JP2017186818A - 渡り通路用目地装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 渡り通路の下方の通路等に雨が直接進入することを防止できるとともに、渡り通路の真下へ雨水が落下することを防止できる床用目地装置を提供すること。
【解決手段】 目地部を介して設けられた左右の躯体と、該左右の躯体の一方の躯体から他方の躯体側へ突出する渡り通路と、一端部が該渡り通路に左右方向にスライド移動可能に支持されるとともに、他端部が前記他方の躯体に前後方向にスライド移動可能に支持され、前記渡り通路と前記他方の躯体間の目地部を塞ぐ目地部材からなる渡り通路用目地装置であって、前記渡り通路には外方へ突出する庇部が形成されており、前記目地部材は、目地プレートと、該目地プレートの前後方向の側部に取り付けられ、前記目地プレートが位置する部位の前記渡り通路の手摺、庇部及び底面を覆うカバー部材と、該カバー部材に形成され、カバー部材内の水を誘導し排出する雨水排出部とよりなることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 目地部を介して設けられた左右の躯体と、該左右の躯体の一方の躯体から他方の躯体側へ突出する渡り通路と、一端部が該渡り通路に左右方向にスライド移動可能に支持されるとともに、他端部が前記他方の躯体に前後方向にスライド移動可能に支持され、前記渡り通路と前記他方の躯体間の目地部を塞ぐ目地部材からなる渡り通路用目地装置であって、前記渡り通路には外方へ突出する庇部が形成されており、前記目地部材は、目地プレートと、該目地プレートの前後方向の側部に取り付けられ、前記目地プレートが位置する部位の前記渡り通路の手摺、庇部及び底面を覆うカバー部材と、該カバー部材に形成され、カバー部材内の水を誘導し排出する雨水排出部とよりなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は左右の躯体間の目地部を塞ぐ渡り通路用目地装置に関する。
従来、この種の渡り通路用目地装置としては、「上部階に設けられた外部渡り通路の真下に下部階の下部外部渡り通路が設けられた左右の建物において、前記外部渡り通路を前記左右の建物の一方の建物より他方の建物方向に突出し、かつ該他方の建物との間に目地部を有するように設けられた外部渡り通路本体と、この外部渡り通路本体の先端部の床面に、先端部が左右方向にだけスライド移動でき、後端部が前記他方の建物の外側通路の目地部側床躯体に前後方向にスライド移動できるように取付けられた床目地プレートと、この床目地プレートの両側部に固定された前記下部外部渡り通路へ雨水が落下するのを阻止する一対の庇と、前記床目地プレートの後端両側部あるいは該部と一体になって移動する部材に一端部が固定され、他端部が該床目地プレートの先端部寄りの両側部に固定あるいは前記外部渡り通路本体の側壁にスライド移動できるように取付けられた一対の手摺と、前記床目地プレートの後端両側部の他方の建物の外側通路の目地部側床躯体に設けられた外壁あるいは手摺とで構成したことを特徴とする外部渡り通路。」が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、このような外部渡り通路は、庇によって雨が直接渡り通路内へ進入することは多少防止できるものであるが、目地プレートとカバープレートの隙間から雨水が目地プレート底面側へ侵入し、外部渡り通路本体の突出端部から階下の渡り通路へ雨水が落下してしまうという欠点があった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、渡り通路の下方の通路等に雨が直接進入することを防止できるとともに、渡り通路の真下へ雨水が落下することを防止できる床用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の渡り通路用目地装置は、目地部を介して設けられた左右の躯体と、該左右の躯体の一方の躯体から他方の躯体側へ突出する渡り通路と、一端部が該渡り通路に左右方向にスライド移動可能に支持されるとともに、他端部が前記他方の躯体に前後方向にスライド移動可能に支持され、前記渡り通路と前記他方の躯体間の目地部を塞ぐ目地部材からなる渡り通路用目地装置であって、前記渡り通路には外方へ突出する庇部が形成されており、前記目地部材は、目地プレートと、該目地プレートが位置する部位の前記渡り通路の手摺、庇部及び底面を覆うカバー部材と、該カバー部材に形成され、カバー部材内の雨水を誘導し排出する雨水排出部とよりなることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1及び請求項2に記載された各発明においては、目地プレートと、該目地プレートが位置する部位の前記渡り通路の手摺、庇部及び底面を覆うカバー部材と、該カバー部材に形成され、カバー部材内の水を誘導し排出する雨水排出部を備える目地部材を用いているので、渡り通路の全周を目地部材でカバーすることができる。
