JP2019204174A - 不正通行検出装置、不正通行検出システムおよび不正通行検出方法 - Google Patents

不正通行検出装置、不正通行検出システムおよび不正通行検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不正通行の誤検出を防止する。【解決手段】第1センサ11aおよび第2センサ12aは、通行車両22aを検知する。不正通行検出装置30は、第1センサ11aおよび第2センサ12aによって通行車両22aが検知された時刻を基準に、第1時刻と第2時刻とを決定する。第1カメラ13aは、第1時刻に、ナンバープレートを撮影する。その後、第2カメラ14aも、ナンバープレートを撮影する。無線部15aは、第2時刻に、車載器から情報を受信する。不正通行検出装置30は、第1カメラ13aおよび第2カメラ14aによって撮影されたナンバープレートに示されている車両番号と、無線部15aによって車載器から受信された情報に示されている車両番号とを比較して、不正通行を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、不正通行検出装置、不正通行検出システムおよび不正通行検出方法に関するものである。
特許文献1には、自動料金収受用のレーンを通行する多種の車両の不正を監視するために、各車両の進入画像と退出画像とを記録する技術が記載されている。
特開2016−095733号公報
フリーフローETC(登録商標)システム等の本線上の課金システムでは、無線部で得られた車載器情報中のナンバー情報と、前方ナンバー読み取り用カメラおよび後方ナンバー読み取り用カメラで得られたナンバー情報とのマッチングが行われる。しかし、無線部における車両の通過時刻と、前方ナンバー読み取り用カメラおよび後方ナンバー読み取り用カメラの撮影時刻とのズレに起因して、異なる車両のナンバー情報がマッチング対象となることがある。その結果、不正通行の誤検出が発生する。
本発明は、不正通行の誤検出を防止することを目的とする。
本発明の一態様に係る不正通行検出装置は、
道路の車線に向けて設置されたセンサによって通行車両が検知された時刻を基準に、第1時刻と第2時刻とを決定する決定部と、
前記決定部により決定された第1時刻に、前記車線に向けて設置されたカメラによって撮影されたナンバープレートに示されている車両番号と、前記決定部により決定された第2時刻に、前記車線に向けて設置された無線部によって車載器から受信された情報に示されている車両番号とを比較して、不正通行を検出する検出部と
を備える。
本発明では、第1時刻に撮影されたナンバープレートに示されている車両番号と、第2時刻に車載器から受信された情報に示されている車両番号とが比較される。第1時刻および第2時刻は、通行車両が検知された時刻から決定される。そのため、本発明によれば、異なる車両の車両番号を誤って比較しないようにして、不正通行の誤検出を防止することができる。
実施の形態1に係る不正通行検出システムの構成を示す図。 実施の形態1に係る不正通行検出装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る不正通行検出システムの動作を示すフローチャート。 実施の形態1の変形例に係る不正通行検出装置の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係る不正通行検出システムの構成を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、以下に説明する実施の形態のうち、2つ以上の実施の形態が組み合わせられて実施されても構わない。あるいは、以下に説明する実施の形態のうち、1つの実施の形態または2つ以上の実施の形態の組み合わせが部分的に実施されても構わない。
実施の形態1.
