JP2017177426A - 離型用ポリエステルフィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルム表面の平滑性に優れ、表面に粗大突起物がないような適正な加工特性を備え、また、フィルム製造、および、従来その対応が困難とされていた、誘電体層の厚みが0.5μm以下の超薄の誘電体層成形用に対応でき、かつ、各種加工工程における巻き特性が良好である離型用ポリエステルフィルムを提供する。【解決手段】 少なくとも片面の表面の算術平均粗さSaが15nm以上であり、最大山高さSpが300nm以下であるポリエステルフィルムであり、当該フィルムの表裏が重なるように重ね合わせた時の空気漏れ指数が15000秒以下であることを特徴とする離型用ポリエステルフィルム。【選択図】 図1

Description

本発明は、各種離型ポリエステルフィルムに関するものである。具体的には、セラミックコンデンサ生産時に使用されるグリーンシート用、液晶偏光板用、フォトレジスト用、また、ポリエステルフィルム上にエポキシ樹脂等をコーティングして製造される多層基板用などに好適な各種離型用フィルムに関するものである。
従来、ポリエステルフィルム、特にポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートの二軸延伸フィルムは、優れた機械的強度、寸法安定性、平坦性、耐熱性、耐薬品性、光学特性等を有しており、強磁性薄膜テープ、写真フィルム、包装用フィルム、電子部品用フィルム、金属ラミネートフィルム、液晶ディスプレイ用フィルム、太陽電池裏面保護フィルム、タッチパネル式表示装置の透明導電性フィルムのベースフィルム、液晶表示装置に用いられるプリズムシート用のベースフィルム、各種部材の保護用フィルム等の素材として広く用いられている。
また、離型用フィルムは、ポリエステルを基材として、離型性のある樹脂層、例えば、シリコーン樹脂やフッ素樹脂などを塗布して形成される。特に、液晶偏光板用離型用、液晶保護フィルム用離型用、フォトレジスト用、多層基盤、セラミックグリーンシート製造用などの各種離型用途として使用されている。ポリエステルフィルム中には、加工適性、例えば、滑り性、巻き特性等を良くするために粒子を適量配合し、フィルム表面に突起を形成させることが一般的である。
特開2009−215350号公報 特開2015−189118号公報
しかし、近年の各種用途の精密化等に伴い、使用される離型フィルムについても微細な欠点のない、均一な品質が要求されるようになってきた。離型用フィルムから形成される成形体の品質は、基材として使用されるフィルムの精度や品質、特に粗大突起の有無や表面粗度にかかっている。これらのようなフィルム起因の問題を解決するため、フィルムの表面粗度の制御、フィルムの粗大突起を低減する等様々な改善が図られてきた。しかしながら、表面が非常に平滑なフィルムはフィルム製造および加工工程における巻き特性が悪いため、キズが入り、品質の良い成形体を成形することができなくなってしまう。そのため、小型化、高性能化等の市場の要求には十分応えられていない。
本発明は、フィルム表面の平滑性に優れ、表面に粗大突起物がないような適正な加工特性を備え、また、フィルム製造、および、従来その対応が困難とされていた、誘電体層の厚みが0.5μm以下の超薄の誘電体層成形用に対応でき、かつ、各種加工工程における巻き特性が良好である離型用ポリエステルフィルムを提供することにある。
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定の構成を有するポリエステルフィルムによれば、上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、少なくとも片面の表面の算術平均粗さSaが15nm以上であり、最大山高さSpが300nm以下であるポリエステルフィルムであり、当該フィルムの表裏が重なるように重ね合わせた時の空気漏れ指数が15000秒以下であることを特徴とする離型用ポリエステルフィルムに存する。
本発明の離型用ポリエステルフィルムは、適正な加工特性を備え、表面の平滑性に優れ、粗大突起物が少なく、フィルム製造および加工工程における巻き特性が良好という優れた特性を有するポリエステルフィルムを提供することができ、本発明の工業的価値は高い。
本発明のフィルムの3次元測定による表面形状を表す図 本発明を満足しないフィルムの3次元測定による表面形状を表す図
