JP2017179912A - 耐火梁の接合部における耐火構造 - Google Patents

耐火梁の接合部における耐火構造 Download PDF

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Abstract

【課題】耐火被覆梁による耐火機能を損なうことなく、接合金物を用いて耐火梁の端部を支持部材に接合して、耐火梁を容易に設置できる耐火梁の接合部における耐火構造を提供する。【解決手段】接合金物32,33を介した耐火梁11の受け梁20への接合部における耐火構造10であって、耐火梁11は、構造支持梁12と、一対の耐火被覆梁13とを含んで形成されている。 受け梁20を覆って、支持部被覆部材21が取り付けられており、被覆部接合金物33の一枚の張出しプレート部33aは、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、耐火被覆梁13の設計燃えしろ領域40を外れた領域において、耐火被覆梁13の端面部に形成されたスリット部13aに差し込まれている。【選択図】図3

Description

本発明は、耐火梁の接合部における耐火構造に関し、特に45分準耐火構造以上の耐火性能を備える木造建築物において用いる耐火梁の、接合金物を介した支持部材への接合部における耐火構造に関する。
例えば日本の住宅建築物では、構造材である木製の梁の木の表面を、室内に露出させて現したデザインが好まれている。このような梁を現した木質空間は、火災時に構造材である梁の露出した部分が直接加熱を受けて燃焼し易い状態にあることから、防耐火性能上の非損傷性(火災加熱を受けても建物を支える荷重に耐えたまま、崩壊しない性能)を確保する必要がある。
このため、例えば木造の準耐火構造物で梁の現し設計を行う場合、建築基準法「H12年建設省告示第1358号第二項のハ」に示す、燃えしろ設計を行うのが一般的である。燃えしろ設計は、地震時の短期構造耐力に対して必要な断面に、所定の燃えしろ分(例えば準耐火構造45分における集成材では35mm、例えば1時間耐火構造における集成材では45mm)を足す設計であるが、この足した燃えしろ分は構造計算に入れることはできないため、構造計算が非効率になる。
また、燃えしろ設計した後の梁の断面は、仕上げ幅が大断面になりやすく、一般的に流通している、幅が例えば105mmや120mmの構造用木材の断面幅を超えて、構造用木材が特注扱いとなることがほとんどあることから、仕口加工を含めた構造用木材の製作に、多くの手間や時間がかかることになる。
これらの課題に対して、例えば木造の準耐火構造物において例えば現し梁を設計する際に、燃えしろ設計によることなく、準耐火構造45分以上の耐火性能を保持できるようにした梁の耐火構造が開発されている(例えば、特許文献1参照)。また、一般的に流通している構造用木材を組み合わせることで、大断面の構造用木材を特注して形成することなく、燃えしろ設計を行えるようした梁の耐火構造も開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−9499号公報 特開2013−204261号公報
上記特許文献2に記載の梁の耐火構造では、一般的に流通している構造用木材を組み合わせることにより、構造耐力を受け持つ構造支持梁と、構造支持梁の両側の側面を覆って配置される、燃しろ部分となる一対の耐火被覆梁とからなる複合梁として、燃えしろ部分を考慮した耐火梁を形成することが可能となっており、また、これらの構造支持梁や耐火被覆梁は、コの字断面形状有する公知の梁受け金物を用いて、梁の支持部材となる例えば受け梁に端部を接合して、各々容易に支持させることが可能となっている。
しかしながら、コの字断面形状有する梁受け金物を用いて、耐火被覆梁の端部を支持部材に接合した場合、従来と同様の梁受け金物による接合方法では、金属製の梁受け金物が熱橋となることによって、耐火被覆梁の燃え込みが広がり易くなり、耐火被覆梁による耐火機能が損なわれることが考えられる。
本発明は、構造支持梁の両側の側面を覆って配置される耐火被覆梁による耐火機能を損なうことなく、梁受け金物(接合金物)を用いて耐火梁の端部を支持部材に接合して、45分準耐火構造以上の耐火性能を備える木造建築物に、耐火梁を容易に設置することのできる耐火梁の接合部における耐火構造を提供することを目的とする。
