JP2017183918A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Masabumi Kamei
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Abstract

【課題】原稿を押圧する押圧板の開閉角度を細かく検出し、検出結果に応じて原稿サイズを適正に検出することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置200は、プラテンガラス127と、該プラテンガラス127に載置された原稿132をプラテンガラス127に押圧するプラテンカバー211(原稿押圧板)と、プラテンカバー211の開閉角度を検出するプラテンカバー開閉センサ614を有し、プラテンカバー開閉センサ614は、プラテンカバー211の閉じ始めを検出する第1のセンサ113、閉じた状態を検出する第3のセンサ114、及び第2のサンサ501と、3つのセンサに対向して配置され、プラテンカバー211の開閉動作に従って3つのセンサの検出結果がそれぞれ変化するように形成されたフラグ602〜604と、3つのセンサの検出結果の組み合わせを用いてプラテンカバー211の開閉角度を算出するCPU101を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、原稿サイズを検出する機能を備えた画像読取装置、及び画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
原稿サイズを検出するための専用のセンサを設けることなく、原稿サイズ、特に、主走査方向の原稿サイズを検出する画像読取装置が知られている。かかる画像読取装置において、原稿サイズの検出は、原稿画像を読み取る際の原稿照明部材と光電変換部材を用いて行われる。
このような画像読取装置において、原稿の主走査方向サイズの検出を開始させる又は終了させる際のトリガとして、プラテンカバー又は自動原稿給紙装置(以下、単に「プラテンカバー」という。)の開閉角度を検出する光透過型センサが用いられている。すなわち、プラテンカバーの開閉角度の変化に伴って光透過型センサの遮光状態が変化するフラグを配置し、光透過型センサの検出結果に基づいてプラテンカバーの開閉状態を検出し、検出したプラテンカバーの開閉状態に応じて原稿サイズが検出される。
ところが、プラテンカバーの開閉状態を検出するために適用されるセンサは2つであるために、プラテンカバーの開閉開始と、開閉終了のタイミング以外の途中経過を検出することができず、以下のような問題があった。すなわち、プラテンカバーの閉じはじめと閉じ終わりだけを検出してプラテンカバーの移動速度を予測し、予測速度に応じて原稿サイズの検出制御が行われていた。このため、プラテンカバーの閉じ速度が途中で変化したり、閉じ動作中に当該閉じ動作が終了された場合等において、原稿サイズを正確に検出することができないという問題があった。
また、原稿をプラテンガラスに押圧する原稿意押圧板としてのプラテンカバーがゆっくりと閉じられた場合、原稿照明部材からの照射光が漏れてユーザが眩しさを感じるという問題もがあった。
そこで、原稿押圧板の開閉角度に応じて抵抗体に対する接点を変化させ、抵抗体を流れる電流値又は電圧値の変化に基づいて原稿押圧板の開閉角度を連続的に検出することができる画像読取装置が提案された(特許文献1)。
特開平03−171160号公報
しかしながら、上記従来技術における原稿押圧板の開閉角度検出手段は、構成が複雑であり、かつ信頼性及びコスト面でのメリットが少ない上に、原稿押圧板の開閉角度に応じて、原稿サイズを必ずしも正確に検出できるものではなかった。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、押圧板の開閉動作を詳細に検出し、検出結果に応じて原稿サイズを適正に検出することができる画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1記載の画像読取装置は、原稿載置台と、前記原稿載置台に載置された原稿を前記原稿載置台に押圧する押圧板と、前記押圧板の開閉角度を検出する角度検出手段と、を有し、前記角度検出手段は、直線状に配列された少なくとも3つのセンサと、前記3つのセンサに対向して配置され、前記押圧板の開閉動作に従って前記3つのセンサの検出結果がそれぞれ変化するように形成されたフラグと、前記3つのセンサの検出結果の組み合わせを用いて前記押圧板の開閉角度を算出する角度算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、角度算出手段は、少なくとも3つのセンサと、3つのセンサに対向してそれぞれ配置されたフラグと、3つのセンサの検出出力の組み合わせに基づいて押圧板の開閉角度を算出する角度算出手段とを備える。これによって、押圧板の開閉角度及び開閉速度を詳細に検出することができるので、押圧板の開閉角度の変化に基づいて原稿サイズを精度よく検出することができる。
実施の形態に係る画像読取装置の概略構成を示す図であり、図1(a)は、プラテンカバーを開いた状態を示す斜視図、図1(b)は、プラテンカバーを閉じた状態の透過モデルを示す図、図1(c)は、図1(a)の変形例を示す図である。 図1(a)の画像読取装置の制御構成を示すブロック図である。 図1(a)の画像読取装置で実行される原稿サイズ検出処理の手順を示すフローチャートである。 本発明以前の画像読取装置におけるプラテンカバーの開閉に伴うセンサ出力を説明するための図である。 プラテンカバー開閉センサの構成及びセンサ出力を説明するための図であり、図5(a)は、プラテンカバー開閉センサの概略構成を示す図、図5(b)は、センサとフラグとの位置関係を示す模式図である。また、図5(c)及び図5(d)は、プラテンカバーの開角度とセンサ出力との関係を示す図である。 原稿照明部材の定電流制御による駆動回路を示す図である。 原稿の主走査サイズ検出方法を説明するための図である。 図3のステップS730で実行されるコピー処理の手順を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像読取装置の概略構成を示す図であり、図1(a)は、プラテンカバーを開いた状態を示す斜視図、図1(b)は、プラテンカバーを閉じた状態の透過モデルを示す図、図1(c)は、図1(a)の変形例を示す図である。
図1(a)において、画像読取装置200は、読取装置本体201と、読取装置本体201の上面に配置されたプラテンガラス127と、該プラテンガラス127に原稿132を押圧する原稿押圧板212とを備えている。原稿押圧板212としては、通常、白色板が用いられる。
原稿押圧板212は、プラテンカバー211に支持されており、プラテンカバー211の裏面に該プラテンカバー211と一体に形成されている。プラテンカバー211を倒すことによって原稿押圧板212は、原稿132を原稿載置台として機能するプラテンガラス127に押圧する。プラテンカバー211の枢着部近傍にプラテンカバー開閉レバー207が設けられている。また、プラテンガラス127に隣接するように白色基準板134及び流し読みガラス135が設けられている。また、読取装置本体201の側面にセンサ収納部216が設けられている。センサ収納部216に収納されたセンサの詳細については、後述する。
図1(b)において、プラテンガラス127の下方の一端に、原稿走査部119が水平方向に移動自在に設けられている。原稿走査部119は、原稿照明部材126を含んだ光学BOXである(後述する図2参照)。
