JP7361629B2 - 階段構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に設ける階段構造に関する。
特許文献1には、建物の一階と二階を繋ぐ階段構造が記載されている。
特開2015-196952号公報
上記先行技術の階段構造では、上層と下層との間に配置された枠状に形成された胴差を経るように、階段本体が下階から上階まで延びている。
また、この階段構造では、胴差に連続して床と天井とを繋ぐ間仕切り用の壁が備えられており、階段本体は、階段本体の側部を囲む胴差、及び胴差に連続する壁に固定されて支持されている。
したがって、上記先行技術の階段構造では、階段本体の配置されている空間が、隣接する他の空間と隔離されており、空間を有効的に使用する点で改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、空間を有効的に使用することが可能な階段構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の階段構造は、下階に設けられ各々の平面視形状がL字形状を呈して互いに対向する一対の間仕切壁と、前記下階の上側の上階に設けられ互いに交差する向きに配置された2つの壁面を含んで構成される下がり天井壁と、下階側が前記一対の間仕切壁で支持されて、上階側が前記下がり天井壁で支持される階段と、を有する。
請求項1に記載の階段構造では、階段の下階側が一対の間仕切壁で支持されて、階段の上階側が下がり天井壁で支持されている。
ここで、階段の下階側を支持する間仕切壁は、L字形状に形成されているため、一直線状に形成される場合に比較して、高い剛性を得ることができ、階段の下階側を効率的に支持することができる。
また、階段の上階側を支持する下がり天井壁は、互いに交差する向きに配置された2つの壁面を含んで構成されているため、一直線状に形成される場合に比較して、高い剛性を得ることができ、階段の上階側を効率的に支持することができる。なお、互いに交差する向きに配置された2つの壁面は、互いに連結されて一体化されていてもよく、互いに離間されていてもよい。
階段の上階側の下方部分には下がり天井壁が設けられており、下階においては、階段の上階側の下方の空間、言い換えれば、階段の降り口付近の階段下空間が開放され、該階段下空間を隣接する空間と一体的に使用することができ、空間が利用し易くなる。
なお、ここでいう「下がり天井壁」とは、壁の下端が床から離れているものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の階段構造において、前記階段の勾配が25°~40°の範囲内であり、前記一対の間仕切壁の上階側の第1空間が、隣接する前記上階の第2空間と一体化している。
請求項2に記載の階段構造では、階段の勾配が25°~40°の範囲内とされた、所謂緩勾配階段であるため、階段の昇り口付近の天井高さを高くする必要がなくなる。
例えば、階段の昇り口付近の天井高さが高くなると、天井の上に位置する上階の床を高くしなければならず、上階の第1の空間の上下方向の寸法が小さくなる、即ち、上階で利用できる第1の空間の容積が減少してしまう。
一方、階段の勾配を25°~40°の範囲内とすれば、階段の昇り口付近の天井高さを高くする必要がなくなり、天井の上に位置する上階の床を、他の部分に比較して高くする必要も無くなる。したがって、階段の昇り口付近の直上部における上階の第1の空間の容積が減少せず、該第1の空間を隣接する第2の空間と繋げて一体的に使用することができる。また、階段を緩勾配としているので、昇り口付近の上部に上階の床があっても、支障なく昇降することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の階段構造において、前記一対の間仕切壁の一部に囲まれる空間が、住宅設備を設置する住宅設備設置スペースとされている。
請求項3に記載の階段構造では、住宅設備を設置するための住宅設備設置スペースの一部を囲うように平面視形状がL字形状を呈した間仕切壁が隣接しているので、効率的に緩勾配の階段を設計することができると共に、一対の間仕切壁の一部に囲まれる空間を有効的に使用することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の階段構造によれば、階段下の空間を隣接空間と一体的に使用することができる、という優れた効果を有する。
