JP2017182741A - 車両情報認識システム、車両検知装置、ナンバープレート認識装置、課金通信処理装置、車両情報認識方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
このような車両検知タイミングを契機としてナンバープレートの撮影を行うように撮影条件(撮影画像の構図など)を調整した場合、トラックなどの、ナンバープレートが運転席位置から前方に大きく離れていない車種に関しては、認識処理に適した想定通りの構図でナンバープレートを撮影できる。一方、この場合において、普通乗用車など、ボンネットを含むフロント部分が運転席位置から前方に大きく突き出た車種に関しては、撮影時に、ボンネット長(フロント長)の分だけ、想定位置よりもナンバープレート位置がカメラに近付いてしまうために、認識処理に適した構図でナンバープレートを撮影できない可能性がある。
車両検知装置は、車両のバンパーよりも高い位置を含む所定領域を対象として車両を検知するので、飛来物等を車両と誤って検知することを防ぐことができる。また、認識装置は、車両検知装置が車両の通行を検知するタイミングとは独立して、車両が車両情報の取得に適した位置に到達したタイミングで車両情報取得装置が取得した情報に基づいて車両情報の認識処理を行うので、精度よく車両情報を認識することができる。
前記車両検知装置は、前記車両情報取得装置と、所定の位置関係にあるときの位置に車両が到達したことを検知するので、その検知に基づいて情報を取得する車両情報取得装置は、適切な情報を取得することができる。
車両の運転席における走行時の車体部分に相当する遮光光軸数の検知に基づいて車両検知を行うので、飛来物や受光部の汚れなどによる遮光の結果、誤って車両検知することを抑制できる。
車両検知装置が車両のバンパーの通行を検知してから、運転席の通行を検知するまでの間に車両の画像を撮影するので、フロント部分が運転席位置よりも前に突き出た車種かどうかに関わらず、ナンバープレートの認識処理に適した構図の画像が撮影できる。また、そのような画像に基づいて認識処理を行うので精度よくナンバープレートを認識することができる。
これにより、バンパーが車両検知装置を通行するタイミングで撮影された画像を使ってナンバープレート情報の認識処理が行われる。
予め、バンパー検知タイミングにおける撮影画像が、認識処理に適した構図となるように撮影条件を調整しておけば、本態様により、フロント部分が運転席位置よりも前に突き出た車種かどうかに関わらず、認識処理に適した想定構図にてナンバープレートを撮影
できる。また、そのような画像に基づいて認識処理を行うので、精度よくナンバープレートを認識できる可能性を高めることができる。
例えば、予め、「車体先端位置」を検知したタイミングにおける撮影画像の構図が、認識処理に適した構図になるように撮影条件を調整していた場合、遮光光軸数が比較的大きく変動したタイミングにて都度撮影することにより、車体先端位置の検知タイミングでの撮影画像を少なくとも含むような撮影が可能になる。そのため、認識処理に適した想定構図にてナンバープレートを撮影でき、そのような画像に基づいて認識処理を行うので、精度よくナンバープレートを認識できる可能性を高めることができる。
常時、連続的に撮影して蓄積した画像の中から、想定構図で撮影された可能性が高い画像を選択し、そのような画像に基づいて認識処理を行うので、精度よくナンバープレートを認識できる可能性を高めることができる。
常時、連続的に撮影された画像に対して、逐次、ナンバープレートの認識処理を行った結果の中から、通行を検知した車両のナンバープレート情報を選択する。常時、撮影した画像の中から認識することできたナンバープレートの情報を、その画像の撮影タイミングで通行した車両に関連させるので、精度よくナンバープレートを認識できる。
車両が、その車両の搭載する車載器がETC車線の通信アンテナとの通信が可能な通信可能領域に進入してから無線通信を開始するので、信頼性の高い無線通信によって車載器の情報を読み取り、課金処理を行うことができる。
車両の運転席における走行時の車体部分に相当する遮光光軸数の検知に基づいて車両検知を行うので、飛来物などを誤って車両と検知することがない。
車両検知装置が車両のバンパーの通行を検知してから、運転席の通行を検知するまでの間に車両の画像を撮影するので、ナンバープレートの認識処理に適した画像が撮影できる。また、そのような画像に基づいて認識処理を行うので精度よくナンバープレートを認識することができる。
車両が、その車両の搭載する車載器がETC車線の通信アンテナとの通信が可能な通信可能領域に進入してから無線通信を開始するので、信頼性の高い無線通信によって課金処理を行うことができる。
以下、本発明の実施形態による車両情報認識システムを図1〜図8を参照して説明する。
(全体構成)
図1は、本発明における第一実施形態に係る課金処理システムの一例を示す図である。
課金処理システム100は、有料道路である高速道路の入口料金所に設けられ、高速道路の利用者から、当該利用者が乗車する車両Aの車種区分に応じた額の課金を行うための設備である。
図1に示す例では、高速道路の利用者が乗車する車両Aは、入口料金所に設けられた課金処理システム100において一般道路側から高速道路側へと通じる車線Lを走行している。車線Lの両側にはアイランドIが敷設されており、課金処理システム100を構成する各種路側装置が設置されている。
