JP7370917B2 - 接続構造 - Google Patents

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本発明は、カーボンナノチューブ線材と、金属製の基材とを接続してなる接続構造に関する。
自動車や産業機器などの様々な分野における電力線や信号線として、一又は複数の線材からなる芯線と、該芯線を被覆する絶縁被覆とからなる電線が用いられている。芯線を構成する線材の材料としては、電気特性の観点から銅又は銅合金が一般に使用されている。しかし近年、自動車用モーターや医療分野などにおいて小型化及び軽量化のニーズが高まっており、これに対応すべく電力線等においては、従来の銅等の金属線に代わる線材が望まれている。
このような要請に対応すべく、例えば、カーボンナノチューブを線材として活用する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。カーボンナノチューブは、その比重が銅の比重の約1/5(アルミニウムの比重の約1/2)であり、且つ電気抵抗率が銅(電気抵抗率1.68×10-6Ω・cm)よりも小さく高い導電性を示す。したがって、カーボンナノチューブを撚り合わせてカーボンナノチューブ線材を形成することにより、当該線材を活用した自動車モーター等の製品の小型化、軽量化及び高導電性化を実現することが期待される。
上記のようなカーボンナノチューブ線材を金属製の端子に対して電気的に接続するために、カーボン用のはんだが使用される。カーボン用のはんだは、カーボンナノチューブとの濡れ性は良好であるが、金属との濡れ性が良好ではない。したがって、カーボン用のはんだを使用してカーボンナノチューブと金属製の端子を電気的に接続するためには、金属製の端子を通常のはんだ(鉛とスズを主成分とするはんだ)で濡らした後に、カーボン用のはんだを用いてカーボンナノチューブを接合することが一般的である。
特開2017-171545号公報
上記のように、カーボンナノチューブ線材と金属製の端子との電気的接続において通常のはんだとカーボン用のはんだを使用する場合は、はんだ付けの処理が2度必要となり、接続作業に大きな手間が掛かるという課題があった。また、カーボンナノチューブ線材と金属製の基材との間に2種類のはんだが介在するので、1種類のはんだのみを使用する場合と比べて接触界面が増え、接続抵抗の増加につながるおそれがあった。
本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、カーボンナノチューブと金属製の端子等との電気的接続において、円滑な接続作業が実現され、且つ電気抵抗を低減する接続構造を提供することにある。
すなわち、上記課題は以下の発明により達成される。
(1)カーボンナノチューブ線材と、金属製の基材とを電気的に接続してなる接続構造であって、前記基材に、厚さが1μm以上800μm以下であるカーボン系被覆層が形成されており、前記カーボンナノチューブ線材と前記基材とが、前記カーボン系被覆層を介して電気的に接続されていることを特徴とする接続構造。
(2)前記カーボン系被覆層は、厚さが1μm以上500μm以下であることを特徴とする、上記(1)記載の接続構造。
(3)前記カーボン系被覆層は、厚さが2μm以上10μm以下であることを特徴とする、上記(1)記載の接続構造。
(4)前記カーボンナノチューブ線材と前記カーボン系被覆層とが、カーボン用のはんだによって電気的に接続されていることを特徴とする、上記(1)~(3)のいずれかに記載の接続構造。
(5)前記カーボンナノチューブ線材の撚り数が、1000T/m以下であることを特徴とする、上記(1)~(4)のいずれかに記載の接続構造。
(6)前記カーボンナノチューブ線材の撚り数が、700T/m以下であることを特徴とする、上記(1)~(4)のいずれかに記載の接続構造。
(7)前記カーボンナノチューブ線材の撚り数が、50T/m以上400T/m以下であることを特徴とする、上記(1)~(4)のいずれかに記載の接続構造。
(8)前記カーボンナノチューブ線材の撚り数が、80T/m以上200T/m以下であることを特徴とする、上記(1)~(4)のいずれかに記載の接続構造。
本発明に係る態様によれば、金属製の端子等の基材とカーボンナノチューブとがカーボン系被覆層を介して電気的に接続されるので、接続時の作業性を向上させ、且つ電気抵抗の低減を実現することができる。
本実施の形態に係るカーボンナノチューブと金属製の基材との接続構造を表す斜視図である。 本実施の形態に係るカーボンナノチューブと金属製の基材との接続構造を表す断面図である。
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一つの例示であり、本発明の範囲において、種々の形態をとり得る。
<カーボンナノチューブと金属製の基材との接続構造>
図1及び図2を用いて、本実施の形態に係るカーボンナノチューブと金属製の基材との接続構造について説明する。接続構造1は、カーボンナノチューブ電線(以下、CNT電線という)10を構成するカーボンナノチューブ線材(以下、CNT線材という)11と、金属製の基材20とを接続して構成されるものである。
