JP2017174690A - カーボンナノチューブ線材の接続方法及びカーボンナノチューブ線材接続構造体 - Google Patents

カーボンナノチューブ線材の接続方法及びカーボンナノチューブ線材接続構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】カーボンナノチューブ線材の端部同士の接合部における良好な導電性を実現することができるカーボンナノチューブ線材の接続方法を提供する。【解決手段】CNT線材11,21の接続方法では、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21aを粗化し、長手方向端部11a,21a同士を接続すると共に、該長手方向端部同士の接続部を、はんだ以外の材料からなる導電性部材40で接合する。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のカーボンナノチューブを束ねてなるカーボンナノチューブ束の複数を撚り合わせてなるカーボンナノチューブ線材同士を接続する接続方法、及びカーボンナノチューブ線材接続構造体に関する。
従来、自動車や産業機器などの様々な分野における電力線や信号線として、一又は複数の線材からなる芯線と、該芯線を被覆する絶縁被覆とからなる電線が用いられている。芯線を構成する線材の材料としては、通常、電気特性の観点から銅又は銅合金が使用されるが、近年、軽量化の観点からアルミニウム又はアルミニウム合金が提案されている。例えば、アルミニウムの比重は銅の比重の約1/3、アルミニウムの導電率は銅の導電率の約2/3(純銅を100%IACSの基準とした場合、純アルミニウムは約66%IACS)であり、アルミニウム線材に、銅線材と同じ電流を流すためには、アルミニウム線材の断面積を、銅の線材の断面積の約1.5倍と大きくする必要があるが、そのように断面積を大きくしたアルミニウム線材を用いたとしても、アルミニウム線材の質量は、純銅の線材の質量の半分程度であることから、アルミニウム線材を使用することは、軽量化の観点から有利である。
上記のような背景のもと、昨今では、自動車、産業機器等の高性能化・高機能化が進められており、これに伴い、各種電気機器、制御機器などの配設数が増加するとともに、これら機器に使用される電気配線体の配線数も増加する傾向にある。また、その一方で、環境対応のために自動車等の移動体の燃費を向上させるため、線材の軽量化が強く望まれている。
こうした更なる軽量化を達成するための新たな手段の一つとして、カーボンナノチューブを線材として活用する技術が新たに提案されている。カーボンナノチューブは、六角形格子の網目構造を有する筒状体の単層、あるいは略同軸で配された多層で構成される3次元網目構造体であり、軽量であると共に、導電性、電流容量、弾性、機械的強度等の特性に優れるため、電力線や信号線に使用されている金属に代替する材料として注目されている。
カーボンナノチューブの比重は、銅の比重の約1/5(アルミニウムの約1/2)であり、また、カーボンナノチューブ単体は、銅(抵抗率1.68×10−6Ω・cm)よりも高導電性を示す。したがって理論的には、複数のカーボンナノチューブを撚り合わせてカーボンナノチューブ集合体を形成すれば、更なる軽量化、高導電率の実現が可能となる。しかしながら、nm単位のカーボンナノチューブを撚り合わせて、μm〜mm単位のカーボンナノチューブ線材を作製した場合、構成単位となる1本当たりの外径が非常に小さいため、カーボンナノチューブ間の接触抵抗や内部欠陥形成が要因となり、線材全体の抵抗値が増大してしまうという問題があることから、カーボンナノチューブをそのまま線材として使用することが困難であった。
そこで、共鳴ラマン散乱測定により得られるスペクトルで、1550〜1650cm−1の範囲内で最大のピーク強度をG、1300〜1400cm−1の範囲内で最大のピーク強度をDとしたとき、G/Dの比が10以上であり、電気伝導度が50S/cm以上であるカーボンナノチューブの凝集構造体が提案されている。1550〜1650cm−1の範囲内のピークであるGバンドは、カーボンナノチューブのグラファイト構造に由来し、1300〜1400cm−1の範囲内のピークであるDバンドは、アモルファスカーボンやカーボンナノチューブの格子欠陥に由来するため、G/D比が10以上であると、格子欠陥の少ない高品質のカーボンナノチューブで構成されていることとなる。これにより、電気伝導性の高い凝集紡糸構造体を得ることができるとされている(特許文献1)。
特開2013−67938号公報
ここで、カーボンナノチューブ線材を移動体などの接続構造体として用いた場合、配索時や保全時に、カーボンナノチューブ線材に切断、接合などの加工を施す必要がある。また、加工後の接続構造体には加工前と同等の電気的特性が求められることから、加工後のカーボンナノチューブ線材同士の接合部における導電性等を確保する必要がある。
