JP2017172835A - 燃料供給装置およびそれを備えた舶用ボイラ、並びに燃料供給装置の制御方法 - Google Patents

燃料供給装置およびそれを備えた舶用ボイラ、並びに燃料供給装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バーナ部に供給される燃料ガスが少ない低負荷領域からバーナ部に供給される燃料ガスが多い高負荷領域に至るまで、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持する。
【解決手段】LNGタンク400から供給される燃料ガスを流通させる燃料ガス供給ヘッダ102と、メインノズル供給配管54と、パイロットノズル供給配管55と、メインノズル供給配管54に設けられる制御弁53と、制御弁53の開度を制御する制御部90と、を備え、制御部90が、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量が所定流量未満である場合に閉状態とし、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量が所定流量以上である場合に燃料ガスの流量の増加に応じて開度が増加するよう制御弁53を制御する燃料供給装置100を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料供給装置およびそれを備えた舶用ボイラ、並びに燃料供給装置の制御方法に関するものである。
近年、環境保護の観点から船舶燃料(特に重油)に含まれる硫黄分に対する規制が強まっている。重油に替えて硫黄分の低い軽油を用いることも可能であるが、高額であるため運航採算を大きく悪化させてしまう。
一方、液化天然ガスタンク(LNGタンク)に貯蔵された液化天然ガスあるいはLNGタンクで発生したボイルオフガスをボイラのバーナ部で燃焼させて蒸気を発生させ、蒸気タービンによりプロペラを回転させて推進力を得る液化天然ガス運搬船(LNG船)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。LNG船においては、液化天然ガスあるいはボイルオフガスという硫黄分を含まない燃料ガスを、推進力を得るための燃料として使用可能であるため、環境保護の観点から有利である。
特開2014−118047号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるLNG船は、主機用蒸気タービンが要求する蒸気量より多い蒸気量を常に生成するように、蒸気タービンの負荷が低い場合であってもボイラに一定流量の燃料ガスを供給している。そして、特許文献1に記載されるLNG船は、蒸気タービンの負荷に対して過剰となる蒸気をダンプ蒸気管から主復水器に戻している。そのため、特許文献1に記載されるLNG船は、ダンプ蒸気管から主復水器に戻される蒸気を生成する分の燃料ガスのエネルギーが無駄となっていた。このような無駄を避けるためには、蒸気タービンの負荷に応じて燃料ガスの供給量を減らす必要がある。
ここで、特許文献1に記載されるようなLNG船において、バーナ部に供給する燃料ガスのターンダウン比(定格出力時の最大流量と制御可能な最小流量の比)は一般的に7:1程度である。また、燃料ガスの流量の二乗根と燃料ガスの圧力とが比例関係となる。そのため、ターンダウン比7:1の燃料ガスの流量を最小流量と最大流量との間で単一の制御弁により制御しようとすると、最小流量を流通させる際の燃料ガスの圧力が最大流量をバーナ部へ供給する際の圧力の1/49(1/7の二乗)となる。そのため、単一の制御弁の上流側の燃料ガスの圧力を過大に大きく設定しないと、最小流量を流通させる際の燃料ガスの圧力が低くなりすぎて失火等により安定燃焼を維持することができない。
このように、蒸気タービンが低負荷で運転される場合、すなわちバーナ部に供給される燃料ガスが最小流量となる場合に、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持することはできなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、バーナ部に供給される燃料ガスが少ない低負荷領域からバーナ部に供給される燃料ガスが多い高負荷領域に至るまで、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持することを可能とした燃料供給装置およびそれを備えた舶用ボイラ、並びに燃料供給装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の一態様の燃料供給装置は、舶用ボイラに用いられるとともに主ノズルと副ノズルとを有するバーナ部に燃料ガスを供給し、供給源から供給される前記燃料ガスを流通させる第1供給配管と、前記第1供給配管から前記主ノズルへ前記燃料ガスを供給する第2供給配管と、前記第1供給配管から前記副ノズルへ前記燃料ガスを供給する第3供給配管と、前記第2供給配管に設けられ、前記第1供給配管から前記第2供給配管を介して前記主ノズルに導かれる前記燃料ガスの流量を調整する第1調整弁と、前記第1調整弁の開度を制御する制御部と、を備え、前記制御部が、前記第1供給配管から前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が所定流量未満である場合に閉状態とし、前記第1供給配管から前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が前記所定流量以上である場合に前記燃料ガスの流量の増加に応じて開度が増加するよう前記第1調整弁を制御する。