この接続構造1においては、基材20上の一部にカーボン系被覆層30が形成されている。カーボンナノチューブ線材11と基材20とは、カーボン系被覆層30を介して電気的に接続されている。
また、この接続構造1においては、カーボンナノチューブ線材11とカーボン系被覆層30とは、カーボン用のはんだ40を用いて電気的に接続されている。
(CNT線材)
図1に示すように、CNT線材11は、1層以上の層構造を有するカーボンナノチューブ(以下、CNTという)が複数束ねられてなるCNT束11a同士を撚り合わせることによって構成されている。CNT線材11の外径は、例えば、0.01~1mmである。CNT線材11は、CNT束11aに異種元素がドープされてなるカーボンナノチューブ複合体を複数撚り合わせることにより構成されてもよい。
ここでCNTは、単層構造又は複層構造を有する筒状体であり、それぞれSWNT(single-walled nanotube)、MWNT(multi-walled nanotube)と呼ばれる。例えば、2層構造を有するCNTは、六角形格子の網目構造を有する2つの筒状体が略同軸で配された3次元網目構造体となっており、DWNT(double-walled nanotube)と呼ばれる。構成単位である六角形格子は、その頂点に炭素原子が配された六員環であり、他の六員環と隣接してこれらが連続的に結合している。
CNTの性質は、上記のような筒状体のカイラリティ(chirality)に依存する。カイラリティは、アームチェア型、ジグザグ型、及びそれ以外のカイラル型に大別され、アームチェア型は金属性、カイラル型は半導体性、ジグザグ型はその中間の挙動を示す。よってCNTの導電性はいずれのカイラリティを有するかによって大きく異なり、CNT集合体の導電性を向上させるには、金属性の挙動を示すアームチェア型のCNTの割合を増大させることが重要とされてきた。一方、半導体性を有するカイラル型のCNTに電子供与性もしくは電子受容性を持つ物質(異種元素)をドープすることにより、金属的挙動を示すことが分かっている。また、一般的な金属では、異種元素をドープすることによって金属内部での伝導電子の散乱が起こって導電性が低下するが、これと同様に、金属性CNTに異種元素をドープした場合には、導電性の低下を引き起こす。
複数のCNTの集合体で構成されるCNT束11aにおいて、複数のCNTの個数に対する、2層構造又は3層構造を有するCNTの個数の和の比率が50%以上であるのが好ましく、75%以上であるのがより好ましい。すなわち、一のCNT束を構成する全CNTの総数をNTOTAL、上記全CNTのうち2層構造を有するCNT(2)の数の和をNCNT(2)、上記全CNTのうち3層構造を有するCNT(3)の数の和をNCNT(3)としたとき、下記式(1)で表すことができる。
(NCNT(2)+NCNT(3))/NTOTAL×100(%)≧50(%)・・・(1)
2層構造又は3層構造のような層数が少ないCNTは、それより層数の多いCNTよりも比較的導電性が高い。また、ドーパントは、CNTの最内層の内部、もしくは複数のCNTで形成されるCNT間の隙間に導入される。CNTの層間距離はグラファイトの層間距離である0.335nmと同等であり、多層CNTの場合その層間にドーパントが入り込むことはサイズ的に困難である。このことからドーピング効果はCNTの内部および外部にドーパントが導入されることで発現するが、多層CNTの場合は最外層および最内層に接していない内部に位置するチューブのドープ効果が発現しにくくなる。以上のような理由により、複層構造のCNTにそれぞれドーピング処理を施した際には、2層構造又は3層構造を有するCNTでのドーピング効果が最も高い。また、ドーパントは、強い求電子性もしくは求核性を示す、反応性の高い試薬であることが多い。単層構造のCNTは多層よりも剛性が弱く、耐薬品性に劣るためにドーピング処理を施すと、CNT自体の構造が破壊されてしまうことがある。よって本発明ではCNT集合体に含まれる2層構造又は3層構造を有するCNTの個数に着目する。また、2層又は3層構造のCNTの個数の和の比率が50%未満であると、単層構造又は4層構造を有するCNTの比率が高くなり、CNT集合体全体としてドーピング効果が小さくなり、高導電率が得にくくなる。よって、2層又は3層構造のCNTの個数の和の比率を上記範囲内の値とする。
CNTにドープされるドーパントは、導電性が向上すれば特に限定はないが、例えば硝酸、硫酸、ヨウ素、臭素、カリウム、ナトリウム、ホウ素及び窒素からなる群から選択される1つ以上の異種元素もしくは分子である。
また、CNT束11aを構成するCNTの最外層の外径は5.0nm以下であることが好ましい。CNT束11aを構成するCNTの最外層の外径が5.0nmを超えると、CNT間および最内層の隙間に起因する空孔率が大きくなり、導電性が低下してしまうため、好ましくない。したがって、CNT束11aを構成するCNTの最外層の外径を5.0nm以下とする。
