JP2017168587A - リアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】低騒音化を図ることのできるリアクトルを提供する。【解決手段】柱状の中脚部14と、中脚部14の外側に位置する筒状の側部11と、中脚部14及び側部11の端部を繋ぐ一対の平板部12、13とを有するコア1と、中脚部14に巻回され、直列に磁気結合するように中脚部14の軸方向に配置された2以上のコイル5と、を備え、コイル5の結合係数を0.7以上とする。直列に磁気結合する2つのコイル5a、5bにおいて、コイル5a、5bの軸方向における一方のコイル5a端から他方のコイル5b端までの長さに対するコイル5a、5bの幅の比率は、0.126〜0.367とする。【選択図】図1

Description

本発明は、コアと2以上のコイルを備えたリアクトルに関する。
OA機器、太陽光発電システム、自動車、無停電電源など様々な用途にリアクトルが用いられている。リアクトルは、例えば、出力系への高調波電流の流出を防止するフィルタや、電圧を昇降させる電圧昇降用コンバータなどに用いられる。
リアクトルには、用途に合わせて透磁率、インダクタンス値、鉄損などの磁気特性が求められる。例えば、電力昇降用のコンバータに用いられるリアクトルは、エネルギー変換効率の向上が求められるため、エネルギー損失である鉄損が小さいことが求められる。さらに、使用環境によって、小型化、軽量化、低騒音化なども要求される場合がある。
特開2011−159851号公報
リアクトルは、コアと、当該コアに巻回されたコイルを備える。コイルが1つの場合、十分なインダクタンス値Lが確保できないことから、コイルを2つ使用して要求されるインダクタンス値Lを確保する技術が採用されている。このような従来のリアクトルの構成を図9に示す。
図9に示すように、従来のリアクトルは、2本の平行な脚部111とこれらを繋ぐ一対のヨーク部112とから構成される環状形状のコア110と、2本の脚部111に装着されたコイル150a、150bとを備える。このような構造を有するリアクトルでは、コイル150a、150bに通電されると、コイル150a、150bに磁束が発生し、図9に示すように、閉じた1つの磁気回路が形成される。
上記のように、平行な2本の脚部111に2つのコイル150a、150bを有する従来の構造では、2つのコイル150a、150bを使用するため、十分なインダクタンス値Lを確保しやすいメリットがある。その反面、漏れ磁束が発生しやすくなるというデメリットが生じる。すなわち、漏れ磁束の多さと騒音増大は比例することから、騒音が増大するという問題があった。そのため、例えば太陽光発電システム等は室内にユニットを配置するケースが多く、従来構造のリアクトルでは低騒音化の要求に応えることができない場合があった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものである。本発明の目的は、低騒音化を図ることのできるリアクトルを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のリアクトルは、下記の構成を採用したことを特徴とする。
(1)柱状の中脚部と、前記中脚部の外側に位置する側部と、前記中脚部及び前記側部の端部を繋ぐ一対の平板部とを有するコアを備える。
(2)前記中脚部に巻回され、直列に磁気結合するように前記中脚部の軸方向に配置された2以上のコイルを備える。
(3)前記コイルの結合係数が0.7以上である。
また、本発明のリアクトルは、下記の構成を有していても良い。
(1)直列に磁気結合する2つの前記コイルにおいて、前記コイルの軸方向における一方の前記コイル端から他方の前記コイル端までの長さに対する前記コイルの幅の比率は、0.126〜0.367である。
(2)前記コイルの周囲には、樹脂からなる被覆部が設けられている。
(3)前記コアは、継ぎ目なく一続きに構成されている。
(4)前記コアは、磁性粉末と樹脂からなるメタルコンポジットコアである。
(4)前記磁性粉末は、Fe−Si合金粉末、Fe−Si−Al合金粉末、Fe−Ni合金粉末、若しくはアモルファス、又はこれら2種以上の粉末の混合粉である。