本発明の一態様の燃料供給装置によれば、第1供給配管からバーナ部に供給される燃料ガスの流量が所定流量未満となる低負荷領域においては、第1調整弁が閉状態となり第1供給配管からバーナ部に供給される燃料ガスの全量が第3供給配管から副ノズルに導かれる。この低負荷領域においては、第1調整弁が閉状態であるため、燃料ガスの流量の二乗根に比例して燃料ガスの圧力が低下する。しかしながら、低負荷領域の流量範囲は一定範囲内に限られるため、流量の変動に対する燃料ガスの圧力変動を抑制することができる。
また、本発明の一態様の燃料供給装置によれば、第1供給配管からバーナ部に供給される燃料ガスの流量が所定流量以上となる高負荷領域においては、燃料ガスの流量の増加に応じて第1調整弁の開度が増加する。第1調整弁の開度を増加させてバーナ部の流路断面積を増大させることにより、所望の流量の燃料ガスをバーナ部へ供給するのに必要とされる燃料ガスの圧力を低減することができる。
このように、本発明の一態様の燃料供給装置によれば、バーナ部に供給される燃料ガスが少ない低負荷領域からバーナ部に供給される燃料ガスが多い高負荷領域に至るまで、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持することができる。この場合において、供給源側の燃料ガスの圧力を過大に大きく設定する必要がない。
本発明の一態様の燃料供給装置は、前記供給源から前記第1供給配管に供給される前記燃料ガスの流量を調整する第2調整弁を備え、前記制御部が、前記第2調整弁の開度を制御する構成であってもよい。
本構成によれば、前記供給源から前記第1供給配管に供給される前記燃料ガスの流量を第2調整弁により適量に調整することができる。
上記構成の燃料供給装置においては、前記制御部が、前記第1供給配管から前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が前記所定流量以上である場合に、前記第2調整弁の開度の増加に応じて前記第1調整弁の開度が増加するよう前記第1調整弁を制御してもよい。
このようにすることで、第1供給配管からバーナ部に供給される燃料ガスの流量が所定流量以上となる高負荷領域においては、バーナ部に供給される燃料ガスの増加に応じてバーナ部の流路断面積を増大させ、所望の流量の燃料ガスをバーナ部へ供給するのに必要とされる燃料ガスの圧力を低減することができる。
本発明の一態様の舶用ボイラは、前記バーナ部と、上述の燃料供給装置と、を備える。
上述の燃料供給装置を備えているため、バーナ部に供給される燃料ガスが少ない低負荷領域からバーナ部に供給される燃料ガスが多い高負荷領域に至るまで、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持することができる。
本発明の一態様の燃料供給装置の制御方法は、舶用ボイラに用いられるとともに主ノズルと副ノズルとを有するバーナ部に燃料ガスを供給する燃料供給装置の制御方法であって、前記燃料供給装置が、前記主ノズルに導かれる前記燃料ガスの流量と前記副ノズルに導かれる前記燃料ガスの流量との比率を調整する調整弁を有し、前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が所定流量未満である場合に前記調整弁を閉状態とする第1制御工程と、前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が前記所定流量以上である場合に前記燃料ガスの流量の増加に応じて開度が増加するよう前記調整弁を制御する第2制御工程と、を備える。
本発明の一態様の燃料供給装置の制御方法によれば、バーナ部に供給される燃料ガスが少ない低負荷領域からバーナ部に供給される燃料ガスが多い高負荷領域に至るまで、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持することができる。この場合において、供給源側の燃料ガスの圧力を過大に大きく設定する必要がない。
本発明によれば、バーナ部に供給される燃料ガスが少ない低負荷領域からバーナ部に供給される燃料ガスが多い高負荷領域に至るまで、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持することを可能とした燃料供給装置およびそれを備えた舶用ボイラ、並びに燃料供給装置の制御方法を提供することができる。
舶用ボイラを用いた舶用推進プラントを示す構成図である。 図1に示す燃料供給装置の構成図である。 燃料ガスの流量と制御弁および流量調整弁の開度との関係を示す図である。 燃料ガスの流量とメインノズルおよびパイロットノズルの負荷との関係を示す図である。 燃料ガスの流量と燃料ガスの圧力との関係を示す図である。
以下、本発明の一実施形態の舶用ボイラを用いた舶用推進プラント300について、図面を参照して説明する。
図1に示す船舶に設置された舶用推進プラント300は、蒸気を生成する舶用ボイラ200と、舶用ボイラ200により生成された蒸気により駆動される推進用タービン部310と、推進用タービン部310に連結されて船舶を推進させる推進力を得る推進力発生部320と、を備える。