本発明は、45分準耐火構造以上の耐火性能を備える木造建築物において用いる耐火梁の、接合金物を介した支持部材への接合部における耐火構造であって、前記耐火梁は、構造支持梁と、該構造支持梁を挟んで両側に配置された耐火被覆梁とを含んで形成されており、前記構造支持梁は、支持部材に固定された構造部接合金物を介して前記支持部材に接合されており、前記耐火被覆梁は、支持部材に固定された被覆部接合金物の一枚の張出しプレート部が、当該耐火被覆梁の端面部に形成されたスリット部に差し込まれている状態で、当該耐火被覆梁の端部の側面からドリフトピンが打ち込まれていることで、前記支持部材に接合されており、前記支持部材を覆って、支持部被覆部材が取り付けられており、前記被覆部接合金物の一枚の張出しプレート部は、前記耐火被覆梁の設計燃えしろ領域を外れた領域において、前記耐火被覆梁の端面部に形成されたスリット部に差し込まれている耐火梁の接合部における耐火構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の耐火梁の接合部における耐火構造は、前記被覆部接合金物が、当該被覆部接合金物を前記支持部材に固定するためのボルト部材が締着される、ボルト締着孔が設けられた当接プレート部と、該当接プレート部の一方の側縁部から張り出して設けられた一枚の前記張出しプレート部とを備える、L字断面形状を有する金物となっていることが好ましい。
また、本発明の耐火梁の接合部における耐火構造は、前記当接プレート部の一枚の前記張出しプレート部が張り出す側とは反対の他方の側縁部から、前記張出しプレート部の張り出し方向に突出して、補強リブプレート部が設けられており、該補強リブプレート部が、前記耐火被覆梁の端面部に形成されたスリット部に差し込まれていることが好ましい。
さらに、本発明の耐火梁の接合部における耐火構造は、前記構造部接合金物が、コの字断面形状有しており、前記構造支持梁は、前記構造部接合金物のコの字断面形状の一対の張出しプレート部が、当該構造支持梁の端面部に形成されたスリット部に差し込まれている状態で、当該構造支持梁の端部の側面からドリフトピンが打ち込まれていることで、前記支持部材に接合されていることが好ましい。
さらにまた、本発明の耐火梁の接合部における耐火構造は、前記構造部接合金物及び前記被覆部接合金物が、前記構造部接合金物の前記張出しプレート部に設けられたドリフトピン係合孔やドリフトピン係合切欠の位置と、前記被覆部接合金物の前記張出しプレート部に設けられたドリフトピン係合孔やドリフトピン係合切欠の位置とが、前記耐火梁の幅方向から見て合致した状態で前記支持部材に取り付けられており、これらを同時に貫通可能な長さを有する長尺ドリフトピンが、前記耐火被覆梁の端部の側面から打ち込まれていることで、前記構造支持梁と前記耐火被覆梁とが一体となって前記支持部材に接合されていることが好ましい。
また、本発明の耐火梁の接合部における耐火構造は、前記耐火梁が接合される前記支持部材が、受け梁又は受け柱であることが好ましい。
さらに、本発明の耐火梁の接合部における耐火構造は、前記耐火梁が接合される前記支持部材が、壁の骨組み部材であることが好ましい。
本発明の耐火梁の接合部における耐火構造によれば、構造支持梁の両側の側面を覆って配置される耐火被覆梁による耐火機能を損なうことなく、接合金物を用いて耐火梁の端部を支持部材に接合して、45分準耐火構造以上の耐火性能を備える木造建築物に、耐火梁を容易に設置することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る耐火梁の接合部における耐火構造を用いて設置された耐火梁を説明する、木造建築物の屋内空間を例示する略示斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る耐火梁の接合部における耐火構造を用いて設置された耐火梁を説明する、図1のA部拡大破断斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る耐火梁の接合部における耐火構造を説明する、図2を上方から見た要部平断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る耐火梁の接合部における耐火構造を説明する、要部分解斜視図である。 (a)は構造部接合金物の斜視図、(b)は被覆部接合金物の斜視図である。 (a)、(b)は、設計燃えしろ領域の説明図である。 本発明の好ましい他の実施形態に係る耐火梁の接合部における耐火構造を説明する、図2を上方から見た要部平断面図である。 (a)、(b)は、被覆部接合金物の他の形態を例示する斜視図である。 (a)は、耐火梁が接合される支持部材が受け柱である場合の耐火構造を例示する略示斜視図、(b)は(a)のB−Bに沿った略示断面図である。