本発明によれば、低騒音化を図ることのできるリアクトルを提供することができる。
第1の実施形態に係るリアクトルの断面図である。 第1の実施形態に係るリアクトルの分解斜視図である。 第2の実施形態のリアクトルの斜視図である。 第2の実施形態のリアクトルの分解斜視図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 インダクタンスの測定を説明するための電気回路図であり、(a)はリーケージインダクタンスLの説明に用いる図であり、(b)は、一方のコイルのインダクタンスLの説明に用いる図である。 インダクタンスの測定を説明するための電気回路図である。 従来構造のリアクトルを説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態のリアクトルについて説明する。
[1. 第1の実施形態]
[1−1.構成]
図1は、本実施形態に係るリアクトルの断面図である。図2は、本実施形態に係るリアクトルの分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のリアクトルは、コア1と、コア1に埋め込まれた複数のコイルからなるコイル5を備え、ケース4に収容されている。本リアクトルは、全体としてポット型形状である。ケース4は、底面となる矩形状のアルミ板40と、アルミ板40上に配置されたPPS等の樹脂からなる円筒部41とを備え、当該円筒部41内部に本リアクトルが収容され、上面に蓋42が配置されている。
コア1は、磁性体であり、磁性粉末と樹脂とから構成されている。本実施形態のコア1は、磁性粉末と樹脂とからなるメタルコンポジットコアであり、磁性粉末と樹脂を混合させて粘土状にし、所定の型に充填させて成形されている。なお、磁性粉末の周囲には樹脂からなる絶縁層が形成される。
図1に示すように、コア1は、内部に設けられた円柱状の中脚部14と、中脚部14の外側に位置し、中脚部14と同軸の円筒状の側部11と、中脚部14及び側部11の端部を繋ぐ一対の平板部12、13とから構成されている。側部11の内周面と中脚部14の外周面との間には円筒状のスペースが設けられており、当該スペースにコイル5が埋め込まれて、コア1によりコイル5の位置が固定されている。中脚部14は、コイル5の芯であり、コイル5に通電されることで磁束が発生する部位である。側部11、平板部12、13は発生した磁束が通過するヨーク部である。すなわち、側部11、平板部12、13及び中脚部14によって閉磁路を形成する。
コア1は、側部11、平板部12、13及び中脚部14が継ぎ目なく一続きに構成されていることが好ましい。各部11〜14同士がコイル5で発生した磁場によって衝突し、騒音が発生するのを防止するためである。但し、各部11〜14を接着剤等により接続し固定するようにしても良い。
また、中脚部14は継ぎ目なく一続きに構成されており、中脚部14にはギャップは存在しない。中脚部14にギャップが存在すると当該ギャップから漏れ磁束が発生し、下記に示す結合係数が得られない可能性があるからである。
磁性粉末としては、Fe粉末、Fe−Si合金粉末、Fe−Al合金粉末、Fe−Si−Al合金粉末(センダスト)、Fe−Ni合金粉末(パーマロイ)、若しくはアモルファス、又はこれら2種以上の粉末の混合粉を用いることができる。これらの粉末は磁歪が小さく、低騒音化に寄与するからである。特に、Fe−6.5%Si合金粉末、Fe−3.5%Si合金粉末を用いることが好ましい。磁性粉末の平均粒径は、例えば、50μm〜120μmとすることができる。
磁性粉末は、平均粒径の異なる2種類以上の磁性粉末から構成しても良い。ここでは、磁性粉末は、第1の磁性粉末と、第1の磁性粉末より平均粒径の小さい第2の磁性粉末とからなり、その重量比率は、第1の磁性粉末:第2の磁性粉末=80:20〜50:50とすることが好ましい。この範囲とすることで密度が向上し、透磁率も向上するともに、鉄損を小さくすることができる。第1の磁性粉末の平均粒径は20μm〜150μm、第2の磁性粉末は、5μm〜20μmが好ましい。第1の磁性粉末同士の隙間に平均粒径の小さい第2の磁性粉末が入り込み、密度及び透磁率の向上と低鉄損化を図ることができるからである。なお、第1の磁性粉末と第2の磁性粉末の種類は同じでも良いし、異なっていても良い。異なる場合は3種以上であっても良い。
樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂を用いることができる。特に、エポキシ樹脂は、比較的ショア硬度Dが高く、磁性粉末の周囲の絶縁層を硬くすることができ、低騒音化に寄与する。このため、ショア硬度Dが83以上のエポキシ樹脂などの樹脂を用いることが好ましい。樹脂は、磁性粉末に対して3.0wt%〜5.0wt%含有することが好ましい。この範囲より少ないと、騒音が大きくなり、この範囲より多いと、密度、透磁率、及びインダクタンス値Lが低下する。樹脂には、フィラーが含有されていても良い。フィラーは、例えばSiO、Al、MgOなどを用いることができる。
コイル5は、絶縁被覆が施された導線からなり、当該導線が巻回された円筒状の巻回部を有する。導線は、例えば、エナメル被覆が施された銅線又はアルミニウム線を用いる。導線は、ここでは、断面が円形の丸線を用いているが、断面が矩形の平角線を用いても良い。また、導線の巻き方は特に限定されない。コイル5は、平角線でエッジワイズ巻きやフラットワイズ巻きでも良い。
コイル5は、本実施形態では、2つのコイル5a、5bから構成されている。コイル5a、5bは、直列に磁気結合するように配置されている。本実施形態では、コイル5a、5bは、中脚部14を芯として中脚部14の軸方向に並べて配置されている。なお、この軸方向とは、柱状の中脚部14の延び方向である。
コイル5a、5bは、コア1を成形する型に磁性粉末と樹脂からなる混合物とともに配置される。そのため、コイル5a、5bがコア1内部に埋め込まれており、コイル5a、5bの位置決めがなされている。すなわち、コイル5a、5bの内部には中脚部14が配置され、コイル5a、5bの外部には側部11、平板部12、13が配置される。
本実施形態では、コイル5a、5bの巻回部の周囲には、被覆部31が設けられている。この被覆部31は、衝撃吸収性を有する樹脂からなる。この樹脂としては、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂などを用いる。被覆部31は、コア1にコイル5による磁場が印加された場合に、磁気吸引力による振動や磁歪によって発生する音を抑制する緩衝材として機能する。被覆部31は、コア1に含有される樹脂のショア硬度83より低いショア硬度の樹脂で構成すると良い。この樹脂のショア硬度は15以下が好ましい。例えば、この樹脂としては、ショア硬度15以下のシリコーン樹脂及びウレタン樹脂、ショア硬度が6程度のシリコーン樹脂などを用いることができる。被覆部31の樹脂にはシリコーン樹脂を用いると良い。熱伝導率が高く、クラックが発生しにくい利点があるからである。
また、コイル5a、5bは、被覆部31により覆われた状態で、間に中蓋32を挟むようにして両端面を有する二重筒構造のコイルケース33に収容されている。コイルケース33は、PPS等の樹脂からなり、コイル5a、5bとコア1との絶縁を確保する。コイルケース33は、一端が有底の二重筒構造のコイルケース本体33aと、当該本体33aの蓋33bとから構成されている。コイルケース本体33aと蓋33bの側部には、コイル5a、5bの両端部をリアクトル外部に引き出すための引出口331がそれぞれ2つ設けられている。引出口331は、中脚部14の軸方向に延びており、蓋33bの引出口331は、ケース4の蓋42に設けられた2箇所の切欠き42aを介して外部に出ている。中蓋32は、PPS等の樹脂からなる円環状の平板であり、コイル5a、5b間の絶縁性を確保する。
コイル5a、5bの結合係数は0.7以上である。結合係数は1であることが好ましい。コイル5a、5bの巻き数、大きさは同じにすることが好ましい。コイル5a、5bに通電されると、コイル5a、5bに磁束が発生し、本リアクトルには2つの磁気回路が形成される。例えば、コア1の中脚部14をコイル5a、5bの共通の磁路とし、図1中、上向きに磁束が発生すると、磁束は上側の平板部12で左右に分岐し、側部11を下方に向かって通り、下側の平板部13を通って中脚部14で合流する。なお、コイル5a、5b間に磁性体はなく、発生した磁束がコイル5a、5bの間を通って磁束が外部に漏れることはないので、結合係数が低下することはない。なお、コイル5が3つ以上あると、その数だけ磁気回路が形成される。