第1の実施形態に係る階段構造が適用された階段の概略構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る階段の概略構成を示す平面図である。 第1の実施形態に係る階段の昇り口付近の要部を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る階段の中間部の要部を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る階段の降り口付近の要部を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る階段、及び下階の要部を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る階段、及び上階の要部を概略的に示す斜視図である。 第2の実施形態に係る階段構造が適用された階段の概略構成を示す平面図である。 第2の実施形態に係る階段の概略構成を示す下階部分の正面図である。 第3の実施形態に係る階段構造が適用された階段の概略構成を示す平面図である。 第4の実施形態に係る階段構造が適用された階段の概略構成を示す平面図である。 リフォーム前の階段構造の概略構成を示す平面図である。
〔第1実施形態〕
図1~図7を用いて、第1実施形態に係る階段構造が適用された階段10について説明する。図1には、第1の実施形態に係る階段構造が適用された階段10が斜視図にて概略的に示されており、図2には、階段10が平面図にて示されている。図3には、階段10の昇り口付近の要部が斜視図にて概略的に示されており、図4には、階段10の中間部の要部が斜視図にて概略的に示されており、図5には、階段10の降り口付近の要部が斜視図にて概略的に示されている。また、図6には、階段10、及び下階の要部が斜視図にて概略的に示されており、図7には、階段10、及び上階の要部が斜視図にて概略的に示されている。なお、図1~7においは、階段10の要部が概略的に示されているため、要部以外の構成は適宜省略されている。
これらの図に示されるように、本実施形態の階段10は、住宅12の内部に設置されており、図2の平面図で示すように、平面視でコ字状をなす折り返し階段とされており、住宅12の下階14と上階16とを繋いでいる。下階14は、一例として1階であり、上階16は、一例として2階であるが、下階14、及び上階16は、他の階であってもよい。
図1に示すように、本実施形態の階段10は、下階14から図面の矢印B方向の斜め上側に向けて延びる下段としての第1階段部18、第1階段部18の上端に繋がる第1踊り場20、第1踊り場20から矢印R方向の斜め上側に向けて延びて第1階段部18と直交する中段としての第2階段部22、第2階段部22の上端に繋がる第2踊り場24、及び、矢印F方向の斜め上側に向けて延びて上階16に繋がり、第2階段部22と直交する上段としての第3階段部26を含んで構成されている。
第1階段部18、第1踊り場20、第2階段部22、第2踊り場24、及び第3階段部26は、通常の木造階段と同様に構成されている。
図3に示すように、第1階段部18は、側桁18A、踏板18B、蹴込板18C等を含んで構成されている。なお、側桁18Aは、下階14の床面から第1踊り場20の矢印B方向側の端部まで延設されており、矢印B方向側の先端が後述する間仕切壁28の第1壁部材28Aに接続されている。
図4に示すように、第2階段部22は、側桁22A、踏板22B、蹴込板22C等を含んで構成されている。なお、側桁22Aは、第1踊り場20の矢印R方向側の端部から第2踊り場24の矢印R方向側の端部まで延設されており、矢印R方向側の先端が後述する下がり天井壁32の第1天井壁部材32Aに当接して固定されている。
図5に示すように、第3階段部26は、側桁26A、踏板26B、蹴込板26C等を含んで構成されている。なお、側桁26Aは、第2踊り場24の矢印F方向側の端部から後述する下がり天井壁32の第2天井壁部材32Bまで延設されており、矢印F方向側の先端が後述する下がり天井壁32の第2天井壁部材32Bに当接して固定されている。
本実施形態における階段10は、勾配が小さい、所謂緩勾配階段であり、その勾配θ(図5参照)は25°~40°の範囲内に設定されている。
図1に示すように、階段10は、下階14の昇り口付近が、平面視でL字形状とされた互いに対向する一対の間仕切壁28、30で支持され、上階16の降り口付近が、平面視でL字形状とされた下がり天井壁32で支持されている。
(間仕切壁)
