JP5264809B2 - 改修サッシ - Google Patents

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Description

本発明は、建物の開口部に取り付けた既設サッシを新設サッシに改修した改修サッシ、詳しくは、建物の開口部に既設サッシ枠を残存させ、その既設サッシ枠内に新設サッシ枠を取り付けるようにした改修サッシに関する。
従来、改修サッシとしては、建物の開口部に残存した既設サッシ枠内に新設サッシ枠を取り付けた改修サッシが知られている。
前述した改修サッシは、枠組みされた新設サッシ枠を既設サッシ枠内に挿入し、新設上枠、新設下枠、新設縦枠を既設上枠、既設下枠、既設縦枠にそれぞれ固定するので、新設上枠、新設縦枠の面内方向外側の外側面と既設上枠、既設縦枠の面内方向内側の内側面との間に隙間が生じ、その隙間が室内から見えるので、カバー材を設けて前述の隙間が室内から見えないようにしている。
例えば、特許文献1に開示したように、新設上枠の室内側部にカバー材を取り付け、このカバー材に設けた気密材を建物の開口部の室内寄り上面に接することで、既設上枠の内側面と新設上枠の外側面との間の隙間が室内から見えないようにする。
新設縦枠の室内側部にカバー材を取り付け、このカバー材に設けた気密材を建物の開口部の室内寄り縦面に接することで、既設縦枠の内側面と新設上枠の外側面との隙間が室内から見えないようにする。
特開2007−120245号公報
前述した従来の改修サッシは、新設上枠の室内側部と新設縦枠の室内側部とにカバー材をそれぞれ取り付けているので、部品点数が多くコスト高となってしまう。
しかも、新設サッシ枠を既設サッシ枠内に挿入した状態で、新設上枠の室内側部、新設縦枠の室内側部にカバー材をそれぞれ取り付けるので、そのカバー材を取り付けるのに手間と時間がかかり、既設サッシを新設サッシに改修する改修作業が面倒で時間がかかる。
本発明の目的は、新設上枠、新設縦枠の外側面と既設上枠、既設縦枠の内側面との間の隙間が室内から見えることがないと共に、部品点数が少なくコスト安で、改修作業を容易に短時間にできるようにした改修サッシとすることである。
本発明は、建物の開口部に残存した既設サッシ枠内に新設サッシ枠を取り付け、既設上枠の内側面と新設上枠の外側面との間及び、既設縦枠の内側面と新設縦枠の外側面との間に、室内側に開口した隙間をそれぞれ有した改修サッシであって、
前記新設上枠の室内側部に、第1ヒレ部と第2ヒレ部を有した上横気密材を取り付け、その第1ヒレ部が既設上枠の室内側部の室外側面に接すると共に、第2ヒレ部が前記既設上枠の室内側部の室内側面に接し、
前記新設縦枠の室内側部に、第1ヒレ部と第2ヒレ部を有した縦気密材を取り付け、その第1ヒレ部が既設縦枠の室内側部の室外側面に接すると共に、第2ヒレ部が前記既設縦枠の室内側部の室内側面に接していることを特徴とする改修サッシである。
本発明においては、前記新設上枠の室内側部には気密材被取付部を有し、
前記上横気密材は、取付部と第1ヒレ部、第2ヒレ部を有し、その取付部を前記気密材被取付部に取り付けることで、前記第1ヒレ部、第2ヒレ部が面内方向の外側に向かうようにし、
前記新設縦枠の室内側部には気密材被取付部を有し、
前記縦気密材は、取付部と第1ヒレ部、第2ヒレ部を有し、その取付部を前記気密材被取付部に取り付けることで、前記第1ヒレ部、第2ヒレ部が面内方向の外側に向かうようにすることができる。
このようにすれば、新設上枠に上横気密材を簡単に取り付けできると共に、新設縦枠に縦気密材を簡単に取り付けできる。
本発明においては、前記既設上枠の室内側部の室外側面、室内側面は面内方向に向かう面で、
