JP2017172259A - 耐火木製構造材 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃えどまり層が高い燃えどまり機能を発現し、耐火性能に優れ、製造も容易な耐火木製構造材を提供すること。【解決手段】本発明の耐火木製構造材1は、長期荷重を支持する木製の荷重支持部11と該荷重支持部11を被覆する木製の燃えどまり層12とを備え、燃えどまり層12の構成木材は、晩材率が20%以上、晩材寸法が0.6mm以上である。燃えどまり層12の構成木材は、好ましくは晩材率が荷重支持部11の構成木材より高く、晩材寸法が荷重支持部11の構成木材より長い。【選択図】図5

Description

本発明は、耐火木製構造材に関する。
木材は、火災時に外部から加熱されると表面が燃えて炭化層が形成される、この炭化層が木材の表面に均一に形成されると木材内部への熱の侵入が抑制され、木材内部の構造的な劣化が抑制される。この特性を利用し、柱や梁等に使用する木材を太くし、燃焼後の木材の内部に長期荷重を支持し得る健全な断面が確保されるように、木材の表面に、燃えて炭化層を形成すべき所定の厚みの燃えしろを設ける技術が知られている。このような燃えしろを設けた構造材等を主要構造部に用いて、木造建築物を準耐火建築物とすることも行われている。
木材や木材と他の材料との複合材の表面に燃えしろを設けて、耐火材の部材を得る技術は種々提案されており、例えば、特許文献1には、長期荷重を支持するに足り木材等からなる荷重支持層の外側に、不燃材にしてかつ断熱層を有する断熱材を有した燃えどまり層を設け、さらにその外側に、所定の燃えしろ厚さを有する木材からなる燃えしろ層とを設けた構造材が提案されている。また、特許文献2には、荷重支持層の外側に、難燃薬剤を注入した木材による燃えどまり層を設け、その外側に難燃薬剤を含まない表層を備えた耐火集成材が提案されている。また、特許文献3には、長期荷重を支持するに足り木材等からなる荷重支持層の外側に、所定の燃えしろ厚さを有し荷重支持層より熱慣性を低くした木材からなる燃えしろ層を備えた構造材が提案されている。
特許第4065416号公報 特許第4958098号公報 特許第4292119号公報
特許文献1の構造材のように、木材と不燃材等の異種材料を組み合わせた構造材や、特許文献2の耐火集成材のように、難燃薬剤を用いたものは、製造工程が複雑となり製造コストが高くなる。特許文献3の構造材においては、荷重支持層より外側に、荷重支持層より熱慣性を低くした木材からなる燃えしろ層を設けており、荷重支持層より熱慣性を高くした木材からなる燃えしろ層については記載されていない。
従って、本発明の目的は、燃えどまり層が高い燃えどまり機能を発現し、耐火性能に優れ、製造も容易な耐火木製構造材を提供することにある。
本発明は、長期荷重を支持する木製の荷重支持部と該荷重支持部を被覆する木製の燃えどまり層とを備え、前記燃えどまり層の構成木材は、晩材率が20%以上、晩材寸法が0.6mm以上である、耐火木製構造材を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の耐火木製構造材によれば、燃えどまり層の燃焼時に形状保持性に優れた炭化層が形成され、優れた耐火性能が得られるとともに、製造も容易である。
