JP2015130002A - 入口料金収受施設、出口料金収受施設、料金収受システム、通行券発行方法及びプログラム - Google Patents

入口料金収受施設、出口料金収受施設、料金収受システム、通行券発行方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】最大車長に基づく設置スペースを確保できない場所であっても、車種に応じた料金収受が可能な入口料金収受施設を提供する。【解決手段】有料道路の入口料金所に設けられた入口料金収受施設100は、通行する車両101を識別する車両識別情報を記録した通行券を発行する通行券自動発行機1と、通行券自動発行機1よりも進行方向前方側に設けられて、車両101の車種を判別する車種判別装置31と、車種判別装置31により判別して得られた車種情報と、当該車種情報に対応する車両101の車両識別情報と、を関連付けて中央管理装置200に出力する出力部を有する入口用主制御装置11と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、有料道路等における入口料金収受施設、出口料金収受施設、料金収受システム、通行券発行方法及びプログラムに関する。
高速道路等の有料道路では、入口料金所において通行券自動発行機が、また、出口料金所において料金自動収受機が設置されてなる料金収受施設が利用されている場合がある。
このような料金収受施設には、走行レーンにおける通行券自動発行機または料金自動収受機の進行方向前方側に、車種判別装置が備えられているものがある。料金収受システムは、この車種判別装置により走行車両の車種を判別し、当該車種に応じた料金収受を行うシステムを実現している(例えば、特許文献1参照)。
車種判別装置は、主に車両分離器、車種判別用踏板、車高検知器、ナンバープレート認識装置等の種々のセンサ装置を含み、当該センサ装置から出力される種々の検知信号に基づいて、通過する車両の車種を判別する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−203254号公報
上述の車種判別装置は、主に車両の車軸数を参照することで普通車または大型車(特大車)の別、または牽引車か否かを判別する。このような仕組み上、車種判別装置は、車体の全てが通過完了しなければその車両の車種を判別することができない。したがって、従来、料金収受施設において車種を判別するためには、通行する車両の最大車長(18m)を考慮して、走行レーンの路側に設置される車種判別装置と通行券自動発行機(料金自動収受機)との間が少なくとも18mを確保されている。
しかしながら、料金収受施設の立地条件等の都合上、車種判別装置と通行券自動発行機等との距離を18m以上確保することが困難な場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、最大車長に基づく設置スペースを確保できない場所であっても、車種に応じた料金収受が可能な入口料金収受施設、出口料金収受施設、料金収受システム、通行券発行方法及びプログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係る一態様は、有料道路の入口料金所に設けられた入口料金収受施設において、車両識別情報を記録した通行券を発行する通行券自動発行機と、前記通行券自動発行機よりも進行方向前方側に設けられて、車両の車種を判別する車種判別装置と、前記車種判別装置により判別して得られた車種情報と、当該車種情報に対応する車両の前記車両識別情報と、を関連付けて上位の装置に出力する出力部を有する主制御装置と、を備える入口料金収受施設である。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設において、前記主制御装置が、前記車両の前記通行券自動発行機への到達を判断する車両到達判断部と、前記車両到達判断部から車両到達の情報を受け付けた場合に、前記通行券自動発行機に発行指令を出力する発行指令部と、を有し、前記通行券自動発行機は、前記車種判別装置により判別された車種情報を取得して当該車種情報を通行券に記録し、前記発行指令が入力された場合には、直ちに通行券を発行することを特徴とする。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設において、前記出力部が、前記発行指令部が前記通行券自動発行機へ前記発行指令を出力した際に前記車種判別装置が前記車両の車種を判別していない場合、当該車種を判別した際に当該車種情報と前記車両識別情報とを関連付けて前記上位の装置に出力することを特徴とする。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設において、前記車種判別装置が、前記車両の通過を車線方向の少なくとも2箇所で検知する通過検知器を備え、前記車両到達判断部は、前記通過検知器による前記車両の通過の検知情報に基づいて当該車両の速度情報を取得するとともに、当該速度情報に基づいて当該車両の前記通行券自動発行機への到達時間を予測し、当該到達時間の経過をもって当該車両が前記通行券自動発行機に到達したと判断することを特徴とする。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設と、前記入口料金収受施設から関連付けられた前記車種情報と前記車両識別情報とを受け付ける中央管理装置と、を備える料金収受システムである。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受システムにおいて、通行する車両から提供された通行券に基づいて車両識別情報を取得する識別情報取得部と、前記通行券に前記車両の車種情報が記録されている場合には、当該通行券から当該車種情報を取得し、前記通行券に前記車両の車種情報が記録されていない場合には、前記取得した車両識別情報に関連付けられた車種情報を前記中央管理装置から取得する車種情報取得部と、当該取得した車種情報に基づいて前記通行券に対応する料金を決定する料金収受処理部と、を有し、有料道路の出口料金所に設けられた出口料金収受施設を備える。
また、本発明に係る一態様は、有料道路の入口料金収受施設における通行券発行方法において、車種判別装置が、通行券自動発行機よりも進行方向前方側に設けられて、車両の車種を判別し、前記通行券自動発行機が、車両識別情報を記録した通行券を発行し、主制御装置の出力部が、前記車種判別装置により判別して得られた車種情報と、当該車種情報に対応する車両の前記車両識別情報と、を関連付けて上位の装置に出力することを特徴とする通行券発行方法である。
また、本発明に係る一態様は、車両識別情報を記録した通行券を発行する通行券自動発行機と、前記通行券自動発行機よりも進行方向前方側に設けられて、車両の車種を判別する車種判別装置と、を備える入口料金収受施設のコンピュータを、前記車種判別装置により判別して得られた車種情報と、当該車種情報に対応する車両の前記車両識別情報と、を関連付けて上位の装置に出力する出力手段、として機能させるプログラムである。
また、本発明に係る一態様は、有料道路の出口料金所に設けられた出口料金収受施設において、通行する車両から提供された通行券に基づいて当該車両を識別する車両識別情報を取得する識別情報取得部と、当該取得した車両識別情報に関連付けられた当該車両の車種を示す車種情報を上位の装置から取得する車種情報取得部と、当該取得した車種情報に基づいて収受すべき料金を決定する料金収受処理部と、を備える出口料金収受施設である。
本発明によれば、最大車長に基づく設置スペースを確保できない場所であっても、車種に応じた料金収受を行うことができる。
第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る入口料金収受施設の設置環境の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る入口料金収受施設の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る車種判別用踏板及び車両到達判断部の機能を説明する図である。 第1の実施形態に係る入口料金収受施設の動作例を説明する第1の図である。 第1の実施形態に係る入口料金収受施設の動作例を説明する第2の図である。 第1の実施形態に係る入口料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。 第1の実施形態に係る出口料金収受施設の設置環境の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る出口料金収受施設の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る出口料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。 第2の実施形態に係る入口料金収受施設の設置環境の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る入口料金収受施設の機能構成を示す図である。 第3の実施形態に係る入口料金収受施設の機能構成を示す図である。 第3の実施形態に係る入口料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。 第3の実施形態に係る入口料金収受施設の機能構成を示す図である。 第3の実施形態に係る出口料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る料金収受システムを、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る料金収受システム500は、入口料金収受施設100と、中央管理装置200と、出口料金収受施設300と、を有している。
入口料金収受施設100は、有料道路の入口料金所に設置され、通行する車両101の運転手等の利用者に、所定の情報を記録した通行券を発行する。
出口料金収受施設300は、有料道路の出口料金所に設置され、通行する車両101の運転手等の利用者から通行券に記録された情報に応じた料金を収受する。
有料道路の利用者(車両の運転手等)は、入口料金収受施設100において通行券を取得するとともに、出口料金収受施設300において当該通行券を提出する。これにより、利用者には、車種や走行距離に応じた料金が課金される。