本発明において、ポリエステルフィルムに使用するポリエステルは、ホモポリエステルであっても共重合ポリエステルであってもよい。ホモポリエステルからなる場合、芳香族ジカルボン酸と脂肪族グリコールとを重縮合させて得られるものが好ましい。芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などが挙げられ、脂肪族グリコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。代表的なポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート(PEN)等が例示される。
一方、共重合ポリエステルの場合は、30モル%以下の第三成分を含有した共重合体であることが好ましい。共重合ポリエステルのジカルボン酸成分としては、イソフタル酸、フタル酸テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸セバシン酸、オキシカルボン酸(例えば、P−オキシ安息香酸など)等の一種または二種以上が挙げられ、グリコール成分として、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール等の一種または二種以上が挙げられる。
いずれにしても本発明でいうポリエステルとは、通常80モル%以上、好ましくは90モル%以上がエチレンテレフタレート単位であるポリエチレンテレフタレート、エチレン−2,6−ナフタレート単位であるポリエチレン−2,6−ナフタレート等であるポリエステルを指す。
特に好ましく使用されるポリエステルはポリエチレンテレフタレートである。使用原料のポリエステル樹脂の極限粘度は、0.50dl/g以上が好ましく、0.65dl/g以上がさらに好ましい。上限については特に設けないが、生産性の観点から1.0dl/g以下が現実的である。
本発明においては、溶融押出機を2台または3台以上用いて、いわゆる共押出法により2層または3層以上の積層フィルムとすることができる。層の構成としては、A原料とB原料とを用いたA/B構成、またはA/B/A構成、またC原料も用いたA/B/C構成またはそれ以外の構成のフィルムとすることができるが、特に両面の表面特性を変える必要がない場合は、表裏を同じ設計としたA/B/A構成の製造が容易であり好ましい。
本発明におけるポリエステルフィルムの総厚みは、フィルムとして製膜可能な範囲であれば特に限定されるものではないが、通常10〜250μm、好ましくは23〜100μm、さらに好ましくは25〜40μmの範囲である。
表層の厚さにおいては、通常0.1〜5μm、好ましくは0.2〜4μm、さらに好ましくは0.3〜3μmである。表層の厚さが0.1μm未満では、表層の含有粒子が脱落する場合があり、一方、表層の厚さが5μmを超えると、表層含有粒子に基づく形成突起の均一性が損なわれることがある。
本発明のポリエステルフィルムは、少なくとも片面の表面の算術平均粗さSaが15nm以上、最大山高さSpが300nm以下である。Saが15nm未満の場合、走行性に欠け、取り扱い性に問題を生じ、Spが300nmより大きい場合、表面の平滑性が損なわれ好ましくない。具体的に示すと、図1に示すように、突起が小さく、かつ下地が荒れている状態であるのが、本発明の特徴である。
具体的に説明すると、算術平均粗さSaとは、二次元のRaを三次元に拡張したもので、表面形状曲面と平均面で囲まれた部分の体積を測定面積で割ったものであり、以下の式から求められる。表面をXY面,高さ方向をZ軸とした時、A:定義された領域(画像全体とする)、Z(x,y):画像点(x,y)の高さ0の面からの高さとすると、以下のように表される。
最大山高さSpとは表面の平均面からの高さの最大値を表し、以下のように表される。
上記、フィルムの表面粗さ特性は、例えば、表面を構成するフィルム層中に微細な不活性粒子を含有させ、その平均1次粒子径や含有量を制御することで達成できる。例えば、粒子の平均1次粒子径が0.3〜0.6μmの粒子を、ポリエステルフィルム全体に対して、通常0.4〜1.2重量%、好ましくは0.5〜1.0重量%含有させればよい。平均1次粒子径が0.3μm未満の場合や、含有量が0.5重量%未満の場合、十分な滑り性や巻き特性を得ることができないことがある。一方、平均1次粒子径が0.6μmより大きい場合や、含有量が1.0重量%を超える場合、表面の平滑性が損なわれることがある。