図1(a)は、本発明の第1実施形態の耐火木製構造材を示す横断面図であり、図1(b)は、当該耐火木製構造材の構成部材の説明図である。 図2(a)は、本発明の第2実施形態の耐火木製構造材を示す横断面図であり、図2(b)は、当該耐火木製構造材の構成部材の説明図である。 図3(a)は、晩材率及び晩材寸法の説明図であり、図3(b)は、耐火木製構造材の全体又は一部がラミナ積層体からなる場合の個々のラミナの年輪の形成状態の例を示す図である。 図4は、広葉樹の年輪を示す図である。 図5(a)は、本発明の第3実施形態の耐火木製構造材を示す横断面図であり、図5(b)は、当該耐火木製構造材の構成部材の説明図である。 図6(a)は、本発明の第4実施形態の耐火木製構造材を示す横断面図であり、図6(b)は、当該耐火木製構造材の構成部材の説明図である。 図7(a)は、本発明の第5実施形態の耐火木製構造材を示す横断面図であり、図7(b)は、当該耐火木製構造材の構成部材の説明図である。 図8(a)は、実施例3及び比較例2に用いたラミナ積層体の形状及び寸法を示す斜視図である。 図9は、燃焼試験1の結果を示す写真である。 図10は、燃焼試験2の結果を示すグラフである。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1実施形態の耐火木製構造材1は、木造建築物の梁として使用される構造用の角材であり、使用時に鉛直方向の上側に配される上面a、鉛直方向の下側に配される下面b、及び2つ側面c,cを有している。
本発明の第2実施形態の耐火木製構造材1Aは、木造建築物の柱として使用される構造用の角材であり、使用時に鉛直方向に延びて配される4側面e1〜e4を備えている。
第1及び第2実施形態の耐火木製構造材1,1Aは、図1(a)及び図2(a)に示すように、それぞれの断面に、長期荷重を支持する木製の荷重支持部11と該荷重支持部11を被覆する木製の燃えどまり層12とを備えている。荷重支持部11は、荷重支持部11単独で、固定荷重、積載荷重、積雪荷重の長期に生ずる荷重(長期荷重)に対して構造耐力上安全であるようにその断面設計がなされる。斯かる断面設計は公知である。
火災時の木材の炭化速度は一般に毎分0.6〜1.0mmと言われており、例えば1時間の準耐火性能に対しては45mmの木材被覆を設ける燃えしろ設計が行われている。しかし、耐火性能になると火災終了後、自然に火が消えることが性能上要求されるため、厚さを増しただけの木材被覆では断熱層になる炭化層の形状保持性が十分ではなく、所定の耐火性能を確保することができない。
これに対して、第1及び第2実施形態の耐火木製構造材1,1Aにおいては、燃えどまり層12の構成木材に、晩材率が20%以上であり且つ晩材寸法が0.6mm以上である樹種の木材を用いていることによって、燃えどまり層12の燃焼時に形状保持性に優れた炭化層が形成される。また、晩材率が20%以上であり且つ晩材寸法が0.6mm以上である樹種の木材は、一定の熱容量を有していることから、断熱を期待できる形状保持性に優れた炭化層下の熱容量を効率的にいかすことで、より高い耐火性能が得られる。
図3(a)は、針葉樹の横断面の一部を示す図である。晩材61とは、図3(a)に示すように、木材の木部(もくぶ)のうち、密度が高く色が濃色の部分で、年輪64の外縁を形成する部分であり、早材62とは、木材の木部のうち、晩材61に比して密度が低く色が淡色の部分であり、晩材に比べて細胞が大形で細胞壁も薄い。
晩材率(%)は、図3(a)に示すように、樹木の半径方向に延びる直線Lに沿って、晩材61の長さL1と早材62の長さL2と年輪の間隔L3とを測定したときに、下記式で表される。
晩材率(%)=(晩材の長さL1/年輪の間隔L3) ×100・・・(1)
晩材寸法とは、上記の晩材部分の長さL1自体である。
木材は、その横断面において、木裏側に近い部分と木表側に近い部分とで、晩材率(%)が異なる場合がある。そのような場合、木裏側に近い面65と木表側に近い面66との間の中央部付近に位置する年輪の間隔L3及びその年輪64に含まれる晩材61の長さL1から晩材率(%)を求める。「中央部付近に位置する年輪」とは、中央部に位置する年輪が明確であればその年輪、中央部に年輪間の境界が位置する等、中央部に位置する年輪が一義的に決まらない場合は、該中央部に最も近い年輪である。中央部からの距離が等しい2つの年輪がある場合は、2つの年輪から任意に選択した一方の年輪である。
