JP2017167266A - 画像形成装置および制御プログラム - Google Patents

画像形成装置および制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017167266A
JP2017167266A JP2016051050A JP2016051050A JP2017167266A JP 2017167266 A JP2017167266 A JP 2017167266A JP 2016051050 A JP2016051050 A JP 2016051050A JP 2016051050 A JP2016051050 A JP 2016051050A JP 2017167266 A JP2017167266 A JP 2017167266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
charging roller
charging member
fluctuation range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016051050A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6645284B2 (ja
Inventor
博文 石田
Hirobumi Ishida
博文 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016051050A priority Critical patent/JP6645284B2/ja
Priority to US15/459,794 priority patent/US10054869B2/en
Publication of JP2017167266A publication Critical patent/JP2017167266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6645284B2 publication Critical patent/JP6645284B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0266Arrangements for controlling the amount of charge
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
    • G03G15/0216Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display
    • G03G15/553Monitoring or warning means for exhaustion or lifetime end of consumables, e.g. indication of insufficient copy sheet quantity for a job

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】従来よりも高精度に帯電ローラーに生じるクラックを検出することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置は、潜像を担持搬送するための像担持体と、回転可能に構成され、前記像担持体の表面に当接して配置される帯電部材と、前記帯電部材の電気的特性を取得するための取得部と、前記帯電部材の回転に伴う前記電気的特性の変動幅を算出する制御部とを備える。画像形成装置は、算出した変動幅に基づいて帯電ローラーに生じるクラックを検出する。
【選択図】図1

Description

この開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、電子写真方式に従う画像形成装置に関する。
電子写真方式に従う画像形成装置において、感光体を帯電させる手段として、コロナ放電などによる非接触帯電方式と、帯電ローラーなどによる接触帯電方式とが知られている。近年、省エネなどの観点から、非接触帯電方式に比して接触帯電方式が広く普及している。
接触帯電方式に用いる帯電ローラーの表面には、汚れ付着などを低減する等の目的で薄い保護層(表層)が設けられる。また、帯電ローラーは、一般的に感光体と当接して配置され、感光体が回転することに伴い従動回転するように構成される。そのため、帯電ローラーの表層が感光体から受ける応力は、感光体への接触,離脱を繰り返すことで変動する。この応力変動の影響を受け、帯電ローラーの表層は、徐々に劣化していき、やがて破断しクラックが発生してしまう。
ところで、帯電ローラーの表面状態を検出する技術に関し、特開平11−352754号公報(特許文献1)は、帯電ローラーに入射された光の反射光を受光して、帯電ローラーの表面性(表面粗さ)を検出する構成を開示している。また、特許文献1に開示される技術は、帯電ローラーの表面性情報に応じて、帯電バイアス電源から帯電ローラーへ印加する交流電流を変化させることにより、帯電ローラーの表面性の状態に関わらず帯電ローラーに適正な交流電流を印加する。
特開平11−352754号公報
帯電ローラーの表層にクラックが発生すると、感光体の帯電電位にムラが生じる。クラックが小さい場合、人間の眼は、クラックに起因するトナー濃度のムラを認識できない。しかしながら、クラックは、一度発生してしまうとクラック先端部の表層に応力が集中するため、加速度的に広がるという特性を有する。そのため、クラックがある一定の大きさを超えると、人間の眼にも認識することができる画像ムラが生じる。したがって、電子写真方式に従う画像形成装置は、帯電ローラーの状態をモニタすることが望ましい。
しかしながら、特許文献1に開示される技術は、帯電ローラーの表面粗さを光学的に検出し、感光体の帯電電位が安定するように制御するものであって、クラックについては何ら言及されていない。また、仮に特許文献1に開示される技術を帯電ローラーのクラック検出に用いたとしても、当該技術は光学的に検出するものであるため、帯電ローラーの表面ではなく表層内部に生じているクラックは検出することができないという問題がある。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、従来よりも高精度に帯電ローラーに生じるクラックを検出することができる画像形成装置、および当該画像形成装置で用いられる制御プログラムを提供することである。
画像形成装置は、潜像を担持搬送するための像担持体と、回転可能に構成され、前記像担持体の表面に当接して配置される帯電部材と、前記帯電部材の電気的特性を取得するための取得部と、前記帯電部材の回転に伴う前記電気的特性の変動幅を算出する制御部とを備える。
好ましくは、前記制御部は、少なくとも前記帯電部材が1回転する期間にわたって前記電気的特性を取得し、当該期間における前記電気的特性の変動幅を算出する。
好ましくは、前記制御部は、前記算出した変動幅に基づいて所定動作を実行する。
さらに好ましくは、前記制御部は、前記変動幅が予め定められた閾値を超えた場合に、前記所定動作を実行する。
さらに好ましくは、前記所定動作は、前記変動幅が大きくなるにつれて印字時に前記帯電部材を介して前記像担持体に印加する帯電バイアス電圧を高くする動作を含む。
好ましくは、前記所定動作は、前記帯電部材の累積回転数、累積走行距離、および前記帯電部材を用いた累積印字枚数のうちいずれか1つの情報と対応付けられる前記変動幅の履歴情報に基づいて、前記帯電部材および前記帯電部材を含むユニットの少なくとも一方の寿命を予測する動作を含む。