以下、舶用推進プラント300が備える各部について説明する。
まず始めに、舶用ボイラ200について詳細に説明する。
舶用ボイラ200は、主炉210と、バーナ部220と、再熱炉230と、再熱器240と、燃料供給装置100とを有する。
舶用ボイラ200の主炉210は、中空の略直方体形状をした火炉211と、水が通過するフロントバンクチューブ212と、一次過熱器管213aと二次過熱器管213bを有する過熱器213と、蒸発管群214と、水ドラム215と、蒸気ドラム216と、を備える。
一次過熱器管213aは火炉211側に配置され、二次過熱器管213bは蒸発管群214側に配置されている。一次過熱器管213aおよび二次過熱器管213bとは内部に過熱蒸気を流通させる流路が形成されるように連結されている。
一次過熱器管213aの火炉211側の端部は、蒸気ドラム216で生成された飽和蒸気を受け取るように構成されている。二次過熱器管213bの蒸発管群214側の端部は、過熱器出口配管L1の一端部に接続されている。一方、過熱器出口配管L1の他端部は、分岐位置P1において、推進用タービン部310の分岐配管L2および分岐配管L3に接続されている。
バーナ部220は、燃料供給装置100から供給される燃料ガスを燃焼させる装置である。バーナ部220による燃料ガスの燃焼は火炉211の内部で行われる。燃料ガスの燃焼により発生する排ガスは、火炉211から過熱器213および蒸発管群214を経て再熱炉230へ導かれる。燃料供給装置100の詳細については後述する。
再熱炉230は、主炉210の蒸発管群214よりも排ガスの流通方向の下流側に設けられ、鉛直方向(上下方向)に延びるように筒状に形成される装置である。再熱炉230は、火炉211から導かれる排ガスを再加熱する再熱バーナ231を有する。再熱バーナ231には、燃料配管L4を介して後述するLNGタンク400からボイルオフガス(燃料ガス)が供給される。再熱バーナ231に供給される燃料の供給量は、流量調整弁232により調整される。再熱バーナ231による燃料の燃焼により発生する排ガスおよび再熱バーナ231により再加熱された火炉211からの排ガスは、再熱器240へ導かれる。
再熱器240は、推進用タービン部310の高圧タービン311で仕事をした蒸気を排ガスの熱により再加熱して推進用タービン部310の中圧タービン312へ供給する装置である。再熱器240は、推進用タービン部310から導かれる蒸気を、再熱器240に導かれる排ガスの熱により再加熱する。再熱器240で蒸気との熱交換をした排ガスは、大気中に排出される。
次に、推進用タービン部310について詳細に説明する。
推進用タービン部310は、高圧タービン311と、中圧タービン312と、低圧タービン313と、後進タービン314と、復水器315と、分岐配管L2に配置される開閉弁316と、分岐配管L3に配置される開閉弁317と、を有する。
高圧タービン311は、過熱器出口配管L1から分岐配管L2を介して供給される過熱蒸気により回転動力を得る。高圧タービン311で仕事をした蒸気は、再熱器240の上端部に導かれる。
中圧タービン312は、再熱器240により再加熱された再熱蒸気により回転動力を得る。中圧タービン312で仕事をした蒸気は、低圧タービン313に導かれる。
高圧タービン311および中圧タービン312が得た回転動力は、これらに連結される推進力発生部320に伝達される。
低圧タービン313は、中圧タービン312から導かれる蒸気により回転動力を得る。中圧タービン312が得た回転動力は、中圧タービン312に連結される推進力発生部320に伝達される。低圧タービン313で仕事をした蒸気は、復水器315に導かれる。
後進タービン314は、過熱器出口配管L1から分岐配管L3を介して供給される過熱蒸気により回転動力を得る。後進タービン314で仕事をした蒸気は、復水器315に導かれる。
復水器315は、低圧タービン313および後進タービン314から導かれる蒸気を凝縮して水とし、主炉210の蒸気ドラム216へ給水する。
後進タービン314が得る回転動力は、高圧タービン311、中圧タービン312、および低圧タービン313が得る回転動力とは逆方向の動力である。
高圧タービン311、中圧タービン312、および低圧タービン313は、船舶を前進させる回転動力を推進力発生部320に伝達する。一方、後進タービン314は、船舶を後進させる回転動力を推進力発生部320に伝達する。
開閉弁316および開閉弁317は、舶用推進プラント300の制御装置(図示略)により開閉状態が切り替えられる弁である。舶用推進プラント300の制御装置は、開閉弁316を開状態とし、かつ開閉弁317を閉状態とすることにより、過熱蒸気を過熱器出口配管L1から分岐配管L2を介して高圧タービン311へ導く。一方、舶用推進プラント300の制御装置は、開閉弁316を閉状態とし、かつ開閉弁317を開状態とすることにより、過熱蒸気を過熱器出口配管L1から分岐配管L3を介して後進タービン314へ導く。
次に、推進力発生部320について詳細に説明する。
推進力発生部320は、推進用タービン部310から伝達される回転動力による回転数を減速させる減速機321と、減速機321に連結されるプロペラ軸322と、プロペラ軸322に連結されるプロペラ323とを有する。推進力発生部320は、高圧タービン311、中圧タービン312、および低圧タービン313から伝達される回転動力によりプロペラ323を回転させて船舶を前進させる推進力を発生する。また、推進力発生部320は、後進タービン314から伝達される回転動力によりプロペラ323を回転させて船舶を後進させる推進力を発生する。