晩材率や晩材寸法は、構造材の横断面の10箇所以上で年輪の間隔L3及び晩材61の長さL1を測定し、その長さL1及び算出した晩材率の平均を、晩材寸法及び晩材率とする。横断面は、構造材の長手方向の中央部の断面とすることが好ましい。図1(b)、図2(b)、図5(b)、図6(b)及び図7(b)に示すように、燃えどまり層12が、複数のラミナの積層体20、23〜25からなる場合、荷重支持部11の周囲に位置するラミナ2を10本以上選択し、選択したラミナのそれぞれについて、年輪の間隔L3及び晩材61の長さL1を測定して、長さL1及び晩材率を算出し、その10本以上のラミナについての長さ1及び晩材率の平均値を、その燃えどまり層の構成木材の晩材寸法及び晩材率とする。長さL1及び晩材率を算出するラミナは、荷重支持部11の周囲における特定の箇所のラミナに集中しないように選択する。また、図3(b)は、耐火木製構造材の全体又は一部がラミナ積層体からなる場合の個々のラミナの年輪の形成状態の例を示す図である。図3(b)中に示すラミナ2Aのように、樹芯67を含むラミナ2については、その樹芯67と、該樹芯67からの距離が最も遠い面66Aとの間の中央部に位置する年輪64Aの間隔L3及び晩材61の長さL1を、当該ラミナ2についての年輪の間隔L3及び晩材61の長さL1とする。
図4(a)及び図4(b)は、広葉樹のうちの環孔材であるクリとハリギリの顕微鏡写真である。環孔材は、年輪64の初めに他の部分と比べて直径が著しく大きい導管ができて、それらが年輪に沿って並んでいる材であり、その大きい導管が並んでいる部分62が、早材62であり、早材62間に位置する部分が晩材61である。広葉樹(環孔材)についての晩材率(%)も、上記の式(1)に従い算出される。
燃えどまり層の燃焼時に形状保持性に優れた炭化層が形成されるようにする観点から、燃えどまり層12の構成木材の晩材率は20%以上が好ましく、更に好ましくは30%以上である。晩材率の上限は特にないが、例えば90%以下であり、80%以下が好ましい。また晩材寸法L1は、0.6mm以上が好ましく、0.7mm以上が更に好ましい。
晩材率が20%以上且つ晩材寸法が0.6mm以上である木材の例としては、針葉樹であれば、カラマツ、ベイマツ、グイマツ、ツガ等が挙げられ、広葉樹であれば、ケヤキ、くり、ミズナラ、タモ等が挙げられるが、これらに限られるものではない。
図1及び図2に示すように、第1及び第2実施形態の耐火木製構造材1,1Aは、晩材率が20%以上且つ晩材寸法が0.6mm以上の木材を構成木材とする複数の板状のラミナ2を各ラミナ間に配した接着剤を介して積層接着して2本のラミナ積層体20を得、そのラミナ積層体20どうしを接着剤を介して接合して得られたものである。従って、第1及び第2実施形態の耐火木製構造材1,1Aにおける荷重支持部11とその周囲の燃えどまり層12とは、同一樹種の木材からなり、燃えどまり層12と同様に荷重支持部11も、晩材率が20%以上且つ晩材寸法が0.6mm以上の木材からなる。また、第1実施形態の耐火木製構造材1を構成するラミナ2は、同一樹種の木材から構成されたものである。第2実施形態の耐火木製構造材1Aを構成するラミナ2も、同一樹種の木材から構成されたものである。ラミナ2は、耐火木製構造材1,1Aの長手方向(軸方向に同じ)と同方向に長い形状を有している。個々のラミナ2は、耐火木製構造材1,1Aの長手方向の全長に亘って連続する一枚の挽き板等であっても良いが、ラミナの全部又は一部は、複数の挽き板等をフィンガージョイント等の接合方法で長手方向に継いだものであっても良い。
接着剤としては、水性高分子−イソシアネート系接着剤、レゾルシノール樹脂接着剤、レゾルシノール・フェノール樹脂接着剤、メラミン樹脂接着剤、メラミンユリア樹脂接着剤、変性酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤、エチレン酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤等が挙げられる。これらのなかでも、レゾルシノール樹脂接着剤又はレゾルシノール・フェノール樹脂接着剤が好ましい。
