JP2018190954A - コイル部品、チョークコイル及びリアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】コモンモードチョークコイルとして使用されると共に、ノーマルモードチョークコイルとしても使用され、また、昇圧回路にも使用されるチョークコイルであって、優れた放熱特性を有するチョークコイルを提供する。【解決手段】コイル部品150は、2つのコイル部材200と、コア400とを備えている。2つのコイル部材200の夫々は、コイル210と、端子230とを備えている。コイル210は、コア400に埋設されている。2つのコイル部材200のコイル210は、上下方向に互いに離れて位置している。コア400は、複合磁性体410を少なくとも備えている。複合磁性体410は、磁性体粉末と、硬化した結合剤とを有している。磁性体粉末は、硬化した結合剤中に分散配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、コモンモードチョークコイルとして使用されると共に、ノーマルモードチョークコイルとしても使用されるチョークコイルに関する。また、本発明は、昇圧回路に使用されるリアクトルに関する。更に、本発明は、チョークコイル及びリアクトルに備えられるコイル部品に関する。
ノイズフィルタ用チョークコイルとして、コモンモードノイズ及びノーマルモードノイズのいずれも有効に低減可能なチョークコイルが求められている。
このタイプのチョークコイルは、例えば、特許文献1に開示されている。
図9に示されるように、特許文献1のチョークコイル900は、箱状のポット型コア910と、平板状コア920と、コイル部材930,940と、仕切りコア950とを備えている。コイル部材930は、コイル932と、端子934とを備えている。コイル部材940は、コイル942と、端子944とを備えている。コイル932,942及び仕切りコア950は、ポット型コア910の内部に設けられている。仕切りコア950は、上下方向(Z方向)においてコイル932とコイル942との間に設けられている。
国際公開第2015/005129号公報
特許文献1のチョークコイル900は、放熱特性が悪いという問題がある。
そこで本発明は、コモンモードチョークコイルとして使用されると共に、ノーマルモードチョークコイルとしても使用されるチョークコイルであって、優れた放熱特性を有するチョークコイルを提供することを目的とする。
特許文献1のチョークコイル900は、箱状のポット型コア910を用いているため、コイル932,942とポット型コア910との間に隙間が生じ、発熱したコイル932,942からの放熱が効果的に行われないとの欠点を有している。これに対して、例えば、コアを磁性体粉末と硬化させた結合剤からなる複合磁性体とし、2つのコイルをコアに埋没させた場合、コイルとコアとが隙間なく密着するため、コイルからの放熱性に係る前述の欠点は解消できるものと想定される。
しかしながら、2つのコイルをコアに埋没させた場合、コアの形状を厳密に制御するのが難しいことから、2つのコイルのインダクタンスに差が生じてしまうという新たな問題が見つかった。
本発明の発明者らは、この問題について研究した結果、磁気結合係数が高すぎると、2つのコイルのインダクタンスに差が生じた場合にコモンモードインダクタンスが極端に低下してしまう一方、2つのコイルの距離を調整して磁気結合係数を適切な値とすると、2つのコイルのインダクタンスが一致していない場合においてもコモンモードインダクタンスの極端な低下が抑制されることを見出した。
また、本発明の発明者らは、2つのコイルの距離を調整して磁気結合係数を適切な値としたリアクトルを昇圧回路(インターリーブ回路)に使用した場合、ある程度の幅の昇圧比の範囲において高い磁気特性とリップル電流の抑制とを両立できることも見出し、上述した磁気結合係数の調整がリアクトルに対しても適用可能であることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づくものであり、具体的には上述した課題を解決するための手段として以下に掲げるコイル部品、チョークコイル及びリアクトルを提供する。
即ち、本発明は、コイル部品として、
2つのコイル部材と、コアとを備えるコイル部品であって、
前記2つのコイル部材の夫々は、コイルと、端子とを備えており、
前記コイルは、前記コアに埋設されており、
前記2つのコイル部材の前記コイルは、上下方向に互いに離れて位置しており、
前記2つのコイル部材の前記コイルの巻軸は、互いに他方の前記コイル部材の前記コイル内を通っており、
前記コアは、複合磁性体を少なくとも備えており、
前記複合磁性体は、磁性体粉末と、硬化した結合剤とを有しており、
前記磁性体粉末は、前記硬化した結合剤中に分散配置されている
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第1のチョークコイルとして、
コモンモードチョークコイルとして使用されると共に、ノーマルモードチョークコイルとしても使用されるチョークコイルであって、
前記チョークコイルは、請求項1記載のコイル部品を備えており、
前記上下方向において、前記2つのコイル部材の前記コイルの間の距離は、1mm以上5mm以下である
チョークコイルを提供する。
また、本発明は、第2のチョークコイルとして、第1のチョークコイルであって、
前記コイル部材の前記コイルは、平角線をフラットワイズ巻きしてなるものであり、
前記上下方向において、前記2つのコイル部材の前記コイルの間は、前記複合磁性体で埋められている
