JP2017166685A - 有害ガス管路用遮断弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】有害ガスが流れる管路において、遮断弁の弁体等の修理・交換時の有害ガスの漏洩を阻止する。【解決手段】弁箱1に着脱自在な蓋(フランジ)5bを有し、その蓋を外して弁体2を弁箱から取り出す有害ガス管路用遮断弁Vである。その蓋がボルト止めされる弁箱上面フランジ5aの下面にエアーカーテン装置10が設けられている。このエアーカーテン装置は、フランジ5aの下面に固定された四角枠状のケーシング11と、そのケーシング11の周囲に適宜に設けた噴出ノズル12とからなる。その噴出ノズル12からN2ガスを噴出し、弁体2等の貫通穴(取出穴)4全域を閉塞してエアーカーテンを形成する。このエアーカーテンは、弁体が通り抜け出るため、貫通穴から管路内の有害ガスの漏洩を有効に阻止する。このため、弁体の修理・交換時の作業者の危険性の恐れを極力少なくすることができる。【選択図】図3

Description

この発明は、コークス炉ガス(COG(coke oven gas))等の有害ガス管路用遮断弁に関するものである。
上記有害ガス管路に介設される遮断弁において、その弁体の修理や取り替え時、弁体を弁箱から取り出す(引き抜く)ものがある(特許文献1〜3参照)。
この弁体の取り出す時、通常、弁箱の蓋を外してその開口部から弁体を取り出すこととなる。このため、管路に流体が流れているか否かに関係なく、その開口部から、管路内の有害ガスが漏れ出る恐れがある。特に、流体がながれている状態でその弁体の取り出しを行う場合、有害ガスは必ず漏れ出ることとなる。
従来においては、その蓋の取り外しと弁体の取り出しを出来る限り速やかに行い、かつ、速やかに、ベニヤ板等によって上記開口部を閉塞するようにしている。
特開昭50−153324号公報 特開2000−346238号公報 特表2002−517681号公報
しかし、ベニヤ板で出来る限り速やかに開口部を閉塞するといっても、その閉塞までの時間において、少なからず有害ガスが漏れ出る。このため、作業者は有害ガスに晒される恐れがある。
この発明は、以上の実状の下、弁体の取り出し時においても、有害ガスが漏れ出ることを極力なくすことを課題とする。
上記課題を達成するため、この発明は、上記開口部にエアーカーテンを形成し、そのエアーカーテンによって開口部からの有害ガスの漏洩を防止することとしたのである。
エアーカーテンは、弁体が通り抜け出るため、蓋を外す前から形成することができ、有効に有害ガスの漏洩を阻止することができる。そのエアーカーテンには、空気のみならず、窒素ガス等の種々の無害なガスを採用できる。
この発明の具体的構成としては、弁箱に着脱自在な蓋を有し、その蓋を外して弁体を弁箱から取り出す有害ガス管路用遮断弁において、前記蓋を外した際の弁箱の開口部を閉塞するエアーカーテンを形成する装置を備えた構成を採用することができる。
そのエアーカーテンの形成手段としては、従来周知の構成を適宜に採用すれば良いが、例えば、上記開口部の周縁にエアー噴射ノズルを設けて、そのノズルからのエアー噴射によってエアーカーテンを形成することができる。
この発明は、以上のように、エアーカーテンによって有害ガスの漏洩を阻止するようにしたので、弁体の取り外し・取り付けの全工程において有害ガスの漏洩がなくなり、作業者の危険性の恐れを極力少なくすることができる。
この発明に係る遮断弁の一実施形態の一部切欠き正面図 同実施形態の一部切断側面図 同実施形態の作用説明用一部除去概略平面図 同作用説明用平面図 同作用説明用正面図
この発明に係る遮断弁の一実施形態を図1〜図5に示し、この実施形態の遮断弁Vは、図1、図2に示すように、円筒状弁箱1と、弁体2と、その弁軸3とからなるバタフライ弁であって、コークス炉ガスの管路Pに介設されるものである。その管路Pの底部に水Wが満たされている。
弁箱1は、SS400等の一般構造用圧延鋼材からなって、その両端のフランジ1aを介して管路Pに接続される。そのフランジ1aの周囲等間隔に補強リブ片1bが設けられ、両フランジ1aの上下左右には吊り下げ用リブ1cが設けられており、そのリブ1cの孔に吊り上げ機(クレーン)のフックを引っ掛けてこの遮断弁Vを吊り上げ・吊り下げする。
弁体2は、SUS304等のステンレス鋼材からなって、同材料の横方向のリブ2aを両側面上下に設けて補強されている。
弁軸3は、同様にSUS304等のステンレス鋼材からなって、弁体2の中心軸上に位置されてリーマボルト・ナット3aによって弁体2に締結されており、弁箱1の上壁を貫通して上面に突出している。
その弁箱1の弁棒3が貫通する穴(開口部)4は、弁箱1の筒軸方向の長穴に形成されており(図2〜図4参照)、その長さ方向は弁体2の径方向より大きく、幅方向は弁体2の幅(厚さ)より大きく設定されている。このため、この貫通穴4を通って弁体2を弁箱1外に取り出すことができる(図5参照)。
その貫通穴4は、弁箱1上面のフランジ5aに形成され、そのフランジ5aにハンドル9等からなる弁作動部を設けたフランジ5bがボルト止めされている。このフランジ5bに軸受6を介して弁軸3が貫通している。