したがって、渡り通路の突出端部から雨水が落ちることがなく、渡り通路の真下へ雨水が落下することを防止できる。
(2)渡り通路には外方へ突出する庇部が形成されており、カバー部材はこの庇部も覆う形状となっているので、雨を庇部等で受けることができるので、渡り通路下方の通路等に雨が直接進入することを防止できる。
(3)請求項3に記載された発明においても前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、ローラー及び吊り下げローラーによってカバー部材を支持しているので、カバー部材の重量等が目地プレートと渡り通路の接地面やカバー部材と手摺の接地面にかからないため、目地部材が左右方向にスライド移動する際に、スムーズにスライド移動することができる。
(3)請求項4に記載された発明においても前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、上下階に渡り通路を有する建物でも利用することができる。
(4)請求項5に記載された発明においても前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、より効率よく雨水を排出することができる。
(5)請求項6に記載された発明においても前記(1)〜(5)と同様な効果が得られるとともに、渡り通路の下部に雨水が落下することを確実に防止することができる。
(1)請求項1及び請求項2に記載された各発明においては、目地プレートと、該目地プレートが位置する部位の前記渡り通路の手摺、庇部及び底面を覆うカバー部材と、該カバー部材に形成され、カバー部材内の水を誘導し排出する雨水排出部を備える目地部材を用いているので、渡り通路の全周を目地部材でカバーすることができる。
したがって、渡り通路の突出端部から雨水が落ちることがなく、渡り通路の真下へ雨水が落下することを防止できる。
(2)渡り通路には外方へ突出する庇部が形成されており、カバー部材はこの庇部も覆う形状となっているので、雨を庇部等で受けることができるので、渡り通路下方の通路等に雨が直接進入することを防止できる。
(3)請求項3に記載された発明においても前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、ローラー及び吊り下げローラーによってカバー部材を支持しているので、カバー部材の重量等が目地プレートと渡り通路の接地面やカバー部材と手摺の接地面にかからないため、目地部材が左右方向にスライド移動する際に、スムーズにスライド移動することができる。
(3)請求項4に記載された発明においても前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、上下階に渡り通路を有する建物でも利用することができる。
(4)請求項5に記載された発明においても前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、より効率よく雨水を排出することができる。
(5)請求項6に記載された発明においても前記(1)〜(5)と同様な効果が得られるとともに、渡り通路の下部に雨水が落下することを確実に防止することができる。
図1乃至図9は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図10乃至図12は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図13乃至図14は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態の渡り通路用目地装置の正面図。
第1の実施形態の渡り通路用目地装置の平面図。
図2の3−3線に沿う断面図。
図2の4−4線に沿う断面図。
渡り通路の説明図。
目地部材の説明図。
地震で目地部が狭くなった状態の動作説明図。
地震で目地部が広くなった状態の動作説明図。
地震で左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動いた状態の動作説明図。
第2の実施形態の渡り通路用目地装置の平面図。
図10の11−11線に沿う断面図。
渡り通路の説明図。
第3の実施形態の渡り通路用目地装置の平面図。
図13の14−14線に沿う断面図。
図10乃至図12は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図13乃至図14は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書では図1を基準として左右方向、上(図面上方)下(図面下方)方向という。また、図2を基準として前(図面上方)後(図面下方)方向という。