図1に示すように、直列に磁気結合する2つのコイル5a、5bにおいて、コイル5a、5bの軸方向における一方のコイル5a端から他方のコイル5b端までの長さyに対するコイル5a、5bの幅xの比率(x/y)は、0.126〜0.367とすることが好ましい。結合係数を0.7以上とすることができるからである。なお、上記長さyは、図1から明らかなように、コイル5a、5bの互いに向かい合う巻回部端部の距離ではなく、互いに向かい合う巻回部端部とは反対側の端部同士の間の距離をいう。また、コイル5a、5bの幅は、コイル5a、5bの外径と内径の差であり、ここでは、コイル5a、5bの線材幅である。上記比率(x/y)は、単に「コイルの縦横比」とも称する場合がある。
[1−2.作用・効果]
(1)本実施形態のリアクトルは、柱状の中脚部14と、中脚部14の外側に位置する筒状の側部11と、中脚部14及び側部11の端部を繋ぐ一対の平板部12、13とを有するコア1と、中脚部14に巻回され、直列に磁気結合するように中脚部14の軸方向に配置された2以上のコイル5と、を備え、コイル5の結合係数を0.7以上とした。これにより、一方のコイル5a、5bで発生した磁束の大部分が他方のコイル5a、5bに入るので、漏れ磁束による騒音の発生を抑制することができ、低騒音化したリアクトルを得ることができる。
(2)直列に磁気結合する2つのコイル5a、5bにおいて、コイル5a、5bの軸方向における一方のコイル5a端から他方のコイル5b端までの長さに対するコイル5a、5bの幅の比率は、0.126〜0.367とした。これにより、結合係数が0.7以上の低騒音化したリアクトルを得ることができる。
(3)コイル5a、5bの周囲には、樹脂からなる被覆部31を設けるようにした。これにより、コイル5の通電によりコア1が振動する場合であっても、コイル5とコア1との間の被覆部31、及びコイル5a、5b間の被覆部31が緩衝材となってコア1への振動の伝搬を低減することができ、低騒音化を図ることができる。
(4)コア1は、継ぎ目なく一続きに構成するようにした。これにより、コア1自身に空隙がないため、騒音の発生を抑制することができる。
すなわち、従来のリアクトルでは、コアが複数のコア部材を組み合わせて構成される場合など、コアが複数の空隙を有する場合がある。この場合、リアクトルのコイルに発生した磁束の変化によってコアに磁気吸引力が発生するため、コア部材同士が衝突したり、他の部品と衝突したりする等により、騒音が発生する。特に、衝突音の周波数が異なると、うなり音が発生する。これに対し、コア1を継ぎ目なく一続きに構成することで、コア1自身に空隙を無くす又は減少させることができ、コイル5の通電により発生した磁場がコア1に印加されても、従来のようにコア部材同士が衝突すること自体をなくすことができる。そのため、騒音の発生を抑制することができる。
(5)コア1は、磁性粉末と樹脂からなるメタルコンポジットコアとした。これにより、空隙のない又は減少させたコア1を簡便に作製することができ、生産性の向上を図ることができる。
(6)磁性粉末は、Fe−Si合金粉末、Fe−Si−Al合金粉末、Fe−Ni合金粉末、若しくはアモルファス、又はこれら2種以上の粉末の混合粉とした。これにより、騒音の発生自体を抑制し、低騒音化を図ることができる。すなわち、磁性粉末には、磁場が印加されることでその長さが変化する磁歪が発生し、この磁歪により騒音やうなり音が発生するが、上記の粉末は比較的磁歪が発生しにくいものであるため、低騒音化を図ることができる。また、これらの粉末は磁気特性が良いため、熱処理による磁歪除去作業が不要であり、簡便に低騒音化したリアクトルを得ることができる。
[2.第2の実施形態]
[2−1.構成]
