JP2012098436A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性の低下を抑制するとともにジョブ開始時の画像濃度の変動を抑制し、適正な画像を形成すること。
【解決手段】ジョブ開始時に画像形成条件を補正して画像形成動作を行う回数を、感光ドラム3Yの消耗度又は現像部6Y内の現像剤の消耗度と、湿度センサにより検知された湿度と、に基づいて決定する。また、画像形成条件を補正して画像形成動作を行う各回の補正量を、決定された回数と、カウンタにより計測された前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマーにより計測された画像形成動作の停止時間と、に基づいて決定する。そして、決定された補正量に従って用紙に画像を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
オフィス等に設置されている複写機やプリンタ等の画像形成装置は、感光体上の静電潜像をトナーにより顕像化し、感光体上のトナー像を用紙に転写・定着する電子写真方式を採用しているものが多い。電子写真方式の画像形成装置は、高速且つ高画質の画像形成が可能であるため、多くのユーザーに受け入れられている。
電子写真方式の画像形成装置では、複数枚の用紙に画像を形成するジョブを実行する場合、ジョブ開始時の数回の画像形成動作において画像濃度が変動する可能性があり、この画像濃度の変動に対応するための技術が各種提案されている。
特許文献1に記載された技術は、画像形成装置内の温度や湿度を検知し、その検知結果に基づいて、画像形成動作前に感光体を予備回転させて除電・帯電を行い、感光体表面の電位を安定させるというものである。
また、特許文献2に記載された技術は、感光体回転時間、感光体停止時間、雰囲気環境の温度、雰囲気環境の絶対温度、次の画像形成よりも前の画像形成が片面プリントか両面プリントかに応じて、画像形成条件を制御し、適切な画像形成制御を行うものである。
特開2005−300745号公報 特開2010−9014号公報
特許文献1及び特許文献2に記載された技術のように、画像濃度の変動に対応するための技術が各種提案されているが、特許文献1に記載された技術は、画像形成動作前に感光体を回転させる必要がある。従って、感光体表面の電位を安定させて画像濃度の変動を抑制することは可能であるが、回転させるための時間だけ画像形成動作の開始が遅れ、生産性の観点で問題がある。
また、特許文献2に記載された技術は、感光体表面の電位のみが考慮されたものであり、画像濃度の変動に影響する他の因子(例えば現像剤の帯電変動や転写率の変動等)が考慮されておらず、画像濃度の変動に対して十分ではない。
そこで、本発明の目的は、生産性の低下を抑制するとともにジョブ開始時の画像濃度の変動を抑制し、適正な画像を形成する画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、
現像部に収容された現像剤を用いて感光体に形成された静電潜像を顕像化し、感光体に形成された画像を用紙に移して用紙上に画像を形成する画像形成部と、
画像形成装置の内部の湿度を検知する湿度検知部と、
前記画像形成部による画像形成動作の回数を計測する回数計測部と、
前記画像形成部による画像形成動作の停止時間を計測する停止時間計測部と、
前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
ジョブ開始時に画像形成条件を補正して画像形成動作を行う回数を、感光体の消耗度又は前記現像部内の現像剤の消耗度と、前記湿度検知部により検知された湿度と、に基づいて決定し、
決定された前記回数の画像形成動作を行う際の画像形成条件の各回の補正量を、決定された前記回数と、前記回数計測部により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、前記停止時間計測部により計測された画像形成動作の停止時間と、に基づいて決定し、
決定された前記回数と前記補正量とに従って、ジョブ開始時の画像形成動作を行うように前記画像形成部を制御することを特徴とするものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、生産性の低下を抑制するとともにジョブ開始時の画像濃度の変動を抑制し、適正な画像を形成することが出来る。