入口料金収受施設100及び出口料金収受施設300の具体的な機能構成については後述する。
中央管理装置200は、有料道路の営業所2に設置されるコンピュータであって、当該有料道路に備えられる複数の入口料金収受施設100及び出口料金収受施設300との間で、料金収受処理に必要な情報のやり取りを行う。
中央管理装置200は、情報処理部201と記憶部202とを備えている。
情報処理部201は、入口料金収受施設100から入力される車種情報D1と、これに関連付けられた車両識別情報(車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4、通行券発行時刻等その他の情報)とを入力し、当該関連付けられた各種情報を記憶部202に記憶する。また、情報処理部201は、出口料金収受施設300から上記車両識別情報に基づく問い合わせを受け付けた場合に、記憶部202を参照して当該車両識別情報に関連付けられた車種情報D1を出力(返答)する。
記憶部202は、複数の入口料金収受施設100から逐次入力される各種情報が格納、蓄積される記憶領域である。記憶部202は一般的な記憶手段、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の大容量記憶デバイスで構築されてもよい。
なお、車種情報D1、車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4の詳細については後述する。
図2は、第1の実施形態に係る入口料金収受施設の設置環境の一例を示す図である。
ここで、図1に示した入口料金収受施設100について詳細に説明する。
図2に示すように、第1の実施形態に係る入口料金収受施設100は、走行レーン102の路側に設置される通行券自動発行機1を介して、走行レーン102を通行する車両101の運転手等に通行券を発行する。
入口料金収受施設100は、通行券自動発行機1と、車種判別装置31と、発進制御装置32と、発進制御機7と、を備えている。
通行券自動発行機1は、走行レーン102を走行する車両101の運転手等に向けて通行券を発行する機械である。通行券自動発行機1の前面パネルには、通行券を発行する発券口12が設けられている。通行券自動発行機1は、主に車種判別装置31が取得する種々の検知情報に基づいて判別された車両101の車種情報D1等を記録した通行券を発行する。
通行券自動発行機1は、内部に入口用主制御装置11を備えている。入口用主制御装置11は、入口料金収受施設100における料金収受処理(主に通行券の発行処理)の動作を司る。この入口用主制御装置11の詳細な機能構成については後述する。なお、本実施形態においては、入口用主制御装置11が通行券自動発行機1に内蔵される態様で説明するが、他の実施形態においては、この態様に限定されることはない。例えば、他の実施形態に係る入口料金収受施設100は、入口用主制御装置11が、通行券自動発行機1とは異なる他の筐体を有して設置されるものであってよい。
車種判別装置31は、走行レーン102における通行券自動発行機1の進行方向前方側に設けられ、車両101の走行レーン102への進入及び車両101に関する種々の情報を検知するとともに、その車両101の車種を判別する。
なお、「進行方向」とは、入口料金収受施設100において有料道路に進入する方向、または、後述の出口料金収受施設300において有料道路から退出する方向に車両101が走行する方向を指す。
図2に示すように、車種判別装置31は、車両分離器31a、車種判別用踏板31b、車高検知器31c、車長検知器31d、ナンバープレート認識装置31eを有している。また、車両分離器31aの本体には各機器において検知される種々の検知情報を取得して、必要な情報(車種情報D1等)を入口用主制御装置11に出力する車判制御部310を有している。
車両分離器31aは、光センサにより車両101一台ごとに分離しながら、その通過を検知する。具体的には、車両分離器31aは、料金所の走行レーン102に進入した車両101が光センサを遮ることで車両101一台分の通過を検知して通過検知情報D10を出力する。車判制御部310は、車両分離器31aが検知する一台の通過中(通過検知情報D10の取得中)に、他の各機器(車種判別用踏板31b、車高検知器31c、車長検知器31d、ナンバープレート認識装置31e)を介して取得した種々の検知情報を紐付けるとともに当該検知情報から車両101の車種を判別し、車種情報D1を取得する。
また、車両分離器31aは、進入する車両101を一台ずつ分離して検知することで、牽引車両の有無を判断し、その車両台数を取得する。
車種判別用踏板31bは、料金所の走行レーン102に進入してきた車両101の車軸数、タイヤ幅、トレッド(左右のタイヤの中心間距離)を検知する。図2に示すように、車種判別用踏板31bは、車両分離器31aが設置されている位置において路面上に設けられる。車種判別用踏板31bは、内部に電気接点を利用した踏圧センサ(図示せず)を有し、進入してきた車両101に踏下されることで車両101の車軸数、タイヤ幅、及びトレッド等を検知し、車軸数情報D11、タイヤ幅情報D12、トレッド情報D13等を出力する。
また、車種判別用踏板31bは、走行方向に沿って複数配される踏圧センサにより取得される踏圧検知情報D17を出力する。踏圧検知情報D17は、主に車両101の前進または後退を判別するために用いられる。
車種判別用踏板31bの具体的な機能構成については後述する。
車高検知器31cは、料金所の走行レーン102に進入してきた車両101の車高を検知する。図2に示すように、車高検知器31cは、走行レーン102における入口側の車両分離器31aの上部に設けられ、車両分離器31aと同様に光センサを介して車両101の車高を検知し、車高情報D14を出力する。
車長検知器31dは、料金所の走行レーン102に進入してきた車両101の車長を検知する。車判制御部310は、車長情報D15を取得する。車長検知器31dは、車両分離器31aの進行方向後方側に設けられ、光センサを介して車両101の車長を検知し、車長情報D15を出力する。車長情報D15は、主に、車両101が軽自動車かそれ以外の車種の車両かを判別するために用いられる。
ナンバープレート認識装置31eは、車両分離器31aによる車両101の進入検知に応じて、車両101前面に取り付けられたナンバープレートを撮像し、車両101の車両番号情報D2を取得する。具体的には、ナンバープレート認識装置31eは、撮像部(カメラ)及び所定の画像処理部を内蔵しており、撮像部を介して取得した画像に基づいて、当該画像処理部がOCR(Optical Character Reader)処理等を行うことで、車両番号情報D2を抽出する。また、画像処理部は、撮像された画像から車両101のナンバープレートの地及び文字の色の濃淡や大きさ、当該ナンバープレートに表記された文字の大きさ等を示すプレート種別情報D16を抽出することもできる。
なお、上述した車種判別装置31の態様は一例であり、車種判別装置31の態様は上記に限定されない。例えば、他の実施形態に係る車種判別装置31は、さらに車両のオーバーハングを検知するオーバーハング検知器を有する態様としてもよい。また、車判制御部310は、車両分離器31aの本体ではなく、異なる別の筐体に収容される態様であってもよい。
発進制御装置32は、車両分離器32a、発進判別用踏板32bを備え、走行レーン102からの車両101の発進(退出)を検知する。具体的には、発進制御装置32は、車両分離器32aにより車両101の一台分の通過を検知し、発進判別用踏板32bにより車両101の車軸数の検知及び車両の前進・後退の判別等を行うことで、車両101が走行レーン102から退出されたか否かを判別する。
なお、発進制御装置32は、車両分離器32a、発進判別用踏板32bからの検知情報に基づいて車両101の発進を検知すると、入口用主制御装置11の開閉指令部119に対し、車両101が発進したことを示す発進検知信号を出力する発進制御部320を有している。開閉指令部119は、この発進制御装置32から発進検知信号を受け付けると、発進制御機7に閉動作指示信号を出力する。
発進制御機7は、走行レーン102に進入した車両101の運転手等が、通行券自動発行機1から発行された通行券を取得するまで車両101を発進させないようにする等の目的でゲートの開放及び閉塞を行う。発進制御機7は、開閉指令部119から開動作指示信号を受け付けた際にゲートを開放して車両101に対して発進を許可する。一方、発進制御機7は、開閉指令部119から閉動作指示信号を受け付けた際にゲートを閉塞する。
なお、本実施形態に係る入口料金収受施設100において、通行券自動発行機1及び車種判別装置31は、互いの離間距離Lが、最大車長である18mよりも短い距離(例えば10m前後)となるように設置されている。
図3は、第1の実施形態に係る入口料金収受施設の機能構成を示す図である。
通行券自動発行機1に搭載された入口用主制御装置11は、車種判別装置31から車種情報D1、車両番号情報D2を取得して、当該情報D1、D2等が記録された通行券の発行処理を実施する。これにより、有料道路の運営者は、出口料金収受施設300において、上記各種情報が記録された通行券に基づいて車種や走行距離に応じた料金の課金を実施することができる。
図3に示すように、車種判別装置31の車判制御部310は、走行レーン102に進入してきた車両101についての種々の検知情報に基づいて、車両101の車種情報D1及び車両番号情報D2を出力する。具体的には、車判制御部310は、車両分離器31aから車両101一台分の通過情報D10を取得する。そして、車判制御部310は、車両101の通過検知中(通過検知情報D10の取得中)に、車種判別用踏板31b、車高検知器31c、車長検知器31dから、車軸数情報D11、タイヤ幅情報D12、トレッド情報D13、車高情報D14及び車長情報D15を取得する。車判制御部310は、車軸数情報D11、タイヤ幅情報D12、トレッド情報D13、車高情報D14、車長情報D15の一部または全部に基づいて、車両101の車種(例えば、二輪車・軽自動車、普通車、中型車、大型車、特大車の別)を判別し、当該判別された車種を車両101の車種情報D1として入口用主制御装置11に出力する。なお、車判制御部310は、ナンバープレート認識装置31eが抽出した車両101のナンバープレートの地及び文字の色の濃淡、大きさ等を示すプレート種別情報D16に基づいて、車両101の車種を確定することもできる。
同様に、車判制御部310は、ナンバープレート認識装置31eから車両101の車両番号情報D2を取得して入口用主制御装置11に出力する。