第2の実施形態について、図3〜図6を用いて説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と基本構成は同じである。よって、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、第1の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図3は、第2の実施形態のリアクトルの斜視図である。図4は、第2の実施形態のリアクトルの分解斜視図である。図5は、図3のA−A断面図である。図6は、図3のB−B断面図である。
第1の実施形態を平面視すると円型であるのに対し、本実施形態は、D型である。換言すれば、図3、図4及び図6に示すように、コア1の側部11、被覆部31、コイルケース33、ケース4、及び蓋42は、円柱状の中脚部14の軸方向と直交する断面形状がD字状である。このため、このD型の側部11内部に、D型の湾曲部分に沿って円形のコイル5a、5bが中脚部14と同軸上に配置されると、図6に示すように、D型の角部分にスペースSが形成され、このスペースSからコイル5a、5bの両端部をリアクトル外部に引き出している。
具体的には、本実施形態のコイルケース33は、図4及び図5に示すように、2つのコイルケース本体33aと、蓋33bとから構成されている。2つのコイルケース本体33aは、外周がD型で有底の二重筒構造を有する。2つのコイルケース本体33aには、それぞれ、D型の被覆部31で被覆されたコイル5a、5bが収容される。被覆部31、コア1及び蓋42のD型の角部分には、コイル5a、5bの端部をリアクトル外部に引き出すための開口332がそれぞれ設けられており、当該開口332及び蓋33bの引出口331を介して、コイル5a、5bの端部がリアクトル外部に引き出されている。
このように、リアクトルの形状をD型ポット状とすることで、コイル5a、5bの端部を外部に引き出しやすい利点がある。また、ケース4は、底面が第1の実施形態のケース4のように矩形状に張り出していない。そのため、第1の実施形態と比べて小型化を図ることができる。
[3.実施例]
本発明の実施例を、表1及び図7、図8を参照して、以下に説明する。
結合係数と騒音との関係を検証するため、結合係数を下記の表の通りとする実施例1〜6、比較例1〜3のリアクトルを作製した。これらのリアクトルについて下記に詳細に説明する。
Figure 2017168587
[3−1.実施例及び比較例のリアクトルについて]
(実施例1〜6)
まず、実施例1〜6の構造について説明すると、表1に示すように、実施例1、2、4、6は、第1の実施形態と同様の円型のリアクトルであり、実施例3、5は、第2の実施形態と同様のD型のリアクトルである。実施例1〜6のリアクトルの大きさは、表1に示す通りである。
次に、実施例1〜6のリアクトルの作製方法を説明する。作製方法は実施例1〜6で同じである。具体的な作製方法としては、まず、コア1の組成として、粒子径(D50)が120μmのガスアトマイズ法で作製されたFe−6.5%Si合金粉末と、粒子径(D50)が5μmのガスアトマイズ法で作製されたFe−6.5%Si合金粉末とを重量比70:30で混合するとともに、これらの複合磁性粉末とエポキシ樹脂を重量比96:4で混合し、混合物を作製した。次に、この混合物と、周囲にシリコーン樹脂からなる被覆部31及びPPSからなるコイルケース33を備えたコイル5a、5bとを、上記円型又はD型を有する所定の型に入れ、混合物を0.2tonで加圧成型し、大気中において、85℃で2時間、120℃で1時間、150℃で6時間の順に乾燥させて、実施例1〜6のリアクトルを作製した。コイル5a、5bは、丸線を使用し、ターン数を30とした。なお、コイル5a、5b間の隙間(縦隙間)及びコイルケース33の縦方向(y方向)の厚みを、それぞれ表1に示す通りとした。
(比較例1〜3)
次に、比較例1〜3について説明する。比較例1〜3は、実施例1〜6のリアクトルと基本構造が異なり、図9に示す構造とした。すなわち、比較例1〜3は実施例1〜6とコアの形状が異なる。すなわち、実施例1〜6が図1及び図5に示すように断面がθ形状であるのに対し、比較例1〜3は、図9に示すように断面が矩形の環状形状である。コイルについては、実施例1〜6と同じく丸線を使用し、ターン数を30とした。2つのコイル150a、150bは、直列に磁気結合されるように、脚部111に装着した。コアの素材は、比較例2,3については、実施例1〜6と同じメタルコンポジットコアであるが、比較例1については、コアを実施例1〜6と異なり、圧粉磁心とした。この圧粉磁心は、次のようにして作製した。