第1実施形態の耐火木製構造材1は、梁用の構造材であり、木造建築物等の梁として使用されたときに鉛直方向に沿う高さ方向Yと、幅方向Xとを有しており、図1(a)に示すように、荷重支持部11の幅方向Xの両側を被覆する側部燃えどまり層12cと、荷重支持部11の下側を被覆する下部燃えどまり層12bとを有している。燃えどまり層12は、側部燃えどまり層12cの厚みLc及び下部燃えどまり層12bの厚みLbのいずれについても、少なくとも1時間の耐火性を有している。荷重支持部11の周囲に設定する燃えどまり層の厚みLc,Lbは、50mm以上が好ましく、70mm以上が更に好ましい。また、下部燃えどまり層12bの厚みLbが、側部燃えどまり層12cの厚みLcよりも厚いことが、熱の伝わりやすい角の部分を材積を抑えながら被覆できる点から好ましい。
なお、第1実施形態の耐火木製構造材1は、梁用の構造材であり、使用時に上面aには、耐火性能を有する床が載ることにより、荷重支持部11が被覆されるため、荷重支持部11の上側を被覆する上部燃えどまり層は設けていない。
第2実施形態の耐火木製構造材1Aは、柱用の構造材であり、木造建築物等の柱として使用されたときに鉛直方向に沿う長手方向(軸方向に同じ)を有しており、図2(a)に示すように、使用時に水平方向に沿う横断面の中央部に荷重支持部11を有し、その横断面における荷重支持部11の周囲に全周囲に亘って燃えどまり層12を有している。耐火木製構造材1Aの燃えどまり層12は、耐火木製構造材1Aの4側面e1〜e4のいずれにおいても、少なくとも1時間の耐火性を有している。荷重支持部11の周囲に設定する燃えどまり層の厚みLe1〜Le4は、50mm以上が好ましく、70mm以上が更に好ましい。
図5に本発明の第3実施形態の耐火木製構造材1Bを示し、図6に本発明の第4実施形態の耐火木製構造材1Cを示した。
第3実施形態の耐火木製構造材1Bは、第1実施形態の耐火木製構造材1と同様に、木造建築物等の梁として使用される構造用の角材である。第4実施形態の耐火木製構造材1Cは、第2実施形態の耐火木製構造材1Aと同様に、木造建築物等の柱として使用される構造用の角材である。第3実施形態の耐火木製構造材1Bについては、第1実施形態と異なる点について説明し同様の点については説明を省略する。第4実施形態の耐火木製構造材1Cについては、第2実施形態と異なる点について説明し同様の点については説明を省略する。
第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cは、木製の荷重支持部11と、荷重支持部11を被覆する木製の燃えどまり層12とが、異なる樹種の木材から形成されているが、同一の樹種の木材から形成されていても良い。
第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cにおける荷重支持部11は、図5及び図6に示すように、任意の木材を構成木材とする複数の板状のラミナ21を各ラミナ間に配した接着剤を介して積層接着して2つのラミナ積層体22を得、そのラミナ積層体22どうしを接着剤を介して接合して得られたものである。
第3実施形態の耐火木製構造材1Bにおいては、晩材率が20%以上且つ晩材寸法が0.6mm以上の木材を構成木材とする複数の板状のラミナ2を接着剤を介して積層接着して得たラミナ積層体24,25が、荷重支持部11に接着剤を介して接合されている。またラミナ積層体24とラミナ積層体25との間も接着剤を介して接合されている。それによって、荷重支持部11の幅方向Xの両側を被覆する側部燃えどまり層12c及び該荷重支持部11の下側を被覆する下部燃えどまり層12bが形成されている。