前記上横気密材の第1ヒレ部の新設上枠の外側面から面内方向の外側に突出した突出長さは、第2ヒレ部の突出長さよりも長く、その第1ヒレ部が既設上枠の室内側部の室外側面に接する面内方向の接触長さは、第2ヒレ部の接触長さよりも長くすることができる。
このようにすれば、新設上枠が正圧で室内側に押されたときの既設上枠の室内側部と新設上枠の室内側部との間の気密性が優れたものとなる。
しかも第2ヒレ部が既設上枠の室内側部に接して弾性変形し易いので、上横気密材を新設上枠に取り付けた状態で、新設サッシ枠を室外側から既設サッシ枠内に挿入するときに第2ヒレ部が弾性変形して室内側部をスムーズに越えるから、上横気密材が新設サッシ枠の取り付けの妨げにならない。
本発明においては、前記既設縦枠の室内側部は平面ほぼ鉤形状で、その室外側面が面内方向に向かう面で、室内側面が面外方向に向かう面とし、
前記縦気密材の第1ヒレ部は面内方向の外側に向かい、前記室内側部の室外側面に接し、前記第2ヒレ部は面外方向の室内側に向かうようにほぼL字状に弾性変形し、その弾性復元力で前記室内側部の室内側面に接するようにできる。
このようにすれば、既設縦枠の鉤形状の室内側部と新設縦枠の室内側部との間を縦気密材で確実に気密することができる。
本発明においては、前記既設縦枠の室内側部の室外側面、室内側面は面内方向に向かう面で、
前記縦気密材の第1ヒレ部の新設縦枠の外側面から面内方向の外側に突出した突出長さは、第2ヒレ部の突出長さよりも長く、その第1ヒレ部が既設縦枠の室内側部の室外側面に接する面内方向の接触長さは、第2ヒレ部の接触長さよりも長くすることができる。
このようにすれば、新設縦枠が正圧で室内側に押されたときの既設縦枠の室内側部と新設縦枠の室内側部との間の気密性が優れたものとなる。
しかも第2ヒレ部が既設縦枠の室内側部に接して弾性変形し易いので、縦気密材を新設縦枠に取り付けた状態で、新設サッシ枠を室外側から既設サッシ枠内に挿入するときに第2ヒレ部が弾性変形して室内側部をスムーズに越えるから、縦気密材が新設サッシ枠の取り付けの妨げにならない。
本発明によれば、既設上枠、既設縦枠の内側面と新設上枠、新設縦枠の外側面との間の隙間が室内から見えることがない。
しかも、新設上枠に上横気密材を取り付け、新設縦枠に縦気密材を取り付けただけであるから、特別な部品が不要で、部品点数が少なくコスト安で、改修作業を容易に短時間にできる。
さらに、新設サッシ枠が強風等の正圧で室内側に押されたときは、各第1ヒレ部が各室外側面に接して気密し、新設サッシ枠が強風等の負圧で室外側に引張られたときには、各第2ヒレ部が各室内側面に接して気密するので、正圧、負圧に対応して気密することができる。
本発明の実施の形態を示す改修サッシの縦断面図である。 本発明の実施の形態を示す改修サッシの横断面図である。 上枠部分の拡大縦断面図である。 縦枠部分の拡大縦断面図である。 本発明の第2実施の形態を示す縦枠部分の横断面図である。 縦気密材取付部の拡大図である。
図1と図2に示すように、建物の開口部1には既設サッシの既設サッシ枠2が残存している。
この既設サッシ枠2内に新設サッシ枠3を取り付け、その新設サッシ枠3内に障子4を装着して新設サッシとすることで、改修サッシとしてある。
前記既設サッシ枠2は既設上枠20と既設下枠21と左右の既設縦枠22を備えている。
前記新設サッシ枠3は新設上枠30と新設下枠31と左右の既設縦枠32を備え、各枠を方形状に枠組みした状態で、既設サッシ枠2内に挿入し、新設上枠30、新設下枠31、新設縦枠32を既設上枠20、既設下枠21、既設縦枠22にそれぞれ固着することで、新設サッシ枠3を既設サッシ枠2内に取り付ける。
