JPH10299907A - バタフライ弁 - Google Patents
バタフライ弁Info
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- JPH10299907A JPH10299907A JP10987097A JP10987097A JPH10299907A JP H10299907 A JPH10299907 A JP H10299907A JP 10987097 A JP10987097 A JP 10987097A JP 10987097 A JP10987097 A JP 10987097A JP H10299907 A JPH10299907 A JP H10299907A
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- Japan
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- valve
- seat surface
- box
- butterfly
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バタフライ弁を配管に取り付けた状態で、バ
タフライ弁の分解・組立てができるようにする。 【解決手段】 弁箱11と、弁箱弁座面52と接触する
弁体弁座面62が周面に形成された弁体61と、弁体6
1を保持し、弁箱11に回転可能に取り付けられた弁棒
71とを備えたバタフライ弁において、弁入・出口の開
口面12、13に対して直角方向に向かって開口し、弁
体61を取り出すことができる広さをもったふた開口部
15が弁箱11に設けられており、前記ふた開口部11
が着脱可能なふた19で覆われており、弁棒71がふた
開口部15の開口面16に平行に、かつ弁入口中心と弁
出口中心とを結ぶ流路中心線14に対し直角方向に取り
付けられている。
タフライ弁の分解・組立てができるようにする。 【解決手段】 弁箱11と、弁箱弁座面52と接触する
弁体弁座面62が周面に形成された弁体61と、弁体6
1を保持し、弁箱11に回転可能に取り付けられた弁棒
71とを備えたバタフライ弁において、弁入・出口の開
口面12、13に対して直角方向に向かって開口し、弁
体61を取り出すことができる広さをもったふた開口部
15が弁箱11に設けられており、前記ふた開口部11
が着脱可能なふた19で覆われており、弁棒71がふた
開口部15の開口面16に平行に、かつ弁入口中心と弁
出口中心とを結ぶ流路中心線14に対し直角方向に取り
付けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バタフライ弁、
特にメンテナンスが容易なバタフライ弁に関する。
特にメンテナンスが容易なバタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バタフライ弁では、流体の流れ
に対し直角方向に弁棒が弁箱を貫通している。弁箱の弁
棒貫通部にパッキン箱が設けられており、弁棒貫通部か
らの流体の漏れを防ぐようにしている。弁の保守または
修理の場合、弁箱入口または出口から弁体を取り出して
いる。バタフライ弁を配管に取り付ける方法として、弁
箱の出入口にそれぞれ設けたフランジと管フランジとを
連結する方法、弁を管フランジに挟み込んで通しボルト
により配管に取り付ける方法、および溶接により配管に
取り付ける方法がある。配管にフランジを利用して取り
付けるバタフライ弁では、弁全体を配管から取り外して
弁体を弁箱から取り出すことができる。溶接型のバタフ
ライ弁では、配管との接続溶接部を切断して弁全体を配
管から取り外さない限り、弁箱から弁体を取り出すこと
ができない。いずれの型式のバタフライ弁にしても、保
守または修理のために弁を分解する際に、配管から弁全
体を取り外さなければならず、多くの労力と時間を要す
る。特に、溶接型バタフライ弁では、取外し時に溶接部
を切断し、また取付け時に溶接しなければならず、更に
多くの労力と時間を要する。
に対し直角方向に弁棒が弁箱を貫通している。弁箱の弁
棒貫通部にパッキン箱が設けられており、弁棒貫通部か
らの流体の漏れを防ぐようにしている。弁の保守または