さらに好ましくは、外部装置と通信するためのインターフェイスをさらに備える。前記所定動作は、前記予測した寿命を前記インターフェイスを介して前記外部装置へ通知を行なう動作を含む。
さらに好ましくは、外部装置と通信するためのインターフェイスをさらに備える。前記所定動作は、前記変動幅の履歴情報に基づく予め定められた条件が満たされた場合に前記インターフェイスを介して前記外部装置へ通知を行なう動作を含む。
好ましくは、ユーザに情報を提示するための表示部をさらに備える。前記所定動作は、前記表示部に前記予測した寿命を表示する動作を含む。
好ましくは、前記制御部は、前記取得部が前記電気的特性を取得する期間にわたって、前記帯電部材の表面速度が印字時の表面速度よりも遅くなるように制御する。
好ましくは、温度および湿度のうち少なくとも一方の情報を計測する計測部をさらに備える。前記制御部は、前記計測部の計測結果に応じて換算した変動幅を算出する。
好ましくは、前記制御部は、少なくとも前記帯電部材が2回転する期間にわたって前記電気的特性を取得し、前記帯電部材の外径に対応する周期で検出される前記電気的特性のピークに基づいて前記変動幅を算出する。
好ましくは、前記電気的特性は、前記帯電部材に予め定められた電圧を印加したときに前記帯電部材に流れる電流値を含む。
好ましくは、前記電気的特性は、前記帯電部材に予め定められた電流を印加したときに前記帯電部材に生じる電圧値を含む。
好ましくは、前記制御部は、所定のタイミングで前記変動幅を算出する。
他の局面に従うと、制御プログラムは、像担持体の表面に当接して配置されるとともに回転可能に構成される帯電部材を有する画像形成装置の制御プログラムであって、コンピュータに、前記帯電部材が回転している所定期間にわたって、当該帯電部材の電気的特性を取得するステップと、前記取得した電気的特性の変動幅を算出するステップとを備える。
一実施形態に従う画像形成装置は、従来よりも正確に帯電ローラーに生じるクラックを検出することができる。
実施形態に従うクラックを検出する制御の概要について説明する図である。 実施形態1に従う画像形成装置の構成例を説明する図である。 実施形態1に従う制御部について説明する図である。 実施形態1に従う帯電ローラーおよび周辺デバイスの構成例を説明する図である。 クラックの発生および成長について説明する図である。 実施形態1に従う帯電ローラーの抵抗値の変動について説明する図である。 変動幅とクラックの状態との関係を説明する図である。 実施形態1に従うクラックの状態検出および帯電バイアス電圧の設定方法について説明するフローチャートである。 実施形態2に従う変動幅の算出方法について説明する図である。 実施形態2に従うクラックの状態検出について説明するフローチャートである。 実施形態3に従う画像形成装置の構成例を説明する図である。 変動幅と温湿度との関係を説明する図である。 実施形態3に従うクラックの状態検出について説明するフローチャートである。 作像ユニットを用いた印字枚数と、変動幅との関係を説明する図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
[A.概要]
図1は、実施形態に従うクラックを検出する制御の概要について説明する図である。図1(a)を参照して、実施形態に従う画像形成装置は、電子写真方式を採用しており、感光体310と、帯電ローラー320と、電源装置330と、取得部340と、制御部350とを有する。
帯電ローラー320は、感光体310に当接して配置され、感光体310の回転運動に伴い従動回転する。電源装置330は、帯電ローラー320の長手方向に内蔵される金属軸に所定の電圧を印加する。これにより、帯電ローラー320は、感光体310の表面を所望の電位に帯電する。
帯電ローラー320の表面には、薄い保護層(表層)が形成されている。図1(a)に示される例において、帯電ローラーの表層には、クラック322aおよびクラック322bが生じている。また、クラック322bはクラック322aよりも大きい(空隙の体積が大きい)。
上記の通り、帯電ローラーに生じるクラックに起因して画像不良が生じる可能性がある。そのため、画像形成装置は、これらのクラックの状態を検出することが望ましい。この点に関し、本願出願人は、帯電ローラーの電気的特性の変動を算出することにより、帯電ローラーに生じるクラックの状態を検出できることを見出した。
取得部340は、帯電ローラー320が回転している最中に帯電ローラー320の電気的特性を計測するとともに、計測結果を制御部350に出力する。一例として、取得部340は、感光体310に接続されるとともに、電源装置330から帯電ローラー320の金属軸に定電圧を印加したときに得られる電流値を計測する。制御部350は、取得部340から入力される電流値から帯電ローラー320の抵抗値を算出する。
図1(b)は、帯電ローラー320の抵抗値の変動について説明する図である。図1(b)を参照して、クラック322aおよび322bが取得部340の計測位置を通過するタイミングで、帯電ローラー320の抵抗値が大きくなっていることが読み取れる。また、クラック322bに対応する帯電ローラー320の抵抗値の変動は、クラック322aに対応する抵抗値の変動よりも大きい。これは、クラック322bがクラック322aよりも大きいことに起因する。
これらの特性を利用して、制御部350は、帯電ローラー320の電気的特性の変動幅を算出し、この変動幅が大きくなるにつれてクラックが大きくなると判断することができる。
上記によれば、実施形態に従う画像形成装置は帯電ローラーの電気的特性の変動幅に基づいて、帯電ローラーに生じるクラックを検出することができる。また、当該検出方法は、帯電ローラーの電気的特性を利用しているため、光学的には検出することが難しい帯電ローラーの表層内部に生じているクラックも正確に検出することができる。さらに、当該検出方法は、単に帯電ローラーに生じているクラックを検出するだけでなく、クラックの大きさを検出することができる。以下に、この画像形成装置の構成および制御について詳しく説明する。
[B.実施形態1−電気的特性の変動幅に基づいてクラックの状態検出]
(b1.画像形成装置100)
図2は、実施形態1に従う画像形成装置100の構成例を説明する図である。画像形成装置100は、レーザプリンタやLEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置であって、入力された画像信号に基づいて用紙などの媒体上に画像を形成する。図2に示されるように、画像形成装置100は、内部の略中央部にベルト部材として中間転写ベルト1を備えている。中間転写ベルト1の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット2Y、2M、2C、2Kが中間転写ベルト1に沿って並んで配置され、感光体3Y、3M、3C、3Kをそれぞれ有している。各作像ユニット2Y、2M、2C、2Kは、画像形成装置100から交換可能に構成される。潜像を担持搬送するための感光体3Y、3M、3C、3Kは、外周面に形成される感光体膜上で、用紙などの媒体へ転写されるトナー像を現像する。
各感光体3Y、3M、3C、3Kの周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電ローラー10Y、10M、10C、10Kと、レーザユニット20と、現像装置22Y、22M、22C、22Kと、中間転写ベルト1を挟んで各感光体3Y、3M、3C、3Kと対向する1次転写ローラー24Y、24M、24C、24Kと、クリーニングブレード26Y、26M、26C、26Kとがそれぞれ配置されている。各現像装置22Y、22M、22C、22Kには、トナーボトル23Y、23M、23C、23Kが接続される。また、中間転写ベルト1には、クリーニング装置27が当接して配置される。