本実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。
***構成の説明***
図1を参照して、本実施の形態に係る不正通行検出システム10の構成を説明する。
不正通行検出システム10は、第1センサ11a,11bと、第2センサ12a,12bと、第1カメラ13a,13bと、第2カメラ14a,14bと、無線部15a,15bとを備える。
本実施の形態では、道路の車線20a,20b上で、車両進行方向に対して上流側に門柱21a、下流側に門柱21bが設置されている。車線20a,20bは、例えば、高速道路の本線である。
第1センサ11a,11bは、それぞれ車線20a,20bに向けて設置されている。第1センサ11a,11bは、それぞれ車線20a,20bの上方に位置するように、門柱21aに取り付けられている。第1センサ11a,11bは、任意の方式のセンサでよいが、本実施の形態ではレーザセンサである。
第2センサ12a,12bは、第1センサ11a,11bと同様に、それぞれ車線20a,20bに向けて設置されている。第2センサ12a,12bは、それぞれ車線20a,20bの上方に位置するように、門柱21aに取り付けられている。第2センサ12a,12bは、任意の方式のセンサでよいが、本実施の形態ではレーザセンサである。
第1センサ11a,11bは、第2センサ12a,12bよりも上流側に配置されている。すなわち、1対のレーザセンサである第1センサ11aおよび第2センサ12aは、車線20aの車両進行方向に離して配置されている。同様に、1対のレーザセンサである第1センサ11bおよび第2センサ12bは、車線20bの車両進行方向に離して配置されている。
第1センサ11aおよび第2センサ12aは、車線20aの両側から車線20aに向けてレーザを照射するように、車線20aの両側に分けて配置されている。同様に、第1センサ11bおよび第2センサ12bは、車線20bの両側から車線20bに向けてレーザを照射するように、車線20bの両側に分けて配置されている。
第1カメラ13a,13bは、それぞれ車線20a,20bに向けて設置されている。第1カメラ13a,13bは、それぞれ車線20a,20bの上方に位置するように、門柱21bに取り付けられている。第1カメラ13a,13bは、具体的には、前方ナンバー読み取り用カメラである。
第2カメラ14a,14bは、それぞれ車線20a,20bに向けて設置されている。第2カメラ14a,14bは、それぞれ車線20a,20bの上方に位置するように、門柱21bに取り付けられている。第2カメラ14a,14bは、具体的には、後方ナンバー読み取り用カメラである。
第1カメラ13a,13bは、第2カメラ14a,14bよりも上流側に配置されている。すなわち、1対のカメラである第1カメラ13aおよび第2カメラ14aは、車線20aの車両進行方向に離して配置されている。同様に、1対のカメラである第1カメラ13bおよび第2カメラ14bは、車線20bの車両進行方向に離して配置されている。
無線部15a,15bは、それぞれ車線20a,20bに向けて設置されている。無線部15a,15bは、それぞれ車線20a,20bの上方に位置するように、門柱21bに取り付けられている。無線部15a,15bは、具体的には、ETC(登録商標)無線部である。
本実施の形態では、それぞれ車線20a,20bを通行する通行車両22a,22bの車種を第1センサ11a,11bおよび第2センサ12a,12bで精度よく識別するとともに、第1カメラ13a,13bおよび第2カメラ14a,14bで取得したナンバー情報と、無線部15a,15bで取得した車載器情報との紐付けを容易にできる。
本実施の形態では、レーザ点群画像により通行車両22a,22bの形状および車軸数といった料金区分に応じた車両識別ができる第1センサ11a,11bおよび第2センサ12a,12bと、通行車両22a,22bとの通信により車載器情報を取得する無線部15a,15bとが配置される。通行車両22a,22bの牽引状態および車軸数を把握し、ナンバー情報との紐付けを行うことで車種判別を精度よく行うことが可能となる。
本実施の形態では、センサが車線ごとに2つずつ設置されているが、変形例として、センサが車線ごとに1つずつしか設置されていなくてもよい。
本実施の形態では、カメラが車線ごとに2つずつ設置されているが、変形例として、カメラが車線ごとに1つずつしか設置されていなくてもよい。
車線が1つしかない場合は、センサ、カメラおよび無線部が、その車線に対して少なくとも1つずつ設置されていればよい。車線が3つ以上ある場合は、センサ、カメラおよび無線部が、車線ごとに少なくとも1つずつ設置されていればよい。
図2を参照して、本実施の形態に係る不正通行検出装置30の構成を説明する。
不正通行検出装置30は、コンピュータである。不正通行検出装置30は、プロセッサ31を備えるとともに、メモリ32および通信デバイス33といった他のハードウェアを備える。プロセッサ31は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