本発明に係る画像形成装置の中央断面図である。 画像形成装置の制御系のブロック図である。 帯電部におけるグリッド電圧の補正量を示す説明図である。 現像DCバイアスの補正量を示す説明図である。 レーザー書込部におけるレーザーパワーの補正量を示す説明図である。 二次転写ローラにおける転写電流の補正量を示す説明図である。
[画像形成システムの概要]
図1は、本発明に係る画像形成装置Xの中央断面図である。
画像形成装置Xは、主に、操作表示部OP、自動原稿搬送部ADF、画像読取部IR、画像形成部GSから構成されている。また、画像形成部GSは、主に、中間転写ベルト(中間転写部材)1、イエロー画像形成部2Y、マゼンタ画像形成部2M、シアン画像形成部2C、ブラック画像形成部2K、二次転写ローラ9、定着部12から構成されている。
画像形成部GSの上部に設置されている操作表示部OPはタッチパネル方式となっており、操作表示部OPに表示される操作画面を通じてユーザーが画像形成装置Xで実行するジョブ(用紙に画像を形成する動作を伴うジョブ)を設定することが可能である。
自動原稿搬送部ADFの原稿台上に載置された原稿dは給紙手段により搬送され、画像読取部IRの光学系により原稿dの片面又は両面の画像が読み取られ、イメージセンサCCDにより読み込まれる。イメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部(不図示)において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、レーザー書込部(書き込み部)5Y等に画像信号を送る。
画像形成装置GSの中央には縦長に巻回された中間転写ベルト1が設置されており、中間転写ベルト1の右側にイエロー画像形成部2Y、マゼンタ画像形成部2M、シアン画像形成部2C、ブラック画像形成部2Kが配置されている。
各画像形成部の構成は同一であり、イエロー画像形成部2Yを代表して説明すると、感光体ドラム3Yが中間転写ベルト1に接するよう配置されている。感光体ドラム3Yの廻りに反時計方向に、帯電部4Y、レーザー書込部5Y、現像部6Y、一次転写ローラ7Y(中間転写ベルト1の裏側)、クリーニング部8Yが配置されている。
感光体ドラム3Yに対し、帯電部4Yにより電荷(本実施形態では負帯電)が付加され、レーザー書込部5Yから照射されるレーザー光により静電潜像が形成される。そして、現像部6Yにより静電潜像が顕像化されてトナー像(本実施形態では負電荷)となる。そしてトナー像が一次転写ローラ7Yによって中間転写ベルト1に転写される。
各色のトナー像が中間転写ベルト1上で重ね合わされると、中間転写ベルト1上のトナー像は二次転写ローラ(二次転写部)9により画像形成装置Xの給紙トレイ10A、10B、10Cのいずれかの給紙トレイから給紙された用紙Sに転写される。転写後の中間転写ベルト1はベルトクリーニング部11により清掃される。
用紙Sに転写されたトナー像は、定着部12により定着される。定着部12の下流には、搬送路切換部材13が設けられ、用紙Sを排紙トレイ14に送るか、下方に搬送して両面搬送路に送るかの切換を行う。両面搬送路に送られた用紙Sは、再度転写位置に送られ裏面に画像が形成される。
[画像形成装置における制御系のブロック図]
図2は画像形成装置Xの制御系のブロック図であり、ここでは代表的なものだけ示す。
制御部100は、主にCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、ROMに格納されている各種制御プログラムを読み出してRAMに展開し、操作表示部OP、自動原稿搬送部ADF、画像読取部IR、画像形成部GS等の各部の動作を制御する。
記憶部101は、制御部100が各部の動作を制御するための各種プログラム等が記憶されており、制御部100が各部の動作を制御する際に記憶部101に記憶された情報が参照される。
カウンタ(回数計測部)102は、画像形成部GSにおいて画像形成動作を行った回数を計測する。例えば、1つのジョブ実行で用紙10枚に画像を形成する場合は、画像形成動作の回数を「10回」と計測する。
タイマー(停止時間計測部)103は、画像形成装置Xにおける各種の動作時間等を計測するものである。例えば、ジョブとジョブの間において画像形成動作がどれだけ停止したかを計測することが出来る。
湿度センサ(湿度検知部)104は、画像形成装置Xの内部の湿度を検知するものである。
制御部100は、カウンタ102、タイマー103、湿度センサ104から情報を取得し、後述する画像濃度の変動を抑制する動作を実行する。
[ジョブ開始時における画像形成条件の補正動作]
次に、ジョブ開始時にグリッド電圧等の画像形成条件を補正して、画像濃度の変動を抑制する動作について説明する。
