JP2009021729A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作条件が互いに異なるモードを2以上実行可能な画像読取装置において、モード毎にイメージセンサに入る光量を調整する。
【解決手段】カラーモードではモノクロモードよりも大きい光量を要する場合、光源43からの光を遮る遮光板61、第一当たり板63a、第二当たり板63b、遮光板61を第一当たり板63aと第二当たり板63bとの間で移動させる遮光板駆動部62を設けて、モノクロモードにおいては第一当たり板63aに遮光板61が当たるように、カラーモードでは第二当たり板63bに遮光板61が当たるように、遮光板駆動部62によって遮光板61を移動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像を読み取る画像読取装置及びそれを備える画像形成装置に関するものであり、具体的には、動作条件の異なる2以上のモードを実行可能な画像読取装置及びそれを備える画像形成装置に関する。
イメージセンサによって画像を読み取る画像読取装置において、良好な画像を得るためにはイメージセンサに入る光の量を調整することが重要である。
例えば特許文献1の段落[0002]には、原稿を透過した光をイメージセンサで検知して透過画像を読み取る画像読取装置が記載されている。この画像読取装置は、通常駆動モードと高速駆動モードの2種類の読取モードを実行するようになっている。通常駆動モードは、原稿の反射画像とほぼ同じ光量となるポジフィルムを読み取る際のモードであり、高速駆動モードはポジフィルムの3倍の光量を必要とするネガフィルムを読み取る際のモードである。また、特許文献1の段落[0003]には、ネガフィルムの読取時に、光量を上げるために光源を調光することが記載されている。
特開2000−312275号公報(2000年11月7日公開)
画像読取装置には、感度特性が互いに異なる読取素子を用いる等、条件の異なる複数のモードを実行可能なものがある。そして、これらの複数のモードにおいて、画像の読取に適した光量が互いに異なる場合がある。モード毎に異なる条件として、用いられる素子の感度特性又は読取速度等が挙げられる。しかし、モード毎に光量を適切に調整するために光源の駆動条件を変更すると、調整に長い時間を要する等の問題があった。そこで、光量を調整するための新たな技術の開発が求められてきた。
本発明は、このような問題点に鑑み、新たな技術によって光量を調整する画像読取装置及びこの画像読取装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の画像読取装置は、原稿上の画像を読み取る画像読取装置であって、上記原稿に光を照射可能な光源、及び、上記原稿からの反射光から画像を読み取って画像信号を出力するイメージセンサを備える画像読取部と、上記光源から上記イメージセンサへの光の一部を遮ることでイメージセンサへの入射光量を調節することができる光量調整部と、を備え、上記イメージセンサは互いに検出感度の異なる2種以上の読取素子を備え、上記画像読取部は、用いる読取素子が互いに異なる2以上の動作モードを実行可能になっており、上記光量調整部は、上記動作モードに応じて、用いられる上記読取素子の感度が低いほど上記入射光量を大きくするようになっている。
上記構成によると、光量調整部が光を遮ることで入射光量を調整することができるので、光源自体の出射光量を変化させる必要はない。そして、光量調整部は、実行される動作モードに応じて入射光量を変化させることができるので、各動作モードにおいて適切な入射光量を実現することができる。
また、上記課題は、請求項2の画像読取装置によっても達成される。請求項2の画像読取装置は、原稿上の画像を読み取る画像読取装置であって、上記原稿に光を照射可能な光源、及び、上記原稿からの反射光から画像を読み取って画像信号を出力するイメージセンサを備える画像読取部と、上記光源から上記イメージセンサへの光の一部を遮ることでイメージセンサへの入射光量を調節することができる光量調整部と、を備え、上記画像読取部は、上記原稿からの画像の読取速度が互いに異なる2以上の動作モードを実行可能になっており、上記光量調整部は、上記動作モードに応じて、上記読取速度が大きいほど上記入射光量を大きくするようになっている。
