JP2017164890A - 物品収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】電動工具若しくはその周辺機器を収容した工具ケースを複数段に段積みして結合することにより一体的に取り扱うことができる段積みケースにおいて、従来は電動工具若しくはその周辺機器の収容にのみ利用されていた。本発明では、搬送の利便性を高めることができる段積みケースの利用範囲を拡大することを目的とする。
【解決手段】段積みケース50に対して内部の冷却機能を持たせて、飲食料品の持ち運び用のクーラーボックスとして利用できるようにする。内部の冷却機能としては、ペルチェ素子55の冷却機能を利用する。ペルチェ素子55や冷却ファン57及び放熱ファン59に対する電力供給用として、多数のバッテリパック70を収容した電源装置60を段積みして一体化しておくことにより一層利便性を高めることができる。
【選択図】図12

Description

この発明は、例えば建築作業等に用いる切断機やねじ締め工具等の電動工具を収納した工具ケースを段積み状態で一体に持ち運びできる段積みケースに関する。
段積みケースに関する技術が下記の特許文献に開示されている。下記の特許文献には、蓋を閉じ位置にロックするラッチを上段側に段積みしたケースに係合させて上下二段のケースを一体化する構成とした段積みケースが開示されている。上段側のケースの蓋はラッチで閉じ位置にロックされ、下段側のケースの蓋は上段側のケースが段積み状態に一体化されることにより閉じ位置にロックされる。ラッチの係合を解除すれば上下二段のケースは別々のケースとして個別に利用可能で、それぞれラッチにより蓋の閉じ状態がロックされる。このように、蓋の閉じ状態をロックするラッチを、上段側に段積みしたケースに係合させて一体化させる連結部材として機能させることにより、複数段に段積みしたケースを一体化して搬送することができ、この点で複数ケース搬送時の便宜を図ることができる。係る段積みケースによれば、電動工具やその周辺機器を複数個のケースに分けて収納し、これを段積み状態で一体化させれば持ち運び時の便宜を図ることができる。
特開2013−226621号公報
このように複数個を段積み状態で一体化して持ち運びできる段積みケースは、従来電動工具及びその周辺機器を収容することに限定されていた。本発明は、複数個を段積み状態で一体化して搬送できる利便性を備えた段積みケースについて、その活用範囲を一層広げることを目的としてなされた。
上記の課題は、以下の各発明により解決される。第1の発明は、電動工具を収容可能なケースに対して固定可能なケースであって、断熱材を有し、収容物を保冷状態又は保温状態で収容可能なケースである。
第1の発明によれば、例えば飲料水や食料品等の収容物を保冷状態又は保温状態で収容して、電動工具と一緒に持ち運ぶことができ、この点でこの種のケースについて収容可能な収容物の適用範囲を広げてその利便性を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、ケース本体部とケース本体部を開閉する蓋を有し、蓋は外板と内板との間に断熱材を配置した構成を有し、内板を固定部材を用いて外板に対して固定したケースである。
第2の発明によれば、蓋の外板と内板とが固定部材を介して相互に固定されることにより、断熱材の変形あるいは位置ずれを防止することができ、これにより断熱材による高い断熱効果を維持することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、ケース本体部とケース本体部を開閉する蓋を有し、ケース本体部は外板と内板との間に断熱材を配置した構成を有し、外板と内板との間にリブを配置して相互に接触可能な構成としたケースである。
第3の発明によれば、ケース本体部の外板と内板とがリブを介して接触可能とされることにより当該外板と内板との間の断熱材配置用のスペースが確保され、これにより断熱材の変形あるいは位置ずれを防止してその高い断熱効果を維持することができる。
第4の発明は、電動工具を収容可能な第1のケースと、第1のケースに対して固定可能であって、飲料収容用のビン類を収容可能な第2のケースとを有するケースセットであって、前記第1のケースと前記第2のケースの少なくとも一部の色を異ならせたケースセットである。
第4の発明によれば、第1のケースと第2のケースを例えば段積み状態で結合して一体化することにより、その持ち運びの利便性を高めることができる。第2のケースに、飲料をビン詰め状態あるいは缶入りやペットボトル入り(ビン類)のまま複数本収容しておくことにより、電動工具を用いる作業現場において作業者の飲用に供することができ、この点でこの種のケースセットの適用範囲を拡大してその利便性を高めることができる。
第5の発明は、第4の発明において、第2のケースの外面にビン類を収容可能であることを示す表示を付したケースセットである。
