JP2017171162A - 情報出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】案内のための情報を出力する際に、通知音の出力と音声案内とを組み合わせ、更に文字による画面表示を併用する場合にユーザの感じる違和感を抑制し、案内を最適化する。
【解決手段】イベント発生をトリガとして聴覚情報の報知音の出力を開始し、視覚情報の文字案内開始は、トリガのタイミングから遅延させて、聴覚情報の音声案内の開始と同期させる。報知音の出力により、案内開始の予定をユーザに確実に気づかせて、ユーザの視線が文字案内の画面に移動した後で、文字案内と音声案内とを実行する。文字案内と音声案内との時間ずれが生じないため違和感の発生を防止できる。先行して報知音を出力することにより、ユーザは出力される案内を最初の箇所から漏れなく認識できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、音出力部および表示部を有する情報出力装置に関する。
例えば、車両上においては、何らかのイベントの発生を検知した時に、状況を運転者に知らせたり、必要な運転操作や車載機器の操作の内容を教えるために、音響を出力したり、表示器の画面上に文字などの情報を出力する場合がある。また、音響の出力と画面表示とを併用する場合もある。
例えば、特許文献1は自車両の周囲において検知された対象物についての注意を喚起する警報音を出力する警報装置を示している。また、特許文献1においては自車両の運転者に注意喚起するために、警報音を出力する前に、警報音の出力を予告するマーカー音を出力している。ここで、マーカー音は「ポーン」、「プーン」、「ピー」のような比較的短い音であり、警報音は「ブーン・・・」などの長く持続する音である。また、警報音は長く持続するので、他車両などの対象物の移動に伴ってその方向と一致するように音の定位状態が制御される。
つまり、警報音の出力に先行してマーカー音が出力されるので、運転者はマーカー音の知覚により、注意すべき情報がこの後で警報音として出力されることに気づきやすくなり、警報音の聞き逃しを防止できる。したがって、効果的な情報伝達が可能になる。
また、例えば特許文献2においては、文字データ、音声データ、又は文字データに対応する音声データを選択的にダウンロードできる情報配信システムを示している。また、出力する配信情報が音声情報と文字情報の両方で構成されていた場合は、文字情報としての文字出力に同期させたタイミングで音声情報としての音声出力を実行するか、もしくは音声情報としての音声出力に同期させたタイミングで文字情報としての文字出力を実行する、ことが特許文献2に示されている。
特開2009−42843号公報 特開平11−145955号公報
例えば、車両上で何らかのイベントが発生した時には、音声出力により運転者に対して案内を行う可能性がある。また、案内の開始からある程度時間を経過した後で運転者がこれに気づいた場合には、案内の最初の箇所を運転者が聞き逃す可能性がある。これを防ぐために、音声案内の出力開始に先行して、特許文献1の技術と同じように「ポーン」、あるいは「ピッ」などの短い通知音を出力し、この後で音声案内があることを運転者に気づかせるように制御することも想定される。更に、音声案内と併用して、音声案内の内容、あるいはそれと関連した参考となる情報を、文字などを用いて所定の表示画面上に表示することも想定される。
上記のような状況においては、通常はイベントの発生をトリガとして音の出力と画面表示とを開始することになる。したがって、前記通知音の出力開始と同じタイミングで、案内のための文字情報が画面上に表示される。
しかしながら、上記のような制御を行う場合には、運転者が違和感を感じる傾向があることが実験により判明した。すなわち、運転者は、前記通知音により画面表示に気づいた後で、この画面表示の視覚情報に対して遅延した状態で前記音声案内による聴覚情報を知覚することになるので、視覚情報と聴覚情報との間の時間ずれに対して違和感を抱いていると考えられる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、案内のための情報を出力する際に、通知音の出力と音声案内とを組み合わせ、更に文字による画面表示を併用する場合に、運転者等のユーザの感じる違和感を抑制し、案内を最適化することが可能な情報出力装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る情報出力装置は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 所定のイベントの発生に伴って聴覚情報を出力する音出力部と、
前記イベントの発生に伴って視覚情報を出力する表示部と、
を備える情報出力装置であって、
前記音出力部は、音声ガイドと、その音声ガイドが出力されるのに先立って通知される通知音と、を出力し、
前記表示部は、前記音声ガイドが前記音出力部から出力開始されるタイミングと同期して、前記音声ガイドによって提示される情報と関連付けられた文字により構成される文字ガイドの出力を開始する、