原稿走査部119は、図示省略した金具によってワイヤー204にビス固定されている。また、原稿走査部119は、下側面に耐磨耗性材料で構成されたスライダーを具備しており、摺動レール205上を摺動する。読取装置本体201の左側板及び右側板の近傍にそれぞれ駆動軸202が設けられている。2つの駆動軸202の両端部には、それぞれ糸巻き203が接続されている。糸巻き203には、それぞれワイヤー204が巻き付けられており、該ワイヤー204に原稿走査部119が固定されている。ワイヤー204は、糸巻き203に一定の引っ張り強度で巻きつけられている。
光学モータ109の駆動力は、該光学モータ109のプーリ209に渡されたタイミングベルト206と、糸巻き203に付帯されたギアとを介して原稿走査部119に伝達され、光学モータ109は、モータドライバ108によって制御される。すなわち、光学モータ109のプーリ209が回動すると駆動軸202が回動し、駆動軸202の回転に伴って糸巻き203が回転する。そして、糸巻き203が回転することによってワイヤー204が回動し、これによって、原稿走査部119が原稿132の長さ方向に沿って移動する。ここで、原稿132の長さ方向を副走査方向といい、副走査方向に直交する原稿132の幅方向、換言すれば、長尺状の原稿走査部119の長さ方向を主走査方向という。
糸巻き203の半径とワイヤー径を足し合わせた半径と、糸巻き203に付帯されたギアと、プーリ209に渡されたタイミングベルト206の減速比と、モータ回転速度に基づいて原稿走査部119の移動速度が決定される。プーリ209は、光学モータ109の駆動軸に組み付けられている。
原稿走査部119の原稿照明部材126は、原稿載置台上、すなわちプラテンガラス127上に載置された原稿132に向かって光を照射する。原稿132に照射された光の反射光は、縮小光学系を経て光電変換部材123に導かれる(後述する図2参照)。
原稿走査部119には、フラグ120が付設されている。フラグ120に対向するようにHPセンサ112が配置されている。HPセンサ112は、読取装置本体201の左端に移動した原稿走査部119のフラグ120による遮光を検知することによってON状態となり、これによって、原稿走査部119を検出する。すなわち、画像読取装置200に電源を供給した際に、原稿走査部119の位置が分からない場合は、先ず、HPセンサ112の状態がモニタされる。そして、HPセンサ112がフラグ120によって遮光された(ONした)場合、原稿走査部119を右側に移動させる。そして、フラグ120の正面から見た原稿走査部119の左端がHPセンサ112を抜けた瞬間を検知することによって、原稿走査部119のHP位置の検出が行なわれる。
図1(c)は、図1(a)に示した画像読取装置の変形例を示す斜視図であり、図1(a)のプラテンカバー211に代えて自動原稿給紙装置(ADF)217を適用したものである。図1(c)において、原稿押圧板212は、ADF217の裏面に設けられている。図1(c)の画像読取装置における画像読取機能、原稿押圧板の開閉角度検出機能等は、図1(a)の画像読取装置の機能と同様である。
次に、図1(a)の画像読取装置200の制御構成について説明する。
図2は、図1(a)の画像読取装置200の制御構成を示すブロック図である。本実施の形態は、プラテンガラス上にセットされた原稿のサイズを検出する機能を備えた画像読取装置に関する。
図2において、画像読取装置200は、CPU101及び画像処理部102を有するコントロール基板133を備えている。CPU101と画像処理部102は、バス136によって相互に通信可能に接続されている。
CPU101は、ROM105、RAM106、モータドライバ108、第1の発振部103、FAN制御回路110とそれぞれアドレスバス又はデータバスを介して接続されている。FAN制御回路110は、FAN111に接続されている。CPU101は、また、副走査方向原稿サイズセンサ107、HPセンサ112、及び第1〜第3のセンサ113、501及び114とそれぞれ接続されている。第1のセンサ113、第2のセンサ501及び第3のセンサ114は、プラテンカバー開閉センサ614の構成部材であり、例えば、光透過型のセンサからなる。プラテンカバー開閉センサ614の詳細については、後述する。各センサは、センサ収納部216(図1(a))内に配置されている。
CPU101は、また、モータドライバ108及び光学モータ109を介して原稿走査部119と接続されている。回転抑制を目的として、光学モータ109の駆動軸にダイナミックダンパー208(図1参照)が圧入されている。
原稿走査部119は、AFE(ANALOGFRONT END)122、AFE122に接続された第3の発信器124、LEDドライバ125、光源としての原稿照明部材126、及び光電変換部材123を備えている。
光電変換部材123として、例えば、縮小光学系で用いられるCCD(charge-coupled device)、又はCMOSラインセンサが用いられる。なお、光電変換部材123として、等倍光学系で用いられるCIS(contact image sensor)を適用することもできる。但し、CISが適用される場合は、原稿走査部119がそのままCISに置き換わる構成となる。
画像処理部102は、シェーディングRAM115、WORKRAM116、EEPROM117、第2の発振部104と接続されている。画像処理部102は、また、シリアル通信I/F130を介して原稿走査部119のAFE122と接続されており、VIDEO出力部131を備えている。
CPU101は、画像読取装置200全体の制御を司り、画像読取装置200の電源投入時に、ROM105から動作に必用な基本プログラムをRAM106もしくは画像処理部102に内蔵されたWORKRAM116に展開し、プログラムを実行する。CPU101は、タイマ手段を有し、プラテンカバー開閉センサ614からの検出結果としての発信信号の状態、継続時間、状態変化等に伴うプラテンカバー211の開閉速度の算出を行う。
第1の発振部103は、CPU101の外部入力クロックである。副走査方向原稿サイズセンサ107は、プラテンカバー211が閉じられる際に、プラテンカバー開閉レバー207の押し込み量に応じて、以下の制御を実行する。すなわち、プラテンカバー211の閉じ始め、例えば、開角度16°を検出する第1のセンサ113のON検知に応じて、出力結果をCPU101の入力ポートに出力し、これによって、原稿の副走査方向のサイズの検出制御が開始される。
このとき、予め原稿サイズ検出位置に待機している原稿走査部119のAFE122、光電変換部材123は、画像処理部102からシリアル通信−I/F130を介して原稿サイズ検知動作に応じたレジスタ設定値を受信する。シリアル通信−I/F130として、例えば、DATA線が用いられ、転送クロックとしてAFE122、光電変換部材123に共通の伝送ラインが用いられ、例えば、データセット用のLOAD信号だけ各々別のものが用意されている。
光電変換部材123において、該光電変換部材123の駆動パルス設定値と各パルスの位相関係が設定される。AFE122は、内部にCDS回路(相関二重サンプリング回路)等のサンプリング回路を有している。AFE122において、サンプリング信号の位相調整値と、A/Dコンバータ部のサンプリングクロックの位相調整値、A/Dコンバータの入力レンジをフルに活用するためのオフセット、ゲイン調整制御データが設定される。LEDドライバ125において、AFE122を介してシリアル通信制御によって、点灯条件、例えば、光量、点灯/消灯のタイミング等が設定される。
第1のセンサ113、第2のセンサ501、及び第3のセンサ114は、プラテンカバー211の開閉角度を検出するセンサであり、これら3つのセンサの検出結果の組み合わせに基づいてCPU101がプラテンカバー211の開閉角度を算出する。第1のセンサ113、第2のセンサ501、及び第3のセンサ114の各検出結果の組み合わせを用いたプラテンカバー211の開角度検出方法については、後述する。