以下、一般道路側(図1における+X方向側)を車線Lの「上流側」と記載する。また、高速道路側(図1における−X方向側)を車線Lの「下流側」、又は、車線Lの「進行方向奥側」とも記載する。
ナンバープレート認識装置10は、カメラ13が進行方向奥側から車両Aを撮影した撮影データを取得して、その撮影データから当該車両Aに取り付けられたナンバープレートに関する情報(車両ナンバー、プレートサイズ等)を読み取る。
なお、本実施形態において、車種判別装置14は、図1に示すように、車両検知装置11に内蔵されている態様で図示しているが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、他の実施形態に係る車種判別装置14は、アイランドI上に配された課金通信処理装置30等に内蔵される態様、又は、遠隔地に設置された他の装置に内蔵され通信ネットワークを介して接続される態様であってもよい。また、図1においてカメラ13とナンバープレート認識装置10とが別の装置として設けられているが、例えば、カメラ13はナンバープレート認識装置10に内蔵される態様であってもよい。
通信アンテナ21は、車両検知装置11よりも下流側に設けられ、車両Aの車載器αとの間で無線による通信処理(以下、単に「無線通信」と表記)を行う。具体的には、通信アンテナ21は、所定周波数(例えば、5.8GHz程度)の電波を送受可能に構成されており、当該電磁波を介することで車載器αとの無線通信を行う。
また、課金通信処理装置30は、上記無線通信の結果を、遠隔地に設置された中央決済処理装置(図示せず)に出力する。中央決済処理装置は、クレジットカード会社等を通じて電子決済処理等を行う。
図2は、本発明に係る第一実施形態に係る車両情報認識システムを含む課金処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
ナンバープレート認識装置10は、記憶部101と、認識部102とを備えている。
記憶部101は、カメラ13が撮影した画像Gを記憶する記憶媒体である。
認識部102は、車両検知装置11が車両Aの通行を検知した場合、取得した撮影データから、車両Aのナンバープレートに記された車両ナンバー、当該ナンバープレートのサイズ(プレートサイズ)等を示すナンバープレート情報S3を抽出し、これを車種判別装置14に出力する。
投光部111は、光線Pを投光する。受光部112は、光線Pの受光の有無を示す検知信号を判定部113へ出力する。
判定部113は、受光部112から取得した検知信号に基づいて車両Aの通行状態を判定する。より具体的には、判定部113は、検知信号に基づく光線Pが遮光されている数(遮光光軸数)、遮光光軸数に基づく遮光領域の高さ、大きさによって、例えば、車両Aのバンパーの通行を判定したり、車両Aの運転席の通行を判定したりする。なお、遮光領域とは、複数の受光部112のうち遮光されている光線Pに対応する受光部112が占める高さ方向の所定領域である。なお、遮光光軸数の検知については、判定部113が、受光部112から取得した検知信号をカウントしてもよいし、例えば、全ての受光部112に電気的に接続された遮光光軸数カウント装置(図示せず)が設けられ、遮光光軸数カウント装置が遮光光軸数を検知し、その遮光光軸数を判定部113に出力してもよい。車両検知装置11は、判定部113による車両Aの運転席の通行を示す車両検知情報S1を、車種判別装置14および課金通信処理装置30に出力する。また、車両検知装置11は、判定部113による車両Aのバンパーの通行を示すバンパー検知信号S2を、カメラ13に出力する。
記憶部114は、車両Aのバンパー、運転席の通行を判定する基準となる遮光光軸数、遮光領域の大きさ等の情報を記憶する。
カメラ13は、本実施形態では、車両検知装置11からのバンパー検知信号S2に基づいて撮影を行う。カメラ13は、撮影した画像Gをナンバープレート認識装置10に出力する。
通信部301は、他装置との通信を行う。例えば、通信部301は、車両検知装置11からの車両検知情報S1を通じて、車両Aが通信可能エリアQに到来したことを検知した場合に、通信アンテナ21から無線通信用の電波を送出し、車載器αとの無線通信を開始する。また、通信部301は、通信可能エリアQ(図1参照)に到来した車両Aの車載器αとの間で課金用の無線通信を行う。また、通信部301は、電波停止タイミング検知用車両検知装置20からの通過完了情報S5を通じて、車両Aが通信可能エリアQから退出したことを検知したとき、または、後述する課金処理部302による課金処理が完了したときに、通信アンテナ21から無線通信用の電波の送出を停止する。ただし,車両検知装置11が後続車両の検知を行っている場合、通信アンテナ21は電波送出の停止を行わない。
課金処理部302は、利用者(車両Aの運転者等)に対し課金処理を実施する。具体的には、課金処理部302は、上記課金用の無線通信において、車載器αに記録された車種情報に基づいて決定した課金額を車載器αに記録するとともに、当該無線通信の結果であって当該課金額を示す情報を、通信部301を介して中央決済処理装置(図示せず)に送信する。
本実施形態に係る車両情報認識システムは、ナンバープレート情報認識システム、車載器登録情報認識システムを含む。ナンバープレート情報認識システムは、ナンバープレート認識装置10、車両検知装置11、カメラ13を含んで構成される。また、車載器登録情報認識システムは、車両検知装置11、通信アンテナ21と、課金通信処理装置30とを含んで構成される。