さらに、車判制御部310は、車種判別用踏板31bから車両101の踏圧に基づいて取得される踏圧検知情報D17を取得して入口用主制御装置11に出力する。
入口用主制御装置11の発行処理部110は、車判制御部310から取得した車種情報D1、車両番号情報D2、通行券ごとに割り振られる通行券シリアル番号情報D3、利用した入口料金所を特定するための料金所情報D4、及び、通行券発行時刻等その他の情報を記録した通行券を生成する処理を行う。同時に、発行処理部110は、発行した通行券の取得を促す旨の通知とともに当該通行券を発券口12から送出して車両101の運転手等に提供する。ここで、車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4等は、後述するように、出口料金収受施設300において、通行する車両101を識別するための車両識別情報として利用される。
なお、発行処理部110は、後述する発行指令部111からの発行指令が入力された場合には、車種情報D1の取得に関わらず通行券を発行する処理を行う。ここで、発行指令部111から発行指令が入力された際に車判制御部310から未だ車種情報D1が入力されていない場合、発行処理部110は、車種情報D1を通行券に記録せず、車両識別情報(車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4等)に加え、車種が確定されていない(車種情報D1が記録されていない)ことを示す車種未確定情報D5を記録する。
また、発行処理部110は、車種情報D1が記録されていない通行券を発行した場合には、その後、車判制御部310から車種情報D1が入力されたときに、その車種情報D1、及び、先に発行した通行券に記録した車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4等を関連付けて、出力部113を介して中央管理装置200へ出力する。ここで、詳細は後述するが、ナンバープレート認識装置31eは、車両101が車両分離器31aによって進入が最初に検知された段階で撮像を行うため、車両101が車両分離器31aの通過を開始する段階で車両番号情報D2を取得できる。
発行処理部110は、発券口12に設けられた図示しないセンサによる検出結果に基づいて、発行された通行券が利用者に取得されたことを検知すると、入口用主制御装置11の開閉指令部119に対し、車両101の運転手等が通行券を取得したことを示す取得検知信号を出力する。開閉指令部119は、この取得検知信号の入力に応じて発進制御機7に開動作指示信号を出力する。通行券の取得により発進制御機7のゲートが開放されることで、車両101の運転手は、走行レーン102を発進することができる。
発行指令部111は、後述する車両到達判断部112が、車両101の先端(運転者等の座席位置)が通行券自動発行機1に到達したと判断した場合に、通行券自動発行機1に発行指令を出力する。具体的には、車両到達判断部112が後述する方法に基づいて車両101の先端が通行券自動発行機1に到達したと判断した場合に、発行指令部111は、車両到達判断部112から車両101が到達したことを示す到達検知信号が入力される。発行指令部111は、この到達検知信号の入力に応じて発行指令を出力する。
ただし、発行指令部111は、車両到達判断部112からの到達検知信号の入力よりも先に、車判制御部310から車種情報D1の入力を受け付けたときは、その時点で発行処理部110に当該車種情報D1の発行指令を出力する。
車両到達判断部112は、車両101における先端の通行券自動発行機1への到達を判断する。具体的には、本実施形態に係る車両到達判断部112は、車種判別用踏板31bによる車両101の通過に応じた検知情報(踏圧検知情報D17)に基づいて車両101の通過速度vを示す速度情報Dvを取得する。そして、車両到達判断部112は、速度情報Dvに基づいて車両101の通行券自動発行機1への到達時間(到達予測時間tp)を予測し、予測完了時から当該到達予測時間tpの経過をもって車両101の先端が通行券自動発行機1に到達したと判断する。「到達を判断」とは、実際の到達を検知して判断する場合の他、本実施形態のように、所定時刻に到達するであろうとの予想をもって判断することを含む。
車両到達判断部112の具体的な処理内容については後述する。
出力部113は、発行処理部110から入力される車種情報D1と、これに関連付けられた車両識別情報(車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4等)と、を中央管理装置200へ出力する。具体的には、出力部113は、有線または無線の通信モジュールである。
開閉指令部119は、発行処理部110、または、発進制御装置32の発進制御部320から受け付ける各種検知信号に応じて、発進制御機7に向けて開動作指示信号、閉動作指示信号を出力し、ゲートの開閉動作を制御する。
発進制御装置32の発進制御部320は、車両分離器32a、発進判別用踏板32bを介して取得される検知情報に基づいて、車両101の発進(走行レーン102からの退出)を検知し、入口用主制御装置11の開閉指令部119に対し、発進検知信号を出力する。開閉指令部119は、当該発進検知信号の入力に応じて発進制御機7に閉動作指示信号を出力する。これにより、発進制御機7は、車両101が発進制御装置32を完全に通過した後のタイミングでゲートを閉じることができる。
なお、入口用主制御装置11が通行券自動発行機1とは異なる他の筐体を有して設置される場合、通行券自動発行機1は、発行処理部110及び発券口12を有し、入口用主制御装置11は、発行指令部111、車両到達判断部112及び出力部113を有する形態としてもよい。
図4は、第1の実施形態に係る車種判別用踏板及び車両到達判断部の機能を説明する図である。
図4(a)は、車種判別用踏板31bの内部構造を示す断面模式図である。図4(a)に示すように、車種判別用踏板31bは、内部に複数の踏圧検知センサb1〜b4が配されている。踏圧検知センサb1〜b4は、車両101の進行方向に沿って、所定の間隔Dをもって等間隔に配列されている。踏圧検知センサb1〜b4は、車両101のタイヤにより圧力が加えられると、対向する電極p同士が接触する。車種判別用踏板31bは、対向する電極p間の電気的接続を判定することで、車両101による踏圧を検知することができる。
図4(b)は、ある通過速度vで車両101が通過した場合に、各踏圧検知センサb1〜b4において検知される踏圧検知情報D17の時間変化を示すグラフである。車両101が車種判別用踏板31bを通過した場合、図4(b)に示すように、車両101のタイヤの移動に合わせて、踏圧検知センサb1、b2、b3、b4の順に踏圧を検知する。このとき、タイヤの移動に応じて各踏圧検知センサb1〜b4の検知時刻には時間差Δtが生じる。車両到達判断部112は、図4(b)に示される踏圧検知情報D17を取得して、時間差Δtを読み取る。そして、車両到達判断部112は、当該時間差Δtと間隔D(図4(a))とを用いてv=D/Δtを演算することで、車両101の通過速度vを示す速度情報Dvを取得する。なお、図4(b)に示すように、複数の踏圧検知センサb1〜b4における踏圧検知情報D17に基づいてΔtを複数取得可能な場合には、上式においては、当該複数のΔtの平均値を適用してもよい。
さらに、車両到達判断部112は、取得した速度情報Dvと、車種判別装置31から通行券自動発行機1までの離間距離L(図2参照)と、を参照して、車両101が車種判別装置31(車種判別用踏板31b)による検知があったときから通行券自動発行機1に到達するまでの時間(到達予測時間tp)を予測する。具体的には、通過時間推定部311は、tp=2・L/vを演算することで到達予測時間tpを算出することができる。ここで、上式は、通過速度vで進入した車両101が等加速度で減速して通行券自動発行機1で停車することを想定して導かれる式である。
車両到達判断部112は、上記予測処理後から直ちに計時を開始し、到達予測時間tpが経過したときに、発行指令部111に向けて到達検知信号を出力する。発行指令部111は、当該到達検知信号の入力に応じて発行指令を行う。これにより、車両101の先端が通行券自動発行機1にちょうど到達するタイミングで通行券自動発行機1の発券口12から通行券が発行される。
図5、図6は、それぞれ第1の実施形態に係る入口料金収受施設の動作例を説明する第1の図、第2の図である。
図5、図6には、走行レーン102の路側に設置される各種機器のうち通行券自動発行機1と車両分離器31aとの位置関係のみを表記しているが、実際には、ナンバープレート認識装置31e、発進制御装置32、発進制御機7等も路側に設置されている(図2参照)。
まず、図5を参照しながら、全体の車長が長さLよりも短い「普通車」である車両101が上述した機能構成を有する入口料金収受施設100を通過する場合の処理の流れについて説明する。
入口料金収受施設100の車種判別装置31は、車両101の先端が車両分離器31aを横切ったことで当該車両101の進入を検知する(時刻t11)。車種判別装置31は、時刻t11から車両101の車種を判別するために必要な各種情報(車軸数情報D11等)の取得を開始する。
なお、時刻t11の段階で、ナンバープレート認識装置31e(図2、図3)は、車両分離器31aからの通過検知情報D10の入力を撮像トリガとして車両101を撮像する。よって、車判制御部310(図3)は、この時刻t11の段階で車両101の車両番号情報D2を取得できる。車判制御部310は、車両番号情報D2を取得した段階で直ちに入口用主制御装置11の発行処理部110(図3)に出力する。
一方、車判制御部310は、車種を一意に確定するためには特に車軸数情報D11を確定する必要があるため、車両101が車両分離器31aを完全に通り過ぎるまで車両101の車種を確定することができない。よって、車判制御部310は、この段階では車種情報D1を入口用主制御装置11に出力することはできない。
また、時刻t11の直後(車両101の前輪が車種判別用踏板31b(図2)を通過し終えた段階)において、車両到達判断部112(図3)は、踏圧検知情報D17に基づいて到達予測時間tpを予測するとともに計時処理を開始する。