ところで、第1のセンサ113は、単独でプラテンカバー211の閉じ始めの角度、例えば、開角度25°を検出するセンサとしても機能する。なお、プラテンカバー211の閉じ始め検出角度は、25°に限定されるものではなく、原稿サイズ検知制御が正常に機能する角度であれば、例えば、16°又は10°であってもよい。第1のセンサ113がプラテンカバー211の閉じ始めを検出したことをトリガとして、原稿132の主走査方向に沿ったサイズ検知制御が開始される。
また、第3のセンサ114は、単独でプラテンカバー211の閉状態の角度、例えば、開角度2°を検出するセンサとしても機能する。第3のセンサ114がプラテンカバー211の閉状態を検出したことをトリガとして、原稿132の主走査方向に沿ったサイズの検出制御が終了する。従って、第3のセンサ114の検出結果は、原稿の主走査方向に沿ったサイズを確定するトリガともなる。
プラテンカバー211の開閉角度検出制御に連動した原稿の主走査方向サイズの検出制御が実行されると、プラテンカバー211の閉じ始め(例えば、開度16°)を検出する第1のセンサ113の信号をトリガとして、以下の制御が実行される。すなわち、AFE122、光電変換部材123、LEDドライバ125のデータセットに続き、例えば、白色LEDで構成される原稿照明部材126の点灯制御が実施される。
原稿照明部材126が点灯されると、照射光はプラテンガラス127上にセットされた原稿132に照射され、その反射光が光電変換部材123で受光される。このときの走査データはAFE122にアナログデータとして伝送され、AFE122によってA/D変換された結果がVIDEO信号(画像信号)129として画像処理部102に伝送される。プラテンカバー211が閉じられ、原稿の主走査方向に沿ったサイズの検出制御が完了すると、原稿走査部119は、プラテンガラス127上の原稿132の原稿画像を走査する準備のために、白色基準板134の走査位置まで移動する。
画像読取装置200に電源が供給された際に、原稿走査部119の位置が解らない場合は、原稿走査部119を移動させつつ、原稿走査部119に付設されたフラグ120がHPセンサ112によって検出される。そして、HPセンサ112によって検出された位置情報に基づいて原稿走査部119の位置が初期化される。FAN111は、原稿照明部材126を冷却するための冷却部材として機能する。すなわち、FAN111は、原稿の流し読みを行う際、流し読みガラス135の走査位置まで移動して該走査位置で点灯し続ける原稿照明部材126を冷却する。
第2の発振部104は、画像処理部102用の外部発振部材である。シェーディングRAM115は、白色基準板134の走査データを用いたシェーディング補正用の演算処理の記憶部として用いられる。EEPROM117は、画像読取装置200における製造時の工場調整値等のバックアップデータを記憶するためのメモリである。VIDEO出力部131は、原稿走査部119で走査した原稿イメージに対してシェーディング補正等の画像処理を行った上で図示省略した画像形成装置等に伝送する際に適用されるIFである。
画像処理部102は、原稿走査部119で読み取った画像に対し、所定の画像処理を行う。画像処理としてのシェーディング補正では、例えば、以下の処理が実行される。
先ず、主走査方向に沿った濃度が均一であるシェーディング板(白色基準板)134のイメージデータを用い、原稿走査部119によって読み取られた白色基準板134のイメージデータを基にしてシェーディング補正係数を算出する。
次いで、算出したシェーディング補正係数を用いて、下記(1)式を用いてシェーディング補正が行われる。
Dout(n)=K×Din(n)/Dwb(n)・・・・ (1)
ここで、Din(n)は、被シェーディング補正データであり、ここでは原稿を読み取って得られたデータである。Dwb(n)は、白色基準板134の読み取りデータである。Kは、目標濃度設定係数である。Dout(n)は、シェーディング補正後の原稿データである。K/Dwb(n)は、シェーディング補正係数であり、nは、主走査画素(位置)を示している。
(1)式から分かるように、シェーディング補正は、原稿走査時の原稿照明部材126の光量に基づいて実行される補正である。このため、原稿走査時と異なる原稿照明光量で原稿を走査した場合には、上記(1)式で求めた結果をそのまま使用しても補正処理は不十分なものとなる。従って、原稿走査時と異なる光量で原稿の主走査サイズを検出する際は、シェーディング補正機能を使わない処理が行われる。
原稿の主走査サイズ検出時にシェーディング補正を実行する場合は、予め原稿照明部材126の点灯光量毎にシェーディング補正係数を算出し、シェーディングRAM115に保持しておくことが好ましい。なお、シェーディング補正を行わなくても、走査データを判定する基準データ側(閾値側)をシェーディング補正しない状態のまま算出することによって、原稿の有無を正しく判定することも可能である。
次に、図1(a)の画像読取装置200で実行される原稿サイズ検出処理について説明する。
図3は、図1の画像読取装置200で実行される原稿サイズ検出処理の手順を示すフローチャートである。この原稿サイズ検出処理は、画像読取装置200のコントロール基板133に内蔵されたCPU101がROM105に格納された原稿サイズ検出プログラムに従って実行する。
図3において、原稿サイズ検出処理が開始されると、CPU101は、先ず、プラテンカバー211が閉回動状態であるか否か判定し、閉回動状態になるまで待機する(ステップS701)。このとき、CPU101は、プラテンカバー開閉センサ614の出力結果に基づいて、プラテンカバー211の閉回動又は開回動を検出し、かつ、プラテンカバー開閉センサ614の1ビットの変化に要する時間を計測する。これによって、CPU101は、プラテンカバー211の閉回動状態だけでなく、閉回動時の回動速度を算出する。ここで、閉回動とは、プラテンカバー211が閉じる方向、すなわち、プラテンカバー211の裏面の原稿押圧板212が、原稿132をプラテンガラス127に押圧する方向に回動することをいう。また、開回動とは、プラテンカバー211が開く方向、すなわち、プラテンカバー211の裏面の原稿押圧板212が、原稿132の押圧を解除する方向に回動することをいう。以下、便宜上、プラテンカバー211の裏面に取り付けられた原稿押圧板212の回動を、プラテンカバー211の回動として説明する。
プラテンカバー211の回動作を検出する角度に関しては上限が設けられている。通常、プラテンカバー211は、概ね90°位まで開き、十分に開ききった状態では開状態を保持できるように構成されている。しかし、90°近い角度を2°〜5°単位で検出するためには、センサ数(ビット数)が相当数必要となる。従って、本実施の形態では、原稿サイズの検出制御を開始する角度である、例えば、プラテンカバー211の開角度16°から、開角度0°までを2°間隔で検出する構成としている。
以下に、プラテンカバー211の開閉に伴うセンサ出力について説明する。なお、理解の便宜上、先ず、本実施の形態に係る画像読取装置200の前提となる従来装置におけるプラテンカバー211の開閉に伴うセンサ出力について説明する。
図4は、本発明以前の画像読取装置におけるプラテンカバー211の開閉に伴うセンサ出力を説明するための図である。従来の画像読取装置は、プラテンカバー開閉センサとして、プラテンカバー211の閉じ始めを検出する第1のセンサ913と、プラテンカバー211の閉状態を検出する第2のセンサ914だけを有するものであった。
図4において、プラテンカバー開閉レバー907は、プラテンカバー211の閉動作に応じて移動し、第1のセンサ913及び第2のセンサ914の検出結果は、以下の(1)〜(3)の3通りに変化するものであった。