配合する粒子の種類は易滑性付与可能な粒子であれば特に限定されるものではなく、具体例としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、カオリン、酸化アルミニウム、酸化チタン等の粒子が挙げられる。また、特公昭59−5216号公報、特開昭59−217755号公報等に記載されている耐熱性有機粒子を用いてもよい。この他の耐熱性有機粒子の例として、熱硬化性尿素樹脂、熱硬化性フェノール樹脂、熱硬化性エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等が挙げられる。さらにポリエステル製造工程中、触媒等の金属化合物の一部を沈殿、微分散させた析出粒子を用いることもできる。
一方、使用する粒子の形状に関しても特に限定されるわけではなく、球状、塊状、棒状、扁平状等の何れを用いてもよい。また、その硬度、比重、色等についても特に制限はない。これら一連の粒子は、必要に応じて2種類以上を併用してもよい。
本発明では、必要に応じて添加剤を加えてもよい。このような添加剤としては、例えば、安定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロッキング防止剤、酸化防止剤、染料、顔料、紫外線吸収剤などが挙げられる。
ポリエステル中に粒子を添加する方法としては、特に限定されるものではなく、従来公知の方法を採用しうる。例えば、ポリエステルを製造する任意の段階において添加することができるが、好ましくはエステル化の段階、もしくはエステル交換反応終了後、重縮合反応を進めてもよい。また、ベント付き混練押出機を用い、エチレングリコールまたは水などに分散させた粒子のスラリーとポリエステル原料とをブレンドする方法、または混練押出機を用い、乾燥させた粒子とポリエステル原料とをブレンドする方法などによって行われる。
上記、方法で得られるマスターバッチを使用してポリエステルフィルムを製造するが、本発明においては、使用するマスターバッチ中の粒子の体積平均粒子径の変動係数CVが230%以下であることが好ましく、さらに好ましくは100%以下、特に好ましくは30%以下である。CVが230%より大きい場合、マスターバッチ中の粒子の均一性が悪くなる傾向があり、粒子が大きな凝集体を形成している状態となることがあり、その場合、図2に示すように、フィルム中に凝集が残ってしまうため表面の平滑性に影響を及ぼすことがある。
本発明において、表面平滑性と良好な巻き取り性を有するためには、後述の測定方法による、片側表層ともう一方の表層とが重なるように積層して測定した空気漏れ指数が15000秒以下であることが必要である。当該空気漏れ指数が15000秒より大きい場合、フィルム巻上げの際に噛み込んだエアが抜けにくく、シワや端面不揃いなどのロール外観の不良となる場合がある。また、巻き込んだエアが十分時間経過後、特に搬送中に抜けることで、巻き芯方向にフィルムがズレたり、ズレによりキズが入ったりして問題となる。なお、空気漏れ指数を上記範囲にするには、フィルム表層に添加する滑剤粒子の粒子径、添加量、フィルムの延伸条件等を調節することで達成できる。
次に本発明におけるポリエステルフィルムの製造例について具体的に説明する。先に記したように、ポリエステルに不活性粒子を含有させる方法としては、エチレングリコールに不活性粒子を所定割合にてスラリーの形で分散し、ポリエステル重合完結前の任意段階で添加する方法がある。また、不活性粒子を添加剤用ホッパーから添加し、ベント方式の二軸混練押出機に供給しポリエステルに練り込む方法も効果的である。
上記不活性粒子混練時、押出機の吐出量Qとスクリュー回転数Nの比であるQ/Nを変化させることにより、粒子の分散性の異なるマスターバッチを得ることができる。好ましくはQ/Nが1.0以下、さらに好ましくはQ/Nが0.5以下である。Q/Nが1.0よりも大きい場合、練りが弱いため、マスターバッチ中の不活性粒子の凝集に繋がり、粗大突起の原因となる可能性がある。ここで、Q/Nの値は、使用する押出機の径により異なるため、以下の換算式を用いて算出する。
Qは吐出量、Dはスクリュー径、Nはスクリュー回転数を示している。
また、微小な凝集や異物もフィルム欠陥となるため、例えば5μm以上の異物を95%以上捕集するフィルターを用いることが効果的である。
ポリエステルフィルムの製造方法としては、以下の製造例に何ら限定されるものではない。先に述べたポリエステル原料を使用し、ダイから押し出された溶融シートを冷却ロールで冷却固化して未延伸シートを得る方法が好ましい。この場合、シートの平面性を向上させるためシートと回転冷却ドラムとの密着性を高めることが好ましく、静電印加密着法および/または液体塗布密着法が好ましく採用される。次に得られた未延伸シートは二軸方向に延伸される。その場合、まず、前記の未延伸シートを一方向にロールまたはテンター方式の延伸機により延伸する。延伸温度は、通常70〜140℃、好ましくは85〜120℃であり、延伸倍率は通常2.5〜7.0倍、好ましくは3.0〜6.0倍である。次いで、一段目の延伸方向と直交する方向に延伸するが、その場合、延伸温度は通常90〜170℃であり、延伸倍率は通常3.0〜7.0倍、好ましくは3.5〜6.0倍である。そして、引き続き180〜270℃の温度で緊張下または30%以内の弛緩下で熱処理を行い、二軸配向フィルムを得る。上記の延伸においては、一方向の延伸を2段階以上で行う方法を採用することもできる。その場合、最終的に二方向の延伸倍率がそれぞれ上記範囲となるように行うのが好ましい。
