JP2017174264A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
一方、上述したような政策的な対策においては、入場料が発生することが逆に長期間滞在しようとする動機付けになったり、施設の入口時点の規制のみであるため既に入場している遊技者に対しては依存症発祥の予防対策として機能しなかったりするという課題がある。
利用状況情報取得部が、遊技施設におけるユーザの施設利用状況を示す利用状況情報を取得する利用状況情報取得ステップと、記憶部が、前記利用状況情報と遊技への依存度とを対応付ける依存度テーブルを記憶する記憶ステップと、依存度特定部が、前記ユーザの前記利用状況情報と前記依存度テーブルとに基づいて、前記ユーザの前記遊技への前記依存度を特定する依存度特定ステップと、出力部が、前記依存度特定部によって特定された前記依存度を出力するステップと、を有することを特徴とする情報処理方法である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明の実施形態に係る情報処理装置10が導入された施設の構成について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、カジノ施設に情報処理装置10が導入された場合を一例として説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10が導入されたカジノ施設の構成の一例を示す概略図である。
受付端末20、入退場ゲート30、遊技機40、および両替端末50は、情報処理装置10と通信接続し、互いにデータの送受信を行うことができる。
受付端末20が設置された場所には、受付スタッフが配置される。受付スタッフは受付端末20を用いて、来場者(遊技者)への応対、例えば、メンバー登録およびメンバーカードの発行や、入場受付などを行う。また、受付スタッフは、来場者の様子を観察し、必要に応じて観察した結果を示す情報を受付端末20により入力する。
入退場ゲート30が設置された場所には、ゲートスタッフが配置される。ゲートスタッフは、入退場ゲート30を通過してカジノ施設のホール内に入場する遊技者の様子を観察し、必要に応じて観察した結果を示す情報を、自ら所持するスタッフ端末60により入力する。
遊技機40が設置された場所には、ところによりカジノディーラーが配置される。カジノディーラーは、遊技機40を用いて、遊技の進行を行う。なお、ここでいう遊技とは、例えば、ルーレットやカードゲーム等である。また、カジノディーラーが配置されていない遊技機40とは、例えば、スロットマシン等である。
両替端末50が設置された場所には、両替スタッフが配置される。両替スタッフは、遊技者からの両替(現金からチップへの両替、またはチップから現金への両替)の要求に応じて、両替端末50を用いて両替を行う。両替スタッフは、両替を要求する遊技者の様子を観察し、必要に応じて観察した結果を示す情報を両替端末50により入力する。
以下に、本実施形態に係る情報処理装置10による各種の処理の概要について説明する。
まず、情報処理装置10が、初めてカジノ施設に訪れる来場者(遊技者)についてメンバー登録を行う処理について説明する。初めてカジノ施設に訪れる来場者(遊技者)は、カジノ施設を利用することができるメンバーとなるために、受付端末20が設置された受付カウンターにおいてメンバー登録の手続きを行う。来場者は、メンバー登録時に申告する必要がある情報(顧客情報)を、受付スタッフに対して申告する。顧客情報には、例えば、名前、性別、生年月日、公的証明書情報、顔写真、および収入や資産に関する情報などが含まれる。
情報処理装置10は、受付端末20から受信した顧客情報に基づいて、当該来場者が、メンバー登録可能な人物であるか否かを判定する。具体的には、情報処理装置10は、メンバー登録を拒否すべき人物の情報に関するデータベースである登録拒否者データベースを記憶している。情報処理装置10は、受付端末20から受信した顧客情報に含まれる名前、性別、および生年月日等の情報と、登録拒否者データベースに含まれる登録拒否者の名前、性別、および生年月日等の情報と、の突合せを行うことにより、当該来場者がメンバー登録可能な人物であるか否かを判定する。
