JPH0540665U - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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JPH0540665U
JPH0540665U JP8983591U JP8983591U JPH0540665U JP H0540665 U JPH0540665 U JP H0540665U JP 8983591 U JP8983591 U JP 8983591U JP 8983591 U JP8983591 U JP 8983591U JP H0540665 U JPH0540665 U JP H0540665U
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valve
rotary shaft
hole
valve plate
elongated hole
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JP8983591U
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惇敬 田中
精和 永井
弘司 中垣
祐三 田中
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Chugai Ro Co Ltd
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Chugai Ro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立、点検、修理等の容易なバタフライ弁を
提供することである。 【構成】 バタフライ弁1を、管軸方向に延在する長孔
4を備えた筒状の弁本体2と、前記長孔4が位置する部
分の流路断面と略同一の外形を有する弁板14の中心線
上に回転軸11を設け、前記長孔4を介して前記弁板1
4を弁本体2の流路3に挿入すると共に、前記回転軸1
1の一部を前記長孔4を介して外部に突出させるように
した仕切り部材10と、貫通孔9を有し、この貫通孔9
に前記弁本体2から突出させるようにした回転軸11を
挿通し、前記長孔4を開閉可能に閉鎖した蓋部材6と、
で構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流路に直交して配置された回転軸を回転することにより、この回転 軸に設けた弁板で前記流路を開閉するバタフライ弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記バタフライ弁として図4に示すものが知られている。このバタフラ イ弁20では、円筒状弁本体21の貫通孔22から挿入された回転軸23が、こ の貫通孔22に設けた軸受部材(図示せず)と貫通孔22の対向部に設けた軸受 凹部24とで回転可能に支持され、回転軸23の弁本体内部に位置する部分に弁 板25がボルト26,26で固定されている。
【0003】 前記バタフライ弁20は、図示するように、両端に配管27,27が接続され 、回転軸23に設けた図示しないハンドルを操作することによって弁板25の方 向を切り換え、配管27,27及び弁本体21の内部を流れる流体の流量を調整 することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記バタフライ弁20の弁板25や回転軸23を点検、修理、 取り替えなどするときは、バタフライ弁20全体を配管27,27から取り外さ なければならないという問題点を有していた。特に、排気ガス配管や熱風ダクト に設けたバタフライ弁20では、排気ガス等に含まれる有害物質により弁板等の 損傷が激しいために弁板等を交換することが必須で、しかも、配管の周囲を断熱 材で被覆しているものでは、バタフライ弁20を囲む断熱材をすべて除去する必 要があるため、点検等の作業に要する労力、経費は莫大なものであった。
【0005】 また、弁板25、回転軸23を新たな部品と交換する場合、一度解体されたこ れらの部材を精度よく組み立てるのは容易なことではなかった。すなわち、組立 は、回転軸23を貫通孔22に挿入し、弁本体21の一端開口から挿入した弁板 25をボルト26,26で固定するわけであるが、狭い流路内で弁板25の位置 を正確に保持し、流路内に差し込んだ工具の先端を見ながらボルト26,26を 締める作業は容易でなく、弁板25の取り付け位置に誤差を生じることは避けら れないことであった。そのため、弁板25で流路を閉鎖しても、弁本体21と弁 板25との間に隙間を生じて完全な締めきり性が得られず、無駄にエネルギを消 費することとなっていた。
