JPH11352754A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11352754A
JPH11352754A JP15967998A JP15967998A JPH11352754A JP H11352754 A JPH11352754 A JP H11352754A JP 15967998 A JP15967998 A JP 15967998A JP 15967998 A JP15967998 A JP 15967998A JP H11352754 A JPH11352754 A JP H11352754A
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charging
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roller
charging roller
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Kazukiyo Akashi
和清 明石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体に接して像担持体を帯電する帯電ロ
ーラの表面性の状態に関わらず、帯電ローラに適正な交
流電流あるいは交番電圧を印加できるようにする。 【解決手段】 表面性検知装置11は、帯電バイアス電
源6から交流電圧に直流電圧を重畳したバイアスが印加
される帯電ローラ2に入射された光の反射光を受光し
て、帯電ローラ2の表面性(表面粗さ)を検知する。制
御装置12は、表面性検知装置11から入力される帯電
ローラ2の表面性情報に応じて、帯電バイアス電源6か
ら帯電ローラ2へ印加する交流電流を変化させることに
より、帯電ローラ2の表面性の状態に関わらず帯電ロー
ラ2に適正な交流電流を印加することがでるので、感光
ドラム1を均一に帯電して良好な画像を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う複写機、プリンタ等の画像形成装置
に係り、特に像担持体に帯電部材を当接させて像担持体
を帯電する帯電装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した従来の画像形成
装置では、像担持体としての回転ドラム型の電子写真感
光体(以下、感光ドラムという)を帯電処理する手段と
してコロナ帯電器が多用されていた。これは、コロナ帯
電器を感光ドラムに非接触に対向配置し、コロナ帯電器
で発生する放電コロナに感光ドラム表面をさらすこと
で、感光ドラム表面を所定の極性、電位に帯電させるも
のである。
【0003】また、近年、コロナ帯電器よりも低オゾ
ン、低電力等の利点を有することから、接触帯電装置
(直接帯電装置)が実用化されている。これは、電圧を
印加した帯電部材を感光ドラムに当接させて感光体表面
を所定の極性、電位に帯電させるものである。
【0004】図4は、帯電部材として接触帯電装置を備
えた画像形成装置の一例を示す概略図である。この画像
形成装置は、像担持体としての感光ドラム1と、その周
囲に接触帯電部材である帯電ローラ2、露光装置(不図
示)、現像装置3、転写ローラ4、クリーニングブレー
ド5を備えている。
【0005】感光ドラム1は、ドラム基体1aの表面上
に光導電層1bを有している。また、帯電バイアス電源
6により帯電ローラ2に対して所定のバイアスが印加さ
れるが、このバイアスとしては、従来から直流電圧印加
や交流電圧に直流電圧を重畳して電圧印加するものが提
案されている。特に後者の方式では、交流成分が帯電に
よる感光ドラムの表面電位をならし、直流成分により所
定の電圧に収束させるため、表面電位の均一性を得やす
く、近年多用されている方式である。
【0006】このように構成された画像形成装置におい
て、画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段(不図
示)により回転駆動され、回転される帯電ローラ2によ
り帯電処理される。そして、帯電された感光ドラム1上
に露光装置(不図示)によりレーザー光による画像露光
Lが与えられ、入力される画像情報に応じた静電潜像が
形成され、この静電潜像は現像装置3の現像スリーブ3
aに担持されたトナーtによりトナー像として現像され
る。
【0007】そして、感光ドラム1上のトナー像は転写
ローラ4により用紙などの転写材Pに転写され、トナー
像が転写された転写材Pは定着装置(不図示)に搬送さ
れ、定着装置(不図示)により転写トナー像が転写材P