また、上記課題は、請求項3の画像読取装置によっても達成される。請求項3の画像読取装置は、原稿上の画像を読み取る画像読取装置であって、上記原稿に光を照射可能な光源、及び、上記原稿からの反射光から画像を読み取って画像信号を出力するイメージセンサを備える画像読取部と、上記光源から上記イメージセンサへの光の一部を遮ることでイメージセンサへの入射光量を調節することができる光量調整部と、を備え、上記イメージセンサは互いに検出感度の異なる2種以上の読取素子を備え、上記画像読取部は、用いる読取素子又は上記原稿からの画像の読取速度が互いに異なる2以上の動作モードを実行可能になっており、上記画像読取部は、用いる読取素子が互いに異なる、又は上記原稿からの画像の読取速度が互いに異なる、2以上の動作モードを実行可能になっており、上記光量調整部は、上記動作モードに応じて、用いられる上記読取素子の感度が低いほど上記入射光量を大きくすると共に、上記読取速度が大きいほど上記入射光量を大きくするようになっている。
請求項1〜3の画像読取装置は、請求項4に記載するように、上記光量調整部が、上記光源から上記イメージセンサに至る光路に対して位置が可変であり、上記光路に挿入されることで上記入射光量を減少させることができる遮光板と、上記遮光板の位置を光路に対して移動させることで上記入射光量を変化させる遮光板駆動部と、を備える構成であってもよい。
また、請求項1〜4のいずれか1項の画像読取装置は、請求項5に記載するように、上記画像読取部が、モノクロ画像を読み取るモノクロモードと、カラー画像を読み取るカラーモードとを少なくとも実行可能であり、上記光量調整部が、モノクロモード実行時とカラーモード実行時とで、上記入射光量を異ならせるようになっている構成であってもよい。
また、請求項1〜3のいずれか1項の画像読取装置は、請求項6に記載するように、上記画像読取部が、モノクロ画像を読み取るモノクロモードと、カラー画像を読み取るカラーモードとを少なくとも実行可能であり、上記光量調整部が、上記光源から上記イメージセンサに至る光路に対して位置が可変であり、上記光路に挿入されることで上記入射光量を減少させることができる遮光板と、上記遮光板の移動範囲を規定することで上記入射光量の上限と下限とを制限する規定部材と、上記規定部材で規定された範囲内で、上記遮光板の位置を光路に対して移動させることで、モノクロモード実行時には上記入射光量を上限又は下限の一方とし、カラーモード実行時には上記入射光量を他方に切り換えることができるようになっている遮光板駆動部と、を備える構成であってもよい。
また、請求項7に記載するように、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読取装置は、上記画像読取装置が読み取った画像を記録媒体上に形成する画像形成部をさらに備える画像形成装置に適用可能である。
本発明によると、光量調整部が光を遮ることで入射光量を調整することができるので、光源自体の出射光量を変化させる必要はない。そして、光量調整部は、実行される動作モードに応じて入射光量を変化させることができるので、各動作モードにおいて適切な入射光量を実現することができる。
〔1〕第一実施形態
本発明の実施の一形態である画像形成装置について、以下、図面を参照して説明する。なお、以下は画像読取機能と画像形成機能とを併せ持つ画像形成装置を挙げるが、本発明はこれに限定されず、画像形成機能を持たない画像読取装置として実施可能である。
<1.画像形成装置1の概要>
図1は本実施形態の画像形成装置1の外観を示す斜視図であり、図2は画像形成装置1の一部を拡大した断面図である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、原稿Mを搬送する原稿搬送装置2と、原稿Mの一方の面から画像を読み取る画像読取部4及び画像読取部4が読み取った画像等を用紙上に印刷する画像形成部5を備える本体3と、を備える。
原稿搬送装置2は本体3の上方に配される。原稿搬送装置2は、ハウジング20、原稿を載置するための原稿載置トレイ21、及び読み取りが終わった原稿を受け取る原稿排出トレイ23を備えると共に、ハウジング20の内部に設けられ、原稿載置トレイ21上の原稿を原稿排出トレイ23まで搬送する原稿搬送部22等を備える。
本体3は、上述の部材に加えて、画像形成部5で用いる用紙を載置するための手差しトレイ31、用紙を収容する用紙カセット32、画像形成後の用紙が排出される用紙排出トレイ33、ユーザからの指示を受け付けたりユーザに種々の情報を提示したりする操作パネル34等を備える。また、本体3は、原稿搬送装置2に対向する面に、第一プラテンガラス35、及び第二プラテンガラス36を備える。上述の原稿搬送装置2のハウジング20は、第一プラテンガラス35上に原稿を押し付ける原稿押さえとしても機能する。