図3は、本発明に係る第一実施形態における車両の通行状態の判定について説明する図である。
H1はアイランドIの高さを示している。H2はバンパーに相当する高さの範囲を示している。H3は、車両Aのバンパーが通行したときにバンパーによって遮光される遮光領域を示している。H4は、車両Aの運転席が通行したときに車体によって遮光される遮光領域を示している。
車両検知装置11の判定部113は、H2の範囲内で検知された遮光領域がH3以上の場合、車両のバンパーが車両検知装置11を通行したと判定する。また、判定部113は、H2より高い位置を含んで検知された遮光領域がH4以上の場合、車両Aの運転席位置が車両検知装置11を通行したと判定する。なお、バンパー部分相当の範囲を占める遮光領域、運転席における車体部分が占める遮光領域のそれぞれは、各遮光領域の大きさに相当する領域を占める受光部112の数によって規定されている。この各遮光領域に相当する受光部112の数を遮光光軸数と呼ぶ。判定部113は、この遮光光軸数に基づく遮光領域の大きさによって、車両の通行検知などを行う。記憶部114は、バンパー部分相当(走行時のバンパー部分に相当する所定領域相当のことをいう)の遮光領域に相当する遮光光軸数N1と、運転席高さ相当(車両の運転席における走行時の車体部分に相当する所定領域のことをいう)の遮光領域に相当する遮光光軸数N2を記憶している。一般的な車両検知方法では、車両のバンパー部分相当の遮光光軸数N1以上を検知することによって、車両Aが通行したと判定することが多い。これに対し、本実施形態の車両検知装置11は、車両Aの運転席高さ相当の遮光光軸数N2を検知したときに車両Aが通行したと判定する。
また、バンパー部分相当の遮光光軸数N1の検知によって車両検知とすると、ボンネット長が長い車両の場合に通信が不安定になる場合がある。
ここで、車両検知タイミングで電波の送出した場合のボンネット長さの短長と通信の安定性の関係について説明する。
図4は、本発明に係る第一実施形態における電波送出開始タイミングについて説明する第一の図である。
図4(a)は、ボンネット長さの短い車両A1について、一般的な電波送出開始タイミングにおける通信アンテナ21と車両A1との位置関係を説明する図である。一般的には、車両検知装置11が車両A1のバンパー高さ部分相当の遮光光軸数N1以上を検知したタイミングで電波の送出を開始する。ボンネット長が短い車両A1の場合、遮光光軸数N1の検知タイミングで電波の送出を開始しても、運転席フロントガラス近傍の車載器αは通信可能エリアQ内に位置するので、安定した無線通信が可能である。
図4(b)は、ボンネット長さの長い車両A2について、一般的な電波送出開始タイミングにおける通信アンテナ21と車両A2との位置関係を説明する図である。ボンネット長が長い車両A2の場合、車両検知装置11が遮光光軸数N1以上を検知したタイミング(電波送出開始タイミング)においては、運転席フロントガラス近傍の車載器αは通信可能エリアQ外に位置するので、無線通信が不安定になる可能性がある。
図5(a)は、ボンネット長さの短い車両A1について、本実施形態の電波送出開始タイミングにおける通信アンテナ21と車両A1との位置関係を説明する図である。本実施形態の方法の場合、車両検知装置11が車両A1の運転席高さ相当の遮光光軸数N2を検知したタイミングで電波の送出を開始する。車両A1の場合、電波の送出開始時には、運転席フロントガラス近傍の車載器αは通信可能エリアQ内に位置することになり、安定した無線通信が可能である。
図5(b)は、ボンネット長さの長い車両A2について、本実施形態の電波送出開始タイミングにおける通信アンテナ21と車両A2との位置関係を説明する図である。この場合も、電波の送出開始時には、運転席フロントガラス近傍の車載器αは通信可能エリアQ内に位置することになるので安定した無線通信が可能である。
このように、本実施形態の車両検知タイミングで電波の送出を開始すると、ボンネット長が短い車両A1でも、ボンネット長が長い車両A2でも、送出開始時には、車載器αが通信可能エリアQ内に位置することになるので安定した無線通信が可能である。
図6は、車両の検知位置と撮影タイミングの関係について説明する図である。
図6(a)は、ボンネット長が短い車両A1について、車両A1の検知タイミングとナンバープレート画像の撮影タイミングについて説明する図である。上述のとおり、本実施形態では、車両検知装置11は、運転席高さ相当の遮光光軸数N2の検知によって車両A1の通行を検知する。図6(a)は、車両検知装置11が車両A1を検知する位置まで車両A1が進入してきたときの様子を示している。
図7は、本発明に係る第一実施形態における車両情報の取得タイミングについて説明する図である。車両情報とは、具体的には、ナンバープレート情報、車載器αに記録された情報である。
図7の上図は、ボンネット長の長い車両A2のバンパーが車両検知装置11を通行するときの様子を表している。このとき、車両検知装置11は、バンパー部分相当の遮光光軸数N1以上を検知し、バンパー検知信号S2をカメラ13に出力する。カメラ13は、バンパー検知信号S2を取得すると、画像の撮影を行い、撮影した画像Gをナンバープレート認識装置10へ出力する。ナンバープレート認識装置10は、カメラ13から取得した画像Gを自装置の記憶部101に記録する。