の表面に永久固着画像として定着され、外部に排出され
る。また、転写後に感光ドラム1上に付着している転写
残トナーはクリーニングブレード5で除去され、容器7
内に回収される。
【0008】また、現像スリーブ3aと転写ローラ4に
は、それぞれ現像バイアス電源8と転写バイアス電源9
が接続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像形
成装置の帯電バイアス電源6が帯電ローラ2に交流電圧
に直流電圧を重畳して印加する方式では、帯電ローラ2
に印加する帯電バイアスとして、直流定電圧、直流定電
流、交流定電圧、交流定電流のうちそれぞれ直流電界、
交流電界を選択可能である。
【0010】しかしながら、帯電バイアス電源6から帯
電ローラ2に交流電圧に直流電圧を重畳して印加する場
合、帯電ローラ2の初期の表面性が良い時と悪い時で
は、帯電を均一にするために要する交流電流値、あるい
は交番電圧値が異なってくる。
【0011】詳しくは、帯電ローラ2の初期の表面性が
良い時は、そうでない時と比較してより多くの交流電
流、あるいは交流電圧が必要とされる。このため、帯電
ローラ2の初期の表面性が良い状態に応じて帯電条件、
すなわち交流電流、あるいは交流電圧を決めると、表面
性が悪い状態では過剰な交流電流、あるいは交流電圧が
印加されることになる。
【0012】このように、帯電ローラ2に過剰な交流電
流、あるいは交流電圧が印加されることで、感光ドラム
1の表面の削れを促進し、感光ドラム1の寿命を低下さ
せる要因となっていた。
【0013】逆に、帯電ローラ2の初期の表面性が悪い
状態に応じて帯電条件、すなわち交流電流、あるいは交
流電圧を決めると、表面性が良い状態では帯電均一性が
悪く、良好な画像を得ることができなかった。
【0014】そこで本発明は、像担持体表面に接触する
交流電圧に直流電圧を重畳した帯電バイアスが印加され
る帯電部材の表面性の状態に関わらず、適正な交流電
流、あるいは交番電圧を印加できるようにして、良好な
画像を得ることができる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、像担持体表面を帯電し、帯電された前記像
担持体を露光して画像情報に応じた静電潜像を形成し、
この静電潜像を現像して前記像担持体上に形成された現
像剤像を転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置
において、前記像担持体表面に当接する帯電部材と、該
帯電部材に交流電界に直流電界を重畳した帯電バイアス
を印加して前記像担持体表面を帯電する帯電バイアス印
加手段とを有する帯電手段と、前記帯電部材の表面性を
検知する表面性検知手段と、該表面性検知手段から検知
情報を入力し、前記帯電部材の表面性に応じて前記帯電
バイアス印加手段を制御して前記帯電部材に印加する交
流電界を変化させる制御手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0016】また、前記表面性検知手段は、前記帯電部
材に入射させた光の反射光から前記帯電部材の表面性を
検知することを特徴としている。
【0017】また、前記表面性検知手段は、所定の画像
形成枚数時に、前記帯電部材に入射させた光の反射光か
ら前記帯電部材の表面性を検知することを特徴としてい
る。
【0018】また、前記表面性検知手段は、予め設定し
た前記帯電部材の表面性情報を前記制御手段に入力する
ことを特徴としている。
【0019】また、前記表面性検知手段は、所定枚数時
の画像形成枚数情報を前記制御手段に入力することを特
徴としている。
【0020】また、前記帯電部材は、回転自在な帯電ロ
ーラであることを特徴としている。
【0021】(作用)本発明の構成によれば、像担持体
表面に接触する帯電部材の表面性の状態に関わらず、適
正な交流電流、あるいは交番電圧を印加することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の実施
の形態について説明する。
【0023】〈実施の形態1〉図1は、本実施の形態に
係る画像形成装置を示す概略構成図である。本実施の形
態の画像形成装置は電子写真方式のプリンタであり、帯
電装置は像担持体表面に当接する接触帯電装置である。
なお、図4に示した従来の画像形成装置と同一部材には
同一符号を付して説明する。
【0024】この画像形成装置は、像担持体である感光
ドラム1と、感光ドラム1の周囲に接触帯電手段である
帯電装置10、露光装置(不図示)、現像装置3、転写