情報処理装置10は、遊技者毎に、当該依存度を後述する依存度テーブルによって管理する。依存度テーブルとは、情報処理装置10が記憶する顧客情報データベースに記憶されたテーブルであり、利用状況情報等と遊技への依存度とが対応付けられたテーブルである。
受付端末20は、情報処理装置10から顧客IDを受信すると、当該顧客IDが記憶されたメンバーカードを生成する。生成されたメンバーカードは、受付スタッフから来場者(遊技者)へ手渡される。なお、本実施形態においては、一例として、媒体はメンバーカードであるものとしたが、これに限られない。例えば、媒体は、ビーコンやスマートフォンなど、識別子を外部から読み取ることができる他の媒体であってもよい。
次に、上述した、利用状況情報と遊技への依存度とが対応付けられたテーブルである依存度テーブルの一例を、図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10の顧客情報データベースに記憶された依存度テーブルの一例を示す図である。情報処理装置10は、図2に示すような依存度テーブルを用いて、ある特定の遊技者の減点ポイントおよび依存度を管理する。
図示するように、依存度テーブルは、「日付」、「入場の有無」、「直近3か月の入場回数」、「直近6か月の入場回数」、「減点ポイント」、および「依存度」の6項目の列からなる二次元の表形式のデータである。
「直近3か月の入場回数」の項目には、遊技者が、各日付の時点から直近3か月間に遊技施設に入場した回数の値が記録される。また、「直近6か月の入場回数」の項目には、遊技者が、各日付の時点から直近6か月間に遊技施設に入場した回数の値が記録される。
「減点ポイント」の項目には、各日付における遊技者の減点ポイントの現在値(例えば、0点から50点までの値)が記録される。「依存度」の項目には、各日付における依存度を表す値(例えば、「レベル1」、「レベル2」、・・・、および「レベル5」という値)が記録される。
また、この行は、5月16日時点において、5月25日からの直近3か月間(すなわち、2月26日以降)で遊技者が遊技施設へ39回入場したことを表す。同様に、この行は、5月16日時点において、5月25日からの直近6か月間(すなわち、前年の11月26日以降)で遊技者が遊技施設へ56回入場したことを表す。
また、この行は、5月16日時点における遊技者の減点ポイントが50点であり、5月16日時点における遊技者の依存度がレベル0であることを表す。
であると判定する。また、本例においては、情報処理装置10は、減点ポイントが40点から49点までの範囲である場合には依存度は「レベル1」、減点ポイントが30点から39点までの範囲である場合には依存度は「レベル2」、減点ポイントが20点から29点までの範囲である場合には依存度は「レベル3」、減点ポイントが10点から19点までの範囲である場合には依存度は「レベル4」、および、減点ポイントが0点から9点までの範囲である場合には依存度は「レベル5」であると判定する。
なお、上記の例においては、遊技者の入場回数に基づいて減点ポイントを算出し依存度を決定したが、これに限られない。例えば、遊技者の遊技施設における、入場回数、累計入金額、累計滞在時間、またはそれらの任意の組み合わせに基づいて減点ポイントを算出し依存度を決定するようにしてもよい。
また、情報処理装置10は遊技者毎にそれぞれ、減点処理を行った日を起点として所定の期間経過後(例えば、1か月後)に減点ポイントの再確認を行い、各種の実績値が閾値(上限値)以下になっている場合には、減点ポイントに対して加算する処理を行う。これにより、情報処理装置10は、遊技者の依存度をより軽い方へ変更する判定を行うこともでき、遊技者に対する依存対策を緩和させるようにすることもできる。
次に、情報処理装置10が、来場者(遊技者)のカジノ施設内への入場を許可する処理について説明する。来場者は、入退場ゲート30に設置されたカードリーダーに、メンバーカードをかざす。すると、メンバーカードに記憶された顧客IDがカードリーダーによって読み取られる。入退場ゲート30は、カードリーダーによって読み取られた顧客IDを、情報処理装置10へ送信する。情報処理装置10は、入退場ゲート30から送信された顧客IDを受信すると、当該来場者の入場可否に関する確認を行う。
以下に、依存度に応じたアクション判断について説明する。