第4実施形態の耐火木製構造材1Cにおいては、晩材率が20%以上且つ晩材寸法が0.6mm以上の木材を構成木材とする複数の板状のラミナ2を接着剤を介して積層接着して得たラミナ積層体24,25が、荷重支持部11に接着剤を介して接合されている。また、ラミナ積層体24とラミナ積層体25との間も接着剤を介して接合されている。それによって、荷重支持部11をその全周に亘って囲む燃えどまり層12が形成されている。
第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cにおいても、燃えどまり層12の構成木材に、晩材率が20%以上であり且つ晩材寸法が0.6mm以上である樹種の木材を用いていることによって、燃えどまり層12の燃焼時に形状保持性に優れた炭化層が形成される。また、晩材率が20%以上であり且つ晩材寸法が0.6mm以上である樹種の木材は、一定の熱容量を有していることから、断熱を期待できる形状保持性に優れた炭化層下の熱容量を効率的にいかすことで、より高い耐火性能が得られる。
また、第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cにおいては、荷重支持部11の木材に、燃えどまり層12の構成木材とは異なる木材を用いることができるため、例えば、荷重支持部11の構成木材に安価な木材や入手の容易な木材を用いて、耐火木製構造材の製造コストを抑制や製造効率の向上を図ることができる。
第3実施形態の耐火木製構造材1Bにおいても、燃えどまり層12は、側部燃えどまり層12cの厚みLc及び下部燃えどまり層12bの厚みLbのいずれについても、50mm以上であり、少なくとも1時間の耐火性を有している。荷重支持部11を被覆する燃えどまり層の厚みLc,Lbは、50mm以上が好ましく、70mm以上が更に好ましい。また、下部燃えどまり層12bの厚みLbが、側部燃えどまり層12cの厚みLcよりも厚いことが好ましい。
第4実施形態の耐火木製構造材1Cは、第2実施形態の耐火木製構造材1Aと同様に、使用時に水平方向に沿う横断面の中央部に荷重支持部11を有し、その横断面における荷重支持部11の周囲にその全周に亘る燃えどまり層12が形成されている。第4実施形態の耐火木製構造材1Cの燃えどまり層12は、4側面e1〜e4のいずれにおいても、少なくとも1時間以上の耐火性を有している。荷重支持部11の周囲に設定する燃えどまり層12の厚みLe1〜Le4も、50mm以上が好ましく、70mm以上が更に好ましい。
また、第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cは、第1又は第2実施形態とは異なり、燃えどまり層12と荷重支持部11との境界に、燃えどまり層12の構成部材と荷重支持部11の構成部材との接合部が存在している。燃えどまり層12と荷重支持部11との境界部に、接合部等の構成部材どうしの物理的な境界が存在することで、火災時の木材乾燥に伴い燃えどまり層12に発生する収縮割れが、荷重支持部11まで連続して生じることを抑制することができ、より高い耐火性能が得られる。
また燃えどまり層12の構成部材が単一樹種から形成されていると、既存の設備で製造した荷重支持部11に、燃えどまり層12を設けるだけで、耐火木製構造材1B,1Cが得られるため、耐火木製構造材1B,1Cの製造コストを大幅に低減可能である。なお、側部燃えどまり層12c及び下部燃えどまり層12bのぞれぞれとして、一つの製材品を用いても良く、また長手方向のみならず幅方向にも小角材等を接合した集成材を用いることもできる。
また本発明における耐火木製構造材は、燃えどまり層12が、荷重支持部11よりも熱容量が大きいことが好ましい。例えば、第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cや後述する第5実施形態の耐火木製構造材1Dにおいては、燃えどまり層12の構成木材に、荷重支持部11の構成木材よりも熱容量が高いものを用いることが好ましい。