また、本発明のポリエステルフィルム製造に関しては、同時二軸延伸法を採用することもできる。同時二軸延伸法は、前記の未延伸シートを通常70〜170℃、好ましくは85〜140℃で温度コントロールされた状態で機械方向および幅方向に同時に延伸し配向させる方法であり、延伸倍率としては、面積倍率で4〜50倍、好ましくは7〜35倍、さらに好ましくは10〜25倍である。そして、引き続き、170〜250℃の温度で緊張下または30%以内の弛緩下で熱処理を行い、延伸配向フィルムを得る。上述の延伸方式を採用する同時二軸延伸装置に関しては、スクリュー方式、パンタグラフ方式、リニアー駆動方式等、従来公知の延伸方式を採用することができる。
本発明においては、前記の通りポリエステルの溶融押出機を2台または3台以上用いて、いわゆる共押出法により2層または3層以上の積層フィルムとすることができる。層の構成としては、A原料とB原料とを用いたA/B構成、またはA/B/A構成、またC原料も用いたA/B/C構成またはそれ以外の構成のフィルムとすることができる。例えばA層にポリエステル樹脂と粒子を用い表面形状を設計し、B原料としては粒子を含有しない原料を用い、A/B構成のフィルムとすることができる。この場合B層の原料を自由に選択できることからコスト的な利点などが大きい。また当該フィルムの再生原料をB層に配合しても表層であるA層により表面粗度の設計ができるので、さらにコスト的な利点が大きくなる。
本発明のポリエステルフィルムには、塗布層を設けても構わない。すなわち、上述のポリエステルフィルムの延伸工程中にフィルム表面を処理する、いわゆる塗布延伸法(インラインコーティング)を施しても構わない。
また、塗布層は、帯電防止剤、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料などを含有していてもよい。
塗布剤の塗布方法としては、リバースロールコーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアドクターコーターまたはこれら以外の塗布装置を使用することができる。
なお、塗布剤のフィルムへの塗布性や接着性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電処理を施してもよい。また、表面特性をさらに改良するため、塗布層形成後に放電処理を施してもよい。
塗布層の厚みは、最終的な乾燥厚さとして、通常0.02〜0.5μm、好ましくは0.03〜0.3μmの範囲である。塗布層の厚さが0.02μm未満の場合は、効果が十分に発揮されない恐れがある。塗布層の厚さが0.5μmを超える場合は、フィルムが相互に固着しやすくなったり、特にフィルムの高強度化のために塗布処理フィルムを再延伸する場合は、工程中のロールに粘着しやすくなったりする傾向がある。上記の固着の問題は、特にフィルムの両面に同一の塗布層を形成する場合に顕著に現れる。
なお、必要に応じて、フィルムの製造後にコートするオフラインコートと呼ばれる方法でコートしてもよい。コーティングの材料としては、オフラインコートの場合は水系および/または溶剤系いずれでもよい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、種々の諸物性、特性は以下のように測定、または定義されたものである。実施例中、「%」は「重量%」を意味する。
(1)極限粘度
測定試料をフェノール/テトラクロロエタン=50/50(重量部)の溶媒に溶解させて濃度c=0.01g/cmの溶液を調製し、30℃にて溶媒との相対粘度ηを測定し、極限粘度[η]を求めた。
(2)フィルム厚さ
フィルム小片をエポキシ樹脂にて固定成形した後、ミクロトームで切断し、フィルムの断面を透過型電子顕微鏡写真にて観察した。その断面のうちフィルム表面とほぼ平行に2本、明暗によって界面が観察される。その2本の界面とフィルム表面までの距離を10枚の写真から測定し、平均値を層厚さとした。
(3)フィルム積層厚さ