チョークコイルを提供する。
また、本発明は、第3のチョークコイルとして、第1又は第2のチョークコイルであって、
前記コイルは、前記コイルの前記巻軸と前記コアの内部を周回する磁路とを含む平面内において、少なくとも1つのコイル断面を有しており、
前記コイル断面の前記上下方向のサイズをD、前記コイル断面の前記上下方向と直交する径方向のサイズをDとしたとき、D/D≧1である
チョークコイルを提供する。
また、本発明は、第4のチョークコイルとして、第1から第3までのいずれかのチョークコイルであって、
前記2つのコイル部材の前記コイルの間の磁気結合係数は、0.3以上0.9以下である
チョークコイルを提供する。
また、本発明は、第1のリアクトルとして、
昇圧回路に使用されるリアクトルであって、
前記リアクトルは、請求項1記載のコイル部品を備えており、
前記上下方向において、前記2つのコイル部材の前記コイルの間の距離は、0.5mm以上5mm以下であり、
前記上下方向において、前記2つのコイル部材の前記コイルの間は、前記複合磁性体で埋められており、
前記2つのコイル部材の前記コイルの間の磁気結合係数は、0.3以上0.7以下である
リアクトルを提供する。
また、本発明は、第2のリアクトルとして、第1のリアクトルであって、
前記コイル部材の前記コイルは、平角線をフラットワイズ巻きしてなるものである
リアクトルを提供する。
また、本発明は、第3のリアクトルとして、第1又は第2のリアクトルであって、
前記コイルは、前記コイルの前記巻軸と前記コアの内部を周回する磁路とを含む平面内において、少なくとも1つのコイル断面を有しており、
前記コイル断面の前記上下方向のサイズをD、前記コイル断面の前記上下方向と直交する径方向のサイズをDとしたとき、D/D≧1である
リアクトルを提供する。
本発明のコイル部品においては、コイルがコアに埋設されている。これにより、本発明のコイル部品は、優れた放熱特性を有している。
本発明のチョークコイルにおいては、上下方向に配置された2つのコイルの間の距離を1mm以上5mm以下に設定している。これにより、コモンモードチョークコイルとして使用可能であると共にノーマルモードチョークコイルとしても使用可能となっており、また、2つのコイルのインダクタンスが一致していない場合においてもコモンモードインダクタンスの極端な低下が抑制されている。よって、本発明のチョークコイルは、コモンモードのノイズ低減機能を大きく損なうことなく、ノーマルモードのノイズ低減機能も発揮できる構成となっている。
また本発明のチョークコイルにおいては、コイルがコアに埋設されている。これにより、本発明のチョークコイルは、特許文献1のチョークコイルと比較して、優れた放熱特性を有している。
更に、本発明のリアクトルは、2つのコイルの間が複合磁性体で埋められている。これにより、コイル間の磁気結合係数が容易に調整可能となっている。また、本発明のリアクトルにおいて、コイルの間の磁気結合係数は、0.3以上0.7以下となっている。これにより、ある程度の幅の昇圧比の範囲においても、高い磁気特性とリップル電流の抑制の両立が図られている。
加えて、本発明のリアクトルにおいては、コイルがコアに埋設されている。これにより、本発明のリアクトルは、特許文献1のチョークコイルと比較して、優れた放熱特性を有している。
本発明の実施の形態によるチョークコイルを示す斜視図である。図において、コアの一部を拡大して示している。 図1のチョークコイルを示す側面図である。 図1のチョークコイルを示す上面図である。 図3のチョークコイルをA−A線に沿って示す断面図である。 図1のチョークコイルにおいてコアを除いた部分を示す分解斜視図である。 図1のチョークコイルにおけるインダクタンス比(L/L)とコモンインダクタンス比(L/LCi)との相関を示す図である。 図1のチョークコイルの変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態によるリアクトルを示す断面図である。 特許文献1のチョークコイルを示す分解斜視図である。
図1から図5までに示されるように、本発明の実施の形態のチョークコイル100は、コモンモードチョークコイルとして使用されると共に、ノーマルモードチョークコイルとしても使用されるものである。即ち、本発明の実施の形態のチョークコイル100は、コモンモードのノイズ低減機能を有し、且つノーマルモードのノイズ低減機能も有している。
図1から図5までに示されるように、本実施の形態のチョークコイル100は、コイル部品150と、ケース500とを備えている。
図1から図5までに示されるように、本実施の形態のコイル部品150は、2つのコイル部材200と、コア400とを備えている。即ち、本実施の形態のチョークコイル100は、ケース500と、2つのコイル部材200と、コア400とを備えている。
図1から図5までに示されるように、本実施の形態のケース500は、側面510と、底面520と、開口部530とを有している。側面510は、上下方向に延びる円筒形状を有している。本実施の形態において、上下方向はZ方向である。また、+Z方向を上方、−Z方向を下方とする。底面520は、上下方向と直交する平面内に延びる円形形状を有している。開口部530は、上下方向において側面510の上端に位置している。即ち、側面510の上端は、開口している。本実施の形態のケース500は、金属製である。より具体的には、本実施の形態のケース500は、アルミニウム製である。