第5の発明によれば、使用者の利便性を高めることができる。ビン類を収容可能である旨の表示には、文字や写真あるいは図柄を用いることができる。
第6の発明は、断熱材を有し、収容物を保冷状態又は保温状態で収容可能なケースに、電動工具を収容したケースである。
第6の発明によれば、飲食料品に代えて電動工具を収容することにより、当該ケースの適用範囲を拡大してその利便性を高めることができる。
第7の発明は、電動工具を収容した工具ケースを上段側に段積みして一体化するためのラッチを備えた段積みケースである。第7の発明では、内部を冷却又は加温するための機能を備えた構成となっている。
第7の発明によれば、電動工具及びその周辺機器を収容した工具ケースと、内部の冷却機能を備えた段積みケースとを段積み状態で一体化して持ち運ぶことができる。この段積みケースには、例えば飲食料品を保冷状態で収容することができる。このことから第7の発明によれば、電動工具及びその周辺機器を用いる作業場へ、飲食料品等を保冷状態又は加温状態で持ち運ぶ際の利便性を高めることができ、この点で当該段積みケースを例えばクーラーボックスとして機能させることによりその活用範囲を広げることができる。
第8の発明は、第7の発明において、内部を冷却又は加温するための機能としてペルチェ素子を用いた段積みケースである。
第8の発明によれば、内部を冷却又は加温するための手段としてペルチェ素子が用いられている。ペルチェ素子は、2種類の金属板の接合部に電流を流すと、一方の金属板から他方の金属板に熱が移動するというペルチェ効果を利用した熱伝素子であり、一方の片面では冷却機能が発揮され、他方の片面では発熱する性質を有している。ペルチェ素子そのものは、多くの場合矩形平板形状を有するもので、種々サイズのものが一般に市販されている。段積みケースの内部を冷却又は加温するための機能としては、上記のペルチェ素子に代えてコンプレッサ(熱交換式)や電熱線を用いることができる。
第9の発明は、第8の発明において、ペルチェ素子に電力を供給する電源として、段積みした工具ケースの電動工具に用いる充電式のバッテリパックを利用可能な段積みケースである。
第9の発明によれば、段積みにより一緒に持ち運ぶことができる電動工具用のバッテリパックを電源として利用することができ、当該電動工具とペルチェ素子の電源を共用化することができる。当該バッテリパックを複数個用意することにより、電動工具とペルチェ素子を同時に稼動させることができる。また、バッテリパック(直流電源)を電源として利用可能であることから、交流電源用のコンセントがない屋外等においても、当該段積みケースの冷却機能を利用することができる。さらに、バッテリパックは充電することにより繰り返し使用することができ、この点で冷却機能の利便性を一層高めることができる。
第10の発明は、第9の発明において、ペルチェ素子に放熱用の放熱フィンと放熱ファンを併設した段積みケースである。
第10の発明によれば、ペルチェ素子の発熱側の放熱効率を放熱フィンと放熱ファンにより高めることができ、これにより結果としてペルチェ素子の冷却機能又は加温機能を高めることができる。第10の発明では、特別の放熱フィンを設ける構成の他、当該ペルチェ素子を取り付けた当該段積みケース自体を放熱用のフィンとして機能させることができる。
第11の発明は、第10の発明において、ペルチェ素子とバッテリパックと放熱フィンと放熱ファンをユニット化して内装した段積みケースである。
第11の発明によれば、ペルチェ素子とバッテリパックと放熱フィンと放熱ファンを一つのユニット(冷却ユニット)として取り扱うことができることから、当該冷却ユニットを他の段積みユニットに追加装備(後付け)し、あるいは取り外す際の取り扱い性を高めることができる。
第12の発明は、第8の発明において、ペルチェ素子に電力を供給する電源として、電動工具用の充電式バッテリパックを複数電気的に接続して収容した電源装置を段積み可能な段積みケースである。
第12の発明によれば、大電力を供給可能な電源ケースを工具ケースに加えて若しくは代えて段積み状態で一体化して持ち運ぶことができ、この点でペルチェ素子の機能及び電源の取り扱い性を一層高めることができる。
第13の発明は、段積みケースに対して段積み状態で結合されて当該段積みケースの内部を冷却する冷却機能又は暖める保温機能の一方又は双方の機能を有する段積み装置である。第13の発明に係る段積み装置は、電動工具を収容するための工具ケースに対して段積み状態で結合するための段積み結合手段を備えており、この段積み結合手段を介して段積みケースに対して段積み状態で結合される構成となっている。
第13の発明によれば、段積みケースと段積み装置を段積み状態で結合して持ち運ぶことができる。段積みケースは段積み装置から分離して、物品収納ケースとして単独で使用することができる一方、段積み装置は他の段積みケースに結合すれば当該他の段積みケースの内部を保温若しくは保冷することができる。段積み装置に、段積みケースの内部を保温若しくは保冷するために必要な機能一式をユニット化した構成であることから、その取り扱い性を高めることができるとともに他の段積みケースに対する汎用性を高めることができる。