依存度は、いくつかの段階(例えば、5段階)に分けられ、依存度のそれぞれの段階に応じたアクションが、アクション情報データベースにおいて定義されている。アクション情報データベースは、情報処理装置10が記憶するデータベースである。
上述したように、アクション情報データベースには、依存度と、当該依存度の遊技者に対するアクション(依存対策)とが予め対応付けて記憶されている。これにより、情報処理装置10は、行動履歴の分析結果により抽出された顧客タイプと、現時点での依存度とから、実施するアクション(依存対策)を決定することができる。
情報処理装置10は、図3に示すような顧客情報データベースに記憶された情報、および、図4に示すようなアクション情報データベースに記憶された情報に基づいて、依存度と、各依存度に対応付けられたアクションとを勘案し、顧客に対するアクション(依存対策)を決定する。すなわち、図3および図4に示す例においては、顧客名が「〇〇〇」である顧客は、依存度が「レベル2」であり、顧客タイプが「タイプA」および「タイプD」に該当する。そして、依存度が「レベル2」である顧客に対して行われるアクションであって、顧客タイプが「タイプA」または「タイプD」に該当する顧客に対して行われるアクションである、「メール送信」、「宿泊系コンプの停止」、および「キャッシュバックの停止」のアクションが、顧客名が「〇〇〇」である顧客に対するアクション(依存対策)として選定される。
次に、情報処理装置10が、遊技者から要求される現金からチップへの両替(以下、入金とも称する)を行う処理について説明する。遊技者は、両替端末50とカードリーダーが設置された両替カウンターにおいて、カードリーダーにメンバーカードをかざし、入金する現金を差し出して入金を要求する。すると、メンバーカードに記憶された顧客IDが、カードリーダーによって読み取られる。カードリーダーによって読み取られた顧客IDは、情報処理装置10へ送信される。情報処理装置10は、両替カウンターのカードリーダーから送信された顧客IDを受信すると、本人確認およびロギングを行う。
情報処理装置10は、受信した顧客IDに対応する顧客情報を参照した結果に基づき、メンバー登録されている遊技者の顧客IDではないことを確認した場合(すなわち、顧客情報データベースに当該顧客IDが存在しない場合)には、入金を許可しない旨の確認結果を、両替端末50へ送信する。
また、情報処理装置10は、累計入金額のインクリメント時に、自己抑制情報データベースに記憶された当該遊技者の入金額閾値と実際の累計入金額との突合せを行う。インクリメントにより、実際の累計入金額が入金額閾値を超えた場合には、情報処理装置10は、減点ポイントを減点し、依存度を設定する。
次に、情報処理装置10が、遊技者から要求されるチップから現金への両替(以下、精算とも称する)の処理について説明する。遊技者は、両替端末50とカードリーダーが設置された両替カウンターにおいて、カードリーダーにメンバーカードをかざし、精算するチップを差し出して精算を要求する。すると、メンバーカードに記憶された顧客IDがカードリーダーによって読み取られる。カードリーダーによって読み取られた顧客IDは、情報処理装置10へ送信される。情報処理装置10は、両替カウンターのカードリーダーから送信された顧客IDを受信すると、本人確認およびロギングを行う。
情報処理装置10は、受信した顧客IDに対応する顧客情報を参照した結果に基づき、メンバー登録されている遊技者の顧客IDではないことを確認した場合(すなわち、顧客情報データベースに当該顧客IDが存在しない場合)には、精算を許可しない旨の確認結果を、両替端末50へ送信する。
また、情報処理装置10は、累計精算額と累計入金額の更新時(すなわち、累計損益額の計算時)に、自己抑制情報データベースに記憶された当該遊技者の入金額閾値と実際の累計入金額との突合せを行う。実際の累計入金額が入金額閾値を超えた場合であり、かつ、累計損益額がマイナスの場合には、情報処理装置10は、減点ポイントの減点処理を行い、依存度を設定する。
次に、情報処理装置10が、来場者(遊技者)のカジノ施設からの退場を許可する処理について説明する。来場者は、入退場ゲート30に設置されたカードリーダーに、メンバーカードをかざす。すると、メンバーカードに記憶された顧客IDがカードリーダーによって読み取られる。入退場ゲート30は、カードリーダーによって読み取られた顧客IDを、情報処理装置10へ送信する。情報処理装置10は、入退場ゲート30から送信された顧客IDを受信すると、当該来場者の退場可否に関する確認を行う。