次に、時刻t12の段階で、車両101は、車両分離器31aを完全に通過し終える。なお、図5に示すように、この段階では「普通車」である車両101は、その先端が通行券自動発行機1に到達していない。車判制御部310は、車両分離器31aを介して車両101が通過し終えたことを検知すると、その通過中に検知された各種検知情報(車軸数情報D11等)を確定し、当該確定した情報に基づいて車両101の車種を判別する処理を完了する。
車判制御部310が車種の判別を完了したため、車判制御部310は、この段階(時刻t12)で車種情報D1を発行処理部110(図3)及び発行指令部111(図3)に出力する。発行指令部111は、車種情報D1の入力を受け付けると、直ちに発行処理部110に発行指令を出力する。発行処理部110は、当該発行指令の入力に応じて通行券の発行処理を行う。このとき、発行処理部110は、車判制御部310から入力された車種情報D1を通行券に記録した上で当該通行券を発行する。
次に、時刻t13の段階で、車両101は、その先端が通行券自動発行機1に到達する。時刻t12の段階で発行指令部111が発行指令を出力しているため、この時点では既に通行券が発券口12から発行されている。なおこの通行券には、時刻t12で確定された車種情報D1が記録されている。車両101の運転者は、この通行券を取得して走行レーン102を退出する。
この場合、発行処理部110は、車種情報D1及び通行券に記録する車両識別情報(車両番号情報D2等)を出力部113(中央管理装置200)には出力しない。
以上のように、入口料金収受施設100は、通行する車両101に通行券を発行しようとする際に、その車種の判別が完了しているときは、車種情報D1を記録した通行券を発行する。これにより、有料道路の運営者は、出口料金所において当該車種情報D1が記録された通行券が提出されることで車両101の車種に応じた料金を課金することができる。
次に、図6を参照しながら、全体の車長が長さLよりも長い「大型車」である車両101が上述した機能構成を有する入口料金収受施設100を通過する場合の処理の流れについて説明する。
入口料金収受施設100の車種判別装置31は、車両101の先端が車両分離器31aを横切ったことで当該車両101の進入を検知する(時刻t21)。車種判別装置31は、時刻t21から車両101の車種を判別するために必要な各種検知情報(車軸数情報D11等)の取得を開始する。
なお、図5の場合と同様に、時刻t21の段階で、ナンバープレート認識装置31eは、車両101を撮像する。よって、車判制御部310は、この段階で車両101の車両番号情報D2を取得できる。車判制御部310は、車両番号情報D2を取得した段階で直ちに入口用主制御装置11の発行処理部110に出力する。
また、時刻t21の直後において、車両到達判断部112(図3)は、踏圧検知情報D17に基づいて到達予測時間tpを予測するとともに計時処理を開始する。
次に、時刻t22の段階で、車両101は、車両分離器31aを完全に通過し終える前に、その先端が通行券自動発行機1に到達する。上述した車両到達判断部112の処理に基づき、車両101の先端が到達する時点(時刻t21から到達予測時間tpの経過の時点)で通行券自動発行機1から通行券の発行がなされる。具体的には、時刻t22の段階で、発行指令部111(図3)が発行処理部110に発行指令を出力するとともに、発行処理部110が当該発行指令の入力に応じて通行券の発行処理を行う。しかしながら、この段階では「大型車」である車両101が車両分離器31aを完全に通り過ぎていないため、車判制御部310は、車両101の車種を判別することができない。したがって、車判制御部310は、この段階では車種情報D1を入口用主制御装置11の発行処理部110に出力していない。よって、発行指令部111から発行指令を受けると、発行処理部110は、車種情報D1を記録することなく、代わりに車種未確定情報D5を記録して通行券を発行する。
「大型車」である車両101の運転手等は、この車種未確定情報D5が記録された通行券を取得してから車両101を発進するが、車判制御部310は、通行券が発行された後も引き続き車種を判別する処理を継続している。
次に、時刻t23の段階で、車両101は、走行レーン102から退出する途中、車両分離器31aを完全に通過し終える。車判制御部310は、車両分離器31aを介して車両101が通過し終えたことを検知すると、その通過中に検知された各種検知情報(車軸数情報D11等)を確定し、当該確定した情報に基づいて車両101の車種を判別する処理を完了する。車判制御部310は、時刻t23の段階で車種情報D1を入口用主制御装置11の発行処理部110(図3)に出力する。
この場合、発行処理部110は、通行券の発行後に入力された車種情報D1と、先に発行した通行券に記録した車両識別情報(車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4等)と、を関連付けるとともに、当該車種情報D1及び車両識別情報を、出力部113を介して中央管理装置200へ出力する。
以上のように、入口料金収受施設100は、通行する車両101に通行券を発行しようとする際に、その車種の判別が完了していないときは、車種情報D1の代わりに車種未確定情報D5を記録した通行券を発行する。そして、発行処理部110は、通行券の発行後に車種情報D1の入力があったときに当該車種情報D1及び車両識別情報(車両番号情報D2等)を中央管理装置200へ出力する処理を行う。
後述するように、有料道路の運営者は、出口料金所において当該車種未確定情報D5が記録された通行券が提出されることで、中央管理装置200に記録された車種情報D1を参照して、車種に応じた料金を課金することができる。
図7は、第1の実施形態に係る入口料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。
図5、図6で説明した入口料金収受施設100の処理の例を一般化した処理フローを、図7を参照しながら説明する。
入口料金収受施設100は、図7に示す処理フローの初期において、車種判別装置31(車両分離器31a)による車両101の進入検知処理を実施している(ステップS10)。ここで、走行レーン102に進入してきた車両101の先端が車両分離器31aを横切ると、車両分離器31aは、車両101の進入を検知して通過検知情報D10を出力する(ステップS10:YES)。
車判制御部310は、通過検知情報D10の入力に応じて車種判別用踏板31b等の各種機器から各種検知情報(車軸数情報D11等)の取得を開始する(ステップS11)。
なお、このとき、ナンバープレート認識装置31eは、通過検知情報D10の入力を撮像トリガとして車両101を撮像するとともに、取得した画像のナンバープレートから車両番号情報D2を抽出する。そして、車判制御部310は、ナンバープレート認識装置31eから取得した車両番号情報D2を入口用主制御装置11の発行処理部110に出力する。
さらに、車判制御部310は、車種判別用踏板31bから取得した踏圧検知情報D17を入口用主制御装置11の車両到達判断部112に出力する。
次に、入口用主制御装置11の車両到達判断部112は、入力された踏圧検知情報D17に基づいて車両101の通過速度vを算出するとともに、到達予測時間tpを取得する(ステップS12)。具体的には、車両到達判断部112は、図4を用いて説明したように、算出された通過速度vと、通行券自動発行機1と車両分離器31aとの離間距離Lと、を用いてtp=2・v/Lを演算して到達予測時間tpを取得する。また、車両到達判断部112は、このタイミングで計時処理を開始する。
次に、ステップS12で到達予測時間tp取得された時点からその到達予測時間tpが経過すると、車両到達判断部112は、発行指令部111に到達検知信号を出力する。ここで、発行指令部111は、当該到達検知信号を入力する前に車判制御部310から車種情報D1の入力を受け付けた場合には当該車種情報D1の入力があったタイミングで、発行処理部110に発行指令を出力する。また、発行指令部111は、車判制御部310から車種情報D1を入力する前に上記到達検知信号の入力を受け付けた場合には、当該到達検知信号の入力があったタイミングで、発行処理部110に発行指令を出力する(ステップS13)。発行処理部110は、当該発行指令の入力があると、その時点で車判制御部310から車種情報D1が入力されているか否か(車種情報D1を取得しているか否か)に関わらず、直ちに通行券を発行する。
なお、ステップS13の発行指令を出力するタイミングにおいて走行レーン102に先行車両がいた場合は、発行指令部111は、当該先行車両が通行券を取ったタイミング、若しくは、車両分離器32aが当該先行車両の先頭を検知したタイミング(当該先行車両が通行券自動発行機1の前から退出した後)において、発行指令を出力する。このようにすることで、先行車両の運転者が、後方車両(車両101)に対して発行された通行券を誤って取得することを防止することができる。
次に、発行指令を受け付けた発行処理部110は、通行券を発行する前に、その時点において車判制御部310から車種情報D1が入力されているか否かを判定する(ステップS14)。ここで、発行指令が入力される前に車種情報D1が入力されている場合(ステップS14:YES)、発行処理部110は、当該車種情報D1と、ステップS11で取得していた車両番号情報D2と、通行券シリアル番号情報D3と、料金所情報D4、通行券発行時刻等その他の情報と、を通行券に記録して発行する(ステップS15)。
すなわち、発行処理部110は、通行券を発行する前に車種判別装置31による判別が完了して車種情報D1を取得した場合には、車種情報D1を通行券に記録し、発行指令が入力された際に当該通行券を発行する。
これは、図5を用いて説明したように、車両101の先端が通行券自動発行機1に到達する前に、車種判別装置31により車種の判別が完了している場合の処理フローである。
通行券自動発行機1の発券口12から発行された通行券が車両101の運転手等に取得されると、発行処理部110は、取得検知信号を開閉指令部119に出力し、開閉指令部119が発進制御機7にゲートの開放動作を実行させる(ステップS16)。発進制御機7のゲートが開放されることで、車両101の運転手等は、走行レーン102を退出することができる。
一方、ステップS14において、発行指令が入力される前に車種情報D1が入力されていない場合(ステップS14:NO)、発行処理部110は、ステップS11で取得していた車両番号情報D2と、通行券シリアル番号情報D3と、料金所情報D4、通行券発行時刻等その他の情報と、車種が未確定であることを示す車種未確定情報D5を通行券に記録して発行する(ステップS17)。