原稿搬送部22は、複数のローラからなる原稿搬送ローラ群22aと、原稿押圧部22bとを備える。原稿搬送ローラ群22aは、原稿載置トレイ21から原稿Mを一枚ずつ引き出し、第二プラテンガラス36上を経て原稿排出トレイ23へと排出する。原稿押圧部22bは、画像読取部4が第二プラテンガラス36を介して原稿Mの一方の面(以下、表面と称する)から画像を読み取れるように、原稿搬送ローラ群22aによって搬送される原稿Mを第二プラテンガラス36に押し付ける。
画像読取部4については下記<2.>欄で後述する。
画像形成部5としては、電子写真方式又はインクジェット方式等の印刷機構を適宜採用することができる。
<2.画像読取装置4>
図2に示すように、画像読取部4は、原稿搬送装置22によって搬送中又は第一プラテンガラス35上に載置された原稿Mの表面の画像を読み取るようになっている。具体的には、画像読取部4は、第一プラテンガラス35に平行に配されたレール41、及び図示しないキャリッジ駆動部によってレール41上を矢印方向に移動可能なキャリッジ42等を備える。レール41に垂直かつ第一プラテンガラス35に平行な方向を主走査方向、レール41に平行な方向を副走査方向と呼ぶ。
図3にキャリッジ42内部の要部構成を示す。画像読取部4は、キャリッジ42内に、光源43、ミラー群44、集光レンズ46、CCD(CCDイメージセンサ)47等を備える。
光源43は、第一プラテンガラス35及び第二プラテンガラス36を介して原稿Mの表面に光を照明するキセノンランプであり、ミラー群44は複数のミラーによって光源43からの光が原稿Mで反射した反射光を、集光レンズ46に導く。反射光は集光レンズ46によってCCD47に集められる。
CCD47は受けた光をアナログの電気信号に変換する。CCD47は、R(赤)、G(緑)及びB(青)の成分をそれぞれ検出するカラーセンサであるR、G及びBの3種の読取素子に加えて、さらにモノクロセンサであるK(黒)素子をそれぞれ多数備える。以下では、R、G、B、及びKの各素子に、471〜474の符号をそれぞれ付して説明する(後述の図5を参照)。R,B,及びG画素によって得られる画像信号を「カラー画像信号」、K画素によって得られる画像信号を「モノクロ画像信号」と称する。カラー画像信号とモノクロ画像信号と特に区別しないときは、単に「画像信号」と表記する。
本形態では、第一プラテンガラス35上の原稿から画像を読み取るときは、キャリッジ42が副走査方向に移動することで原稿Mの全面が走査される。また、キャリッジ42は、原稿搬送装置22で搬送される原稿の表面の画像を読み取るときは、第二プラテンガラス36に対向する位置に静止する。
<3.遮光部6>
画像形成装置1は、キャリッジ42内に遮光板61をさらに備える。遮光板61とその周辺の部材について図4を参照して説明する。図4は、遮光板61及びその周辺の部材を第一プラテンガラス35側から見た上面図である。
図4に示すように、遮光板61は、遮光板駆動部62、第一当たり板63a及び第二当たり板63bと共に、遮光部6を構成している。遮光板61は、遮光板駆動部62によって矢印方向に移動することで、光源43から第一プラテンガラス35に向かう光路上に出し入れ可能となっている。本形態では、遮光部6全体がキャリッジ42内に配され、キャリッジ42によって画像読取部4と共に移動されるものとする。
なお、遮光板61は光路上に挿入されることで、原稿Mへの照射光量を減少させ、結果的にCCD47への入射光量を減少させることができるものであればよく、具体的な形状、素材等は限定されない。遮光板61が挿入される光路上の位置も、光源43と第一プラテンガラス35との間に限定されるものではない。また、本形態では遮光板駆動部62はソレノイドで構成されているものとするが、遮光板61を移動させることができればこの形態に限定されることはない。例えば、遮光板駆動部62として、ギア及びレール等を組み合わせた駆動機構を用いることもできる。
第一当たり板63a及び第二63bは所謂ストッパーとして機能し、遮光板61の移動範囲を制限する。本形態では、第一当たり板63aは光路への遮光板61の挿入量の上限を規定し、第二当たり板63bは下限を規定する。つまり、第一当たり板63aはCCD47への入射光量の下限を、第二当たり板63bは上限を規定する。第一当たり板63a及び第二当たり板63bの位置の決定方法については下記<5.>欄で説明する。
<4.画像読取>
画像読取時の画像形成装置1内のデータの流れを図5に沿って簡単に説明する。図5は画像形成装置1の要部構成を示すブロック図である。