不正通行検出装置30は、機能要素として、決定部41と、判別部42と、検出部43とを備える。決定部41、判別部42および検出部43の機能は、ソフトウェアにより実現される。具体的には、決定部41、判別部42および検出部43の機能は、不正通行検出プログラムにより実現される。不正通行検出プログラムは、決定部41、判別部42および検出部43により行われる処理をそれぞれ決定処理、判別処理および検出処理としてコンピュータに実行させるプログラムである。不正通行検出プログラムは、コンピュータ読取可能な媒体に記録されて提供されてもよいし、記録媒体に格納されて提供されてもよいし、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
プロセッサ31は、不正通行検出プログラムを実行する装置である。プロセッサ31は、例えば、CPUである。「CPU」は、Central Processing Unitの略語である。
メモリ32は、不正通行検出プログラムをあらかじめまたは一時的に記憶する装置である。メモリ32は、例えば、RAM、フラッシュメモリまたはこれらの組み合わせである。「RAM」は、Random Access Memoryの略語である。
通信デバイス33は、不正通行検出プログラムに入力されるデータを受信するレシーバと、不正通行検出プログラムから出力されるデータを送信するトランスミッタとを備える。通信デバイス33は、例えば、通信チップまたはNICである。「NIC」は、Network Interface Cardの略語である。
不正通行検出プログラムは、メモリ32からプロセッサ31に読み込まれ、プロセッサ31によって実行される。メモリ32には、不正通行検出プログラムだけでなく、OSも記憶されている。「OS」は、Operating Systemの略語である。プロセッサ31は、OSを実行しながら、不正通行検出プログラムを実行する。なお、不正通行検出プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
不正通行検出プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、例えば、HDD、フラッシュメモリまたはこれらの組み合わせである。「HDD」は、Hard Disk Driveの略語である。不正通行検出プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されている場合、メモリ32にロードされ、プロセッサ31によって実行される。
不正通行検出装置30は、プロセッサ31を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、不正通行検出プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、例えば、CPUである。
不正通行検出プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ32、補助記憶装置、または、プロセッサ31内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。本実施の形態では、第1センサ11a,11bおよび第2センサ12a,12bの観測結果51、第1カメラ13a,13bおよび第2カメラ14a,14bの撮影画像52、および無線部15a,15bの受信情報53は、メモリ32に記憶される。
不正通行検出装置30は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、複数台のコンピュータで構成されていてもよい。不正通行検出装置30が複数台のコンピュータで構成されている場合は、決定部41、判別部42および検出部43の機能が、各コンピュータに分散されて実現されてもよい。
***動作の説明***
図3を参照して、本実施の形態に係る不正通行検出システム10の動作を説明する。不正通行検出システム10の動作は、本実施の形態に係る不正通行検出方法に相当する。
以下では、車線20a側の機器を用いた動作を説明する。車線20b側の機器を用いた動作については、車線20a側の機器を用いた動作と同様であるため、説明を省略する。
ステップS101において、第1センサ11aおよび第2センサ12aは、通行車両22aを検知する。具体的には、レーザセンサである第1センサ11aおよび第2センサ12aは、車線20aに対して両側からレーザを照射して通行車両22aからのレーザ光の反射データを取得する。第1センサ11aおよび第2センサ12aは、取得した反射データを含む観測結果51を不正通行検出装置30に出力する。観測結果51は、不正通行検出装置30の通信デバイス33を介して、不正通行検出装置30のメモリ32に記憶される。
不正通行検出装置30の決定部41は、第1センサ11aおよび第2センサ12aによって通行車両22aが検知された時刻T0を基準に、第1時刻T1と第2時刻T2とを決定する。具体的には、決定部41は、第1センサ11aおよび第2センサ12aの観測結果51をメモリ32から読み取る。決定部41は、読み取った観測結果51に含まれている、通行車両22aからのレーザ光の反射データをもとに、路面との差異を判別して車両検知を行う。決定部41は、この車両検知により通行車両22aを検知した時刻を、第1センサ11aおよび第2センサ12aによって通行車両22aが検知された時刻T0とみなして、以下のように第1時刻T1と第2時刻T2とを決定する。