本発明の好ましい一実施形態に係る耐火梁の接合部における耐火構造は、45分準耐火構造以上の耐火性能を備える木造建築物として、例えば軸組構法による住宅建築物において、図1に示すように、建物自体の重量、風荷重、地震荷重等を支える骨組み構造を構成する耐火梁11の端部を、支持部材である受け梁20に、接合金物32,33(図4参照)を介して接合するための構造として採用されたものである。本実施形態では、耐火梁11は、室内の天井面から室内空間に表出させて設けられた、現し梁となっており、現し梁として露出させた耐火梁11の木の面による優れた木質感や意匠性を室内空間に保持したまま、準耐火構造45分以上の耐火性能を発揮できるように、構造支持梁12と、構造支持梁12を挟んで両側に配置された一対の耐火被覆梁13とからなる、燃えしろ設計が可能な複合梁となっている(図2、図3参照)。
本実施形態では、耐火梁11を構成する構造支持梁12と一対の耐火被覆梁13とを、金属製の接合金物32,33を介して受け梁20に各々接合するようになっており、本実施形態の耐火梁の接合部における耐火構造10は、火災加熱時に、耐火被覆梁13を接合する接合金物33が熱橋となることによって、耐火被覆梁13の燃えこみが広がり易くなるのを回避して、耐火被覆梁13による耐火機能が、損なわれることなく効果的に発揮されるようにすることができるようになっている。
そして、本実施形態の耐火梁の接合部における耐火構造10は、45分準耐火構造以上の耐火性能を備える木造建築物において用いる耐火梁11の、接合金物32,33を介した支持部材である受け梁20への接合部における構造であって、図2〜図4に示すように、耐火梁11は、構造支持梁12と、構造支持梁12を挟んで両側に配置された一対の耐火被覆梁13とを含んで形成されており、構造支持梁12は、受け梁20に固定された、好ましくはコの字断面形状有する構造部接合金物32の一対の張出しプレート部32aが、構造支持梁12の端面部に形成されたスリット部12aに差し込まれている状態で、構造支持梁12の端部の側面からドリフトピン30が打ち込まれていることで、受け梁20に接合されており、耐火被覆梁13は、受け梁20に固定された被覆部接合金物33の一枚の張出しプレート部33aが、耐火被覆梁13の端面部に形成されたスリット部13aに差し込まれている状態で、耐火被覆梁13の端部の側面からドリフトピン30が打ち込まれていることで、受け梁20に接合されている。
支持部材である受け梁20を覆って、支持部被覆部材21が、端面を耐火被覆梁13の端部における側面に当接させた状態で取り付けられており(図2、図3参照)、被覆部接合金物33の一枚の張出しプレート部33aは、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、耐火被覆梁13の設計燃えしろ領域40(図3参照)を外れた領域において、耐火被覆梁13の端面部に形成されたスリット部13aに差し込まれている。
また、本実施形態では、被覆部接合金物33は、図4及び図6(b)に示すように、当該被覆部接合金物33を受け梁20に固定するためのボルト部材31(図4参照)が締着されるボルト締着孔33cが設けられた当接プレート部33bと、当接プレート部33bの一方の側縁部から張り出して設けられた一枚の張出しプレート部33aとを備える、L字断面形状を有する金物となっている。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、構造部接合金物32及び被覆部接合金物33は、構造部接合金物32の張出しプレート部32aに設けられたドリフトピン係合孔32dやドリフトピン係合切欠32eの位置と、被覆部接合金物33の張出しプレート部33aに設けられたドリフトピン係合孔33dやドリフトピン係合切欠33eの位置とが、耐火梁11の幅方向から見て合致した状態で受け梁20に取り付けられており、これらを同時に貫通可能な長さを有する長尺ドリフトピン30が、耐火被覆梁13の端部の側面から打ち込まれていることで、構造支持梁12と耐火被覆梁13とが一体となって受け梁20に接合されている(図3参照)。