図1、及び図2に示すように、間仕切壁28は、下階14の床から下階14の天井に至る第1壁部材28Aと、第1壁部材28Aに直角に連結される第2壁部材28Bとで平面視でL字形状に形成されている。また、間仕切壁30は、下階の床から下階の天井に至る第1壁部材30Aと、第1壁部材30Aに直角に連結される第2壁部材30Bとで平面視でL字形状に形成されている。
なお、この間仕切壁28、及び間仕切壁30は、階段荷重を支持できるように補強することができる。
図3に示すように、第1階段部18の矢印L方向側に設けられる一方の側桁18Aは、間仕切壁28の第2壁部材28Bに対して側面から固定され、矢印R方向側に設けられる他方の側桁18Aは、第1階段部18に対応する部分が間仕切壁30の第2壁部材30Bに対して側面から固定されている。また、両方の側桁18Aの矢印B方向側の先端は、間仕切壁28の第1壁部材28Aに固定されている。
図4に示すように、第2階段部22の矢印B方向側に設けられる一方の側桁22Aは、下端側の一部分が間仕切壁28の第1壁部材28Aに対して側面から固定されており、矢印F方向側に設けられる他方の側桁22Aは、下端側の一部分が間仕切壁30の第1壁部材30Aに対して側面から固定されている。
このようにして、本実施形態の階段10は、昇り口付近、言い換えれば、下階側(第1階段部18の幅方向両側全体、第1踊り場20の矢印L方向側全体、第1踊り場20の矢印B方向側全体、第2階段部22の矢印B方向側の下側の一部分、及び第2階段部22の矢印F方向側の下側の一部分)が、平面視形状がL字形状を呈して互いに対向する一対の間仕切壁28、30で支持される。
(下がり天井壁の構成)
図5に示すように、下がり天井壁32は、矢印R方向に配置される第1天井壁部材32Aと、第1天井壁部材32Aに直角に連結されて矢印F方向側に配置される第2天井壁部材32Bとで平面視でL字形状に形成されている。下がり天井壁32は、下階14の天井側から下階14の床側に向けて垂下されており、その下端は、下階14の天井と下階14の床との中間に位置している。
図4に示すように、下がり天井壁32の第1天井壁部材32Aには、第2階段部22の側桁22Aの先端が当接して固定されると共に、図5に示すように、第3階段部26の矢印R方向側の側桁26Aが固定されている。また、第3階段部26の両側の側桁26Aの上階側の先端が、下がり天井壁32の第2天井壁部材32Bに当接して固定されている。
このようにして、本実施形態の階段10は、降り口付近,言い換えれば、上階側(第2踊り場24の矢印R方向側全体、第3階段部26の矢印R方向側全体、及び第3階段部26の矢印F方向側の先端)が、下がり天井壁32で支持されている。
本実施形態の階段10は、一対の間仕切壁28、30、及び下がり天井壁32に固定されることで、階段荷重が昇降路に面する一対の間仕切壁28、30、及び下がり天井壁32に支持される。
図6に示すように、本実施形態の住宅12においては、第2階段部22の矢印F方向側に仕切り壁34が設置され、第2階段部22と第2踊り場24との接続部分の直下に仕切り壁36が設置され、第3階段部26の矢印L方向側に、下り天井壁32と同じ高さの下り天井壁38が設置されている。また、第2階段部22の矢印B方向側において、間仕切壁28の第2壁部材28Bと下がり天井壁32の第1天井壁部材32Aと間に、仕切り壁40が配置されている。
本実施形態の階段10は、基本的に、一対の間仕切壁28、30、及び下がり天井壁32に支持されているが、必要に応じて、階段10を、仕切り壁34、仕切り壁36、仕切り壁40、及び下り天井壁38の何れかに補助的に支持することもできる。
(作用、効果)
本実施形態の住宅12では、平面視でコ字形に形成された階段10の昇り口付近が一対の間仕切壁28、30で支持され、階段10の降り口付近が下がり天井壁32で支持されているため、第2踊り場24、及び第3階段部26の下方の階段下空間(左上がりの斜線部分の上方の空間)S1と、階段下空間S1に隣接する下階14の空間(一例として、リビング:右上がりの斜線部分の上方の空間)S2とが一体的に繋がり、下階14において、階段下空間S1をリビングの空間S2と一体的に使用することができる。補足すれば、下階14においては、階段下空間S1の床とリビングの空間S2の床とが連続して繋がるので、階段下空間S1とリビングの空間S2との一体感が得られる。
さらに、本実施形態の住宅12では、平面視にて3方が第1階段部18、第2階段部22、及び第3階段部26で囲まれる空間(間隔の狭い左上がりの斜線部分の上方の空間)S3が、階段下空間S1、及びビングの空間S2に一体的に繋がっているので、階段下空間S1と下階14のリビングの空間S2と空間S3とを一体的に使用することができる。