すなわち、発行処理部110は、発行指令が入力された際には、車種情報D1を取得していない状態であっても、直ちに通行券を発行する。この場合、当該通行券には車種情報D1は記録されない。
これは、図6を用いて説明したように、車両101の先端が通行券自動発行機1に到達したにも関わらず、車両101が車両分離器31aを完全に通過し終えていないために車判制御部310が車種の判別を完了していない場合の処理フローである。このようにすることで、通行券自動発行機1に到達した車両101は、車判制御部310が車種の判別を完了していない状態であっても、発行された通行券を取得して走行レーン102から退出することができる。
ステップS16と同様に、通行券自動発行機1の発券口12から発行された通行券が車両101の運転手等に取得されると、発行処理部110は、取得検知信号を開閉指令部119に出力し、開閉指令部119が発進制御機7にゲートの開放動作を実行させる(ステップS18)。
この後、車判制御部310は、発進制御機7のゲートが開放されて車両101が走行レーン102を退出する際に、車両101が車両分離器31aを完全に通過し終えた時点で車両101の車種の判別を完了する。車種を判別した車判制御部310は、直ちに判別により取得した車種情報D1を発行処理部110に出力する。このとき、発行処理部110は、発行処理を完了した後に取得した当該車両取得情報D1と、その他通行券に記録した車両識別情報(車両番号情報D2等)と、を関連付けて中央管理装置200に出力する(ステップS19)。
以上の処理に従い、出力部113は、発行指令部111が通行券自動発行機1(発行処理部110)へ発行指令を出力した際に車種判別装置31が車両101の車種を判別していない場合(ステップS14)に、車種判別装置31が当該車種を判別した際(ステップS19)に車種情報D1と車両識別情報(車両番号情報D2等)とが関連付けられた情報を中央管理装置200に出力する。
上述した入口料金収受施設100によれば、車両101の車長が離間距離L(図2)よりも長いため通行券を発行する前に車種を特定できなかった場合には、通行券発行後において取得した車両101車種情報を中央管理装置200に出力して記録する。このようにすることで、後述する出口料金収受施設300は、発行された通行券に記録された車両識別情報(車両番号情報D2等)と中央管理装置200に記録された車種情報D1とを参照することで車両101の車種を確定し、当該車種に応じた料金を課金することができる。
なお、上述の説明において、発行処理部110は、発行指令部111から発行指令を受け付けた際には、直ちに通行券を発行するものとして記載したが、ここでいう「直ちに」とは、発行処理部110が発行指令を受け付けたタイミングから「間髪をいれずに」通行券を発行する、という意味に限定されるものではない。すなわち、発行処理部110は、発行指令を受け付けた際には車種情報D1の記録の有無に関わらず通行券を発行するものであれば、発行指令を受け付けてから所定の期間経過後、または、別の処理を介在した後に通行券を発行する場合があってもよい。
例えば、発行処理部110は、発行指令を受け付けてから、実際に通行券を発行するまでに、発行のための準備処理の実施期間を経た後に発行処理を行ってもよい。また、発行処理部110は、発行指令を受け付けた際に、走行レーン102に先行車両が存在している場合には、当該先行車両の退出検知を受け付けた後に発行を行ってもよい。
図8は、第1の実施形態に係る出口料金収受施設の設置環境の一例を示す図である。
次に、図1に示した出口料金収受施設300について詳細に説明する。
図8に示すように、第1の実施形態に係る出口料金収受施設300は、走行レーン102の路側に設置される料金自動収受機1aまたは有人ブース5を介して、走行レーン102を通行する車両101の運転手等から料金を収受する。
図8に示すように、料金自動収受機1aと、発進制御装置32と、進入検知装置33と、有人ブース5と、路側表示器6と、発進制御機7と、を備えている。
料金自動収受機1aは、走行レーン102を走行する車両101の運転手等から料金を収受する機械である。料金自動収受機1aの前面パネルには、入口料金所で発行された通行券を受け付ける通行券挿入口120と、支払いのための現金及びクレジットカードを受け付ける料金受付口121が設けられている。
進入検知装置33は、車両分離器33aと、進入判別用踏板33bと、進入検知部330と、を有する。車両分離器33aと進入判別用踏板33bについては、発進制御装置32が有する車両分離器32a及び発進判別用踏板32bと同等の構成であるため説明を省略する。
進入検知部330は、車両分離器33aの検知信号に基づく車両101の分離、進入判別用踏板33bの検知信号に基づく前後進の判別処理に基づいて車両101の走行レーン102への進入を検知する。そして、進入検知部330は、車両101の進入に応じた進入検知信号を出口用主制御装置11aに出力する。出口用主制御装置11aは、この進入検知信号をトリガとして全体の動作を開始する。
料金自動収受機1aは、内部に出口用主制御装置11aを備えている。出口用主制御装置11aは、出口料金収受施設300における料金収受処理(主に通行券に記録された情報に応じた料金収受処理)の動作を司る。この出口用主制御装置11aの詳細な機能構成については後述する。なお、本実施形態においては、出口用主制御装置11aが料金自動収受機1aに内蔵される態様で説明するが、他の実施形態においては、この態様に限定されることはない。例えば、他の実施形態に係る出口料金収受施設300は、出口用主制御装置11aが、料金自動収受機1aとは異なる他の筐体を有して設置されるものであってよい。
有人ブース5は、図8に示すように、走行レーン102における料金自動収受機1aよりも進行方向後方側に隣接して配置され、収受員が待機する。有人ブース5には、収受員自らが料金収受処理を行うために用いる支払処理機や領収書発行機、カード処理機等が設置されている。有人ブース5では、これらを用いて収受員が、料金自動収受機1aに代わって料金の収受等の料金収受業務を行うことができる。また、出口料金収受施設300において何らかのトラブルが生じた場合等は、収受員が迅速に対応することができる。
路側表示器6は、車両101の運転者等に対し種々の情報を通知する通知部の一態様である。本実施形態に係る路側表示器6は、例えば、提出された通行券に記録された各種情報に応じて、出口料金収受施設300を通過するために必要な金額等を、電光掲示板を介して車両101の運転者等に通知する。
発進制御装置32及び発進制御機7については、入口料金収受施設100に設置されるものと同等であるため説明を省略する。
図9は、第1の実施形態に係る出口料金収受施設の機能構成を示す図である。
出口用主制御装置11aに搭載された出口用主制御装置11aは、通行券挿入口120から受け付けた通行券から記録された車種情報D1、車両番号情報D2等を取得して、車両101の車種や走行距離に応じた料金収受処理を実行する。
出口用主制御装置11aは、通行券読取部114と、識別情報取得部115と、車種情報取得部116と、料金収受処理部117と、入出力部118と、を有する。
通行券読取部114は、通行券挿入口120に通行券が挿入されたことを検知して、当該挿入された通行券に記録された情報を読み取る。
識別情報取得部115は、通行券読取部114が読み取った情報のうち、車両101を識別するための車両識別情報(車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4等)、車種未確定情報D5を取得する。
また、識別情報取得部115は、挿入された通行券に車種未確定情報D5が記録されていない場合は、単に、取得した車両識別情報を後述する料金収受処理部117に出力する。一方、識別情報取得部115は、提供された通行券に車種未確定情報D5が記録されている場合は、中央管理装置200に車種情報D1の問い合わせを行う。具体的には、識別情報取得部115は、取得した車両識別情報を、入出力部118を介して中央管理装置200に出力する。なお、車両識別情報に基づく問い合わせを受け付けた中央管理装置200は、記憶部202(図1)に記憶された情報の中から当該車両識別情報に関連付けられた車種情報D1を返送する。
車種情報取得部116は、通行する車両101の車種を示す車種情報D1を取得する。具体的には、車種情報取得部116は、通行券に車種情報D1が記録されている場合は、通行券読取部114が読み取った車種情報D1を取得する。一方、車種情報取得部116は、通行券に車種情報D1が記録されておらず車種未確定情報D5が記録されている場合は、識別情報取得部115が取得した車両識別情報に関連付けられた車種情報D1を、入出力部118を介して中央管理装置200から取得する。車種情報取得部116は、通行券または中央管理装置200から取得した車種情報D1を料金収受処理部117に出力する。
料金収受処理部117は、車両101の運転手等から料金の支払いを受け付けて精算処理を行う。具体的には、料金収受処理部117は、まず、識別情報取得部115、車種情報取得部116から入力した車種情報D1、車両番号情報D2、料金所情報D4等に基づいて収受すべき料金を決定する。このとき、料金収受処理部117は、路側表示器6に収受すべき料金を示す料金情報を出力して、運転手等に支払うべき金額を通知してもよい。
また、料金収受処理部117は、料金受付口121を介して、現金またはクレジットカードを受け付ける。料金収受処理部117は、車両101の運転手等から現金またはクレジットカードを受け付けると通常の精算処理(投入金額の計算及びつり銭の排出、クレジットカードによる決済処理等)を行う。料金収受処理部117は、収受すべき料金が支払われたことを検知すると、開閉指令部119に対し、支払完了検知信号を出力する。開閉指令部119は、この支払完了検知信号の入力に応じて発進制御機7に開動作指示信号を出力する。料金の支払いにより発進制御機7のゲートが開かれることで、車両101の運転手は、走行レーン102を発進することができる。
入出力部118は、識別情報取得部115から入力される車両識別情報を中央管理装置200に出力する。また、入出力部118は、中央管理装置200において当該車両識別情報に関連付けられた車種情報D1を受け付けて、入力された車種情報D1を車種情報取得部116に出力する。具体的には、入出力部118は、有線または無線の通信モジュールである。
発進制御装置32(車両分離器32a、発進判別用踏板32b、発進制御部320)及びこれに応じた開閉指令部119、発進制御機7の動作は、入口料金収受施設100と同様であるため、説明を省略する。