ことを特徴とする。
(2) 前記情報出力装置は車両に搭載され、前記表示部は運転者により視認可能な位置に設置され、
前記通知音の出力開始から、前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始までの時間は、前記運転者が前記通知音を認識してから視点を前記車両の前方から前記表示部に移動するために必要な時間に基づいて定めてある、
ことを特徴とする上記(1)に記載の情報出力装置。
(3) 前記通知音の出力終了から前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始までの時間が所定時間以下となるよう制限されている、
ことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の情報出力装置。
(4) 前記通知音の出力開始から、前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始までの時間が所定時間以下となるよう制限されている、
ことを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報出力装置。
上記(1)の構成の情報出力装置によれば、前記音出力部が出力する音声ガイドの出力開始と、前記表示部が出力する文字ガイドの出力開始とのタイミングが互いに同期した状態になる。したがって、運転者等のユーザが知覚する視覚情報と聴覚情報との間の時間ずれが解消され、違和感の発生が防止される。しかも、音声ガイドおよび文字ガイドの出力開始に先だって前記通知音が出力されるので、運転者等のユーザは音声ガイドおよび文字ガイドが出力されることに気づきやすくなり、装置から人間への確実な情報伝達が可能になる。音声ガイドおよび文字ガイドの認識遅れも回避できる。
上記(2)の構成の情報出力装置によれば、運転者等のユーザが前記通知音の認識に反応して視線を前記表示部に移動した時を基準として、前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力を開始することができる。したがって、ユーザがちょうど良いと感じるタイミングで前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力を開始できる。すなわち、前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始が早すぎるとユーザが感じることもなく、逆に遅すぎると感じることもなくなる。
上記(3)の構成の情報出力装置によれば、前記通知音が鳴り止んでから前記音声ガイド及び前記文字ガイドの変化が現れるまでの、変化がない状態の時間長の上限が規制されているので、ユーザが前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力が遅いと感じるのを回避できる。
上記(4)の構成の情報出力装置によれば、ユーザが前記通知音に気づいてから前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力を開始するまでの時間長の上限を規制できるので、ユーザが前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力が遅いと感じるのを回避できる。
本発明の情報出力装置によれば、案内のための情報を出力する際に、通知音の出力と音声案内とを組み合わせ、更に文字による画面表示を併用する場合に、運転者等のユーザの感じる違和感を抑制し、案内を最適化することが可能である。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態における情報出力システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、図1に示した案内制御部における案内制御例(1)を示すフローチャートである。 図3は、図1に示した案内制御部における案内制御例(2)を示すフローチャートである。 図4は、図1に示した情報出力システムの動作例を示すタイムチャートである。 図5は、2種類の制御パターンの評価結果を対比して示すグラフである。 図6は、画面表示タイミングの違いに応じた評価結果を示すグラフである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
まず、装置の構成例について説明する。
本発明の実施形態における情報出力システム100の構成例を図1に示す。図1に示した情報出力システム100は、車両に搭載した状態で使用することを想定して構成されている。なお、本発明の情報出力装置は図1に示した車載用の情報出力システム100に限らず、様々な用途で利用可能である。
図1に示した情報出力システム100は、音出力装置10、表示装置20、イベント検出部31、スイッチ32、センサ33、上位ECU(電子制御ユニット)34、車上通信網35、案内制御部41、および案内情報保持部42を備えている。