図1、図2に示す実施の形態では、既設上枠20に下地材5を固定し、この下地材5にスペーサ6を介して新設上枠30を固定して新設上枠30を既設上枠20に取り付けている。
前記既設下枠21に下地材7を固定し、この下地材7に新設下枠31を固定して新設下枠31を既設下枠21に取り付けている。
前記既設縦枠22に下地材8を固定し、この下地材8に新設縦枠32をスペーサ6を介して固定して新設縦枠32を既設縦枠22に取り付けている。
このようであるから、既設サッシ枠2の内周の大きさよりも新設サッシ枠3の外周の大きさが小さく、既設上枠20の面内方向内側の内側面(内周面を形成する上の面)と新設上枠30の面内方向外側の外側面(外周面を形成する上の面)との間には隙間があり、この隙間は室内側に開口している。
前記既設縦枠22の面内方向内側の内側面(内周面を形成する縦の面)と新設縦枠32の面内方向外側の外側面(外周面を形成する縦の面)との間には隙間があり、この隙間は室内側に開口している。
前述の面内方向とは室内外側方向と直行する方向で、図1では上下方向、図2では左右方向で、見付け方向とも呼ばれる。
図1に示すように、前記新設上枠30の室内側部30aに上横気密材40が取り付けてある。
この上横気密材40が既設上枠20の室内側部20aに接して前述の既設上枠20の内側面と新設上枠30の外側面との間の隙間の室内側寄りを閉塞している。
これによって、既設上枠20の内側面と新設上枠30の外側面との間の隙間が室内から見えない。
図2に示すように、前記新設縦枠32の室内側部32aに縦気密材50が取り付けてある。
この縦気密材50が既設縦枠22の室内側部22aに接して前述の既設縦枠22の内側面と新設縦枠32の外側面との間の隙間の室内側寄りを閉塞している。
これによって、既設縦枠22の内側面と新設縦枠32の外側面との間の隙間が室内から見えない。
しかも、前述の隙間が室内から見えなくするために、上横気密材40、縦気密材50を取り付けただけで、新設上枠30、新設縦枠32にカバー材などの特別な部品を取り付けていないから、部品点数が少なくコスト安である。
さらに、上横気密材40、縦気密材50を新設上枠30、新設縦枠32に取り付けた状態で、新設サッシ枠3を既設サッシ枠2内に挿入し、新設上枠30、新設下枠31、新設縦枠32を既設上枠20、既設下枠21、既設縦枠22にそれぞれ固定するか、新設サッシ枠3を既設サッシ枠2内に取り付けた後に上横気密材40、縦気密材50を取り付けることで、新設サッシ枠3を既設サッシ枠2内に取り付けできるので、既設サッシを新設サッシに改修する改修作業を容易に短時間にできる。
前記上横気密材40は図3に示すように、取付部41と、この取付部41に設けた第1ヒレ部42、第2ヒレ部43を有する。
前記新設上枠30の室内側部30aには気密材被取付部30bを有し、この気密材被取付部30bに上横気密材40の取付部41を取り付けることで、上横気密材40は新設上枠30の室内側部30aに、その第1ヒレ部42、第2ヒレ部43が面内方向の外側(上方)に向かうように取り付けられる。
前記第1ヒレ部42が既設上枠20の室内側部20aの室外側面20bに接し、第2ヒレ部43が室内側面20cに接し、上横気密材40は既設上枠20の室内側部20aを面外方向に挟持するように接する。
このようであるから、強風等の正圧で新設上枠30が室内側に向けて押されたときには、第1ヒレ部42が既設上枠20の室内側部20aの室外側面20bに押しつけられて既設上枠20の室内側部20aと新設上枠30の室内側部30aとの間を気密する。
前記新設上枠30が強風等の負圧で室外側に向けて引張られたときには、第2ヒレ部43が既設上枠20の室内側部20aの室内側面20cに押しつけられて既設上枠20の室内側部20aと新設上枠30の室内側部30aとの間を気密する。