図10は、第1の実施形態に係る出口料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。
出口料金収受施設300は、進入検知装置33において車両101の進入が検知され、出口用主制御装置11aが動作を開始した段階で、料金自動収受機1aが通行券の挿入検知を実施している(ステップS20)。ここで、走行レーン102に進入してきた車両101の運転手等が料金自動収受機1aの通行券挿入口120に通行券を挿入すると、通行券読取部114は、当該通行券の挿入を検知する(ステップS20:YES)。
次に、通行券読取部114は、挿入された通行券から記録された情報を読み取る処理を行う(ステップS21)。ここで、識別情報取得部115は、通行券読取部114が読み取った情報のうち車両識別情報(車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4等)と、また、車種未確定情報D5が記録されていた場合には当該車種未確定情報D5を取得する。車種情報取得部116は、通行券に車種情報D1が記録されていた場合には当該車種情報D1を、また、車種未確定情報D5が記録されていた場合には当該車種未確定情報D5を取得する。
識別情報取得部115及び車種情報取得部116は、車種未確定情報D5が通行券に記録されているか否か(即ち、車種情報D1が記録されていないか否か)を判定する(ステップS22)。ここで、車種未確定情報D5が記録されていなかった場合(ステップS22:NO)、車種情報取得部116は、通行券読取部114が通行券から読み取った車種情報D1を取得する(ステップS23)。また、このとき、識別情報取得部115は、車両識別情報を料金収受処理部117にのみ出力する。
一方、車種未確定情報D5が記録されていた場合(ステップS22:YES)、識別情報取得部115は、入出力部118を介して、中央管理装置200に車両識別情報を出力する(ステップS24)。ここで、中央管理装置200の情報処理部201(図1)は、車両識別情報に基づく問い合わせを受け付けると、記憶部202(図1)に記憶された情報群を参照して、当該車両識別情報に関連付けられた車種情報D1を取得する。そして、情報処理部201は、記憶部202から取得した車種情報D1を入出力部118に出力する。
この場合、車種情報取得部116は、中央管理装置200から入出力部118を介して車種情報D1を取得する(ステップS25)。
次に、料金収受処理部117は、識別情報取得部115から入力される車両識別情報(入口情報等)と、車種情報取得部116から入力される車種情報D1と、に基づいて収受すべき料金を決定する。また、車種情報取得部116は、当該料金を示す情報を路側表示器6に出力して、車両101の運転手等に通知させる。そして、車種情報取得部116は、運転手等から現金またはクレジットカードを受け付けて料金収受処理を完了する(ステップS26)。
料金収受処理を完了すると、料金収受処理部117は、支払完了検知信号を開閉指令部119に出力する。当該支払完了通知信号が入力された開閉指令部119は、発進制御機7に開動作指示信号を出力してゲートの開放動作を実行させる(ステップS27)。この処理により、車両101の運転手等は、料金の支払いが完了した際に走行レーン102から退出することができる。
以上に説明した本実施形態に係る料金収受システム500によれば、まず、入口料金収受施設100が、車長により通行券を発行する前に車両101の車種を確定することができなかった場合に、当該通行券の発行後に車種を確定させる。そして、入口料金収受施設100は、通行券の発行後に確定させた車種を示す車種情報D1を、その上位の装置である中央管理装置200に出力する。そして、出口料金収受施設300が、車両101から提供される通行券を読み取って、記録された情報に関連付けられた車種情報D1を中央管理装置200から取得する。
このようにすることで、入口料金収受施設100の車種判別装置31が、通行券の発行までに車両101の車種を確定できていなかったとしても、出口料金収受施設300において車両101の車種に応じた料金の収受を実現することができる。すなわち、入口料金収受施設100において、通行券を発行するまでに車種を特定しなければならないという制約を排することができ、入口料金所を設けるために車両101の最大車長(18m)を考慮した設置スペースを確保する必要がなくなる。そうすると、通常、本線上において入口料金収受施設を設置するのに十分なスペースを確保できない場所、若しくはサービスエリア、パーキングエリアなどにもスマートインターチェンジとして入口料金所を設けることも可能となる。
以上、本実施形態に係る料金収受システム500によれば、最大車長に基づく設置スペースを確保できない場所であっても、車種に応じた料金収受が可能な料金収受システムを提供することができる。
なお、上述した入口料金収受施設100において、車両到達判断部112は、車種判別用踏板31bから入力される踏圧検知情報D17に基づいて、通過速度vを算出し、到達予測時間tpを取得するものとしたが、他の実施形態においては、この態様に限定されない。
具体的には、入口料金収受施設100は、車両101の通過を車線方向の少なくとも2箇所で検知する通過検知器を備え、当該検知器による検知情報に基づいて通過速度vを算出する機能を有していればよい。
例えば、車両到達判断部112は、車両分離器31aによる通過検知情報D10の入力時刻と、その後方に配された車長検知器31dによる車長検知情報D15の入力時刻と、の時間差により、通過速度vを算出する態様であってもよい。また、車両分離器31aの後方にオーバーハング検知器が備えられている場合には、当該オーバーハング検知器による検知信号の入力時刻との組み合わせで通過速度vを算出してもよい。
一方、車両到達判断部112は、単に、車両101の通過検知から予め定められた一定時間経過後に車両101の先端が通行券自動発行機1Bに到達したと判断するようにしてもよい。具体的には、車両到達判断部112は、車両分離器31aによる通過検知情報D10の入力時刻から一定時間経過後に、発行指令部111に向けて到達検知信号を出力するようにしてもよい。
また、上述した入口料金収受施設100において、発行処理部110は、発行指令を入力した際に車種情報D1を未だ取得できていない場合は、車種未確定情報D5を通行券に記録するものとしたが、他の実施形態においては、この態様に限定されない。
例えば、発行処理部110は、発行指令を入力した際に車種情報D1を取得できていない場合は、車種情報D1として「車種不明」を記録してもよい。ここで、「車種不明」との車種情報D1は、車種判別装置31の一般的な運用において、通過する車両101の車種を取得した検知情報から確定できなかったときに通行券に記録される情報である。この場合、料金自動収受機1aの識別情報取得部115は、挿入された通行券から車種情報D1を取得し、その車種情報D1が「車種不明」と記録されていた場合に、中央管理装置200に問い合わせを行うようにしてもよい。
また、発行処理部110は、発行指令を入力した際に車種情報D1を未だ取得できていない場合は、通行券に車種情報D1を単に記録しないものとしてもよい。この場合、料金自動収受機1aの識別情報取得部115は、挿入された通行券に車種情報D1が記録されていないために当該車種情報D1を取得できなかった場合に、中央管理装置200に問い合わせを行うようにしてもよい。
また、例えば、発行処理部110は、例えば、車種情報D1を一意に確定できないものの、取得済みの検知情報(車高検知情報D14やプレート種別情報D16等)から、候補を絞込める場合は、その候補のうち最大料金が課金されるものを通行券に記録するようにしてもよい。例えば、通行券の発行指令がなされたときに、取得済みの車高検知情報D14及びプレート種別情報D16から、車種を「大型車」又は「特大車」の何れかに絞り込める場合は、発行処理部110は、通行券に車種情報D1として「特大車」と記録するとともに車種未確定情報D6を記録する。そして、発行処理部110は、当該通行券の発行後、車種が一意に確定された際に、当該確定された車種を示す車種情報D1を中央管理装置200に出力するようにしてもよい。この場合において、料金自動収受機1aの車種情報取得部116は、中央管理装置200から取得した車種情報D1が例えば「大型車」であったとき、通行券から取得した車種情報D1(特大車)ではなく、中央管理装置200から取得した車種情報D1(大型車)を料金収受処理部117に出力するようにしてもよい。
また、発行処理部110は、取得済みの各種情報から特定可能な範囲の車種を車種情報D1として全て記録することとし、車種情報取得部116は、通行券に記録された車種情報D1において複数の車種が記録されていることを検知して、中央管理装置200に問い合わせを行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態に係る入口料金収受施設100において、通行券自動発行機1の発行処理部110は、車両識別情報として、車両番号情報D2と、通行券シリアル番号情報D3と、を記録するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、通行券自動発行機1の発行処理部110は、車両識別情報として通行券シリアル番号情報D3のみを通行券に記録するようにしてもよい。この場合、発行処理部110は、常に、当該通行券シリアル番号情報D3と、車両番号情報D2、料金所情報D4等、及び、通行券の発行前または発行後に取得した車種情報D1と、を関連付けて中央管理装置200に出力する。また、この場合、料金自動収受機1aの識別情報取得部115は、提供された通行券に記録された通行券シリアル番号情報D3のみに基づいて、車種情報D1、車両番号情報D2、料金所情報D4を取得すべく中央管理装置200に問い合わせを行う。
このようにすれば、発行する通行券に記録すべき情報が通行券シリアル番号情報D3のみとなるため、通行券に設けられる記録領域を節減し、当該通行券を小型化することができる。
また、上記第1の実施形態に係る料金収受システム500では、出口料金収受施設300(300C)は、料金自動収受機1a、有人ブース5、路側表示器6、発進制御機7を備えるものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、他の実施形態に係る出口料金収受施設300は、入口料金収受施設100と同様の車種判別装置を備えていてもよい。
