JP2017168419A - 多孔質層 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]無機フィラーと、ポリフッ化ビニリデン系樹脂とを含む多孔質層であって、
前記無機フィラーおよび前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の総重量に対する前記無機フィラーの含有量が、50重量%以上であり、
前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂における、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、前記α型結晶の含有量が45モル%以上である、非水電解液二次電池用多孔質層。
(ここで、α型結晶の含有量は、前記多孔質層の19F−NMRスペクトルにおける、−76ppm付近にて観測される(α/2)の波形分離、および、−95ppm付近にて観測される{(α/2)+β}の波形分離から算出される。)
[2]前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂における、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、前記α型結晶の含有量が45モル%以上、83モル%以下であることを特徴とする、[1]に記載の非水電解液二次電池用の絶縁性多孔質層。
[3]前記無機フィラーおよび前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の総重量に対する前記無機フィラーの含有量が、70重量%以上、99重量%以下である、[1]または[2]に記載の非水電解液二次電池用多孔質層。
[4]前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂が、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン共重合体、または、これらの混合物である、[1]〜[3]の何れか1つに記載の非水電解液二次電池用多孔質層。
[5]前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の重量平均分子量が、30万以上、300万以下である、[1]〜[4]の何れか1つに記載の非水電解液二次電池用多孔質層。
[6]前記無機フィラーがケイ素(Si)および/またはケイ素化合物を含み、
前記無機フィラーにおける、ケイ素(Si)の含有量が、前記無機フィラーの総重量に対して、2000ppm以下である、[1]〜[5]の何れか1つに記載の非水電解液二次電池用多孔質層。
[7]ポリオレフィン系樹脂を主成分とする多孔質基材と、前記多孔質基材の少なくとも一方の面に積層された、[1]〜[6]の何れか1つに記載の非水電解液二次電池用多孔質層と、を含む積層体。
[8]ポリオレフィン系樹脂を主成分とする多孔質基材と、前記多孔質基材の少なくとも一方の面に積層された、[1]〜[6]の何れか1つに記載の非水電解液二次電池用多孔質層を含む、非水電解液二次電池用セパレータ。
[9]正極シートまたは負極シートと、前記正極シートまたは前記負極シートの少なくとも一方の面に積層された、[1]〜[6]の何れか1つに記載の非水電解液二次電池用多孔質層を含む、非水電解液二次電池用電極。
[10]正極、[1]〜[6]の何れか1つに記載の非水電解液二次電池用多孔質層、および負極がこの順で配置されてなることを特徴とする、非水電解液二次電池用部材。
[11][1]〜[6]の何れか1つに記載の非水電解液二次電池用多孔質層を含む、非水電解液二次電池。
本発明の実施形態1に係る非水電解液二次電池用多孔質層(以下、単に多孔質層とも称する)は、無機フィラーと、ポリフッ化ビニリデン系樹脂とを含む多孔質層であって、前記無機フィラーおよび前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の総重量に対する前記無機フィラーの含有量が、50重量%以上であり、前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂における、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、前記α型結晶の含有量が45モル%以上であることを特徴とする。ここで、α型結晶の含有量は、前記多孔質層の19F−NMRスペクトルにおける、−76ppm付近にて観測される(α/2)の波形分離、および、−95ppm付近にて観測される{(α/2)+β}の波形分離から算出される。
・第一の樹脂:ヘキサフルオロプロピレンの含有量が0モル%を超え、1.5モル%以下であるフッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、またはフッ化ビニリデン単独重合体(ヘキサフルオロプロピレンの含有量が0モル%)。
・第二の樹脂:ヘキサフルオロプロピレンの含有量が1.5モル%を超えるフッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体。