(1)第1のセンサ913がOFFで、第2のセンサ914もOFFの場合、プラテンカバー211は「OPEN」状態である(907−1)。この状態は、プラテンカバー211が十分に開放されている状態を示している。
(2)第1のセンサ913がONで、第2のセンサ914がOFFの場合、プラテンカバー211は「閉じ始め」状態である(907−2)。この状態は、プラテンカバー211が閉じ始める状態にあり、プラテンガラス127上の原稿132の原稿サイズ検出制御が開始される状態である。
(3)第1のセンサ913がONで、第2のセンサ914もONの場合、プラテンカバー211は「CLOSE」状態である(907−3)。この状態は、プラテンカバー211が閉じられた状態を示しており、原稿サイズ検出制御の終了を示していた。
これに対して、本実施の形態に係る画像読取装置200では、第1のセンサ113と、第2のセンサ501と、第3のセンサ114とを組み合わせたプラテンカバー開閉センサ614によってプラテンカバー211の開閉角度を検出する。上述したように、第1のセンサ113は、プラテンカバー211の閉じ始めを検出するセンサとしても機能する。また、第3のセンサ114は、プラテンカバー211の閉状態を検出するセンサとしても機能する。そして、第1のセンサ113、第2のセンサ501、及び第3のセンサ114の検出結果の組み合わせに基づいてプラテンカバー211の開閉角度が細かく検出される。
以下、本実施の形態におけるプラテンカバー211の開閉に伴うセンサ出力について説明する。
図5は、プラテンカバー開閉センサ614の構成及びセンサ出力を説明するための図であり、図5(a)は、プラテンカバー開閉センサ614の概略構成を示す図、図5(b)は、センサとフラグとの位置関係を示す模式図である。また、図5(c)及び図5(d)は、プラテンカバーの開角度とセンサ出力との関係を示す図である。
図5(a)において、プラテンカバー開閉センサ614は、プラテンカバー開閉レバー207と、回動フラグ支持板601、直線状に配列された第1のセンサ113、第2のセンサ501、及び第3のセンサ114を備えている。回動フラグ支持板601は、円盤状を呈しており、第1のセンサ113を遮光するフラグ602、第2のセンサ501を遮光するフラグ603、及び第3のセンサ114を遮光するフラグ604を一体化し、回動可能に支持している。
プラテンカバー開閉センサ614において、フラグ602、603及び604は、それぞれ異なる半径の同心円上に形成されており、プラテンカバー211の開閉角度が、例えば、2°変化、4°変化、または8°変化する度にセンサの検出結果が変化する。
すなわち、プラテンカバー開閉センサ614は、プラテンカバー211が閉じられると、プラテンカバー開閉レバー207と回動フラグ支持板601が同一方向に回動する。そして、フラグ602は、プラテンカバー211の回動角2°単位で第1のセンサ113がON、OFFを繰り返すように構成されている。また、フラグ603は、プラテンカバー211の回動角4°単位で第2のセンサ501がON、OFFを繰り返すように構成されている。さらに、フラグ604は、プラテンカバー211の回動角8°単位で第3のセンサ114がON、OFFを繰り返すように構成されている。これによって、3つのセンサが2°単位で下位bit側の第1のセンサ113からカウントUPする構成となる。
図5(b)は、第1のセンサ113、第2のセンサ501、及び第3のセンサ114とフラグ602、603、604との位置関係を示す模式図である。
次に、図5(c)を用いてプラテンカバー211の開角度とセンサ出力について説明する。図5(c)は、プラテンカバー211が閉じられる際の開角度と、プラテンカバー開閉センサ614の各センサの出力との関係を示す図である。
図5(c)において、プラテンカバー211が開放された状態(開角度:16°)606は、1ビット目の第1のセンサ113、2ビット目の第2のセンサ501、3ビット目の第3のセンサ114の全てがOFFの状態である。開放状態のプラテンカバー211は、例えば、プラテンガラス127上に載置した原稿132を押圧するために、ユーザによって閉じる方向に回動される。
閉回動されるプラテンカバー211の閉じ始めとは、プラテンカバー211が開放された状態(開角度:16°)606から、回動フラグ支持板601が動き始め、図5(c)中、状態607で示した第1のセンサ113がONになった状態607をいう。このとき、プラテンカバー211の開角度は、例えば、14°である。
また、プラテンカバー211の閉状態とは、プラテンカバー211が閉回動して図5(c)中、状態613で示した第1のセンサ113、第2のセンサ501、及び第3のセンサ114が全てが遮光してONになった状態をいう。このとき、プラテンカバー211の開角度は、例えば、2°である。
図5(d)は、プラテンカバー211の開角度と各フラグとの関係を示す図である。
図5(d)において、プラテンカバー211の開角度16°(616)の状態は、図5(c)の状態606に対応している。また、プラテンカバー211の開角度14°(617)の状態は、図5(c)の状態607に対応している。また、プラテンカバー211の開角度12°(618)の状態は、図5(c)の状態608に対応している。また、プラテンカバー211の開角度10°(619)の状態は、図5(c)の状態609に対応している。また、プラテンカバー211の開角度8°(620)の状態は、図5(c)の状態610に対応している。また、プラテンカバー211の開角度6°(621)の状態は、図5(c)の状態611に対応している。また、プラテンカバー211の開角度4°(622)の状態は、図5(c)の状態612に対応している。また、プラテンカバー211の開角度2°(623)の状態は、図5(c)の状態613に対応している。そして、プラテンカバー211の開角度0°(624)の状態は、プラテンカバー211が回動限界まで回りきった閉状態に対応している。
図3に戻り、ステップS701の判定の結果、プラテンカバー211が閉回動状態である場合(ステップS701で「YES」)、CPU101は、プラテンカバー211が閉じ始め状態か否か判定する(ステップS702)。ステップS702の判定の結果、プラテンカバー211が閉じ始め状態である場合(ステップS702で「YES」)、CPU101は、プラテンカバー211の閉じ始めを検出する第1のセンサ113の検出出力をトリガとして原稿サイズの検出を開始させる。すなわち、CPU101は、光電変換部材123、AFE122を起動してスタンバイ状態から原稿走査モードに設定する(ステップS703)。
次いで、CPU101は、外光の検出を実施する(ステップS704)。すなわち、CPU101は、原稿照明部材126が消灯状態のまま、原稿主走査サイズ検出位置313の各ポイントにおける走査レベル(受光量)を算出する。各ポイントは、原稿サイズを検出するためのものであり、後述する図7の★0(303)、★1(304)、★2(305)、★3(306)、★4(307)、★5(308)、★6(309)、★7(310)、★8(311)が挙げられる。
次いで、CPU101は、各ポイントの走査レベルの値が予め決定された閾値と比較して大きいか否か、すなわち、外光を検出したか否か判定する(ステップS705)。
原稿132がセットされていない状態で、原稿主走査サイズ検出位置313の真上から入射する光が光電変換部材123まで届くことによって原稿サイズの誤検出が発生することが知られている。この場合の入射光としては、例えば、部屋の蛍光灯の光等が挙げられる。また、原稿132がセットされていない状態で、原稿主走査サイズ検出位置313に主走査延長方向から斜めに入射される強い光が光電変換部材123まで届くことによって原稿サイズの誤検出が発生することが知られている。この場合の入射光として、例えば、夕日など、室外から入射される太陽光が挙げられる。