図1から図5までに示されるように、本実施の形態の2つのコイル部材200の夫々は、コイル210と、2つの端子230とを備えている。ここで、2つのコイル部材200のコイル210は、互いに同一形状を有している。本実施の形態の端子230は、ケース500の外部に引き出されている。即ち、本実施の形態のコイル部品150は、ケース500の外部に引き出された4つの端子230を有している。
図1から図5までに示されるように、コイル部材200のコイル210は、平角線220をフラットワイズ巻きしてなるものである。より詳しくは、コイル210の夫々は、上下方向と平行な巻軸WAに沿って平角線220をフラットワイズ巻きしている。コイル210は、上下方向に沿って見た場合、中心に孔215を有する円盤形状を有している。コイル210の巻回方向は、上方からコイル210を見た場合に時計回りとなっている。コイル210は、様々な素材から形成できる。例えば、コイル210は、銅線であってもよいし、アルミニウム線であってもよい。加えて、コイル210は、周囲を覆う絶縁体を更に有していてもよい。
図4に示されるように、コイル210は、コイル210の巻軸WAとコア400の内部を周回する磁路FPとを含む平面内において、少なくとも1つのコイル断面250を有している。より詳しくは、本実施の形態のコイル210は、上下方向と平行な断面において、2つのコイル断面250を有している。コイル断面250は、上下方向と直交する方向から透視した場合、長方形形状を有している。即ち、コイル断面250の上下方向のサイズをD、コイル断面250の上下方向と直交する径方向のサイズをDとしたとき、D/D≧1である。また、チョークコイル100の低背化を考慮すると、D/D≧2であることが好ましい。上述のように、コイル210は平角線220をフラットワイズ巻きしてなるものであるので、コイル断面250は、平角線220の上下方向と平行な断面222を径方向に積層して構成されている。また上述のように、コイル210は、平角線220をフラットワイズ巻きして形成されているため、エッジワイズ巻きのコイルと比較して、巻回数を多くしても上下方向におけるサイズを小さくすることができる。
図1から図5までに示されるように、本実施の形態の端子230の夫々は、上下方向に延びる平板形状を有している。本実施の形態の端子230は、コイル210の径方向における内端及び外端から夫々引き出されている。即ち、本実施の形態の端子230の夫々は、コイル210を形成する平角線220の端部である。但し、本発明は、これに限定されない。例えば、端子230の夫々は、コイル210と別体に形成された後にコイル210に溶接されていてもよい。また、端子230の夫々は、様々な素材から形成することができる。
図4に示されるように、本実施の形態のチョークコイル100は、上方に位置するコイル部材200と、下方に位置するコイル部材200とを含んでいる。本実施の形態において、2つのコイル部材200のコイル210は、上下方向に互いに離れて位置している。ここで、2つのコイル部材200のコイル210の巻軸WAは、互いに他方のコイル部材200のコイル210内を通っている。より詳しくは、2つのコイル部材200のコイル210の巻軸WAは、上下方向と平行な同一直線上に位置している。上下方向において、2つのコイル部材200のコイル210の間の距離は、1mm以上5mm以下である。より詳しくは、下方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212と、上方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214との間の距離は、漏れ磁束による漏れインダクタンスが減少して結合係数の調整が困難となることを避けるため1mm以上とする必要があり、また、5mm以下とすることにより2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数の必要以上の低下が避けられる。これにより、本実施の形態のチョークコイル100は、コモンモードチョークコイルとして使用可能であると共にノーマルモードチョークコイルとしても使用可能となっており、また、2つのコイル部材200のコイル210のインダクタンスが一致していない場合においてもコモンモードインダクタンスの極端な低下が抑制されている。加えて、上下方向において、2つのコイル部材200のコイル210の間の距離は、1.5mm以上5mm以下が好ましい。
図1及び図4に示されるように、本実施の形態のコア400は、複合磁性体410を少なくとも備えている。コア400の比透磁率は、50以下が好ましく、30以下が更に好ましい。また、コア400の熱伝導率は、コイル210の放熱効率の観点から、1W/(mK)以上であることが好ましく、2W/(mK)以上であることが更に好ましい。
図1及び図4を参照して、本実施の形態の複合磁性体410は、磁性体粉末412と、硬化した結合剤414とを有している。本実施の形態の複合磁性体410は、注型コアである。より詳しくは、本実施の形態の磁性体粉末412は、鉄系合金やフェライト等からなるものであり、硬化した結合剤414中に分散配置されている。即ち、本実施の形態の複合磁性体410は、磁性体粉末412及び結合剤等を含むスラリーを硬化させたものである。しかしながら、本発明のコアは、これに限らず、任意の製造方法により製造することができる。
図1、図3及び図4に示されるように、本実施の形態のコイル部材200のコイル210及びコア400は、ケース500の内部に収められている。ここで、コイル部材200のコイル210の巻軸WAと、側面510の円筒形状の中心軸とは、上下方向と平行な同一直線上に位置している。