例えば、情報処理装置10は、自己抑制閾値(遊技者によって設定された上限値)に対する実績値の割合などに基づいて依存に関する何らかの依存度が当該遊技者に設定されている場合(例えば、遊技者の依存度がレベル1以上である場合)に、注意喚起を行う。
次に、依存度と顧客タイプに応じた、各スタッフへの警戒情報の通知処理について説明する。
上述したように、遊技者がカジノ施設内に入場する際には、入退場ゲート30に設置されたカードリーダーによりメンバーカードの読み込みが行われ、本人確認が行われる。なお、上述したように、メンバーカードによるカード認証の代わりに、その他の認証方法、例えば、顔認証や指紋認証等が用いられてもよい。これにより、情報処理装置10は、当該遊技者の依存度を取得し、当該遊技者に対し、どのスタッフあるいはどの装置に対して、どのようなアクション(依存対策)をさせるかを決定する。
来場者は、入退場ゲート30に設置されたカードリーダーに、メンバーカードをかざす。すると、メンバーカードに記憶された顧客IDがカードリーダーによって読み取られる。入退場ゲート30は、カードリーダーによって読み取られた顧客IDを、情報処理装置10へ送信する。情報処理装置10は、入退場ゲート30から送信された顧客IDを受信すると、当該来場者の入場可否に関する確認を行う。なお、ここでは、入場可能な(すなわち、正しくメンバー登録がされている)遊技者であり、かつ何らかの依存度が設定されている(例えば、依存度がレベル1以上である)遊技者であるものとする。
次に、スタッフによるスタッフ端末60への操作入力に基づいて情報処理装置10が行う、警戒情報の提示処理について説明する。
各スタッフは、各遊技者を観察し、注意喚起が必要と思われる遊技者や不審な遊技者がいないかを目視によってチェックする。スタッフは、そのような遊技者を発見した場合、当該遊技者に対しメンバーカードの提示を要求する。スタッフは、所持しているスタッフ端末60を用いてメンバーカードに記憶された顧客ID等の情報の読み取りを行う。
また、ここではカードリーダーによって遊技者が特定されるものとしたが、これに限られない。例えば、スタッフが装着するウェアラブルデバイス(図示せず)によって、遊技者の生体情報が読み取られることによって遊技者が特定されるようにしてもよい。これにより、スタッフは、遊技者に対してメンバーカードの提示を要求する必要がない。そして、ウェアラブルデバイスによって読み取られた生体情報は情報処理装置10へ送信され、情報処理装置10は、受信した生体情報に基づいて遊技者を特定する。
例えば、ホールスタッフが、明らかに依存症が発症している遊技者をホール内で発見したとする。ホールスタッフは、当該遊技者へメンバーカードの提示を要求する。ホールスタッフは、所持しているスタッフ端末60に備えられたカードリーダーを用いて当該遊技者のメンバーカードに記憶された顧客ID等の情報の読み取りを行う。それとともに、ホールスタッフは、遊技者の様子を観察した結果に基づく情報をスタッフ端末60により入力する。例えば、ホールスタッフは、遊技者の様子を観察した結果に基づいて、当該遊技者に対して減点するポイント数を判断し、スタッフ端末60により当該ポイント数を入力する。
これにより、実際に遊技者を間近で目視することができる各スタッフの判断に基づいて、情報処理装置10は、減点ポイントの減点処理を行うことができる。
遊技者の実際の施設利用実績が、事前に自己抑制設定によって設定された閾値(例えば、一定期間での入場回数、累計入金金額、または累計滞在時間の上限値)を超過した時点で初めて注意喚起などの依存対策がなされることは、場合によっては、依存症対策のアクションとしては遅すぎることがある。したがって、閾値(上限値)に対する実際の利用実績値の割合が一定の割合を超えたタイミングで、アクション(依存対策)を行うようにしてもよい。
以下に、閾値に達する以前における注意喚起処理について、図面を参照しながら説明する。
なお、当該所定の割合は、メンバー登録時に自己抑制設定を行う際に、遊技者自身によって予め設定されるようにしてもよい。
また、当該所定の割合は、予め80%と設定されるようにしておき、必要に応じて50%から90%の範囲で設定変更できるような構成にしてもよい。また、所定の割合を超過した後は、さらに5%割合が高くなるごとにその都度注意喚起メールが送信されるようにしてもよい。