修理の場合、弁箱入口または出口から弁体を取り出して
いる。バタフライ弁を配管に取り付ける方法として、弁
箱の出入口にそれぞれ設けたフランジと管フランジとを
連結する方法、弁を管フランジに挟み込んで通しボルト
により配管に取り付ける方法、および溶接により配管に
取り付ける方法がある。配管にフランジを利用して取り
付けるバタフライ弁では、弁全体を配管から取り外して
弁体を弁箱から取り出すことができる。溶接型のバタフ
ライ弁では、配管との接続溶接部を切断して弁全体を配
管から取り外さない限り、弁箱から弁体を取り出すこと
ができない。いずれの型式のバタフライ弁にしても、保
守または修理のために弁を分解する際に、配管から弁全
体を取り外さなければならず、多くの労力と時間を要す
る。特に、溶接型バタフライ弁では、取外し時に溶接部
を切断し、また取付け時に溶接しなければならず、更に
多くの労力と時間を要する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、バタフラ
イ弁を配管に取り付けた状態で、バタフライ弁の分解・
組立てができるようにすることを課題とする。
イ弁を配管に取り付けた状態で、バタフライ弁の分解・
組立てができるようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のバタフライ弁
は、弁箱と、弁箱弁座面と接触する弁体弁座面が周面に
形成された弁体と、弁体を保持し、弁箱に回転可能に取
り付けられた弁棒とを備えたバタフライ弁において、弁
入・出口の開口面に対して直角方向に向かって開口し、
弁体を取り出すことができる広さをもったふた開口部が
弁箱に設けられており、前記ふた開口部が着脱可能なふ
たで覆われており、弁棒がふた開口部の開口面に平行
に、かつ弁入口中心と弁出口中心とを結ぶ流路中心線に
対し直角方向に取り付けられている。
は、弁箱と、弁箱弁座面と接触する弁体弁座面が周面に
形成された弁体と、弁体を保持し、弁箱に回転可能に取
り付けられた弁棒とを備えたバタフライ弁において、弁
入・出口の開口面に対して直角方向に向かって開口し、
弁体を取り出すことができる広さをもったふた開口部が
弁箱に設けられており、前記ふた開口部が着脱可能なふ
たで覆われており、弁棒がふた開口部の開口面に平行
に、かつ弁入口中心と弁出口中心とを結ぶ流路中心線に
対し直角方向に取り付けられている。
【0005】上記のように構成されたバタフライ弁で
は、弁体をふた開口部から取り出すことができるので、
弁の保守または修理の際に、弁全体を配管から取り外す
必要はない。
は、弁体をふた開口部から取り出すことができるので、
弁の保守または修理の際に、弁全体を配管から取り外す
必要はない。
【0006】上記バタフライ弁において、前記弁箱弁座
面および弁体弁座面を円すい台の面で形成し、前記弁棒
の軸線が弁座面から流路中心線に沿う方向に間隔を置く
とともに流路中心線に対し直角方向に間隔を置くように
して弁棒を弁箱に取り付てもよい。
面および弁体弁座面を円すい台の面で形成し、前記弁棒
の軸線が弁座面から流路中心線に沿う方向に間隔を置く
とともに流路中心線に対し直角方向に間隔を置くように
して弁棒を弁箱に取り付てもよい。
【0007】この構造のバタフライ弁では、弁開閉時に
弁体が回転して弁箱弁座面に弁体弁座面が接触し、また
は弁箱弁座面から離れる際に、両弁座面の摺動距離が小
さく、また摩擦・磨耗も小さい。
弁体が回転して弁箱弁座面に弁体弁座面が接触し、また
は弁箱弁座面から離れる際に、両弁座面の摺動距離が小
さく、また摩擦・磨耗も小さい。
【0008】また、上記バタフライ弁において、前記弁
箱弁座面および弁体弁座面を円すいをこれの軸線に対し
傾斜する2つの平行な面で切り取った円すい面の一部で
形成し、前記弁棒の軸線が弁座面から流路中心線に沿う
方向に間隔を置くとともに流路中心線に対し直角方向に
間隔を置くようにして弁棒を弁箱に取り付けてもよい。
箱弁座面および弁体弁座面を円すいをこれの軸線に対し
傾斜する2つの平行な面で切り取った円すい面の一部で
形成し、前記弁棒の軸線が弁座面から流路中心線に沿う
方向に間隔を置くとともに流路中心線に対し直角方向に
間隔を置くようにして弁棒を弁箱に取り付けてもよい。
【0009】このような構造のバタフライ弁では、弁開