電子写真方式の画像形成装置では、複数枚の用紙に画像を形成するジョブを実行する場合、ジョブ開始時の数回の画像形成動作において画像濃度が変動する可能性がある。本発明者が画像濃度の変動を詳しく検討したところ、画像濃度の変動は画像形成動作の停止時間、画像形成動作の履歴、環境に依存することが実験を通じて分かった。
そこで、本発明に係る画像形成装置Xでは、画像形成動作の停止時間等を考慮してジョブ開始時に画像形成条件を補正し、画像濃度の変動を抑制している。画像形成条件の補正は、各色の帯電部のグリッド電圧、各色の現像DCバイアス、各色のレーザー書込部におけるレーザーパワー(出力)、二次転写ローラ9における転写電流を補正することに実行している。以下、個々の動作について詳しく説明する。
[帯電部のグリッド電圧補正]
まず、ジョブ開始時に各色の帯電部のグリッド電圧を補正することにより画像濃度の変動を抑制する動作について説明する。グリッド電圧の補正は、イエロー画像形成部2Y、マゼンタ画像形成部2M、シアン画像形成部2C、ブラック画像形成部2Kの各々の帯電部で個別に同じ動作を行い、ここではイエロー画像形成部2Yにおける帯電部4Yを代表して説明する。
まず、帯電部4Yのグリッド電圧を補正してジョブ開始時に画像形成動作を行う回数(以下、「補正回数」という。)を決定する。この補正回数は、感光体ドラム3Yの消耗度と、湿度センサ104により検知された画像形成装置Xの内部の湿度と、に基づいて決定する。感光体ドラム3Yの消耗度は、予め決定されている感光体ドラム3Yの寿命回数に対して何回の画像形成動作が行われたのかをカウンタ102の数値を参照して制御部100が判断する。
感光体ドラム3Yの消耗度と画像形成装置Xの内部の湿度が把握されると、制御部100が以下の表1に示すデータテーブルを参照して補正回数を決定する。表1に示すデータテーブルは記憶部101に記憶されており、実験を通じて得たデータテーブルである。
Figure 2012098436
例えば、湿度センサ104により検知された湿度が35%であり、感光体ドラム3Yの消耗度が10%であれば、補正回数は「7回」と決定される。
制御部100により補正回数が決定されると、次に帯電部4Yのグリッド電圧を補正してジョブ開始時に画像形成動作を行う各回のグリッド電圧の補正量を決定する。各回のグリッド電圧の補正量は、制御部100により決定された補正回数と、カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間と、に基づいて決定する。
カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数は、例えば直前の実行済みジョブにおいて用紙20枚に画像を形成された場合は、画像形成動作の回数を「20回」と計測する。また、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間は、直前のジョブが完了してからタイマー103の計測を開始し、これから実行するジョブのスタート時間を予測して画像形成動作の停止時間を計測し、例えば1000secと計測する。
カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間が把握されると、まず、制御部100が以下の表2に示すデータテーブルを参照してジョブを実行して1回目の画像形成動作におけるグリッド電圧の補正量を決定する。表2に示すデータテーブルは記憶部101に記憶されており、実験を通じて得たデータテーブルである(直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数が少ないほど、グリッド電圧の補正量を大きくする必要があり、直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間が長いほど、グリッド電圧の補正量を大きくする必要がある)。また、表2に示すデータテーブルは湿度毎に設定されている。
Figure 2012098436
例えば、直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数が30回であり、画像形成動作の停止時間が2000secであれば、ジョブ開始時の1回目の画像形成動作におけるグリッド電圧の補正量は「25V」と決定される。