装置である転写ローラ4、クリーニングブレード5を備
えている。
【0025】感光ドラム1は、本実施の形態では負帯電
の有機感光体で直径30mmのアルミニウム製の導電性
のドラム基体1a上に光導電層1bを有しており、所定
のススピードで時計方向である矢印方向に回転駆動され
る。また、光導電層1bの初期膜厚は30μmであり、
平均膜厚が10μm以下になると均一に帯電処理を行う
ことが困難になるものである。
【0026】帯電装置10は、帯電ローラ2と帯電バイ
アス電源6を有しており、帯電ローラ2は、芯金2a
と、その外周の導電層2bと、さらにその外周の抵抗層
2cで構成されており、芯金2aの両端部を軸受け部材
(不図示)に回転自在に支持し、感光ドラム1の軸方向
に沿って平行に配置して押圧手段(不図示)で感光ドラ
ム1表面に対して所定の押圧力で圧接され、感光ドラム
1の回転駆動に伴い従動回転する。
【0027】帯電ローラ2の芯金2aには帯電バイアス
電源6が電気的に接続されており、帯電バイアス電源6
から帯電ローラ2に対して所定のバイアス電圧(本実施
の形態では、交流電圧に直流電圧を重畳したもの)を印
加して、感光ドラム1の表面を所定の極性、電位に帯電
処理する。
【0028】また、帯電ローラ2の上方には、帯電ロー
ラ2の表面性を検知する表面性検知装置11が設けられ
ており、制御装置12は、表面性検知装置11からの入
力情報に基づいて帯電バイアス電源6を制御して、帯電
ローラ2への印加帯電バイアス(交流電流)を制御する
(詳細は後述する)。
【0029】現像装置3は、マグネットローラが内部に
固定配置された現像スリーブ3aを有しており、現像ス
リーブ3aは、感光ドラム1の現像位置と所定の間隔
(0.3mm程度)で配置されてジャンピング現像を行
う。現像スリーブ3aには現像バイアス電源8が接続さ
れており、現像バイアス電源8から現像スリーブ3aに
交流成分に直流成分を重畳した現像バイアスが現像スリ
ーブ3aに印加される。
【0030】転写ローラ4は、転写時に用紙などの転写
材Pの裏面に接し、転写バイアス電源9からトナーtと
逆極性の転写バイアスを印加して、静電力により転写材
Pの表面にトナー像を転写する。また、転写ローラ4
は、感光ドラム1の回転駆動に伴い従動回転する。な
お、帯電ローラ2と転写ローラ4に、それぞれギア等を
設けてモータ等の駆動手段により回転駆動するようにし
てもよい。
【0031】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0032】画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段
(不図示)により時計方向である矢印方向に所定のスピ
ードで回転駆動されている。このとき、帯電バイアス電
源6から帯電ローラ2に交流電圧に直流電圧を重畳した
バイアス電圧を印加して感光ドラム1表面を負極性に帯
電処理する。この際、帯電バイアス電源6から帯電ロー
ラ2への印加バイアスとしては、直流定電圧−750
V、交流定電流2100μA、周波数1800Hzと
し、また波形としては正弦波を用いた。
【0033】そして、帯電処理された感光ドラム1表面
に露光装置(不図示)からレーザービームによる画像露
光Lが与えられ、入力される画像情報に応じて画像部の
電荷を除去した形の静電潜像が形成される。そして、現
像装置3の現像スリーブ3aよる反転現像法によって、
この静電潜像と同極性の負に帯電されたトナーtが現像
スリーブ3aから感光ドラム1表面の静電潜像に付着さ
れ、トナー画像として現像される。この際、現像バイア
ス電源8から現像スリーブ3aに交流電圧に直流電圧を
重畳したバイアス電圧が印加される。
【0034】そして、感光ドラム1表面のトナー画像が
転写ローラ4と感光ドラム1との間の転写ニップ部に到
達すると、このタイミングに合わせて用紙などの転写材
Pがこの転写ニップ部に搬送され、転写バイアス電源9
から転写バイアス電圧(直流電圧)が印加された転写ロ
ーラ4により転写材Pの裏側にトナーtと逆極性(正極
性)の電荷が付与されて、表面側に感光ドラム1表面の
トナー画像が転写される。トナー画像が転写された転写
材Pは定着装置(不図示)に搬送され、定着装置(不図
示)による加熱加圧により転写トナー画像が転写材P上
に永久固着画像として定着されて排出される。
【0035】一方、トナー画像転写後の感光ドラム1表
面は、クリーニングブレード5によって転写残りトナー
などの付着物が除去されてクリーニングされ、さらに除
電器(不図示)により除電されて初期化される。
【0036】次に、制御装置12による帯電ローラ2へ