閉時に弁体弁座面が垂直近くの姿勢で弁箱弁座面に接触
し、または弁箱弁座面から離れるので、上記の偏心式バ
タフライ弁に比べて更に両弁座面の摺動距離が小さく、
また摩擦・磨耗も小さくなる。
閉時に弁体弁座面が垂直近くの姿勢で弁箱弁座面に接触
し、または弁箱弁座面から離れるので、上記の偏心式バ
タフライ弁に比べて更に両弁座面の摺動距離が小さく、
また摩擦・磨耗も小さくなる。
【0010】上記バタフライ弁において、弁箱弁座面を
よび弁体弁座面を金属材料で構成すれば、高温領域での
使用が可能となる。また、溶接により配管に取り付ける
バタフライ弁の場合、弁体を弁箱から取り出す際に溶接
接続部を切断する必要はないので、大幅な作業時間の短
縮、および労力の軽減を図ることができる。
よび弁体弁座面を金属材料で構成すれば、高温領域での
使用が可能となる。また、溶接により配管に取り付ける
バタフライ弁の場合、弁体を弁箱から取り出す際に溶接
接続部を切断する必要はないので、大幅な作業時間の短
縮、および労力の軽減を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、この発明の1実施
の形態を示している。
の形態を示している。
【0012】これら図面に示すように、弁箱11は、弁
入・出口の開口面12、13に対して直角方向に向かっ
て開口し、弁体61を取り出すことができる広さをもっ
たふた開口部15が設けられている。弁箱11の上面1
7にふた19がボルト20で取り付けられており、ふた
開口部15はふた19で覆われている。弁箱11の一方
の側壁にパッキン箱側穴22が、他方の側壁にカバー側
穴23がそれぞれ設けられている。パッキン箱側穴22
にパッキン箱31の円筒部32がスリーブ33を介して
はめ合っている。パッキン箱31は、これのフランジ3
4で植込みボルト27により弁箱11に固定されてい
る。カバー側穴23にカバー41の円筒部42が入り込
み、カバー側穴23はカバー41で塞がれている。弁箱
11の入口と出口には、配管に溶接接続するために開先
25が設けられている。
入・出口の開口面12、13に対して直角方向に向かっ
て開口し、弁体61を取り出すことができる広さをもっ
たふた開口部15が設けられている。弁箱11の上面1
7にふた19がボルト20で取り付けられており、ふた
開口部15はふた19で覆われている。弁箱11の一方
の側壁にパッキン箱側穴22が、他方の側壁にカバー側
穴23がそれぞれ設けられている。パッキン箱側穴22
にパッキン箱31の円筒部32がスリーブ33を介して
はめ合っている。パッキン箱31は、これのフランジ3
4で植込みボルト27により弁箱11に固定されてい
る。カバー側穴23にカバー41の円筒部42が入り込
み、カバー側穴23はカバー41で塞がれている。弁箱
11の入口と出口には、配管に溶接接続するために開先
25が設けられている。
【0013】環状の弁箱弁座51が、弁箱11の入口側
寄りにはめ込まれており、シール溶接されている。弁箱
弁座面52は、図4に示すように円すい台54の面から
形成されている。円すい台54の軸線55は、流路中心
線14と一致している。円すい台54の頂角θは、50
〜70゜程度である。弁箱弁座面52は、ニッケル・モ
リブデン鋼、あるいはステライト(コバルト・クロム・
タングステン合金の商標名)などが肉盛り溶接されてい
る。
寄りにはめ込まれており、シール溶接されている。弁箱
弁座面52は、図4に示すように円すい台54の面から
形成されている。円すい台54の軸線55は、流路中心
線14と一致している。円すい台54の頂角θは、50
〜70゜程度である。弁箱弁座面52は、ニッケル・モ
リブデン鋼、あるいはステライト(コバルト・クロム・
タングステン合金の商標名)などが肉盛り溶接されてい
る。
【0014】弁体61は、弁体弁座面62が弁箱弁座面
52と同じ円すい台面で形成されている。弁体61の背
面(弁出口側の面)には、軸孔66をもったボス65が
2箇所設けられている。弁体弁座面62は、弁箱弁座面
52と同じ金属材料が肉盛り溶接されている。
52と同じ円すい台面で形成されている。弁体61の背
面(弁出口側の面)には、軸孔66をもったボス65が
2箇所設けられている。弁体弁座面62は、弁箱弁座面