すなわち、平均粒子径60μmのFe−Si−Al合金粉末(センダスト)に対して、効果促進剤としてアルミナ(Al)を0.1wt%混合したトリポリリン酸アルミニウムを0.25wt%添加して混合し、さらに潤滑剤0.3wt%を混合した。次に、この混合物に対し、シランカップリングを剤1.0wt%、メチルフェニル系シリコーンレジンを1.0wt%混合し、150℃で2時間の加熱乾燥を行い、さらに潤滑剤0.3wt%を混合した。これを室温にて1000MPaの圧力で加圧成型して成型体を作製し、大気中で700℃で保持時間2時間で熱処理を行い、圧粉磁心を作製した。
[3−2.結合係数について]
上記のように作製された実施例1〜6、比較例1〜3のリアクトルに対して、結合係数を求めた。結合係数kは、JIS規格C5321の開放短絡法に基づいて、各サンプルに対して、周波数20kHz、電圧1Vの条件下で、リーケージインダクタンスL、一方のコイルのインダクタンスLを測定し、次式(1)に基づいて算出した。
(式1)k={1−(L/L)}1/2 …(1)
なお、リーケージインダクタンスLは、図7(a)に示すように、リアクトルの2つのコイルのうち、一方を短絡させ、他方のコイルの両端を開放した場合のインダクタンスである。また、インダクタンスLは、図7(b)に示すように、双方のコイルの両端を開放した場合の、一方のコイルのインダクタンスである。
上記のようにして求めた実施例1〜6、比較例1〜3の結合係数は表1の通りである。すなわち、結合係数は、実施例1が0.830、実施例2が0.826、実施例3が0.810、実施例4が0.790、実施例5が0.710、実施例6が0.700、比較例1が0.606、比較例2が0.520、比較例3が0.401であった。
なお、実施例1〜6の得られた上記の結合係数は、コイル5の縦横比(x/y)を表1の通りとしたものである。
[3−3.騒音の測定]
上記のように作製された実施例1〜6、比較例1〜3のリアクトルに対して、下記の通り、騒音測定を行った。
<騒音測定>
騒音測定について、その測定装置、測定環境、測定方法等を以下に示す。
[騒音評価装置とソフトウェア]
(1) 測定装置 SOUND LEVEL METER NL-31 …リオン株式会社製
(2) 測定環境 無響箱(暗騒音は25dB) KM-1…株式会社アコー製
(3) パワーアンプ(音源) HIGH SPEED POWER AMPLIFIER/BIPOLAR POWER SUPPLY 4025…NF ELECTRONIC INSTRUMENTS社製
(4) 発振器 80MHz Function/Arbitrary Waveform Generator 33250A…アジレント・テクノロジー株式会社製
(5) 分析処理ソフト SA-01 CATSYSSA Ver3.5…リオン株式会社製
[測定方法]
(1) 太陽光発電用パワーコンディショナに作製したリアクトルを接続した。
(2) マイク距離:測定サンプルから10cmとした。
(3) 測定サンプルを無響箱内に設置し、騒音測定用のマイクの距離はサンプルから10cmとした。
[3−4.結合係数と騒音との関係]
上記の騒音測定の結果、すなわち解析方法の異なる3種類の騒音値の結果を表1に示す。表1に示す騒音値「FFTの積分値」は、各周波数における測定された騒音レベルを8〜12kHzの範囲で積分した値である。騒音値「FFT MAX」は、周波数が0〜20kHzの範囲で測定された騒音レベルのうちの最大値である。騒音値「A特性」は、測定騒音レベルを人間の聴覚を考慮したA特性により補正を施した結果値である。
表1に示すように、結合係数が0.700未満の比較例1〜3と比べて、結合係数が0.700以上の実施例1〜6で騒音値が低くなっていることが分かる。特に、表1に示すように、結合係数が0.700を境界として騒音値が格段に下がっていることが分かる。また、結合係数が0.710の実施例5で、3種類の騒音値の何れでも最も低騒音となっている。このように、結合係数が0.7以上である場合には、低騒音化することができることが分かる。この低騒音化は、漏れ磁束が小さくなっていることに起因するものと思われる。