の印加帯電バイアス(交流電流)の制御について説明す
る。
【0037】本発明者らの検討によると、帯電バイアス
電源6から帯電ローラ2に対して所定のバイアス電圧
(交流電圧に直流電圧を重畳したもの)を印加して、感
光ドラム1の表面を所定の極性、電位に帯電処理する場
合、良好な帯電に必要な交流電流は帯電ローラ2の表面
粗さに依存していることが分かった。詳しくは、帯電ロ
ーラ2の表面性がよいと大きい交流電流を必要とし、帯
電ローラ2の表面性が悪いと小さい交流電流で均一帯電
ができる。
【0038】図2は、帯電ローラ2の表面性と良好な画
像が提供できたときの帯電バイアス電源6から帯電ロー
ラ2に流れる交流電流との関係を示した図である。
【0039】更に、本発明者らの検討によると、帯電バ
イアス電源6から帯電ローラ2(感光ドラム1)に流れ
る交流電流と感光ドラム1には相関関係があることが分
かっている。そのため、従来では帯電ローラ2の表面性
が悪い場合には、過剰な交流電流が感光ドラム1に印加
されて、感光ドラム1の寿命を低下させることになる。
【0040】そのため、本実施の形態では、表面性検知
装置11で帯電ローラ2の表面性を検知し、入力される
帯電ローラ2の表面性情報に基づいて制御装置12で帯
電バイアス電源6から帯電ローラ2に印加する交流電流
を制御するようにした。本実施の形態の表面性検知装置
11は、光源(不図示)から帯電ローラ2に光(レーザ
光など)を照射し、その反射光の受光値から帯電ローラ
2の表面性を検知することができる。
【0041】そして、本実施の形態では、帯電ローラ2
の表面粗さをRz(μm)、帯電バイアス電源6から帯
電ローラ2に印加する交流電流をIac(μA)とする
と、制御装置12は、表面性検知装置11から入力され
る帯電ローラ2の表面粗さ情報に基づいて、Rz≧2.
3μmのときIacを1900μA、1.9μm≦Rz
<2.3μmのときIacを2000μA、Rz<1.
9μmのときIacを2100μAとなるように制御し
て、上述した画像形成を行った。
【0042】これらのいずれの場合においても、良好な
画像を得ることができた。
【0043】そして、上記1.9μm≦Rz<2.3μ
mの条件の場合に画像形成枚数が7万枚以上、Rz≧
2.3μmの条件の場合に画像形成枚数が8万枚以上で
も良好な画像を得ることができた。
【0044】このように本実施の形態では、画像形成に
よって変化する帯電ローラ2の表面粗さに応じて、制御
装置12で帯電バイアス電源6から帯電ローラ2に印加
する交流電流を制御することにより、常に感光ドラム1
を均一に帯電処理して良好な画像を得ることができ、か
つ感光ドラム1の寿命を延ばすことができる。
【0045】〈実施の形態2〉本実施の形態も図1に示
した画像形成装置を用いて説明する。本実施の形態は、
制御装置12による帯電ローラ2への印加帯電バイアス
の制御以外の動作は実施の形態1と同様なので、本実施
の形態の制御装置12による帯電ローラ2への印加帯電
バイアスの制御のみについて説明する。なお、本実施の
形態では、図1の表面性検知装置11は、予め設定した
帯電ローラ2の表面性情報を制御装置12に入力して、
その情報を制御装置12によって出力するものである。
【0046】本実施の形態では、表面性検知装置11に
予め帯電ローラ2の表面性(表面粗さ)を表す値、例え
ば帯電ローラ2の表面粗さをRzとすると、(a)Rz
≧2.3μm、(b)1.9μm≦Rz<2.3μm、
(c)Rz<1.9μmを記憶装置(不図示)に記憶し
ておき、感光ドラム1の交換時等にユーザーあるいはサ
ービスマンが、上記(a)、(b)、(c)から一つを
選択して、選択した帯電ローラ2の表面粗さRz情報を
制御装置12にする。
【0047】制御装置12は、表面性検知装置11から
入力される選択した帯電ローラ2の表面粗さRz情報に
基づいて、上記(a)Rz≧2.3μmのとき帯電バイ
アス電源6から帯電ローラ2に印加する交流電流Iac
を1900μA、上記(b)1.9μm≦Rz<2.3
μmのとき帯電バイアス電源6から帯電ローラ2に印加
する交流電流Iacを2000μA、上記(c)Rz<
1.9μmのとき帯電バイアス電源6から帯電ローラ2
に印加する交流電流Iacを2100μAとなるように
制御して、上述した画像形成を行った。
【0048】これらのいずれの場合においても、良好な
画像を得ることができた。
【0049】そして、上記(b)1.9μm≦Rz<
2.3μmの条件の場合に画像形成枚数が7万枚以上、
上記(c)Rz≧2.3μmの条件の場合に画像形成枚
数が8万枚以上でも良好な画像を得ることができた。
