JP2017179798A - 建具とその組み立て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋内側からガラスパネルと押縁を設置できる。【解決手段】縦辷り出し窓1は、上枠と下枠と左右の縦枠5,6からなる枠体7内に開閉可能な障子9を取り付けた。障子9は上框と下框と左右の縦框12、13とを備え、その内部にガラスパネル15を納めている。吊先側の縦框12において、金属縦框19に形成したパネル嵌合溝19aの屋内側にハンドル受け部19bを設けた。このハンドル受け部19bの見込み面19baにハンドル30を取り付けた。障子9の上框の屋内側に上部押縁を設け、下框の屋内側に下部押縁を設けた。ハンドル30を設けた吊先側の縦框12に押縁を設けず、吊元側の縦框13の屋内側に縦部押縁28を設けた。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば躯体の開口部に設けた枠体に障子を納めた建具とその組み立て方法に関する。
従来、縦辷り出し窓として特許文献1に記載されたものが提案されている。この縦辷り出し窓は樹脂製建具であり、枠体内に開閉可能な障子が納められている。この障子は上框と下框と左右の縦框とで仕切られた四角形枠状の框体の内部にトリプルガラスからなるガラスパネルが納められている。
そして、一方の縦框の屋内側におけるガラスパネルの装着部より屋内側の見込み面にグレモン錠のハンドルが取り付けられている。上框と下框と左右の縦框の屋外側にはガラスパネルを固定する外押縁がそれぞれ装着されている。上框、下框、左右の縦框に装着するガラスパネルに対して各框の屋外側に形成した押縁取り付け溝に押縁をそれぞれ嵌着して、ガラスパネルの4周縁部を固定している。
特開2015−105504号公報
しかしながら、特許文献1に記載された縦辷り出し窓は、障子の框体に屋外側からガラスパネルを設置して4周縁部にそれぞれ押縁を取り付けてガラスパネルを固定する構造であるため、低層の一般住宅等では取り付け可能であるが、高層階となるビル等では屋外からのガラスパネルや押縁の取り付けが困難であった。
しかも、屋内側の一方の縦框にはグレモン錠等のハンドルが取り付けられているために屋内側からガラスパネルを設置して押縁を取り付けることが困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、ハンドルがあっても屋内側からガラスパネルと押縁を設置できるようにした建具とその組み立て方法を提供することを目的とする。
本発明による建具は、枠体内に障子を取り付けた建具において、障子は上框及び下框と左右の縦框を備えてその内部にパネルが納められ、上框及び下框と左右の縦框のいずれかの框部におけるパネル嵌合溝の底部より見込み方向屋内側にハンドルが取り付けられ、少なくとも3方の框部の屋内側に押縁が取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、障子のいずれかの框部のパネル嵌合溝の底部より見込み方向屋内側にハンドルが取り付けられているので開口面積とパネルの面積を広くとることができ、パネルの面積が広いことで断熱性と意匠性を向上できる。しかも、少なくとも3方の框部の屋内側に押縁が取り付けられているため、屋内側からパネルを固定することができる。
また、ハンドルを設けた一方の框部のパネル嵌合溝よりもハンドルに対向する他方の框部のパネル嵌合溝の方がパネルの飲み込み代が大きく設定されていることが好ましい。
他方の框部では押縁の嵌合スペースを確保する必要があるため飲み込み代を大きくとる上に、ハンドルを設けた一方の框部では枠との間に小開口ストッパー等の開閉部材を設置するためのスペースが必要であるために飲み込み代が小さくなる。
また、ハンドルは框部の見込み面に取り付けてもよい。
本発明によれば、框部の見込み面にハンドルを取り付けることでその框部の見付け方向の幅を小さくすることができる。