52と同じ金属材料が肉盛り溶接されている。
【0015】弁棒71はパッキン箱31および上記弁体
61の軸孔66を順次貫通し、先端部はカバー円筒部4
2のスリーブ45にはめ合っている。この状態で、弁棒
71はふた開口部15の開口面16に平行になってい
る。弁体61が軸孔66の部分でキー67を介して弁棒
71に固定されている。弁棒71の軸線73は弁体弁座
面62の幅方向の中心からxだけ偏心している。偏心量
xは、弁座中心径の20〜50%程度である。また、弁
が閉じた状態で、弁棒71の軸線73は流路中心線14
からyだけ偏心している。偏心量yは、弁座中心径の5
〜25%程度である。弁棒71の軸線73が上記のよう
に偏心していることによって、弁体61に弁が閉じる方
向のトルクが作用する。円すい台54の軸線55は、流
路中心線14と一致しているので、弁が閉じた状態で弁
体面64は流路中心線14に対し直角となっている。
61の軸孔66を順次貫通し、先端部はカバー円筒部4
2のスリーブ45にはめ合っている。この状態で、弁棒
71はふた開口部15の開口面16に平行になってい
る。弁体61が軸孔66の部分でキー67を介して弁棒
71に固定されている。弁棒71の軸線73は弁体弁座
面62の幅方向の中心からxだけ偏心している。偏心量
xは、弁座中心径の20〜50%程度である。また、弁
が閉じた状態で、弁棒71の軸線73は流路中心線14
からyだけ偏心している。偏心量yは、弁座中心径の5
〜25%程度である。弁棒71の軸線73が上記のよう
に偏心していることによって、弁体61に弁が閉じる方
向のトルクが作用する。円すい台54の軸線55は、流
路中心線14と一致しているので、弁が閉じた状態で弁
体面64は流路中心線14に対し直角となっている。
【0016】パッキン箱31には弁棒71の周りにパッ
キン35が詰め込まれており、パッキン35はパッキン
押え輪36を介してパッキン押え37で押さえられてい
る。パッキン押え37を貫通するパッキン押えボルト3
8により、パッキン35を締め付ける。ヨークフランジ
39にはモータおよび減速機からなる回転駆動装置(図
示しない)が取り付けられており、この回転駆動装置に
弁棒71の後端部が連結されている。回転駆動装置を駆
動して、弁体61を回転し、弁を開閉する。
キン35が詰め込まれており、パッキン35はパッキン
押え輪36を介してパッキン押え37で押さえられてい
る。パッキン押え37を貫通するパッキン押えボルト3
8により、パッキン35を締め付ける。ヨークフランジ
39にはモータおよび減速機からなる回転駆動装置(図
示しない)が取り付けられており、この回転駆動装置に
弁棒71の後端部が連結されている。回転駆動装置を駆
動して、弁体61を回転し、弁を開閉する。
【0017】図1に示すバタフライ弁では、弁箱上面1
7が流路中心線14に対して平行であったが、出口側に
向かって下り勾配となるように傾斜していてもよい。弁
箱上面17が傾斜していると、弁体61の取出し、弁座
面52、62のすり合せなどの作業が容易となる。上記
バタフライ弁では、弁体61の弁体面64が流路中心線
14に対し直角、つまり弁体弁座面62を形成する円す
い台54の軸線55が流路中心線14と一致していた
が、図5に示すように円すい台54の軸線55が流路中
心線14に対して傾斜していてもよい。傾斜角αは5〜
30゜程度である。また、弁棒71の位置は上記バタフ
ライ弁に示すものに限らず、たとえば流路中心線14よ
り下側にあってもよく、あるいは弁体61に関し弁入口
側にあってもよい。弁棒71の位置は、バタフライ弁の
使用条件によって決められる。
7が流路中心線14に対して平行であったが、出口側に
向かって下り勾配となるように傾斜していてもよい。弁
箱上面17が傾斜していると、弁体61の取出し、弁座
面52、62のすり合せなどの作業が容易となる。上記
バタフライ弁では、弁体61の弁体面64が流路中心線
14に対し直角、つまり弁体弁座面62を形成する円す
い台54の軸線55が流路中心線14と一致していた
が、図5に示すように円すい台54の軸線55が流路中
心線14に対して傾斜していてもよい。傾斜角αは5〜
30゜程度である。また、弁棒71の位置は上記バタフ
ライ弁に示すものに限らず、たとえば流路中心線14よ