次に、本実施形態の舶用ボイラ200が備える燃料供給装置100の詳細について図面を参照して説明する。
図2に示すように、燃料供給装置100は、LNGタンク(供給源)400から供給される燃料ガスを圧縮する圧縮機10と、圧縮機10により圧縮された燃料ガスを加熱するヒータ20と、燃料ガス供給路101を流通する燃料ガスの流量を計測する流量計30と、燃料ガス供給路101から燃料ガス供給ヘッダ102へ導かれる燃料ガスの流量を調整する流量調整弁(第2調整弁)40と、第1燃料供給部50と、第2燃料供給部60と、第3燃料供給部70と、制御部90と、を備える。
また、燃料供給装置100は、LNGタンク400から供給される燃料ガスの供給系統として、LNGタンク400に接続される燃料ガス供給路101と、燃料ガス供給路101に接続されてLNGタンク400から供給される燃料ガスを流通させる燃料ガス供給ヘッダ102(第1供給配管)と、を備える。
なお、図2に示す構成は、燃料ガス供給路101に供給される燃料ガスの全量を燃料ガス供給ヘッダ102に供給するものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、舶用推進プラント300が複数の舶用ボイラ200を備える場合には、燃料ガス供給路101に供給される燃料ガスを複数の舶用ボイラ200に分配するための燃料供給路を別途設けるようにしてもよい。
また、燃料供給装置100は、燃料ガス供給路101にそれぞれ接続されるメインノズル供給配管(第2供給配管)54と、メインノズル供給配管(第2供給配管)64と、メインノズル供給配管(第2供給配管)74と、を備える。
また、燃料供給装置100は、燃料ガス供給路101にそれぞれ接続されるパイロットノズル供給配管(第3供給配管)55と、パイロットノズル供給配管(第3供給配管)65と、パイロットノズル供給配管(第3供給配管)75と、を備える。
図2に示すように、舶用ボイラ200が備えるバーナ部220は、第1バーナ221と、第2バーナ222と、第3バーナ223とを有する。第1バーナ221は、メインノズル供給配管54に接続されるメインノズル221aとパイロットノズル供給配管55に接続されるパイロットノズル221bと、を有する。第2バーナ222は、メインノズル供給配管64に接続されるメインノズル222aとパイロットノズル供給配管65に接続されるパイロットノズル222bと、を有する。第3バーナ223は、メインノズル供給配管74に接続されるメインノズル223aとパイロットノズル供給配管75に接続されるパイロットノズル223bと、を有する。
ここで、圧縮機10に供給される燃料ガスは、炭化水素系可燃性ガスである天然ガスを液化して貯蔵するLNGタンク400で生成されるボイルオフガスである。ボイルオフガスとは、LNGタンク400に貯蔵される液化した天然ガスが外部からの入熱等により気化して生成されたガスである。
また、圧縮機10に供給される燃料ガスとして、液化した天然ガスを熱源(図示略)により強制的に気化させたガスを用いてもよい。
ここでは、燃料ガスとして、メタンを主成分とした天然ガスを用いるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、エチレン等の他の炭化水素系可燃性ガスを用いてもよい。このように本実施形態においては、環境保護の観点から硫黄分を含まない炭化水素系燃料ガスをバーナ部220へ供給するものとする。
圧縮機10は、LNGタンク400から供給される燃料ガスを加圧する装置である。圧縮機10は、燃料ガスを80kPa程度まで加圧して燃料ガス供給路101へ供給する。また、圧縮機10による加圧によって燃料ガスの温度は上昇する。燃料ガスの温度は、例えば、圧縮機10による加圧前が約−90℃であり、加圧後が−80℃以上かつ−70℃以下の範囲となる。
ヒータ20は、圧縮機10により加圧された燃料ガスを加熱する装置である。ヒータ20は、ヒータ20の下流側に設けられた温度センサ(図示略)により検出される燃料ガスの温度が予め設定された温度(例えば、30℃)となるように制御部90とは異なる他の制御装置(図示略)からの制御指令により動作する。
流量計30は、燃料ガス供給路101から燃料ガス供給ヘッダ102へ供給される燃料ガスの流量を計測する装置である。流量計30は、計測した燃料ガスの流量を示す計測信号を、信号線(図示略)を介して制御部90に出力する。
流量調整弁40は、LNGタンク400から燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの流量を調整する弁である。流量調整弁40の開度は、流量計30が計測する流量と制御部90が設定する流量とが一致するように、制御部90から信号線(図示略)を介して伝達される制御信号により制御される。
第1燃料供給部50と、第2燃料供給部60と、第3燃料供給部70は、それぞれ燃料ガス供給ヘッダ102に設けられている。