図1、図3及び図4に示されるように、本実施の形態のコイル部材200のコイル210は、コア400に埋設されている。上下方向において、2つのコイル部材200のコイル210の間は、複合磁性体410で埋められている。より詳しくは、下方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212と、上方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214との間は、複合磁性体410で埋められている。また、コイル部材200のコイル210の孔215は、複合磁性体410で埋められている。加えて、コイル部材200のコイル210の径方向における外面216と、ケース500の側面510との間は、複合磁性体410で埋められている。即ち、2つのコイル部材200のコイル210の上下方向における間と、コイル部材200のコイル210の径方向における外側及び内側とは、同一の透磁率を有する複合磁性体410で埋められている。
図1及び図4に示されるように、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212は、コア400の上面402よりも下方に位置している。即ち、上方に位置するコイル部材200のコイル210は、コア400の上面402において露出していない。また、本実施の形態の端子230の夫々は、コア400の上面402から上方に引き出されている。なお本発明はこれに限定されず、端子230は、ケース500の側面510から引き出されていてもよい。
図4に示されるように、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214と、ケース500の底面520との間は、複合磁性体410で埋められている。即ち、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214は、ケース500の底面520と接触していない。コイル部材200のコイル210の径方向における外面216は、ケース500の側面510と接触していない。
より詳しくは、図4を参照して、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212とコア400の上面402との間の距離は、インダクタンス特性を十分に発揮するため、1mm以上とする必要があり、2mm以上が好ましい。また、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212とコア400の上面402との間の距離は、チョークコイル100自体を低背化するため、10mm以下とする必要があり、7mm以下が好ましい。
同様に、図4を参照して、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214とケース500の底面520の内面との間の距離は、インダクタンス特性を十分に発揮するため、1mm以上とする必要があり、2mm以上が好ましい。また、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214とケース500の底面520の内面との間の距離は、チョークコイル100自体を低背化するため、10mm以下とする必要があり、7mm以下が好ましい。
図3及び図4を参照して、コイル部材200のコイル210の径方向における外面216とケース500の側面510の内面との間の距離は、コイル210の外周から引き出される端子230の厚みと、複合磁性体410の原料となるスラリーが流入できるスペースの確保とを考慮して、1mm以上とする必要があり、2mm以上が好ましい。
上述のように、ケース500とコイル部材200のコイル210との間は、コア400の複合磁性体410で埋められている。これにより、チョークコイル100の使用時において、コイル部材200のコイル210から発生する熱を、複合磁性体410を介してケース500の側面510及び底面520から効率よく放熱することができ、コイル部材200のコイル210を効果的に冷却することができる。特に、上述のようにコア400の熱伝導率を1W/(mK)以上とすることにより、コイル210からの発熱をより効果的にケース500の外部に放熱することができる。
図4を参照すると、本実施の形態の2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数(K)は、0.3以上0.9以下である。上述のように、本実施の形態のチョークコイル100においては、2つのコイル部材200のコイル210の間の距離が所定の範囲に調整されているため、2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数が上述の範囲に調整されている。これにより、本実施の形態のチョークコイル100は、コモンモードチョークコイルとして使用可能であると共にノーマルモードチョークコイルとしても使用可能となっており、また、2つのコイル部材200のコイル210のインダクタンスが一致していない場合においてもコモンモードインダクタンスの極端な低下が抑制されている。特に、上述のようにコア400の比透磁率を50以下とすることにより、2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数の必要以上の低下が避けられる。また、2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数(K)は、0.4以上0.9以下であることが好ましい。