本実施の形態では、第1カメラ13aおよび第2カメラ14aの撮影領域が第1センサ11aおよび第2センサ12aの検知領域よりも車線20aの車両進行方向に進んだ位置にある。この場合、決定部41は、第1センサ11aおよび第2センサ12aによって通行車両22aが検知されたことをトリガとして、第1カメラ13aに撮影指令を出力することで、第1カメラ13aに撮影指令が入力される時刻を第1時刻T1に決定する。すなわち、決定部41は、車両検知をトリガとして前方ナンバー読み取り用カメラである第1カメラ13aに撮影指令を出力する。決定部41は、第1カメラ13aに撮影指令を出力した後、通行車両22aが門柱21bを完全に通過したタイミングに合わせて、第2カメラ14aにも撮影指令を出力する。すなわち、決定部41は、第1カメラ13aへの撮影指令とは時間差をつけて、後方ナンバー読み取り用カメラである第2カメラ14aに撮影指令を出力する。
本実施の形態では、第1センサ11aおよび第2センサ12aの検知領域が車線20aの車両進行方向に離れている。すなわち、センサの検知領域が車線20aの車両進行方向に離れて2つ以上ある。また、無線部15aの通信領域が第1センサ11aおよび第2センサ12aの検知領域よりも車線20aの車両進行方向に進んだ位置にある。この場合、決定部41は、第1センサ11aおよび第2センサ12aによって通行車両22aが検知された時刻T0から、通行車両22aの速度を算出する。決定部41は、算出した速度に応じて、通行車両22aが無線部15aの通信領域に到達する時刻を予測し、予測した時刻を第2時刻T2に決定する。
不正通行検出装置30の判別部42は、第1センサ11aおよび第2センサ12aの観測結果51をメモリ32から読み取る。判別部42は、読み取った観測結果51から、通行車両22aの車種を判別する。具体的には、判別部42は、決定部41による車両検知に用いられた反射データを参照し、車体形状を断面観測することで車高、車幅および車長寸法を算出し、牽引状態および車軸数を識別することで車種を判別する。
ステップS102において、第1カメラ13aは、不正通行検出装置30の決定部41により決定された第1時刻T1に、ナンバープレートを撮影する。本実施の形態では、第1カメラ13aは、決定部41から入力された撮影指令に従って、第1カメラ13aの撮影領域を通過する車両の前方のナンバープレートを撮影する。その後、第2カメラ14aも、決定部41から入力された撮影指令に従って、第2カメラ14aの撮影領域を通過する車両の後方のナンバープレートを撮影する。第1カメラ13aおよび第2カメラ14aは、それぞれ得られたナンバープレートの画像を撮影画像52として不正通行検出装置30に出力する。撮影画像52は、不正通行検出装置30の通信デバイス33を介して、不正通行検出装置30のメモリ32に記憶される。
ステップS103において、無線部15aは、不正通行検出装置30の決定部41により決定された第2時刻T2に、車載器から情報を受信する。本実施の形態では、無線部15aは、不正通行検出装置30から指令を受けることなく、無線部15aの通信領域を通過する車両の車載器と通信を行って車載器情報を受信する。無線部15aは、受信した車載器情報を受信情報53として不正通行検出装置30に出力する。受信情報53は、不正通行検出装置30の通信デバイス33を介して、不正通行検出装置30のメモリ32に記憶される。
ステップS104において、不正通行検出装置30の検出部43は、第1カメラ13aおよび第2カメラ14aによって撮影されたナンバープレートに示されている車両番号と、無線部15aによって車載器から受信された情報に示されている車両番号とを比較する。具体的には、検出部43は、第1カメラ13aおよび第2カメラ14aの撮影画像52と、無線部15aの受信情報53とをメモリ32から読み取る。検出部43は、画像認識処理を行って、読み取った撮影画像52に写っているナンバープレートに記載された車両番号を認識する。また、検出部43は、読み取った受信情報53に含まれるナンバー情報を参照して、車載器に記録された車両番号を特定する。そして、検出部43は、車両番号が一致するかどうかを判断する。
車両番号が一致していれば、ステップS105の処理が行われる。車両番号が一致していなければ、ステップS107の処理が行われる。
ステップS105において、不正通行検出装置30の検出部43は、判別部42により判別された車種と、無線部15aによって車載器から受信された情報に示されている車種とを比較する。具体的には、検出部43は、第1センサ11aおよび第2センサ12aでの車体形状を認識した結果と、無線部15aで取得した車載器情報により高速道路の料金区分5車種のいずれかを特定した結果とを比較する。なお、検出部43は、車種の特定に、車載器情報だけでなく、撮影画像52に写っているナンバープレートに記載された情報も利用してよい。
車種が一致していれば、ステップS106の処理が行われる。車種が一致していなければ、ステップS107の処理が行われる。
ステップS106において、検出部43は、通行車両22aが不正に通行していないと判断する。
ステップS107において、検出部43は、通行車両22aが不正に通行していると判断する。すなわち、検出部43は、不正通行を検出する。