このように車両A2のバンパーが車両検知装置11を通行するタイミングを撮影トリガとし、車両A2の運転席が車両検知装置11を通行するタイミングを電波の送出開始トリガとする処理方式を2トリガ方式と呼ぶ。この2トリガ方式であれば、ボンネット長さの長い車両についても、それぞれ適切なタイミングで、ナンバープレート情報と、車載器αに記録された情報を取得することができる。次に2トリガ方式の処理の流れを図8のフローチャートを用いて説明する。
図8は、本発明に係る第一実施形態における車両情報の取得処理の一例を示すフローチャートである。
前提として、本処理フローの実行中においては、車両検知装置11の投光塔11aに配置された複数の投光部111から、常時、光線Pが投光されているとする。また、受光部112は、受光の有無を示す検知信号を判定部113に出力しているとする。また、判定部113は、変数iに0を設定する。
なお、料金所が運用されている間、車両情報認識システムは、上述した処理フロー(ステップS10〜ステップS15)を繰り返し実施する。
(ボンネット長が短い車両A1の場合)
車両A1が車線下流に向かって進行し、車両A1が車両検知装置11に差し掛かったとする。すると、判定部113は、遮光光軸が有ることを判定し(ステップS10;Yes)、続いてその遮光光軸数の判定を行う。車両A1の場合、車両検知装置11に差し掛かった時点で、車両検知装置11は運転席高さ相当の遮光光軸数N2を検知する。車両検知装置11は、範囲H2内での遮光光軸数がN1以上であることに基づいて車両A1のバンパーの通行を検知する(ステップS11;Yes)。車両検知装置11がバンパーの通行を検知すると、カメラ13は画像Gの撮影を行う(ステップS12)。続いて判定部113は、遮光光軸数がN2以上かどうかの判定を行う(ステップS13)。車両検知装置11は遮光光軸数がN2以上であると判定し(ステップS13;Yes)、通信アンテナ21が電波の送出を開始する(ステップS14)。また、認識部102が画像Gに基づいて、ナンバープレート情報の認識処理を行う(ステップS15)。
ボンネット長が短い車両A1の場合、車両検知装置11によるバンパー検知タイミングと車両A1検知タイミングとを同時に迎える。このような場合でも、車両検知装置11は、運転席高さ相当の遮光光軸数N2の検知により車両A1の検知を判定するので、地面近くを飛来するゴミ等を車両A1と誤検知することがない。また、車両A1の車載器αが通信可能エリアQ内に至ったときに電波送出を開始するので安定した無線通信が可能となる。また、車両A1のバンパーが車両検知装置11を通行するタイミングで画像Gを撮影し、その画像Gに基づいてナンバープレート情報を認識するので精度よくナンバープレート情報を認識することができる。
車両A2が進行し、車両A2のバンパーが車両検知装置11に差し掛かる。すると、判定部113は、遮光光軸が有ると判定する(ステップS10;Yes)。続いて車両検知装置11は、範囲H2内での遮光光軸数がN1以上であることに基づいて車両A2のバンパーの通行を判定し(ステップS11;Yes)、そのタイミングでカメラ13は画像の撮影を行う(ステップS12)。再び、ステップS10の判定から繰り返す。ボンネット長が長い車両A2の場合、しばらくの間、受光部112は、ボンネット高さ相当の遮光光軸数を検知するが、この遮光光軸数は、運転席高さ相当の遮光光軸数より値が小さくN2以上とはならない。従って車両A2のボンネットが車両検知装置11を通行する間、ステップS13の判定はNoとなり、その間、ステップS10からの処理が繰り返される。やがて、車両A2の運転席が車両検知装置11を通行すると、車両検知装置11は遮光光軸数がN2以上であると判定し(ステップS13;Yes)、通信アンテナ21が電波の送出を開始する(ステップS14)。また、車両A2の通行を検知したことにより、認識部102が画像Gに基づいて、ナンバープレート情報の認識処理を行う(ステップS15)。
ボンネット長が長い車両A2の場合、車両検知装置11によるバンパー検知タイミングから車両A2検知までの時間が車両A1に比べ長い。このような場合でも、車両検知装置11は、運転席高さ相当の遮光光軸数N2の検知により車両A2の通行を判定するので、飛来物等を車両A2と誤検知することがない。また、車両A2の車載器αが通信可能エリアQ内に至ったときに電波送出を開始するので安定した無線通信が可能となる。また、車両A2の通過判定以前に、車両A2のバンパーが車両検知装置11を通行するタイミングで撮影した画像Gに基づいて、ナンバープレート情報の認識を行うので、精度よくナンバープレート情報を認識することができる。
次にゴミ等の飛来物が、車両検知装置11を通行した場合の処理について説明する。
飛来物が風で飛ばされ車両検知装置11を通行したとする。このとき、飛来物による遮光光軸数がN1以上ではなかったり(例えば、より小さい)、飛来物の高さが範囲H2内でなければ(例えば、高い位置を舞っている)、ステップS11の判定はNoとなる。続いて、ステップS13の判定を行うが、飛来物による遮光光軸数が、運転席高さ相当となる可能性は低いので、ステップS13の判定もNoとなり、図8の処理フローはステップS10からの処理が繰り返されることになる。つまり、車両検知装置11は、飛来物を車両Aと誤検知することがない。また、通信アンテナ21が不必要に電波の送出を行って誤通信することがない。
なお、ここでは、カメラ13が撮影した画像と撮影時刻とを関連付けて記憶部101に記録するとしたが、例えば、記憶部101に画像を記録する際に、既に記録された画像を削除するようにして、記憶部101には常に最後に撮影した1枚の画像だけを記録しておくようにしてもよい。この場合、認識部102は、認識処理を行う場合、常にその1枚の画像を読み出して認識処理を行う。