このため、原稿サイズ検出制御の誤検出対策として、原稿主走査サイズ検出制御を開始する前に、原稿照明部材126の消灯状態に於いて、入射光の影響を受けている原稿主走査サイズ検出ポイント304〜311がサーチされる(後述する図7参照)。
ステップS705の判定の結果、走査レベル値が閾値を超えていない場合(ステップS705で「NO」)、CPU101は、原稿照明部材126を原稿サイズ検出モードで点灯する(ステップS706)。すなわち、CPU101は、原稿照明部材126を点灯し、予め実測によって決められた光量の立ち上げ時間を基に、光量を所定光量、例えば、原稿走査時の光量の1/2程度に設定する。
図6は、原稿照明部材126の定電流制御による駆動回路を示す図である。光源としての原稿照明部材126には原稿走査時に光量変動が無いことが求められる。
図6において、原稿照明部材126の定電流回路は、調整器401を備えている。調整器401として、例えば、レギュレータが適用される。調整器401には、供給電源402(Vcc)として、例えば、24Vの電源が供給される。
LED404及び408が、発光素子として用いられるサイドビュータイプの白色LEDである場合、LEDに流れる順方向電流IA405は、例えば、20mAであり、定電流回路の電流値が20mAとなるように抵抗403の抵抗値Xが決定される。
基準回路のLED404は、順電流20mAで点灯する。本回路は、電源投入後、定電流回路の立ち上がり応答特性に応じた時間でLED点灯が開始されるので、トランジスタ406及び411がON状態になる。このとき、トランジスタ部で0.6V〜0.7V程度電圧がドロップする。また、LEDの順方向電圧VF409は、MAX4V以下程度であるため、各LEDの順方向電圧[A]413、[B]414、[C]415、[D]416は、MAXで16Vとなる。従って、抵抗407の抵抗値(Ω)は、以下のように求められる。
Y(Ω)={(Vcc−16)−0.6}÷IA=37(Ω)
即ち、抵抗407の抵抗値は、例えば、37Ωである。これよりトランジスタ以降のドロップ電圧418は、全てのLED回路列で等しく、例えば、8Vとなる。
このような単純な回路によって、抵抗407、412の抵抗値が適正であれば、シリアルに連結された4個のLEDブロック413[A]〜416[D]は、列毎に同じ電流値で点灯制御されることになり、LED光量が安定する。
原稿照明部材126における定電流回路は、図示省略した制御部によって点灯が開始されると、常時LED素子が発光状態となる。原稿走査時の電流値を、IA=20mAとした場合、電流値と光量が比例関係にあるわけではないが、IA=10mAに設定することによって、概ね50%光量DOWNした状態での点灯制御が可能である。電流値を変更することなく光量を50%DOWNさせる手法としては、蓄積時間内で点灯、消灯制御をDUTY50%の制御信号で実行することで実現可能である。この方法では、電流設定値を変更しないので、積分値としてDUTY比に比例した原稿照明光量が得られる。この場合、トランジスタ411のON制御信号を蓄積時間に同期したDUTY制御信号で制御する構成となる。
図3に戻り、原稿照明部材126を原稿サイズ検出モードで点灯した後(ステップS706)、CPU101は、主走査方向、及び副走査方向の原稿サイズの検出を開始する(ステップS707)。主走査方向・副走査方向の原稿サイズの検出を開始した後(ステップS707)、CPU101は、1回目の検出結果をWORKRAM116に記録し、原稿132のサイズ検出に使用する(ステップS708)。
以下、原稿132のサイズ検出方法について説明する。
上述の図1(a)において、プラテンカバー211の開放状態は、符号213で表され、プラテンカバー211の閉じ始め状態は、符号214で表される。また、プラテンカバー211の閉状態は、符号215で表わされる。
プラテンカバー211が閉じ始め、プラテンカバー開閉レバー207が押し込まれると回動フラグ支持板601が回転を開始する。プラテンカバー211の開角度が小さくなる変化に伴って、回動フラグ支持板601のフラグ602、603、604は、第1のセンサ113、第2のセンサ501、及び第3のセンサ114を順次遮光する。すなわち、プラテンカバー211が予め設定された開角度に到達した時に第1のセンサ113、第2のセンサ501及び第3のセンサ114が順次遮光されてON状態になる。
プラテンカバー211がある程度閉じられて図1(a)の状態213(図5(c)の開いた状態607)になると、原稿走査部119によってプラテンガラス127上に載置された原稿132の主走査方向のサイズが読み取られる。
以下、図7を用いて、原稿の主走査方向のサイズ検出方法について説明する。
図7は、原稿の主走査サイズ検出方法を説明するための図である。図7には、画像読取装置200を真上から見下ろしたプラテンガラス127が示されている。
図7において、プラテンガラス127の原稿積載面の上部に指標板312が貼り付けられている。指標板312には、原稿突き当て基準、及びセット原稿のサイズ指標が印字されている。
画先である図7の左端から20mm〜40mm程度、副走査方向(図7中、右側)に移動した位置が原稿主走査サイズ検出位置313となる。原稿主走査サイズ検出位置313をこの場所に設定した理由は、プリントアウトされた出力紙を原稿として用いることが多いので、先端がカールした原稿サイズを正しく検出するために、原稿浮きの少ない場所をサイズ検出位置とするためである。
原稿主走査サイズ検出位置313に主走査方向に沿って検出ポイント、すなわち複数の受光部が設けられている。ポイント★0(303)は、原稿突き当て位置に配置された原稿の有無を検出するポイントである。ポイント★1(304)〜ポイント★8(311)は、A系、B系、Inch系の各定型用紙サイズに対して、原稿突き当て基準位置314に原稿を揃えてセットした場合の、原稿主走査方向サイズの検出ポイントである。各検出ポイントは、原稿突き当て基準位置314の1点を基準として下記の定型紙の大きさに対応している。
すなわち、ポイント★1(304)は、STMT_Rに、ポイント★2(305)は、A5_Rに、ポイント★3(306)は、B5_Rに、ポイント★4(307)は、A5/A4_Rにそれぞれ対応している。また、ポイント★5(308)は、STMT/LETTER_R/LEGALに、ポイント★6(309)は、B5/B4に、ポイント★7(310)は、LETTER/LEDGERに、ポイント★8(311)は、A4/A3に対応している。
各検出ポイントの大きさは、64画素又は32画素程度の検出幅で設定されており、読取解像度600dpiの画像読取装置であれば、プラテンガラス127上で約2.7mm又は1.35mm位のサイズとなる。検出ポイントの大きさは、例えば、下記の計算式によって求められる。
42.3μm×64=2.7mm または 42.3μm×32=1.35mm
ここで、各検出ポイントにおいて、原稿132が存在する場合は、第1のセンサ113がプラテンカバー211の閉じ始めを検知した際の1回目の走査結果と、第3のセンサ114がプラテンカバー211の閉じ状態を検知した際の2回目の走査結果は同じなる。従って、1枚目の検出結果と2回目の検出結果が異なるポイントには原稿132が存在しないと判定できる。従って、原稿主走査サイズ検出位置313の各ポイントにおける走査結果に基づいて原稿132の主走査方向のサイズ算出が行われる。