本発明に係る多孔質層に含まれるPVDF系樹脂において、α型結晶およびβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合のα型結晶の含有量は、45モル%以上であり、好ましくは46モル%以上であり、より好ましくは60モル%以上であり、さらに好ましくは70モル%以上である。また、好ましくは90モル%以下であり、より好ましくは83モル%以下であり、さらに好ましくは75モル%以下である。言い換えれば、好ましくは46モル%以上、90モル%以下であり、より好ましくは60モル%以上、83モル%以下であり、さらに好ましくは70モル%以上、75モル%以下である。前記α型結晶の含有量が上述の範囲であることによって、前記多孔質層は、サイクル特性に優れた非水二次電池、特に非水二次電池用セパレータまたは非水電解液二次電池用電極を構成する部材として利用され得る。
本発明に係る多孔質層における、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、α型結晶の含有率およびβ型結晶の含有率は、前記多孔質層から得られる19F−NMRスペクトルから算出され得る。具体的な算出方法は、例えば、以下の通りである。
(1)PVDF系樹脂を含有する多孔質層に対して、以下の条件にて19F−NMRスペクトルを測定する。
測定条件
測定装置:Bruker Biospin社製 AVANCE400
測定方法:シングルパルス法
観測核:19F
スペクトル幅:200kHz
パルス幅:3.0s(90°パルス)
パルス繰り返し時間:10.0s
基準物質:C6F6(外部基準:−163.0ppm)
温度:22℃
試料回転数:24kHz
(2)(1)にて得られた19F−NMRスペクトルにおける−78ppm付近のスペクトルの積分値を算出し、α/2量とする。
(3)(2)と同様に、(1)にて得られた19F−NMRスペクトルにおける−95ppm付近のスペクトルの積分値を算出し、{(α/2)+β}量とする。
(4)(2)および(3)にて得られた積分値から、以下の式(1)にて、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合のα型結晶の含有率(α比とも称する)を算出する。
α比(モル%)=〔(−78ppm付近の積分値)×2/{(−95ppm付近の積分値)−(−78ppm付近の積分値)}〕×100 (1)
(5)(4)にて得られたα比の値から、以下の式(2)にて、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合のβ型結晶の含有率(β比とも称する)を算出する。
β比(モル%)=100(モル%)−α比(モル%) (2)。
本発明に係る多孔質層は、例えば、後述する本発明に係る積層体、非水二次電池用セパレータおよび非水二次電池用電極の製造方法と同様の方法にて製造され得る。
本発明の実施形態2、3および4として、本発明に係る積層体、本発明に係る非水電解液二次電池用セパレータ(非水二次電池用セパレータとも称する)および本発明に係る非水電解液二次電池用電極(非水二次電池用電極とも称する)に関して以下に説明する。
本発明の積層体または非水二次電池用セパレータにおける多孔質基材は、ポリオレフィンを主成分とする多孔質かつ膜状の基材(ポリオレフィン系多孔質基材)であればよく、微多孔膜であることが好ましい。すなわち、多孔質基材は、その内部に連結した細孔を有する構造を有し、一方の面から他方の面に気体や液体が透過可能であるポリオレフィンを主成分とする多孔質フィルムであることが好ましい。多孔質基材は、1つの層から形成されるものであってもよいし、複数の層から形成されるものであってもよい。
(1)超高分子量ポリエチレン100重量部と、重量平均分子量1万以下の低分子量ポリオレフィン5重量部〜200重量部と、炭酸カルシウム等の無機充填剤100重量部〜400重量部とを混練してポリオレフィン樹脂組成物を得る工程、
(2)ポリオレフィン樹脂組成物を用いてシートを成形する工程、
(3)工程(2)で得られたシート中から無機充填剤を除去する工程、
(4)工程(3)で得られたシートを延伸する工程。
その他、上述した各特許文献に記載の方法を利用してもよい。
正極シートは、通常、非水電解液二次電池の正極または当該正極の部材として使用され得るシートであり、正極活物質およびバインダー樹脂を含む活物質層が集電体上に成形された構造を備える。なお、前記活物質層は、更に導電助剤を含んでもよい。
負極シートは、非水電解液二次電池の負極または当該負極の部材としてとして使用され得るシートであり、負極活物質およびバインダー樹脂を含む活物質層が集電体上に成形された構造を備える。なお、前記活物質層は、更に導電助剤を含んでもよい。
本発明の実施形態2、3に係る積層体、非水電解液二次電池用セパレータを製造する方法は、特に限定されず、種々の方法が挙げられる。
本発明の実施形態4に係る非水電解液二次電池用電極を製造する方法は、特に限定されず、種々の方法が挙げられる。なお、工程(1)〜(3)における塗工液は、無機フィラーが分散しており、かつ、PVDF系樹脂が溶解している状態であることが好ましい。