燃えどまり層12を、荷重支持部11よりも熱容量の大きい木材から構成することで、荷重支持部11への熱の流入を一層効果的に抑制できる。
荷重支持部11及び燃えどまり層12の熱容量は、以下のようにして測定することができる。熱容量は、物体の質量に比熱を乗じて算出することができる。すなわち、荷重支持部11及び燃えどまり層12に用いるラミナの質量を測定し、荷重支持部11及び燃えどまり層12を構成するラミナの合計質量に一般的な木材比熱を乗じて算出するか、荷重支持部11及び燃えどまり層12を構成する集成材の質量を測定し、一般的な木材比熱を乗じて算出することで得ることができる。
燃えどまり層の構成木材と荷重支持部の構成木材とが物理的に連続する木材である場合、例えば第1及び第2実施形態の耐火木製構造材1,1Aのように、一本のラミナの横断面の一部が燃えどまり層、他の一部が荷重支持部を構成しているような場合、燃えどまり層と荷重支持部とで、構成木材の晩材率及び晩材率は同じである。
他方、例えば第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cのように、荷重支持部11の全体又は主要部を構成する木材が、燃えどまり層12の構成木材とは連続しない木材である場合、燃えどまり層12と荷重支持部11とで、構成木材の晩材率及び晩材率の一方又は双方を異ならせることができる。その場合、燃えどまり層12の構成木材は、晩材率が荷重支持部11の構成木材より高いか、又は晩材寸法(L1の平均値)が荷重支持部11の構成木材より長いことが好ましく、晩材率が荷重支持部11の構成木材より高く且つ晩材寸法が荷重支持部11の構成木材より長いことが更に好ましい。
荷重支持部11の晩材率及び晩材寸法は、構造材の荷重支持部11の横断面の10箇所以上で年輪の間隔L3及び晩材61の長さL1を測定し、その長さL1及び算出した晩材率の平均を晩材寸法及び晩材率とする。横断面は、構造材の長手方向の中央部の断面とすることが好ましい。荷重支持部11がラミナ積層体からなる場合は10本以上のラミナについて、晩材率及び晩材寸法を測定し、その平均値を荷重支持部11の晩材率及び晩材寸法とする。ラミナの本数が10本に満たない場合は、10本にできるだけ近い本数のラミナについて晩材率及び晩材寸法を測定し、その平均値とする。
第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cにおいても、燃えどまり層12の構成木材に、晩材率が20%以上であり且つ晩材寸法が0.6mm以上である樹種の木材を用いていることによって、燃えどまり層12の燃焼時に形状保持性に優れた炭化層が形成される。また、晩材率が20%以上であり且つ晩材寸法が0.6mm以上である樹種の木材は、一定の熱容量を有していることから、断熱を期待できる形状保持性に優れた炭化層下の熱容量を効率的にいかすことで、より高い耐火性能が得られる。
また、第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cにおいては、荷重支持部11の木材に、燃えどまり層12の構成木材とは異なる木材を用いることができるため、例えば、荷重支持部11の構成木材に安価な木材や入手の容易な木材を用いて、耐火木製構造材の製造コストを抑制や製造効率の向上を図ることができる
前述した第1〜第4の耐火木製構造材1,1A〜1Cは、いずれも、難燃薬剤を含まない。難燃薬剤非処理木材を用いることで、施工中、竣工後の薬剤析出による耐火性能低下のリスクを無くすことができる。
また、前述した第1〜第4の耐火木製構造材1,1A〜1Cは、いずれも、金属製の補強材や、非木材からなる不燃材を含んでいない。薬剤処理木材や不燃材料等の異種材料を組み合わせた断面構成を有すると、製造工程が複雑化し、リードタイムも長くなり、製造コストが大幅に増大するが、前述した第1〜第4の耐火木製構造材1,1A〜1Cのように、金属製の補強材や非木材からなる不燃材を含まないことで、製造工程の大幅な複雑化を防止しつつ効率よく製造可能であり、製造コストの抑制も可能である。