以下、本発明の第二実施形態による車両情報認識システムについて図9〜図10を参照して説明する。第一実施形態では、車両検知装置11がバンパー部分相当の遮光光軸数を検知したタイミングで撮影した画像Gに基づいてナンバープレート情報の認識処理を行った。第二実施形態は、所定のタイミングで撮影して得られた一つまたは複数の画像Gに基づいて認識処理を行うことで、より多くの状況に適用できるナンバープレート情報の認識処理システムについて説明する。
第二実施形態に係る判定部113は、バンパー部分相当の遮光光軸数N1以上、運転席高さ相当の遮光光軸数N2だけではなく、遮光光軸数が所定の閾値以上に変動した場合に撮影指示信号S6を出力する。第二実施形態に係る車両情報認識システム(ナンバープレート情報認識システムおよび車載器登録情報認識システム)の他の構成は、第一実施形態と同様である。
図9は、本発明に係る第二実施形態における車両情報の取得方法について説明する図である。
図9の上図は、ボンネット長の長い車両A2のバンパーが車両検知装置11を通行するときの様子を表している。このとき、車両検知装置11は、バンパー部分相当の遮光光軸数N1以上を検知し、バンパー検知信号S2をカメラ13に出力する。カメラ13は、バンパー検知信号S2を取得すると、画像G1の撮影を行い、撮影した画像G1をナンバープレート認識装置10へ出力する。ナンバープレート認識装置10は、カメラ13から取得した画像G1を撮影時刻と関連付けて記憶部101に記録する。
また、第一実施形態と同様、車両検知装置11が遮光光軸数N2を検知すると、通信アンテナ21が電波の送出を開始する。
第一実施形態の場合、クレーン車がブームを進行方向の前方に降ろした状態で車両検知装置11を通行すると、ブームの先端をバンパーと誤検知する可能性がある。その場合、クレーン車のナンバープレートはカメラ13からは遠い位置にあり、カメラ13が撮影した画像Gはナンバープレートの認識には適さない画像となる可能性がある。第二実施形態によれば、車両の通行に伴って遮光光軸数が大きく変化したときに、判定部113は、側面視における、車体の表面形状が、前方から後方へ向かうにつれて大きく変化したと判断し、カメラ13は、その都度、画像Gnの撮影を行う。「車体形状が大きく変化する」こととしては、前方から後方へ向かうにつれて、側面視での表面形状が急激に立ち上がる(高さが大きく変わる)ことが典型例として含まれ、ここで対象となる「車体形状」としては、車体先端位置、運転席位置などの形状が該当する。
上述のクレーン車について、第二実施形態を適用すると、ブームの先端の通行による遮光光軸数とバンパーの通行による遮光光軸数との差が所定以上であることに基づいて、カメラ13は、それぞれのタイミングで画像Gnの撮影を行うので、ナンバープレートの認識に適した距離で撮影された画像を含む複数の画像を得ることができる。
図10は、本発明に係る第二実施形態における車両情報の取得処理の一例を示すフローチャートである。
前提条件は、図8と同様である。また、判定部113は、後述する変数Niniに0を設定する。また、図8と同様の処理については同じ符号を付して簡単に説明を行う。
また、ステップS11の条件を満たさないと判定した場合(ステップS11;No)またはステップS121を行った場合、判定部113は、現在、遮光光軸数がN2以上かどうかを判定する(ステップS13)。ステップS13の条件を満たすと判定した場合(ステップS13;Yes)、判定部113は、車両検知信号S1を車種判別装置14および課金通信処理装置30へ出力する。車種判別装置14は、車両の検知を通知する車両検知信号S7をナンバープレート認識装置10へ出力する。ナンバープレート認識装置10では、車両検知信号S7を取得すると、認識部102がナンバープレート情報の認識処理を実行する(ステップS17)。具体的には、認識部102は、記憶部101から、画像Gn(n=1、2〜)を読み出して、画像Gnに基づいて、ナンバープレート情報(車両ナンバー、プレートサイズ)を認識する。例えば、認識部102は、画像Gnの全てについて画像処理を行ってナンバープレート情報の認識を試みてもよい。あるいは、認識部102は、画像Gnの全てについて、まずナンバープレートが写った領域(ナンバープレート領域)を2値化処理、数字認識処理を用いて抽出するナンバープレート抽出処理を行い、ナンバープレート領域の抽出ができた画像に対してのみ、ナンバープレート情報を認識する画像処理を行ってもよい。認識部102は、認識したナンバープレート情報の中から適切なナンバープレート情報を選択する。例えば、認識部102は、認識された複数種類のナンバープレート情報の中から多数決によってナンバープレート情報を選択してもよい。あるいは、認識部102は、認識された複数種類のナンバープレート情報の中から最も評価値が高いナンバープレート情報を選択してもよい。評価値には、例えば、ナンバープレートに含まれる「かな文字」、「漢字」を認識するために行うパターンマッチング処理における類似度などを用いてもよい。なお、ナンバープレート抽出を先に行う方法であれば、認識部102の処理負荷を低減することができる。認識部102は、ナンバープレート情報の認識処理が終了すると、ナンバープレート情報S3を車種判別装置14へ出力する。次に、判定部113は、変数Niniに0を設定して初期化する(ステップS18)。