また、本発明に係る、積層体、非水二次電池用セパレータおよび非水二次電池用電極は、上述の方法における乾燥条件(乾燥温度、乾燥時の風速および風向、など)および/または析出温度(PVDF系樹脂を含む多孔質層を析出溶媒または低沸点有機酸を用いて析出させる場合の析出温度)を調節することによって、得られる多孔質層に含まれるPVDF系樹脂の結晶形を制御して製造される。具体的には、前記PVDF系樹脂において、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、α型結晶の含有量が45モル%以上となるように、前記乾燥条件および前記析出温度を調節して、本発明に係る、積層体、非水二次電池用セパレータおよび非水二次電池用電極が製造され得る。
本発明の実施形態5および6として、非水電解液二次電池用部材(「非水二次電池用部材」とも称する)および非水電解液二次電池に関して以下に説明する。
以下の実施例1〜5および比較例1にて得られた積層体に関して、α比の算出およびサイクル特性試験を、下記方法にて実施した。
以下の実施例および比較例において得られた積層体における多孔質層に含まれるPVDF系樹脂のα型結晶とβ型結晶との合計の含有量に対する、α型結晶のモル比(%)を、α比(%)とし、以下の(1)〜(4)に示す方法にてそのα比を測定した。
(1)以下の実施例および比較例において得られた積層体を約2cm×5cmの大きさに切り出し、以下の測定条件下にて19F−NMRスペクトルを測定した。
測定条件
測定装置:Bruker Biospin社製 AVANCE400
測定方法:シングルパルス法
観測核:19F
スペクトル幅:200kHz
パルス幅:3.0s(90°パルス)
パルス繰り返し時間:10.0s
基準物質:C6F6(外部基準:−163.0ppm)
温度:22℃
試料回転数:24kHz
(2)(1)にて得られた19F−NMRスペクトルにおける−78ppm付近のスペクトルの積分値を算出し、α/2量とした。
(3)(2)と同様に、(1)にて得られた19F−NMRスペクトルにおける−95ppm付近のスペクトルの積分値を算出し、{(α/2)+β}量とした。
(4)(2)および(3)にて得られた積分値から、以下の式(1)にて、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合のα型結晶の含有率を算出した。
α比(モル%)=〔(−78ppm付近の積分値)×2/{(−95ppm付近の積分値)−(−78ppm付近の積分値)}〕×100 (1)。
以下の実施例1〜5、比較例1にて得られた非水電解液二次電池に対して、以下の方法にて、50サイクル目のIRドロップを測定し、そのサイクル特性の評価を行った。
50サイクル目のIRドロップ(Ω)=(50サイクル目の放電前電圧−50サイクル目の放電開始から10秒後の電圧)/50サイクル目の放電電流 (3)
[実施例1]
[多孔質層、積層体の作製]
PVDF系樹脂(株式会社クレハ製;商品名「L#9305」、重量平均分子量:1,000,000)を、固形分が10質量%となるように、N−メチル−2−ピロリドンに、65℃で30分間かけて撹拌し、溶解させた。得られた溶液をバインダー溶液として用いた。フィラーとして、アルミナ微粒子(住友化学株式会社製;商品名「AKP3000」、ケイ素の含有量:5ppm)を用いた。前記アルミナ微粒子、バインダー溶液、および溶媒(N−メチル−2−ピロリドン)を、下記割合となるように混合した。即ち、前記アルミナ微粒子90重量部に対してPVDF系樹脂が10重量部となるように、バインダー溶液を混合すると共に、得られる混合液における固形分濃度(アルミナ微粒子+PVDF系樹脂)が10重量%となるように溶媒を混合することで分散液を得た。そして、得られた分散液を自転・公転ミキサー(株式会社シンキー製;商品名「あわとり練太郎」)で室温下、2000rpm、30秒間の条件で2回攪拌・混合した。得られた混合液を塗工液とし、多孔質基材としてのポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%、平均孔径0.035μm)上に、ドクターブレード法により、塗工液中の固形分が1平方メートル当たり5gとなるように塗布した。得られた塗布物である積層体を、40℃、風速0.5m/sで乾燥させて、前記多孔質基材上に多孔質層(1)を形成し、非水電解液二次電池用積層セパレータである積層体(1)を得た。上述の方法によって、積層体(1)における多孔質層(1)のα比を測定した。その結果を表1に示す。
積層体(1)を非水電解液二次電池用積層セパレータとして使用して、以下の方法にて、非水電解液二次電池(1)を作製した。
LiNi0.5Mn0.3Co0.2O2/導電材/PVDF(重量比92/5/3)をアルミニウム箔に塗布することにより製造された市販の正極シートを使用して、正極を作製した。前記正極シートを、正極活物質層が形成された部分の大きさが40mm×35mmであり、かつその外周に幅13mmで正極活物質層が形成されていない部分が残るように、アルミニウム箔を切り取って正極とした。正極活物質層の厚さは58μm、密度は2.50g/cm3であった。
黒鉛/スチレン−1,3−ブタジエン共重合体/カルボキシメチルセルロースナトリウム(重量比98/1/1)を銅箔に塗布することにより製造された市販の負極シートを使用して、負極を作製した。前記負極シートを、負極活物質層が形成された部分の大きさが50mm×40mmであり、かつその外周に幅13mmで負極活物質層が形成されていない部分が残るように、銅箔を切り取って負極とした。負極活物質層の厚さは49μm、の密度は1.40g/cm3であった。
