JP2011100842A - 磁性素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンポジット磁性部材と巻き線間及び端子部の絶縁が十分に確保でき、その上容易に製造できる磁性素子を提供すること。
【解決手段】 巻き線が上ケース1と下ケース3に収納され、コンポジット磁性部材4に固化されたものであり、上ケース1における突き出し部1aの外周に、絶縁部品7を一部が内接するように嵌合させ、加熱硬化させ、絶縁構造とする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、コンポジット磁性部材と巻き線とが注型により一体で成形される磁性素子に関し、特に電気自動車やハイブリッド自動車等の車体駆動動力用モーターの電力変換装置であるインバータの昇圧回路などに用いて好適な、大電流通電や高電圧印加などに対応するリアクトル等の磁性素子に関する。
従来この種の磁性素子は、金属磁性材料粉末と絶縁樹脂を含むコンポジット磁性部材が巻き線を内包し、巻き線を引き出し、端子部とする構成が一般的である。コンポジット磁性部材としては、鉄損を小さくするため含有する磁性粉末間に渦電流が流れにくい数Ωcm以上の比抵抗が必要であるが、数百V以上の高電圧下においてはコンポジット磁性部材自体の絶縁性は低いため、巻き線と密着形成されるコンポジット磁性部材の間には確実な絶縁構造を有することが重要である。また、特に端子部は、製品として他の部品との電気的な接続がなされるため必然的に先端部は導体がむきだしであり、略円筒形となる巻き線部に対し、概ね直線を含む構造形態の異なる端子部およびその境界を含めて、確実な絶縁性を容易に確保することが重要である。
また、磁性素子は自由な形状に成形できることと、前記巻き線と磁性部材が密着形成できることから、スペースロスは最小であり小型化が可能であるという特長があるが、絶縁構造があまり厚いものとなると、製品の外径一定下においては、磁性素子の磁気性能を得るために必要なコンポジット磁性部材の体積が減少し、また、巻き線の外周が大きくなることによる実効磁路長の増大によりインダクタンスの低下等の弊害が生じるためできるだけ薄く確実な絶縁構造とすることが重要である。
また、過酷な環境下の用途に対応するため、熱、振動などへの配慮はもちろん、今後の環境対応製品の普及展望の観点から、より低コストな製法による磁性素子が求められている。
ところで、この種の技術としてコンポジット磁性部材と巻線を一体で形成する磁性素子が知られている(特許文献1(図1−8))。
また、超高圧用の機器の場合には絶縁を確実にするためにコイルのまわりに一旦絶縁パイプ等の絶縁材を装填してから鉄粉等の強磁性体粒子及び樹脂等の固定剤の注型を行う技術が知られている(特許文献2(第5頁左上欄第8−12行))。
また、型との間に部分的に板状、リング状のスペーサなどの他部材を挟み込んで型と巻き線との位置決めをし、厚みを確保した状態で注型する方法も知られている(特許文献3(段落0019−0027))。
その他に、モールドコイルとして電気絶縁物で被覆した導体をボビンに巻回した巻線に無機充填剤を含有する熱硬化性樹脂組成物を注型後に硬化して形成するモールドコイルあるいは、内側巻線に対して同軸状に配置した外側巻線の周囲を、無機充填剤が含有する熱硬化性樹脂組成物で注型後に硬化して形成する一体化モールドコイルが知られている(特許文献4(要約))。
さらに、端子部のみを露出するように熱可塑性樹脂によりモールド成形してなるモールドトランスにおいて、端子植設ブロックのモールド外周部の端子相互間の部位に複数の溝部を設けたモールドトランスが知られている。(特許文献5(段落0009−0010))。
特開2001−185421号公報 特開昭48―1724号公報 特開2006−4957号公報 特開2003−257750号公報 特開平10−261527号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、巻線の素線に予め施された絶縁被膜には、部分的なキズ、ピンホール等の欠陥が存在する可能性があり、前記欠陥とコンポジット磁性部材が含む金属等の粒子が接近すると絶縁不良を生じる可能性があり、製造の管理には相当の配慮が必要であり、特に数百Vの電圧がかかる素子の場合には安全のために実力的には数千Vの絶縁耐圧を有することが望ましく、さらなる絶縁層を具備する必要があった。
また、特許文献2に開示された技術では、絶縁パイプを装填しただけでは、絶縁パイプが内包する巻き線の全面を端子部も含め隙間なく確実に覆うことは難しく、絶縁パイプに外接するコンポジット磁性部材との絶縁が不十分になる恐れがあった。また、このような構造では絶縁パイプと巻き線との間は空隙となり、放熱性の低下が生じたり、および絶縁パイプと巻き線が固定されておらず、外部振動などにより巻き線が摩耗したり、さらには破損してしまう恐れがあった。