この場合、出口料金収受施設300が備える出口用主制御装置11aは、車両101の運転手等から提供された通行券に記録された車両番号情報D2と、当該車種判別装置(ナンバープレート認識装置)が取得した車両番号情報と、を照合して一致するか否かを判定する照合部を有していてもよい。これにより、出口用主制御装置11aは、車両101の運転手等から提供された通行券が、入口料金収受施設100においてその車両101の運転手等自身が取得したものか否かを判別することができ、通行券のすり替え等の不正行為を防止することができる。
また、上記第1の実施形態に係る料金収受システム500では、入口料金収受施設100及び出口料金収受施設300において、通行券自動発行機1及び料金自動収受機1aを用いた料金収受を行うものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様人限定されない。
例えば、入口料金収受施設100の走行レーン102は、電子料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標))と、通行券自動発行機1と、の両方を備えた混在レーンであってもよい。一般的な混在レーンには、通行券自動発行機1用の車種判別装置31と、電子料金収受システム用の車両検知器と、がそれぞれ個々に配される構成となっている。ここで、本実施形態に係る入口料金収受施設100の構成を適用すれば、通行券自動発行機1と車種判別装置31との離間距離Lを18m確保しなければならないという制約を排することができる。そうすると、通行券自動発行機1用の車種判別装置31(車両分離器31a、車種判別用踏板31b)と、電子料金収受システム用の車両検知器と、を兼用した(混在させた)混在レーンを有する入口料金収受施設を構成することができる。
具体的には、本実施形態に係る入口用主制御装置11は、さらに、車両分離器31aからの通過検知情報D10を、電子料金収受システムを構成する無線通信装置に出力する通過検知情報出力部を有する。当該通過検知情報出力部から通過検知情報D10を入力した無線通信装置は、車両101と無線通信を行うための電波放射処理を開始する。
このようにすることで、電子料金収受システムと通行券自動発行機1とを備えた混在レーンの構成を簡素化することができる。
また、料金収受システム500は、有料道路の出口料金所のみが上述した出口料金収受施設300を備えている場合があってもよい。すなわち、入口料金収受施設は、単に有人ブース5のみを備える構成とし、有人ブース5に待機する収受員が、通行する車両101の運転手等に対し、所定の通行券発行機を用いて通行券を発行する。この場合、例えば、収受員が発行する通行券には通行券シリアル番号情報D3のみが記録される。そして、収受員は、当該通行券シリアル番号情報D3と、収受員自身が目視等で判断した車両101の車種情報D1と、を有人ブース5に備えられた端末装置に入力し、当該端末装置を介して中央管理装置200に出力するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、発行指令部111が通行券自動発行機1(発行処理部110)へ発行指令を出力した際に、その発行処理部110が、車種判別装置31から車種情報D1を受け付けていない(ステップS14)ことを判別するとともに、発行処理部110が、その後に車種判別装置31から車種情報D1を受け付けた場合に、出力部113を介して各種情報を中央管理装置200に出力するものとしている(ステップS19)。
しかし、他の実施形態においては、例えば、入口用主制御装置11の発行指令部111が車種判別装置31から車種判別情報D1等を受け付けるものとし、発行指令を出力する際に当該車種情報D1を受け付けているか否かを判断してもよい。この場合、発行指令部111は、発行指令の際に車種情報D1を受け付けていないと判断した場合は、その後に受け付けた車種情報D1を、出力部113を介して中央管理装置200に出力するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る料金収受システムを、図面を参照して説明する。
第2の実施形態に係る料金収受システム500の全体構成は、第1の実施形態(図1)と同一であるため図示を省略する。
図11は、第2の実施形態に係る入口料金収受施設の設置環境の一例を示す図である。
図11に示すように、本実施形態に係る入口料金収受施設100Bに設置される通行券自動発行機1Bは、その前面パネルに押下ボタン12aを有している点で第1の実施形態と異なる。
図12は、第2の実施形態に係る入口料金収受施設の機能構成を示す図である。
図12に示すように、本実施形態に係る車両到達判断部112Bは、押下ボタン12aが押下されたことを示す押下検知信号の入力をもって車両101の先端が通行券自動発行機1Bに到達したと判断する。発行指令部111は、第1の実施形態と同様に、車両到達判断部112Bにより車両101が到達したと判断された場合に発行指令を出力する。これにより、通行券自動発行機1Bは、車両101の運転手等が押下ボタン12aを押下したタイミングで通行券を発行する。
なお、押下ボタン12aが押下された時点で車種判別装置31により車種の判別が完了していないときは、発行処理部110は、通行券が発行された後(押下ボタン12aが押下された後)に取得された車種情報D1を中央管理装置200に出力する処理を行う。
また、車種判別装置31Bの車判制御部310Bは、車種情報D1、車両番号情報D2のみを入口用主制御装置11Bに出力する。
以上、第2の実施形態に係る入口料金収受施設100Bによれば、車両101の先端が通行券自動発行機1Bに到達した際に、運転者等が通行券自動発行機1Bの前面パネルに備えらえた押下ボタンを押下することで通行券が発行される。これにより、車種判別用踏板31b等の検知信号に基づいて到達予測時間tpを取得する処理を要さなくなるので、第1の実施形態よりも処理の過程を簡素化することができる。
なお、第2の実施形態の変形例として、通行券自動発行機1Bが押下ボタン12aの代わりに、車両101の先端が到達したことを検知する到達検知器を備える態様であってもよい。この場合、車両到達判断部112は、当該到達検知器が車両101の到達を検知した際に出力する到達検知信号に基づいて、車両101が通行券自動発行機1Bに到達したと判断する。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態に係る料金収受システムを、図面を参照して説明する。
第3の実施形態に係る料金収受システム500の全体構成は、第1の実施形態(図1)と同一であるため図示を省略する。
図13は、第3の実施形態に係る入口料金収受施設の機能構成を示す図である。
図13に示すように、本実施形態に係る車両到達判断部112Cは、車両101の車両分離器31aへの進入により検知される通過検知信号D10の入力をもって車両101の先端が通行券自動発行機1Cに到達したと判断する。すなわち、図5における時刻t11、図6における時刻t21の段階で発行指令部111が発行指令を出力し、通行券を発行する。
このようにすると、車種判別装置31は、車両101の車長によらず通行券が発行される前に車種を確定することはできない。したがって、発行処理部110は、車種判別装置31が確定した車種情報D1を常に中央管理装置200に出力する。なお、この場合、後述する出口料金収受施設300Cにおいては、車両101の車種が未確定であるか否かを判断する必要がないので、発行処理部110は、発行する通行券に車種未確定情報D5を記録しなくともよい。
図14は、第3の実施形態に係る入口料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。
入口料金収受施設100Cは、図14に示す処理フローの初期において、車種判別装置31(車両分離器31a)による車両101の進入検知処理を実施している(ステップS30)。ここで、走行レーン102に進入してきた車両101の先端が車両分離器31aを横切ると、車両分離器31aは、車両101の進入を検知して通過検知情報D10を出力する(ステップS30:YES)。
車判制御部310は、通過検知情報D10の入力に応じて車種判別用踏板31b等の各種機器から各種検知情報(車軸数情報D11等)の取得を開始する(ステップS31)。
ナンバープレート認識装置31eは、通過検知情報D10の入力を撮像トリガとして車両101を撮像し、車両番号情報D2を抽出する。そして、車判制御部310は、ナンバープレート認識装置31eから取得した車両番号情報D2を入口用主制御装置11の発行処理部110に出力する。
また、本実施形態においては、車両到達判断部112は、通過検知情報D10を車判制御部310から入力するとともに、車両101が通行券自動発行機1に到達したと判断し、到達検知信号を発行指令部111に向けて出力する。
車両到達判断部112から到達検知信号が入力されると、発行指令部111は、発行処理部110に発行指令を出力する。発行指令を受けた発行処理部110は、直ちに発券口12から通行券を発行する(ステップS32)。このとき、発行処理部110は、通行券に車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4、通行券発行時刻等その他の情報を記録する。
車両101が車両分離器31aを通過し終えると、車判制御部310は、車両101の車種を確定し、車種情報D1を発行処理部110に出力する。発行処理部110は、車種情報D1が入力されると、当該車種情報D1と、車両識別情報(車両番号情報D2等)と、を関連付けて、出力部113を介して中央管理装置200に出力する(ステップS33)。
通行券自動発行機1Cの発券口12から発行された通行券が車両101の運転手等に取得されると、発行処理部110は、取得検知信号を開閉指令部119に出力する。、当該取得検知信号が入力された開閉指令部119は、開動作指示信号を発進制御機7に出力し、ゲートの開放動作を実行させる(ステップS34)。
上述した入口料金収受施設100Cによれば、車両101の車種情報D1は、通行券に記録されず、常に、車両識別情報とともに中央管理装置200に出力される。
なお、車両101の車長によっては運転手等が通行券を取得してから車種情報D1が入力される場合があるため、図14に示すフローチャート図において、ステップS33とステップS34の処理の順序は入れ替わることがある。