表面からエッチングしながらXPS(X線光電子光法)、IR(赤外分光法)あるいはコンフォーカル顕微鏡などで、その粒子濃度の深さプロファイルを測定する。片面に積層したフィルムにおける表層では、表面という空気−樹脂の界面のために粒子濃度は低く、表面から遠ざかるにつれて粒子濃度は高くなる。本発明の片面に積層したフィルムの場合は、深さ[I]で一旦極大値となった粒子濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲線をもとに極大値の粒子濃度の1/2になる深さ[II](ここで、II>I)を積層厚さとした。さらに、無機粒子などが含有されている場合には、二次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、フィルム中の粒子のうち最も高濃度の粒子の起因する元素とポリエステルの炭素元素の濃度比(M+/C+)を粒子濃度とし、層(A)の表面からの深さ(厚さ)方向の分析を行う。そして上記同様の手法から積層厚さを得る。
(4)フィルム表面粗さ(Sa、Sz、Sp)
ブルカー・エイエックスエス株式会社の「Contour GT-X」(登録商標)を用いて測定し、得られたる表面のプロファイル曲線より、算術平均粗さSa値、最大高さSz、最大山高さSp値を求めた。
(5)平均1次粒径
走査型電子顕微鏡(HITACHI製、「S3400N」)を用いて、粉体を観察した。得られた画像データから粒子1個の大きさを測定し、10点の平均値を平均1次粒径とした。
(6)変動係数CV
測定試料をフェノール/テトラクロロエタン=40:60(重量部)の溶媒を用いて溶解し、濃度c=0.03g/mlの溶液を調製し、レーザー回折型粒度分布計(日機装社製、「MT−3000II」)を用いて測定した。得られたデータより、体積平均粒子径、体積平均粒子径の標準偏差及び変動係数CVを求めた。変動係数CVの値は下記式により求めることができる。
変動係数CV(%)= 体積平均粒子径の標準偏差(μm)×100/体積平均粒子径
(μm)。
(7)空気漏れ指数
東洋精機製のデジベック平滑度試験機DB−2を用いて温度23℃、湿度50%RHの雰囲気下で測定した。加圧装置の圧力は100kPa、真空容器は容積38mlの小真空容器を使用し、1mLの空気が流れる時間、すなわち容器内の圧力が50.7kPaから48.0kPaに変化するまでの時間(秒)を計測し、得られた秒数の10倍を空気漏れ指数とした。サンプルサイズは70mm四方として、フィルムの表裏が重なるように20枚を積層し、空気の漏れが均一になるように積層したフィルムの中央に直径5mmの穴を開けて測定した。この空気漏れ指数の値が大きいほど、フィルム同士の隙間から空気が漏れるのに時間を要するので、フィルム同士がより密に接していることを示している。
(8)巻き特性
本発明のポリエステルフィルムを500mm幅でスリットし、10000m巻き取った後、フィルム表層部から2000mごとに解体していき、フィルム面のキズ発生の有無を確認し、以下のように判断した。
(判定基準)
◎:フィルムを巻き取る際に傷が入りにくく、加工時の取り扱い性も良好である
○:フィルムを巻き取る際に発生する傷を軽減でき、加工時の取り扱い性も問題ない
×:フィルムを巻き取る際に傷が発生し、生産または加工には適さない
(9)転写基材の平坦性評価
ポリエステルフィルムの表面に、硬化型シリコーン樹脂(信越化学工業(株)社製「KS−779H」)100部、硬化剤(信越化学工業(株)社製「CAT−PL−8」1部、メチルエチルケトン/トルエン混合溶媒(混合比率1:1)2200部よりなる離型剤を乾燥後の塗布量が0.1g/mとなるように塗布し、離型フィルムを得た。この離型フィルムの離型面に、チタン酸バリウム(富士チタン工業(株)社製:平均1次粒径0.7μm)100部、ポリビニルブチラール樹脂(積水化学工業(株)社製「エスレック BM−S」)30部、可塑剤(フタール酸ジオクチル)5部、トルエン/エタノール混合溶媒(混合比率:6:4)200部よりなるセラミックスラリーを塗布し、乾燥後の塗布量が0.5g/m2となるように塗布しグリーンシートを得た。得られたグリーンシートの表面(測定対象面積:100cm2)を走査型レーザー顕微鏡(レーザーテック(株)社製)による表面観察を行い、以下の判定基準により評価した。
○:グリーンシート表面に深さ0.05μm以上の凹みが1個以下/100cm
△:グリーンシート表面に深さ0.05μm以上の凹みが1個以上5個未満/100cm
×:グリーンシート表面に深さ0.05μm以上の凹みが5個以上/100cm
(10)総合判定
表面粗さ、空気漏れ指数、巻き特性、転写基材の平滑性などを総合的に判断し、フィルム表面の平滑性に優れ、表面に粗大突起物がないような適正な加工特性を備え、また、フィルム製造および加工工程における巻き特性が良好である離型用ポリエステルフィルムを○、不十分なものを×とした。