ラミネートパウチ内で、前記正極、非水電解液二次電池用積層セパレータとしての積層体(1)、および負極をこの順で積層(配置)することにより、非水電解液二次電池用部材(1)を得た。このとき、正極の正極活物質層における主面の全部が、負極の負極活物質層における主面の範囲に含まれる(主面に重なる)ように、正極および負極を配置した。
PVDF系樹脂(株式会社アルケマ製;商品名「LBG」、重量平均分子量:590,000)を用い、フィラーとしてアルミナ微粒子(住友化学株式会社製;商品名「AES−12」、ケイ素の含有量:190ppm)を用いて、混合液における固形分濃度(アルミナ微粒子+PVDF系樹脂)が30重量%となるように溶媒を混合すること以外は実施例1と同様の条件で塗工液を調製した。得られた塗工液を、多孔質基材としてのポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%、平均孔径0.035μm)上に、ドクターブレード法により、塗工液中の固形分が1平方メートル当たり5gとなるように塗布した。得られた塗布物である積層体を、60℃、風速1m/sで乾燥させて、前記多孔質基材上に多孔質層(2)を形成し、非水電解液二次電池用積層セパレータである積層体(2)を得た。上述の方法によって、積層体(2)における多孔質層(2)のα比を測定した。
PVDF系樹脂(株式会社アルケマ製;商品名「LBG」、重量平均分子量:590,000)を用いて、混合液における固形分濃度(アルミナ微粒子+PVDF系樹脂)が30重量%となるように溶媒を混合すること以外は実施例1と同様の条件で塗工液を調製した。得られた塗工液を、多孔質基材としてのポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%、平均孔径0.035μm)上に、ドクターブレード法により、塗工液中の固形分が1平方メートル当たり5gとなるように塗布した。得られた塗布物である積層体を、60℃、風速2m/sで乾燥させて、前記多孔質基材上に多孔質層(3)を形成し、非水電解液二次電池用積層セパレータである積層体(3)を得た。上述の方法によって、積層体(3)における多孔質層(3)のα比を測定した。
PVDF系樹脂(Solvey株式会社製;商品名「Solef#31508」)を用いて、混合液における固形分濃度(アルミナ微粒子+PVDF系樹脂)が30重量%となるように溶媒を混合すること以外は実施例1と同様の条件で塗工液を調製した。得られた塗工液を、多孔質基材としてのポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%、平均孔径0.035μm)上に、ドクターブレード法により、塗工液中の固形分が1平方メートル当たり5gとなるように塗布した。得られた塗布物である積層体を、60℃、風速20m/sで乾燥させて、前記多孔質基材上に多孔質層(4)を形成し、非水電解液二次電池用積層セパレータである積層体(4)を得た。上述の方法によって、積層体(4)における多孔質層(4)のα比を測定した。
PVDF系樹脂(Solvey株式会社製;商品名「Solef#31508」)を、固形分が10質量%となるように、N−メチル−2−ピロリドンに65℃で30分間かけて撹拌し、溶解させた。得られた溶液をバインダー溶液として用いた。フィラーとして、アルミナ微粒子(住友化学株式会社製;商品名「AKP3000」、ケイ素の含有量:5ppm)を用いた。前記アルミナ微粒子、バインダー溶液、および溶媒(N−メチル−2−ピロリドン、アセトン)を、下記割合となるように混合した。即ち、前記アルミナ微粒子90重量部に対してPVDF系樹脂が10重量部となるように、バインダー溶液を混合すると共に、得られる混合液における固形分濃度(アルミナ微粒子+PVDF系樹脂)が30重量%、溶媒をN−メチル−2−ピロリドン50重量部に対してアセトンが20重量部となるように混合することで分散液を得た。そして、得られた分散液を自転・公転ミキサー(株式会社シンキー製;商品名「あわとり練太郎」)で室温下、2000rpm、30秒間の条件で2回攪拌・混合した。得られた混合液を塗工液とし、多孔質基材としてのポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%、平均孔径0.035μm)上に、ドクターブレード法により、塗工液中の固形分が1平方メートル当たり5gとなるように塗布した。得られた塗布物である積層体を、60℃、風速20m/sで乾燥させて、前記多孔質基材上に多孔質層(5)を形成し、非水電解液二次電池用積層セパレータである積層体(5)を得た。上述の方法によって、積層体(5)における多孔質層(5)のα比を測定した。
[多孔質層、積層体の作製]
PVDF系樹脂(株式会社クレハ製;商品名「W#9300」、重量平均分子量:1,000,000)を、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液(固形分比率15質量%)6重量部と、N−メチル−2−ピロリドン:10重量部とを容器に入れ、均一に溶解するまで室温で攪拌した。この溶液に耐熱性微粒子であるアルミナ微粒子(住友化学株式会社製;商品名「AKP3000」、ケイ素の含有量:5ppm)30重量部を4回に分けて加え、自転・公転ミキサー(株式会社シンキー製;商品名「あわとり練太郎」)で室温下、2000rpm、30秒の条件で2回攪拌・混合した。得られた混合液を塗工液とし、ポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%、平均孔径0.035μm)上にドクターブレード法により、塗工液中の固形分が1平方メートル当たり5gとなるように塗布した。得られた塗布物である積層体を、40℃、風速0.2m/sで乾燥させて、前記多孔質基材上に比較用多孔質層(1)を形成し、非水電解液二次電池用積層セパレータである比較用積層体(1)を得た。上述の方法によって、比較用積層体(1)における比較用多孔質層(1)のα比を測定した。その結果を表1に示す。