また、巻き線の外面全体を覆うように絶縁層を一体で内包しつつ成型する方法として注型、射出成形、トランスファー成形などの方法が知られている。これらの方法においては成形する際の型と巻き線の位置を正確に配置し保持しつつ成形することが難しく、巻き線と型との位置ズレのため場所により形成された絶縁層に厚い部分や薄い部分が生じる可能性があること、および気泡、クラックなどの欠陥が生じる可能性もあり、製造管理には相当の配慮が必要である。ここで、コンポジット磁性部材と巻き線とが一体で成形される注型方式による磁性素子において巻き線の表面を絶縁する部材が厚いと、製品外径一定下では磁性素子の磁気性能を得るために必要なコンポジット磁性部材の体積が減少し、また、巻き線の外周が大きくなることによる実効磁路長の増大によりインダクタンスの低下等の弊害が生じるため、絶縁する部材の厚みは0.3〜2mm程度とすることが望ましい。しかるに、射出成形などの加圧成形において上記のような薄い間隙のものを成型する場合、注入圧力が数百MPaと高くなるため、巻き線自体が変形してしまうなどの弊害が生じる可能性があり適用は難しい。
ところで、特許文献3に開示された技術では、用いたスペーサと注入した絶縁物との弾性率や線膨張係数が違う場合、熱的なストレスがかかったり、接着面の表面状態により接着力が不十分であったりすると界面のはく離などにより絶縁性が低下するため、製造管理には相当の配慮が必要となる。
また絶縁性を高めるために前記絶縁層を複数層とすることも考えられるが、加工工程が増えることによりコストアップしてしまうことと、各工法ともに形成に必要な最低厚み分だけ絶縁層が厚くなり、素子の磁気性能の低下を生じ好ましくない。
さらに巻き線に絶縁樹脂を塗装する方法もあるが、絶縁に必要な最低厚みが確実に確保できない可能性と、気泡などの欠陥が生じる可能性があり、多層塗りが必要になるなど工程が複雑化するため好ましくない。
また、特許文献4に開示された技術では、これらのモールドコイルは磁心とは空間を有しつつ構成される一般の変圧器等の機器への適用を前提としており、端子部まで含めコンポジット磁性部材が密着形成される構造においての確実な絶縁性能を有するものではなかった。
また、特許文献5に開示された技術では、このような構成は数十Vが印加される部品では十分であるが、数百Vが印加されるコンポジット磁性素子においては、コンポジット磁性部材との間の沿面距離を確保するために端子部を包囲する前記ブロック部の長さを、相当距離まで長くする必要があり、コンパクトに設計される昇圧回路内に配置するには不向きであった。
本発明は、上記の課題を解決し、コンポジット磁性部材と巻き線間及び端子部の絶縁が十分に確保でき、その上容易に製造できる磁性素子を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、コンポジット磁性部材と巻き線とが一体で成形される注型方式による磁性素子において、前記巻き線がコンポジット磁性部材と接する面の全面が絶縁体のケースで覆われて収納され、前記ケースは2ピース以上に分割されており、巻き線を収納した形態において前記分割部は互いにオーバーラップするよう嵌合し、前記ケースは少なくとも2箇所の突き出し部を有し、前記突き出し部はコンポジット磁性部材を注型固化させて前記コンポジット磁性部材の外部まで突き出しているとともに、前記突き出し部は巻き線の2箇所の端末が貫通し引き出せる穴を有し、前記突き出し部に絶縁部品を設けた磁性素子とする。また前記ケースと収納された巻き線との空隙には絶縁性の樹脂が充填されていることを特徴とする絶縁構造を有する磁性素子とする。また前記ケースの突き出し部が有する穴は、巻き線が貫通できる形状であるとともに、前記絶縁性の樹脂を充填する際の流路を有することを特徴とする絶縁構造を有する磁性素子とする。
前記絶縁構造は巻き線に前記ケースを装着し前記ケースが有する穴より上まで前記絶縁性の樹脂に浸漬した状態で真空含浸し、ケース内に絶縁性樹脂を注入させた後、加熱硬化させた構造を有する磁性素子とする。
さらに前記絶縁樹脂をケース内に注入させた後加熱硬化する前に、一部が前記突き出し部の外周に内接する絶縁部品、または一部が前記突き出し部の内周に外接する絶縁部品を嵌合させ、前記ケース内に注入された絶縁樹脂とともに加熱硬化させた構造を有する磁性素子とする。または、前記絶縁樹脂をケース内に収納させ、加熱硬化させた後に、一部が前記突き出し部の外周に内接する穴を有する絶縁部品を接着剤を塗布し嵌合させ、加熱硬化させた構造を有する磁性素子とする。