以下の実施例および比較例で使用した原料は、以下のようにして準備した。
・ポリエステル(1)
ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール70部、および酢酸カルシウム一水塩0.07部を反応器にとり、加熱昇温すると共にメタノール留去させエステル交換反応を行い、反応開始後、約4時間半を要して230℃に昇温し、実質的にエステル交換反応を終了した。
次に燐酸0.04部および三酸化アンチモン0.035部を添加し、常法に従って重合した。すなわち、反応温度を徐々に上げて、最終的に280℃とし、一方、圧力は徐々に減じて、最終的に0.05mmHgとした。4時間後、反応を終了し、常法に従い、チップ化してポリエステル(1)を得た。得られたポリエチレンテレフタレートの極限粘度は0.66dl/gであった。
・ポリエステル(2)
さらに上記の実質的に粒子を含有しないホモポリエステルペレットに、平均1次粒径0.3μmの球状シリカをポリエステルに対し1.5重量%添加し、ベント式二軸混練機を用いて練り込み、ポリエステル(2)を得た。この時、吐出量とスクリュー回転数の比であるQ/Nは0.61であった。
実施例1:
上記ポリエステル(1)およびポリエステル(2)を40:60の比率で混合したポリエステルをA層用の原料とし、上記ポリエステル(1)をB層用の原料とした。A層およびB層用原料をそれぞれ別個の溶融押出機により溶融押出して(A/B/A)の2種3層積層の無定形シートを得た。ついで、冷却したキャスティングドラム上に、シートを共押出し冷却固化させて無配向シートを得た。次いで、90℃にて縦方向に3.0倍延伸した後、テンター内で予熱工程を経て130℃で横方向に4.0倍延伸、230℃で15秒間の熱処理を行い、製膜機にて巻き取ることで厚さ31μm(A層:2μm、B層:27μm)のポリエステルフィルムを得た。評価結果を下記表1に示す。
実施例2:
実施例1において、ポリエステルA層の粒子量が0.8重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が68とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例3:
実施例1において、ポリエステルA層の粒子量が1.0重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が13、A層の厚さを0.5μmとすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例4:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.4μmの炭酸カルシウム、ポリエステルA層の粒子量が0.7重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が13とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例5:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.4μmの炭酸カルシウム、ポリエステルA層の粒子量が0.8重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が140、A層の厚さを1.0μmとすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例6:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.5μmの有機粒子、ポリエステルA層の粒子量が0.6重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が10とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例7:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.6μmの有機粒子、ポリエステルA層の粒子量が0.5重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が15、A層の厚さを3.0μmとすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