第14の発明は、第13の発明において、熱源としてペルチェ素子を備えた段積み装置である。
第14の発明によれば、ペルチェ素子の冷却側に電力を供給することにより当該段積み装置の冷却機能を発揮させることができる。段積みケースの内部を保冷(冷却)する機能としては、ペルチェ素子に代えてコンプレッサ(熱交換式)を用いることができる。ペルチェ素子の加熱側に電力供給することにより、当該段積み装置を保温装置として機能させることができる。ペルチェ素子の電力供給側を切り替えることにより、当該段積み装置の保温機能と保冷機能を切り替えて利用することができる。段積み装置を保温装置として用いる場合には、熱源としてのペルチェ素子に代えて例えば上記コンプレッサや電熱線を用いることができる。
第15の発明は、第13又は第14の発明において、電源として電動工具の電源としても利用可能な充電式のバッテリパックを利用可能な構成とした段積み装置である。
第15の発明によれば、電動工具のバッテリパックを有効活用して段積み装置を機能させることができる。
第16の発明は、第13〜第15の何れか一つの発明において、段積み結合手段として、上段側に段積みした段積みケースとの間に跨って係合させて当該段積み状態を固定するラッチを備えた段積み装置である。
第16の発明によれば、ラッチの係合により段積みケースと段積み装置を段積み状態に結合することができ、ラッチの係合解除により、段積み状態の段積みケースと段積み装置を分離することができる。ラッチの係合操作若しくは係合解除操作により、段積みケースと段積み装置を結合し、若しくは分離することができ、この点で当該段積みケース及び段積み装置の取り扱い性を高めることができる。
第17の発明は、電動工具を収容するための工具ケースに対して段積み状態で結合するための段積み結合手段を備えた段積みケースであって、当該段積みケースの内部を冷却する冷却機能又は暖める保温機能の一方又は双方の機能を有する段積み装置を前記段積み結合手段を介して段積み状態で結合可能な段積みケースである。
第17の発明によれば、工具ケースに段積みケースを段積み状態で結合して一体で持ち運ぶことができる。段積みケースには、工具ケースに加えて若しくは代えて段積み装置を段積み状態で結合することができる。段積み装置を段積み状態で結合することにより、当該段積みケースの内部を保温若しくは保冷することができる。段積み装置により内部を冷却することにより、段積みケースを飲料水等を冷却状態で収容しておくためのクーラーボックスとして利用することができる。段積み装置により内部を保温することにより、段積みケースを飲料水等を保温状態で収容しておくためのホットボックスとして利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る段積みケースの斜視図である。本図では、下段側に電源ケースを段積みした状態で示されている。 本発明の第1実施形態に係る段積みケースの縦断面斜視図である。 第1実施形態に係る冷却機能部の縦断面図である。 電源ケースの斜視図である。本図は蓋を開けた状態を示している。 バッテリ取り付け部に対するバッテリパックの取り付け、取り外し状態を示す側面図である。 バッテリパック単体の斜視図である。 バッテリパックの平面図である。 バッテリパックの上面図である。 冷却機能部の制御装置のブロック図である。 上段側に工具ケースを段積みした段積みケースの斜視図である。 第2実施形態に係る段積みケースの斜視図である。本図では、下段側に電源ケースを段積みした状態で示されている。 第2実施形態に係る段積みケースの縦断面斜視図である。 第2実施形態に係る段積みケースの縦断面図である。 第3実施形態に係る段積みケースの縦断面図である。 第4実施形態に係る段積みケースの斜視図である。本図では、蓋を開けた状態が示されている。 第4実施形態に係る段積みケースの縦断面斜視図である。 第5実施形態に係る段積みケースの縦断面図である。 図15の(XVIII)-(XVIII)線断面矢視図であって、内板をクリップで留めた部位の縦断面図である。 第6実施形態に係る段積みケースの全体斜視図である。本図では、蓋を開けた状態が示されている。 第6実施形態に係る段積みケースの縦断面図である。本図では、蓋を閉じた常態が示されている。 図20の(XXI)部拡大図である。 パッキン101の縦断面図である。 シール部材102の傾斜部102aを左側方から見た側面図である。 図20の(XXIV)-(XXIV)線断面矢視図であって、ケース本体の底部の縦断面図である。 第7実施形態に係る段積みケースの縦断面図である。本図では、電動工具を収容した状態で示されている。 図18に示すクリップの変更例を示す縦断面図である。 