図6に、本実施の形態の実施例及び比較例における、インダクタンス比(L/L)とコモンインダクタンス比(L/LCi)との相関を示す。ここで、実施例に係るチョークコイル100は、コア400として注型コアを備えており、2つのコイル部材200のコイル210の間の距離は2mmであり、磁気結合係数K=0.6となっている。また、比較例に係るチョークコイルは、コアとしてフェライトを備えており、2つのコイル部材のコイルの間の距離は0.1mmであり、磁気結合係数K=0.999となっている。また、Lは上側のコイル部材のインダクタンス値、Lは下側のコイル部材のインダクタンス値、Lは所定のインダクタンス比(L/L)におけるコモンインダクタンス値、LCiはL/L=100%の時におけるコモンインダクタンス値、を表している。
図6を参照すると、実施例においては、インダクタンス比(L/L)の低下に伴ってコモンインダクタンス比(L/LCi)が漸減し、インダクタンス比(L/L)が60%程度の時点においてもコモンインダクタンス比(L/LCi)は70%程度を維持していることが理解される。一方、図6を参照すると、比較例においては、インダクタンス比(L/L)の低下に伴ってコモンインダクタンス比(L/LCi)が急激に低下し、インダクタンス比(L/L)が60%程度まで低下するとコモンインダクタンス比(L/LCi)はほぼゼロ%となることが理解される。これらのことから、チョークコイル100の2つのコイル部材200のコイル210の間の距離を所定の範囲に調整することにより、上側のコイル部材200のコイル210と下側のコイル部材200のコイル210との間でインダクタンスが一致していない場合においても、インダクタンスが一致している場合と概ね変わらないコモンインダクタンスをチョークコイル100に保持させることができることが分かる。
本実施の形態によるチョークコイル100は、以下に説明するように、様々に変形可能である。以下、上述した実施の形態との相違点を中心に説明する。特に、以下の変形例において、上述した実施の形態と実質的に同じ部位には同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する。
図7を参照すると、本実施の形態の変形例によるチョークコイル100Aは、チョークコイル100(図4参照)と少し異なるが同様な構造を有している。
図7に示されるように、本変形例のチョークコイル100Aは、コイル部品150Aと、ケース500とを備えている。
図7に示されるように、本変形例のコイル部品150Aは、2つのコイル部材200と、コア400Aとを備えている。
図7に示されるように、本変形例のコア400Aは、複合磁性体410Aを少なくとも備えている。より詳しくは、本変形例の形態のコア400Aは、複合磁性体410Aと、圧粉コア420とを備えている。コア400Aの比透磁率は、50以下が好ましく、30以下が更に好ましい。圧粉コア420の比透磁率は、複合磁性体410Aの比透磁率との差異を大きく取ってインダクタンスを効果的に向上させるため、50以上が好ましく、80以上が更に好ましい。なお圧粉コア420の比透磁率は、500以下とする。また、コア400Aの熱伝導率は、1W/(mK)以上であることが好ましく、2W/(mK)以上であることが更に好ましい。
図7を参照して、本変形例の複合磁性体410Aは、磁性体粉末412Aと、硬化した結合剤414Aとを有している。本変形例の形態の複合磁性体410Aは、注型コアである。より詳しくは、本変形例の磁性体粉末412Aは、鉄系合金やフェライト等からなるものであり、硬化した結合剤414A中に分散配置されている。即ち、本変形例の複合磁性体410Aは、磁性体粉末412A及び結合剤等を含むスラリーを硬化させたものである。しかしながら、本発明のコアは、これに限らず、任意の製造方法により製造することができる。
図7を参照して、本変形例の圧粉コア420は、上下方向(Z方向)と直交する平面内に延びる円盤形状を有している。本変形例の圧粉コア420は、絶縁処理を施した軟磁性合金粉末と結合剤との混合物を圧縮成型したものである。しかしながら、圧粉コア420は、これに限らず、任意の製造方法により製造することができる。
図7に示されるように、本変形例の複合磁性体410Aは、上下方向において圧粉コア420の上方(+Z方向)に位置している。即ち、圧粉コア420の上端は、複合磁性体410Aの下端と接している。
図7に示されるように、本変形例のコイル部材200及びコア400Aは、ケース500の内部に収められている。
図7に示されるように、本変形例のコイル210は、コア400Aに埋設されている。上下方向において、2つのコイル部材200のコイル210の間は、複合磁性体410Aで埋められている。より詳しくは、下方(−Z方向)に位置するコイル部材200のコイル210の上端212と、上方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214との間は、複合磁性体410Aで埋められている。また、コイル部材200のコイル210の孔215は、複合磁性体410Aで埋められている。加えて、コイル部材200のコイル210の上下方向と直交する径方向における外面216と、ケース500の側面510との間は、複合磁性体410Aで埋められている。即ち、2つのコイル部材200のコイル210の上下方向における間と、コイル部材200のコイル210の径方向における外側及び内側とは、同一の透磁率を有する複合磁性体410Aで埋められている。