図15は、第3の実施形態に係る出口料金収受施設の機能構成を示す図である。
上述したように、車種情報D1は通行券に記録されないため、本実施形態に係る出口料金収受施設300Cは、常に中央管理装置200から車種情報D1を入力して取得する。
本実施形態に係る通行券読取部114Cは、通行券挿入口120に挿入された通行券から車両識別情報(車両番号情報D2等)を読み取り、識別情報取得部115Cに出力する。
また、識別情報取得部115Cは、車両識別情報を取得すると、当該取得した車両識別情報を常に中央管理装置200及び料金収受処理部117に出力する。
車種情報取得部116Cは、入出力部118を介して、中央管理装置200から車種情報D1を入力して取得し、取得した車種情報D1を料金収受処理部117に出力する。
図16は、第3の実施形態に係る出口料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。
出口料金収受施設300Cは、進入検知装置33において車両101の進入が検知され、出口用主制御装置11aが動作を開始した段階で、料金自動収受機1aが通行券の挿入検知を実施している(ステップS40)。ここで、走行レーン102に進入してきた車両101の運転手等が料金自動収受機1aの通行券挿入口120に通行券を挿入すると、通行券読取部114Cは、当該通行券の挿入を検知する(ステップS40:YES)。
次に、通行券読取部114Cは、挿入された通行券から記録された情報を読み取る処理を行う(ステップS41)。ここで、識別情報取得部115Cは、通行券読取部114が読み取った車両識別情報(車両番号情報D2、通行券シリアル番号情報D3、料金所情報D4等)を取得する。
識別情報取得部115Cは、取得した車両識別情報を、入出力部118を介して中央管理装置200に出力する(ステップS42)。ここで、中央管理装置200の情報処理部201(図1)は、車両識別情報に基づく問い合わせを受け付けると、記憶部202(図1)に記憶された情報群を参照して、当該車両識別情報に関連付けられた車種情報D1を取得する。そして、情報処理部201は、記憶部202から取得した車種情報D1を入出力部118に出力する。
車種情報取得部116は、中央管理装置200から入出力部118を介して車種情報D1を取得する(ステップS43)。
料金収受処理部117は、識別情報取得部115Cから入力される車両識別情報(入口情報等)と、車種情報取得部116Cから入力される車種情報D1と、に基づいて収受すべき料金を決定するとともに、運転手等から現金またはクレジットカードを受け付けて料金収受処理を完了する(ステップS44)。
料金収受処理を完了すると、料金収受処理部117は、支払完了検知信号を開閉指令部119に出力する。当該支払完了通知信号が入力された開閉指令部119は、発進制御機7に開動作指示信号を出力し、ゲートの開放動作を実行させる(ステップS45)。
上述した出口料金収受施設300Cによれば、本実施形態に係る料金自動収受機1aCは、通行券が挿入されると、常に、中央管理装置200に対し車種情報D1を問い合わせ、中央管理装置200から車両101についての車種情報D1を取得する。
以上、第3の実施形態に係る料金収受システム500によれば、入口料金収受施設100Cは、車両101の進入を検知すると、必ず車種情報D1を上位の装置である中央管理装置200に出力し、記憶する。また、出口料金収受施設300Cは、通行券の挿入を検知すると、必ず車種情報D1を中央管理装置200から取得する。
これにより、車両101の車長ごとに通行券発行処理または料金収受処理を場合分けする必要がないため、料金収受システム500の処理全体を簡素化することができる。本実施形態に係る入口料金収受施設100Cは、その設置に確保できる敷地面積が狭く、通行券自動発行機1Cと車両分離器31aとの離間距離Lを極めて短くせざるを得ない場合(例えば、普通車両の車長よりも短い場合)等において適用するのが好ましい。
なお、上述の入口用主制御装置11、出口用主制御装置11a、中央管理装置200等は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した入口用主制御装置11、出口用主制御装置11a、中央管理装置200等の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)または半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
100、100B、100C・・・入口料金収受施設
200・・・中央管理装置
201・・・情報処理部
202・・・記憶部
300、300C・・・出口料金収受施設
1、1B、1C・・・通行券自動発行機
11、11B、11C・・・入口用主制御装置
110・・・発行処理部
111・・・発行指令部
112、112B、112C・・・到達判断部
113・・・出力部
119・・・開閉指令部
12・・・発券口
12a・・・押下ボタン
31、31B、31C・・・車種判別装置
31a・・・車両分離器
31b・・・車種判別用踏板
31c・・・車高検知器
31d・・・車長検知器
31e・・・ナンバープレート認識装置
310、310B、310C・・・車判制御部
32・・・発進制御装置
32a・・・車両分離器
32b・・・発進判別用踏板
320・・・発進制御部
33・・・進入検知装置
33a・・・車両分離器
33b・・・進入判別用踏板
330・・・進入検知部
1a、1aC・・・料金自動収受機
11a、11aC・・・出口用主制御装置
114、114C・・・通行券読取部
115、115C・・・識別情報取得部
116、116C・・・車種情報取得部
117・・・料金収受処理部
118・・・入出力部
120・・・通行券挿入口
121・・・料金受付口
5・・・有人ブース
6・・・路側表示器
7・・・発進制御機

Claims (9)

  1. 有料道路の入口料金所に設けられた入口料金収受施設において、
    車両識別情報を記録した通行券を発行する通行券自動発行機と、
    前記通行券自動発行機よりも進行方向前方側に設けられて、車両の車種を判別する車種判別装置と、
    前記車種判別装置により判別して得られた車種情報と、当該車種情報に対応する車両の前記車両識別情報と、を関連付けて上位の装置に出力する出力部を有する主制御装置と、
    を備える入口料金収受施設。
  2. 前記主制御装置は、
    前記車両の前記通行券自動発行機への到達を判断する車両到達判断部と、
    前記車両到達判断部から車両到達の情報を受け付けた場合に、前記通行券自動発行機に発行指令を出力する発行指令部と、を有し、
    前記通行券自動発行機は、前記車種判別装置により判別された車種情報を取得して当該車種情報を通行券に記録し、前記発行指令が入力された場合には、直ちに通行券を発行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入口料金収受施設。
  3. 前記出力部は、前記発行指令部が前記通行券自動発行機へ前記発行指令を出力した際に前記車種判別装置が前記車両の車種を判別していない場合、当該車種を判別した際に当該車種情報と前記車両識別情報とを関連付けて前記上位の装置に出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の入口料金収受施設。
  4. 前記車種判別装置は、前記車両の通過を車線方向の少なくとも2箇所で検知する通過検知器を備え、
    前記車両到達判断部は、前記通過検知器による前記車両の通過の検知情報に基づいて当該車両の速度情報を取得するとともに、当該速度情報に基づいて当該車両の前記通行券自動発行機への到達時間を予測し、当該到達時間の経過をもって当該車両が前記通行券自動発行機に到達したと判断する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の入口料金収受施設。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の入口料金収受施設と、
    前記入口料金収受施設から関連付けられた前記車種情報と前記車両識別情報とを受け付ける中央管理装置と、
    を備える料金収受システム。
  6. 通行する車両から提供された通行券に基づいて車両識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記通行券に前記車両の車種情報が記録されている場合には、当該通行券から当該車種情報を取得し、前記通行券に前記車両の車種情報が記録されていない場合には、前記取得した車両識別情報に関連付けられた車種情報を前記中央管理装置から取得する車種情報取得部と、
    当該取得した車種情報に基づいて前記通行券に対応する料金を決定する料金収受処理部と、
    を有し、有料道路の出口料金所に設けられた出口料金収受施設を備える
    請求項5に記載の料金収受システム。
  7. 有料道路の入口料金収受施設における通行券発行方法において、
    車種判別装置が、通行券自動発行機よりも進行方向前方側に設けられて、車両の車種を判別し、
    前記通行券自動発行機が、車両識別情報を記録した通行券を発行し、
    主制御装置の出力部が、前記車種判別装置により判別して得られた車種情報と、当該車種情報に対応する車両の前記車両識別情報と、を関連付けて上位の装置に出力する
    ことを特徴とする通行券発行方法。
  8. 車両識別情報を記録した通行券を発行する通行券自動発行機と、
    前記通行券自動発行機よりも進行方向前方側に設けられて、車両の車種を判別する車種判別装置と、
    を備える入口料金収受施設のコンピュータを、
    前記車種判別装置により判別して得られた車種情報と、当該車種情報に対応する車両の前記車両識別情報と、を関連付けて上位の装置に出力する出力手段、
    として機能させるプログラム。
  9. 有料道路の出口料金所に設けられた出口料金収受施設において、
    通行する車両から提供された通行券に基づいて当該車両を識別する車両識別情報を取得する識別情報取得部と、
    当該取得した車両識別情報に関連付けられた当該車両の車種を示す車種情報を上位の装置から取得する車種情報取得部と、
    当該取得した車種情報に基づいて収受すべき料金を決定する料金収受処理部と、
    を備える出口料金収受施設。
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