本実施形態では、耐火梁11は、上述のように、構造支持梁12と、一対の耐火被覆梁13とを含んで形成されている。構造支持梁12は、例えば対称異等級構成集成材であるオウシュウアカマツ集成材からなる木製の角材であって、図2に示すように、例えば幅105mm、高さ240mm程度の大きさの、縦長矩形の断面形状を有すると共に、3600mm程度の長さを有している。構造支持梁12の端面部には、図4に示すように、当該端面と垂直な方向に切り込まれた一対の平行なスリット部12aを含む、略コの字断面形状の切欠き凹部12bが形成されている。すなわち、切欠き凹部12bは、構造支持梁12の端面に沿って薄く切り欠かれた、略コの字断面形状の中間辺部による端面切欠き部12cと、端面切欠き部12cの両端部から構造支持梁12の軸方向に向けて垂直に切り込まれた、略コの字断面形状の一対の側辺部によるスリット部12aとからなっている。
また、構造支持梁12の端部の、切欠き凹部12bが形成された端面部と近接する部分の側面には、両側の側面の間を貫通するようにして、スリット部12aに装着された構造部接合金物32の一対の張出しプレート部32aに形成された複数のドリフトピン係合孔32dやドリフトピン係合切欠32eのうちの、選択された一部のドリフトピン係合孔32dやドリフトピン係合切欠32eと合致する位置に、ドリフトピン打込孔12dが穿孔形成されている。
構造支持梁12を支持部材である受け梁20に接合するための構造部接合金物32は、図4及び図5(a)に示すように、金属製のプレート部材に折り曲げ加工等を施すことによって、略コの字断面形状を有するように加工形成されたプレート状の接合金物である。構造部接合金物32は、略コの字断面形状の中間辺部による当接プレート部32bと、略コの字断面形状の一対の側辺部による張出しプレート部32aとからなる。当接プレート部32bには、受け梁20に形成されたボルト挿通孔20a(図3参照)と対応する位置に、ボルト締着孔32cが例えば3箇所に開口形成されている。これらのボルト締着孔32cに、受け梁20のボルト挿通孔20aに挿通したボルト部材31の頭部を締着することで、構造部接合金物32を受け梁20に固定できるようになっている。
また、構造部接合金物32の、略コの字断面形状の一対の側辺部による張出しプレート部32aには、各々、当該構造部接合金物32を介して構造支持梁12を受け梁20に接合する際に使用する、ドリフトピン30を係止させるためのドリフトピン係合孔32dやドリフトピン係合切欠き32eが、複数箇所に形成されている。
構造支持梁12を、構造部接合金物32を介して受け梁20に接合固定する際に、受け梁20に固定された構造部接合金物32の一対の張出しプレート部32aは、構造支持梁12の端面部に形成された切欠き凹部12bの一対のスリット部12aに、各々ぴったりと嵌め込まれるようにして装着される。また構造部接合金物32の当接プレート部32bは、切欠き凹部12bの端面切欠き部12cに納められた状態で取り付けられる。
耐火被覆梁13は、構造支持梁12と同様に、例えば対称異等級構成集成材であるオウシュウアカマツ集成材からなる木製の角材であって、図2に示すように、例えば幅105mm、高さ240mm程度の大きさの、縦長矩形の断面形状を有すると共に、3600mm程度の長さを有している。耐火被覆梁13の端面部には、図4に示すように、当該端面と垂直な方向に切り込まれた一か所のスリット部13aを含む、L字断面形状の切欠き凹部13bが形成されている。すなわち、切欠き凹部13bは、耐火被覆梁13の端面に沿って薄く切り欠かれた、端面切欠き部13cと、端面切欠き部13cの構造支持梁12と近接する側の一方の側縁部から、耐火被覆梁13の軸方向に向けて垂直に切り込まれたスリット部13aとからなっている。
また、耐火被覆梁13の端部の、切欠き凹部13bが形成された端面部と近接する部分の側面には、両側の側面の間を貫通するようにして、スリット部13aに装着された被覆部接合金物33の一枚の張出しプレート部33aに形成された複数のドリフトピン係合孔33dやドリフトピン係合切欠33eのうちの、選択された一部のドリフトピン係合孔33dやドリフトピン係合切欠33eと合致する位置に、ドリフトピン打込孔13dが穿孔形成されている。
耐火被覆梁13を支持部材である受け梁20に接合するための被覆部接合金物33は、図4及び図5(b)に示すように、金属製のプレート部材に折り曲げ加工等を施すことによって、L字断面形状を有するように加工形成されたプレート状の接合金物である。被覆部接合金物33は、L字断面形状の短辺部による当接プレート部33bと、長辺部による張出しプレート部33aとからなる。当接プレート部33bには、受け梁20に形成されたボルト挿通孔20a(図3参照)と対応する位置に、ボルト締着孔33cが例えば3箇所に開口形成されている。これらのボルト締着孔33cに、受け梁20のボルト挿通孔20aに挿通したボルト部材31の頭部を締着することで、被覆部接合金物33を受け梁20に固定できるようになっている。