また、ステップS13の条件を満たす場合、通信アンテナ21は、車両検知信号S1に基づいて電波の送出を開始する(ステップS14)。通信部301は、通信アンテナ21を介して、車両Aの車載器αとの間で課金用の無線通信を開始し、課金処理部302は、通信部301を介して車載器αとの間で課金処理を実行する。 なお、料金所が運用されている間は、車両情報認識システムは、上述した処理フロー(ステップS10〜ステップS18)を繰り返し実施する。
以下、本発明の第三実施形態による車両情報認識システムについて図11〜図12を参照して説明する。第三実施形態におけるカメラ13は、常時、画像Gを撮影するように構成されている。また、ナンバープレート認識装置10は、第一実施形態、第二実施形態と比較して大容量の記憶部101を備えている。また、認識部102は、車両検知装置11がバンパーの検知を行ったタイミングに最も近い時刻において撮影された画像Gを選択し、選択した画像Gに基づいてナンバープレート情報の認識処理を行う。本実施形態に係る車両情報認識システム(ナンバープレート情報認識システムおよび車載器登録情報認識システム)の他の構成は、第一実施形態と同様である。
図11は、本発明に係る第三実施形態における車両情報の取得方法について説明する図である。
図11の上図は、車両の通行がないときの様子を表している。本実施形態では、カメラ13は車両の通行の検知の有無にかかわらず(車両検知処理とは独立して)常時、画像Gn(n=1、2〜)の撮影を行う。カメラ13は、撮影した画像Gnをナンバープレート認識装置10へ出力する。ナンバープレート認識装置10は、カメラ13から取得した画像Gnを撮影時刻と関連付けて記憶部101に記録する。
また、第一実施形態、第二実施形態と同様、車両検知装置11が遮光光軸数N2を検知すると、車両検知装置11は、車両検知信号S1を課金通信処理装置30へ出力し、通信アンテナ21が電波の送出を開始する。
車両A2の運転席が車両検知装置11を通行するタイミングを電波の送出開始トリガとし、トリガレスに撮影を行って取得した画像を蓄積する本実施形態方法を画像蓄積方式と呼ぶ。次に画像蓄積方式の処理の流れを図12のフローチャートを用いて説明する。
図12は、本発明に係る第三実施形態における車両情報の取得処理の一例を示すフローチャートである。図8等で説明した処理と同様の処理については同じ符号を付して簡単に説明を行う。
前提条件は、図8と同様である。さらに、本処理フローの実行中においては、カメラ13は、常時、画像Gnを撮影し、ナンバープレート認識装置10が画像Gnとその撮影時刻とを関連付けて記憶部101に記録しているものとする。なお、常時、画像を撮影するとは、例えば、所定の時間間隔で画像の撮影を行うことである。
まず、車両検知装置11の判定部113は、複数の受光部112の各々から検知信号の入力を受け付けて、光線Pが遮光された光軸があるか否かを判定する(ステップS10)。遮光された光軸が無い場合(ステップS10;No)、ステップS10の判定処理を繰り返し実施する。遮光された光軸が有る場合(ステップS10;Yes)、判定部113は、所定範囲H2内で検知した遮光光軸数がN1以上かつi=0かどうかを判定する(ステップS11)。この条件を満たすと判定した場合(ステップS11;Yes)、判定部113は、ステップS11の条件を満たすと判定した時刻(バンパー検知時刻)を記憶部114に記録する(ステップS19)。また、判定部113は、変数iに0以外の値を設定する。
また、ステップS13の条件を満たす場合、通信アンテナ21は、車両検知信号S1に基づいて電波の送出を開始する(ステップS14)。通信部301は、通信アンテナ21を介して、車両Aの車載器αとの間で課金用の無線通信を開始し、課金処理部302は、通信部301を介して車載器αとの間で課金処理を実行する。
なお、ステップS19の認識処理で、バンパー検知時刻から所定範囲内の時刻に撮影された複数の画像Gnを読み出して、第二実施形態のステップS16と同様に適切なナンバープレート情報を選択してもよい。また、料金所が運用されている間は、本実施形態に係る車両情報認識システムは、上述した処理フロー(ステップS10〜ステップS21)を繰り返し実施する。
以下、本発明の第四実施形態による車両情報認識システムについて図13〜図14を参照して説明する。第四実施形態におけるカメラ13は、常時、画像を撮影するように設定されている。また、ナンバープレート認識装置10は、第一実施形態〜第三実施形態と比較して高性能な演算装置(プロセッサ)を備えている。また、認識部102は、撮影された画像について逐次ナンバープレート情報認識を行う。本実施形態に係る車両情報認識システム(ナンバープレート情報認識システムおよび車載器登録情報認識システム)の他の構成は、第一実施形態と同様である。
図13は、本発明に係る第四実施形態における車両情報の取得方法について説明する図である。
図13の上図は、車両の通行がないときの様子を表している。本実施形態では、カメラ13は車両の通行の有無にかかわらず常時、画像Gnの撮影を行う。カメラ13は、撮影した画像をナンバープレート認識装置10へ出力する。ナンバープレート認識装置10は、カメラ13から取得した画像Gn(n=1、2〜)を取得する。認識部102は、取得した画像Gnについてナンバープレート情報認識処理を行う。認識部102は、認識したナンバープレート情報を記憶部101に記録する。