したがって、上横気密材40で新設上枠30に作用する正圧、負圧に対応して気密することができる。
前記縦気密材50は図4に示すように、取付部51と、この取付部51に設けた第1ヒレ部52、第2ヒレ部53を有する。
前記新設縦枠32の室内側部32aには気密材被取付部32bを有し、この気密材被取付部32bに縦気密材50の取付部51を取り付けることで、縦気密材50は新設縦枠32の室内側部32aに、その第1ヒレ部52、第2ヒレ部53が面内方向の外側に向かうように取り付けられる。
前記第1ヒレ部52が既設縦枠22の室内側部22aの室外側面22bに接し、第2ヒレ部53が室内側面22cに接し、縦気密材50は既設縦枠22の室内側部22aを面外方向に挟持するように接する。
このようであるから、強風等の正圧によって新設縦枠32が室内側に向けて押されたときには、第1ヒレ部52が既設縦枠22の室内側部22aの室外側面22bに押しつけられて既設縦枠22の室内側部22aと新設縦枠32の室内側部32aとの間を気密する。
前記新設縦枠32が強風等の負圧で室外側に向けて引張られたときには、第2ヒレ部53が既設縦枠22の室内側部22aの室内側面22cに押しつけられて既設縦枠22の室内側部22aと新設縦枠32の室内側部32aとの間を気密する。
したがって、縦気密材50で新設縦枠32に作用する正圧、負圧に対応して気密することができる。
次に、新設上枠30の取付部を詳細に説明する。
図3に示すように、前記既設上枠20は、本体60と、その面外方向の室内側寄りに設けた室内側縦向部61と、本体60の面外方向の中間に設けた中間縦向部62と、前記本体60の面外方向の室外側寄りに設けた室外側縦向部63を有し、前記室内側縦向部61には室内側に向かう横向片64が設けてある。
前記室内側縦向部61が前述の室内側部20aで、その室外側に向かう面が前述の室外側面20bで、室内側に向かう面が前述の室内側面20cである。
つまり、室内側部20aは、その室外側面20bと室内側面20cが面内方向(上下方向)に向かう面で、相互に平行となっている。
前記下地材5は固定ねじ5aで既設上枠20に固定してある。
前記新設上枠30は、本体部70の室内側寄りに室内側垂下部71を有すると共に、本体部70の室外側寄りに室外側上向部72を有し、その室内側垂下部71が前述の室内側部30aである。
前記室内側垂下部71に室内側に開口した凹溝73を有し、この凹溝73が前述の気密材被取付部30bである。
前記既設上枠20の各縦向部61,62,63の下端面が内側面20dで、新設上枠30の本体部70の上面が前述の外側面30cで、両者の面は面内方向に離隔して前述の隙間がある。
前記新設上枠30の本体部70から固定ねじ74を下地材5に螺合して新設上枠30をスペーサ6を介して下地材5に固定してある。
前記新設上枠30の室外側上向部72に気密材75が取り付けてある。この気密材75は既設上枠20の室外側縦向部63の室外側面、つまり既設上枠20の室外側面20eに接し、新設上枠30の室外側部と既設上枠20の室外側部との間を気密している。
前記上横気密材40の取付部41は、基板41aと、この基板41aに設けた突条41bを有し、その突条41bを前述の凹溝73に押し込むようにして嵌合することで、基板41aが凹溝73の開口縁に接し、上横気密材40によって気密材被取付部30bを覆って室内から見えないようにする。
このようであるから、新設上枠30の室内側部30aに上横気密材40を簡単で、見栄え良く取り付けできる。