次に、表2を参照して決定された1回目の画像形成動作におけるグリッド電圧の補正量と、表1を参照して決定された補正回数から各回のグリッド電圧の補正量を決定する。表2を参照して決定された1回目の画像形成動作におけるグリッド電圧の補正量が25V、表1を参照して決定された補正回数が7回、通常の画像形成動作におけるグリッド電圧が600Vである場合を例にして説明する。
表2を参照して決定された1回目の画像形成動作におけるグリッド電圧の補正量が25Vであるため、1回目の画像形成動作におけるグリッド電圧は625V(600V+25V)となる。そして、図3で示すように画像形成動作の1回目から回数が増す毎に補正量の絶対値を小さくして7回の補正動作を行い、8回目の画像形成動作において通常のグリッド電圧である600Vにする。
7回の各回の補正量は、1回目の画像形成動作におけるグリッド電圧の補正量25Vを補正回数である7回で割り、割った時の余りを1回目から順に振り分ける。そのように計算すると、2回目の画像形成動作における補正量は21V、3回目の画像形成動作における補正量は17V、4回目の画像形成動作における補正量は13V、5回目の画像形成動作における補正量は9V、6回目の画像形成動作における補正量は6V、7回目の画像形成動作における補正量は3Vとなる。その結果、各回の画像形成動作におけるグリッド電圧は以下のようになる。
1回目の画像形成動作におけるグリッド電圧V1=625V
2回目の画像形成動作におけるグリッド電圧V2=621V
3回目の画像形成動作におけるグリッド電圧V3=617V
4回目の画像形成動作におけるグリッド電圧V4=613V
5回目の画像形成動作におけるグリッド電圧V5=609V
6回目の画像形成動作におけるグリッド電圧V6=606V
7回目の画像形成動作におけるグリッド電圧V7=603V
8回目の画像形成動作におけるグリッド電圧V8=600V
このように、グリッド電圧を補正して画像形成動作を行えば、ジョブ開始時の画像濃度の変動を抑えることが出来る。
[現像DCバイアス補正]
次に、ジョブ開始時に各色の現像DCバイアスを補正することにより画像濃度の変動を抑制する動作について説明する。現像DCバイアスの補正は、イエロー画像形成部2Y、マゼンタ画像形成部2M、シアン画像形成部2C、ブラック画像形成部2Kの各々の現像部で個別に同じ動作を行い、ここではイエロー画像形成部2Yにおける現像部6Yを代表して説明する。
まず、現像部6Yの現像DCバイアスを補正してジョブ開始時に画像形成動作を行う補正回数を決定する。この補正回数は、現像部6Y内の現像剤の消耗度と、湿度センサ104により検知された画像形成装置Xの内部の湿度と、に基づいて決定する。現像部6Y内の現像剤の消耗度は、予め決定されている現像剤の寿命回数に対して何回の画像形成動作が行われたのかをカウンタ102の数値を参照して制御部100が判断する。
現像部6Y内の現像剤の消耗度と画像形成装置Xの内部の湿度が把握されると、制御部100が以下の表3に示すデータテーブルを参照して補正回数を決定する。表3に示すデータテーブルは記憶部101に記憶されており、実験を通じて得たデータテーブルである。
Figure 2012098436
例えば、湿度センサ104により検知された湿度が50%であり、現像部6Y内の現像剤の消耗度が80%であれば、補正回数は「9回」と決定される。
制御部100により補正回数が決定されると、次に現像DCバイアスを補正してジョブ開始時に画像形成動作を行う各回の現像DCバイアスの補正量を決定する。各回の現像DCバイアスの補正量は、制御部100により決定された補正回数と、カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間と、に基づいて決定する。
カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間が把握されると、まず、制御部100が以下の表4に示すデータテーブルを参照してジョブを実行して1回目の画像形成動作における現像DCバイアスの補正量を決定する。表4に示すデータテーブルは記憶部101に記憶されており、実験を通じて得たデータテーブルである。また、表4に示すデータテーブルは湿度毎に設定されている。
Figure 2012098436
例えば、直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数が5回であり、画像形成動作の停止時間が500secであれば、ジョブ開始時の1回目の現像DCバイアスの補正量は「−6V」と決定される。