ステップS106およびステップS107における検出部43の判断結果は、課金処理または料金収受レーンのゲートを開閉する処理等、他の処理で利用される。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、第1時刻T1に撮影されたナンバープレートに示されている車両番号と、第2時刻T2に車載器から受信された情報に示されている車両番号とが比較される。第1時刻T1および第2時刻T2は、通行車両22a,22bが検知された時刻T0から決定される。そのため、本実施の形態によれば、異なる車両の車両番号を誤って比較しないようにして、不正通行の誤検出を防止することができる。
本実施の形態では、車両検知をトリガとして前方ナンバー読み取り用カメラに撮影指令を出力して車両のナンバー情報を識別することで車両検知時刻と前方ナンバー読み取り用カメラの撮影結果とを紐付けることができる。
本実施の形態では、無線部15aの実際の通信時刻と1対のレーザセンサの車両検知時刻から算出される通過速度により予測される無線部到達時刻とで車載器情報を比較対象とすべきかが判定される。そのため、車線変更により車載器情報が隣の車線20bで受信された場合に、その車載器情報内の登録車種およびナンバー情報を誤って比較対象としてしまう事態を回避することができる。
本実施の形態によれば、車載器の載せ替えを検知することができる。
***他の構成***
本実施の形態では、不正通行検出装置30の決定部41、判別部42および検出部43の機能がソフトウェアにより実現されるが、変形例として、決定部41、判別部42および検出部43の機能がハードウェアにより実現されてもよい。この変形例について、主に本実施の形態との差異を説明する。
図4を参照して、本実施の形態の変形例に係る不正通行検出装置30の構成を説明する。
不正通行検出装置30は、電子回路34および通信デバイス33といったハードウェアを備える。
電子回路34は、決定部41、判別部42および検出部43の機能を実現する専用のハードウェアである。電子回路34は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、FPGA、ASIC、または、これらのうちいくつか、もしくは、すべての組み合わせである。「IC」は、Integrated Circuitの略語である。「GA」は、Gate Arrayの略語である。「FPGA」は、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。「ASIC」は、Application Specific Integrated Circuitの略語である。
不正通行検出装置30は、電子回路34を代替する複数の電子回路を備えていてもよい。これら複数の電子回路は、全体として決定部41、判別部42および検出部43の機能を実現する。それぞれの電子回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、FPGA、ASIC、または、これらのうちいくつか、もしくは、すべての組み合わせである。
別の変形例として、決定部41、判別部42および検出部43の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。すなわち、決定部41、判別部42および検出部43の機能の一部が専用のハードウェアにより実現され、残りがソフトウェアにより実現されてもよい。
プロセッサ31および電子回路34は、いずれも処理回路である。すなわち、不正通行検出装置30の構成が図2および図4のいずれに示した構成であっても、決定部41、判別部42および検出部43の動作は、処理回路により行われる。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を、図5を用いて説明する。
実施の形態1と同じように、不正通行検出システム10は、第1センサ11a,11bと、第2センサ12a,12bと、第1カメラ13a,13bと、第2カメラ14a,14bと、無線部15a,15bとを備える。
本実施の形態では、道路の車線20a,20b上に1つの門柱21が設置されている。第1センサ11a,11b、第2センサ12a,12b、第1カメラ13a,13b、第2カメラ14a,14bおよび無線部15a,15bは、この門柱21に取り付けられている。
実施の形態1と同じように、第1センサ11a,11bは、第2センサ12a,12bよりも上流側に配置されている。第1カメラ13a,13bは、第2カメラ14a,14bよりも上流側に配置されている。
実施の形態1と異なり、第1カメラ13a,13b、第2カメラ14a,14bおよび無線部15a,15bは、第1センサ11a,11bと、第2センサ12a,12bとの間に配置されている。
現状のフリーフローETC(登録商標)設備では、無線部とナンバー読み取り用の装置とが同じ門柱上に配置されているため、本実施の形態のように同一門柱上にレーザセンサを配置した場合、レーザセンサを配置する門柱を追加で工事する必要がない。この場合は、無線部15a,15bに測角機能がついたものを使用することが望ましい。具体的には、無線部15a,15bに到来する電波の方向を識別する機能を付加したアンテナを用いれば、車載器が車線20aにあるか車線20bにあるかの判断、および通信領域内での走行履歴を追尾することが可能となる。そして、第1センサ11a,11bおよび第2センサ12a,12bの観測データの紐付がさらに精度の高いものとなる。