中間転写ベルト1には、2次転写ローラー28が圧接されており、当該領域で2次転写が行なわれる。2次転写領域後方の搬送路の下流位置には、定着ローラー32と加圧ローラー34とを含む定着装置30が配置されている。
画像形成装置100の下部には、給紙カセット40が着脱可能に配置される。給紙カセット40内に積載収容された用紙は、搬送ローラー42aの回転によって最上部の用紙から1枚ずつ搬送路に送り出される。搬送路には、搬送ローラー対42b、42c、42d、42e、42f、42gが配置される。また、画像形成装置100の上部には表示部44が配置される。表示部44は、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネルである。
なお、本実施形態において、画像形成装置100は、一例として、タンデム式の中間転写方式を採用しているがこれに限定されるものではない。具体的には、電子写真方式であって、サイクル方式を採用する画像形成装置であってもよいし、現像装置から印刷媒体に直接トナーを転写する直接転写方式を採用する画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファックスなどの機能を複合した複合機であってもよい。
(b2.画像形成装置100の概略動作)
次に、以上の構成からなる画像形成装置100の概略動作について説明する。外部装置(たとえば、パソコン等)から画像形成装置100に画像信号が入力されると、画像形成装置100は、この画像信号をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに色変換したデジタル画像信号を作成するとともに、当該デジタル画像信号に基づいて、レーザユニット20を発光させて露光を行なう。
これにより、各感光体3Y、3M、3C、3K上に形成された静電潜像は、各現像装置22Y、22M、22C、22Kから供給されるトナーによりそれぞれ現像されて各色のトナー画像となる。各現像装置22Y、22M、22C、22K内のトナーが少なくなると、対応するトナーボトル23Y、23M、23C、23Kからトナーが供給される。
各色のトナー画像は、各1次転写ローラー24Y、24M、24C、24Kの作用により、中間転写ベルト1上に順次重ね合わせて1次転写される。1次転写の後、各感光体3Y、3M、3C、3K上に残留するトナーは、各クリーニングブレード26Y、26M、26C、26Kによって回収される。
このようにして中間転写ベルト1上に形成されたトナー画像は、2次転写ローラー28の作用により、用紙に一括して2次転写される。中間転写ベルト1上に残留するトナーは、クリーニング装置27によって回収される。
用紙に2次転写されたトナー画像は、定着装置30に達する。トナー画像は、加熱された定着ローラー32、および加圧ローラー34の作用により用紙に定着される。トナー画像が定着された用紙は、搬送ローラー対42dを介して排紙トレイに排出される。
用紙の両面に画像形成する場合は、用紙が定着装置30を通過した後に搬送ローラー対42dを逆回転させ、搬送ローラー対42e、42f、および42gにより再び2次転写領域へ用紙を搬送し、先に説明した2次転写と定着を行った後、搬送ローラー対42dにより排紙トレイに排出される。
(b3.制御部50)
図3は、実施形態1に従う制御部50について説明する図である。画像形成装置100に搭載される制御部50は、その主要な制御要素として、CPU(Central Processing Unit)52と、RAM(Random Access Memory)54と、ROM(Read Only Memory)56と、インターフェイス(I/F)58とを含む。
CPU52は、インターフェイス58を介して記憶装置46に記憶された制御プログラム47を読み出して実行することで、画像形成装置100の全体処理を実現する。なお、CPU52は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)およびその他の演算機能を有する回路のいずれであってもよい。
RAM54は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などであり、CPU52がプログラムを動作するために必要なデータや画像データを一時的に記憶する。したがって、RAM54は、いわゆるワーキングメモリとして機能する。
ROM56は、典型的には、フラッシュメモリなどであり、CPU52で実行されるプログラムや、画像形成装置100の動作にかかる各種設定情報を記憶する。
インターフェイス58は、後述する電源装置16、後述する電流取得部17、表示部44、記憶装置46、および通信インターフェイス48と、制御部50との間で信号の遣り取りを行なう媒体として用いられる。
(b4.帯電ローラーおよびその周辺デバイス)
次に、帯電ローラー10Y、10M、10C、10Kに生じるクラックを検出する制御について説明する。各帯電ローラー10Y、10M、10C、10Kの構造は同じであるため、以下ではその代表例として、帯電ローラー10Yのクラック検出について説明を行なう。
図4は、実施形態1に従う帯電ローラー10Yおよび周辺デバイスの構成例を説明する図である。図4を参照して、帯電ローラー10Yは、芯金11と、弾性層12と、保護層13とを有する。芯金11は、金属など導電性の部材で構成される。弾性層12は、導電性のゴム等で構成される。保護層13は、硬めの樹脂などで構成される。弾性層12は芯金11の外周面上に配置され、保護層13は、弾性層12の外周面上に配置される。
保護層13は、帯電ローラー10Y表面への汚れ付着を抑制するために、硬度の高い材料を用いており、おおよそ10μmの厚みを有する。
帯電ローラー10Yは、芯金11を保持するガイド部材14を有し、当該ガイド部材14にはバネ15の一端が接続される。バネ15の他端は、他の部材(壁など)に固定されている。バネ15は、帯電ローラー10Yを感光体3Yに押し付ける役割を担う。
ガイド部材14およびバネ15はそれぞれ、帯電ローラー10Yの長手方向の両端部に計2カ所配置され、帯電ローラー10Yを万遍なく感光体3Yに押し付ける。帯電ローラー10Yは、バネ15の作用により感光体3Yに当接して配置されるため、感光体3Yの回転に伴い、従動回転する。
帯電ローラー10Yの芯金11には、電源装置16が電気的に接続されている。電源装置16から芯金11に帯電バイアス電圧を印加すると、保護層13と感光体3Yとが接触する両側の空間で、近傍放電が生じる。感光体3Yの表面は、この放電により電荷が付与されて帯電される。
保護層13は、バネ15によって感光体3Yに押圧されることによる応力が生じる。また、帯電ローラー10Yは感光体3Yの回転に伴う従動回転を行なう。そのため、保護層13における局所領域に注目すると、当該局所領域に生じる応力は、感光体3Yに接するときと、それ以外とで変動する。この応力の変動が繰り返されることにより、保護層13にクラックが生じる。
バネ15による帯電ローラー10Yの感光体3Yへの押圧力が大きいと、保護層13と感光体3Yとの接触面で、保護層13に過度な力が加わり、保護層13にクラックが発生しやすくなる。そのため、保護層13でのクラック発生を防止するために、バネ15による押圧力を小さくすることが考えられる。しかしながら、バネ15による押圧力を小さくすると、帯電ローラー10Yと感光体3Yとの接触状態が不安定になることで、近傍放電が乱れることによる帯電不良が生じてしまう。そのため、バネ15の押圧力を調節することによって保護層13に生じるクラックをある程度抑制することはできるが、クラックの発生そのものをなくすことはできない。
図5は、クラックの発生および成長について説明する図である。図5(a)は、帯電ローラー10Yにクラックが発生したときの状態を示している。図5(b)は、クラックが成長した後の状態を示している。