図5に示すように、画像形成装置1は上述した部材に加えて、画像読取部4からのアナログの画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器11、A/D変換器11からのデジタル信号に基づいて画像を再合成する等の画像処理を行う画像処理部12、RAM(Random Access Memory)13、CPU(Central Processing Unit)14、ROM(Read Only Memory)15、及びHDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置である記憶装置16等を備える。画像形成装置1内の各部は、データバス等のバス17を介して互いに接続されている。
CPU14は、ROM15内のプログラムを実行することで、各部を制御して、モノクロ画像を読み取るモノクロモード及びカラー画像を読み取るカラーモードを実行することができる。RAM13は、CPU14の作業領域として機能すると共に、画像処理部12から送られる画像情報を記憶する画像記憶部として機能する。
モノクロモード実行時には、CPU14の制御の下、遮光板駆動部62が遮光板61を第一当たり板63aに当たる位置まで移動させる。そして、遮光板61がこの位置に固定された状態で、K素子474によるモノクロ画像の読取が行われる。
一方、カラーモード実行時には、同様にCPU14の制御の下、遮光板駆動部62が遮光板61を第二当たり板63aに当たる位置まで移動させる。そして、遮光板61がこの位置に固定された状態で、カラー素子(471〜473)によるカラー画像の読取が行われる。
<5.当たり板の位置の決定>
第一当たり板63a及び第二当たり板63bは、CCD47への入射光量が適切になるように配されていればよい。
ノイズを低減させるためにはCCD47への入射光量は大きい方が好ましいが、入射光量が各センサのダイナミックレンジを超えると、画像を精確に読み取ることができないという問題が起きる。特にモノクロ素子474とカラー素子(471〜473)のように、感度特性の異なる素子同士では、その感度特性の違いにより、適切な光量が互いに異なる場合がある。
例えば、画像読取部4の特性が以下の通りであるとする。
カラー感度 :15[V/lx・s]
モノクロ感度:25[V/lx・s]
読取速度 :200us/line
CCD47の画像信号強度(出力電圧[V])は、感度[V/lx・s]×光量[lx]×時間[s]で与えられるので、白基準原稿を読み取ったときに1Vの出力電圧を得ようとすると、
カラーモード時に必要な光量[lx] =1[V]÷15[V/lx・s]÷(200×10-6) [s]=333[lx]
モノクロモード時に必要な光量[lx]=1[V]÷25[V/lx・s]÷(200×10-6) [s]=200[lx]
となる。なお、ここでの光量[lx]とはCCD47上での光量、すなわち入射光量である。
この例によると、上述の第一当たり板63aはCCD47上での光量が200[lx]となるように、第二当たり板63bはCCD47上での光量が333[lx]となるように配される。
なお、読取素子の感度特性によっては、本形態とは逆に、モノクロモードにおける入射光量がカラーモードにおける入射光量よりも大きくなるように、遮光板61がモノクロモードで第二当たり板63bに、カラーモードで第一当たり板63aに当たるようにされてもよい。
また、読取素子の感度特性以外にも、読取速度、又は用いる読取素子と読取速度の両方に応じて、遮光板61の位置が切り換えられるようになっていてもよい。いずれの場合も、出力電圧[V]=感度[V/lx・s]×光量[lx]×時間[s]の上述の式に当てはめて、光量が適正な範囲になるように、第一当たり板63a及び第二当たり板63bの位置が設定される。
なお、CCD47への適切な入射光量が得られれば、第一当たり板63a及び第二当たり板63bの位置決定の方法は特に限定されるものではない。
例えば、第一当たり板63a及び第二当たり板63bの位置は、図6等を参照しながら以下に説明するようにして決定されてもよい。図6はCCD47に対する入射光量と画像信号の強度との関係を示すグラフである。
図6に示すように、入射光量が大きくなるにつれて信号強度は大きくなる。しかし、入射光量が或るレベルに達すると、信号強度はそれ以上増加しなくなる。このときの信号強度を図中に「飽和レベル」として示す。また、入射光量が小さくなるにつれてノイズの影響が大きくなる。ノイズの影響が大きく、画像読取に適さない信号強度を、図中に「ノイズ発生レベル」として示す。