一方、図7の原稿積載面の上部に設けられた指標板312に沿って副走査方向原稿サイズセンサ107_1、107_2(図1(b)参照)が配置されている。副走査方向原稿サイズセンサ107_1、107_2は、主走査方向の幅が同じで、副走査方向の長さが異なる原稿サイズを区別できる位置に配置されている。これによって、例えば、ポイント★5(308)におけるSTMTと、LETTER_Rと、LEGALを区別することができ、ポイント★7(310)におけるLETTERと、LEDGERを区別することができる。また、副走査方向原稿サイズセンサ107_1は、ポイント★4(307)におけるA5とA4_R、ポイント★6(309)におけるB5とB4、ポイント★8(311)におけるA4とA3を区別することができる。
図3に戻り、1回目の検出結果を原稿132のサイズ検出に使用した後(ステップS708)、CPU101は、直ちに原稿照明部材126を消灯する(ステップS709)。原稿照明部材126が点灯されたままではユーザが眩しさを感じるからである。これによって、ユーザが感じる眩しさを軽減することができる。但し、本実施の形態では、プラテンカバー211の回動状態を細かく検出できるので、ユーザが眩しさを感じないような必要なタイミングで原稿照明部材126の再点灯制御が可能である。
次いで、CPU101は、プラテンカバー開閉センサ614の出力信号を基にプラテンカバー211が閉動作を継続中であるか否か判定する(ステップS710)。ステップS710の判定の結果、プラテンカバー211が閉動作中である場合(ステップS710で「YES」)、CPU101は、処理をステップS711に進める。すなわち、CPU101は、プラテンカバー211が開動作状態にあるか否か判定する(ステップS711)。ステップS711の処理は、ユーザがプラテンカバー211を手で閉じる動作を実行中に突然、プラテンカバー211を開放方向に移動させる場合があり、かかる場合を検出するための処理である。
ステップS711の判定の結果、プラテンカバー211が開動作状態でなかった場合(ステップS711で「NO」)、CPU101は、処理をステップS712に進める。すなわち、CPU101は、ユーザによって、コピーボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS712)。ステップS712の判定の結果、ユーザによって、コピーボタンが押された場合(ステップS712で「YES」)、CPU101は、処理をコピーモードに「A」に進める(ステップS730)。原稿サイズ検出処理から外れるからである。ステップS730で実行されるコピーモードついては、後述する。
一方、ステップS712の判定の結果、コピーボタンが押されなかった場合(ステップS712で「NO」)、CPU101は、プラテンカバー211が閉じ状態であるか否か判定する(ステップS713)。ステップS713の判定の結果、プラテンカバー211が閉じ状態である場合(ステップS713で「YES」)、CPU101は、処理をステップS714に進める。すなわち、CPU101は、原稿照明部材126を原稿サイズ検出モードで再点灯し、主走査方向、及び副走査方向の原稿サイズを検出する(2回目)モードに移行する(ステップS714)。
次いで、CPU101は、検出結果をWORKRAM116に記録し、サイズ検出に使用する(ステップS715)。ここで、1回目の原稿サイズ検出走査結果(ステップS707)と、2回目の原稿サイズ検出走査結果(ステップS714)を用いて原稿132の主走査方向のサイズが検出される。
すなわち、原稿132がセットされた図7の検出ポイント★1〜★8は、プラテンカバー211が開状態でも、原稿照明部材126から原稿132を照射した反射光が光電変換部材123に走査されるので、判定閾値を超えて原稿ありの結果が得られる。但し、原稿132のイメージが反射光を戻しにくい真っ黒に近い原稿の場合は、反射光がほとんど戻らないために、所定の判定閾値を超えない。従って、原稿無しの結果が得られ、原稿サイズの誤検出の原因ともなる。
このため、原稿外領域の検出結果を用いた主走査方向のサイズ検出が採用される。すなわち、プラテンカバー211が閉じ始めの場合(1回目の検出)は、原稿外領域は原稿照射光の反射光がない。これに対して、プラテンカバー211が閉じた場合(2回目の検出)では、原稿押圧板212が白色であることから、原稿照射光の反射光が確実に光電変換部材123で走査される。このため、原稿外領域の走査結果は、1回目の検出結果である非検出から2回目の検出結果の検出に変化する。そこで、1回目の検出結果と2回目の検出結果が変化した主走査原稿サイズ検出ポイントには原稿がセットされていないと判断することができる。このように、プラテンカバー211の閉じはじめ(1回目)と、プラテンカバー211が閉じた状態(2回目)の検出結果を用いることによって、原稿イメージの絵柄にかかわらず、正確な主走査方向の原稿サイズを検出することができる。
また、このようにして検出された主走査方向の原稿サイズと、副走査方向原稿サイズセンサ107_1、107_2の検知結果に基づいて原稿132の副走査方向のサイズが算出される。
図3に戻り、原稿132のサイズを検出し、記録した後(ステップS715)、CPU101は、検出結果を図示省略した操作パネルに表示し(ステップS716)、その後、原稿サイズ検出処理を終了する。
一方、ステップS702の判定の結果、プラテンカバー211が閉じ始め状態でない場合(ステップS702で「NO」)は、閉回動を検出したステップS701の段階で、既にプラテンカバー211の開角度が閉じ始め状態よりも小さくなっていると考えられる。
従って、CPU101は、プラテンカバー開閉センサ614の出力信号に基づいてプラテンカバー211の回動速度を算出する(ステップS718)。次いで、CPU101は、算出したプラテンカバー211が閉じられる際の回動速度を用いてプラテンカバー211の開角度を予測し、それ以降のプラテンカバー211が閉じられる際に原稿サイズの検出が可能か否か判定する(ステップS719)。
ステップS719の判定の結果、原稿サイズの検出が可能であれば(ステップS719で「YES」)、CPU101は、処理をステップS703に進める。一方、ステップS719の判定の結果、原稿サイズの検出が可能でなければ(ステップS719で「NO」)、CPU101は、ユーザに対して操作パネルにプラテンカバー211を再度開閉することを促す表示を行う(ステップS720)。そして、その後、CPU101は、本原稿サイズ検出処理を終了する(ステップS721)。
なお、上述のステップS719において、CPU101は、原稿サイズの検出が可能か否かを判定するが、実際に、原稿サイズの検出が正しく実行できるか否かは、ステップS707で実行される1回目の原稿サイズの検出が可能であるか否かで決まる。
ステップS719における原稿サイズの検出が可能となるためには、1回目の原稿走査時にプラテンガラス127上に原稿132がセットされていない状態で、プラテンカバー211の開閉角度が、原稿ありと誤検出されない角度であることを要する。即ち、プラテンカバー211の開閉角度が、原稿132を押圧する白色の原稿押圧板212が走査されない程度に開いた状態であることを要する。このため、ステップS719の処理は、プラテンカバー211の裏面の原稿押圧板212が走査されない程度にプラテンカバー211が開いた、非検出角度であるかどうかを判断することにもなる。なお、プラテンガラス127上に原稿132がセットされていない状態でプラテンカバー211が閉じられた場合、プラテンカバー211の裏面の白色の原稿押圧板212が読めてしまうと、上述のように、原稿無しの状態でも原稿ありと誤判定されてしまう。
また、ステップS705の判定の結果、走査レベル値が閾値を超えて外光を検出した場合(ステップS705で「YES」)、CPU101は、当該走査レベル値が閾値を超えたポイントをWORKRAM116に記録する(ステップS722)。走査レベル値が閾値を超えたポイントは、それ以降の原稿サイズ検出制御時の検出ポイントとして使用されない。