クラックは、図5(a)に示されるように、帯電ローラー10Yの弾性層12と保護層13との接着部に発生しやすい。その理由は、保護層13と弾性層12との周方向への伸縮率が異なるためである。保護層13は、弾性層12に比して著しく薄く、また、曲率が小さいため、弾性層12よりも伸縮率が大きい。そのため、弾性層12と保護層13との接着面で歪みが生じ、クラックが発生しやすくなる。
内部に生じたクラックには、せん断力が働く。そのため、クラックは、加速度的に大きくなっていき、そのうち帯電ローラー10Yの表面が破断する。この状態が、図5(b)の状態である。なお、帯電ローラー10Yの表面に発生したクラックも、使用に伴い大きくなっていく。
帯電ローラー10Yの内部に小さいクラックが生じている状態では、クラックに起因する画像不良は起こりにくい。しかし、使用とともに発生したクラックが大きくなると、クラックに起因する画像不良が発生する。画像形成装置100は、帯電ローラー10Yでのクラックの発生、およびその成長を検出し、帯電ローラー10Yの状態を正確に把握する。
(b5.帯電ローラーに生じるクラックの検出)
再び図4を参照して、画像形成装置100は、感光体3Yに接続される電流取得部17を有する。電流取得部17は、感光体3Yの回転駆動に伴い帯電ローラー10Yが回転駆動している状態において、電源装置16から芯金11に定電圧(たとえば、200V)を印加したときに得られる電流値を計測するとともに、計測結果を制御部50に出力する。制御部50は、電流取得部17から入力される電流値に基づいて、帯電ローラー10Yの電気的特性としての抵抗値を算出する。すなわち、電流取得部17は、帯電ローラー10Yの電気的特性を取得するための装置である。
図6は、実施形態1に従う帯電ローラー10Yの抵抗値の変動について説明する図である。図6に示される例において、電流取得部17は、帯電ローラー10Yが少なくとも1回転する期間である周期tcにわたって電流値を取得する。制御部50は、電流取得部17から入力される電流値に基づいて、帯電ローラー10Yが1回転する間の抵抗値(以下、「周内抵抗」とも称する。)を取得する。
図6を参照して、帯電ローラー10Yの抵抗値は、時刻T1およびT2においてピークを有する。図1で説明した通り、帯電ローラー10Yにクラックが生じている場合、当該クラックが電流取得部17の計測位置を通過するタイミング、すなわち、感光体3Yと接するタイミングで、帯電ローラー10Yの抵抗値が上がる。したがって、制御部50は、時刻T1およびT2において、帯電ローラー10Yにクラックが生じていると判断することができる。
ところで、帯電ローラー10Yの抵抗値は、帯電ローラー10Yの使用状態(たとえば、累積回転数)などによって変動する。そのため、制御部50は、これらの影響を避けるために、取得した帯電ローラー10Yの周内抵抗における最大抵抗値から最小抵抗値を差し引いた変動幅Wfに基づいて、クラックの状態を検出する。
図7は、変動幅Wfとクラックの状態との関係を説明する図である。図7を参照して、帯電ローラー10Yにクラックが生じていない場合であっても、変動幅Wfはある程度(たとえば、50Ω)観測される。これは、感光体3Yおよび帯電ローラー10Yが駆動している最中に計測されること、および感光体3Yおよび帯電ローラー10Yの表面状態の不均一性などが影響している。
使用に伴い帯電ローラー10Yの弾性層12と保護層13との間に小さなクラックが発生すると、変動幅Wfは100Ω程度観測される。さらに使用を重ね、発生したクラックが成長して大きくなり、変動幅Wfが250Ω程度になると、画像不良が生じる。
この画像不良は、電源装置16から帯電ローラー10Yに印加される帯電バイアス電圧を初期の印字時に比して上げることで、抑制される。しかしながら、帯電バイアス電圧を上げると、感光体の減耗が促進され、作像ユニット2Yの寿命を縮めてしまう。そのため、制御部50は、変動幅Wfに応じた帯電バイアス電圧を印加する。より具体的には、制御部50は、算出した変動幅Wfが250Ωを超えた場合に、変動幅Wfが大きくなるにつれて、帯電バイアス電圧を上げる。これにより、実施形態1に従う画像形成装置100は、帯電ローラーのクラックに起因する画像不良を防止するとともに、作像ユニットの長寿命化を行なうことができる。
(b6.クラックの検出および制御の流れ)
次に、上記の一連の制御について、図8に示されるフローチャートを用いて説明する。図8は、実施形態1に従うクラックの状態検出および帯電バイアス電圧の設定方法について説明するフローチャートである。図8に示される処理は、制御部50に含まれるCPU52が記憶装置46に格納される制御プログラム47を実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。これらの条件は、後述する他のフローチャートにおいても、同様とする。
図8を参照して、ステップS10において、制御部50は、帯電ローラー10Yの状態を検出する所定のタイミングか否かを判断する。所定のタイミングとは、たとえば、画像形成装置100に電源を投入されたタイミングが挙げられる。他の局面において、所定タイミングは、帯電ローラー10Y若しくは感光体3Yの累積回転数、累積走行距離、累積回転時間、または作像ユニット2Yを用いた印字枚数が予め定められた値を超えたタイミングであってもよい。さらに他の局面において、所定タイミングは、画像安定化制御を行なうタイミング(たとえば、電源投入後から温度、湿度が予め定められた値を超えて変化したタイミング)であってもよい。所定のタイミングは、上記に上げた例を任意に組み合わせたタイミングであってもよい。
制御部50は、所定のタイミングであると判断した場合(ステップS10においてYES)、処理をステップS14に進める。一方、制御部50は、所定のタイミングでないと判断した場合(ステップS10においてNO)、処理をステップS12に進める。
ステップS12において、制御部50は、帯電ローラー10Yの状態を測定する旨の指示が入力されたか否かを判断する。当該指示は、たとえば、画像形成装置100を保守管理するサービスマンが、タッチパネルとして機能する表示部44を操作することによって制御部50に入力される。制御部50は、状態測定の指示があったと判断した場合(ステップS12においてYES)、処理をステップS14に進める。一方、制御部50は、状態測定の指示がなかったと判断した場合(ステップS12においてNO)、処理を終了する。
ステップS14において、制御部50は、電流取得部17に、帯電ローラー10Yが1回転する周期tcにわたって電流値を取得させる。周期tcは、帯電ローラー10Yの外径と、帯電ローラー10Yの表面速度とから定まる値であって、記憶装置46に格納されているものとする。
帯電ローラー10Yの表面速度が速すぎると、電流取得部17で取得される電流値が平均化されてしまい、帯電ローラー10Yに生じるクラックの状態を正確に検出することができない。そのため、制御部50は、電流取得部17が電流値を取得する期間において、帯電ローラー10Yの表面速度、すなわち、感光体3Yの表面速度を、通常の印字時よりも遅くなるように制御する。一例として、制御部50は、帯電ローラー10Yの表面速度を100mm/sec以下に制御する。これにより、制御部50は、帯電ローラー10Yのクラックの状態を正確に検出することができる。
ステップS16において、制御部50は、電流取得部17から入力される電流値に基づいて、帯電ローラー10Yの周内抵抗を算出する。ステップS18において、制御部50は、帯電ローラー10Yの周内抵抗における最大抵抗値から最小抵抗値を差し引いた変動幅Wfを算出するとともに、変動幅Wfを記憶装置46に格納する。なお、他の局面において、制御部50は、最小抵抗値の代わりに、予め定められた変動範囲に収まる所定期間の抵抗平均値を用いてもよい。これにより、制御部50は、何らかの要因で局所的に抵抗値が小さくなる領域がある場合であっても、当該領域を除いて変動幅を算出することができる。