第1燃料供給部50は、燃料ガス供給ヘッダ102からメインノズル供給配管54を介してメインノズル221aへ供給される燃料ガスの流量と燃料ガス供給ヘッダ102からパイロットノズル供給配管55を介してパイロットノズル221bへ供給される燃料ガスの流量との比率を調整する装置である。同様に、第2燃料供給部60は、燃料ガス供給ヘッダ102からメインノズル供給配管64を介してメインノズル222aへ供給される燃料ガスの流量と燃料ガス供給ヘッダ102からパイロットノズル供給配管65を介してパイロットノズル222bへ供給される燃料ガスの流量との比率を調整する装置である。同様に、第3燃料供給部70は、燃料ガス供給ヘッダ102からメインノズル供給配管74を介してメインノズル223aへ供給される燃料ガスの流量と燃料ガス供給ヘッダ102からパイロットノズル供給配管75を介してパイロットノズル223bへ供給される燃料ガスの流量との比率を調整する装置である。
第1燃料供給部50は、燃料ガス供給ヘッダ102にそれぞれ設けられる遮断弁51および遮断弁52と、メインノズル供給配管54に設けられ燃料ガス供給ヘッダ102からメインノズル供給配管54を介してメインノズル221aに導かれる燃料ガスの流量を調整する制御弁(第1調整弁)53と、を有する。
遮断弁51および遮断弁52は、バーナ部220による燃料ガスの燃焼が行われる場合に制御部90により開状態とされ、バーナ部220による燃料ガスの燃焼が行われない場合に制御部90により閉状態とされる。
なお、第2燃料供給部60が備える遮断弁61,遮断弁62,制御弁63は、それぞれ第1燃料供給部50が備える遮断弁51,遮断弁52,制御弁53と同様のものであるため、以下での説明を省略する。同様に、第3燃料供給部70が備える遮断弁71,遮断弁72,制御弁73は、それぞれ第1燃料供給部50が備える遮断弁51,遮断弁52,制御弁53と同様のものであるため、以下での説明を省略する。
制御部90は、燃料供給装置100が備える各部を制御する装置である。制御部90は、制御弁53,制御弁63,制御弁73の開度、および流量調整弁40の開度をそれぞれ制御する。また、制御部90は、遮断弁51,遮断弁52,遮断弁61,遮断弁62,遮断弁71,遮断弁72の開閉状態を制御する。
なお、制御部90は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。
次に、制御部90により実行される制御弁53の開度および流量調整弁40の開度の制御について、図3から図5を参照して説明する。
なお、以下では第1燃料供給部50についてのみ説明するが、第2燃料供給部60と第3燃料供給部70は第1燃料供給部50と同様である。したがって、以下では第2燃料供給部60および第3燃料供給部70についての説明を省略する。
図3から図5において、横軸に示す燃料ガスの流量[%]は、本実施形態の制御弁53および流量調整弁40のそれぞれが最大開度に維持される場合に第1燃料供給部50から第1バーナ221へ供給される燃料ガスの流量を100%とし、100%の燃料ガスの流量に対する実際の燃料ガスの流量の割合を示している。
図3から図5において燃料ガスの流量の下限値Fr1が約15%に設定されているのは、本実施形態の燃料ガスのターンダウン比(定格出力時の最大流量と制御可能な最小流量の比)が約7:1となっているからである。
なお、本実施形態の燃料供給装置100は、燃料ガス供給ヘッダ102により、第1燃料供給部50と第2燃料供給部60と第3燃料供給部70のそれぞれに略均等に燃料ガスを供給するものである。従って、第1燃料供給部50,第2燃料供給部60,第3燃料供給部70のそれぞれに供給される燃料ガスの流量は、流量計30が計測する燃料ガスの流量の1/3の値となる。
また、第1燃料供給部50と第2燃料供給部60と第3燃料供給部70とのいずれか1つの燃料供給部の遮断弁を閉状態とし、その他の燃料供給部の遮断弁を開状態とする場合、開状態の燃料供給部のそれぞれに供給される燃料ガスの流量は、流量計30が計測する燃料ガスの流量の1/2の値となる。
また、第1燃料供給部50と第2燃料供給部60と第3燃料供給部70とのいずれか1つの燃料供給部の遮断弁を開状態とし、その他の燃料供給部の遮断弁を閉状態とする場合、開状態の燃料供給部に供給される燃料ガスの流量は、流量計30が計測する燃料ガスの流量と同量となる。
制御部90は、図3に破線で示すように流量調整弁40の開度を制御する。図3に示すように、制御部90が流量調整弁40の開度を漸次増加させると、それに応じて燃料ガスの流量が下限値Fr1から上限値Fr3(100%の流量)に向けて漸次増加する。
また、制御部90は、図3に実線で示すように制御弁53の開度を制御する。図3に示すように、制御部90は、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量がFr1以上かつFr2(所定流量)未満となる低負荷領域である場合に制御弁53を閉状態とするように制御する。
また、制御部90は、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量がFr2以上となる高負荷領域である場合に燃料ガスの流量の増加に応じて開度が増加するよう制御弁53を制御する。
次に、図4を参照して、制御部90による流量調整弁40と制御弁53の開度の調整により実現されるメインノズル221aとパイロットノズル221bとの負荷の負担割合の調整について説明する。
図4に縦軸で示す負荷[%]は、制御弁53および流量調整弁40のそれぞれが最大開度に維持される場合(最大負荷となる場合)の第1バーナ221の負荷(出力)を100%とし、100%の負荷に対するメインノズル221aとパイロットノズル221bとの実際の負荷の割合を示している。