図7に本発明の第5実施形態の耐火木製構造材1Dを示す。
第5実施形態の耐火木製構造材1Dも、第1実施形態の耐火木製構造材1と同様に、木造建築物等の梁として使用される構造用の角材であるが、第1実施形態の耐火木製構造材1よりも大断面の角材である。第5実施形態の耐火木製構造材1Dについては、第1実施形態と異なる点について説明し同様の点については同様の符号を付して説明を省略する。
第5実施形態の耐火木製構造材1Dは、晩材率が20%以上且つ晩材寸法が0.6mm以上の木材を構成木材とする複数の板状のラミナ2を各ラミナ間に配した接着剤を介して積層接着して4本のラミナ積層体20を得、その4本のラミナ積層体20を接着剤を介して接合して得られたものである。第5実施形態の耐火木製構造材1Dにおける荷重支持部11とその周囲の燃えどまり層12は、同一樹種の木材からなり、燃えどまり層12と同様に荷重支持部11も、晩材率が20%以上且つ晩材寸法が0.6mm以上の木材からなる。また、第5実施形態の耐火木製構造材1Dを構成するラミナ2は、同一樹種の木材から構成されたものである。
第5実施形態の耐火木製構造材1Dによれば、第1実施形態の耐火木製構造材1と同様の効果が奏される。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は、斯かる実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、第3及び第4実施形態の耐火木製構造材1B,1Cの荷重支持部11は、2本のラミナ積層体22からなるものに代えて幅広の1本のラミナ積層体から形成しても良く、また1本の無垢材から形成しても良い。また、本発明の耐火木製構造材における、荷重支持部や燃えどまり層の構成材として、棒状の木材が、耐火木製構造材の幅方向X、高さ方向Y及び長手方向に集積した集成材を用いても良い。
また、本発明の耐火木製構造材は、その横断面において、燃えどまり層が、荷重支持部の周囲を全周に亘って被覆しているものであっても良く、そのようなものは、木造建築物の梁の他、柱として好適に用いられる。また、本発明の耐火木製構造材は、その横断面形状が、長方形に代えて正方形状のものであっても良い。
(実施例1)
カラマツ〔晩材率24.4%(平均値)、晩材寸法0.79mm(平均値)〕から得られたラミナ2を積層接着して2本のラミナ積層体20を形成し、そのラミナ積層体20を2本接合して図1に示す概略構成を有する耐火木製構造材を得た。ラミナ間の接着及びラミナ積層体どうしの接着には、レゾルシノール樹脂接着剤を用いた。
製造した耐火木製構造材の断面構成は、高さT(図1参照)が210mm、幅W(図1参照)が120mmの荷重支持部11を設定し、その幅方向の両側に、厚さLcが55mmの側部燃えどまり層12c,12c、下側に厚さLbが85mmの下部燃えどまり層12bを設けた構成とした。
(実施例2)
ベイマツ〔晩材率24.7%(平均値)、晩材寸法0.81mm(平均値)〕から得られたラミナ2を用いる以外は、実施例1と同様にして、耐火木製構造材を得た。
(比較例1)
レッドウッド〔晩材率29.8%(平均値)、晩材寸法0.43mm(平均値)〕から得られたラミナ2を用いる以外は、実施例1と同様にして、耐火木製構造材を得た。
(実施例3)
カラマツ〔晩材率24.4%(平均値)、晩材寸法0.79mm(平均値)〕から得られたラミナ2を積層接着して図8に示す形態及び寸法のラミナ積層体からなる実施例3の耐火木製構造材を製造した。ラミナ間の接着には、レゾルシノール樹脂接着剤を用いた。実施例3の耐火木製構造材は、荷重支持部の全体又は一部に相当する支持部相当部11Hの片面に、厚み55mmの側部燃えどまり層12cを設けた構成の性能評価用の試験体である。