例えば、注意喚起メールには、現在の各閾値(上限値)に対する進捗率、閾値(上限値)を超えないようにするための行動のアドバイス、閾値(上限値)を超えた場合に生じる遊技者にとってのデメリット(例えば、コンプの抑制・停止、キャッシュバックの抑制・停止、依存診断テストの受験義務、または面談の実施義務などを示す情報)、および詳細情報を確認できるWebページへのリンクなどが記載される。
次に、情報処理装置10の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10の機能構成を示すブロック図である。本実施形態に係る情報処理装置10は、制御部100と、利用状況情報取得部101と、依存度特定部102と、依存対策決定部104と、自己抑制情報取得部105と、進捗率算出部106と、出力先決定部108と、実行結果情報取得部109と、操作情報取得部111と、記憶部113と、出力部120と、を含んで構成される。
また、出力部120は、依存度情報出力部103と、注意喚起情報出力部107と、警告情報出力部110と、ユーザ情報出力部112と、を含んで構成される。
なお、ここでいう外部システムとは、遊技施設の外部、例えば、ホテル、またはレストランなどにおける遊技者の行動履歴を示すデータを情報処理装置10へ送信する遊技施設の外部のシステムである。すなわち、依存度特定部102は、遊技者(ユーザ)による遊戯の利用状況情報または遊技者(ユーザ)の遊技施設の外部での行動履歴を示す外部行動履歴情報の少なくとも一方に基づいて依存度を特定する。
これにより、例えば、警告情報出力部110は、遊技者の現在の依存度よりも1段階高い依存度になるための条件や、1段階高い依存度になった場合の遊技者にとってのデメリットなどを、予め遊技者へ通知することができる。
上記の操作情報取得部111およびユーザ情報出力部112により、例えば、情報処理装置10は、スタッフ端末60からの要求に応じて遊技者に関する情報を当該スタッフ端末60へ提示したり、当該スタッフ端末60から入力された情報に基づいて自己の情報処理装置10が記憶する遊技者に関する情報(例えば、顧客情報、または依存度に関する情報など)を更新したりすることができる。これにより、情報処理装置10は、遊技者の近傍で目視によって遊技者を観察することができるスタッフの判断を加味して、遊技者の依存度を決定したり、依存対策を選択したりすることができる。
なお、記憶部113は、情報処理装置10によって行われる各種の処理における演算の一時記憶領域としても用いられる。
以下に、情報処理装置10の基本的な動作について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10の動作の一例を示すフローチャートである。本フローチャートが示す処理は、遊技施設におけるユーザの施設利用状況を示す利用状況情報が更新された際に開始される。
Claims (14)
- 遊技施設におけるユーザの施設利用状況を示す利用状況情報を取得する利用状況情報取得部と、
利用状況情報と遊技への依存度とが対応付けられた依存度テーブルを記憶する記憶部と、
前記ユーザの前記利用状況情報と前記依存度テーブルとに基づいて、前記ユーザの前記遊技への前記依存度を特定する依存度特定部と、
前記依存度特定部によって特定された前記依存度を出力する出力部と、を備える
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記記憶部は、前記依存度と前記依存度に応じた前記遊技への依存に対する対策を示す依存対策とを対応付ける依存対策テーブルを記憶し、
前記特定されたユーザの前記依存度と前記依存対策テーブルとに基づいて、前記ユーザに応じた前記依存対策を決定する依存対策決定部、を備え、
前記出力部は、前記依存対策決定部によって決定された前記依存対策を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記依存度特定部は、前記ユーザの前記利用状況情報に基づいて算出される点数に応じて前記依存度を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記依存度特定部は、前記ユーザの前記利用状況情報または外部システムから入力される情報の少なくとも一方に基づいて前記点数を算出する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザによって事前に自ら設定される情報であって、所定期間における施設利用の上限値を示す情報である自己抑制情報を取得する自己抑制情報取得部、を備え、