また、被覆部接合金物33の、L字断面形状の長辺部による張出しプレート部33aには、各々、当該被覆部接合金物33を介して耐火被覆梁13を受け梁20に接合する際に使用する、ドリフトピン30を係止させるためのドリフトピン係合孔33dやドリフトピン係合切欠き33eが、複数箇所に形成されている。
耐火被覆梁13を、被覆部接合金物33を介して受け梁20に接合固定する際に、受け梁20に固定された被覆部接合金物33の一枚の張出しプレート部33aは、耐火被覆梁13の端面部に形成された切欠き凹部13bのスリット部13aに、ぴったりと嵌め込まれるようにして装着される。また被覆部接合金物33の当接プレート部33bは、切欠き凹部13bの端面切欠き部13cに納められた状態で取り付けられる。
本実施形態では、図4に示すように、受け梁20に取り付けられた構造部接合金物32及び被覆部接合金物33の張出しプレート部32a,33aに、構造支持梁12や耐火被覆梁13の端面に形成されたスリット部12a,13aを各々嵌め込んだ後に、ドリフトピン係合孔12d,13dを介してドリフトピン30を打ち込むだけの簡易な作業によって、構造支持梁12や耐火被覆梁13を受け梁20に接合固定することができる。
ここで、ドリフトピンの打ち込みは、構造支持梁12や耐火被覆梁13の端部を、構造部接合金物32や被覆部接合金物33を介して個々に受け梁20支持させた状態で、従来の方法と同様に、個々の梁12,13の端部の側面から各々行うことができるが、本実施形態では、上述のように、構造部接合金物32及び被覆部接合金物33は、構造部接合金物32の張出しプレート部32aに設けられたドリフトピン係合孔32dやドリフトピン係合切欠32eの位置と、被覆部接合金物33の張出しプレート部33aに設けられたドリフトピン係合孔33dやドリフトピン係合切欠33eの位置とが、耐火梁11の幅方向から見て合致した状態で受け梁20に取り付けられており、これらを同時に貫通可能な長さを有する長尺ドリフトピン30が、一方の耐火被覆梁13の端部の側面から打ち込まれている(図3参照)。これによって、構造支持梁12と両側の耐火被覆梁13とを、一体として受け梁20に接合することが可能になる。
また、本実施形態では、構造部接合金物32の張出しプレート部32aに設けられたドリフトピン係合孔32dやドリフトピン係合切欠32eと、被覆部接合金物33の張出しプレート部33aに設けられたドリフトピン係合孔33dやドリフトピン係合切欠33eとを同時に貫通可能な長さを有する長尺ドリフトピン30は、図3に示すように、耐火梁11の全体の幅より短い長さを有している。これによって、長尺ドリフトピン30は、その両端部が、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、耐火被覆梁13の設計燃えしろ領域40を外れた領域において、耐火被覆梁13の内部に埋設された状態で取り付けられている。これによって、耐火被覆梁13の内部に埋設された長尺ドリフトピン30が、熱橋になるのを回避して、耐火被覆梁13による耐火機能を向上させることが可能になる。耐火被覆梁13に形成されたドリフトピン打込孔13dの、長尺ドリフトピン30が埋設されていない部分には、埋め木34やロックウール等の断熱性の高い材料が埋め込まれていることで、ドリフトピン打込孔13dが閉塞されている。
なお、本実施形態では、耐火梁11の上面部分には、耐火梁11の上面を覆い隠すようにして、所定の耐火性能を備える公知の床部材(図示せず)が取り付けられることで、火災加熱時に火災加熱による影響が、上面側からは構造支持梁12に及ばないようになっている。これによって、耐火梁11の上面部分には、耐火被覆材を設けなくても、構造支持梁12が燃焼により損壊したり熱劣化したりするのを、効果的に回避することができるようになっている。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、支持部材である受け梁20を覆って、支持部被覆部材21が取り付けられている。支持部被覆部材21は、構造支持梁12や耐火被覆梁13と同様に、例えば対称異等級構成集成材であるオウシュウアカマツ集成材からなる木製の角材であって、例えば幅105mm、高さ240mm程度の大きさの、縦長矩形の断面形状を有している。支持部被覆部材21は、同様の角材からなる受け梁20の表面を覆って重ねて配置されると共に、耐火被覆梁13の端部における側面に端面を当接させた状態で、例えば固定ビスを受け梁20に向けて打ち込むことによって、受け梁20に固定されている。支持部被覆部材21は、耐火被覆梁13と共に、耐火梁11や受け梁20の燃えしろ領域として機能して、耐火梁11や受け梁20が、45分準耐火構造以上の耐火性能を備えるように燃えしろ設計することを可能にする。