しかしながら、上記特許文献では、複数のカーボンナノチューブを撚り合わせてなるカーボンナノチューブ線材それ自体の電気的特性を向上することが開示されているにすぎず、カーボンナノチューブ線材同士の接合部における導電性については開示されていない。特に、カーボンナノチューブ線材を構成するカーボンナノチューブは外径数nmと超極細であるため、各線材端部の撚りをほどいた後に当該端部同士を互いに撚り合わせて確実な電気的接続を行うことができない。また、カーボンナノチューブに対するはんだの濡れ性が低いため、カーボンナノチューブ線材の端部同士の接合部をはんだで形成することができず、導電性を確保することが困難であるという問題がある。
本発明の目的は、カーボンナノチューブ線材の端部同士の接合部における良好な導電性を実現することができるカーボンナノチューブ線材の接続方法及びカーボンナノチューブ接続構造体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るカーボンナノチューブ線材は、複数のカーボンナノチューブ束を撚り合わせてなるカーボンナノチューブ線材の端部同士を接続するカーボンナノチューブ線材の接続方法であって、前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士を接続すると共に、前記長手方向端部同士の接続部を、はんだ以外の材料からなる少なくとも1つの導電性部材で接合することを特徴とする。
また、前記カーボンナノチューブ線材の接続方法では、前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部を粗化して凹凸部を形成し、前記凹凸部同士を接続すると共に、前記凹凸部同士を前記少なくとも1つの導電性部材で接合する。
また、前記カーボンナノチューブ線材の接続方法では、前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部に金属微粒子を含有する接合材を塗布し、前記接合材を加熱することにより、導電性部材を形成するのが好ましい。
また、前記カーボンナノチューブ線材の接続方法では、前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部に導電性接着剤を塗布することにより、導電性部材を形成するのが好ましい。
また、前記カーボンナノチューブ線材の接続方法では、前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士を、カーボンナノチューブを含有するシート材で包むことにより、前記導電性部材を形成するのが好ましい。
前記カーボンナノチューブ線材に異種元素がドープされているのが好ましい。
また、前記カーボンナノチューブ線材を構成するカーボンナノチューブが、2層又は3層の層構造を有するのが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明に係るカーボンナノチューブ線材接続構造体は、複数のカーボンナノチューブ束を撚り合わせてなるカーボンナノチューブ線材の端部同士が接続されたカーボンナノチューブ線材接続構造体であって、前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士の接合部に設けられ、はんだ以外の材料からなる少なくとも1つの導電性部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士を接続すると共に、該長手方向端部同士の接続部を、はんだ以外の少なくとも1つの導電性部材で接合するので、導電性部材によってカーボンナノチューブ線材の長手方向端部間の導通が向上し、上記長手方向端部同士の良好な導電性を実現することができる。また、カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士を粗化して凹凸部を形成し、該凹凸部同士を接続すると共に、当該凹凸部同士を導電性部材で接合するので、カーボンナノチューブの端部同士の接合がより強固になり、カーボンナノチューブ線材間の導通を更に向上することができる。
また、カーボンナノチューブ線材の長手方向端部に、金属微粒子を含有する接合材又は導電性接着剤を塗布することにより導電性部材を形成するので、カーボンナノチューブ同士の直接接続による電子伝導パスに加えて、導電性部材を介した電子伝導パスを設けることができ、カーボンナノチューブ線材間の導通を更に向上することができる。更に、カーボンナノチューブ線材の長手方向端部を、カーボンナノチューブを含有するシート材で包むことにより、該シート材を介した電子伝導パスを設けることができ、カーボンナノチューブ線材間の導通を更に向上することができ、加えて、カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士の接合部における屈曲性を確保し易くなり、加工前と同等の機械的特性を実現することが可能となる。