また、CNT線材11(CNT束11a)の撚り数は、1000T/m以下であることが好ましい。CNT線材11の撚り数が1000T/mを越えると、後述するカーボン用のはんだ40が、撚りかけられた隣接するCNT束11a同士の間に浸透しにくくなる。その結果、カーボン用のはんだ40を介したCNT線材11と基材20との接続抵抗が高くなり、導電性が低下してしまうため、好ましくない。さらに、カーボン用のはんだ40がCNT束11a同士の間に浸透しにくいことにより、CNT線材11とカーボン系被覆層30との接続界面においてはんだの存在量が少なくなる。その結果、カーボン用のはんだによる接着効果が弱くなり、CNT線材11とカーボン系被覆層30との界面における強度低下(引きはがし強度の低下)が生じるため好ましくない。CNT線材11の撚り数は、CNT線材11と基材20との接続抵抗及び引きはがし強度の観点からは、700T/m以下であることがより好ましく、50~400T/m以下であることがさらに好ましく、80T/m以上200T/m以下であることがさらに好ましい。
またCNT線材11(CNT束11a)の撚り線の本数は10本以上200本以下であることが好ましい。撚り線の本数が10本以上200本以下であることによりカーボン用のはんだ40がCNT束11a同士の間に浸透しやすくなり接着効果を高めることができる。
またCNT線材11(CNT束11a)を構成する素線の直径は20μm以上100μm以下であることが好ましい。素線の直径が20μm以上100μm以下であることによりカーボン用のはんだ40がCNT束11a同士の間に浸透しやすくなり接着効果を高めることができる。
(金属製の基材)
金属製の基材20は、例えば、図示しない外部端子と電気的に接続される端子である。基材20は、金属材料(銅、アルミニウム、鉄、またはこれらを主成分とする合金等)によって構成される。基材20は、金属材料のみから構成されてもよく、或いは、導電性と強度を確保するために母材上に金属を主成分とするメッキ層を設けることによって構成されてもよい。
(カーボン系被覆層)
カーボン系被覆層30は、カーボンを主成分として含有する。カーボン系被覆層30に占めるカーボンは、70重量%以上であることが好ましい。含有するカーボンとしては、特に制限はなく、例えば、カーボンブラック、グラファイト(人造黒鉛、鱗片状黒鉛、膨張化黒鉛)、グラフェン、カーボンナノフレーク、カーボンナノファイバー、カーボンナノホーン、カーボンナノコーン、カーボンナノチューブ、カーボンナノコイル、カーボンマイクロコイル、カーボンナノウォール、カーボンナノチャプレット、フラーレン、ダイヤモンド、アモルファスカーボンおよびこれらの誘導体などが挙げられる。
本実施の形態において、カーボン系被覆層30は、カーボンブラックまたはグラファイトを含有することが好ましく、カーボンブラックおよびグラファイト(なかでも膨張化黒鉛)を含有することがより好ましい。
また、カーボン系被覆層30は、カーボン以外の導電性材料を含有してもよい。
カーボン系被覆層30の厚さは、1μm以上800μm以下であることが好ましい。カーボン系被覆層30に含まれるカーボン成分は、その一部が、CNT線材11とカーボン系被覆層30との接続に使用される後述のカーボン用のはんだ40側へと移行する。カーボン系被覆層30の厚さが1μm未満であると、上記カーボン成分の被覆層外への移行により、カーボン系被覆層30の一部においてカーボン被覆がない露出部分が発生する。その結果、当該露出部分においては、カーボン用のはんだ40との濡れ性が悪化し、CNT線材11と基材との接続抵抗が高くなるため好ましくない。一方、カーボン系被覆層30の厚さが800μmを超えると、CNT線材11と基材20との接続構造1の機械的特性は、カーボン系被覆層30の機械的特性に支配されやすくなる。その結果、カーボン系被覆層30を起点とする破壊(クラックの発生)が起こりやすくなり、引きはがし強度が低下するため好ましくない。カーボン系被覆層30の厚さは、CNT線材11と基材20との接続抵抗及び引きはがし強度の観点からは、1μm以上500μm以下であることがより好ましく、2μm以上10μm以下であることがさらに好ましい。
(カーボン用のはんだ)
カーボン用のはんだ40は、カーボン素材に対して濡れ性の良いはんだである。カーボン用のはんだ40としては、例えば、C-Solder(Cametics社製)が挙げられる。
以下、本発明の実施の形態に係る実施例について説明する。なお以下の実施例は、本発明に係る態様を説明する例示にすぎず、本発明は当該実施例に限定されるものではない。
(実施例1~13及び比較例1~2)
金属製の基材として、銅製又はアルミニウム製の端子を使用した。この端子の表面にカーボンコーターEC-32010CC(日本電子株式会社製)を用いてカーボン系被覆層を形成した。被覆層にCNT線材(素線の直径0.1mm、素線密度1.8g/cm、CNT束の撚り本数18本)を接触させた状態において、カーボン用のはんだ(C-Solder(Cametics社製))を用いて、被覆層とCNT線材とを電気的に接続した。以上の方法により、カーボンナノチューブ線材と金属製の基材とを電気的に接続してなる接続構造を作製した。