本発明による建具の組み立て方法は、枠体内に障子を取り付けた建具の組み立て方法において、ハンドルを取り付けた一方の框部のパネル嵌合溝にパネルの一方の端部を押し込む工程と、パネルの一方の端部に対向する他方の端部を一方の框部に対向する他方の框部のパネル嵌合溝に押し込む工程と、4方の框部の少なくとも三方に押縁を取り付ける工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、パネルの取り付けに際して、ハンドルを取り付けた一方の框部のパネル嵌合溝にパネルの一端部を差し込んだ後に対向する他端部を対向する他方の框部に押し込んでスライドさせて他方の框部のパネル嵌合溝にパネルを嵌め込むことができ、更に少なくとも三方に押縁を取り付けて固定することができる。
本発明による建具によれば、障子のいずれかの框部のパネル嵌合溝の底部より見付け方向屋内側にハンドルが取り付けられたので開口面積とパネルの面積を広くとることができ、パネルの面積が広いことで断熱性と意匠性を向上できる。しかも、少なくとも3方の框部の屋内側に押縁が取り付けられているため、屋内側からパネルを固定することができる。
また、本発明による建具の組み立て方法では、ハンドルを取り付けた一方の框部のパネル嵌合溝にパネルの一端部を差し込んだ後に対向する他端部を他方の框部に押し込んでパネル嵌合溝に嵌め込み、押縁でパネルを固定できる。そのため、框部にハンドルを設けていても屋内側から容易にパネルを取り付けて押縁で固定できる。
本発明の実施形態による縦辷り出し窓の正面図である。 図1に示す縦辷り出し窓の縦断面図である。 図1に示す縦辷り出し窓の横断面図である。 図2に示す下框部分の拡大断面図である。 縦框と押縁との間を封止する気密ピースを取り付けた要部斜視図である。 (a)、(b)、(c)は障子へのガラスパネルと押縁の取り付け方法を示す図である。
以下、本発明の実施形態による複合建具の一例として縦辷り出し窓について図1乃至図6に基づいて説明する。
図1に示す実施形態による縦辷り出し窓1は例えばアルミ合金等の金属部材と樹脂部材の複合建具からなっている。この縦辷り出し窓1は、躯体開口部2にそれぞれアルミ合金及び樹脂からなる上枠3及び下枠4と左右の縦枠5、6とが四角形枠状に形成された枠体7を取り付けている。
枠体7内に開閉可能に納めた障子9は、それぞれアルミ合金と樹脂からなる框部としての上框10及び下框11と左右の縦框12,13とが略四角形枠状に形成された框体14を有している。框体14の内部にはパネルとして例えば二層ガラス等の複層ガラスからなるガラスパネル15を納めている。障子9の吊元は枠体7の見付け方向の一端部である縦枠6近傍に設けられ、その軸線は上下方向に延びて上枠3と下枠4に支持されている。
図2に示す縦辷り出し窓1の縦断面図において、枠体7の上枠3は屋外側に設けたアルミ合金からなる金属上枠3aと屋内側に設けた樹脂上枠3bとが互いに係合されている。下枠4は屋外側に設けたアルミ合金からなる金属下枠4aと屋内側に設けた樹脂下枠4bとが互いに係合されている。
また、図3に示す横断面図において、戸先側(図3において左側)に設けた縦枠5は屋外側に設けたアルミ合金からなる金属縦枠5aと屋内側に設けた樹脂縦枠5bとが互いに係合されている。吊元側に設けた縦枠6は屋外側に設けたアルミ合金からなる金属縦枠6aと屋内側に設けた樹脂縦枠6bとが互いに係合されている。
次に枠体7に納められた障子9の框体14はそれぞれ屋外側に設けたアルミ合金からなる金属上框17と金属下框18と左右の金属縦框19,20とで四角形枠状に形成されている。図2に示す金属上框17と金属下框18にはガラスパネル15の上端部と下端部を嵌合するための断面略L字状のパネル嵌合溝17a、18aが形成され、それぞれゴム等のシール材からなるパッキン22によってガラスパネル15の上端部と下端部の両面を保持している。
金属上框17と金属下框18に形成したパネル嵌合溝17a、18aの屋内側にはパッキン22を介してガラスパネル15の屋内側の側面を押圧保持するための上部押縁24、下部押縁25が取り付けられている。
上部押縁24は係合部a,bで互いに係合する金属押縁片24aと樹脂押縁片24bとが一体化されている。金属押縁片24aはパッキン22を介してガラスパネル15を押圧し、パネル嵌合溝17aと共に断面略コの字状を形成してガラスパネル15を保持する。しかも金属押縁片24aは係合部c、dで金属上框17に係合されている。係合部a,b,c,dはいずれか一方が爪部で他方が爪部と係合する係合受け部を構成する。
同様に下部押縁25も金属押縁片25aと樹脂押縁片25bが係合部a,b,c,dで係合され、金属押縁片25aとパネル嵌合溝18aとで断面略コの字状とされてガラスパネル15を保持する。