図4に示すように、燃料ガスの流量がFr1以上かつFr2(所定流量)未満となる低負荷領域である場合には、制御弁53が閉状態となっているため、メインノズル221aの負荷は0%に維持される。この低負荷領域において、パイロットノズル221bの負荷は、燃料ガスの流量の増加に対応して漸次増加する。
また、図4に示すように、燃料ガスの流量がFr2以上となる高負荷領域である場合には、制御弁53が燃料ガスの流量の増加に応じて制御弁53の開度が漸次増加するため、メインノズル221aの負荷が漸次増加する。この高負荷領域において、パイロットノズル221bの負荷は、燃料ガスの流量の増加に対応して漸次増加する。一方で、高負荷領域においては、燃料ガスの流量の増加量に対するパイロットノズル221bの負荷の増加量が、低負荷領域におけるそれよりも少なくなる。
これは、高負荷領域においては、制御部90が流量調整弁40の開度の増加に応じて制御弁53の開度が増加するよう制御弁53を制御するからである。制御弁53の開度が増加することにより、パイロットノズル221bの負荷に対するメインノズル221aの負荷の割合が漸次増加する。燃料ガスの流量が約60%となる場合にパイロットノズル221bの負荷とメインノズル221aの負荷の割合が等しくなる。
また、燃料ガスの流量が100%となる場合には、パイロットノズル221bの負荷が約35%であるのに対してメインノズル221aの負荷が約65%となる。このように、燃料ガスの流量が100%となる場合には、パイロットノズル221bとメインノズル221aの燃料ガスの流量比が65:35となり、パイロットノズル221bの負荷とメインノズル221aの負荷を合計した値が100%となる。
次に、図5を参照して、燃料ガスの流量と燃料ガスの圧力との関係について説明する。
図5に縦軸で示す燃料ガスの圧力[kPa]は、燃料ガス供給ヘッダ102内の燃料ガスの圧力を示している。燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスは、燃料ガス供給路101から流量調整弁40を経て減圧される。
図5に実線で示すように、本実施形態の燃料ガスの圧力は、燃料ガスの流量がFr1以上かつFr2(所定流量)未満となる低負荷領域である場合と燃料ガスの流量がFr2以上となる高負荷領域である場合のいずれにおいても、燃料ガスの圧力は燃料ガスの流量の増加に応じて漸次増加する。
一方、高負荷領域においては、燃料ガスの流量の増加に対する燃料ガスの圧力の増加量が、低負荷領域におけるそれよりも少なくなる。
これは、高負荷領域においては、制御部90が流量調整弁40の開度の増加に応じて制御弁53の開度が増加するよう制御弁53を制御するからである。制御弁53の開度が増加することにより、単位流量を増加させるのに必要となる燃料ガスの圧力の増加量が抑制される。
一方、図5に破線で示す比較例は、高負荷領域においても、制御部90が制御弁53を閉状態に維持した例である。この比較例では、高負荷領域においても、燃料ガスの流量の増加に対する燃料ガスの圧力の増加量が、低負荷領域におけるそれと同じとなる。
そのため、図5に破線で示すように、比較例においては、高負荷領域で燃料ガスの流量を所望の流量とするために必要とされる燃料ガスの圧力が本実施形態よりも過大に大きくなる。これは、燃料ガスの流量が下限値Fr1となる場合に必要とされる燃料ガスの圧力の値であるPminを本実施形態と比較例とで一致させるには、比較例において燃料ガス供給路101に供給される燃料ガスの圧力を過大に大きくしておく必要があることを意味する。すなわち、比較例においては、燃料ガス供給路101に供給される燃料ガスの圧力を過大に大きくするために、高い加圧性能を備える圧縮機10を設ける必要がある。
ここで、具体的な例を挙げて、本実施形態で必要とされる燃料ガスの圧力と、比較例で必要とされる燃料ガスの圧力について説明する。
本実施形態では、燃料ガスの流量が100%となる場合に、パイロットノズル221bとメインノズル221aの燃料ガスの流量が、それぞれ300kg/hと700kg/hであり、合計の流量が1000kg/hであるものとする。この場合、パイロットノズル221bとメインノズル221aの燃料ガスの流量比が70:30となる。
この場合、燃料ガスの流量の下限値Fr1が100kg/hであるとすると、パイロットノズル221bが100kg/hから300kg/hの範囲で燃料ガスの流量を調整可能とするためには、燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの圧力を少なくとも式(1)で示す圧力Pr1[kPa]とする必要がある。
Pr1=1.5・(300/100)=13.50 (1)
ここで、1.5[kPa]は第1バーナ221が失火せずに燃料ガスの燃焼を維持するために必要とされる最小の燃焼ガスの圧力である。
また、燃料ガスの流量が100%となる場合のメインノズル221aの燃料ガスの流量が700kg/hであることから、メインノズル221aは300kg/h(パイロットノズル221bの最大流量)から700kg/hの範囲で燃料ガスの流量を調整する。メインノズル221aが300kg/hから700kg/hの範囲で燃料ガスの流量を調整可能とするためには、燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの圧力を少なくとも式(2)で示す圧力Pr2[kPa]とする必要がある。
Pr2=1.5・(700/300)=8.17 (2)