【0006】 さらに、弁本体21の長さは、弁本体21の端部から弁板25を挿入し、かつ 、これを回転軸23にボルト26,26で固定する作業が可能な長さでなければ ならない。このため、弁本体21の形状に多くの制約を受け、必ずしも現場の要 求に沿った製品を製作することができないという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記問題点を解決するためになされたもので、バタフライ弁を、管 軸方向に延在する長孔を備えた筒状の弁本体と、前記長孔が位置する部分の流路 断面と略同一の外形を有する弁板の中心線上に回転軸を設け、前記長孔を介して 前記弁板を弁本体の流路に挿入すると共に、前記回転軸の一部を前記長孔を介し て外部に突出させるようにした仕切り部材と、貫通孔を有し、この貫通孔に前記 弁本体から突出した回転軸を挿入し、前記長孔を開閉可能に閉鎖した蓋部材と、 で構成したものである。
【0008】
【実施例】
以下、図1,2を参照して本考案の一実施例について説明する。図に示すバタ フライ弁1において、弁本体2は両端を開放した円筒体からなり、上部に管軸方 向に沿って長孔4が形成され、これに対向する下部内面に軸受凹部5が形成され ており、前記長孔4は下記する仕切り部材10を挿入可能な大きさとしてある。 蓋部材6は、前記弁本体1の外部に設けた蓋本体7と、この蓋本体7の凹状下面 に一体的に設けた前記長孔4と略同一形状の嵌合部8とからなり、中央に貫通孔 9が形成されている。前記仕切り部材10は、回転軸11と弁板14とからなり 、回転軸11は、その下部外周面を軸方向に沿って切除することにより弁板取付 部12が形成され、この弁板取付部12にねじ孔13,13が形成されている。 一方、弁板14は、長孔4が位置する箇所の流路断面と略同一の外形寸法を有す る円板で、中心線上にボルト貫通用の孔15,15が設けてある。
【0009】 前記バタフライ弁1を組み立てる場合、まず、弁板14を回転軸11の弁板取 付部12に位置決めし、貫通孔15,15に挿通したボルト16,16を回転軸 11のねじ孔13,13に螺合して固定する。このとき、ボルト締め作業は、回 転軸11と弁板14を手元に置いて行なうことができるので、回転軸11に対し て弁板14は精度良く位置決めされて固定される。次に、このようにして一体化 した回転軸11と弁板14を長孔4を介して弁本体2の流路3に挿入し、回転軸 11の下端部を軸受凹部5に挿入する。最後に、蓋部材6の貫通孔9に回転軸1 1をその上端側から挿通し、蓋部材6の嵌合部8を長孔4に嵌合すると共に、蓋 本体7と弁本体2との間に適宜パッキンを挾持し、蓋部材6と弁本体2をボルト 17で固定する。また、蓋部材6の貫通孔9と回転軸11との間は、周知のシー ル方法でシールする。さらに、回転軸11の上部に図示しないハンドルと取り付 ける。
【0010】 以上のようにして組み立てられたバタフライ弁1は、配管18,18の間に接 続される。また、配管18が高温または低温流体を搬送するものであれば、配管 18およびバタフライ弁1の周囲が断熱材で保護される。そして、ハンドルを持 って回転軸11を回動することにより弁板14で流路3が開閉され、配管18, 18を流れる流体の流量調整が行われる。
【0011】 前記回転軸11,弁板14を点検、交換、修理する場合、ボルト17を外して 弁本体2から蓋部材6を取り外す。また、配管18,18およびバタフライ弁1 の周囲が断熱材で被覆されているときは、蓋部材6を覆う断熱材だけを除去する 。すなわち、バタフライ弁1を囲むすべての断熱材を除去する必要はなく、一部 分の断熱材を除去するだけで足りる。次に、回転軸11を回転して弁板14を長 孔4と平行に位置させ、回転軸11を持ってこれを上方に持ち上げ、弁板14を 長孔4を介して外部に取り出す。そして、回転軸11、弁板14の点検、交換、 修理等が終了すると、再び組立時と同様に、回転軸11、弁板14、および蓋部 材6を弁本体2に組み立て、さらに断熱材で蓋部材6を被覆して元の使用状態に 戻す。