ステップS20において、制御部50は、算出した変動幅Wfがしきい値Wthを超えるか否かを判断することによって、帯電ローラー10Yに画像不良を生じさせる程度のクラックが生じているか否かを判断する。しきい値Wthは、一例として250Ωであるとする。なお、しきい値Wthは、記憶装置46に格納される。
制御部50は、変動幅Wfがしきい値Wthを超えると判断した場合(ステップS20においてYES)、ステップS22において、帯電バイアス電圧の設定を変更する。より具体的には、制御部50は、変動幅Wfが大きくなるにつれて、帯電バイアス電圧が大きくなるように設定する。一方、制御部50は、変動幅Wfがしきい値Wthを超えていないと判断した場合(ステップS20においてNO)、処理を終了する。
上記によれば、実施形態1に従う画像形成装置100は、帯電ローラーの周内抵抗から算出される変動幅Wfに基づいて、帯電ローラーに生じるクラックの状態を検出することができる。加えて、実施形態1に従う画像形成装置は、クラックの状態に応じた適切な帯電バイアス電圧を印加することにより、クラックに起因する画像不良を抑制するとともに、作像ユニットの長寿命化を実現することができる。
なお、上記の例において、電流取得部17は、帯電ローラー10Yが1回転する周期tcにわたって電流値を取得する構成であるが、これに限られない。制御部50は、帯電ローラー10Yが回転している状態における所定期間(たとえば、帯電ローラー10Yが半回転する期間)にわたって帯電ローラーの抵抗値を算出する構成であればよい。当該構成においても、画像形成装置は、帯電ローラー10Yの少なくとも一部に生じるクラックの状態を検出することができる。
また、上記の例において、帯電ローラー10Yに定電圧を印加したときに流れる電流値に基づいて、帯電ローラー10Yの抵抗値を算出する構成であるが、これに限られない。他の局面において、電源装置16から帯電ローラー10Yに定電流を流したときに印加される電圧値を測定することによって、帯電ローラー10Yの抵抗値を算出する構成であってもよい。
また、制御部50は、上記のステップS16において、電流値に基づいて帯電ローラー10Yの抵抗値を算出する構成であるが、他の局面において、このステップS16を省略する構成であってもよい。すなわち、制御部50は、電流取得部17が取得する電流値(すなわち、帯電ローラー10Yに流れる電流値)の変動幅に基づいてクラックの状態を検出する構成であってもよい。当該構成によれば、制御部50は、電流値を抵抗値に換算するステップを省略することができるため、より高速にクラックの状態を検出することができる。
[C.実施形態2−帯電ローラーの周期に対応する変動に基づく制御]
実施形態1に従う画像形成装置は、帯電ローラー10Yが1回転する周期tcにわたって、帯電ローラー10Yの抵抗値を取得して、最大抵抗値と最小抵抗値とから変動幅Wfを算出する構成であった。しかしながら、帯電ローラー10Yは感光体3Yと当接して配置されるため、感光体3Yの表面状態の不均一性(たとえば、汚れの付着)に起因する電流値の変動も検出してしまう。この場合、制御部50は、帯電ローラー10Yにクラックが生じていないにも関わらず、画像不良を生じさせる程度のクラックが発生していると誤検出する可能性もある。そのため、実施形態2に従う画像形成装置は、このような誤検出を避けるために、周期tcで検出されるピークに基づいて変動幅Wfを算出する。なお、実施形態2に従う画像形成装置の基本構成は、実施形態1に従う画像形成装置と同じであるため、その部分についての説明は繰り返さない。
図9は、実施形態2に従う変動幅Wfの算出方法について説明する図である。実施形態1に従う制御部50は、少なくとも帯電ローラー10Yの1回転分の抵抗を取得する構成であった。一方、実施形態2に従う電流取得部17は、少なくとも帯電ローラー10Yの2回転分の抵抗を取得する。
図9を参照して、算出された帯電ローラー10Yの抵抗値は、時刻T3〜T7においてピークを有する。このうち、時刻T3およびT6に観測されるピークは略同じ抵抗値を有するとともに、時刻T3と時刻T6との間隔が周期tcと略同じである。また、時刻T5およびT7に観測されるピークの関係も同様である。ここから、時刻T3,T6および時刻T5,T7に観測されるピークは、帯電ローラー10Yのクラックに起因するものであると言える。
一方、時刻T4に観測されるピークは、時刻T4から周期tcが経過した後に同様のピークが観測されていないことから、帯電ローラー10Yのクラックに起因するものではないと言える。
実施形態2に従う制御部50は、上記の特性を利用して、算出した抵抗値から帯電ローラー10Yのクラックに起因するピークのみを抽出する。続いて、制御部50は、抽出したピークに基づいて変動幅Wfを算出する。当該構成によれば、実施形態2に従う画像形成装置100は、帯電ローラー10Yのクラックに起因する抵抗の変動に基づいて変動幅Wfを算出することができるため、クラックの状態をより正確に検出することができる。
図10は、実施形態2に従うクラックの状態検出について説明するフローチャートである。なお、図8と同一符号を付している部分については同じであるので、その説明は繰り返さない。
図10を参照して、ステップS14Aにおいて、制御部50は、電流取得部17に、帯電ローラー10Yが2回転する期間にわたって電流値を取得させる。
ステップS30において、制御部50は、算出した抵抗値に基づいて、抵抗値が所定値以上のピークを抽出する。これにより、制御部50は、後の行程に関係のない微小なピークを除くことができる。
ステップS32において、制御部50は、抽出したピークの中から、周期tcに対応するピークをさらに抽出する。なお、他の局面において、制御部50は、抽出したピークの中から、周期tcに対応し、かつ、略同じ抵抗値を有するピークを抽出する構成であってもよい。当該構成によれば、制御部50は、クラックの状態をより正確に検出することができる。
ステップS18Aにおいて、制御部50は、周期tcに対応するピークの中の最大ピーク値から、算出した抵抗値における最小抵抗値を差し引いて変動幅Wfを算出する。
上記によれば、実施形態2に従う画像形成装置100は、帯電ローラー10Yのクラックに起因する抵抗の変動に基づいて変動幅Wfを算出することができるため、クラックの状態をより正確に検出することができる。
[D.実施形態3−環境に応じて変動幅の値を換算]
上記に説明した変動幅Wfは、帯電ローラー10Yの周囲の環境、特に温湿度に依存して変動する特性を有する。そこで、実施形態3に従う画像形成装置100Aは、帯電ローラー10Yの周囲の温湿度を計測するとともに、当該温湿度に基づく変動幅Wfの補正を行なうことによって、帯電ローラー10Yに生じるクラックの状態検出をより正確に行なう。
(d1.画像形成装置100A)
図11は、実施形態3に従う画像形成装置の構成例を説明する図である。なお、図2と同じ符号を付している部分については同じであるので、その部分についての説明は繰り返さない。画像形成装置100Aは、実施形態1に従う画像形成装置100に比して、さらに温湿度計70を有する。温湿度計70は、制御部50と電気的に接続され、計測した温湿度を制御部50に出力するように構成される。
(d2.変動幅と温湿度の関係)
図12は、変動幅Wfと温湿度との関係を説明する図である。温度23℃、相対湿度65%の環境(以下、「NN環境」とも称する。)において、ある帯電ローラーの変動幅Wfを算出した場合、変動幅Wfは400Ω程度であった。