実施例1〜6は、A特性の騒音値が42.1dB以下となるので、本発明のリアクトルは、室内にユニットが配置され、低騒音が要求される太陽光発電システム等のユニットに用いることができる。
表1に示すように、コイル5の縦横比(x/y)が0.126以上であれば、大きな結合係数が得られることが分かる。そのため、より低騒音化が図れる可能性がある。少なくとも実施例1〜6によれば、コイル5の縦横比(x/y)が0.126〜0.367であれば低騒音化できることが確認できる。
また、実施例1〜6、比較例1〜3のリアクトルに直流電流I=0〜40Aを印加した場合のインダクタンス値Lを測定した。具体的には、各リアクトルに対し、図8に示すように、2つのコイルを直列に繋いで、周波数20kHz、電圧1Vの条件下でインダクタンス値Lを測定した。実施例1〜6、比較例1〜3のリアクトルについて、直流電流が0Aの場合に測定されたインダクタンス値Lを表2に示す。
Figure 2017168587
表2に示すように、実施例1〜6は、比較例1〜3と比べてL値が大きい。また、結合係数が大きい程、L値が大きくなる傾向にあることが分かる。このため、結合係数を大きくして低騒音とすることと、L値を大きくすることとは両立することが分かる。
L値と騒音との間には相関関係がある。すなわち、L値が上がると、リップル電流の変化が小さくなり、磁場印加による磁性粉末の振動の幅が小さくなる。そして、この振動が小さくなると騒音が小さくなる。
また、本発明によれば、L値を大きく取ることができる。また、L値が大きくなることで小型化することができ、本実施例では低背化できることが分かる。
[4.他の実施形態]
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、コア1をメタルコンポジットコアとしたが、圧粉磁心としても良い。
1 コア
11 側部
12、13 平板部
14 中脚部
31 被覆部
32 中蓋
33 コイルケース
33a コイルケース本体
33b 蓋
331 引出口
332 開口
4 ケース
40 アルミ板
41 円筒部
42 蓋
42a 切欠き
5 コイル
5a、5b コイル
S スペース

Claims (6)

  1. 柱状の中脚部と、前記中脚部の外側に位置する側部と、前記中脚部及び前記側部の端部を繋ぐ一対の平板部とを有するコアと、
    前記中脚部に巻回され、直列に磁気結合するように前記中脚部の軸方向に配置された2以上のコイルと、
    を備え、
    前記コイルの結合係数が0.7以上であること、
    を特徴とするリアクトル。
  2. 直列に磁気結合する2つの前記コイルにおいて、前記コイルの軸方向における一方の前記コイル端から他方の前記コイル端までの長さに対する前記コイルの幅の比率は、0.126〜0.367であること、
    を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記コイルの周囲には、樹脂からなる被覆部が設けられていること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリアクトル。
  4. 前記コアは、継ぎ目なく一続きに構成されていること、
    を特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のリアクトル。
  5. 前記コアは、磁性粉末と樹脂からなるメタルコンポジットコアであること、
    を特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のリアクトル。
  6. 前記磁性粉末は、Fe−Si合金粉末、Fe−Si−Al合金粉末、Fe−Ni合金粉末、若しくはアモルファス、又はこれら2種以上の粉末の混合粉であること、
    を特徴とする請求項5に記載のリアクトル。
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