車両A2の運転席が車両検知装置11を通行するタイミングを電波の送出開始トリガとし、トリガレスに撮影を行って取得した画像の認識処理を逐次行う本実施形態の方法を逐次画像処理方式と呼ぶ。次に逐次画像処理方式の処理の流れを図14のフローチャートを用いて説明する。
図14は、本発明に係る第四実施形態におけるナンバープレート情報の認識処理の一例を示すフローチャートである。図8等で説明した処理と同様の処理については同じ符号を付して簡単に説明を行う。
前提条件は、図8と同様である。さらに、本処理フローの実行中においては、カメラ13は、常時、画像Gnを撮影し、ナンバープレート認識装置10へ出力しているとする。図14の左側のフローチャートは、画像の撮影及びナンバープレート情報の認識処理を示す。右側のフローチャートは、車両検知処理と車両検知をトリガにして実行される処理を示している。
まず、車両検知装置11の判定部113は、複数の受光部112の各々から検知信号の入力を受け付けて、遮光光軸があるか否かを判定する(ステップS10)。遮光された光軸が無い場合(ステップS10;No)、ステップS10の判定処理を繰り返し実施する。遮光された光軸が有る場合(ステップS10;Yes)、判定部113は、遮光光軸数がN2以上かどうかを判定する(ステップS13)。ステップS13の条件を満たさないと判定した場合(ステップS13;No)、ステップS10からの処理を繰り返す。
また、車両検知信号S1に基づいて通信アンテナ21は電波の送出を開始する(ステップS14)。通信部301は、通信アンテナ21を介して、車両Aの車載器αとの間で課金用の無線通信を開始し、課金処理部302は、通信部301を介して車載器αとの間で課金処理を実行する。
上記の第一実施形態〜第四実施形態では、ETC(Electronic Toll Collection System(登録商標))車線を通過する車両Aについて、車両検知装置11による適切な遮光光軸数の検知をトリガとして、通信アンテナ21からの電波送出およびナンバープレートの撮影を行う車両情報認識システムについて説明した。第一実施形態〜第四実施形態の車両情報認識システムのうち、ナンバープレート情報認識システムによるナンバープレート情報の認識処理については、ETC車線以外の料金所で、車両検知装置によって車両を検知し、車種判別のためにナンバープレートの撮影を行う場面にも適用することができる。従来は、バンパー高さ部分相当の遮光光軸数N1以上の検知に基づいて車両検知とナンバープレートの撮影を行っており、ゴミ等を車両と誤検知する場合がある。第一実施形態〜第四実施形態のナンバープレート情報認識システムを適用することにより、車両検知のタイミングと、ナンバープレート撮影のタイミングとをそれぞれ適切なタイミングに制御することができるので、飛来物等を車両と誤検知することを防ぎつつ、ナンバープレート情報の認識に適した画像を撮影することができる。
ここで、上述したナンバープレート認識装置10等の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、ナンバープレート認識装置10等の各種機能が、ネットワークで接続される複数の装置に渡って具備される態様であってもよい。
101・・・記憶部
102・・・認識部
11・・・車両検知装置
111・・・投光部
112・・・受光部
113・・・判定部
114・・・記憶部
12・・・踏板
13・・・カメラ
14・・・車種判別装置
20・・・電波停止タイミング検知用車両検知装置
21・・・通信アンテナ
30・・・課金通信処理装置
100・・・課金処理システム
A・・・車両
α・・・車載器
L・・・車線
I・・・アイランド
Q・・・通信可能エリア
P・・・光線
Claims (14)
- 車両の通行を検知する車両検知装置と、
前記車両に関する情報である車両情報を含む情報を取得する車両情報取得装置と、
前記車両情報取得装置が取得した情報に基づいて、前記車両情報を認識する認識装置と、
を備え、
前記車両検知装置は、車両のバンパーよりも高い位置を含む所定領域における物体の通行に基づいて、車両を検知し、
前記認識装置は、前記車両検知装置が前記車両の通行を検知した場合に、前記車両と前記車両情報取得装置とが所定の位置関係にあるときに前記車両情報取得装置が取得した情報を用いて、当該車両に関する車両情報を認識する、
車両情報認識システム。 - 前記車両検知装置は、前記車両の通行に加え、前記車両が、前記車両情報取得装置と、前記所定の位置関係にあるときの位置に到達したことを検知し、
前記車両情報取得装置は、前記車両検知装置による前記車両の前記位置への到達の検知に基づいて、前記情報を取得する、
請求項1に記載の車両情報認識システム。 - 前記車両検知装置は、
高さ方向に複数並べて配置され、光線を投光する投光部と、
複数の前記投光部の各々と対応して配置され、前記光線を受光可能な複数の受光部と、
複数の前記受光部における遮光光軸数に基づいて車体の通行状態を判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、車両の運転席における走行時の車体部分に相当する所定領域に設置された複数の受光部が検知した遮光光軸数に基づいて車両の通行を検知する、
請求項1または請求項2に記載の車両情報認識システム。 - 前記車両情報取得装置はカメラであり、前記認識装置は前記カメラが撮影した画像に含まれるナンバープレートの情報を認識するナンバープレート認識装置であって、