り下側にあってもよく、あるいは弁体61に関し弁入口
側にあってもよい。弁棒71の位置は、バタフライ弁の
使用条件によって決められる。
【0018】図6および図7は、この発明の他の実施の
形態を示している。これら図面に示すバタフライ弁と図
1に示すバタフライ弁とは、弁座の構造が異なるだけで
ある。したがって、同一の部材については同じ参照符号
を付け、説明は省略する。
形態を示している。これら図面に示すバタフライ弁と図
1に示すバタフライ弁とは、弁座の構造が異なるだけで
ある。したがって、同一の部材については同じ参照符号
を付け、説明は省略する。
【0019】弁箱弁座面82および弁体弁座面83は、
円すい85を軸線86に対し傾斜する2つの平行な面で
切り取った円すい面の一部87から形成されている。円
すい85の頂角θは、50〜70゜程度である。円すい
の軸線86は、流路中心線14に対して傾斜している。
傾斜角βは、0〜20゜程度である。弁体81弁体面8
8は、閉じた状態で流路中心線14に対して直角であ
る。弁棒71の軸線73は弁体弁座面83の幅方向の中
心からxだけ偏心している。偏心量xは、弁座中心径の
20〜50%程度である。また、弁が閉じた状態で、弁
棒71の軸線73は流路中心線14からyだけ偏心して
いる。偏心量yは、弁座中心径の5〜25%程度であ
る。
円すい85を軸線86に対し傾斜する2つの平行な面で
切り取った円すい面の一部87から形成されている。円
すい85の頂角θは、50〜70゜程度である。円すい
の軸線86は、流路中心線14に対して傾斜している。
傾斜角βは、0〜20゜程度である。弁体81弁体面8
8は、閉じた状態で流路中心線14に対して直角であ
る。弁棒71の軸線73は弁体弁座面83の幅方向の中
心からxだけ偏心している。偏心量xは、弁座中心径の
20〜50%程度である。また、弁が閉じた状態で、弁
棒71の軸線73は流路中心線14からyだけ偏心して
いる。偏心量yは、弁座中心径の5〜25%程度であ
る。
【0020】図6に示すバタフライ弁では、弁が閉じた
状態で弁体面88が流路中心線14に対して直角であっ
たが、図8に示すように流路中心線14に対して直角な
面から傾斜していてもよい。傾斜角γは5〜35゜程度
である。
状態で弁体面88が流路中心線14に対して直角であっ
たが、図8に示すように流路中心線14に対して直角な
面から傾斜していてもよい。傾斜角γは5〜35゜程度
である。
【0021】図1および図6に示すバタフライ弁は、い
ずれも弁棒位置がシール面からずれており、弁体外周が
弁棒で中断されない偏心式バタフライ弁であった。この
発明は偏心式バタフライ弁以外の、たとえば弁棒が弁体
外周を貫通する通常のバタフライ弁、また弁体外周が弁
棒で中断されないように弁棒に対し弁体を傾斜させて取
り付けた弁体傾斜形バタフライ弁であってもよい。ま
た、上記実施の形態のバタフライ弁はいずれも溶接によ
り配管に弁を取り付けるものであったが、弁箱の出入口
にそれぞれ設けたフランジと管フランジとを連結する弁
あるいは弁を管フランジに挟み込んで通しボルトにより
配管に取り付ける弁であってもよい。
ずれも弁棒位置がシール面からずれており、弁体外周が
弁棒で中断されない偏心式バタフライ弁であった。この
発明は偏心式バタフライ弁以外の、たとえば弁棒が弁体
外周を貫通する通常のバタフライ弁、また弁体外周が弁
棒で中断されないように弁棒に対し弁体を傾斜させて取
り付けた弁体傾斜形バタフライ弁であってもよい。ま
た、上記実施の形態のバタフライ弁はいずれも溶接によ
り配管に弁を取り付けるものであったが、弁箱の出入口
にそれぞれ設けたフランジと管フランジとを連結する弁
あるいは弁を管フランジに挟み込んで通しボルトにより
配管に取り付ける弁であってもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明では、バタフライ弁が配管に取
り付けられた状態であっても、バタフライ弁を容易に分
解し、または組み立てることができるので、メンテナン
スが容易となる。
り付けられた状態であっても、バタフライ弁を容易に分
解し、または組み立てることができるので、メンテナン
スが容易となる。
【図1】この発明の1実施の形態を示すもので、バタフ
ライ弁の縦断面図である。