本発明の実施形態に係るカーボンナノチューブ線材接続構造体の構成を概略的に示す図であり、(a)は全体斜視図、(b)はカーボンナノチューブ線材同士の接合部を示す部分拡大図である。 は、図1のカーボンナノチューブ線材接続構造体の製造方法の一例を示すフローチャートである。 (a)〜(f)は、図2のカーボンナノチューブ線材接続構造体の製造方法における各工程を説明するための斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<カーボンナノチューブ線材接続構造体の構成>
本発明の実施形態に係るカーボンナノチューブ線材接続構造体の構成を概略的に示す図であり、(a)は全体斜視図、(b)はカーボンナノチューブ線材同士の接合部を示す部分拡大図である。なお、図1におけるカーボンナノチューブ線材接続構造体は、その一例を示すものであり、本発明に係る各構成の形状、寸法等は、図1のものに限られないものとする。
図1(a)及び(b)に示すように、カーボンナノチューブ線材接続構造体1(以下、CNT線材接続構造体という)は、複数のカーボンナノチューブ束11A(以下、CNT束という)を撚り合わせてなるカーボンナノチューブ線材11,21(以下、CNT線材という)の長手方向端部11a,21a同士の接合部30に設けられ、はんだ以外の材料からなる少なくとも1つの導電性部材40を備える。本実施形態では、CNT電線10が、CNT線材11と、該CNT線材を被覆する絶縁被覆12とを有すると共に、CNT電線20が、CNT電線10と同様、CNT線材21と、該CNT線材を被覆する絶縁被覆22とを有しており、CNT電線10,20の端部同士が互いに接続されている。
(導電性部材の構成)
導電性部材40は、金属微粒子を含有する接合材、導電性接着剤、及びCNTを含有するシート材のうちのいずれか又は複数で形成されている。
導電性部材40が上記のうちの複数で形成される場合、導電性部材40は、例えば、長手方向端部11a、21a同士の接合部30に設けられ、且つ金属微粒子を含有する接合材又は導電性接着剤からなる第1導電性部材と、該第1導電性部材に外装され、且つCNTを含有するシート材からなる第2導電性部材とで構成される。
上記金属微粒子を含有する接合材は、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)からなる群から選択された1又は複数の金属からなる微粒子を含有する材料からなり、該微粒子はナノ粒子であるのが好ましい。また、接合材は、上記群から選択された1又は複数の金属からなる微粒子を含有するペースト状材料からなるのが好ましい。接合材における金属微粒子の含有量は、50〜90%が好ましく、より好ましくは50〜70wt%である。50wt%以下であるとCNT内に付着させる金属微量粒子が少なく、金属焼結体が形成されない、90wt%以上であると、ペーストの粘度が低くCNT内に金属微粒子が分散されない。これらの金属微粒子における酸化物と金属の割合が、76〜94%金属であることが好ましい。また、その微粒子の直径は、10nm〜40nmであるのが好ましい。
上記導電性接着剤は、例えばエポキシ系などの樹脂に、導電性材料からなるフィラーが充填されてなる。
上記CNTを含有するシート材は、CNTを含有するシート材、あるいはCNTのみからなるシート材であり、シート材におけるCNTの含有量は、60wt%〜90wt%であるのが好ましい。上記シート材は、例えば複数のCNTの向きをほぼ一定方向に揃えた状態でシート状に成形することにより得られる。
このシート材は、当該シート材に含有されるCNT全体重量に対する、2層又は3層構造を有するCNTの合計重量が80%以上であるのが好ましく、90%以上であるのがより好ましい。
(CNT線材及びCNTの構成)
CNT線材11は、1層以上の層構造を有するCNTの複数が束ねられてなるCNT束11A,11A同士(図1(b))を撚り合わせて構成されている。CNT線材11の外径は、0.01〜1mmである。CNT線材21も同様、1層以上の層構造を有するCNTの複数が束ねられてなるCNT束21A,21A同士を撚り合わせて構成されている。すなわちCNT線材11,21は、複数のCNTが纏められた束状体となっており、これら複数のCNTの軸方向がほぼ揃って配されている。
CNT線材11は、CNT束11Aに異種元素がドープされてなるカーボンナノチューブ複合体の複数を撚り合わせて構成されてもよく、CNT線材21も同様に、CNT束21Aに異種元素がドープされてなるカーボンナノチューブ複合体の複数を撚り合わせて構成されてもよい。