(比較例2)
スギ〔晩材率14.0%(平均値)、晩材寸法0.32mm(平均値)〕から得られたラミナ2を用いる以外は、実施例3と同様にして、図8に示す形態及び寸法のラミナ積層体からなる比較例2の耐火木製構造材を製造した。比較例2の耐火木製構造材は、荷重支持部の全体又は一部に相当する支持部相当部11Hの片面に、厚み55mmの側部燃えどまり層12cを設けた構成の性能評価用の試験体である。
(評価)
(燃焼試験1)
実施例1,2及び比較例1で得られた耐火木製構造材を、その上面を不燃材の床板で断熱した状態に支持して燃焼炉に収容した。そして、下面側から通常の火災を想定したISO834標準加熱により1時間加熱を行い、加熱終了後3時間以上の炉内放冷を行った。
図5に燃焼試験1の結果を示す。
実施例1,2の耐火木製構造材においては、図9(a)及び図9(b)に示すように、燃焼後の表面に、炭化した燃えどまり層が略均一な状態に存在しているのに対して、レッドウッドを用いた比較例1においては、図9(c)に示すように、燃焼後の表面に、炭化した燃えどまり層が脱落した部分が多数認められた。
(燃焼試験2)
実施例3及び比較例2で得られた耐火木製構造材を、側部燃えどまり層12c側からの1面加熱となるように燃焼炉に収容した。そして、側部燃えどまり層12cに通常の火災を想定したISO834標準加熱により1時間加熱を行い、加熱終了後3時間以上の炉内放冷を行った。その際、加熱面表面からの深さが、45mm、60mm、75mmとなる各位置における温度変化を計測し、各深さにおける温度の経時的変化を記録した。結果を図10に示す。
実施例3の耐火木製構造材においては、図10に示すように、深さ45mmの位置において、加熱中から放冷中にかけて木材が炭化する目安温度である260℃を下回っているのに対して、スギを用いた比較例2においては、深さ60mmの位置で260℃を超えており、深さ75mmにおいても、260℃付近まで上昇することが確認された。
図9及び図10に示す評価試験1及び2の結果から、晩材率が20%以上且つ晩材寸法が0.6mm以上の樹種(カラマツ又はベイマツ)を燃えどまり層に用いた本発明品(実施例1,2)によれば、燃焼後の表面に、炭化した燃えどまり層が略均一な状態に存在しており、その燃えどまり層が、内部の燃焼を阻止する優れた燃えどまり機能を発現することが判る。
1,1A〜1D 耐火木製構造材
11 荷重支持部
12 燃えどまり層
L1 晩材寸法
2 ラミナ
6 木部
61 晩材
62 早材
64 年輪

Claims (6)

  1. 長期荷重を支持する木製の荷重支持部と該荷重支持部を被覆する木製の燃えどまり層とを備え、
    前記燃えどまり層の構成木材は、晩材率が20%以上、晩材寸法が0.6mm以上である、耐火木製構造材。
  2. 前記燃えどまり層の構成木材は、晩材率が、前記荷重支持部の構成木材より高く、晩材寸法が、前記荷重支持部の構成木材より長い、請求項1に記載の耐火木製構造材。
  3. 前記燃えどまり層と前記荷重支持部との境界に、前記燃えどまり層の構成部材と前記荷重支持部の構成部材との接合部が存在している、請求項1又は2に記載の耐火木製構造材。
  4. 前記燃えどまり層の構成部材が、単一樹種から形成されている、請求項3に記載の耐火木製構造材。
  5. 前記燃えどまり層は、前記荷重支持部よりも熱容量が大きい、請求項1〜4の何れか1項に記載の耐火木製構造材。
  6. 前記荷重支持部は、断面形状が長方形であり、該長方形の短辺を形成する面を被覆する燃えどまり層の厚みが、該長方形の長辺を形成する面を被覆する燃えどまり層の厚みより厚い、請求項1〜5の何れか1項に記載の耐火木製構造材。
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