図22に示すパッキンの変更例を示す縦断面図である。 第8実施形態に係る段積みケース及び段積み装置の全体斜視図である。 第8実施形態に係る段積みケース及び段積み装置の縦断面斜視図である。 第9実施形態に係る段積みケース及び段積み装置の縦断面斜視図である。 第9実施形態に係る段積み装置の内部構成を示す斜視図である。 第10実施形態に係る段積み装置の内部構成を示す縦断面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図32に基づいて説明する。図1及び図2には第1実施形態の段積みケース10が示されている。図1及び図2では、段積みケース10の下段側に電源装置60が段積み状態で結合された状態(ケースセット)が示されている。電源装置60については後述する。電源装置60の上面側に段積みされた第1実施形態の段積みケース10は、上方開放のケース本体11とこれを開閉する蓋12を備えている。ケース本体11及び蓋12はそれぞれ合成樹脂の成形により製作されており、当該段積みケース10はいわゆるハードケース(プラケース)となっている。
ケース本体11の前面11Fには、当該段積みケース10の収容対象物に関する識別情報を表示するための段差部16が設けられている。段差部16は、左右方向中央に当該前面11Fの約半分の面積を占める範囲に設けられている。段差部16は、他の部位から2mm〜3mm程度低い段差部として形成されている。段差部16は、当該前面11Fの下端部側に開いている。この段差部16には、当該段積みケース10の収容対象物に関する識別情報を表示したラベルを貼り付けておくことができる。ラベルに代えてこの段差部16には、当該識別情報を直接印刷して表示しておくことができる。識別情報としては、例えば当該段積みケース10が飲食物等をビン詰め状態やペットボトルのまま保冷若しくは保温状態で収容することができるクーラーボックスである旨の表示をすることができる。貼り付けるラベル等は、当該段積みケース10がクーラーボックスであることが使用者や購入者に一目でわかるように白色や青色を基調としたイメージのイラストや写真等で表示することができる。また、貼り付けるラベルには、ビンやペットボトルの収容可能な本数等を表示して使用者の利便性を高めることができる。係る識別情報表示機能を有する段差部16は、前面11Fと左右側面11L,11R及び後面(図では見えていない)に設けられている。図では、左側面11Lの段差部に符号17を付し、右側面11Rの段差部に符号18を付して示した。
蓋12は、ケース本体11の後部にヒンジ部を介して上下に回動可能に結合されている。蓋12の上面には、持ち運び用のキャリングハンドル13が設けれている。キャリングハンドル13は、上下に回動可能に支持されている。図1に示すように蓋12の上面には、キャリングハンドル13を収容するためのハンドル収容部12eが設けられている。キャリングハンドル13を後側に倒してハンドル収容部12e内に沿って収容することにより当該キャリングハンドル13を蓋12の上面からはみ出さない位置に収納することができる。ハンドル収容部12eの中央には、使用者が指先を差し入れるための前後の逃がし凹部12fが設けられている。前後の逃がし凹部12fに指先を差し入れることにより当該キャリングハンドル13を把持して前側の使用位置へ簡単に起こすことができる。
蓋12の左右側部には、ベルト掛け部12cが設けられている。左右のベルト掛け部12c間に肩掛けベルト(図示省略)を掛け渡すことにより使用者は当該段積みケース10を単独で若しくは段積み状態で肩に掛けて持ち運ぶことができる。蓋12の上面前寄りには、当該段積みケース10の製造メーカのロゴやその他各種のマーク(目印)等を表示するためのロゴ表示部12dが設けられている。ロゴ表示部12dは、他の部位よりも2mm〜3mm程度低い段差形状に形成されている。ロゴ表示部12d内に、当該ロゴ等を表示したラベルを貼り付け、あるいは直接印刷し、若しくは文字や図柄を成形により表示しておくことができる。
ケース本体11の前面11Fの上部2箇所と、左右側面11L,11Rの上部の後側の1箇所には、ラッチ15が設けられている。この合計4箇所に設けたラッチ15により蓋12が図1に示す閉じ位置にロックされる。合計4箇所のラッチ15は、前面左右寄りと左右側部の後部寄りに配置されている。ラッチ15は、概ね平板形状を有する樹脂成形部品で、当該段積みケース10がクーラーボックスであるイメージを抱かせるため白色樹脂を素材として成形されている。ラッチ15には、当該段積みケース10の製造メーカ等に関するロゴやその他各種のマーク(目印)を表示しておくことができる。各ラッチ15を後ろ側のロック位置へ傾動させると蓋12が閉じ位置にロックされる。4箇所のラッチ15による蓋12の閉じロック機構は同様に構成されている。4箇所のラッチ15は、ケース本体11に設けた凹部11aと蓋12に設けた凹部12aとに跨って収容されている。各ラッチ15は、ケース本体11側の凹部11a内に上下変位可能かつ前後若しくは左右に傾動可能に支持されている。前側の2箇所のラッチ15はその下部側を支点にして上部を前側へ変位させる方向に傾動させた状態で上下に変位させることができる。左右の2箇所のラッチ15はその下部側を支点にして上部を左方又は右方へ変位させる方向に傾動させた状態で上下に変位させることができる。図1では、4箇所のラッチ15はそれぞれ下側に変位させた状態が示されている。