走査レベル値が閾値を超える理由としては、例えば、画像読取装置200が窓際にセットされた場合の西日、又はルームライトの光等の浸入が考えられる。なお、原稿サイズ検出ポイントとして使用しない理由は、原稿132が予めセットされている場合には、原稿132によって外光が遮られるので影響を受けないが、閾値を超えたポイントでは、検出結果に影響を及ぼすと考えられるからである。このような処理を外光検出処理という。
走査レベル値が閾値を超えたポイントをWORKRAM116に記録した後(ステップS722)、CPU101は、処理をステップS706に進める。
また、ステップS710の判定の結果、プラテンカバー211が閉動作でなく、止まっている場合(ステップS710で「NO」)、CPU101は、処理をステップS723に進める。すなわち、CPU101は、原稿サイズの検出がタイムアウトになったか否かを判定する(ステップS723)。このとき、CPU101は、プラテンカバー211の閉じ始めを検出する第1のセンサ113がONになった時点からの経過時間が所定の閾値を超えたか否かに基づいてタイムアウトか否かを判定する。
ステップS723の判定の結果、タイムアウトであった場合(ステップS723で「YES])、CPU101は、光電変換部材123、AFE122をスタンバイ状態に戻す(ステップS724)。次いで、CPU101は、本原稿サイズ検出処理を終了する(ステップS725)。
一方、ステップS723の判定の結果、タイムアウトでなかった場合(ステップS723で「NO」)、CPU101は、処理をステップS711に進める。
また、ステップS711の判定の結果、プラテンカバー211が開動作状態であった場合(ステップS711で「YES」)、CPU101は、処理をステップS726に進める。すなわち、CPU101は、プラテンカバー211が開放状態であるか否か判定する(ステップS726)。ステップS726の判定の結果、既にプラテンカバー211の閉じ始めを検出する第1のセンサ113が非検出状態、即ち、所定角度以上開かれて十分に開放状態となっている場合、CPU101は、処理をステップS724に進める。そして、その後、CPU101は、本原稿サイズ検出処理を終了する(ステップS725)。
一方、ステップS726の判定の結果、プラテンカバー211の閉じ始めを検出する第1のセンサ113が原稿検知状態であれば(ステップS726で「NO」)、CPU101は、処理をステップS712に進める。
また、ステップS713の判定の結果、プラテンカバー211がまだ閉状態になっていない場合(ステップS713で「NO」)、CPU101は、処理をステップS710に戻す。すなわち、プラテンカバー211が閉じられる速度が遅くても、閉動作が継続されている間は、角度算出手段を制御してプラテンカバー211の閉角度の検出動作が続行される。
図3の処理によれば、第1〜第3のセンサ113、501、114と、これらのセンサに対向し、プラテンカバー211の開閉動作に従って各センサの検出結果が変化するように構成されたフラグとを備えたプラテンカバー開閉センサ614を設けた。そして、第1〜第3のセンサ113、501、114の検出結果の組み合わせに基づいてプラテンカバー211の開閉角度を算出するようにした。これによって、プラテンカバー211の回動状態をより詳しく検出することができるので、プラテンカバー211の回動状態に応じて原稿サイズ検出条件を変更することによって原稿サイズ、特に、主走査方向の原稿サイズの検出精度を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、プラテンカバー211の回動状態に応じて原稿照明部材126の最適な点灯、消灯制御が可能となるので、従来、ユーザが感じていた原稿照明部材126が眩しいという感覚を改善することができる。
また、本実施の形態によれば、プラテンカバー211がゆっくり閉じられた場合には、1回目の原稿サイズ検出制御を実行後、一時的に原稿照明部材126を消灯するので(ステップS709)、眩しさを改善することができる。また、プラテンカバー211の閉じ始めから閉じ終わりまでを詳細に検出できるので、第1のセンサ113がON状態となる開角度が小さい場合であっても、プラテンカバー211をゆっくり閉じるケースでは、原稿サイズの検出が可能となる。
また、本実施の形態によれば、CPU101は、プラテンカバー開閉センサ614の検出結果であるプラテンカバー211の角度情報と、該角度情報の変化時間に基づいてプラテンカバー211の閉速度を算出する(ステップS718)。そして、閉速度に基づいて原稿サイズの検出が可能か否か判定し(ステップS719)、原稿サイズの検出が不可能と判断された場合、プラテンカバー211の再開閉操作を促して原稿サイズの検出を終了する(ステップS721)。これによって、原稿サイズの誤検出を回避することができる。
また、本実施の形態によれば、プラテンカバー211の閉動作中に、閉動作が停止し、サイズ検出に要する時間がタイムアウトした場合(ステップS723で「YES])、原稿サイズの検出を中止する(ステップS724)。一方、閉速度が低速であっても、閉動作が継続されている間は、タイムアウトと判定されることなく、原稿サイズ検出操作が続行される(ステップS710、S713)。これによって、プラテンカバー211の閉動作が停止された場合に生じる原稿132のサイズの誤検知を回避することができる。
また、本実施の形態によれば、プラテンカバー211の閉動作中に、第1のセンサ113が非検出となる角度までプラテンカバー211が開かれた場合(ステップS711で「YES])、原稿サイズの検出を中止する(ステップS724)。これによっても、原稿132のサイズの誤検知を回避することができる。
また、本実施の形態によれば、プラテンカバー211の開閉動作を監視し、閉じ始めの状態で原稿132の主走査方向サイズを検出した後(ステップS707)、閉じ状態で再度原稿132の主走査方向サイズを検出する(ステップS714)。そして、1回目の検出結果と2回目の検出結果に基づいて主走査方向サイズを検出するので、原稿サイズの検出精度が向上する。
次に、図7のステップS730の処理について説明する。
図8は、図7のステップS730で実行されるコピー処理の手順を示すフローチャートである。このコピー処理は、コントロール基板133のCPU101がROM105に格納されたコピー処理プログラムに従って実行する。
図8において、原稿サイズ検出制御の途中で、コピーボタンが押された場合(図7のステップS712で「YES])、CPU101は、原稿サイズ検出処理を中断し、原稿を走査するコピー処理(A)を開始する。すなわち、CPU101は、点灯制御中の原稿照明部材126を消灯し、光電変換部材123、AFE122をスタンバイ状態に戻す(ステップS801)。
次いで、CPU101は、図示省略した操作パネルに、ユーザに対して原稿サイズの入力を促すメッセージを表示する(ステップS802)。次いで、CPU101は、サイズの入力があったか否かを判定する(ステップS803)。ステップS803の判定の結果、原稿サイズの入力がなされた場合(ステップS803で「YES」)、CPU101は、図示省略した操作パネルに原稿サイズを表示すると共に、コピーボタンの押下を促すメッセージを表示する(ステップS804)。
次いで、CPU101は、コピーボタンが押されたか否かを判定する(ステップS805)。ステップS805の判定の結果、コピーボタンが押下された場合(ステップS805で「YES」)、CPU101は、原稿を走査するために、光電変換部材123、及びAFE122を起動する(ステップS806)。次いで、CPU101は、原稿走査部119を白色基準板走査位置まで移動し、原稿照明部材126を点灯してシェーディング補正を実施する(ステップS807)。