CNT線材11は、該CNT線材の長手方向端部11aに設けられた凹凸部11−1を備える。また、CNT線材21は、該CNT線材の長手方向端部21aに設けられた凹凸部21−1を備える。そして、導電性部材40は、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21a同士の接合部30において、凹凸部11−1,21−1を覆うように配置されている。
凹凸部11−1は、例えば長手方向端部11aの粗化処理によって形成される粗化部である。凹凸部11−1は、CNT線材11の一部が延出してなる複数の延出部11−1a,11−1a,・・・によって形成されている。これら複数の延出部11−1aは、例えばCNT単体、CNT束、CNT束の複数本の集合体等からなり、これらがランダムに延出している。凹凸部21−1も、上記同様に、複数の延出部21−1a,21−1a,・・・によって形成されている。
接合部30では、図1(b)に示すように、凹凸部11−1の表面、及び凹凸部21−1の表面からCNTがランダムに延出し、凹凸部11−1側のCNTと凹凸部21−1側のCNTとが絡み合い、凹凸部11−1,12−1同士が密に接続されている。そして、凹凸部11−1,12−1を被覆するように導電性部材40が配置されることにより、接合部30が形成されている。
CNT線材11を構成するCNTは、単層構造又は複層構造を有する筒状体であり、それぞれSWNT(single-walled nanotube)、MWNT(multi-walled nanotube)と呼ばれる。例えば、2層構造を有するCNTは、六角形格子の網目構造を有する2つの筒状体が略同軸で配された3次元網目構造体となっており、DWNT(Double-walled nanotube)と呼ばれる。構成単位である六角形格子は、その頂点に炭素原子が配された六員環であり、他の六員環と隣接してこれらが連続的に結合している。
CNTの性質は、上記のような筒状体のカイラリティ(chirality)に依存する。カイラリティは、アームチェア型、ジグザグ型、及びそれ以外のカイラル型に大別され、アームチェア型は金属性、カイラル型は半導体性、ジグザグ型はその中間の挙動を示す。よってCNTの導電性はいずれのカイラリティを有するかによって大きく異なり、CNT集合体の導電性を向上させるには、金属性の挙動を示すアームチェア型のCNTの割合を増大させることが重要とされてきた。一方、半導体性を有するカイラル型のCNTに電子供与性もしくは電子受容性を持つ物質(異種元素)をドープすることにより、金属的挙動を示すことが分かっている。また、一般的な金属では、異種元素をドープすることによって金属内部での伝導電子の散乱が起こって導電性が低下するが、これと同様に、金属性CNTに異種元素をドープした場合には、導電性の低下を引き起こす。
このように、金属性CNT及び半導体性CNTへのドーピング効果は、導電性の観点からはトレードオフの関係にあると言えることから、理論的には金属性CNTと半導体性CNTとを別個に作製し、半導体性CNTにのみドーピング処理を施した後、これらを組み合わせることが望ましい。しかし、現状の製法技術では金属性CNTと半導体性CNTとを選択的に作り分けることは困難であり、金属性CNTと半導体性CNTが混在した状態で作製される。このため、金属性CNTと半導体性CNTの混合物からなるCNT線材の導電性を向上させるには、異種元素・分子によるドーピング処理が効果的となるCNT構造を選択することが好ましい。
複数のCNTの集合体で構成されるCNT束11Aにおいて、複数のCNTの個数に対する、2層構造又は3層構造を有するCNTの個数の和の比率が50%以上であるのが好ましく、75%以上であるのがより好ましい。すなわち、一のCNT束を構成する全CNTの総数をNTOTAL、上記全CNTのうち2層構造を有するCNT(2)の数の和をNCNT(2)、上記全CNTのうち3層構造を有するCNT(3)の数の和をNCNT(3)としたとき、下記式(1)で表すことができる。
(NCNT(2)+NCNT(3))/NTOTAL×100(%)≧50(%) ・・・(1)