図7に示されるように、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212は、コア400Aの上面402Aよりも下方に位置している。即ち、上方に位置するコイル部材200のコイル210は、コア400Aの上面402Aにおいて露出していない。
図7に示されるように、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214と、ケース500の底面520との間には、コア400Aの圧粉コア420が位置している。即ち、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214は、ケース500の底面520と接触していない。より具体的には、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214は、コア400Aの圧粉コア420の上端と接している。コイル部材200のコイル210の径方向における外面216は、ケース500の側面510と接触していない。
より詳しくは、図7を参照して、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212とコア400Aの上面402Aとの間の距離は、インダクタンス特性を十分に発揮するため、1mm以上とする必要があり、2mm以上が好ましい。また、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212とコア400Aの上面402Aとの間の距離は、チョークコイル100A自体を低背化するため、10mm以下とする必要があり、7mm以下が好ましい。
同様に、図7を参照して、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214とケース500の底面520の内面との間の距離は、インダクタンス特性を十分に発揮するため、1mm以上とする必要があり、2mm以上が好ましい。即ち、コア400Aの圧粉コア420の上下方向における厚さは、1mm以上である必要があり、2mm以上が好ましい。また、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214とケース500の底面520の内面との間の距離は、チョークコイル100A自体を低背化するため、10mm以下とする必要があり、7mm以下が好ましい。即ち、コア400Aの圧粉コア420の上下方向における厚さは、10mm以下である必要があり、7mm以下が好ましい。
図7を参照して、コイル部材200のコイル210の径方向における外面216とケース500の側面510の内面との間の距離は、コイル210の外周から引き出される端子230の厚みと、複合磁性体410Aの原料となるスラリーが流入できるスペースの確保とを考慮して、1mm以上とする必要があり、2mm以上が好ましい。
上述のように、ケース500とコイル部材200のコイル210との間は、コア400Aの複合磁性体410A及び圧粉コア420で埋められている。これにより、チョークコイル100Aの使用時において、コイル部材200のコイル210から発生する熱を、複合磁性体410A及び圧粉コア420を介してケース500の側面510及び底面520から効率よく放熱することができ、コイル部材200のコイル210を効果的に冷却することができる。特に、上述のようにコア400Aの熱伝導率を1W/(mK)以上とすることにより、コイル210からの発熱をより効果的にケース500の外部に放熱することができる。
上述の構造を有するチョークコイル100Aは、チョークコイル100(図4参照)と同様に機能し、チョークコイル100と同様な効果を奏する。
以上、本発明について、複数の実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、種々の変形が可能である。
上述の実施の形態及び変形例のチョークコイル100,100Aにおいて、2つのコイル部材200のコイル210の上下方向における間と、コイル部材200のコイル210の径方向における外側及び内側とは、同一の透磁率を有する複合磁性体410,410Aで埋められていたが、本発明はこれに限定されない。2つのコイル部材200のコイル210の上下方向における間を埋めるコアの透磁率μと、コイル部材200のコイル210の径方向における外側及び内側を埋めるコアの透磁率μとが、μ/μ≦5を満たす限り、異なる透磁率を有していてもよい。しかしながら、2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数の低下を抑制するため、本実施の形態及び変形例のように、2つのコイル部材200のコイル210の上下方向における間を埋めるコアと、コイル部材200のコイル210の径方向における外側及び内側を埋めるコアとを、同一の透磁率を有するコアで構成することが望ましい。
上記実施の形態では、コイル部品をチョークコイルに適用した例について述べたが、本発明のコイル部品は、昇圧回路に使用されるリアクトルにも適用可能である。以下、本発明のコイル部品を備えたリアクトルについて詳述する。
図8を参照して、本発明の実施の形態のリアクトル100Bは、昇圧回路に使用されるものである。
図8に示されるように、本実施の形態のリアクトル100Bは、コイル部品150Bと、ケース500とを備えている。ここでケース500については、上述した実施の形態のチョークコイル100のものと同様の構造を有するものであり、詳細な説明を省略する。