次に、表4を参照して決定された1回目の画像形成動作における現像DCバイアスの補正量と、表3を参照して決定された補正回数から各回の現像DCバイアスの補正量を決定する。表4を参照して決定された1回目の画像形成動作における現像DCバイアスの補正量が−6V、表3を参照して決定された補正回数が9回、通常の画像形成動作における現像DCバイアスが400Vである場合を例にして説明する。
表4を参照して決定された1回目の画像形成動作における現像DCバイアスの補正量が−6Vであるため、1回目の画像形成動作における現像DCバイアスは394V(400V−6V)となる。そして、図4で示すように画像形成動作の1回目から回数が増す毎に補正量の絶対値を小さくして通常の現像DCバイアスである400Vにする。
補正回数は9回であるが、1回毎の補正量の最小絶対値は1Vと設定されているため、2回目の画像形成動作における補正量は−5V、3回目の画像形成動作における補正量は−4V、4回目の画像形成動作における補正量は−3V、5回目の画像形成動作における補正量は−2V、6回目の画像形成動作における補正量は−1Vとし、7回目の画像形成動作で通常の現像DCバイアスに戻す。その結果、各回の画像形成動作における現像DCバイアスは以下のようになる。
1回目の画像形成動作における現像DCバイアスVA=394V
2回目の画像形成動作における現像DCバイアスVB=395V
3回目の画像形成動作における現像DCバイアスVC=396V
4回目の画像形成動作における現像DCバイアスVD=397V
5回目の画像形成動作における現像DCバイアスVE=398V
6回目の画像形成動作における現像DCバイアスVF=399V
7回目の画像形成動作における現像DCバイアスVG=400V
このように、現像DCバイアスを補正して画像形成動作を行えば、ジョブ開始時の画像濃度の変動を抑えることが出来る。
[レーザー書込部におけるレーザーパワー補正]
次に、ジョブ開始時に各色のレーザー書込部におけるレーザーパワーを補正することにより画像濃度の変動を抑制する動作について説明する。レーザーパワーの補正は、イエロー画像形成部2Y、マゼンタ画像形成部2M、シアン画像形成部2C、ブラック画像形成部2Kの各々のレーザー書込部で個別に同じ動作を行い、ここではイエロー画像形成部2Yにおけるレーザー書込部5Yを代表して説明する。
まず、レーザー書込部5Yのレーザーパワーを補正してジョブ開始時に画像形成動作を行う補正回数を決定する。この補正回数は、感光体ドラム3Yの消耗度と、湿度センサ104により検知された画像形成装置Xの内部の湿度と、に基づいて決定する。
感光体ドラム3Yの消耗度と画像形成装置Xの内部の湿度が把握されると、制御部100が以下の表5に示すデータテーブルを参照して補正回数を決定する。表5に示すデータテーブルは記憶部101に記憶されており、実験を通じて得たデータテーブルである。
Figure 2012098436
例えば、湿度センサ104により検知された湿度が50%であり、感光体ドラム3Yの消耗度が50%であれば、補正回数は「5回」と決定される。
制御部100により補正回数が決定されると、次にレーザーパワーを補正してジョブ開始時に画像形成動作を行う各回のレーザーパワーの補正量を決定する。各回のレーザーパワーの補正量は、制御部100により決定された補正回数と、カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間と、に基づいて決定する。
カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間が把握されると、まず、制御部100が以下の表6に示すデータテーブルを参照してジョブを実行して1回目の画像形成動作におけるレーザーパワーの補正量を決定する。表6に示すデータテーブルは記憶部101に記憶されており、実験を通じて得たデータテーブルである。また、表6に示すデータテーブルは湿度毎に設定されている。
Figure 2012098436
例えば、直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数が20回であり、画像形成動作の停止時間が1500secであれば、ジョブ開始時の1回目の現像DCバイアスの補正量は「−3μW」と決定される。
次に、表6を参照して決定された1回目の画像形成動作におけるレーザーパワーの補正量と、表5を参照して決定された補正回数から各回のレーザーパワーの補正量を決定する。表6を参照して決定された1回目の画像形成動作におけるレーザーパワーの補正量が−3μW、表6を参照して決定された補正回数が5回、通常の画像形成動作におけるレーザーパワーが130μWである場合を例にして説明する。