即ち本発明によれば、コンポジット磁性部材と巻き線とが注型により一体で成形される磁性素子において、前記巻き線が前記コンポジット磁性部材と接する全面が絶縁体からなるケースで覆われて収納されており、前記コンポジット磁性部材の外部まで突出している、少なくとも2つの突き出し部を有しており、前記突き出し部に前記巻き線の端末が貫通する穴が設けられ、前記ケースは少なくとも2つの部材に分割されており、前記巻き線を収納した状態で前記部材は互いに重なるよう嵌合されるとともに、前記突き出し部に絶縁部品が設けられたことを特徴とする磁性素子が得られる。
また本発明によれば、前記ケースと前記巻き線との空隙に絶縁樹脂が充填されていることを特徴とする上記の磁性素子が得られる。
また本発明によれば、前記突き出し部の穴は、前記巻き線の端末が貫通でき、かつ前記絶縁樹脂を充填する際の流路となる間隙を有することを特徴とする上記の磁性素子が得られる。
また本発明によれば、前記巻き線が前記ケースに収納され、前記穴の位置が前記絶縁樹脂の液中にある状態で真空含浸により、前記ケース内に前記絶縁樹脂を前記穴から注入させて加熱硬化させたことを特徴とする上記の磁性素子が得られる。
また本発明によれば、前記絶縁部品が前記突き出し部の外周に内接することを特徴とする上記の磁性素子が得られる。
また本発明によれば、前記絶縁部品が前記突き出し部の内周に外接することを特徴とする上記の磁性素子が得られる。
本発明の磁性素子によれば、コンポジット磁性部材と巻き線とが一体で成形される注型方式による磁性素子の絶縁構造において、絶縁に必要な最低厚みが確保された絶縁ケースおよびケース内部に充填された絶縁樹脂により巻き線全面がコンポジット磁性部材に対し絶縁されていると同時に、気泡などの欠陥や、スペーサとの界面など絶縁の低下の恐れがある要素を有せず、嵌合部分がさらに絶縁樹脂にて含浸されることにより、数千Vの電圧に耐えうる巻き線の絶縁構造を容易に得ることができる。
また、ケース内部に絶縁樹脂が充填されていることにより放熱性の低下を生じず、外部振動などにより巻き線が摩耗したり、さらには破損してしまったりする恐れのない絶縁構造を容易に得ることができる。
さらに、巻き線部のみならず、端子部も含め確実な絶縁構造を容易に得ることが可能となる。
本発明の実施例1に係る上ケースの斜視図である。 本発明の実施例1に係る巻き線の斜視図である。 本発明の実施例1に係る下ケースの斜視図である。 本発明の実施例1に係るコイルにケースを装着した状態の斜視図である。 本発明の実施例1に係るコイルにケースを装着した状態の説明図であり、図5(a)は平面図、5(b)は正面図である。 本発明の実施例1に係る上ケース突き出し部の穴の形状を示す平面図であり、図6(a)は拡張部を有しない穴の形状を示す図、図6(b)は拡張部を有する穴の形状を示す図である。 本発明の実施例1に係る絶縁構造を模式的に示す断面図である。 本発明の実施例1に係る磁性素子の断面図である。 本発明の実施例2、3に係る絶縁構造の断面図であり、図9(a)は実施例2を示す図、図9(b)は実施例3を示す図である。 本発明の実施例4、5に係る絶縁構造の断面図であり、図10(a)は実施例4を示す図、図10(b)は実施例5を示す図である。 本発明の実施例6に係る端子部の絶縁構造の説明図であり、図11(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す斜視図、図11(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す斜視図、図11(c)は端子部で縦に切断した断面図である。 本発明の実施例6に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図12(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図12(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。 本発明の実施例7に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図13(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図13(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。 本発明の実施例8に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図14(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図14(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。 