前記上横気密材40の第1ヒレ部42は、前記基板41aと連続し面外方向の室外側に向かう基片42aと、この基片42aの室外側端と連続し面内方向の外側(上方)に向かう気密片42bとでほぼ鉤形状で、その基片42aが新設上枠30の外側面30cの室内側端部に接し、その外側面30cに沿って雨水等が気密材被取付部30b(凹溝73)に浸入することを確実に防止している。
前記上横気密材40の第1ヒレ部42、第2ヒレ部43は新設上枠30の外側面30cから面内方向の外側(上方)にそれぞれ突出しているが、その第1ヒレ部42の突出長さは第2ヒレ部43の突出長よりも長い。
これにより、前記既設上枠20の室内側部20aの室外側面20bに接する第1ヒレ部42の面内方向の接触長さは、室内側面20cに接する第2ヒレ部43の面内方向の接触長さよりも長い。
このようであるから、新設上枠30に正圧が作用し室内側に押されたときの気密性を優れたものにできる。
しかも新設サッシ枠3を既設サッシ枠2内に室外側から室内側に向けて挿入して取り付けるときに、第2ヒレ部43が既設上枠20の室内側部20aに接して弾性変形し、その室内側部20aをスムーズに越えるので、上横気密材40が新設サッシ枠3の取り付けの妨げにならない。
次に、新設縦枠32の取付部を詳細に説明する。
図4に示すように、前記既設縦枠22は本体80の室内側部に室内側内向部81を有すると共に、本体80の室外側部に室外側内向部82を有し、前記室内側内向部81の面内方向の端部に面外方向の室内側に向かう取付部83が設けてある。
この取付部83と前記室内側内向部81とが前述の既設縦枠22の室内側部22aで、その室内側内向部81の室外方向に向かう室外側面が前述の室外側面22bで、取付部83の面外方向の内側に向かう内側面が前述の室内側面22cである。
つまり、既設縦枠22の室内側部22aは面内方向に向かう室外側面22bと面外方向に向かう室内側面22cで平面ほぼ鉤形状となっている。
前記下地材8は既設縦枠22の本体80に固定ねじ8aで固定してある。
前記新設縦枠32は、本体部90の室内側寄りに室内側内向部91を有すると共に、室外側寄りに室外側外向部92を有している。この室内側内向部91が室内側部32aである。
前記室内側内向部91に室内側に開口した凹溝93を有し、この凹溝93が前述の気密材被取付部32bである。
前記既設縦枠22の室内側内向部81、室外側内向部82の内端面が前述の内側面22dで、前記新設縦枠32の本体部90の外側面が前述の外側面32cで、その内側面22dと外側面32cは面内方向(左右方向)に離隔し、両者の間に前述の隙間を有する。
前記新設縦枠32の本体部90から固定ねじ94を下地材8に螺合して新設縦枠32をスペーサ6を介して下地材8に固定している。
前記新設縦枠32の室外側外向部92には気密材95が取り付けてある。この気密材95は既設縦枠22の室外側内向部82の室外側面、つまり既設縦枠22の室外側面22eに接し、既設縦枠22の室外側部と新設縦枠32の室外側部との間を気密している。
前記縦気密材50の取付部51は、基板51aと、この基板51aに設けた突条51bを有し、その突条51bを前述の凹溝93に押し込むようにして嵌合することで、基板51aが凹溝93の開口縁に接し、縦気密材50によって気密材被取付部32bを覆って室内から見えないようにする。
このようであるから、新設縦枠32の室内側部32aに縦気密材50を簡単で、見栄え良く取り付けできる。
前記第1ヒレ部52は、前記基板51aと連続した面外方向の室外側に向かう基片52aと、この基片52aの室外側端と連続し面内方向の外側に向かう気密片52bとでほぼ鉤形状で、その基片52aが新設縦枠32の外側面32cの室内側端部に接し、気密材被取付部32b(凹溝93)に雨水等が浸入することを確実に防止している。