【0012】 バタフライ弁の第2実施例について図3を参照して説明する。このバタフライ 弁1aにおいて、前記弁本体2はカバー部材30を備えている。このカバー部材 30は、底部を開放した略箱型のもので、周囲の側壁下端部が弁本体2の外周形 状に一致させてあり、天井部に前記長孔4と略同一の大きさを有する長孔31が 形成してある。このカバー部材30は、長孔31を弁本体2の長孔4の上部に位 置させ、下端部を弁本体2に当接し、その当接部を溶接して弁本体2に一体化さ れている。蓋部材60は長方形の板材からなり、中央に貫通孔61が形成されて いる。仕切り部材10は、前記実施例のものと同一である。
【0013】 前記構成を有するバタフライ弁1aでは、仕切り部材10を長孔31,4を介 して流路3に挿入し、長孔31から突出する回転軸11を蓋部材60の貫通孔6 1に挿通する。また、蓋部材60の四隅に設けた貫通孔62を介してカバー部材 30のねじ孔32に図示しないボルトを螺合すると共に、回転軸11と貫通孔6 1との隙間を適宜シールして組み立て、前記実施例のバタフライ弁1と同様に配 管の間に接続される。また、前記バタフライ弁1aから仕切り部材10を取り出 す場合、弁板14を流路に平行に位置させ、ボルトを緩めて蓋部材60をカバー 部材30から取り除き、回転軸11を持って引き上げる。
【0014】 なお、前記実施例では、回転軸11と弁板14をそれぞれ別部材で構成するも のとしたが、これら回転軸11と弁板14を同一材料で一体に形成したものであ ってもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案にかかるバタフライ弁によれば、弁板と 回転軸との組立、及び、これらと弁本体との組立は、これら組立部品を手元に置 いて組立精度を確認しながら行なうことができるので、各部品を高精度に組み立 てることができる。したがって、弁板で流路を閉鎖したときに弁板と弁本体との 間に隙間を生じることも少なく、無駄にエネルギを浪費することがなく、経済的 である。
【0016】 また、配管中に接続されているバタフライ弁の点検、修理等を行なう場合でも 、弁本体は配管に接続した状態で、蓋部材を外すことによって回転軸と弁板と取 り出すことができるので、点検、修理等の作業が簡略化できると共に、弁本体の 長さを現場の状況、必要性に応じたものとすることができる。
【0017】 さらに、配管やバタフライ弁の周囲が断熱材で被覆されている場合でも、点検 、修理等の作業は、前記断熱材をバタフライ弁の全長に亙って除去する必要がな く、僅かに蓋部材が取り外し可能な部分だけを除去すれば足りるので、断熱材の 補修も簡略化できる。
【0018】 さらにまた、回転軸と弁板を同一部材から一体的に製作することができ、この ように一体的に製作したものでは回転軸と弁板との組立が不要になるので、組立 、点検、修理等の作業が一層簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかるバタフライ弁の部分断面図で
ある。
【図2】 本考案にかかるバタフライ弁の平面図であ
る。
【図3】 本考案にかかるバタフライ弁の別実施例の分
解斜視図である。
【図4】 従来のバタフライ弁の部分断面図である。
【符号の説明】
1…バタフライ弁、2…弁本体、3…流路、4…長孔、
5…軸受凹部、6…蓋部材、10…仕切り部材、11…
回転軸、14…弁板。
フロントページの続き (72)考案者 田中 祐三 大阪府大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外炉工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管軸方向に延在する長孔を備えた筒状の
    弁本体と、前記長孔が位置する部分の流路断面と略同一
    の外形を有する弁板の中心線上に回転軸を設け、前記長
    孔を介して前記弁板を弁本体の流路に挿入すると共に、
    前記回転軸の一部を前記長孔を介して外部に突出させる
    ようにした仕切り部材と、貫通孔を有し、この貫通孔に
    前記弁本体から突出した回転軸を挿通し、前記長孔を開
    閉可能に閉鎖した蓋部材と、からなることを特徴とする
    バタフライ弁。
JP1991089835U 1991-10-31 1991-10-31 バタフライ弁 Expired - Lifetime JP2536825Y2 (ja)

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JP2536825Y2 (ja) 1997-05-28

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