本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを目地部に設置可能な建造物をいい、出入口とは扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを目地部に設置可能な建造物をいい、出入口とは扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
図1ないし図9に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は左右の躯体3、4の間の目地部2を塞ぐ渡り通路用目地装置である。
この渡り通路用目地装置1は、図1乃至図4に示すように、前記一方の躯体3の上下階にそれぞれ略水平状態で配設された複数の渡り通路5に、その一端部6aがそれぞれ左右方向にスライド移動可能に支持されるとともに、他端部6bが前記他方の躯体4にそれぞれ前後方向にスライド移動可能に支持された上限の目地部材6によって、各目地部2を塞いでいる。
前記渡り通路5は、前述したように一方の躯体3から他方の躯体4側へ突出しており、図5に示すように、断面形状が上面開口のコ字型形状で、両側の略垂直状態に立ち上がっている部分が一対の手摺5aとなっている。この一対の手摺5aの下端部には、それぞれが外方に突出する庇部7が略水平状態で設けられ、本実施の形態においては、前記手摺5aと庇部7は全体として逆さテーブル形状の外観を有している。この庇部7は横殴りの雨を受け、渡り通路の下部に位置する通路等、本実施の形態においては下階の渡り通路5に雨水が直接進入することを防止するものである。
ここで図5を基準にすると、左右の庇部7は、その上面がそれぞれ樋状の凹所になっており、これらの凹所には、それぞれ複数のローラー8が列状に設けられている。また、渡り通路5の底面の略中央部の突出端部付近には、吊り下げローラー9がさらに設けられている。前記ローラー8によって前記目地部材6を支持すると共に、吊り下げローラー9も用いて目地部材6を吊り下げ支持する。
渡り通路5の底面には、下向き凹所状の水切り部10が形成されており、渡り通路5の底面に付着した雨水を目地部材6内部空間へと誘導する。
前記他方の躯体4には、前記渡り通路5と対向する位置に上下の開口部11がそれぞれ設けられており、これらの開口部11の下方に前記目地部材6を前後方向にスライド移動可能に支持するためのガイドレール12が上下に設けられている。
前記他方の躯体4には、前記渡り通路5と対向する位置に上下の開口部11がそれぞれ設けられており、これらの開口部11の下方に前記目地部材6を前後方向にスライド移動可能に支持するためのガイドレール12が上下に設けられている。
前記目地部材6は、図4及び図6に示すように目地プレート13と、目地プレート13の両側部に取り付けられ、一対の手摺5aを入れ子状にカバーするカバー部材14と、該カバー部材14の下端部に設けられ、かつ、カバー部材14内の雨水を排出する雨水排出部15とで構成されている。
前記目地プレート13は、本発明の実施形態においては、一端部が支持ローラー16を介して前記渡り通路5の床面に左右方向にスライド移動可能に支持され、他端部がガイドローラー17を介して前記ガイドレール12に左右方向にスライド移動可能に支持された複数の力骨18と、該力骨18の上面に固定された目地プレート本体19とで構成されている。このような目地プレート13を用いる場合、目地プレート本体19と渡り通路5の床面との間に大きな段差が形成されてしまうので、一端部が目地プレート本体19の上面に支持されるとともに、他端部が渡り通路5の床面や他方の躯体4の床面に支持され、前記目地プレート13がスライド移動する部位の渡り通路5の床面を覆うカバープレート20を用いる。このカバープレート20の他端部は他方の躯体4の床面や渡り通路5の床面と略平坦となるように設けるとよい。
本実施の形態においては、前記目地プレート13がスライド移動する部位を凹所5bを形成し、この凹所5bをカバープレート20で覆っているが、渡り通路5全体を目地プレート13がスライド移動するように構成してもよい。
また、このようなカバープレート20を用いる場合には、カバープレート20が撓まないように、カバープレート荷重支持具21を設けるとよい。カバープレート荷重支持具21については、本願出願人が出願人となっている特開2001−193176号等に開示されているため、その詳細な構造については割愛する。