また、音出力装置10は案内音声合成部11、通知音出力部12、およびスピーカ13を備えている。案内音声合成部11は、人間の音声に似た疑似音声波形の信号を生成し、この電気信号を出力することができる。この電気信号は、スピーカ13により音声に似た音響に変換され出力される。案内すべき内容を表す様々な情報を、信号SG2を用いて案内音声合成部11に与えることにより、運転者を案内するための様々な合成音声を案内音声合成部11から出力することができる。
通知音出力部12は、これから先の装置の案内予定を運転者に早期に気づかせるために役立つ通知音の電気信号を出力することができる。この通知音の電気信号は、スピーカ13により音響に変換され出力される。この通知音は、例えば、「ピッ」、「ポーン」のような比較的短い長さだけ出力される単調な音である。通知音の出力開始および出力終了は外部から入力される信号SG3により制御される。
表示装置20は、表示制御部21および表示器22を備えている。表示器22は、液晶表示デバイスなどにより構成され、様々な文字情報を表示可能な表示画面を備えている。表示制御部21は、外部から入力される信号SG4に含まれる様々な文字情報を表示器22の表示画面上に表示するように制御する。表示画面の表示内容を更新するタイミングは、信号SG4により制御される。表示器22の画面は、運転者が容易に視認できる位置、例えば車室内のセンターコンソール内、インストルメントパネル内、ダッシュボード上などに設置される。
図1に示したイベント検出部31、案内制御部41、案内情報保持部42などの機能は、例えばマイクロコンピュータのようなハードウェアとこれが実行可能なソフトウェアとの組み合わせにより実現することが想定される。勿論、特別な論理回路のような専用のハードウェアだけで構成することも可能である。
イベント検出部31は、運転者を案内することが必要な様々な状況を表すイベントの発生の有無、および発生したイベントの種類を検出するための機能を有している。図1に示した情報出力システム100においては、イベント検出部31の入力にスイッチ32およびセンサ33が接続されている。また、イベント検出部31の入力には車上通信網35を介して上位ECU34が接続されている。なお、イベント検出部31の入力に複数のスイッチ32を接続しても良いし、複数のセンサ33を接続してもよい。
スイッチ32は、運転者等のユーザの入力操作を受け付けるために、あるいは車両上に搭載した様々な機器の状態の切り替わりを検出するために用いられる。センサ33は、車両上で様々な事象を検知するために用いられる。上位ECU34は、車両上の様々な機器の動作状態や各機器が検出した状態を把握しており、これらの情報を必要に応じて送信するようになっている。
つまり、イベント検出部31は、スイッチ32から入力される信号、センサ33から入力される信号、上位ECU34から受信した信号などに基づいて、運転者に対する案内を実行すべきイベントの発生の有無を識別すると共に、イベントの種類を特定する。そして、イベントの有無、およびイベントの種類を信号SG1として出力する。
案内情報保持部42は、不揮発性の記憶装置であり、各種イベントのそれぞれについて、事前に定めた案内に必要な情報を保持している。案内情報保持部42が保持している情報には、案内音声合成部11が合成する音声の内容や、表示制御部21が表示器22の画面に表示する文字の情報が含まれている。
案内制御部41は、イベント検出部31がイベントの発生を検知した時に、信号SG1に基づいてイベントの種類を特定し、該当するイベントに対応付けられた案内情報を案内情報保持部42から取得する。そして、この案内情報を出力するように、信号SG2、SG3、およびSG4を用いて音出力装置10および表示装置20を制御する。具体的な制御の内容については後で説明する。
<案内制御例(1)>
図1に示した案内制御部41における案内制御の具体例(1)を図2に示す。案内制御部41が図2の案内制御を実行することにより、図4に示す動作タイミングの制御が実現する。
案内制御部41は入力される信号SG1によりイベント発生を検知すると、ステップS11からS12に進む。ステップS12では、案内制御部41は、信号SG3を制御して通知音の出力を開始する(時刻t1)。
次のステップS13では、案内制御部41は信号SG1により特定されるイベントの種類に基づき、該当する案内情報を案内情報保持部42から取得する。そして、時刻t1から一定長の時間L1が経過するまでステップS14で待機する。時刻t1から一定長の時間L1が経過すると、次のステップS15で案内制御部41が信号SG3を制御し、通知音の出力を終了する。
この後、案内制御部41は、時刻t1から一定長の時間L2が経過するまでステップS16で待機する。ここで、「L2>L1」の関係を満たすように定める。また、一定長の時間L2は、運転者等のユーザが音出力装置10による報知音の出力開始を認識し、視線を表示装置20の画面上に向けるまでの所要時間(T0)に基づいて決定される。また、一定長の時間L2は、事前に定めた上限値T2以下に制限する。上限値T2は、例えば「1.5秒」に定める。