非水電解液二次電池用積層セパレータとして、積層体(1)の代わりに、比較用積層体(1)を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較用非水電解液二次電池用部材(1)および比較用非水電解液二次電池(1)を作製した。上述の方法によって比較用非水電解液二次電池(1)の50サイクル目のIRドロップを測定し、サイクル特性の評価を行った。その結果を表1に示す。
表1の結果から、無機フィラーおよびPVDF系樹脂を含有する多孔質層を、非水電解液二次電池用セパレータまたは非水電解液二次電池用電極の部材として含む非水電解液二次電池において、PVDF系樹脂のα比が45モル%以上である非水電解液二次電池(実施例1〜5)は、α比が45モル%未満である非水電解液二次電池(比較例1)よりも、50サイクル目のIRドロップが小さく、電池充放電サイクルに伴う電池内部抵抗の増加を低く抑えられるという観点から、サイクル特性により優れていることが示された。
Claims (11)
- 無機フィラーと、ポリフッ化ビニリデン系樹脂とを含む多孔質層であって、
前記無機フィラーおよび前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の総重量に対する前記無機フィラーの含有量が、50重量%以上であり、
前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂における、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、前記α型結晶の含有量が45モル%以上である、非水電解液二次電池用多孔質層。
(ここで、α型結晶の含有量は、前記多孔質層の19F−NMRスペクトルにおける、−76ppm付近にて観測される(α/2)の波形分離、および、−95ppm付近にて観測される{(α/2)+β}の波形分離から算出される。) - 前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂における、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、前記α型結晶の含有量が45モル%以上、83モル%以下である、請求項1に記載の非水電解液二次電池用多孔質層。
- 前記無機フィラーおよび前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の総重量に対する前記無機フィラーの含有量が、70重量%以上、99重量%以下である、請求項1または2に記載の非水電解液二次電池用多孔質層。
- 前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂が、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン共重合体、または、これらの混合物である、請求項1〜3の何れか1項に記載の非水電解液二次電池用多孔質層。
- 前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の重量平均分子量が、30万以上、300万以下である、請求項1〜4の何れか1項に記載の非水電解液二次電池用多孔質層。
- 前記無機フィラーがケイ素(Si)および/またはケイ素化合物を含み、
前記無機フィラーにおける、ケイ素(Si)の含有量が、前記無機フィラーの総重量に対して、2000ppm以下である、請求項1〜5の何れか1項に記載の非水電解液二次電池用多孔質層。 - ポリオレフィン系樹脂を主成分とする多孔質基材と、前記多孔質基材の少なくとも一方の面に積層された、請求項1〜6の何れか1項に記載の非水電解液二次電池用多孔質層と、を含む積層体。
- ポリオレフィン系樹脂を主成分とする多孔質基材と、前記多孔質基材の少なくとも一方の面に積層された、請求項1〜6の何れか1項に記載の非水電解液二次電池用多孔質層と、を含む非水電解液二次電池用セパレータ。
- 正極シートまたは負極シートと、前記正極シートまたは前記負極シートの少なくとも一方の面に積層された、請求項1〜6の何れか1項に記載の非水電解液二次電池用多孔質層と、を含む非水電解液二次電池用電極。
- 正極、請求項1〜6の何れか1項に記載の非水電解液二次電池用多孔質層、および負極がこの順で配置されてなることを特徴とする非水電解液二次電池用部材。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載の非水電解液二次電池用多孔質層を含む、非水電解液二次電池。
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