図8から理解されるように、本実施の形態のコイル部品150Bは、上述の実施の形態のコイル部品150の変形例である。即ち、コイル部品150Bは、コイル部品150と同様の構造を有している。以下、コイル部品150Bについて、コイル部品150との相違点を中心に説明する。特に、以下の実施の形態において、上述した実施の形態と実質的に同じ部位には同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する。
図8に示されるように、本実施の形態のコイル部品150Bは、2つのコイル部材200と、コア400Bとを備えている。即ち、本実施の形態のリアクトル100Bは、ケース500と、2つのコイル部材200と、コア400Bとを備えている。なお、本実施の形態のコイル部品150Bにおいても、ケース500の外部に引き出された4つの端子230を有している。
図8に示されるように、コイル210は、コイル210の巻軸WAとコア400Bの内部を周回する磁路FPとを含む平面内において、少なくとも1つのコイル断面250を有している。本実施の形態のコイル断面250は、上述したチョークコイル100のコイル断面250と同様であり、詳細は省略する。
図8に示されるように、本実施の形態のリアクトル100Bは、上方に位置するコイル部材200と、下方に位置するコイル部材200とを含んでいる。本実施の形態において、2つのコイル部材200のコイル210は、上下方向に互いに離れて位置している。ここで、2つのコイル部材200のコイル210の巻軸WAは、互いに他方のコイル部材200のコイル210内を通っている。より詳しくは、2つのコイル部材200のコイル210の巻軸WAは、上下方向と平行な同一直線上に位置している。上下方向において、2つのコイル部材200のコイル210の間の距離は、0.5mm以上5mm以下である。より詳しくは、下方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212と、上方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214との間の距離は、漏れ磁束による漏れインダクタンスが減少して結合係数の調整が困難となることを避けるため0.5mm以上とする必要があり、また、5mm以下とすることにより2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数の必要以上の低下が避けられる。これにより、本実施の形態のリアクトル100Bは、ある程度の幅の昇圧比の範囲において高い磁気特性とリップル電流の抑制とを両立可能となっている。
図8に示されるように、本実施の形態のコア400Bは、複合磁性体410を少なくとも備えている。コア400Bの比透磁率は、50以下が好ましく、30以下が更に好ましい。また、コア400Bの熱伝導率は、コイル210の放熱効率の観点から、1W/(mK)以上であることが好ましく、2W/(mK)以上であることが更に好ましい。本実施の形態の複合磁性体410は、上述したチョークコイル100のコア400の複合磁性体410と同様であり、詳細は省略する。
図8に示されるように、本実施の形態のコイル部材200のコイル210及びコア400Bは、ケース500の内部に収められている。
図8に示されるように、本実施の形態のコイル部材200のコイル210は、コア400Bに埋設されている。上下方向において、2つのコイル部材200のコイル210の間は、複合磁性体410で埋められている。より詳しくは、下方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212と、上方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214との間は、複合磁性体410で埋められている。また、コイル部材200のコイル210の孔215は、複合磁性体410で埋められている。加えて、コイル部材200のコイル210の径方向における外面216と、ケース500の側面510との間は、複合磁性体410で埋められている。即ち、2つのコイル部材200のコイル210の上下方向における間と、コイル部材200のコイル210の径方向における外側及び内側とは、同一の透磁率を有する複合磁性体410で埋められている。
図8に示されるように、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212は、コア400Bの上面402Bよりも下方に位置している。即ち、上方に位置するコイル部材200のコイル210は、コア400Bの上面402Bにおいて露出していない。
より詳しくは、図8を参照して、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212とコア400Bの上面402Bとの間の距離は、インダクタンス特性を十分に発揮するため、1mm以上とする必要があり、2mm以上が好ましい。また、上方に位置するコイル部材200のコイル210の上端212とコア400Bの上面402Bとの間の距離は、リアクトル100B自体を低背化するため、10mm以下とする必要があり、7mm以下が好ましい。
同様に、図8を参照して、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214とケース500の底面520の内面との間の距離は、インダクタンス特性を十分に発揮するため、1mm以上とする必要があり、2mm以上が好ましい。また、下方に位置するコイル部材200のコイル210の下端214とケース500の底面520の内面との間の距離は、リアクトル100B自体を低背化するため、10mm以下とする必要があり、7mm以下が好ましい。