前記第2ヒレ部53は、前記基板51aと連続し、その第2ヒレ部53は既設縦枠22の室内側部22aの室内側面22cに接することで面外方向の室内側に向かうようにほぼL字状に弾性変形し、その弾性復元力で前述の室内側面22cに強く押しつけられて気密する。
これによって、既設縦枠22の室内側部22aの室内側面22cが面外方向に向かう面であっても、縦気密材50の第2ヒレ部53で確実に気密することができる。
したがって、既設縦枠22の平面鉤形状の室内側部22aと新設縦枠32の室内側部32aとの間を縦気密材50で確実に気密できる。
次に、改修工程を説明する。
建物の開口部1に取り付けてある既設サッシ枠2を残存し、他の既設サッシの部材は取り外しする。
前記既設上枠20に下地材5を固定し、既設縦枠22に下地材8を固定する。
前記既設下枠21に下地材7を固定する。この実施の形態では室外側レール21aを撤去し、室内側レール21bに下地材7を固定してある。
新設上枠30に上横気密材40を取り付けると共に、新設縦枠32に縦気密材50を取り付け、枠組みした新設サッシ枠3を室外側から既設サッシ枠2内に挿入することで、上横気密材40の第1ヒレ部42、第2ヒレ部43を既設上枠20の室内側部20aの室外側面20b、室内側面20cにそれぞれ接すると共に、縦気密材50の第1ヒレ部52、第2ヒレ部53を既設縦枠22の室内側部22aの室外側面22b、室内側面22cにそれぞれ接する。
そして、新設上枠30、既設下枠31、新設縦枠32を各下地材に固定ねじ74,94で固定して新設サッシ枠3を既設サッシ枠2内に取り付ける。
この後に障子4を取り付ける。
前記既設縦枠22が図5に示すように、その室内側部22aが既設上枠20と同様に室内側内向部81で、その室外側面22b、室内側面22cが面内方向に向かう面である場合には、縦気密材50を上横気密材40と同様とする。
前記縦気密材50は図6に示すように、取付部51と、この取付部51に設けた第1ヒレ部52、第2ヒレ部53を有する。
前記新設縦枠32の室内側部32aには気密材被取付部32bを有し、この気密材被取付部32bに縦気密材50の取付部51を取り付けることで、縦気密材50は新設縦枠32の室内側部32aに、その第1ヒレ部52、第2ヒレ部53が面内方向の外側(左方)に向かうように取り付けられる。
前記第1ヒレ部52が既設縦枠22の室内側部22aの室外側面22bに接し、第2ヒレ部53が室内側面22cに接し、縦気密材50は既設縦枠22の室内側部22aを面外方向に挟持するように接する。
前記縦気密材50の第1ヒレ部52は、前記基板51aと連続し面外方向の室外側に向かう基片52aと、この基片52aの室外側端と連続し面内方向の外側(左方)に向かう気密片52bとでほぼ鉤形状で、その基片52aが新設縦枠32の外側面32cの室内側端部に接し、その外側面32cに沿って雨水等が気密材被取付部32b(凹溝93)に浸入することを確実に防止している。
前記縦気密材50の第1ヒレ部52、第2ヒレ部53は新設縦枠32の外側面32cから面内方向の外側(左方)にそれぞれ突出しているが、その第1ヒレ部52の突出長さは第2ヒレ部53の突出長よりも長い。
これにより、前記既設縦枠22の室内側部22aの室外側面22bに接する第1ヒレ部52の面内方向の接触長さは、室内側面22cに接する第2ヒレ部53の面内方向の接触長さよりも長い。
このようであるから、新設縦枠32に正圧が作用し室内側に押されたときの気密性を優れたものにできる。
しかも新設サッシ枠3を既設サッシ枠2内に室外側から室内側に向けて挿入して取り付けるときに、第2ヒレ部53が既設縦枠22の室内側部22aに接して弾性変形し、その室内側部22aをスムーズに越えるので、縦気密材50が新設サッシ枠3の取り付けの妨げにならない。