ケース本体11側の凹部11aと蓋12側の凹部12aには、それぞれ2つの係合凸部11b,12bが左右に横並び状態で設けられている。ケース本体11側の2つの係合凸部11bと蓋12側の2つの係合凸部12bは、それぞれ左右に同じ間隔で対をなして全て同じ寸法のブロック体形状に形成されている。
図では示されていないが、ラッチ15の後面(凹部11a,12aの底部に対向する面)には、左右一対の係合凹部が上下二段に設けられている。蓋12を閉じた状態で、ラッチ15を下側にスライドさせてロック側(後側)に傾動させると、その下段側の係合凹部にケース本体11側の2つの係合凸部11bが弾性的に嵌め込まれるとともに、その上段側の係合凹部に蓋12側の係合凸部12bが同じく弾性的に嵌め込まれる。これによりラッチ15がロック位置に保持されて、蓋12が閉じられた状態にロックされる。この閉じロック状態でラッチ15を前方のアンロック側に傾動させれば、ケース本体11側の係合凸部11b及び蓋12側の係合凸部12bに対する係合状態が外れて蓋12を上方へ開放させることができる。
ケース本体11の下部であって4箇所の凹部11aの下方には、それぞれ連結凹部11cが設けられている。連結凹部11cの底部には、2つの連結凸部11dが左右に横並び状態で設けられている。2つの連結凸部11dは、上側の2つの係合凸部11bと左右同じ間隔で同じブロック体形状に形成されている。下側4箇所の連結凹部11c及び連結凸部11dは、当該段積みケース10を電源装置60(電源ケース61)の上に段積みした場合に、両者10,60を一体で取り扱うことができるように連結する機能を有している。
電源装置60は、段積みケース10の上面側に段積みして一体化させることもできる。また、図10に示すように、段積みケース10の上面側には別の工具ケース20を段積みして、一体化させることができる。このように段積みケース10と工具ケース20は、相互に段積み状態で結合できるケースセットと捉えることができる。上側4箇所のラッチ15により上段側の工具ケース20が段積みケース10に段積み状態で一体化される。工具ケース20は、ケース本体21と蓋22を有し、ケース本体21の周囲4箇所には段積み連結ケースとして対応させるためのラッチ25を備えている。このラッチ25にも、当該電源装置60の製造メーカ等のロゴやその他各種のマーク(目印)を表示しておくことができる。段積みケース10の4箇所のラッチ15を上側へスライドさせて蓋12側の係合凸部12bと工具ケース20側の連結凸部(図では見えていない)を弾性的に嵌め込んで係合させることにより、段積みケース10と工具ケース20が段積み状態で一体化される。図10に示す状態ではラッチ25により蓋22が閉じ状態にロックされている。
なお、図示するように工具ケース20の蓋22の上面には、段積みケース10と同じく、キャリングハンドル13及びハンドル収容部12eが設けられている。また、ハンドル収容部12eには前後の逃がし凹部12fが設けられて当該キャリングハンドル13を前側の使用位置に簡単起こすことができるようになっている。さらに、キャリングハンドル13の前側には、当該工具ケース20の製造メーカ等のロゴマーク、その他各種のマーク(目印)を表示するためのロゴ表示部12dが設けられている。
このように、上下に段積みして一体化させるための段積み連結機構であって、ラッチ15と連結凸部11dを対応する部位に備える複数の段積み可能なケースの一つについて、以下説明する種々形態の冷却機能部を備えている。図1〜図3は、第1実施形態に係る冷却機能部30を示している。第1実施形態に係る冷却機能部30は、ケース本体11の左側面11Lの段差部17に設けられている。
冷却機能部30は、ペルチェ素子31の冷却機能を利用した構成を備えている。ペルチェ素子31は、矩形平板形状を有する熱伝素子で、電圧を印加すると片面(冷却面)が冷却され、他の片面(発熱面)が発熱する性質を有している。ペルチェ素子31自体については、公知のものを用いることができる。図2及び図3に示すようにペルチェ素子31の冷却面側(右側面)には、アルミニウム製の冷却側ヒートシンク32が当接されている。冷却側ヒートシンク32はケース本体11の左側部を貫通した状態に固定されている。ケース本体11の内部に突き出された冷却側ヒートシンク32の先端には冷却ファン33が取り付けられている。ペルチェ素子31の冷却面側の冷気が冷却側ヒートシンク32により効率よく伝達され、冷却ファン33により当該段積みケース10の内部に放出される。放出される冷気により、段積みケース10の内部(収容室C)が本実施形態では保冷室となる。