そのため、上框10は金属上框17と上部押縁24で構成され、下框11は金属下框18と下部押縁25で構成されている。
また、金属上枠3aの屋内側端部には略L字状に屈曲して屋外側を向く部分に受け部3aaが形成され、この受け部3aaに気密性を確保するシール部材26aが取り付けられている。閉鎖状態にある障子9の金属上框17の屋内側端部がシール部材26aに当接して気密にシールする。同様に、金属下枠4aの屋内側端部は略L字状に屈曲して屋外側を向く部分に受け部4aaが形成され、この受け部4aaに気密性を確保するシール部材26bが取り付けられている。閉鎖状態にある障子9の金属下框18の屋内側端部がシール部材26bに当接して気密にシールする。
また、図3において、左側の金属縦框19にはガラスパネル15の左側端部を受けるための断面略コの字状のパネル嵌合溝19aが形成され、ゴム等のシール材からなるパッキン22を介してガラスパネル15の左側端部の両面を保持している。
右側の金属縦框20にはガラスパネル15の右側端部を嵌合するための断面略L字状のパネル嵌合溝20aが形成され、ゴム等のシール材からなるパッキン22によってガラスパネル15の右側端部の両面を保持している。
そして、右側の金属縦框20に形成した断面略L字状のパネル嵌合溝20aの屋内側にはパッキン22を介してガラスパネル15を押圧保持するための縦部押縁28が取り付けられている。
また、金属縦枠6aの屋内側端部には略L字状に屈曲する屋外側を向く部分に受け部6aaが形成され、この受け部6aaにシール部材26cが取り付けられている。閉鎖状態にある障子9の金属縦框20の屋内側端部がシール部材26cに当接して気密にシールする。
この縦部押縁28も金属押縁片28aと樹脂押縁片28bが係合部a,b,c,dで係合して一体化され、金属押縁片28aとパネル嵌合溝20aとで断面略コの字状とされてガラスパネル15を保持する。そのため、右側の縦框12は金属縦框20と縦部押縁28で構成されている。
ここで、図2乃至図4において、各押縁24、25、28の金属押縁片24a、25a、28aと金属上框17、金属下框18、吊元側の金属縦框20との各係合部c,dに関し、例えば金属押縁片24a、25a、28a側に設けた係合受け部40と金属上框17、金属下框18、吊元側の金属縦框20の爪部41とが係合されている。しかも、係合受け部40は屋外側から屋内側に向けて湾曲するフック状に形成され、爪部41は屋内側から屋外側に向けて突出する突片に形成されて、互いに係合している。そのため、屋外側からガラスパネル15に吹き付ける風圧Fによって、ガラスパネル15側から屋内側の各押縁24、25、28に向けて強い風圧Faがかかっても係合部c、dで受け止めることができて耐風圧強度が向上する。
また、図4及び図5において、下部押縁25の金属押縁片25aと金属下框18とで仕切る中空のホロー部44には外気が含まれている。金属縦框19のホロー部内は屋内側に連通する内気が含まれている。そして、金属縦框19の下端部と金属押縁片25aのホロー部44との間にスポンジやゴム等の弾性体からなる気密ピース45を設置してホロー部44やパネル嵌合溝18a内等の外気が金属縦框19のホロー部内に流入しないようにして内気の空間を維持している。この構成は上部押縁24の金属押縁片24aと金属縦框19の上端部のホロー部との間にも採用されている。
図3で、左側の金属縦框19に形成した断面略コの字状のパネル嵌合溝19aの屋内側には複数のホロー部を有する金属縦框19が略L字状に屈曲して延びてハンドル受け部19bが形成されている。このハンドル受け部19bの見込み面19baには例えば略L字状に形成されたグレモン錠のハンドル30が取り付けられている。ハンドル受け部19bには見込み面19baを除いて屋内側見付け面を覆う樹脂縦框27が係合されている。
また、吊先側の金属縦枠5aの屋内側端部には略L字状に屈曲して屋外側を向く部分に受け部5aaが形成され、この受け部5aaに気密性を確保するシール部材26dが取り付けられている。閉鎖状態にある障子9の金属縦框19の屋内側端部がシール部材26dに当接して気密にシールする。
本実施形態による縦辷り出し窓1では、障子9の吊先側の縦框12には、金属縦框19の屋内側の見込み面19baに障子9を開閉操作するハンドル30を設けたため押縁は設けられていない。ハンドル30を吊先側の縦框12の見込み面19baに設けたことで、縦框12の見付け方向の幅を小さくできる。