温度15℃、相対湿度10%の環境(以下、「LL環境」とも称する。)において、上記と同じ帯電ローラーの変動幅Wfを算出した場合、NN環境における変動幅に比して約2.6倍であった。その理由は、低温または低湿度であるほど、帯電ローラーが帯電しやすくなるためである。一方で、温度30℃、相対湿度80%の環境(以下、「HH環境」とも称する。)において、上記と同じ帯電ローラーの変動幅Wfを算出した場合、NN環境における変動幅に比して約0.4倍であった。
(d3.温湿度に基づく補正)
上記のように、変動幅Wfは、温湿度に依存して変動する。そのため、実施形態3に従う制御部50は、周内抵抗に基づく最大抵抗値から最小抵抗値を差し引いた値(以下、「抵抗ムラ」とも称する。)を、温湿度計70の計測結果に基づいて補正し、当該補正した値を変動幅Wfとして後の制御に用いる。一例として、制御部50は、抵抗ムラをNN環境で検出された値に換算する。この場合、制御部50は、HH環境で算出した抵抗ムラを2.5(=1/0.4)倍した値を変動幅Wfとする。なお、補正係数は、帯電ローラー10Yおよび感光体3Yの材料などに依存する値であって、予め測定した値、または当該測定した値から導き出される関係式を記憶装置46に格納しておくことが好ましい。
図13は、実施形態3に従うクラックの状態検出について説明するフローチャートである。なお、図8と同一符号を付している部分については同じであるので、その説明は繰り返さない。
ステップS40において、制御部50は、温湿度計70から温度および相対湿度を取得する。ステップS42において、制御部50は、周内抵抗から抵抗ムラを算出する。
ステップS44において、制御部50は、算出した抵抗ムラを、取得した温度および湿度に基づいて補正することにより変動幅Wfを算出する。
上記によれば、実施形態3に従う画像形成装置100Aは、帯電ローラー10Yの周囲の温湿度に基づく補正を行なって変動幅Wfを算出する構成であるため、当該温湿度の変動に関わらず、帯電ローラー10Yに生じるクラックの状態検出を正確に行なうことができる。
なお、上記の例において、画像形成装置100Aは、温度および湿度の両方を用いて抵抗ムラを補正する構成であるが、他の局面において、温度および湿度のうちいずれか一方の情報に基づいて抵抗ムラを補正して変動幅を算出する構成であってもよい。
[E.実施形態4−寿命予測]
上記の通り、変動幅Wfは、帯電ローラー10Y(を含む作像ユニット2Y)の使用に伴い大きくなる。この特性を利用して、実施形態4に従う画像形成装置は、計測時期の異なる複数の変動幅Wfの情報に基づいて、変動幅Wfが画像不良を生じさせるレベルに到達するタイミングを予測する。なお、実施形態4に従う画像形成装置の基本構成は、実施形態1に従う画像形成装置の基本構成と略同じであるため、相違する点についてのみ説明する。
図14は、作像ユニット2Yを用いた印字枚数と、変動幅Wfとの関係を説明する図である。図14を参照して、作像ユニット2Yを用いた印字枚数が少ない初期の状態では、帯電ローラー10Yにクラックが生じていないため、抵抗の変動幅Wfは100Ω未満である。図7でも説明した通り、変動幅Wfが100Ωを超えると、帯電ローラー10Yの弾性層12と保護層13との間に小さなクラックが発生する。そこから印字枚数が増えるにつれて、クラックの成長とともに変動幅Wfが大きくなり、変動幅Wfが250Ωを超えると画像不良が発生する。
実施形態4に従う制御部50は、電源投入などの所定のタイミングで変動幅Wfを算出するとともに、当該変動幅Wfと、算出したタイミングにおける印字枚数とを関連付けて記憶装置46に格納する。制御部50は、この変動幅Wfと印字枚数とが関連付けられた情報(以下、「履歴情報」とも称する。)を2点以上用いて、変動幅Wfが画像不良を生じさせる所定値(たとえば、250Ω)に到達する印字枚数Ne、すなわち、作像ユニット2Yの寿命を予測する。
なお、他の局面において、帯電ローラー10Yが作像ユニット2Yとは独立して画像形成装置100から交換可能に構成されている場合、制御部50は、帯電ローラー10Yの寿命を予測する。
帯電ローラー10Yにクラックが発生する時期、およびクラックの成長速度は、バネ15、弾性層12および保護層13などの製造バラつきに加え、画像形成装置100の使用環境にも依存して変動する。そのため、帯電ローラー10Yの寿命を予測することが困難であった。しかしながら、実施形態4に従う画像形成装置100は、帯電ローラー10Yの寿命を正確に予測することができる。なお、他の局面において、制御部50は、履歴情報に基づいて帯電ローラー10Yにクラックが発生する印字枚数を予測する構成であってもよい。
制御部50は、印字枚数Neを予測する際に、記憶装置46に格納される複数の近似式を利用するとともに、決定係数の最も高い近似式を利用する構成であってもよい。
また、制御部50は、帯電ローラー10Yにクラックが生じた後の履歴情報(たとえば、変動幅Wfが100Ωを超える履歴情報)のみを用いて印字枚数Neを予測する構成であってもよい。帯電ローラー10Yにクラックが発生していない状態では変動幅Wfと印字枚数との相関が少ないため、これらの履歴情報を用いることによって印字枚数Neの予測精度が下がる可能性がある。そのため、制御部50は、帯電ローラー10Yにクラックが生じた後の履歴情報のみを用いることにより、印字枚数Neの予測精度を上げることができる。
制御部50は、履歴情報に基づいて印字枚数Neを予測した場合、表示部44に予測結果を表示する。これにより、実施形態4に従う画像形成装置100のユーザまたはサービスマンは、予測結果に応じた対応(たとえば、予め交換用の作像ユニット2Yを準備する)を講じることができる。
また、制御部50は、予測した印字枚数Neを通信インターフェイス48を介してサービスマンが使用する外部装置(たとえば、携帯通信端末)に通知する。サービスマンは、通知された印字枚数Neに応じた対応を講じる。当該構成によれば、サービスマンは、遠隔地から画像形成装置100の状態を把握することができる。なお、他の局面において、制御部50は、予測した印字枚数Neから所定枚数(たとえば、5000枚)を差し引いた印字枚数に到達したときに、その旨を外部装置に通知する構成であってもよい。
上記によれば、実施形態4に従う画像形成装置は、履歴情報に基づいて帯電ローラーの寿命を予測することができる。また、実施形態4に従う画像形成装置は、予測した寿命をユーザ、サービスマンに通知する。そのため、当該ユーザ、サービスマンは、通知された寿命に応じた対応を行なうことができる。特に、従来の実情としてサービスマンは、画像不良などの異常事態が生じた際に帯電ローラーの寿命が到達していないにも関わらず、帯電ローラーを含む作像ユニットを交換してしまうケースが多かった。実施形態4に従う画像形成装置は、サービスマンに帯電ローラーの寿命を通知するため、このような問題も解消することができる。
なお、上記の例において、履歴情報は変動幅Wfと印字枚数とを関連付けた情報であったが、これに限られない。他の局面において、帯電ローラー10Yまたは感光体3Yの累積回転数および累積走行距離のうちいずれか1つの情報と変動幅Wfとを関連付けた情報であってもよい。当該構成によれば、制御部50は、印字する用紙のサイズに関わらず、正確に帯電ローラー10Yの寿命を予測することができる。
なお、コンピュータを機能させて、実施形態1〜4で説明したような制御を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどの一時的でないコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、プログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。また、上記の実施形態1〜4は、任意の組み合わせが可能であると考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2Y,2M,2C,2K 作像ユニット、3Y,3M,3C,3K 感光体、10Y,10M,10C,10K 帯電ローラー、11 芯金、12 弾性層、13 保護層、14 ガイド部材、15 バネ、16 電源装置、17 電流取得部、100,100A 画像形成装置、Ne 印字枚数、Wf 変動幅、tc 周期。