2層構造又は3層構造のような層数が少ないCNTは、それより層数の多いCNTよりも比較的導電性が高い。また、ドーパントは、CNTの最内層の内部、もしくは複数のCNTで形成されるCNT間の隙間に導入される。CNTの層間距離はグラファイトの層間距離である0.335nmと同等であり、多層CNTの場合その層間にドーパントが入り込むことはサイズ的に困難である。このことからドーピング効果はCNTの内部および外部にドーパントが導入されることで発現するが、多層CNTの場合は最外層および最内層に接していない内部に位置するチューブのドープ効果が発現しにくくなる。以上のような理由により、複層構造のCNTにそれぞれドーピング処理を施した際には、2層構造又は3層構造を有するCNTでのドーピング効果が最も高い。また、ドーパントは、強い求電子性もしくは求核性を示す、反応性の高い試薬であることが多い。単層構造のCNTは多層よりも剛性が弱く、耐薬品性に劣るためにドーピング処理を施すと、CNT自体の構造が破壊されてしまうことがある。よって本発明ではCNT集合体に含まれる2層構造又は3層構造を有するCNTの個数に着目する。また、2層又は3層構造のCNTの個数の和の比率が50%未満であると、単層構造又は4層構造を有するCNTの比率が高くなり、CNT集合体全体としてドーピング効果が小さくなり、高導電率が得にくくなる。よって、2層又は3層構造のCNTの個数の和の比率を上記範囲内の値とする。
CNTにドープされるドーパントは、導電性が向上すれば特に限定はないが、例えば硝酸、硫酸、ヨウ素、臭素、カリウム、ナトリウム、ホウ素及び窒素からなる群から選択される1つ以上の異種元素もしくは分子である。
また、CNT束11Aを構成するCNTの最外層の外径は5.0nm以下であるのが好ましい。CNT束11Aを構成するCNTの最外層の外径が5.0nmを超えると、CNT間および最内層の隙間に起因する空孔率が大きくなり、導電性が低下してしまうため、好ましくない。したがって、CNT束11Aを構成するCNTの最外層の外径を5.0nm以下とする。
CNT線材11は、線材全体の強度及び導電性の観点から、当該線材に分散配置された他の金属部材を有していてもよい。他の金属部材は、例えば長尺状の線材或いは粒子であり、このような形状を有する他の金属部材がCNTに混合されている。上記他の金属部材の金属は、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金を主成分とする材料である。
本発明における導電性部材40が、金属微粒子を含有する接合材で形成される場合、導電性部材40は、上述のように、CNT線材11の長手方向端部11aとCNT線材21の長手方向端部21aとの接合部30に配置されるものであり、CNT線材11,21の長手方向全体に亘って含有される他の金属部材とは異なる。また、CNT線材11におけるCNTに対する上記所定金属の金属含有量は、当該CNTに対する上記他の金属部材の金属含有量よりも大きい。尚、本発明のCNT線材11は、炭素(C)を主成分とする線材であり、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属を主成分とする線材と異なることは言うまでもない。
<カーボンナノチューブ線材接続構造体の製造方法>
図2は、図1のカーボンナノチューブ線材接続構造体1の製造方法の一例を示すフローチャートであり、図3(a)〜(f)は、図2の製造方法における各工程を説明するための斜視図である。
先ず、CNT電線10の絶縁被覆12の一部を剥いで、CNT線材11の長手方向端部11aを露出させたものを準備する(ステップS1、図2(a))。同様にして、CNT電線20の絶縁被覆22の一部を剥いで、CNT線材21の長手方向端部21aを露出させたものを準備する。このとき、露出したCNT線材11の長手方向端部11a及びCNT線材21の長手方向端部21aの少なくとも一方に酸処理を施してもよい。例えば、CNT線材11の長手方向端部11a及びCNT線材21の長手方向端部21aの少なくとも一方を、70〜80℃に熱した濃塩酸に30分程度浸漬する。これにより、長手方向端部11aのCNTにおいて、炭素原子の規則格子配列内に存在する五員環及び七員環等の格子欠陥が酸処理により破壊され、この格子欠陥に相当する部分に開口部が形成される。
次いで、超音波発生装置Dを用いて、露出したCNT線材11の長手方向端部11aに超音波を付与し、当該長手方向端部11aを粗化する(ステップS2、図2(b))。また、同様にして、露出したCNT線材21の長手方向端部21aに超音波を付与し、長手方向端部21aを粗化する。この粗化処理は、超音波以外に、レーザ或いはブラストを用いて行ってもよい。これにより、CNT線材11の長手方向端部11aに、複数の延出部11−1a,11−1aからなる凹凸部11−1(粗化部)が形成され、また、CNT線材21の長手方向端部21aに、複数の延出部21−1a,21−1aからなる凹凸部21−1(粗化部)が形成される(図3(c)参照)。複数の延出部11−1a,21−1aの長手方向長さ或いは凹凸部11−1,21−1の長手方向長さは、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21a同士の接続部の必要長さに因って決定される。