なお、本実施形態の階段10において、階段10の下部を支持する間仕切壁28、及び間仕切壁30は、平面視でL字形状に形成されているため、平面視で一直線状に形成される場合に比較して、高い剛性を得ることができ、階段10の下側部分を効率的に支持することができる。この間仕切壁28、及び間仕切壁30は、階段荷重を支持できるように補強することができる。
また、階段10の上部を支持する下がり天井壁32も、平面視でL字形状に形成されているため、平面視で一直線状に形成される場合に比較して、高い剛性を得ることができ、階段10の上部を効率的に支持することができる。なお、下がり天井壁32は、階段荷重を支持できるように補強することができる。
ところで、勾配が大きく設定(本実施形態対比で)された階段では、水平方向の移動距離に対する上方向の移動距離が大きくなるため、上方向の移動距離に合わせて階段の昇り口付近の天井高さを高くして、階段を上る人の頭が天井に接触しないようにする必要がある。
昇り口付近の天井高さを高くすると、登り口付近の上方における上階16に影響が及び、昇り口付近の上方における上階16の空間が利用し難くなる。
一方、本実施形態の階段10は、勾配θが小さく設定されている、具体的には勾配θが25°~40°の範囲内に設定されているので、勾配θが大きく設定された階段に比較して、昇り口付近の天井高さを低く設定でき、例えば、第1階段部18、及び第1踊り場20における天井高さH(図1参照)を低くすることができる。
そのため、図7に示すように、階段10の昇り口付近の上方の上階16において、床16Aの高さを変更する必要がなく、昇り口付近の上方における上階16の空間(左上がりの斜線部分の上方の空間。本発明の第1空間。)S4と、この空間S4に隣接する空間(右上がりの斜線部分の上方の空間。本発明の第2空間。)S5とを一体的に連結して、床に段差を設けることなく該空間S4を空間S5と一体的に使用することができる。
なお、図7において、符号42,44,46は、上階16の床16Aと階段10とを隔てる壁である。また、符号48は、下階14の仕切り壁40の上方に位置する上階16の壁であり、符号50は、下階14の第1壁部材28Aの上方に位置する上階16の壁である。さらに、符号52は、第1天井壁部材32Aの上方に位置する上階16の壁である。これらの壁42,44,46の上方には、上階16の天井(図示省略)が設けられている。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図8の平面図で示すように、本実施形態の階段構造では、第1階段部18、第2階段部22、及び第3階段部26で囲まれる矩形の空間S3が、設備スペースの一例としてのトイレとして有効利用されている。なお、トイレには、便器54、手洗い設備(図示省略)等が据え付けられている。
本実施形態の階段構造は、図12に示す既存の階段構造(一例として、勾配は43.8°)を緩勾配階段にリフォームしたものである。
図12に示すように、既存の階段100は、平面視でコ字形状に形成されており、3方が壁102,104,106で仕切られている。また、階段100の側方に、トイレ108が隣接している。
本実施形態では、図9に示すように、空間S3に設けられるトイレは、間仕切壁30で一部が囲まれており、間仕切壁30、仕切り壁34、下り天井壁38の下方に繋がる壁56、及び空間S3とリビングの空間S2とを隔てる壁58によって区画されている。なお、壁58には、トイレとリビングとの間を行き来可能とする引き戸60が取り付けられている。
既存の階段100の大きさは、一例として、幅2000mm、長さ2000mmであり、階段100とトイレ108とが占有している長さは、2000+1000=3000mmである。
一方、本実施形態の階段構造では、階段10を階段100よりも緩勾配化しているため長さが4000mmとなっているが、本実施形態も、第1の実施形態と同様に、階段10の上部の降り口付近を下がり天井壁32で支持しているため、階段下空間S1をリビングの空間S2と一体的に使用することができ、階段下空間S1は有効利用されている。
本実施形態の階段構造では、壁34を設けず、第2階段部22の下方の空間をトイレの空間S3と繋げて一体的に使用することもできる。
本実施形態では、空間S3をトイレとして利用したが、トイレ以外の設備、例えば、空調設備を設置する空調設備機械室、電源設備を設置する電源室、洗面所、シャワー室等として有効利用することができ、住宅12に関わる設備であれば、空間S3に設置する対象物の種類は問わない。また、空間S3は、住宅12に関わる設備を設置することに限らず、収納庫、納戸、クローゼット等に利用してもよく、棚等を設置してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態の階段10は、平面視形状がL字形状とされており、第1の実施形態の階段10に設けられていた第2踊り場24、及び第3階段部26が設けられておらず、その代わりとして第2階段部22が第1の実施形態よりも長くなっている。