一方、ペルチェ素子31の発熱面(左側面)には、同じくアルミニウム製の放熱フィン34が当接されている。放熱フィン34の左側部には、放熱ファン35が取り付けられている。放熱フィン34と放熱ファン35は、カバー36で覆われている。カバー36の左側面には、多数の排気口36aが設けられている。図示するように発熱側には放熱フィン34と放熱ファン35が用いられている。放熱フィン34と放熱ファン35によりペルチェ素子31の発熱が効率よく排気口36aを経て外部へ放出され、その結果冷却面側の冷気の放出が効率よくなされる。カバー36の下面側から電源供給用の電源線37が引き込まれている。この電源線37により、ペルチェ素子31、冷却ファン33及び放熱ファン35にそれぞれ電力が供給される。
ケース本体11の内面と蓋12の内面にはそれぞれ断熱材40,41が被覆されている。断熱材40,41には発泡スチロール板が用いられている。断熱材40,41の内面は、樹脂製の内板40a,41aで被覆されている。断熱材40,41により、ケース本体11内の収容室Cの保冷若しくは保温効果が高められている。また、蓋12の内面周縁部には、断熱及び防水を目的としてシール部材42に装着されている。蓋12を閉じた状態でシール部材42がケース本体11の上面(開口周囲)に当接されることにより当該段積みケース10の内部(収容室C)の防水性が高められ、また保冷効果が高められている。
第1実施形態では、ペルチェ素子31と冷却ファン33と放熱ファン35に対する電力供給は、電源ケース61内に複数個のバッテリパック70を収容した電源装置60を電源としてなされる。電源装置60の詳細が図4に示されている。電源装置60は、段積み連結機構を備えた電源ケース61に合計10個のバッテリパック70を収容した構成を備えている。
電源ケース61はケース本体62と蓋63を有している。前記段積みケース10と同じくケース本体62と蓋63には、段積み連結機構が設けられている。ケース本体62の前面上部と左右側面上部には凹部62aが設けられ、各凹部62aにはラッチ65(図4では省略されている。図1参照)が上下に変位可能かつ傾動可能に支持されている。凹部62aの底部には左右一対の係合凸部62bが設けられている。ケース本体62の前面下部と左右側面下部には凹部62cが設けられ、各凹部62cの底部には左右一対の係合凸部62dが設けられている。また、蓋63の前面と左右側部には凹部63aが設けられ、各凹部63aの底部には左右一対の係合凸部63bが設けられている。図4では見えていないが、蓋63の上面中央にはハンドル部が設けられ、左右側部には肩掛けベルトを引き掛けるためのベルト掛け部63cが設けられている。
上記した段積み連結機構により、電源装置60を段積みケース10の下段側若しくは上段側に段積みして一体化させることができる。これにより2段に段積みした段積みケース10と電源装置60を一体的に取り扱うことができることから、その取り扱い性及び搬送性が格段に高まり、また振動等により荷崩れしにくい段積み状態を得ることができる。
10個のバッテリパック70は、単にケース本体62内に収納されているだけでなく、電気的に接続されて電力を出力可能な状態で収納されている。10個のバッテリパック70は、左右方向に4個並列に並んだ状態のバッテリパック70の列が前後方向に2列配置され、さらにその後ろ側に2個のバッテリパック70が左右横並び状態で整然と配置されている。ケース本体62の左側後部付近には、電源制御装置64が収納されている。電源制御装置64は、ケース本体62の当該位置に固定されている。
10個のバッテリパック70はそれぞれバッテリ取り付け部71に取り付けられている。図5に示すように各バッテリ取り付け部71は、ケース本体62の底部に起立状態に設けられている。図6〜図8には、一つのバッテリパック70が単体で示されている。バッテリパック70は、直方体形状のバッテリケース内に複数本のセルを内装したもので、本実施形態では出力電圧18Vのリチウムイオンバッテリが用いられている。このバッテリパック70は、バッテリ取り付け部71から取り外して、別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。また、このバッテリパック70は、電動ねじ締め機や電動ドリル等の他の充電式電動工具のバッテリとしても用いられる汎用性の高いスライド取り付け形式のバッテリで、他の充電式電動工具との間で共用する(使い回す)ことができる。