このように、パイロットノズル221bとメインノズル221aの燃料ガスの流量比が70:30となる場合、Pr1>Pr2となる。そのため、燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの圧力を少なくともP1に設定しておくことにより、最小流量である100kg/hから最大流量である1000Kg/hまで、燃料ガスの流量調整が可能である。
次に、比較例について説明する。比較例は、制御弁53を閉状態に維持した例である。この場合、パイロットノズル221bのみで、最小流量である100kg/hから1000kg/hの範囲で燃料ガスの流量を調整する必要がある。パイロットノズル221bが100kg/hから1000kg/hの範囲で燃料ガスの流量を調整可能とするためには、燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの圧力を少なくとも式(3)で示す圧力Pr3[kPa]とする必要がある。
Pr3=1.5・(1000/100)=150.00 (3)
すなわち、比較例の場合、燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの圧力を本実施形態よりも10倍を超えた高い値に設定する必要がある。
以上のように、本実施形態では、燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの圧力を過大に大きく設定する必要がない。
また、換言すれば、本実施形態では、燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの圧力に対するターンダウン比(定格出力時の最大流量と制御可能な最小流量の比)を高く設定することができる。すなわち、定格出力時の最大流量に対する最小流量の値をより小さい値に設定することができる。
以上説明した本実施形態が奏する作用及び効果について説明する。
本実施形態の燃料供給装置100によれば、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量がFr2(所定流量)未満となる低負荷領域においては、制御弁53が閉状態となり燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの全量がパイロットノズル供給配管55からパイロットノズル221bに導かれる。この低負荷領域においては、制御弁53が閉状態であるため、燃料ガスの流量の二乗根に比例して燃料ガスの圧力が低下する。しかしながら、低負荷領域の流量範囲は下限値Fr1以上かつFr2未満の一定範囲内に限られるため、流量の変動に対する燃料ガスの圧力変動を抑制することができる。
また、本実施形態の燃料供給装置100によれば、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量がFr2(所定流量)以上となる高負荷領域においては、燃料ガスの流量の増加に応じて制御弁53の開度が増加する。制御弁53の開度を増加させて第1バーナ221の流路断面積(火炉211への開口面積)を増大させることにより、所望の流量の燃料ガスを第1バーナ221へ供給するのに必要とされる燃料ガスの圧力を低減することができる。
このように、本実施形態の燃料供給装置100によれば、第1バーナ221に供給される燃料ガスが少ない低負荷領域から第1バーナ221に供給される燃料ガスが多い高負荷領域に至るまで、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持することができる。この場合において、LNGタンク400側の燃料ガスの圧力を過大に大きく設定する必要がない。
換言すれば、本実施形態では、供給される燃料ガスの圧力に対するターンダウン比を高く設定することができ、定格出力時の最大流量に対する最小流量の値をより小さい値に設定することができる。
本実施形態の燃料供給装置100は、LNGタンク400から燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの流量を調整する流量調整弁40を備え、制御部90が、流量調整弁40の開度を制御する。
このようにすることで、LNGタンク400から燃料ガス供給ヘッダ102に供給される燃料ガスの流量を流量調整弁40により適量に調整することができる。
また、制御部90が、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量がFr2(所定流量)以上である場合に、流量調整弁40の開度の増加に応じて制御弁53の開度が増加するよう制御弁53を制御する。
このようにすることで、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量がFr2(所定流量)以上となる高負荷領域においては、第1バーナ221に供給される燃料ガスの増加に応じて第1バーナ221の流路断面積を増大させ、所望の流量の燃料ガスを第1バーナ221へ供給するのに必要とされる燃料ガスの圧力を低減することができる。
本実施形態の燃料供給装置100は、LNGタンク400から供給される燃料ガスを加圧する圧縮機10と、圧縮機10により加圧された燃料ガスを加熱するヒータ20と、を備える。
このようにすることで、LNGタンク400から供給される燃料ガスを適正に加圧および加熱して第1バーナ221へ供給することができる。