また、本実施形態では、図3に示すように、被覆部接合金物33の一枚の張出しプレート部33aは、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、耐火被覆梁13の設計燃えしろ領域40を外れた領域において、耐火被覆梁13の端面部に形成されたスリット部13aに差し込まれている。
ここで、設計燃えしろ領域40は、耐火被覆梁13の材質や、求められる耐火構造の性能に応じて、適宜設定することができる。例えば耐火被覆梁13が、上述のオウシュウアカマツ集成材からなる木製の角材であって、準耐火構造45分の耐火性能を備える必要がある場合には、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、深さ35mm以内の領域を、設計燃えしろ領域40とすることができる。例えば耐火被覆梁13が、上述のオウシュウアカマツ集成材からなる木製の角材であって、1時間耐火構造の耐火性能を備える必要がある場合には、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、深さ45mm以内の領域を、設計燃えしろ領域40とすることができる。
特に、本実施形態では、支持部材である受け梁20を覆って、支持部被覆部材21が、端面を耐火被覆梁13の端部における側面に当接させた状態で取り付けられており、支持部被覆部材21もまた、耐火被覆梁13による耐火機能に寄与できると考えられることから、図6(a)に示すように、以下のようにして設計燃えしろ領域40を設定することが可能になる。
すなわち、例えば耐火被覆梁13と支持部被覆部材21との入隅部を原点0とし、支持部被覆部材21の表面に沿った方向をx軸、耐火被覆梁13bに沿った方向をY軸とする座標を想定した場合に、例えば耐火被覆梁13の設計燃えしろ深さxcを45mmとして、座標(x=−xc,y=xc)の位置を中心とする半径=2・xcの円((x+xc)2+(y−xc)2=(2・xc)2)を描く。
そして、yがxc以上の場合に、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、深さxc(45mm)以内の領域を設計燃えしろ領域40とし、yがxcよりも小さく、且つ−xcよりも大き場合に、((x+xc)2+(y−xc)2<(2・xc)2の領域を、設計燃えしろ領域40とすることができる。
ここで、耐火被覆梁13の設計燃えしろ深さxcは、以下の数式(1)によって求めることができる。
Figure 2017179912
また、本実施形態では、耐火梁11は、図6(b)に示すように、支持部材として、壁の骨組み部材20’に接合して用いることもできる。この場合に、支持部被覆部材21’として、好ましくはせっこうボード、強化せっこうボード、ケイ酸カルシウム板、サイディング、モルタル、コンクリート、軽量気泡コンクリート、木片セメント板、難燃木材、グラスウール、ロックウール等からなる不燃材料又は難燃材料を、壁の骨組み部材20’の表面を覆って配置することができる。図6(b)に示す形態では、支持部被覆部材21’として、例えば厚さが21mmの強化せっこうボードが、2枚重ねで取り付けられている。支持部被覆部材21’は、耐火被覆梁13の端部における側面に端面を当接させた状態で、例えば固定ビス(図示せず。)を受け梁20に向けて打ち込むことによって、壁の骨組み部材20’に固定されている。
図6(b)に示す形態では、設計燃えしろ領域40は、以下のようにして設定することが可能になる。すなわち、例えば耐火被覆梁13と支持部被覆部材21’との入隅部を原点0とし、支持部被覆部材21’表面に沿った方向をx軸、耐火被覆梁13bに沿った方向をY軸とする座標を想定した場合に、例えば耐火被覆梁13の設計燃えしろ深さxcを45mmとして、座標(x=−xc,y=2・xc−z)の位置を中心とする半径=2・xc の円((x+xc)2+(y−(2xc−z)2=(2・xc)2)を描く。
ここで、zは、原点0付近で、支持部被覆部材21’がy軸のマイナス方向に炭化する寸法であり、以下の数式(2)によって求めることができる。zは、例えば1時間(60分)耐火構造の場合に、z=21×60/60=21mmとなって、21mm厚の強化せっこうボード1枚分の厚さと同様の値となる。
Figure 2017179912