次いで、CPU101は、原稿を走査して画像を読み取る(ステップS808)。原稿の走査が終了した後、CPU101は、原稿照明部材126を消灯し、光電変換部材123、及びAFE122をスタンバイ状態に戻し(ステップS812)、その後、本コピー処理を終了する。
一方、ステップS803の判定の結果、サイズの入力が行われなかった場合(ステップS803で「NO」)、CPU101は、所定時間原稿サイズの入力が行われず、タイムアウトとなったか否かを判定する(ステップS810)。ステップS810の判定の結果、タイムアウトの場合(ステップS810で「YES])、CPU101は、コピー処理を終了する(ステップS809)。一方、ステップS810の判定の結果、タイムアウトでなかった場合(ステップS810で「NO」)、CPU101は、原稿サイズが入力されるまでステップS803、S810の処理を繰り返す。
また、ステップS805の判定の結果、コピーボタンが押されていない場合(ステップS805で「NO])、CPU101は、処理をステップS804に戻す。
図8の処理によれば、ユーザの指示に従って、原稿照明部材126を用いて原稿132を走査し、原稿132からの反射光を光電変換部材123で受光することによって、原稿画像を良好に読み取ることができる。
本実施の形態において、原稿132がカールしている場合は、原稿サイズ検出精度が低下する虞がある。原稿132がカールしていると、原稿132がプラテンガラス127から浮き上がるので、原稿照明部材126の照明光量が小さくなり、原稿反射光量も小さくなるからである。原稿132がカールする場合として、例えば、原稿132がプリンタ等から出力されたプリント原稿である場合、定着器等でトナー像を定着する際の熱の影響に起因して原稿132がカールした場合等が挙げられる。
また、本実施の形態において、原稿132がトレーシングペーパーの場合は、透過性が高いので、プラテンカバー211が閉じた状態での原稿の有無の判別が困難である。従って、原稿132がトレーシングペーパー等の紙種である場合、プラテンカバー211の閉じ始めの状態で、原稿の検出、及びサイズの検出を行うことが望ましい。
本実施の形態において、原稿の主走査方向サイズの検出精度は、サイズ検出動作をカラーモードで実施しても、白黒モードで実施してもほとんど変わらない。従って、光電変換部材123の3色分の走査結果(Red、Green、Blue)を全て用いる必要はなく、1色分、例えば、Green出力だけを用いて主走査サイズが検出される。また、白黒用の1ラインセンサの場合は、BKラインの検出結果が用いられ、3ラインのカラーセンサと1ラインのBKセンサを備えた4ラインセンサの場合は、BKラインの検出結果が用いられる。
101 CPU
113 第1のセンサ
114 第3のセンサ
127 プラテンガラス
132 原稿
200 画像読取装置
211 プラテンカバー
212 原稿押圧板
501 第2のセンサ
602〜603 フラグ
614 プラテンカバー開閉センサ

Claims (12)

  1. 原稿載置台と、
    前記原稿載置台に載置された原稿を前記原稿載置台に押圧する押圧板と、
    前記押圧板の開閉角度を検出する角度検出手段と、
    を有し、
    前記角度検出手段は、直線状に配列された少なくとも3つのセンサと、前記3つのセンサに対向して配置され、前記押圧板の開閉動作に従って前記3つのセンサの検出結果がそれぞれ変化するように形成されたフラグと、前記3つのセンサの検出結果の組み合わせを用いて前記押圧板の開閉角度を算出する角度算出手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記3つのセンサに対向する3つのフラグは、回動可能な円盤状の部材に一体化されており、各フラグは、それぞれ異なる半径の同心円上に形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記フラグのうち、第1のセンサに対向するフラグは、前記押圧板の開閉角度が2°変化する度に前記第1のセンサの検出結果が変化するように形成されており、
    第2のセンサに対向するフラグは、前記押圧板の開閉角度が4°変化する度に前記第2のセンサの出力結果が変化するように形成されており、
    第3のセンサに対向するフラグは、前記押圧板の開閉角度が8°変化する度に前記第3のセンサの出力結果が変化するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記第1のセンサは、前記押圧板の閉じはじめを検出するセンサであり、前記第3のセンサは、前記押圧板の閉状態を検出するセンサであることを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記各センサは、光透過型のセンサであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿に光を照射する光源と、
    前記光源から照射され前記原稿で反射した反射光を受光して画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記光源及び前記光電変換手段を制御する制御手段と、
    前記原稿のサイズを検出するサイズ検出手段と、を有し、
    前記サイズ検出手段は、
    前記原稿載置台の幅方向に沿って配列され、前記光源から照射され前記原稿で反射した反射光を受光する複数の受光部と、
    前記複数の受光部の受光量に基づいて前記原稿の幅方向のサイズを算出するサイズ算出手段とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記複数の受光部は、前記原稿載置台上の1点を基準として定型紙の大きさに対応する所定の間隔に配列されていることを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  8. 前記制御手段は、前記角度検出手段によって前記押圧板が所定の開度まで閉じられたことが検出された時点で前記光源を点灯させ、前記サイズ検出手段は、前記反射光を受光して前記原稿のサイズを検出することを特徴とする請求項6又は7記載の画像読取装置。
  9. 前記制御手段は、前記角度検出手段の検出結果を用いて前記押圧板が閉じられる速度を算出し、算出した速度に基づいて、前記押圧板からの反射光の影響を受けることなく前記原稿のサイズの検出が可能か否かを判定し、可能でないと判定された場合は、ユーザに対し、前記押圧板の再度の開閉を促すための表示を行うことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記制御手段は、前記押圧板が閉じられる速度が遅くても、閉動作が継続されている間は、前記角度算出手段を制御して前記押圧板の閉角度の検出を続行することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記制御手段は、前記サイズ検出手段による原稿サイズの検出が開始された後、前記押圧板が所定角度以上開かれた場合、前記原稿サイズの検出動作を停止させることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 画像読取装置を備えた画像形成装置であって、前記画像読取装置は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像読取装置であることを特徴とする画像形成装置。
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