Claims (16)

  1. 潜像を担持搬送するための像担持体と、
    回転可能に構成され、前記像担持体の表面に当接して配置される帯電部材と、
    前記帯電部材の電気的特性を取得するための取得部と、
    前記帯電部材の回転に伴う前記電気的特性の変動幅を算出する制御部とを備える、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、少なくとも前記帯電部材が1回転する期間にわたって前記電気的特性を取得し、当該期間における前記電気的特性の変動幅を算出する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記算出した変動幅に基づいて所定動作を実行する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記変動幅が予め定められた閾値を超えた場合に、前記所定動作を実行する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定動作は、前記変動幅が大きくなるにつれて印字時に前記帯電部材を介して前記像担持体に印加する帯電バイアス電圧を高くする動作を含む、請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定動作は、前記帯電部材の累積回転数、累積走行距離、累積回転時間、および前記帯電部材を用いた累積印字枚数のうちいずれか1つの情報と関連付けられる前記変動幅の履歴情報に基づいて、前記帯電部材および前記帯電部材を含むユニットの少なくとも一方の寿命を予測する動作を含む、請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 外部装置と通信するためのインターフェイスをさらに備え、
    前記所定動作は、前記予測した寿命を前記インターフェイスを介して前記外部装置へ通知を行なう動作を含む、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 外部装置と通信するためのインターフェイスをさらに備え、
    前記所定動作は、前記変動幅の履歴情報に基づく予め定められた条件が満たされた場合に前記インターフェイスを介して前記外部装置へ通知を行なう動作を含む、請求項6に記載の画像形成装置。
  9. ユーザに情報を提示するための表示部をさらに備え、
    前記所定動作は、前記表示部に前記予測した寿命を表示する動作を含む、請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記取得部が前記電気的特性を取得する期間にわたって、前記帯電部材の表面速度が印字時の表面速度よりも遅くなるように制御する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 温度および湿度のうち少なくとも一方の情報を計測する計測部をさらに備え、
    前記制御部は、前記計測部の計測結果に応じて換算した変動幅を算出する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、
    少なくとも前記帯電部材が2回転する期間にわたって前記電気的特性を取得し、
    前記帯電部材の外径に対応する周期で検出される前記電気的特性のピークに基づいて前記変動幅を算出する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記電気的特性は、前記帯電部材に予め定められた電圧を印加したときに前記帯電部材に流れる電流値を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記電気的特性は、前記帯電部材に予め定められた電流を印加したときに前記帯電部材に生じる電圧値を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、所定のタイミングに前記変動幅を算出する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 像担持体の表面に当接して配置されるとともに回転可能に構成される帯電部材を有する画像形成装置の制御プログラムであって、コンピュータに、
    前記帯電部材が回転している所定期間にわたって、当該帯電部材の電気的特性を取得するステップと、
    前記取得した電気的特性の変動幅を算出するステップとを備える処理を実行させるための、画像形成装置の制御プログラム。
JP2016051050A 2016-03-15 2016-03-15 画像形成装置および制御プログラム Active JP6645284B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016051050A JP6645284B2 (ja) 2016-03-15 2016-03-15 画像形成装置および制御プログラム
US15/459,794 US10054869B2 (en) 2016-03-15 2017-03-15 Image forming apparatus for detecting crack generated in charging member, method for controlling the image forming apparatus, and control program used in the image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016051050A JP6645284B2 (ja) 2016-03-15 2016-03-15 画像形成装置および制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017167266A true JP2017167266A (ja) 2017-09-21
JP6645284B2 JP6645284B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=59847561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016051050A Active JP6645284B2 (ja) 2016-03-15 2016-03-15 画像形成装置および制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10054869B2 (ja)
JP (1) JP6645284B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019066543A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2019109335A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP2019109336A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6693471B2 (ja) * 2017-05-22 2020-05-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN116953036A (zh) * 2023-07-14 2023-10-27 珠海杨杋科技有限公司 充电辊检测方法及系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003270910A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Canon Inc 画像形成装置の制御方法