次に、CNT線材11の長手方向端部11aにおける凹凸部11−1と、CNT線材21の長手方向端部21aにおける凹凸部21−1とを接続する(ステップS3、図3(c))。このとき、凹凸部11−1,21−1のそれぞれから延出したCNT同士が絡み合い、凹凸部11−1,21−1同士が強固に接続される。
次に、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21a同士の接続部に、金属微粒子を含有する接合材40−1’を塗布する(ステップS4、図2(d))。接合材40−1’の塗布は、例えば浸漬や噴霧により行う。これにより、凹凸部11−1,21−1から延出した複数のCNTに金属微粒子が近接或いは隣接して配置され、また、凹凸部11−1のCNTと凹凸部21−1のCNTとの間に金属微粒子が介在する。更に、一の凹凸部から延出する複数のCNT間にも上記金属微粒子が介在する。このとき、金属微粒子を含有する接合材40−1’に代えて、導電性接着剤を上記接続部に塗布してもよい。
そして、ステップS4で形成した接合材40−1’を、CNTを含有するシート材40−2’で包む(ステップS5、図2(e))。このとき、接合材40−1’の外周部全体を覆ってシート材を配置し、接合材40−1'の周りにシート材40−2’を所定の締付け圧で1回以上巻回するのが好ましい。これにより、凹凸部11−1,21−1のCNTとシート材40−2’のCNTとを当接させることができる。なお、ステップS4において接合材及び導電性接着剤のいずれも塗布せず、本ステップにおいて、CNT線材11の凹凸部11−1,21−1同士の接続部をシート材40−2’で直接包んでもよい。これにより、凹凸部11−1,21−1のCNTとシート材40−2’のCNTとを確実に当接させることができる。
その後、水素(H)ガス或いは不活性ガス雰囲気中で、接合材40−1’及びシート材40−2’を加熱して、凹凸部11−1,21−1同士を接合し、はんだ以外の材料からなる接合材40−1及びシート材40−2で導電性部材40を形成する(ステップS6、図3(f))。これにより、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21a同士の接合部30が形成される。上記加熱は、例えばレーザ光Lの照射により、接合材40−1’及びシート材40−2’の双方を加熱することができる。また、接合材40−1’の加熱温度は、200〜300℃であるのが好ましい。
このとき、接合材40−1’に含有される金属微粒子が融点降下し、その後固化することで、凹凸部11−1,21−1間に電子伝導パスが形成される。特に、接合材40−1'に含有される金属微粒子が銅ナノ粒子である場合、銅ナノ粒子が、上述したCNTの格子欠陥に由来する開口部と選択的に結合する。そして、凹凸部11−1のCNTと結合した銅ナノ粒子が成長すると共に、凹凸部21−1のCNTと結合した銅ナノ粒子が成長し、更に、これらの銅ナノ粒子が互いに結合する。これにより、凹凸部11−1のCNTと凹凸部21−1のCNTとの間に銅ナノ粒子が介在し、これらCNT間に、接合材40−1内の銅ナノ粒子を介して電子伝導パスを形成することができる。更に、凹凸部11−1のCNTと凹凸部21−1のCNTとの間に、シート材40−2内のCNTを介して電子伝導パスが形成される。
上述したように、本実施形態によれば、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21a同士を接続すると共に、該長手方向端部同士の接続部を、はんだ以外の材料からなる導電性部材40で接合するので、導電性部材40によってCNT線材11,21の長手方向端部11a,21a間の導通が向上し、上記長手方向端部同士の良好な導電性を実現することができる。また、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21a同士を粗化して凹凸部11−1,21−1を形成し、該凹凸部同士を接続すると共に、凹凸部11−1,21−1同士を導電性部材40で接合するので、CNTの端部同士の接合がより強固になり、CNT線材11,21間の導通を更に向上することができる。
また、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21aに、金属微粒子を含有する接合材又は導電性接着剤を塗布することにより導電性部材40を形成するので、CNT同士の直接接続による電子伝導パスに加えて、導電性部材40を介した電子伝導パスを設けることができ、CNT線材11,21間の導通を更に向上することができる。更に、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21aを、CNTを含有するシート材で包むことにより、該シート材を介した電子伝導パスを設けることができ、CNT線材11,21間の導通を更に向上することができ、加えて、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21a同士の接合部30における屈曲性を確保し易くなり、加工前と同等の機械的特性を実現することが可能となる。