既設サッシ枠2内に新設サッシ枠3を取り付ける構成は、前述に限ることはなく、任意の取り付けが可能である。
しかも、上横気密材40、縦気密材50を、新設サッシ枠3を既設サッシ枠2内に取り付けた後に新設上枠30、新設縦枠32に取り付けるようにしても良い。
1…建物の開口部、2…既設サッシ枠、3…新設サッシ枠、20…既設上枠、20a…室内側部、20b…室外側面、20c…室内側面、20d…内側面、21…既設下枠、22…既設縦枠、22a…室内側部、22b…室外側面、22c…室内側面、22d…内側面、30…新設上枠、30a…室内側部、30b…気密材被取付部、30c…外側面、31…新設下枠、32…新設縦枠、32a…室内側部、32b…気密材被取付部、32c…室内側面、32d…外側面、40…上横気密材、41…取付部、42…第1ヒレ部、43…第2ヒレ部、50…縦気密材、51…取付部、52…第1ヒレ部、53…第2ヒレ部。

Claims (5)

  1. 建物の開口部に残存した既設サッシ枠内に新設サッシ枠を取り付け、既設上枠の内側面と新設上枠の外側面との間及び、既設縦枠の内側面と新設縦枠の外側面との間に、室内側に開口した隙間をそれぞれ有した改修サッシであって、
    前記新設上枠の室内側部に、第1ヒレ部と第2ヒレ部を有した上横気密材を取り付け、その第1ヒレ部が既設上枠の室内側部の室外側面に接すると共に、第2ヒレ部が前記既設上枠の室内側部の室内側面に接し、
    前記新設縦枠の室内側部に、第1ヒレ部と第2ヒレ部を有した縦気密材を取り付け、その第1ヒレ部が既設縦枠の室内側部の室外側面に接すると共に、第2ヒレ部が前記既設縦枠の室内側部の室内側面に接していることを特徴とする改修サッシ。
  2. 前記新設上枠の室内側部には気密材被取付部を有し、
    前記上横気密材は、取付部と第1ヒレ部、第2ヒレ部を有し、その取付部を前記気密材被取付部に取り付けることで、前記第1ヒレ部、第2ヒレ部が面内方向の外側に向かうようにし、
    前記新設縦枠の室内側部には気密材被取付部を有し、
    前記縦気密材は、取付部と第1ヒレ部、第2ヒレ部を有し、その取付部を前記気密材被取付部に取り付けることで、前記第1ヒレ部、第2ヒレ部が面内方向の外側に向かうようにした請求項1記載の改修サッシ。
  3. 前記既設上枠の室内側部の室外側面、室内側面は面内方向に向かう面で、
    前記上横気密材の第1ヒレ部の新設上枠の外側面から面内方向の外側に突出した突出長さは、第2ヒレ部の突出長さよりも長く、その第1ヒレ部が既設上枠の室内側部の室外側面に接する面内方向の接触長さは、第2ヒレ部の接触長さよりも長くした請求項1又は2記載の改修サッシ。
  4. 前記既設縦枠の室内側部は平面ほぼ鉤形状で、その室外側面が面内方向に向かう面で、室内側面が面外方向に向かう面とし、
    前記縦気密材の第1ヒレ部は面内方向の外側に向かい、前記室内側部の室外側面に接し、前記第2ヒレ部は面外方向の室内側に向かうようにほぼL字状に弾性変形し、その弾性復元力で前記室内側部の室内側面に接している請求項1又は2記載の改修サッシ。
  5. 前記既設縦枠の室内側部の室外側面、室内側面は面内方向に向かう面で、
    前記縦気密材の第1ヒレ部の新設縦枠の外側面から面内方向の外側に突出した突出長さは、第2ヒレ部の突出長さよりも長く、その第1ヒレ部が既設縦枠の室内側部の室外側面に接する面内方向の接触長さは、第2ヒレ部の接触長さよりも長くした請求項1又は2記載の改修サッシ。
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