本実施形態の燃料供給装置100の制御方法は、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量がFr2(所定流量)未満である場合に制御弁53を閉状態とする第1制御工程と、燃料ガス供給ヘッダ102から第1バーナ221に供給される燃料ガスの流量がFr2(所定流量)以上である場合に燃料ガスの流量の増加に応じて開度が増加するよう制御弁53を制御する第2制御工程と、を備える。
本実施形態の燃料供給装置100の制御方法によれば、第1バーナ221に供給される燃料ガスが少ない低負荷領域から第1バーナ221に供給される燃料ガスが多い高負荷領域に至るまで、燃料ガスのエネルギーを無駄にすることなく燃料ガスのみによる安定燃焼を維持することができる。この場合において、LNGタンク400側の燃料ガスの圧力を過大に大きく設定する必要がない。
〔他の実施形態〕
以上においては、バーナ部220が第1バーナ221,第2バーナ222,第3バーナ223の3つのバーナを備え、燃料供給装置100が第1燃料供給部50,第2燃料供給部60,第3燃料供給部70の3つの燃料供給部を備えるものとしたが他の態様であってもよい。
例えば、バーナ部220が第1バーナ221のみを備え、燃料供給装置100が第1燃料供給部50のみを備える態様であってもよい。
また例えば、バーナ部220が4以上の複数のバーナを備え、燃料供給装置100がバーナの数と同数の複数の燃料供給部を備えるものとしてもよい。
また、以上においては、舶用ボイラ200が、再熱炉230および再熱器240を有するものとしたが、これらを有しない舶用ボイラとしてもよい。再熱炉230および再熱器240を有しない舶用ボイラに対して、前述した燃料供給装置100を適用することが可能である。
40 流量調整弁(第2調整弁)
50 第1燃料供給部
53 制御弁(第1調整弁)
54 メインノズル供給配管(第2供給配管)
55 パイロットノズル供給配管(第3供給配管)
60 第2燃料供給部
70 第3燃料供給部
90 制御部
100 燃料供給装置
101 燃料ガス供給路
102 燃料ガス供給ヘッダ(第1供給配管)
200 舶用ボイラ
220 バーナ部
221 第1バーナ
221a メインノズル
221b パイロットノズル(副ノズル)
222 第2バーナ
222a メインノズル
222b パイロットノズル(副ノズル)
223 第3バーナ
223a メインノズル
223b パイロットノズル(副ノズル)
400 LNGタンク(供給源)

Claims (5)

  1. 舶用ボイラに用いられるとともに主ノズルと副ノズルとを有するバーナ部に燃料ガスを供給する燃料供給装置であって、
    供給源から供給される前記燃料ガスを流通させる第1供給配管と、
    前記第1供給配管から前記主ノズルへ前記燃料ガスを供給する第2供給配管と、
    前記第1供給配管から前記副ノズルへ前記燃料ガスを供給する第3供給配管と、
    前記第2供給配管に設けられ、前記第1供給配管から前記第2供給配管を介して前記主ノズルに導かれる前記燃料ガスの流量を調整する第1調整弁と、
    前記第1調整弁の開度を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部が、前記第1供給配管から前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が所定流量未満である場合に閉状態とし、前記第1供給配管から前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が前記所定流量以上である場合に前記燃料ガスの流量の増加に応じて開度が増加するよう前記第1調整弁を制御する燃料供給装置。
  2. 前記供給源から前記第1供給配管に供給される前記燃料ガスの流量を調整する第2調整弁を備え、
    前記制御部が、前記第2調整弁の開度を制御する請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記制御部が、前記第1供給配管から前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が前記所定流量以上である場合に、前記第2調整弁の開度の増加に応じて前記第1調整弁の開度が増加するよう前記第1調整弁を制御する請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記バーナ部と、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料供給装置と、を備える舶用ボイラ。
  5. 舶用ボイラに用いられるとともに主ノズルと副ノズルとを有するバーナ部に燃料ガスを供給する燃料供給装置の制御方法であって、
    前記燃料供給装置が、前記主ノズルに導かれる前記燃料ガスの流量と前記副ノズルに導かれる前記燃料ガスの流量との比率を調整する調整弁を有し、
    前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が所定流量未満である場合に前記調整弁を閉状態とする第1制御工程と、
    前記バーナ部に供給される前記燃料ガスの流量が前記所定流量以上である場合に前記燃料ガスの流量の増加に応じて開度が増加するよう前記調整弁を制御する第2制御工程と、を備える燃料供給装置の制御方法。
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