本発明の実施例9に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図15(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図15(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。 本発明の実施例10に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図16(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図16(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本発明の第1の実施の形態は、巻き線を下ケースに収納して絶縁樹脂を充填して上ケースで覆った巻き線部材と、これを注型するコンポジット磁性部材と、これらを収納した外ケースとで構成したものである。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態の巻き線部材において、上ケース、下ケース内に絶縁樹脂を充填した後、巻き線の突き出し部の外周に内接する角筒状の絶縁部品を嵌合して構成したものである。
本発明において、コンポジット磁性部材は例えばFe−Si系、Fe−Si−Al系などの鉄系の磁性粉末と熱硬化性などの液状の樹脂を混合しスラリー状としたものを用いることができる。鉄系の磁性粉末は非鉄成分を含有することにより飽和磁歪および結晶磁気異方性が小さくなる組成があり鉄損は小さくできるが、逆に非鉄成分が多くなると飽和磁束密度が低下し、磁性素子としたときの磁気飽和が生じやすくなるため非鉄成分種と含有量は用途により適宜選択される。熱硬化性の樹脂はスラリーとしたときの流動性が十分であるよう低粘度のものが好ましい。また、熱硬化性樹脂の硬化後の弾性率、破壊強度、破断伸びなどの機械的性質は磁性素子として使用される通電条件による発熱と、使用環境、冷却機構などによる温度上昇に対し、十分な耐熱性と耐寒性を有するとともに、熱ストレスによる破壊が生じないことが必要であり、例えば破壊強度が高いエポキシ樹脂や破断伸びが大きいシリコーン樹脂などを用いることができる
本発明において、巻き線は平角線をエッジワイズ形状に巻きまわしたものが占積率が高く小型化に適するが、丸線を巻回したものでも良い。また、巻き線の巻き形状は円形が一般的であるが、これに限ったものではなく長円形状やコーナーがR状である矩形でもよい。
本発明におけるケースの材質は弾性率、破壊強度、破断伸びなどの機械的性質は磁性素子として使用される通電条件による発熱と、使用環境、冷却機構などによる温度上昇に対し、十分な耐熱性と耐寒性を有するとともに、熱ストレスによる破壊が生じないことはもちろん、巻き線との組み付け、嵌合などのハンドリングにより容易に破壊しない材料であればよく、例えば破断伸びが比較的大きいPBT、LCP、6ナイロンなどを用いることができる。また、適宜フィラーを含有し、熱伝導率を向上させたものであることが望ましい。
また、本発明におけるケースは例えば外径が略円筒形状とし円筒の回転対称軸を鉛直に置いたとき上部円筒(以下、上ケースという)と下部円筒(以下、下ケースという)の2ピースに分離する構造であり、上ケースは巻き線外周に面する外部円筒と巻き線内周に面する内部円筒および天板とが一体に形成されたものであり、下ケースは巻き線外周に面する外部円筒と巻き線内周に面する内部円筒と底板とが一体に形成されたものである。これらの上ケースと下ケースは互いにオーバーラップするように嵌合し、嵌合する長さはあまり短いと製造過程で嵌合しているかどうかの確認ができにくいため全高の1%以上とすることが望ましい。また、嵌合作業をしやすくするため上下ケースの内外円筒部の端部は面取りされていることが望ましい。なお、ケースは、3分割以上とすることもできる。例えば、側面となる部分は、単純な円筒形状として作製し、組み立て時に上下ケースと嵌合する構成としてもよい。また、円筒を内側と外側の二重構成とし、4分割としてもよい。
ここで、前記上ケースの天板には上に向かって2箇所の突き出し部があり、前記突き出し部はコンポジット磁性部材を注型固化させた磁性素子において前記コンポジット磁性部材の外部まで突き出しているとともに、前記突き出し部は巻き線の2箇所の端末が貫通し引き出せる穴を有している。前記穴は巻き線の素線断面に対し0〜0.5mm程度のクリアランスとすると、巻き線の端末は所望の位置に保持固定されることとなり、端末が接続される相手端子との組み付け性が向上する。