フランジ5bの上面には弁軸支持スタンド7が設けられている。このスタンド7の途中及び上端に軸受8が設けられており、この両軸受8でもって弁軸3がスタンド7に回転可能に支持されている。このため、ハンドル9によって弁軸3を回転させることによって弁体2が回転して開閉弁する(図1、2の状態が閉弁状態)。
以上の構成は従来と同様であって、この発明は、弁箱1の上面フランジ5aの下面にエアーカーテン装置10を設けた点が特徴である。
このエアーカーテン装置10は、フランジ5aの下面に固定された四角枠状のケーシング11と、そのケーシング11の周囲に適宜に設けた噴出ノズル12とからなる。その噴出ノズル12の数及び位置は、後述のエアーカーテンCが形成されて上記貫通穴4の全域をカバーするように適宜に設定する。噴出ノズル12からの噴出ガスaは、有害ガスを遮断し得れば何れでも良いが、この実施形態においては、窒素(N)ガスを使用した。
この実施形態の遮断弁Vは以上の構成であり、ハンドル9を人力又は駆動機により回して、図1、図2実線で示すように、弁体2を弁箱1の筒軸方向に直交させると、閉弁状態となり、図1鎖線で示すように、弁体2を弁箱1の筒軸方向に向かせると、開弁状態となり、その弁体2の回転途中を適宜に選定することによって開度を調整し得る。
この遮断弁Vは、上記使用状態においては、貫通穴4はフランジ5bによって塞がれているため、弁箱1内の有害ガスが弁箱1の外に漏れ出ることはない。すなわち、この実施形態においては、請求項でいう「蓋」をそのフランジ5bが構成している。
この使用において、弁体2を修理したり、交換したりする場合、上記弁箱1上部の対のフランジ5a、5bの締結ボルトを外して、図3の鎖線に示すように、弁体2を弁箱1の筒軸方向に向かせた後、図5に示すように、貫通穴4を介して弁体2及び弁軸3を弁箱1内から取り出すこととなる。その取り出しは、スタンド7の適宜な個所に吊り上げ機のフックを引っ掛けて行う。
このとき、上記締結ボルトを外す前、又は外しても管路内の有害ガスが漏れない状態において、図4に示すように、各噴射ノズル12からNガスaを噴射して貫通穴4全域を閉塞する。すなわち、貫通穴4全域にエアーカーテンCを張る。
このため、上記弁体2及び弁軸3を弁箱1内から取り出し時、その弁体2、弁軸3はそのエアーカーテンC内を通過して貫通穴4を通り抜けることとなる。すなわち、その通り抜け時、通り抜け径路はエアーカーテンCによって閉塞されているため、貫通穴4から配管路P内の有害ガスが漏れることは極めて少ない。
弁体2等の修理・交換時間が長くなる場合等は、貫通穴4をベニヤ板等で被って有害ガスの漏洩を阻止する。このとき、エアーカーテンCを形成し続けても良い。
修理・交換が終われば、エアーカーテンCを形成した状態で、上記の逆作用によって弁体2を弁箱1内に納める。
上記実施形態において、エアーカーテン装置10のケーシング11を、貫通穴4と同一大きさ以上の四角枠とすることができる。このとき、従来の貫通穴の変更をしなくても良い場合がある。しかし、エアーカーテンCの形成が十分で無くなる恐れがあるため、貫通穴4は出来るだけ小さい方が好ましい。
また、エアーカーテン装置10は、エアーカーテンCを形成し得る構成であれば、その構成は任意である。例えば、建物の開閉扉におけるエアーカーテンのように、その扉の上下壁の一方の扉開閉方向に長い長孔に相当するガスaの噴出孔をケーシング11の一方の側壁に設け、対向する他方の側壁にはそのガスaの吸気孔を同長さ方向に形成した構成等とし得る。
上記実施形態の遮断弁Vは、コークス炉ガスの配管路Pに介設した場合であったが、有害ガスの管路であれば、この発明に係る遮断弁を適宜に介設してその作用効果を発揮し得ることは言うまでもない。さらに、この発明は遮断弁としているが、開閉のみの弁に限らず、弁体2の弁箱1の筒軸に対する角度を適宜にして開度を調整し得る弁もこの発明に係る遮断弁に含まれる。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
C エアーカーテン
P 有害ガス管路
V 遮断弁
W 水
a エアーカーテン用ガス(Nガス)
1 弁箱
2 弁体
3 弁軸
4 貫通穴(開口部)
5b 蓋(フランジ)
10 エアーカーテン装置
11 エアーカーテン装置の四角枠状ケーシング
12 噴射ノズル

Claims (2)

  1. 弁箱(1)に着脱自在な蓋(5b)を有し、その蓋(5b)を外して弁体(2)を前記弁箱(1)内から取り出す有害ガス管路用遮断弁(V)であって、前記蓋(5b)を外した際の弁箱(1)の開口部(4)を閉塞するエアーカーテン(C)を形成する装置(10)を備えたことを特徴とする有害ガス管路用遮断弁。
  2. 上記開口部(4)の周縁にエアー噴射ノズル(12)を設けて、そのノズル(12)からのエアー(a)の噴射によって上記エアーカーテン(C)を形成することを特徴とする請求項1に記載の有害ガス管路用遮断弁。
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