ハンドル30を取り付ける見込み面19baは吊先側の金属縦框19におけるパネル嵌合溝19aの底部19cよりも見込み方向の屋内側に設けたため、パネル嵌合溝19a,20a間の開口面積を広くとることができる。そのため、ガラスパネル15の横幅と開口面積を広く設定することができるため、断熱性と意匠性が向上する。
しかも、金属縦框19のパネル嵌合溝19aに形成したガラスパネル15の飲み込み代36よりも、対向する金属縦框20のパネル嵌合溝20aに形成したガラスパネル15の飲み込み代37の方が幅広に設定されている。これにより、吊元側の縦部押縁28における金属押縁片28aと金属縦框20との係合部c、dのスペースを確保することができる。
また、パネル嵌合溝19aの飲み込み代36を比較的小さくしたため、吊先側の金属縦框19と金属縦枠5aとの空間38に障子9の開口範囲を規制する小開口規制アーム等の開閉部材を取り付けるためのスペースを取ることができる。
その一方で、障子9の框体14における上框10と下框11と吊元側の縦框13には金属上框17、金属下框18、吊元側の金属縦框20にそれぞれ屋内側から内押縁として上部押縁24、下部押縁25、縦部押縁28が設置されていることで、各パネル嵌合溝17a,18a、20aとの間でガラスパネル15を屋内側から押圧して固定している。この場合も、障子9のハンドル30を設けない上框10、下框11、吊元側の縦框13の3方にそれぞれ上部押縁24、下部押縁25、縦部押縁28を固定したことで、上框10、下框11、吊元側の縦框13の見付け方向の幅を小幅にしてもガラスパネル15の高い保持強度を得られる。
また、図3において、対向する縦框12,13におけるガラスパネル15の屋内側に金属縦框19及び樹脂縦框27のホロー部と縦部押縁28のホロー部とをそれぞれ設けため、断熱性を向上させることができる。しかも、縦框12,13においてアルミ合金製の金属縦框19、20が屋外側から屋内側に延びているので、この点でもガラスパネル15にかかる風圧に対する耐風圧強度が高いといえる。
また、障子9の金属上框17の外側上端部に設けた受け部31aに上枠3に当接して気密にシールするシール部材29aが設けられている。左右の金属縦框19,20の外側端部に設けた受け部31b、31cにも左右の縦枠5,6にそれぞれ当接して気密にシールするシール部材29b、29cが設けられている。
また、図2において、金属上枠3aと金属上框17の間には障子9の開放範囲を規制するフリクションアーム33が連結され、金属下枠4aと金属下框18の間にも障子9の開放範囲を規制するフリクションアーム34が連結されている。
本実施形態による縦辷り出し窓1は上述の構成を備えており、次にビル等の建物における縦辷り出し窓1の取り付け方法について図6により説明する。本実施形態ではハンドル30は金属縦框19に固定されているが、金属縦框19に縦部押縁を設置して縦部押縁にハンドルを固定してもよい。
先ず図6(a)において、建物の躯体開口部2に屋内側から枠体7と障子9の框体14をセットで取り付ける。或いは、先に躯体開口部に枠体7を取り付け、次に障子9の框体14を屋内側から枠体7に取り付けてもよい。この状態で吊先側の縦框12の屋内側の見込み面19baにハンドル30が固定されている。
次に、ガラスパネル15を框体14に収納する際、ガラスパネル15を框体14に対向して保持する。図6(b)に示すように、ハンドル30を備えた吊先側の縦框12の金属縦框19に形成したパネル嵌合溝19a内に、ガラスパネル15のハンドル30側の縦側端部を挿入して押し込む。次いで、傾斜姿勢のガラスパネル15における他方の縦側端部を吊元側の縦框13に押し込んで、金属縦框20のパネル嵌合溝20a内に摺動させて位置決めする。
そして、図6(c)において、屋内側から、吊元側の金属縦框20に縦部押縁28を押し込んで装着する。同様に金属上框17と金属下框18に上部押縁24と下部押縁25をそれぞれ押し込んで装着する。
障子9のハンドル30を設置しない吊元側の金属縦框20、金属上框17、金属下框18の3カ所に縦部押縁28、上部押縁24、下部押縁25を押し込み固定することで框体14にガラスパネル15を強固に装着できる。しかも、ハンドル30がガラスパネル15の装着の邪魔にならない。