また、穴は、巻き線の端末が所望の位置範囲となるよう巻き線の素線断面に沿った形状とするが、全周が沿っている必要はなく、穴の一部を外部に拡張し、拡張部を流路として嵌合したケース内に絶縁樹脂を真空含浸することができる。これにより巻き線は完全にケースに収納された状態で端子部も含めコンポジット磁性部材と直接接する箇所のない絶縁構造が得られ、さらにケース内部および嵌合部の外面と内面および隙間は絶縁樹脂で充填されるためより絶縁性を高めることができる。
また、絶縁部品は、角筒状で、上下ケースと同様の材料が使用でき、適宜選択可能である。
なお、平角線をエッジワイズ形状に巻回した巻き線を、巻軸を鉛直方向とし、上部の端末を適当な位置で上方向に向かうよう直角に折り曲げたとすると、残る一方の端末は底部にあり、下部端末を巻き線の外周に沿って鉛直に上方向に向かうように直角に折り曲げて引き出す形状とし、もう一方の端末と同じ方向とするとコンポジット磁性部材を注型し固化させた磁性素子の上部に2箇所の端末が配置された構成となり、他部品との接続の作業性が容易となる。この場合、前記ケースは下側の端末の引きだし部分も内包されるよう円筒形状の一部が張り出した形状となる。なお、端子部において、突き出し部は、3箇所以上とすることもできる。例えば、巻き線がバイファイラ巻きのように端末が2本以上となる場合は1箇所の突き出し部の穴から複数本引き出してもよい。また、端末の本数に応じた数量としてもよい。さらに、突き出し部は巻き線が貫通する最低2箇所と、樹脂が流入する最低1箇所というように分けて構成してもよい。また、巻き線の貫通、樹脂の流入もしない機能性のないダミーを設けてもよい。
一般に成形樹脂の絶縁耐圧は20kV/mm前後であることから、仮に5kVの絶縁耐圧を得るには0.25mmのケース厚みとすればよく、これにより数百Vでの使用に対し耐えうる磁性素子の巻き線の絶縁厚みを、他の成型方法と比較し安定して容易に得ることができる。
本発明の実施例の磁性素子について図面を参照し説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係る上ケースの斜視図である。図2は、本発明の実施例1に係る巻き線の斜視図である。図3は、本発明の実施例1に係る下ケースの斜視図である。図4は、本発明の実施例1に係るコイルにケースを装着した状態の斜視図である。図5は、本発明の実施例1に係るコイルにケースを装着した状態の説明図であり、図5(a)は平面図、5(b)は正面図である。
図2に示すように、素線は厚さ0.8mm、幅9mmの平角銅線にAIW被膜を施したものを用い、内径は60mmにてエッジワイズ形状で32ターン巻き回し、2箇所の端末が上方向となるように端末2aを曲げて巻き線2を作製した。巻き線2の寸法は、外径78mm、内径60mm、高さ32mmである。
次に、図3に示すように、下ケース3は、巻き線と0.5mmのクリアランスにて内包する寸法にて板厚0.5mmとし、材質はPBT材にて切削加工で作製し、図1に示すように上ケース1は下ケース3と嵌合する寸法にて板厚0.5mmとしPBT材にて作製し、上ケース1には素線が貫通する穴をもつ突き出し部1aを2箇所設けた。
次に、図4、図5に示すように、下ケース3に巻き線を挿入し、次いで上ケース1を嵌合させた。その際巻き線の端部2aは上ケース1の突き出し部に設けた穴1bを通しケース50の外部に引き出し、巻き線部材8を得た。
図6は、本発明の実施例1に係る上ケース突き出し部の穴の形状を示す平面図であり、図6(a)は拡張部を有しない穴の形状を示す図、図6(b)は拡張部を有する穴の形状を示す図である。図6に示すように、上ケースの突き出し部1aに設けた。穴1bは巻き線の端部2aより0.3mm大きく、さらに絶縁樹脂6を真空含浸する際の流路として拡張部1cを設けた。
図7は、本発明の実施例1に係る絶縁構造を模式的に示す断面図である。実施例1では、図7に示すように、上下ケースの嵌合形状を上ケース1が下ケース3の外側に嵌合するようにした。
図8は、本発明の実施例1に係る磁性素子の断面図である。次いで図8に示すように、液状の絶縁樹脂としてナガセケムテックス社製の2液混合熱硬化型エポキシ樹脂XNR4455と硬化剤XN1213を所定量混合したものを容器に取り、巻き線に上ケース1、下ケース3を装着し、上ケース1の穴の上面以上に絶縁樹脂の液面がある状態に浸漬し、真空度4.0×10Paにて真空含浸を行い絶縁樹脂を嵌合したケース内に充填させ、これを引き上げた後エアーブローにてケースの外面に付着している余分な液状のエポキシ樹脂を除去した後120℃、3時間で硬化させた。
内部に充填された絶縁樹脂を硬化させた巻き線と上下ケースとを外ケースとしてのアルミケース5に固定部材を用いてセットした後、コンポジット磁性部材4を注型し加熱硬化させ、実施例1の磁性素子10を得た。磁性素子の寸法は、外径93mm、高さ51mmである。コンポジット磁性部材4は、磁性粉末としてFe6.5%Siのガスアトマイズ粉末を60体積%、残分が2液混合熱硬化型エポキシ樹脂であるジャパンエポキシレジン社製エピコート827とキュアWを所定の比率とし混合し作製した。固定部材はコンポジット磁性部材4を予めブロック状に硬化させ作製した。