第一当たり板63a及び第二当たり板63bの位置は、画像形成装置1が製造される工場において、CPU14が画像処理部12又はRAM13の有する画像情報を参照して得た画像信号強度に応じて決定され得る。
具体的には、工場にて、第一当たり板63aが移動されると共に、遮光板61も第一当たり板63aに当たるように移動される。そして、第一当たり板63aは、画像読取部4が白基準原稿を読み取って得られたモノクロ画像信号の強度が、モノクロ画像信号の飽和レベル近傍かつ飽和レベルより小さい範囲(図中に「適正範囲」として示す)となる位置(第一基準位置)に取り付けられる。第二当たり番63bは、第一当たり板63aと同様にして、白基準原稿に対するカラー画像信号がカラー画像信号の「適正範囲」となる位置(第二基準位置)に取り付けられる。
なお、上記「適正範囲」は、具体的な値に限定されるものではなく、適宜変更され得る。「適正範囲」は、上限値が飽和レベルの100%未満であって、下限値がノイズ発生レベルより大きければよい。特に、適正範囲の下限値は、飽和レベルの70%以上、80%以上、又は90%以上に設定されることがある。
基準位置の具体的な決定方法としては、例えば、(a)適正範囲内で「基準値」を予め設定しておき、白基準原稿に対する信号強度がこの基準値に一致するような当たり板630の位置を基準位置として決定する方法、及び、(b)図6中に示すように、信号強度が飽和レベル未満となる位置(i)から信号強度が飽和レベルとなる位置(ii)まで当たり板630の位置を移動させ、信号強度が飽和レベル未満、かつ飽和レベル近傍となる位置を基準位置として決定する方法等が挙げられる。
このように、本形態の画像形成装置1は、用いる読取素子又は読取速度の少なくとも一方が異なる2以上のモードを実行可能である。そして、実行するモードの違いによって、CCD47への入射光量を切り換えることで、各モードにおいて、適切な光量で原稿を読み取ることができ、良好な画像を取得することができる。
特に、上述したように遮光板61を用いる構成によると、どのモードを実行するべきかという指示をユーザから受け付けてから、短時間で光量調節が可能であるという利点がある。
〔2〕他の実施形態
上記〔1〕欄に述べた第一実施形態の構成は、モノクロモードを実行するかカラーモードを実行するかによってCCD47への入射光量を変更可能とする構成の一例に過ぎない。すなわち、入射光量を変更するための構成は、上述の形態に限定されない。
例えば、同じく遮光板61を用いる構成であっても、当たり板(63a、63b)を用いるのではなく、遮光板駆動部62による遮光板61の移動量自体が規定されることで、挿入量が規定されるようになっていてもよい。この場合は、記憶装置16等の画像形成装置1内の記憶領域に、モノクロモード時の遮光板61の挿入量及びカラーモード時の遮光板61の挿入量が記憶されており、CPU14がこの記憶に沿って遮光板駆動部62を制御するようになっていればよい。
より具体的には、遮光部6が遮光板61をギア等によって移動させるようになっている場合、ギアの回転数等によって、各モードにおける遮光板61の挿入量が規定されていてもよい。
また、上述の第一実施形態において、遮光板61は光源43と第一プラテンガラス35との間に配されたが、遮光板61は光源43からCCD47に至る光路上であれば、どこに設けられてもよい。
また、上述の第一実施形態では、遮光部6は遮光板61によってCCD47への入射光量を調整しているが、これ以外にも、入射光量を変化させることのできる絞り等の構成を、遮光部6として適宜採用可能である。
以上、異なる欄に記載された技術を適宜組み合わせて得られる形態、及び、さらに従来公知の技術を組み合わせて得られる形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
本実施形態の画像形成装置1の外観を示す斜視図である。 図2は画像形成装置1の一部を拡大した断面図である。 キャリッジ42の内部の構成を示す断面図である。 遮光部6の要部構成を示す上面図である。 画像形成装置1の要部構成を示すブロック図である。 CCD47に対する入射光量と画像信号の強度との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 原稿搬送装置
4 画像読取部
43 光源
47 CCD
471〜473 カラー素子(カラーセンサ)
474 モノクロ素子(モノクロセンサ)
5 画像形成部
6 遮光部(光量調整部)
61 遮光板
62 遮光板駆動部