カバー部材14は、前記目地プレート13の目地プレート本体19の前後方向(平面視上下方向)の両側部にそれぞれ取り付けられ、手摺5a部分及び庇部7の上面までを覆う一対の手摺カバー部材22と、該手摺カバー部材22に固定され、庇部7の側面から渡り通路5の底部を覆う底部カバー23と、該底部カバー23の底面に固定され、カバー部材14内の雨水を排出する受け皿状の雨水排出部15が設けられている。
なお、本実施の形態においては、この手摺カバー22には袖壁22aが形成されている。
なお、本実施の形態においては、この手摺カバー22には袖壁22aが形成されている。
手摺カバー部材22と底部カバー23は本実施の形態においては、別部材で構成し、溶接(図示せず)で結合させているが、ビス等で結合してもよく、またこれらの部品は一体に構成してもよい。これらを別部材で構成する場合、渡り通路5へ設置する際に作業が用意になるという効果がある。
前記底部カバー23の上面の略中央部には、前記吊り下げローラー9に係合し、吊り下げローラー9に吊り下げ状態で支持されるローラー係合部24が形成されている。
雨水排出部15は、受け皿状の部材で、底部カバー23の底面にビス等で固定されている。この雨水排出部15は、他方の躯体4に向かって若干傾斜が設けられており、雨水排出部15内の雨水は他方の躯体4側へ流れるようになっている。
雨水排出部15は、受け皿状の部材で、底部カバー23の底面にビス等で固定されている。この雨水排出部15は、他方の躯体4に向かって若干傾斜が設けられており、雨水排出部15内の雨水は他方の躯体4側へ流れるようになっている。
該底部カバー23の底面には雨水排出部15に連通するような透孔25が形成されており、カバー部材14内の雨水等を雨水排出部15に排出する。
また、雨水排出部15の他方の躯体4側の側面には雨水排出口26が形成され、この雨水排出口26には雨樋27が接続されており、カバー部材14内の雨水等は雨樋27を介して排水口(図示せず)等に排出される。
このようにカバー部材14等の雨水を排出することにより、渡り通路5の真下の通路等に雨水が落下することを確実に防止することができる。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図7に示すように、目地部材6が渡り通路5上をスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図8に示すように、目地部材6が渡り通路5上をスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図8に示すように、目地部材6が渡り通路5上をスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が異なる前後方向に揺れ動くと、図9に示すように、目地部材6は前記ガイドレール12上を前後方向にスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。この時、他方の躯体4の開口部11は、手摺カバー22の袖壁22aによってその一部が塞がれ、目地部に人等が落下することを防止している。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図10乃至図14に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図10乃至図14に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10乃至図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一端部を傾斜面28に形成した板状の目地プレート13A及び雨樋27と連結せず、他方の躯体4側の側面に雨水排出口26を備えた雨水排出部15Aを備えた目地部材6Aとし、底面に水切り部を形成しない渡り通路5Aを用いた点でこのような渡り通路用目地装置1Aにしても前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、雨水排出口26を他方の躯体4の壁面側に設けることにより、他方の躯体4の壁面を伝って水が排出される又はガイドレール12上を雨水が流れてガイドレールの両端部から排出されるため、渡り通路5Aの下部の通路に雨水が落ちることを防止できる。
図13及び図14に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一方の躯体3に1つ渡り通路5を備え、この渡り通路5と他方の躯体4の間の目地部2を1つの目地部材6で塞いだ点で、このような渡り通路用目地装置1Bにしても前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図13及び図14に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一方の躯体3に1つ渡り通路5を備え、この渡り通路5と他方の躯体4の間の目地部2を1つの目地部材6で塞いだ点で、このような渡り通路用目地装置1Bにしても前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