次に、下記の方法によって接続構造の特性を評価した。
(a)接続抵抗率
ソースメータ(ケースレー2400(Keithley社製))を用いて、端子と線材の間に電流0.1mAを流したときの抵抗値を計測し、上記接続構造の接続抵抗値を計測した。測定は4サンプル行い、接続抵抗値の平均値を算出した。
(b)引きはがし強度
マイクロオートグラフ(株式会社島津製作所製)を用い、端子と撚り線をそれぞれつかみ具で固定し、撚り線の長手方法に平行で、端子と撚り線を離す方向に試験速度試験速度0.05mm/minで引きはがし試験を実施した。線材は10cmとした。測定は4サンプル実施し、引張試験強度の平均値を算出した。
(c)腐食性
以下の手順で腐食処理を実施した。前記構造体に、5%塩化ナトリウム水溶液を試験温度35℃で96時間噴霧し、その後試験温度80℃、湿度95%で96時間保持した。その後接続抵抗値を計測した。サンプルは4サンプル行い、接続抵抗値の平均値を算出した。
腐食処理後の接続抵抗値の平均値が、腐食処理前の接続抵抗値の2倍未満であるものは「○」、2倍以上10倍未満のものは「△」とした。
上記実施例1~13及び比較例1~2の測定及び評価結果を表1に示す。
Figure 0007370917000001
表1に示すように、実施例1~13の接続構造においては、CNT線材と金属製の基材との間の接続抵抗が65mΩ以下であり、良好な接続抵抗を示した。特にカーボン系被覆層の厚さが500μm以下である実施例1~12の接続構造においては、さらに良好な接続抵抗を示した。また、接続抵抗は、基材である端子として銅を使用したほうが良好であった。
また、実施例1~12の接続構造においては、CNT線材の引きはがし強度が2.4N以上であり、良好な引きはがし強度を示した。特にCNT線材の撚り数が50T/m以上400T/m以下である実施例2、5、8及び11においては、さらに良好な引きはがし強度を示した。また、引きはがし強度は、基材である端子として銅を使用したほうが良好であった。
また、実施例1~13の接続構造においては、腐食性がいずれも良好であった。
一方、表1に示すように、比較例1及び2の接続構造においては、接続抵抗が200mΩ以上であり、高い接続抵抗を示した。比較例1及び2の接続構造は、カーボン系被覆層の厚さが1μm未満であり、CNT線材とカーボン系被覆層との接続部分において、カーボン系被覆層の一部が剥がれる状態が発生した。その結果、当該部分においてカーボン用のはんだが濡れず、これが接続抵抗の増加に起因した。また、比較例1及び2の接続構造においては、引きはがし強度が1N未満であり、十分な接続強度が得られなかった。さらに、比較例1及び2の接続構造においては、腐食性が十分ではなかった。
1 接続構造
11 CNT線材
20 金属製基材
30 カーボン系被覆層
40 カーボン用はんだ

Claims (8)

  1. カーボンナノチューブ線材と、金属製の基材とを電気的に接続してなる接続構造であって、
    前記基材に、厚さが1μm以上800μm以下であるカーボン系被覆層が形成されており、
    前記カーボンナノチューブ線材と前記基材とが、前記カーボン系被覆層を介して電気的に接続されていることを特徴とする接続構造。
  2. 前記カーボン系被覆層は、厚さが1μm以上500μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
  3. 前記カーボン系被覆層は、厚さが2μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
  4. 前記カーボンナノチューブ線材と前記カーボン系被覆層とが、カーボン用のはんだによって電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の接続構造。
  5. 前記カーボンナノチューブ線材の撚り数が、1000T/m以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の接続構造。
  6. 前記カーボンナノチューブ線材の撚り数が、700T/m以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の接続構造。
  7. 前記カーボンナノチューブ線材の撚り数が、50T/m以上400T/m以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の接続構造。
  8. 前記カーボンナノチューブ線材の撚り数が、80T/m以上200T/m以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の接続構造。
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