本実施の形態では、第1カメラ13aおよび第2カメラ14aの撮影領域が第1センサ11aおよび第2センサ12aの検知領域と重なっている。この場合、不正通行検出装置30の決定部41は、第1センサ11aおよび第2センサ12aによって通行車両22aが検知されたときの、第1カメラ13aの最新の撮影画像52を比較対象として検出部43に使用させることで、第1カメラ13aによって撮影画像52が撮影された時刻を第1時刻T1に決定する。よって、実施の形態1と異なり、決定部41は、第1センサ11aおよび第2センサ12aによって通行車両22aが検知されたことを、第1カメラ13aに撮影指令を出力するトリガとはしない。
本実施の形態では、第1センサ11aおよび第2センサ12aで門柱21下を通過する車両の検知、および車体の断面観測による車種判別が実施されるが、車両の検知をトリガとして第1カメラ13aで撮影を行うのではなく、第1カメラ13aでの最新の画像が利用される。これにより、車両検知時刻と第1カメラ13aの撮影結果とを紐付けすることができる。
本実施の形態では、無線部15aと通信する車載器が隣接レーンの車両の車載器であることを検知可能とし、データの紐付を精度よくするために、無線部15aには測角機能を付加したものが採用される。門柱21下を通過した車両の車載器がいずれの車線にあるかを識別するとともに、通信状態を追尾することで各レーザセンサでの検知結果との紐付けの精度を向上させることができる。
10 不正通行検出システム、11a,11b 第1センサ、12a,12b 第2センサ、13a,13b 第1カメラ、14a,14b 第2カメラ、15a,15b 無線部、20a,20b 車線、21,21a,21b 門柱、22a,22b 通行車両、30 不正通行検出装置、31 プロセッサ、32 メモリ、33 通信デバイス、34 電子回路、41 決定部、42 判別部、43 検出部、51 観測結果、52 撮影画像、53 受信情報。

Claims (9)

  1. 道路の車線に向けて設置されたセンサによって通行車両が検知された時刻を基準に、第1時刻と第2時刻とを決定する決定部と、
    前記決定部により決定された第1時刻に、前記車線に向けて設置されたカメラによって撮影されたナンバープレートに示されている車両番号と、前記決定部により決定された第2時刻に、前記車線に向けて設置された無線部によって車載器から受信された情報に示されている車両番号とを比較して、不正通行を検出する検出部と
    を備える不正通行検出装置。
  2. 前記決定部は、前記カメラの撮影領域が前記センサの検知領域よりも前記車線の車両進行方向に進んだ位置にある場合、前記センサによって前記通行車両が検知されたことをトリガとして、前記カメラに撮影指令を出力することで、前記カメラに前記撮影指令が入力される時刻を前記第1時刻に決定する請求項1に記載の不正通行検出装置。
  3. 前記決定部は、前記カメラの撮影領域が前記センサの検知領域と重なっている場合、前記センサによって前記通行車両が検知されたときの、前記カメラの最新の撮影画像を比較対象として前記検出部に使用させることで、前記カメラによって前記撮影画像が撮影された時刻を前記第1時刻に決定する請求項1に記載の不正通行検出装置。
  4. 前記決定部は、前記センサの検知領域が前記車線の車両進行方向に離れて2つ以上あり、かつ、前記無線部の通信領域が前記センサの検知領域よりも前記車線の車両進行方向に進んだ位置にある場合、前記センサによって前記通行車両が検知された時刻から、前記通行車両の速度を算出し、算出した速度に応じて、前記通行車両が前記無線部の通信領域に到達する時刻を予測し、予測した時刻を前記第2時刻に決定する請求項1から3のいずれか1項に記載の不正通行検出装置。
  5. 前記センサの観測結果から、前記通行車両の車種を判別する判別部をさらに備え、
    前記検出部は、前記判別部により判別された車種と、前記情報に示されている車種とを比較して、不正通行を検出する請求項1から4のいずれか1項に記載の不正通行検出装置。
  6. 前記センサと、
    前記カメラと、
    前記無線部と、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の不正通行検出装置と
    を備える不正通行検出システム。
  7. 前記センサとして、前記車線の車両進行方向に離して配置され、前記車線の両側から前記車線に向けてレーザを照射する1対のレーザセンサを備える請求項6に記載の不正通行検出システム。
  8. 前記センサ、前記カメラおよび前記無線部は、前記車線が2つ以上ある場合、車線ごとに設置されている請求項6または7に記載の不正通行検出システム。
  9. 道路の車線に向けて設置されたセンサが、通行車両を検知し、
    不正通行検出装置が、前記センサによって通行車両が検知された時刻を基準に、第1時刻と第2時刻とを決定し、
    前記車線に向けて設置されたカメラが、前記不正通行検出装置により決定された第1時刻に、ナンバープレートを撮影し、
    前記車線に向けて設置された無線部が、前記不正通行検出装置により決定された第2時刻に、車載器から情報を受信し、
    前記不正通行検出装置が、前記カメラによって撮影されたナンバープレートに示されている車両番号と、前記無線部によって受信された情報に示されている車両番号とを比較して、不正通行を検出する不正通行検出方法。
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