バッテリパック70の正面には、左右一対のレール受け部70aが設けられている。左右レール受け部70aの内側に正負の端子受け部70b,70cが設けられている。正負の端子受け部70b,70c間には、充電器との間で各種の制御信号を送受信するためのコネクタ部70dが配置されている。コネクタ部70dの上方には、ロック爪70eが設けられている。このロック爪70eは、バッテリケース内に装着したばねにより正面側へ突き出す方向に付勢されている。図8に示すようにバッテリパック70の上面には、アンロックボタン70fが設けられている。このアンロックボタン70fは、ロック爪70eと一体に設けられている。このため、アンロックボタン70fを指先で背面側へ押し下げ操作すると、ロック爪70eをばね付勢力に抗して下方へ引き込む方向(アンロック側)に移動させることができる。
各バッテリ取り付け部71は同様の構成を備えている。図5に示すようにバッテリ取り付け部71は、左右一対のレール部71aを備えている。レール部71aは上下方向に延びている。両レール部71aの内側には正負の接続端子71b,71cが配置されている。バッテリ取り付け部71の上部に、バッテリパック70側のロック爪70eが嵌り込む係合凹部71dが設けられている。図5中白抜き矢印で示すようにバッテリ取り付け部71に対してバッテリパック70を上方から下方へ向けてスライドさせることにより、当該バッテリ取り付け部71に対して一つのバッテリパック70が取り付けられる。逆にバッテリパック70の取り付け状態において、使用者が指先でアンロックボタン70fをアンロック側に押し下げ操作し、これによりロック爪70eを係合凹部71dから退出させた状態で、上方へスライドさせることにより当該バッテリパック70をバッテリ取り付け部71から取り外すことができる。
取り外したバッテリパック70は、図5に示すようにその正面をバッテリ取り付け部71側に向けた向きで下方へ移動させて左右のレール受け部70aにレール部71aを進入させることにより、バッテリ取り付け部71に対して取り付けることができる。バッテリパック70を下方へスライドさせてロック爪70eが係合凹部71d内に弾性的に嵌り込むことにより、当該バッテリパック70がバッテリ取り付け部71に対して取り付けられた状態にロックされる。バッテリパック70がバッテリ取り付け部71に対して取り付けられると、正負の端子受け部70b,70cに正負の接続端子71b,71cが進入して当該バッテリパック70がバッテリ取り付け部71に対して電気的に接続された状態となる。なお、バッテリパック70のコネクタ部70dは、バッテリ取り付け部71に対しては接続されない。このコネクタ部70dは、当該バッテリパック70を別途用意した充電器に取り付けて充電する場合に、充電器側に各種の制御信号を出力するために充電器側のコネクタ受け部に接続される。
各バッテリ取り付け部71は、電源制御装置64に接続されている。10箇所のバッテリ取り付け部71は、電源制御装置64に接続されている。電源制御装置64は、10個のバッテリパック70の各電力を統合し、逆に切り離して18V電源と36V電源を切り換えて出力可能とする機能を有している。電源制御装置64の上面には、装置起動用の一つの起動ボタン64aと、18V出力と36V出力の切り替えを行うための切り替えボタン64bが3つ配置されている。この電源制御装置64から電力供給用の電源線37が引き出されている。
電源装置60から電力供給を受けて動作する冷却機能部30は、図9に示す制御装置38に基づいて動作制御される。制御装置38は、電源回路基板を含む電源部38aと制御回路基板を含む制御部38bを備えている。制御部38bでは、収容室Cに設けた温度センサ38cによりなされる温度管理に基づいて、ペルチェ素子31への電力供給及び冷却ファン33と放熱ファン35への電力供給が制御される。
以上のように構成した第1実施形態の段積みケース10によれば、ペルチェ素子31を主体とする冷却機能部30によりその内部を冷却(保冷)することができる。このため、段積みケース10内に飲料水や食料等の保冷状態で収納しておくことができる。また、段積みケース10は、その上段側若しくは下段側に工具ケース20や電源装置60を段積み状態で一体化して持ち運ぶことができる。このことから、電動工具及びその周辺機器を用いる作業場へ、飲食料品等を保冷状態で持ち運ぶ際の利便性を高めることができ、この点で従来の段積み可能なケースの活用範囲を広げることができる。
また、冷却機能部30は、広く市販されているペルチェ素子31の冷却機能を用いて当該段積みケース10の内部を冷却する構成であることから、大きなコストアップを招くことなく、当該段積みケース10に冷却機能を持たせることができる。さらに、冷却機能を有しない従来の段積みケースに容易に後付けすることができる。
また、第1実施形態の冷却機能部30は、ねじ締め機等の充電式電動工具の電源として用いられるバッテリパック70を電源として流用する構成であることから、当該段積みケース10に工具ケース20を段積み状態で一体化して持ち運ぶ場合に、バッテリパック70を双方の電源として共用することができ、この点で当該段積みケース10の利便性を一層高めることができる。