図6(b)に示す形態では、yが2・xc−z以上の場合に、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、深さxc(45mm)以内の領域を設計燃えしろ領域40とし、yが2・xc−zよりも小さく、且つ−D(支持部被覆部材21’の総厚)以上である場合に、((x+xc)2+(y−(2・xc−z))2<(2・xc)2の領域を、設計燃えしろ領域40とすることができる。
そして、上述の構成を備える本実施形態の耐火梁の接合部における耐火構造10によれば、構造支持梁12の両側の側面を覆って配置される耐火被覆梁13による耐火機能を損なうことなく、梁受け金物である構造部接合金物32や被覆部接合金物33を用いて耐火梁11の端部を支持部材20に接合して、45分準耐火構造以上の耐火性能を備える木造建築物に、耐火梁11を容易に設置することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、耐火梁11は、構造支持梁12と一対の耐火被覆梁13とを含んで形成されており、支持部材である受け梁20を覆って、支持部被覆部材21、21’が、端面を耐火被覆梁13の端部における側面に当接させた状態で取り付けられており、被覆部接合金物33の一枚の張出しプレート部33aは、耐火被覆梁13の端部の構造支持梁12とは反対側の側面から、耐火被覆梁13の設計燃えしろ領域40を外れた領域において、耐火被覆梁13の端面部に形成されたスリット部13aに差し込まれているので、火災加熱時に、耐火被覆梁13を接合する被覆部接合金物33が熱橋となることによって、耐火被覆梁13の燃えこみが広がり易くなるのを効果的に回避して、耐火被覆梁13による耐火機能が、損なわれることなく確実に発揮されるようにすることが可能になる。
図7は、本発明の好ましい他の実施形態に係る耐火梁の接合部における耐火構造10’を説明するものである。図3に示す上記実施形態の耐火構造10では、被覆部接合金物33は、当接プレート部33bを、耐火被覆梁13の幅方向中央部分に配置して、ボルト部材31により受け梁20に固定されていると共に、張出しプレート部33aは、耐火被覆梁13の中央よりも、構造支持梁12側に片寄せて配置されているのに対して、図7に示す本他の実施形態の耐火構造10’によれば、被覆部接合金物33は、耐火被覆梁13の設計燃えしろ領域40(図3参照)を外れた領域において、張出しプレート部33aを、耐火被覆梁13の幅方向中央部分に配置すると共に、当接プレート部33bを、耐火被覆梁13の中央よりも、構造支持梁12側に片寄せて配置して、ボルト部材31により受け梁20に固定されている。本他の実施形態のる耐火構造10’のその他の部分は、上記実施形態の耐火構造10と同様の構成を備えている。
本他の実施形態の耐火構造10’によっても、上記実施形態の耐火構造10と同様の作用効果が奏される他、耐火被覆梁13の幅方向中央部分に配置された張出しプレート部33aを、耐火被覆梁13の端面の中央部分に形成されたスリット部13aに差し込んだ状態で、長尺ドリフトピン30を打ち込むことにより耐火被覆梁13を受け梁20に接合することが可能になるので、耐火被覆梁13に負荷される荷重を、耐火被覆梁13の梁芯においてバランスよく受けることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、耐火被覆梁を支持部材に接合するための被覆部接合金物は、当接プレート部の一方の側縁部から張り出す一枚の張出しプレート部を備える、L字断面形状を有する金物となっている必要は必ずしも無く、例えば図8(a)に示すように、当接プレート部33b’の一枚の張出しプレート部33a’が張り出す側とは反対の他方の側縁部から、張出しプレート部33a’の張り出し方向に突出して、補強リブプレート部33f’が設けられているものであっても良い。図8(a)に示す被覆部接合金物33’は、補強リブプレート部33f’を、張出しプレート部33a’を耐火被覆梁の端面部に差し込むスリット部と近接して形成されたスリット部に差し込んで、支持部材に耐火被覆梁を接合することができる。これによって、耐火被覆梁の端部を、さらに安定した状態で支持部材に接合することができる。
また、被覆部接合金物33”は、例えば図8(b)に示すように、当接プレート部33b”の中央部分から一枚の張出しプレート部33a”を張り出させた、T字断面形状を備えるものとすることもできる。さらに、耐火梁は、受け梁や壁の骨組み部材の他、図9(a)、(b)に示すように、受け柱50や、その他の木造建築物の骨組み部材を支持部材として、接合金物を介して接合することもできる。
