    上記第2の接続部の端子接触部は上記冷却器の平面に対し垂直な方向においてコンデンサエレメントと接触しており、
    上記第2の接続部を構成する2極の接続部は互いに平行平板として上記冷却器の平面上に対して平行に配置されるとともに、上記第1の接続部を構成する2極の接続部は互いに平行平板として上記冷却器の平面上に対して平行に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 上記第2の接続部のうちの1極は上記コンデンサエレメントの下面側であり上記冷却器に沿った面上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記第2の接続部のうちの1極は上記コンデンサエレメントの上面側から側面側に沿って配置されるとともに、上記コンデンサエレメントは上記冷却器に対して樹脂のみを介して接触する構成であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 上記コンデンサエレメントをフィルムコンデンサで構成するとともに、フィルム材の巻回数を少なくすることにより上記コンデンサの高さを小さくしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 上記コンデンサエレメントを薄膜のフィルムコンデンサで構成することにより上記コンデンサの高さを小さくしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 上記コンデンサエレメントを幅の大きなフィルムコンデンサで構成することにより上記コンデンサと上記冷却器が接触する面積を大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 上記コンデンサエレメントをフィルムコンデンサで構成するとともに、上記コンデンサエレメントの長手方向の距離が長くなるように上記フィルムコンデンサを巻回して構成することにより上記コンデンサと上記冷却器が接触する面積を大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. オン、オフの切り替えにより入力電力の変換を行うスイッチング素子と、
    上記入力電力を平滑化するコンデンサと、
    上記スイッチング素子と上記コンデンサを同一平面上に配置して冷却する冷却器と、
    上記スイッチング素子に接続され、上記スイッチング素子の上記冷却器側から取り出された2極からなる第1の接続部と、
    上記第1の接続部に接続されると共に上記コンデンサに接続され、上記コンデンサの上記冷却器側から取り出された2極からなる第2の接続部と、
    上記第1の接続部と上記第2の接続部との接続部分、あるいは上記第1の接続部又は上記第2の接続部の何れかに一面が接触し、他面が上記冷却器に接触する電気絶縁性熱伝導材とを備え、
    上記第2の接続部の端子接触部は上記冷却器の平面に対し平行な面においてコンデンサエレメントと接触しており、
    上記第2の接続部のうちの一極は上記コンデンサエレメントの下面側で上記コンデンサエレメントと接触するとともに上記第2の接続部のうちの他極は上記コンデンサエレメントの上面側で上記コンデンサエレメントと接触し、
    上記第2の接続部を構成する2極の接続部は互いに平行平板として上記冷却器の平面上に対して平行に配置されるとともに、上記第1の接続部を構成する2極の接続部は互いに平行平板として上記冷却器の平面上に対して平行に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  9. 上記コンデンサエレメントをフィルムコンデンサで構成するとともに、フィルム材の幅を小さくして上記フィルム材の巻回数を多くすることにより上記コンデンサの高さを小さくしたことを特徴とする請求項8に記載の電力変換装置。
  10. 上記コンデンサエレメントをフィルムコンデンサで構成するとともに、上記コンデンサエレメントの長手方向の距離が長くなるように上記フィルムコンデンサを巻回して構成することにより上記コンデンサと上記冷却器が接触する面積を大きくしたことを特徴とする請求項8記載の電力変換装置。
  11. 上記コンデンサを複数個並列に接続したことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  12. 上記電気絶縁性熱伝導材は電気絶縁材として樹脂を使用するとともに伝熱材としてグリスを使用したことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  13. 上記電気絶縁性熱伝導材は、上記第1の接続部と上記第2の接続部の寸法の変化を吸収する弾性変形部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  14. 上記電気絶縁性熱伝導材は、上記冷却器にあらかじめ固定されていることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  15. 上記電気絶縁性熱伝導材は、上記第1の接続部または上記第2の接続部にあらかじめ固定されていることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  16. 少なくとも上記冷却器が上記電気絶縁性熱伝導材と接触する部分に冷却流体を通す流体路を上記冷却器に設けたことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  17. 上記第1の接続部と上記第2の接続部をボルトを介して接続し、上記電気絶縁性熱伝導材にネジ穴を設け、上記ボルトを上記ネジ穴に螺合させたことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  18. 上記第1の接続部の2極と上記第2の接続部の2極のそれぞれの極を一つの接続部で形成したことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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