US20040190921A1 (en) * 2003-03-26 2004-09-30 Samsung Electronics Co.,Ltd. Electrophotographic image-forming apparatus and charging voltage control method therefor
JP2005352162A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Sharp Corp 画像形成装置及び異常検知方法
US20100061747A1 (en) * 2008-09-08 2010-03-11 Samsung Electronics Co., Ltd Charging voltage control method of image forming apparatus using constant voltage control and image forming apparatus thereof
JP2012063484A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2015007738A (ja) * 2012-08-31 2015-01-15 キヤノンファインテック株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11352754A (ja) 1998-06-08 1999-12-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2006343710A (ja) * 2005-05-09 2006-12-21 Ricoh Co Ltd 電圧制御方法、帯電装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2007192992A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003270910A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Canon Inc 画像形成装置の制御方法
US20040190921A1 (en) * 2003-03-26 2004-09-30 Samsung Electronics Co.,Ltd. Electrophotographic image-forming apparatus and charging voltage control method therefor
JP2005352162A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Sharp Corp 画像形成装置及び異常検知方法
US20100061747A1 (en) * 2008-09-08 2010-03-11 Samsung Electronics Co., Ltd Charging voltage control method of image forming apparatus using constant voltage control and image forming apparatus thereof
JP2012063484A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2015007738A (ja) * 2012-08-31 2015-01-15 キヤノンファインテック株式会社 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019066543A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2019109335A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP2019109336A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US10054869B2 (en) 2018-08-21
US20170269500A1 (en) 2017-09-21
JP6645284B2 (ja) 2020-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6645284B2 (ja) 画像形成装置および制御プログラム
US9335697B2 (en) Image forming apparatus having image bearing member life estimation unit
JP6335648B2 (ja) 画像形成装置
US10444691B2 (en) Image forming apparatus and control program
JP2018155837A (ja) 画像形成装置、膜厚差推定方法および管理システム
JP6094451B2 (ja) 転写装置および画像形成装置
US9002226B2 (en) Developing device and image forming apparatus
US10203642B2 (en) Image forming apparatus and a recording medium for determining image defects based on development current
JP6582902B2 (ja) 画像形成装置
JP2018040916A (ja) 画像形成装置
JP2012203178A (ja) 画像形成装置
JP2019086734A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
US10921741B2 (en) Image forming apparatus configured to minimize sheet edge soiling
JP2018116223A (ja) 画像形成装置
JP2018081165A (ja) 画像形成装置、推定方法、および推定プログラム
JP6965558B2 (ja) 画像形成装置およびオゾンフィルターの寿命判断方法
US10310408B2 (en) Image forming apparatus and method for determining usable period of cleaner used for image forming operations
JP2012103566A (ja) 画像形成装置
JP2010048881A (ja) 帯電装置
JP6679253B2 (ja) 画像形成装置
JP6205879B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2014219561A (ja) 画像形成装置
JP2012150137A (ja) 画像形成装置
JP2012098436A (ja) 画像形成装置
JP2018077382A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6645284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150