表6を参照して決定された1回目の画像形成動作におけるレーザーパワーの補正量が−3μWであるため、1回目の画像形成動作におけるレーザーパワーは127μW(130μW−3W)となる。そして、図5で示すように画像形成動作の1回目から回数が増す毎に補正量の絶対値を小さくして通常のレーザーパワーである130μWにする。
補正回数は5回であるが、1回毎の補正量の最小絶対値は1μWと設定されているため、2回目の画像形成動作における補正量は−2μW、3回目の画像形成動作における補正量は−1μWとし、4回目の画像形成動作で通常のレーザーパワーに戻す。その結果、各回の画像形成動作におけるレーザーパワーは以下のようになる。
1回目の画像形成動作におけるレーザーパワーW1=127μW
2回目の画像形成動作におけるレーザーパワーW2=128μW
3回目の画像形成動作におけるレーザーパワーW3=129μW
4回目の画像形成動作におけるレーザーパワーW4=130μW
このように、レーザーパワーを補正して画像形成動作を行えば、ジョブ開始時の画像濃度の変動を抑えることが出来る。
[二次転写ローラにおける転写電流補正]
次に、ジョブ開始時に二次転写ローラ9における転写電流を補正することにより画像濃度の変動を抑制する動作について説明する。
まず、二次転写ローラ9における転写電流を補正してジョブ開始時に画像形成動作を行う補正回数を決定する。この補正回数は、各色の現像部における平均の現像剤の消耗度と、湿度センサ104により検知された画像形成装置Xの内部の湿度と、に基づいて決定する。
各色の現像部における平均の現像剤の消耗度と画像形成装置Xの内部の湿度が把握されると、制御部100が以下の表7に示すデータテーブルを参照して補正回数を決定する。表7に示すデータテーブルは記憶部101に記憶されており、実験を通じて得たデータテーブルである。
Figure 2012098436
例えば、湿度センサ104により検知された湿度が40%であり、各色の現像部内の平均の現像剤の消耗度が20%であれば、補正回数は「5回」と決定される。
制御部100により補正回数が決定されると、次に転写電流を補正してジョブ開始時に画像形成動作を行う各回の転写電流の補正量を決定する。各回の転写電流の補正量は、制御部100により決定された補正回数と、カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間と、に基づいて決定する。
カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間が把握されると、まず、制御部100が以下の表8に示すデータテーブルを参照してジョブを実行して1回目の画像形成動作における転写電流の補正量を決定する。表8に示すデータテーブルは記憶部101に記憶されており、実験を通じて得たデータテーブルである。また、表8に示すデータテーブルは湿度毎に設定されている。
Figure 2012098436
例えば、直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数が200回であり、画像形成動作の停止時間が700secであれば、ジョブ開始時の1回目の転写電流の補正量は「−2μA」と決定される。
次に、表8を参照して決定された1回目の画像形成動作における転写電流の補正量と、表7を参照して決定された補正回数から各回の転写電流の補正量を決定する。表8を参照して決定された1回目の画像形成動作における転写電流の補正量が−2μA、表7を参照して決定された補正回数が5回、通常の画像形成動作における二次転写ローラ9の転写電流が−50μAである場合を例にして説明する。
表8を参照して決定された1回目の画像形成動作における転写電流の補正量が−2μAであるため、1回目の画像形成動作における転写電流は−52μA(−50μA−2μA)となる。そして、図6で示すように画像形成動作の1回目から回数が増す毎に補正量の絶対値を小さくして通常の転写電流である−50μAにする。
補正回数は5回であるが、1回毎の補正量の最小絶対値は1μAと設定されているため、2回目の画像形成動作における補正量は−1μAとし、3回目の画像形成動作で通常の転写電流に戻す。その結果、各回の画像形成動作における転写電流は以下のようになる。
1回目の画像形成動作における転写電流A1=−52μA
2回目の画像形成動作における転写電流A2=−51μA
3回目の画像形成動作における転写電流A3=−50μA
このように、二次転写ローラ9の転写電流を補正して画像形成動作を行えば、ジョブ開始時の画像濃度の変動を抑えることが出来る。