さらに、構造支持梁を支持部材に固定する構造部接合金物は、コの字断面形状有する接合金物である必要は必ずしも無く、構造支持梁は、接合部材として、スクリュー部材、ボルト部材等のその他の梁を固定するための部材を用いて、支持部材に固定されていても良い。
10,10’ 耐火梁の接合部における耐火構造
11 耐火梁
12 構造支持梁
12a スリット部
12d ドリフトピン打込孔
13 耐火被覆梁
13a スリット部
13d ドリフトピン打込孔
14 下面部耐火被覆材
15 化粧用木板材
20 受け梁(支持部材)
20’ 壁の骨組み部材(支持部材)
20a ボルト挿通孔
21,21’ 支持部被覆部材
30 長尺ドリフトピン(ドリフトピン)
31 ボルト部材
32 構造部接合金物
32a 張出しプレート部
32b 当接プレート部
32c ボルト締着孔
32d ドリフトピン係合孔
32e ドリフトピン係合切欠
33,33’,33” 被覆部接合金物
33a,33a’,33a” 張出しプレート部
33b,33b’,33b” 当接プレート部
33c ボルト締着孔
33d ドリフトピン係合孔
33e ドリフトピン係合切欠
33f’ 補強リブプレート部
40 耐火被覆梁の設計燃えしろ領域
50 受け柱(支持部材)

Claims (7)

  1. 45分準耐火構造以上の耐火性能を備える木造建築物において用いる耐火梁の、接合金物を介した支持部材への接合部における耐火構造であって、
    前記耐火梁は、構造支持梁と、該構造支持梁を挟んで両側に配置された耐火被覆梁とを含んで形成されており、
    前記構造支持梁は、支持部材に固定された構造部接合金物を介して前記支持部材に接合されており、
    前記耐火被覆梁は、支持部材に固定された被覆部接合金物の一枚の張出しプレート部が、当該耐火被覆梁の端面部に形成されたスリット部に差し込まれている状態で、当該耐火被覆梁の端部の側面からドリフトピンが打ち込まれていることで、前記支持部材に接合されており、
    前記支持部材を覆って、支持部被覆部材が取り付けられており、
    前記被覆部接合金物の一枚の張出しプレート部は、前記耐火被覆梁の設計燃えしろ領域を外れた領域において、前記耐火被覆梁の端面部に形成されたスリット部に差し込まれている耐火梁の接合部における耐火構造。
  2. 前記被覆部接合金物は、当該被覆部接合金物を前記支持部材に固定するためのボルト部材が締着される、ボルト締着孔が設けられた当接プレート部と、該当接プレート部の一方の側縁部から張り出して設けられた一枚の前記張出しプレート部とを備える、L字断面形状を有する金物となっている請求項1記載の耐火梁の接合部における耐火構造。
  3. 前記当接プレート部の一枚の前記張出しプレート部が張り出す側とは反対の他方の側縁部から、前記張出しプレート部の張り出し方向に突出して、補強リブプレート部が設けられており、該補強リブプレート部が、前記耐火被覆梁の端面部に形成されたスリット部に差し込まれている請求項2記載の耐火梁の接合部における耐火構造。
  4. 前記構造部接合金物は、コの字断面形状有しており、前記構造支持梁は、前記構造部接合金物のコの字断面形状の一対の張出しプレート部が、当該構造支持梁の端面部に形成されたスリット部に差し込まれている状態で、当該構造支持梁の端部の側面からドリフトピンが打ち込まれていることで、前記支持部材に接合されている請求項1〜3のいずれか1項記載の耐火梁の接合部における耐火構造。
  5. 前記構造部接合金物及び前記被覆部接合金物が、前記構造部接合金物の前記張出しプレート部に設けられたドリフトピン係合孔やドリフトピン係合切欠の位置と、前記被覆部接合金物の前記張出しプレート部に設けられたドリフトピン係合孔やドリフトピン係合切欠の位置とが、前記耐火梁の幅方向から見て合致した状態で前記支持部材に取り付けられており、これらを同時に貫通可能な長さを有する長尺ドリフトピンが、前記耐火被覆梁の端部の側面から打ち込まれていることで、前記構造支持梁と前記耐火被覆梁とが一体となって前記支持部材に接合されている請求項4記載の耐火梁の接合部における耐火構造。
  6. 前記耐火梁が接合される前記支持部材が、受け梁又は受け柱である請求項1〜5のいずれか1項記載の耐火梁の接合部における耐火構造。
  7. 前記耐火梁が接合される前記支持部材が、壁の骨組み部材である請求項1〜5のいずれか1項記載の耐火梁の接合部における耐火構造。
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