本実施形態の階段10は平面視形状がL字形状とされており、第1の実施形態の階段10とは平面視形状が異なっているが、下階14の昇り口付近が、平面視でL字形状とされた互いに対向する一対の間仕切壁28、30で効率的に支持され、上階16の降り口付近が、平面視でL字形状とされた下がり天井壁32で効率的に支持されている。
したがって、本実施形態のように階段10の昇降長さが長い場合でも、昇り口付近、及び降り口付近が効率的にされているので、階段10の勾配θを自由に設計することができ、階段10を緩勾配化し易い。
本実施形態の下段においても、階段10の降り口付近が下がり天井壁32で支持されているので、階段10の降り口付近の下方の下階14の空間(図10では図示せず)を、リビングの空間S2と一体的に使用することができる。
なお、間仕切壁30に隣接する空間S3をトイレとして利用しているが、前述した他の用途に用いてもよく、壁58、壁56を取り除いて空間S3とリビングの空間S2とを繋げて一体的に有効利用してもよい。また、さらに、壁34を取り除いてもよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態の階段10では、第2階段部22と第3階段部26との間に、高低差を設けた第2踊り場24が設けられている。第2踊り場24は、下側の下側第2踊り場24Aと、一段上の上側第2踊り場24Bとで構成されている。
本実施形態の階段10は、上部が下がり天井壁32で支持されているが、本実施形態の下がり天井壁32は、前述した実施形態の下がり天井壁32とは、以下に説明するように構成が異なっている。
本実施形態の下がり天井壁32は、第1天井壁部材32Aと第2天井壁部材32Bとが離間している。
本実施形態の下がり天井壁32は、第1天井壁部材32Aと第2天井壁部材32Bとが離間しているが、第1天井壁部材32Aと第2天井壁部材32Bとは、向きを交差(90°)させて配置しているため、平面視で一直線状に形成される場合に比較して、高い剛性を得ることができ、階段10の上側部分を効率的に支持することができる。
なお、第1天井壁部材32Aと第2天井壁部材32Bとの間には、第1天井壁部材32Aと第2天井壁部材32Bとを繋ぐ壁62が設けられている。本実施形態の階段10は、上側が下がり天井壁32で十分に支持されているが、この壁62で、階段10を補助的に支持してもよい。また、壁62は、必要に応じて設ければよく、無くてもよい。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。上述した各実施形態の構成は、適宜組み合わせることが可能とされている。
上記実施形態では、階段構造を1階と2階とを繋ぐ階段に適用した例を説明したが、他の階同士を繋ぐ階段に適用することもできる。
下り天井壁32の下端に、天板を取り付けて、階段10の裏面(下面)が見えないように、階段10の裏面(下面)を隠してもよい。
上記実施形態では、本発明の階段構造を住宅に適用した例を説明したが、本発明の階段構造は、住宅以外の建物にも適用できる。
10 階段
12 住宅
14 下階
16 上階
28 間仕切壁
30 間仕切壁
32 下がり天井壁
θ 勾配(角度)
S4 第1空間
S5 第2空間
S3 空間(一対の間仕切壁の一部に囲まれる空間)

Claims (3)

  1. 下階に設けられ各々の平面視形状がL字形状を呈して互いに対向する一対の間仕切壁と、
    前記下階の上側の上階に設けられ互いに交差する向きに配置された2つの壁面を含んで構成される下がり天井壁と、
    下階側が前記一対の間仕切壁で支持されて、上階側が前記下がり天井壁で支持される階段と、
    を有する階段構造。
  2. 前記階段の勾配が25°~40°の範囲内であり、
    前記一対の間仕切壁の上階側の第1空間が、隣接する前記上階の第2空間と一体化している、
    請求項1に記載の階段構造。
  3. 前記一対の間仕切壁の一部に囲まれる空間が、住宅設備を設置する住宅設備設置スペースとされている、
    請求項1または請求項2に記載の階段構造。
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