このように下階に渡り通路5を有しない渡り通路5、例えば渡り通路の真下が道路や地面等になっている場合に渡り通路用目地装置1Bを用いることで、渡り通路の直下を歩行する者等に雨が当たることを防止できる。
なお、本発明の実施形態においては目地部材の一端部側をローラーや吊り下げローラーで支持するものについて説明したが、これらのローラーは目地部材の左右方向へのスライド移動をスムーズにするために用いられているものであるので、これらを用いずに目地部材を設置してもよい。
また、底部カバーの底面に雨水排出部を固定した形態について説明したが、底部カバー自体を雨水排出部として用いてもよい。
さらに、本発明の実施の形態においては、設けていないが、一対の手摺の上部に支持ローラーを設け、手摺カバー部材を支持してもよい。このように構成することで、手摺カバー部材の左右方向へのスライド移動をスムーズにすることができる。
さらに、本発明の実施の形態においては、設けていないが、一対の手摺の上部に支持ローラーを設け、手摺カバー部材を支持してもよい。このように構成することで、手摺カバー部材の左右方向へのスライド移動をスムーズにすることができる。
本発明は渡り通路用目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B:渡り通路用目地装置、
2:目地部、 3:一方の躯体、
4:他方の躯体、 5、5A:渡り通路、
6、6A:目地部材、 7:庇部、
8:ローラー、 9:吊り下げローラー、
10:水切り部、 11:開口部、
12:ガイドレール、 13、13A:目地プレート、
14:カバー部材、 15、15A:雨水排出部、
16:支持ローラー、 17:ガイドローラー、
18:力骨、 19:目地プレート本体、
20:カバープレート、 21:カバープレート荷重支持具、
22:手摺カバー部材、 23:底部カバー、
24:ローラー係合部、 25:透孔、
26:雨水排出口、 27:雨樋、
28:傾斜面。
2:目地部、 3:一方の躯体、
4:他方の躯体、 5、5A:渡り通路、
6、6A:目地部材、 7:庇部、
8:ローラー、 9:吊り下げローラー、
10:水切り部、 11:開口部、
12:ガイドレール、 13、13A:目地プレート、
14:カバー部材、 15、15A:雨水排出部、
16:支持ローラー、 17:ガイドローラー、
18:力骨、 19:目地プレート本体、
20:カバープレート、 21:カバープレート荷重支持具、
22:手摺カバー部材、 23:底部カバー、
24:ローラー係合部、 25:透孔、
26:雨水排出口、 27:雨樋、
28:傾斜面。
Claims (6)
- 目地部を介して設けられた左右の躯体と、該左右の躯体の一方の躯体から他方の躯体側へ突出する渡り通路と、一端部が該渡り通路に左右方向にスライド移動可能に支持されるとともに、他端部が前記他方の躯体に前後方向にスライド移動可能に支持され、前記渡り通路と前記他方の躯体間の目地部を塞ぐ目地部材からなる渡り通路用目地装置であって、前記渡り通路は、一対の手摺と、この手摺の下端部付近に設けられた庇部を有し、前記目地部材は、目地プレートと、該目地プレートの両側部に取り付けられ、前記目地プレートが位置する部位の前記渡り通路の手摺、庇部及び底面を覆うカバー部材と、該カバー部材に設けられ、カバー部材内の雨水を排出する雨水排出部とよりなることを特徴とする渡り通路用目地装置。
- 前記カバー部材は、前記一対の手摺を入れ子状にカバーすることを特徴とする請求項1記載の渡り通路用目地装置。
- 前記カバー部材は、前記庇の上面に設けられたローラーに支持されているとともに、前記渡り通路の底面に設けられた吊り下げローラーによって吊り下げ支持されていることを特徴とする請求項1記載又は請求項2のいずれかに記載の渡り通路用目地装置。
- 前記一方の躯体から他方の躯体側へ突出する渡り通路が上下方向に同じ位置に複数設けられ、前記渡り通路と前記他方の躯体間の目地部をそれぞれ前記目地部材が塞いでいることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の渡り通路用目地装置。
- 前記渡り通路には少なくとも1つの水切り部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の渡り通路用目地装置。
- 前記雨水排出部には雨樋が連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の渡り通路用目地装置。
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