前記車両検知装置は、走行時のバンパー部分に相当する所定領域に設置された複数の受光部が検知した遮光光軸数に基づいて、前記車両が、前記車両情報取得装置と、前記所定の位置関係にあるときの位置へ到達したことを検知し、
前記ナンバープレート認識装置は、前記車両検知装置が前記車両の前記位置への到達を検知してから前記車両を検知するまでの間に前記カメラが撮影した画像のうち、少なくとも一つに基づいて、その画像に含まれるナンバープレート情報を認識する、
請求項3に記載の車両情報認識システム。 - 前記ナンバープレート認識装置は、前記車両検知装置が、前記車両の前記位置への到達を検知したタイミングで撮影された画像に基づいて、その画像に含まれるナンバープレート情報の認識処理を行う、
請求項4に記載の車両情報認識システム。 - 前記ナンバープレート認識装置は、遮光光軸数の変動が所定の値より大きいタイミングで撮影された一つ又は複数の画像に基づいてナンバープレート情報の認識処理を行う、
請求項4に記載の車両情報認識システム。 - 前記ナンバープレート認識装置は、前記車両検知装置による車両の通行の検知に関わらず、前記カメラが、繰り返し、撮影した画像を取得して、その画像を記憶部に記録し、
前記車両検知装置は、バンパー部分に相当する遮光光軸数の検知時刻を前記記憶部に記録し、車両の通行を検知すると、記録した当該検知時刻を前記ナンバープレート認識装置に出力し、
前記ナンバープレート認識装置は、当該検知時刻に最も近い時刻に撮影された画像を前記記憶部に記録された画像の中から選択し、選択した画像に基づいてナンバープレート情報の認識処理を行う、
請求項4に記載の車両情報認識システム。 - 前記カメラは、前記車両検知装置による車両の通行の検知の有無に関わらず、繰り返し、画像の撮影を行い、
前記ナンバープレート認識装置は、前記カメラが画像を撮影する度に、当該画像に基づいてナンバープレート情報の認識を行い、前記車両検知装置が車両の通行を検知すると、最後に認識したナンバープレート情報を、通行を検知した前記車両のナンバープレート情報として決定する、
請求項4に記載の車両情報認識システム。 - 前記車両情報取得装置は車両に搭載された車載器と通信を行うアンテナ、前記認識装置は前記アンテナを介して前記車載器との間で課金処理を行う課金通信処理装置であって、
前記車両検知装置は、前記車両の運転席における走行時の車体部分に相当する所定領域に設置された複数の受光部が検知した遮光光軸数に基づいて車両を検知するとともに、前記アンテナに車載器との通信開始を指示し、
前記課金通信処理装置は、前記アンテナが前記車載器から受信した情報に基づいて、車載器に記録された車両情報を認識する、
請求項3に記載の車両情報認識システム。 - 高さ方向に複数並べて配置され、光線を投光する投光部と、
複数の前記投光部の各々と対応して配置され、前記光線を受光可能な複数の受光部と、
複数の前記受光部における受光の有無に基づいて車体の通行状態を判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、車両の運転席における走行時の車体部分に相当する所定領域に設置された複数の受光部が検知した遮光光軸数に基づいて車両の通行を検知する、
車両検知装置。 - 車両検知装置が車両の走行時のバンパー部分に相当する所定領域の通行を検知してから車両の運転席における走行時の車体部分に相当する所定領域の通行を検知するまでの間に前記車両検知装置の下流に設けられたカメラが撮影した画像を取得し、前記車両検知装置が車両の運転席における走行時の車体部分に相当する所定領域の通行を検知すると、取得した画像のうち、少なくとも一つに基づいて、その画像に含まれるナンバープレート情報を認識する、
ナンバープレート認識装置。 - 車両検知装置が車両の運転席における走行時の車体部分に相当する所定領域の通行を検知したことに基づいて開始されたアンテナと前記車両に搭載された車載器との通信において、前記アンテナが受信した信号に基づいて、車載器に記録された車両情報を認識する、
課金通信処理装置。 - 車両の通行を検知する車両検知装置と、前記車両に関する情報である車両情報を含む情報を取得する車両情報取得装置と、前記車両情報取得装置が取得した情報に基づいて、前記車両情報を認識する認識装置と、を備える車両情報認識システムにおいて、
前記車両検知装置は、車両のバンパーよりも高い位置を含む所定領域における物体の通行に基づいて、車両の検知を行い、
前記車両検知装置が前記車両の通行を検知した場合に、前記認識装置が、前記車両と前記車両情報取得装置とが所定の位置関係にあるときに前記車両情報取得装置が取得した情報を用いて、当該車両に関する車両情報を認識する、
車両情報認識方法。 - 車両の通行を検知する車両検知装置と、前記車両に関する情報である車両情報を含む情報を取得する車両情報取得装置と、前記車両情報取得装置が取得した情報に基づいて、前記車両情報を認識する認識装置と、を備える車両情報認識システムにおけるコンピュータを、
車両のバンパーよりも高い位置を含む所定領域における物体の通行に基づいて、車両の検知を行う手段、
前記車両の通行を検知した場合に、前記認識装置が、前記車両と前記車両情報取得装置とが所定の位置関係にあるときに前記車両情報取得装置が取得した情報を用いて、当該車両に関する車両情報を認識する手段、
として機能させるためのプログラム。
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