63a 第一当たり板
63b 第二当たり板
12 画像処理部
13 RAM
14 CPU
15 ROM
16 記憶装置

Claims (7)

  1. 原稿上の画像を読み取る画像読取装置であって、
    上記原稿に光を照射可能な光源、及び、上記原稿からの反射光から画像を読み取って画像信号を出力するイメージセンサを備える画像読取部と、
    上記光源から上記イメージセンサへの光の一部を遮ることでイメージセンサへの入射光量を調節することができる光量調整部と、を備え、
    上記イメージセンサは互いに検出感度の異なる2種以上の読取素子を備え、
    上記画像読取部は、用いる読取素子が互いに異なる2以上の動作モードを実行可能になっており、
    上記光量調整部は、上記動作モードに応じて、用いられる上記読取素子の感度が低いほど上記入射光量を大きくするようになっている画像読取装置。
  2. 原稿上の画像を読み取る画像読取装置であって、
    上記原稿に光を照射可能な光源、及び、上記原稿からの反射光から画像を読み取って画像信号を出力するイメージセンサを備える画像読取部と、
    上記光源から上記イメージセンサへの光の一部を遮ることでイメージセンサへの入射光量を調節することができる光量調整部と、を備え、
    上記画像読取部は、上記原稿からの画像の読取速度が互いに異なる2以上の動作モードを実行可能になっており、
    上記光量調整部は、上記動作モードに応じて、上記読取速度が大きいほど上記入射光量を大きくするようになっている画像読取装置。
  3. 原稿上の画像を読み取る画像読取装置であって、
    上記原稿に光を照射可能な光源、及び、上記原稿からの反射光から画像を読み取って画像信号を出力するイメージセンサを備える画像読取部と、
    上記光源から上記イメージセンサへの光の一部を遮ることでイメージセンサへの入射光量を調節することができる光量調整部と、を備え、
    上記イメージセンサは互いに検出感度の異なる2種以上の読取素子を備え、
    上記画像読取部は、用いる読取素子又は上記原稿からの画像の読取速度が互いに異なる2以上の動作モードを実行可能になっており、
    上記画像読取部は、用いる読取素子が互いに異なる、又は上記原稿からの画像の読取速度が互いに異なる、2以上の動作モードを実行可能になっており、
    上記光量調整部は、上記動作モードに応じて、用いられる上記読取素子の感度が低いほど上記入射光量を大きくすると共に、上記読取速度が大きいほど上記入射光量を大きくするようになっている画像読取装置。
  4. 上記光量調整部は、
    上記光源から上記イメージセンサに至る光路に対して位置が可変であり、上記光路に挿入されることで上記入射光量を減少させることができる遮光板と、
    上記遮光板の位置を光路に対して移動させることで上記入射光量を変化させる遮光板駆動部と、を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 上記画像読取部は、モノクロ画像を読み取るモノクロモードと、カラー画像を読み取るカラーモードとを少なくとも実行可能であり、
    上記光量調整部は、モノクロモード実行時とカラーモード実行時とで、上記入射光量を異ならせるようになっている請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 上記画像読取部は、モノクロ画像を読み取るモノクロモードと、カラー画像を読み取るカラーモードとを少なくとも実行可能であり、
    上記光量調整部は、
    上記光源から上記イメージセンサに至る光路に対して位置が可変であり、上記光路に挿入されることで上記入射光量を減少させることができる遮光板と、
    上記遮光板の移動範囲を規定することで上記入射光量の上限と下限とを制限する規定部材と、
    上記規定部材で規定された範囲内で、上記遮光板の位置を光路に対して移動させることで、モノクロモード実行時には上記入射光量を上限又は下限の一方とし、カラーモード実行時には上記入射光量を他方に切り換えることができるようになっている遮光板駆動部と、を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    上記画像読取装置が読み取った画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
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