【0050】このように本実施の形態では、実施の形態
1の場合よりも安価な構成で感光ドラム1を均一に帯電
処理して良好な画像を得ることができ、かつ感光ドラム
1の寿命を延ばすことができる。
【0051】〈実施の形態3〉本実施の形態も図1に示
した画像形成装置を用いて説明する。本実施の形態は、
制御装置12による帯電ローラ2への印加帯電バイアス
の制御以外の動作は実施の形態1と同様なので、本実施
の形態の制御装置12による帯電ローラ2への印加帯電
バイアスの制御のみについて説明する。
【0052】上記した実施の形態のように、感光ドラム
1を均一に帯電処理して良好な画像を得ることができる
ものの、帯電ローラ2の表面性(表面粗さ)によって形
成可能な画像枚数が大きく異なっていた。これは画像形
成を続けるに連れて帯電ローラ2の表面が荒れていき、
帯電バイアス電源6から帯電ローラ2に印加する均一帯
電に必要な交流電流よりも過剰な値の交流電流が印加さ
れたためであるということが、本発明者らの検討により
分かった。
【0053】図3は、画像形成枚数と帯電ローラの表面
粗さの関係を示した図である。この図に示すように、初
期の表面性(表面粗さ)がそれぞれ1.6μm、2.1
μm、2.4μmの帯電ローラ2を用いて画像形成を行
った場合、画像形成の初期では帯電ローラ2の表面性は
急激に悪化するものの、画像形成を続けるに連れてしだ
いに帯電ローラ2の表面粗さRzは2.6μm程度に収
束した。
【0054】そこで、本実施の形態では、画像形成を所
定枚数行う毎に、実施の形態1と同様に表面性検知装置
11で帯電ローラ2の表面性を検知し、入力される帯電
ローラ2の表面性情報に基づいて制御装置12で帯電バ
イアス電源6から帯電ローラ2に印加する交流電流を制
御するようにした。
【0055】そして、本実施の形態では、帯電ローラ2
の表面粗さをRz(μm)、帯電バイアス電源6から帯
電ローラ2に印加する交流電流をIac(μA)とする
と、制御装置12は、表面性検知装置11から入力され
る帯電ローラ2の表面粗さ情報に基づいて、画像形成を
1000枚行う毎に、Rz≧2.3μmのときIacを
1900μA、1.9μm≦Rz<2.3μmのときI
acを2000μA、Rz<1.9μmのときIacを
2100μAとなるように制御して、上述した画像形成
を行った。
【0056】このような制御により、初期の表面性(表
面粗さ)が1.6μmの帯電ローラ2を用いた場合に画
像形成枚数が7万枚以上、初期の表面性(表面粗さ)が
2.1μmの帯電ローラ2を用いた場合に画像形成枚数
が7.5万枚以上にわたって良好な画像を得ることがで
き、実施の形態1に比して帯電ローラ2の表面粗さRz
の差による画像形成枚数の差を低減することができ、か
つ感光ドラム1の寿命を延ばすことができる。
【0057】〈実施の形態4〉本実施の形態も図1に示
した画像形成装置を用いて説明する。本実施の形態は、
制御装置12による帯電ローラ2への印加帯電バイアス
の制御以外の動作は実施の形態1と同様なので、本実施
の形態の制御装置12による帯電ローラ2への印加帯電
バイアスの制御のみについて説明する。なお、本実施の
形態では、図1の表面性検知装置11は、カウンタ(不
図示)でカウントされる画像形成枚数情報を入力して、
所定枚数時にこの時の画像形成枚数情報を制御装置12
に出力するものである。
【0058】図3に示したように、画像形成の初期では
帯電ローラ2の表面性は急激に悪化するものの、画像形
成を続けるに連れてしだいに帯電ローラ2の表面粗さR
zは2.6μm程度に収束する。
【0059】そこで、本実施の形態では、表面性検知装
置11に、カウンタ(不図示)でカウントされる画像形
成枚数情報を入力し、制御装置12は、表面性検知装置
11から入力される所定枚数時の画像形成枚数情報に基
づいて、帯電バイアス電源6から帯電ローラ2に印加す
る交流電流を制御するようにした。
【0060】詳しくは、制御装置12は、表面性検知装
置11から入力される所定枚数時の画像形成枚数情報に
基づいて、初期の表面性(表面粗さ)が小さい(例えば
1.6μm程度の)帯電ローラ2の場合は、画像形成枚
数が2000枚で帯電ローラ2に印加する交流電流を2
000μA、4000枚で帯電ローラ2に印加する交流
電流を1900μAに変更して画像形成を行い、また初
期の表面性(表面粗さ)が中ぐらい(例えば2.1μm
程度)の帯電ローラ2の場合は、画像形成枚数が200
0枚で帯電ローラ2に印加する交流電流を1900μA
に変更して画像形成を行った。
【0061】このような制御により、実施の形態3と同
様に、初期の表面性(表面粗さ)が小さい(例えば1.