本実施の形態のリアクトル100Bにおいても、ケース500とコイル部材200のコイル210との間は、コア400Bの複合磁性体410Bで埋められている。これにより、リアクトル100Bの使用時において、コイル部材200のコイル210から発生する熱を、複合磁性体410を介してケース500の側面510及び底面520から効率よく放熱することができ、コイル部材200のコイル210を効果的に冷却することができる。特に、上述のようにコア400Bの熱伝導率を1W/(mK)以上とすることにより、コイル210からの発熱をより効果的にケース500の外部に放熱することができる。
図8を参照すると、本実施の形態の2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数(K)は、0.3以上0.7以下である。上述のように、本実施の形態のリアクトル100Bにおいては、2つのコイル部材200のコイル210の間の距離が所定の範囲に調整されているため、2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数が上述の範囲に調整されている。これにより、本実施の形態のリアクトル100Bは、ある程度の幅の昇圧比の範囲において高い磁気特性とリップル電流の抑制とを両立可能となっている。特に、上述のようにコア400Bの比透磁率を50以下とすることにより、2つのコイル部材200のコイル210の間の磁気結合係数の必要以上の低下が避けられる。
100,100A チョークコイル
100B リアクトル
150,150A,150B コイル部品
200 コイル部材
210 コイル
212 上端
214 下端
215 孔
216 外面
220 平角線
222 断面
230 端子
250 コイル断面
400,400A,400B コア
402,402A,402B 上面
410,410A 複合磁性体
412,412A 磁性体粉末
414,414A 硬化した結合剤
420 圧粉コア
500 ケース
510 側面
520 底面
530 開口部
WA 巻軸
FP 磁路

Claims (8)

  1. 2つのコイル部材と、コアとを備えるコイル部品であって、
    前記2つのコイル部材の夫々は、コイルと、端子とを備えており、
    前記コイルは、前記コアに埋設されており、
    前記2つのコイル部材の前記コイルは、上下方向に互いに離れて位置しており、
    前記2つのコイル部材の前記コイルの巻軸は、互いに他方の前記コイル部材の前記コイル内を通っており、
    前記コアは、複合磁性体を少なくとも備えており、
    前記複合磁性体は、磁性体粉末と、硬化した結合剤とを有しており、
    前記磁性体粉末は、前記硬化した結合剤中に分散配置されている
    コイル部品。
  2. コモンモードチョークコイルとして使用されると共に、ノーマルモードチョークコイルとしても使用されるチョークコイルであって、
    前記チョークコイルは、請求項1記載のコイル部品を備えており、
    前記上下方向において、前記2つのコイル部材の前記コイルの間の距離は、1mm以上5mm以下である
    チョークコイル。
  3. 請求項2記載のチョークコイルであって、
    前記コイル部材の前記コイルは、平角線をフラットワイズ巻きしてなるものであり、
    前記上下方向において、前記2つのコイル部材の前記コイルの間は、前記複合磁性体で埋められている
    チョークコイル。
  4. 請求項2又は請求項3記載のチョークコイルであって、
    前記コイルは、前記コイルの前記巻軸と前記コアの内部を周回する磁路とを含む平面内において、少なくとも1つのコイル断面を有しており、
    前記コイル断面の前記上下方向のサイズをD、前記コイル断面の前記上下方向と直交する径方向のサイズをDとしたとき、D/D≧1である
    チョークコイル。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれかに記載のチョークコイルであって、
    前記2つのコイル部材の前記コイルの間の磁気結合係数は、0.3以上0.9以下である
    チョークコイル。
  6. 昇圧回路に使用されるリアクトルであって、
    前記リアクトルは、請求項1記載のコイル部品を備えており、
    前記上下方向において、前記2つのコイル部材の前記コイルの間の距離は、0.5mm以上5mm以下であり、
    前記上下方向において、前記2つのコイル部材の前記コイルの間は、前記複合磁性体で埋められており、
    前記2つのコイル部材の前記コイルの間の磁気結合係数は、0.3以上0.7以下である
    リアクトル。
  7. 請求項6記載のリアクトルであって、
    前記コイル部材の前記コイルは、平角線をフラットワイズ巻きしてなるものである
    リアクトル。
  8. 請求項6又は請求項7記載のリアクトルであって、
    前記コイルは、前記コイルの前記巻軸と前記コアの内部を周回する磁路とを含む平面内において、少なくとも1つのコイル断面を有しており、
    前記コイル断面の前記上下方向のサイズをD、前記コイル断面の前記上下方向と直交する径方向のサイズをDとしたとき、D/D≧1である
    リアクトル。
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