以上、表1〜表8、図3〜図6を用いて説明したように、補正回数を、感光体ドラム又は現像剤の消耗度と、湿度センサ104により検知された画像形成装置Xの内部の湿度と、に基づいて決定し、そして各回の補正量を、制御部100により決定された補正回数と、カウンタ102により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、タイマー103により計測された直前の実行済みジョブからの画像形成動作の停止時間と、に基づいて決定して画像形成動作を行えば、画像濃度の変動に影響する因子を考慮してジョブ開始時の画像濃度の変動を抑制することができ、適正な画像を形成出来る。また、ジョブ開始前に感光体ドラム3Y等の予備回転を行うことなくジョブを開始出来るため、生産性の低下も抑制することが出来る。
なお、グリッド電圧と現像DCバイアスの補正を同時に行う等、各色の帯電部のグリッド電圧、各色の現像DCバイアス、各色のレーザー書込部におけるレーザーパワー、二次転写ローラ9における転写電流の補正を任意に組み合わせて同時に実行してもよい。
X 画像形成装置
OP 操作表示部
ADF 自動原稿搬送部
IR 画像読取部
GS 画像形成部
100 制御部
101 記憶部
102 カウンタ
103 タイマー
104 湿度センサ

Claims (6)

  1. 現像部に収容された現像剤を用いて感光体に形成された静電潜像を顕像化し、感光体に形成された画像を用紙に移して用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    画像形成装置の内部の湿度を検知する湿度検知部と、
    前記画像形成部による画像形成動作の回数を計測する回数計測部と、
    前記画像形成部による画像形成動作の停止時間を計測する停止時間計測部と、
    前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    ジョブ開始時に画像形成条件を補正して画像形成動作を行う回数を、感光体の消耗度又は前記現像部内の現像剤の消耗度と、前記湿度検知部により検知された湿度と、に基づいて決定し、
    決定された前記回数の画像形成動作を行う際の画像形成条件の各回の補正量を、決定された前記回数と、前記回数計測部により計測された直前の実行済みジョブにおける画像形成動作の回数と、前記停止時間計測部により計測された画像形成動作の停止時間と、に基づいて決定し、
    決定された前記回数と前記補正量とに従って、ジョブ開始時の画像形成動作を行うように前記画像形成部を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記感光体を帯電する帯電部を有し、
    前記制御部は、画像形成条件として前記帯電部のグリッド電圧を補正するように前記画像形成部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体上の静電潜像を現像剤で現像する現像部を有し、
    前記制御部は、画像形成条件として前記現像部の現像バイアスを補正するように前記画像形成部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記感光体上に静電潜像を書き込む書き込み部を有し、
    前記制御部は、画像形成条件として前記書き込み部の出力を補正するように前記画像形成部を制御することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体に形成された画像が転写される中間転写部材と、前記中間転写部材に転写された画像を用紙に転写する二次転写部と、を有し、
    前記制御部は、画像形成条件として前記二次転写部の転写電流を補正するように前記画像形成部を制御することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正量の絶対値は、画像形成動作の回数が増す毎に小さくなることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016035517A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2018132605A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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