以上、本発明の実施形態に係るCNT接続構造体およびその製造方法について述べたが、本発明は記述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば上記実施形態では、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21aに粗化処理を施すが、これに限らず、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21aに粗化処理を施さなくてもよい。すなわち、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21aに凹凸部11−1,21−1が設けられているが、これに限らず、長手方向端部11a,21aに凹凸部が設けられなくてもよい。
また、CNT線材11,21の長手方向端部11a,21a同士の接合部30を形成した後、テーピング等により、接合部30を被覆する被覆部を形成してもよい。
また、上記実施形態では、CNT線材同士を接続するが、これに限らず、CNT線材と、銅、アルミニウム或いはこれらの合金等からなる金属線材とを接続する際に上記製造方法を用いてもよい。
1 CNT線材接続構造体
10 CNT電線
11 CNT線材
11A CNT束
11a 長手方向端部
11−1 凹凸部
11−1a 延出部
12 絶縁被覆
20 CNT電線
21 CNT線材
21A CNT束
21a 長手方向端部
21−1 凹凸部
21−1a 延出部
22 絶縁被覆
30 接合部
40 導電性部材
40−1 接合材
40−1’ 接合材
40−2 シート材
40−2’ シート材
D 超音波発生装置

Claims (8)

  1. 複数のカーボンナノチューブ束を撚り合わせてなるカーボンナノチューブ線材の端部同士を接続するカーボンナノチューブ線材の接続方法であって、
    前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士を接続すると共に、前記長手方向端部同士の接続部を、はんだ以外の材料からなる少なくとも1つの導電性部材で接合することを特徴とする、カーボンナノチューブ線材の接続方法。
  2. 前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部を粗化して凹凸部を形成し、
    前記凹凸部同士を接続すると共に、前記凹凸部同士を前記少なくとも1つの導電性部材で接合することを特徴とする、請求項1記載のカーボンナノチューブ線材の接続方法。
  3. 前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部に金属微粒子を含有する接合材を塗布し、前記接合材を加熱することにより、導電性部材を形成することを特徴とする、請求項1又は2記載のカーボンナノチューブ線材の接続方法。
  4. 前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部に導電性接着剤を塗布することにより、導電性部材を形成することを特徴とする、請求項1又は2記載のカーボンナノチューブ線材の接続方法。
  5. 前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士を、カーボンナノチューブを含有するシート材で包むことにより、前記導電性部材を形成することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ線材の接続方法。
  6. 前記カーボンナノチューブ線材に異種元素がドープされていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ線材の接続方法。
  7. 前記カーボンナノチューブ線材を構成するカーボンナノチューブが、2層又は3層の層構造を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ線材の接続方法。
  8. 複数のカーボンナノチューブ束を撚り合わせてなるカーボンナノチューブ線材の端部同士が接続されたカーボンナノチューブ線材接続構造体であって、
    前記カーボンナノチューブ線材の長手方向端部同士の接合部に設けられ、はんだ以外の材料からなる少なくとも1つの導電性部材を備えることを特徴とする、カーボンナノチューブ線材接続構造体。
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