次に、他の実施例を示す。図9は、本発明の実施例2、3に係る絶縁構造の断面図であり、図9(a)は実施例2を示す図、図9(b)は実施例3を示す図である。図10は、本発明の実施例4、5に係る絶縁構造の断面図であり、図10(a)は実施例4を示す図、図10(b)は実施例5を示す図である。
(実施例2)
図9(a)に示すように、上下ケースの嵌合形状を上ケース11が下ケース13の内側に嵌合するようにし、他は実施例1と同様に作製した。
(実施例3)
図9(b)に示すように、上ケース21は外周端が二重に形成され、その内外で下ケース23が嵌合するようにし、他は実施例1と同様に作製した。
(実施例4)
図10(a)に示すように、上ケース31、下ケース33の上下方向の中間で嵌合するようにし、他は実施例1と同様に作製した
(実施例5)
図10(b)に示すように、下ケース43の上部に断面が平板状の上ケース41が嵌合するようにし、他は実施例1と同様に作製した。
(実施例6)
図11は、本発明の実施例6に係る端子部の絶縁構造の説明図であり、図11(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す斜視図、図11(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す斜視図、図11(c)は端子部で縦に切断した断面図である。図12は、本発明の実施例6に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図12(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図12(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。図11に示すように、実施例6では、実施例1と同様に上ケース1、下ケース3内に絶縁樹脂を充填した後、端子の突き出し部1aの外周に一部が内接する角筒状の絶縁部品7を嵌合させ、その後加熱硬化を行い巻き線の絶縁構造を得た。磁性部品7の寸法は、幅16mm、奥行き10mm、高さ13mmである。次いで図12に示すように、巻き線部材18とコンポジット磁性部材4を用いて磁性素子を作製した。この構造においては、巻き線端末2aとコンポジット磁性部材4の間には絶縁部品7が介在するため、十分な沿面距離を確保することができるとともに、端子部全体の高さが低い磁性素子を得ることができる。
(実施例7)
図13は、本発明の実施例7に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図13(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図13(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。実施例7では、図13に示すように、端子の突き出し部の外周に一部が内接する絶縁部品17を用いた。絶縁部品17は、角筒体の軸方向の中央に段部が設けられている形状である。本構成によれば、より沿面距離を大きくとることができ、より端子部の高さを低くすることが可能である。
(実施例8)
図14は、本発明の実施例8に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図14(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図14(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。実施例8では、図14に示すように、端子の突き出し部の外周に一部が内接する絶縁部品27を用いた。絶縁部品27は、角筒体の一端に軸方向と垂直に外方に広がる鍔を有する形状である。本構成によれば、より沿面距離を大きくとることができ、より端子部の高さを低くすることが可能である。
(実施例9)
図15は、本発明の実施例9に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図15(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図15(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。実施例9では、図15に示すように、端子の突き出し部11aが二重になっていて絶縁部品7を嵌合させる形状である。本構成によれば、より嵌合部の絶縁信頼性を向上することが可能である。