6μm程度の)帯電ローラ2を用いた場合に画像形成枚
数が7万枚以上、初期の表面性(表面粗さ)が中ぐらい
(例えば2.1μm程度)の帯電ローラ2を用いた場合
に画像形成枚数が7.5万枚以上にわたって良好な画像
を得ることができる。よって、実施の形態2に比して帯
電ローラ2の表面粗さRzの差による画像形成枚数の差
を低減することができ、かつ感光ドラム1の寿命を延ば
すことができる。
【0062】なお、上記した各実施の形態では、帯電バ
イアス電源6から帯電ローラ2に印加する交流電流を制
御するようにしていたが、帯電バイアス電源6から帯電
ローラ2に印加する交番電圧を制御するようにしてもよ
い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、像
担持体表面に接触する帯電部材の表面性の状態に関わら
ず、適正な交流電流、あるいは交番電圧を印加できるの
で、像担持体表面を均一に帯電して、良好な画像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】帯電ローラの表面粗さと帯電ローラに流れる交
流電流との関係を示した図。
【図3】画像形成枚数と帯電ローラの表面粗さとの関係
を示した図。
【図4】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ(帯電部材) 2a 芯金 2b 導電層 2c 抵抗層 3 現像装置 3a 現像スリーブ 4 転写ローラ 5 クリーニングブレード 6 帯電バイアス電源(帯電バイアス印加手段) 10 帯電装置(帯電手段) 11 表面性検知装置(表面性検知手段) 12 制御装置(制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体表面を帯電し、帯電された前記
    像担持体を露光して画像情報に応じた静電潜像を形成
    し、この静電潜像を現像して前記像担持体上に形成され
    た現像剤像を転写材に転写して画像形成を行う画像形成
    装置において、 前記像担持体表面に当接する帯電部材と、該帯電部材に
    交流電界に直流電界を重畳した帯電バイアスを印加して
    前記像担持体表面を帯電する帯電バイアス印加手段とを
    有する帯電手段と、 前記帯電部材の表面性を検知する表面性検知手段と、 該表面性検知手段から検知情報を入力し、前記帯電部材
    の表面性に応じて前記帯電バイアス印加手段を制御して
    前記帯電部材に印加する交流電界を変化させる制御手段
    と、を備えた、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記表面性検知手段は、前記帯電部材に
    入射させた光の反射光から前記帯電部材の表面性を検知
    する、 請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記表面性検知手段は、所定の画像形成
    枚数時に、前記帯電部材に入射させた光の反射光から前
    記帯電部材の表面性を検知する、 請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記表面性検知手段は、予め設定した前
    記帯電部材の表面性情報を前記制御手段に入力する、 請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記表面性検知手段は、所定枚数時の画
    像形成枚数情報を前記制御手段に入力する、 請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電部材は、回転自在な帯電ローラ
    である、 請求項1、2、3、4又は5記載の画像形成装置。
JP15967998A 1998-06-08 1998-06-08 画像形成装置 Pending JPH11352754A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10054869B2 (en) 2016-03-15 2018-08-21 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus for detecting crack generated in charging member, method for controlling the image forming apparatus, and control program used in the image forming apparatus
US10444691B2 (en) 2016-05-17 2019-10-15 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and control program
JP2020086286A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社リコー 画像形成装置

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