上述のように本実施形態による縦辷り出し窓1とその組み立て方法によれば、障子9のハンドル30を設けた側の吊先側の縦框12からガラスパネル15の縦側端部を挿入して他の端部を押し込むことで、ハンドル30が邪魔にならず、框体14にガラスパネル15を容易に装着できる。
しかも、ハンドル30側の縦框12に押縁を設けずに他の3方の上框10、下框11、縦框13に上部押縁24、下部押縁25、縦部押縁28の各押縁をそれぞれ取り付けてガラスパネル15を強固に固定できる。
また、框体14の上框10、下框11、左右の縦框12,13の見付け方向の幅を小さくできて見栄えがよい。特にハンドル30を吊先側の縦框12の見込み面19baに設けたため、一層この縦框12の幅を小さくできる。
なお、本発明による縦辷り出し窓1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の変形例等について説明するが、上述した実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明を省略する。
上述した実施形態では、ハンドル30を設けた吊先側の縦框12以外の3方の上框10、下框11、縦框13に押縁を取り付けたが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、少なくともハンドル30を取り付けた縦框12に対向する吊元側の縦框13に押縁を設置すれば、ガラスパネル15を框体14に固定できる。
また、上述の実施形態では、ハンドル30を障子9の吊先側の縦框12の見込み面19baに取り付けたが、これに代えて見付け面に取り付けてもよい。この場合にはハンドル30を見込み面19baに取り付けた場合よりも縦框12の見付け方向の幅が大きくなる。また、押縁はハンドル30を設置した縦框にも取り付け可能である。しかもハンドル30は左右の縦框や上下框等に取り付けてもよいし押縁に取り付けてもよい。
なお、上述した実施形態による縦辷り出し窓1は金属部材と樹脂部材からなる複合建具としたが、アルミ合金製等の金属で構成した金属建具や樹脂で構成した樹脂建具等でもよい。
また、本発明による建具として縦辷り出し窓1を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、横辷り出し窓にも適用できる。この場合、ハンドル30は下框や上框等の横框に取り付けることができる。ガラスパネル15も下框側や上框側から上下方向に取り付けることができる。
また、本発明は上記の窓以外にも引き違い窓等各種の建具にも適用できる。
また、本発明による建具はビル用に限らず一般住宅用の建具等にも採用できる。
1 縦辷り出し窓
7 枠体
9 障子
12、13 縦框
15 ガラスパネル
17a,18a,19a,20a パネル嵌合溝
19、20 金属縦框
19ba 見込み面
19c 底部
24 上部押縁
25 下部押縁
28 縦部押縁
30 ハンドル
36,37 飲み込み代
45 気密ピース

Claims (4)

  1. 枠体内に障子を取り付けた建具において、
    前記障子は上框及び下框と左右の縦框を備えてその内部にパネルが納められ、
    前記上框及び下框と左右の縦框のいずれかの框部におけるパネル嵌合溝の底部より見込み方向屋内側にハンドルが取り付けられ、
    少なくとも3方の前記框部の屋内側に押縁が取り付けられていることを特徴とする建具。
  2. 前記ハンドルを設けた前記框部の前記パネル嵌合溝よりも前記ハンドルに対向する前記框部の前記パネル嵌合溝の方が前記パネルの飲み込み代が大きく設定されている請求項1に記載された建具。
  3. 前記ハンドルは前記框部の見込み面に取り付けた請求項1または2に記載された建具。
  4. 枠体内に障子を取り付けた建具の組み立て方法において、
    ハンドルを取り付けた一方の框部のパネル嵌合溝にパネルの一方の端部を押し込む工程と、
    前記パネルの一方の端部に対向する他方の端部を前記一方の框部に対向する他方の框部のパネル嵌合溝に押し込む工程と、
    4方の前記框部の少なくとも三方に押縁を取り付ける工程と、
    を備えたことを特徴とする建具の組み立て方法。
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