ライ弁の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1に示すバタフライ弁の主要部の一部断面斜
視図である。
視図である。
【図4】図1に示すバタフライ弁の弁体と弁座を示す模
式図である。
式図である。
【図5】図1に示すバタフライ弁の弁体と弁座の他の例
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図6】この発明の他の実施の形態を示すもので、バタ
フライ弁の主要部の一部断面斜視図である。
フライ弁の主要部の一部断面斜視図である。
【図7】図6に示すバタフライ弁の弁体と弁座を示す模
式図である。
式図である。
【図8】図6に示すバタフライ弁の弁体と弁座の他の例
を示す模式図である。
を示す模式図である。
11 弁箱 12 弁入口開口面 13 弁出口開口面 14 流路中心線 15 ふた開口部 16 ふた開口部の開口面 31 パッキン箱 35 パッキン 41 カバー 51 弁箱弁座 52 弁箱弁座面 54 円すい台 55 円すい台の軸線 61 弁体 62 弁体弁座面 71 弁棒 73 弁棒の軸線 81 弁体 82 弁箱弁座面 83 弁体弁座面 85 円すい 86 円すいの軸線 87 円すい面の一部
Claims (5)
- 【請求項1】 弁箱と、弁箱弁座面と接触する弁体弁座
面が周面に形成された弁体と、弁体を保持し、弁箱に回
転可能に取り付けられた弁棒とを備えたバタフライ弁に
おいて、弁入・出口の開口面に対して直角方向に向かっ
て開口し、弁体を取り出すことができる広さをもったふ
た開口部が弁箱に設けられており、前記ふた開口部が着
脱可能なふたで覆われており、弁棒がふた開口部の開口
面に平行に、かつ弁入口中心と弁出口中心とを結ぶ流路
中心線に対し直角方向に取り付けられていることを特徴
とするバタフライ弁。 - 【請求項2】 前記弁箱弁座面および弁体弁座面が円す
い台面で形成され、弁が閉じた状態で前記弁棒の軸線が
弁座面から流路中心線に沿う方向に間隔を置くとともに
流路中心線に対し直角方向に間隔を置くようにして弁棒
が弁箱に取り付けられた請求項1記載のバタフライ弁。 - 【請求項3】 前記弁箱弁座面および弁体弁座面が円す
いをこれの軸線に対し傾斜する2つの平行な面で切り取
った円すい面の一部から形成され、弁が閉じた状態で前
記弁棒の軸線が弁座面から流路中心線に沿う方向に間隔
を置くとともに流路中心線に対し直角方向に間隔を置く
ようにして弁棒が弁箱に取り付けられた請求項1記載の
バタフライ弁。 - 【請求項4】 弁箱弁座面をよび弁体弁座面が金属材料
よりなる請求項1、2または3記載のバタフライ弁。 - 【請求項5】 溶接により配管に取り付けられる請求項
1、2または3記載のバタフライ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10987097A JPH10299907A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10987097A JPH10299907A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | バタフライ弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299907A true JPH10299907A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14521290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105003667A (zh) * | 2015-07-07 | 2015-10-28 | 武汉策尔曼自动化设备有限公司 | 一种四偏心蝶阀 |
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-
1997
- 1997-04-25 JP JP10987097A patent/JPH10299907A/ja active Pending
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