前記依存度特定部は、前記自己抑制情報に基づく上限値と前記点数とに基づいて前記依存度を特定する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記上限値に対する実績値の割合である進捗率を算出する進捗率算出部、を備え、
前記出力部は、前記進捗率算出部によって算出された進捗率が所定の値より高い場合、前記ユーザに対する注意喚起情報を出力する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザの前記利用状況情報または前記ユーザの前記遊技施設の外部での行動履歴を示す外部行動履歴情報の少なくとも一方に基づいて、前記依存度の出力先を決定する出力先決定部、を備え、
前記出力部は、前記出力先決定部によって決定された前記出力先へ前記依存度を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記出力部によって出力された前記依存対策の実行結果を示す情報、または前記出力部によって出力された前記依存度に基づいて行われた前記依存対策の実行結果を示す実行結果情報を取得する実行結果情報取得部、を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記出力部は、前記実行結果情報取得部によって取得された前記実行結果情報に基づいて前記依存対策を終了する情報を出力する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記依存度特定部は、前記ユーザの前記利用状況情報および前記ユーザの前記遊技施設の外部での行動履歴を示す外部行動履歴情報の少なくとも1つに基づいて、前記依存度を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記出力部は、前記依存度特定部によって特定された依存度よりも1段階高い依存度に対応付けられた前記利用状況情報を前記依存度テーブルから取得することにより、前記依存度特定部によって特定された依存度よりも1段階高い依存度として特定される条件を示す警告情報を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 外部機器における操作入力に基づく情報であって前記ユーザを識別する情報であるユーザ識別情報を含む操作情報を取得する操作情報取得部、を備え、
前記出力部は、前記操作情報取得部から取得した前記操作情報が示すユーザ識別情報に対応付けられたユーザ情報を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - コンピュータを用いた情報処理方法であって、
利用状況情報取得部が、遊技施設におけるユーザの施設利用状況を示す利用状況情報を取得する利用状況情報取得ステップと、
記憶部が、前記利用状況情報と遊技への依存度とを対応付ける依存度テーブルを記憶する記憶ステップと、
依存度特定部が、前記ユーザの前記利用状況情報と前記依存度テーブルとに基づいて、前記ユーザの前記遊技への前記依存度を特定する依存度特定ステップと、
出力部が、前記依存度特定部によって特定された前記依存度を出力する出力ステップと、を有する
ことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータに、
遊技施設におけるユーザの施設利用状況を示す利用状況情報を取得する利用状況情報取得ステップと、
前記利用状況情報と遊技への依存度とを対応付ける依存度テーブルを記憶する記憶ステップと、
前記ユーザの前記利用状況情報と前記依存度テーブルとに基づいて、前記ユーザの前記遊技への前記依存度を特定する依存度特定ステップと、
前記依存度特定ステップにおいて特定された前記依存度を出力する出力ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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