時刻t1から一定長の時間L2が経過して時刻t3になると、ステップS17に進み、案内制御部41は信号SG2を制御して案内音声合成部11による音声案内を開始する。この音声案内の開始と同期して、例えば同時に、案内制御部41は信号SG4を制御して表示装置20による画面表示の案内を開始する。
<案内制御例(2)>
図1に示した案内制御部41における案内制御の具体例(2)を図3に示す。案内制御部41が図3の案内制御を実行することにより、図4に示すような動作タイミングの制御が実現する。図3の案内制御において、ステップS16B以外は図2の案内制御と同様である。
ステップS16Bでは、案内制御部41は、時刻t2から一定長の時間L3が経過するまで待機する。ここで、一定長の時間L3は、事前に定めた上限値T3以下になるように制御する。上限値T3は、例えば「0.5秒」に定める。
時刻t2から一定長の時間L3が経過して時刻t3になると、図3のステップS17に進み、案内制御部41は信号SG2を制御して案内音声合成部11による音声案内を開始する。この音声案内の開始と同期して、例えば同時に、案内制御部41は信号SG4を制御して表示装置20による画面表示の案内を開始する。
次に、動作タイミングの例について説明する。
図1に示した情報出力システム100の動作タイミングの例を図4に示す。図2または図3に示した案内制御を案内制御部41が実行することにより、図4のように視覚情報と聴覚情報とを互いに同期した状態で出力することが可能になる。
聴覚情報については、イベント発生を検知した時刻t1とほぼ同時に報知音の出力が開始される。この報知音は、この後の音声案内を予告し、音声案内を運転者に気づかせるための音である。つまり、運転者は報知音に気づくことにより、この後の音声案内を最初から確実に認識することが可能になり聞き漏らしを防止できる。
視覚情報については、イベント発生を検知した時刻t1から一定長の時間L2だけ遅延して、文字の画面表示による案内が開始される。また、視覚情報の文字案内の開始が、聴覚情報の音声案内の開始とほぼ同時の時刻t3になるように、つまり互いに同期するように制御される。
図4に示すように視覚情報の出力開始をイベント発生の検知時刻t1に対して遅延させるのは、運転者等が感じる違和感を解消させるためである。例えば、時刻t1と同時に視覚情報の出力を開始すると、運転者等が報知音に気づいて視覚情報の視認を開始してからしばらくの間は音声案内が開始されないので、文字表示の案内開始と音声案内開始との時間ずれに対して違和感を抱くと考えられる。視覚情報の出力開始を遅延させることにより、この違和感を解消または軽減できる。
次に、制御の違いに応じた評価結果を説明する。
<制御パターンの違いの評価>
2種類の制御パターンの評価結果を対比した状態を図5に示す。図5に示した制御パターンP1の特性は、図4に示した制御のように報知音の出力開始から所定時間遅延したタイミングで文字案内と音声案内とを同期した状態で出力した場合の、3種類のコンテンツに対する被験者の評価の集計値(縦軸:大きいほど(上に行くほど)良い)を相対的に表したものである。また、制御パターンP2の特性は、文字案内を報知音の出力開始と同時に開始した場合の被験者の評価の集計値を相対的に表している。
図5の評価結果によれば、図4に示したような制御パターン(P1)を適用することにより、他の制御パターン(P2)に比べて全体的に好ましい印象が得られている。つまり、文字表示の案内開始と音声案内開始との時間ずれに対してユーザが抱く違和感を解消できる。
但し、報知音の出力開始から文字案内および音声案内の開始までの遅延時間(L2)が大きい(例えば2秒以上)場合には、被験者が視線を画面に向けてから文字案内が開始されるまでの時間も長くなり、被験者がじれったく感じる傾向があることも判明した。したがって、遅延時間(L2)の上限値を規制することが重要である。
<画面表示タイミングの違いの評価>
画面表示タイミングの違いに応じた評価結果を図6に示す。図6に示したグラフの縦軸は、図4に示した報知音が鳴り止んだタイミング(時刻t2)を基準(0)とする相対時間を表している。図6に示した評価は、報知音が鳴り止んでから、文字案内が開始されるまでの時間長(図4中のL3)の違い(0[msec]、500[msec]、1000[msec])と、被験者が感じる評価(速い、ちょうど良い、遅い)との関連を表している。
図6の評価結果によれば、時間長(L3)が0から0.5秒の範囲内であれば、被験者が「ちょうど良い」と感じることが分かる。したがって、図3に示した案内制御において、一定長の時間L3を0.5秒(T3)以下に制限すると共に、一定長の時間L3の最小値を0にすることで良好な評価を得ることができる。
また、図6には示されていないが、図4に示した報知音が鳴り始めたタイミング(時刻t1)から文字案内が開始されるまでの時間長(図4中のL2)については、1.5秒以内であれば被験者が遅いと感じることはないことが判明した。したがって、図2に示した案内制御において、一定長の時間L2を1.5秒(T2)以下に制限することで良好な評価を得ることができる。また、一定長の時間L3の良好な範囲の最小値は図6の内容によれば「0」なので、一定長の時間L2の良好な評価が得られる最小値は、報知音の長さ(L1)と同じになる。