(実施例10)
図16は、本発明の実施例10に係る端子部の絶縁構造の部分断面図であり、図16(a)は絶縁部品を装着する前の状態を示す図、図16(b)は絶縁部品を装着した後の状態を示す図である。実施例10では、図16に示すように、端子の突き出し部の内周に一部が外接する形状の絶縁部品37を用いた。本構成によれば、端子の突き出し部の穴1bを巻き線断面より十分に大きくすることができるため、組み付け性が向上する。巻き線の端子2aは絶縁部品の内径にて所望の位置に固定される。
(比較例)
比較例として、実施例1と同様にして得られた巻き線の角部をキャップで保護した後、液状の絶縁樹脂としてナガセケムテックス社製の2液混合熱硬化型エポキシ樹脂XNR4455と硬化剤XN1213を所定量混合した液中に浸漬し、これを引き上げた後エアーブローにてケースの外面に付着している余分な液状のエポキシ樹脂を除去した後、120℃、3.5時間で硬化させた。浸漬、硬化を2回繰り返した。得られた樹脂被覆巻き線を実施例1と同様にして、コンポジット磁性部材を注型し、実施例1と同じ寸法の磁性素子を作製した。
上記にようにして作製した実施例及び比較例による磁性素子の巻き線の端子とアルミケース間の絶縁耐圧を絶縁耐圧試験機KIKUSUI製WITHSTANDING VOLTAGE TESTER−IOS8700を用いて測定した。
その結果、実施例1〜4、6〜10では10kVの電圧でも破壊せず、実施例5では絶縁破壊電圧が8kVであった。なお、比較例でも当然10kVでは破壊しなかった。
本発明の実施例では、比較例と同様に、いずれの例ともに高い絶縁破壊電圧を示し、高い絶縁性能を有する磁性素子を得ることができた。
なお、図6、図12に示すように、真空含浸の際、絶縁樹脂の液面を下げ、上ケースの突き出し部の穴1bを絶縁樹脂6の液面より上とし、代わりに絶縁樹脂6の流路として上ケースの突き出し部の穴1b以外に、絶縁樹脂6の液中となる上ケースの上面に穴を空けた場合、真空から大気解放すると、流体抵抗の小さい大気が上ケース突き出し部の穴から絶縁樹脂6より先に流入してしまうため、液中にあるケースの穴から絶縁樹脂6は充填されずケース内には大きな空洞が生じた。
また、本発明の全ての嵌合構造において、嵌合する部分は適宜面取りされ、嵌合性を向上させることが望ましいことは言うまでもない。
また、本発明の実施の例は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1、11、21、31、41 上ケース
1a、11a 突き出し部
1b (素線断面に沿った)穴
1c 拡張部
2 巻き線
2a (巻き線)端末
3、13、23、33、43 下ケース
4 コンポジット磁性部材
5 アルミケース
6 絶縁樹脂
7、17、27、37 絶縁部品
8、18 巻き線部材
10、20 磁性素子
50 (上下)ケース

Claims (6)

  1. コンポジット磁性部材と巻き線とが注型により一体で成形される磁性素子において、前記巻き線が前記コンポジット磁性部材と接する全面が絶縁体からなるケースで覆われて収納されており、前記コンポジット磁性部材の外部まで突出している、少なくとも2つの突き出し部を有しており、前記突き出し部に前記巻き線の端末が貫通する穴が設けられ、前記ケースは少なくとも2つの部材に分割されており、前記巻き線を収納した状態で前記部材は互いに重なるよう嵌合されるとともに、前記突き出し部に絶縁部品が設けられたことを特徴とする磁性素子。
  2. 前記ケースと前記巻き線との空隙に絶縁樹脂が充填されていることを特徴とする請求項2に記載の磁性素子。
  3. 前記突き出し部の穴は、前記巻き線の端末が貫通でき、かつ前記絶縁樹脂を充填する際の流路となる間隙を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の磁性素子。
  4. 前記巻き線が前記ケースに収納され、前記穴の位置が前記絶縁樹脂の液中にある状態で真空含浸により、前記ケース内に前記絶縁樹脂を前記穴から注入させて加熱硬化させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の磁性素子。
  5. 前記絶縁部品が前記突き出し部の外周に内接することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の磁性素子。
  6. 前記絶縁部品が前記突き出し部の内周に外接することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の磁性素子。
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