比較例1:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.2μmのアルミナ粒子、ポリエステルA層の粒子量が1.5重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が14とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。得られたフィルムは、転写基材の平滑性は良好であったが、巻き特性が悪いものであった。
比較例2:
実施例1において、ポリエステルA層の粒子量が0.6重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が302とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。得られたフィルムは、巻き特性は良好であったが、転写基材の平滑性が悪いものであった。
比較例3:
実施例1において、ポリエステルA層の粒子量が0.4重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が28とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。得られたフィルムは、転写基材の平滑性は良好であったが、巻き特性が悪いものであった。
比較例4:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.4μmの有機粒子、ポリエステルA層の粒子量が0.7重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が421とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。得られたフィルムは、巻き特性は良好であったが、転写基材の平滑性が悪いものであった。
比較例5:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.4μmの有機粒子、ポリエステルA層の粒子量が1.1重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が98とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。得られたフィルムは、巻き特性は良好であったが、転写基材の平滑性が悪いものであった。
比較例6:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.5μmの炭酸カルシウム、ポリエステルA層の粒子量が0.6重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が240とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。得られたフィルムは、巻き特性は良好であったが、転写基材の平滑性が悪いものであった。
比較例7:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.6μmの有機粒子、ポリエステルA層の粒子量が0.5重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が326とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。得られたフィルムは、巻き特性は良好であったが、転写基材の平滑性が悪いものであった。
比較例8:
実施例1において、配合粒子種が平均1次粒径0.7μmの球状シリカ、ポリエステルA層の粒子量が0.3重量%、マスターバッチ中の体積平均粒子径の変動係数が11とすること以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。得られたフィルムは、巻き特性は良好であったが、転写基材の平滑性が悪いものであった。
以上、得られた結果をまとめて下記表1に示す。
上記表1中、SIは球状シリカ、CAは炭酸カルシウム、OPは有機粒子、Alはアルミナ粒子をそれぞれ意味する。
本発明の離型フィルムは、例えば、誘電体層の厚みが0.5μm以下の超薄の誘電体層成形用として好適に利用することができる。

Claims (1)

  1. 少なくとも片面の表面の算術平均粗さSaが15nm以上であり、最大山高さSpが300nm以下であるポリエステルフィルムであり、当該フィルムの表裏が重なるように重ね合わせた時の空気漏れ指数が15000秒以下であることを特徴とする離型用ポリエステルフィルム。
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