また、報知音の長さ(時間L1)については、例えば報知音の出力開始からこの報知音を被験者が知覚して視線を画面に向けるまでの所要時間と同等になるように定めることが考えられる。これにより、報知音に従いユーザが視線を画面に向けてから文字案内および音声案内が開始されるまでの時間がちょうど良い状態になるように制御することができる。
ここで、上述した本発明に係る情報出力装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 所定のイベントの発生に伴って聴覚情報を出力する音出力部(音出力装置10)と、
前記イベントの発生に伴って視覚情報を出力する表示部(表示装置20)と、
を備える情報出力装置(情報出力システム100)であって、
前記音出力部は、音声ガイドと、その音声ガイドが出力されるのに先立って通知される通知音と、を出力し、
前記表示部は、前記音声ガイドが前記音出力部から出力開始されるタイミング(時刻t3)と同期して、前記音声ガイドによって提示される情報と関連付けられた文字により構成される文字ガイドの出力を開始する(S16−S17,S16B−S17)、
ことを特徴とする情報出力装置。
[2] 前記情報出力装置は車両に搭載され、前記表示部は運転者により視認可能な位置に設置され、
前記通知音の出力開始から、前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始までの時間(L2)は、前記運転者が前記通知音を認識してから視点を前記車両の前方から前記表示部に移動するために必要な時間に基づいて定めてある、
ことを特徴とする上記[1]に記載の情報出力装置。
[3] 前記通知音の出力終了(時刻t2)から前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始(時刻t3)までの時間(L3)が所定時間(上限値T3)以下となるよう制限されている、
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の情報出力装置。
[4] 前記通知音の出力開始(時刻t1)から、前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始(時刻t3)までの時間が所定時間(上限値T2)以下となるよう制限されている、
ことを特徴とする上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の情報出力装置。
10 音出力装置
11 案内音声合成部
12 通知音出力部
13 スピーカ
20 表示装置
21 表示制御部
22 表示器
31 イベント検出部
32 スイッチ
33 センサ
34 上位ECU
35 車上通信網
41 案内制御部
42 案内情報保持部
100 情報出力システム
SG1,SG2,SG3,SG4 信号

Claims (4)

  1. 所定のイベントの発生に伴って聴覚情報を出力する音出力部と、
    前記イベントの発生に伴って視覚情報を出力する表示部と、
    を備える情報出力装置であって、
    前記音出力部は、音声ガイドと、その音声ガイドが出力されるのに先立って通知される通知音と、を出力し、
    前記表示部は、前記音声ガイドが前記音出力部から出力開始されるタイミングと同期して、前記音声ガイドによって提示される情報と関連付けられた文字により構成される文字ガイドの出力を開始する、
    ことを特徴とする情報出力装置。
  2. 前記情報出力装置は車両に搭載され、前記表示部は運転者により視認可能な位置に設置され、
    前記通知音の出力開始から、前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始までの時間は、前記運転者が前記通知音を認識してから視点を前記車両の前方から前記表示部に移動するために必要な時間に基づいて定めてある、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報出力装置。
  3. 前記通知音の出力終了から前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始までの時間が所定時間以下となるよう制限されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報出力装置。
  4. 前記通知音の出力開始から、前記音声ガイド及び前記文字ガイドの出力開始までの時間が所定時間以下となるよう制限されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報出力装置。
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