また、複数個のバッテリパック70(直流電源)を収容した電源装置60を電源として利用する構成であることから、交流電源用のコンセントがない屋外等においても、当該段積みケース10の冷却機能を利用することができる。さらに、バッテリパック70は充電することにより繰り返し使用することができ、この点で当該段積みケース10の利便性を一層高めることができる。
第1実施形態の段積みケース10には種々変更を加えることができる。図11〜図13には第2実施形態の段積みケース50が示されている。第2実施形態の段積みケース50は、冷却機能部51がケース本体11内に内装されている点で、外付けした第1実施形態の冷却機能部30とは異なっている。同様の部材及び構成については同位の符号を付してその説明を省略する。
第1実施形態と同じく、第2実施形態の段積みケース50は、電源装置60の上に段積み状態で結合されている。第2実施形態の段積みケース50は、ケース本体11と蓋12を有し、ケース本体11の周囲4箇所には段積み連結ケースとして対応させるためのラッチ15を備えている。
図12及び図13に示すようにケース本体11の内部は、断熱材52で区画されている。蓋12の内面にも断熱材53が被覆されている。断熱材52,53で区画された室が収容室Cとなる。ケース本体11側の断熱材52と蓋12側の断熱材53にはそれぞれ樹脂製の内板52a,53aが被覆されている。蓋12側の断熱材53にはシール部材54が取り付けられている。蓋12を閉じた状態では、このシール部材54が断熱材52の上面に当接されることにより収容室Cの保冷及び防水がなされる。
ケース本体11の内部であって、断熱材52の区画部52bにより収容室Cとは隔てられた機能室Kに冷却機能部51が内装されている。第2実施形態の冷却機能部51はペルチェ素子55、冷却側ヒートシンク56、冷却ファン57、放熱フィン58及び放熱ファン59を備えている。機能室Kの左側部(ケース本体11の左側部)には、多数の排気口59aが設けられている。
冷却側ヒートシンク56と冷却ファン57は断熱材52の区画部52bに保持されている。冷却ファン57前方であって、区画部52bの右側部に、冷気吹き出し口57aが設けられている。この冷気吹き出し口57aを経てペルチェ素子55により発生する冷気が冷却ファン57により収容室C内に吹き出される。
第2実施形態の段積みケース50によれば、冷却機能部51がケース本体11内に内装されており、第1実施形態のように左側部にはみ出さない構成であることから、当該段積みケース50のコンパクト化を図ることができる。
図14には、第3実施形態の段積みケース80が示されている。第3実施形態の段積みケース80は、第1及び第2実施形態における電源装置60を必要としない構成を備えている。第3実施形態の段積みケース80は、第2実施形態における機能室K内に電源を取り付け可能な構成を備えている。変更を要しない部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。機能室K内には、第2実施形態と同じく冷却機能部51が収容されている。
機能室K内において、冷却機能部51の上方に、バッテリ取り付け部81が設けられている。このバッテリ取り付け部81に一つのバッテリパック70が取り付けられている。第3実施形態における冷却機能部51はこのバッテリパック70を電源として動作する。なお、電源としてバッテリパック70を複数個取り付ける構成としてもよい。バッテリ取り付け部81には、前記電源装置60におけるバッテリ取り付け部71と同じ構成のものが用いられている。従って、バッテリパック70には、当該段積みケース80に段積みした他のケース(工具ケース20、電源装置60)のバッテリパック70をそのまま利用することができる。蓋12を開放した状態で、バッテリパック70をバッテリ取り付け部81に対して取り付け、取り外しすることができる。バッテリパック70は、バッテリ取り付け部81に対して下方にスライドさせて取り付けることができ、逆に上方へスライドさせて取り外すことができる。第3実施形態では、冷却機能部51とバッテリ取り付け部81が一つのユニット(冷却ユニット)として、機能室K内に組み込まれた構成となっている。
第3実施形態の段積みケース80によれば、冷却機能部51が機能室K内に収容されて側方へはみ出さないことから、当該段積みケース80のコンパクト化(スリム化)を図ることができるとともに、電源装置60を用いた場合に比して大幅に軽量化を図ることができ、これにより当該段積みケース80を楽に持ち運ぶことができるようになる。電源装置60を電源として用いる場合(第1、第2実施形態)は、冷却機能部30,51を長時間稼働させることができる。これに対して、短時間の保冷で足りる場合には、第3実施形態の段積みケース80を用いることにより大幅に軽量化されて、持ち運び時の利便性を一層高めることができる。
また、第3実施形態の段積みケース80によれば、冷却機能部51と電源(バッテリパック70とバッテリ取り付け部81)がユニット化されて、一つの冷却ユニットとして機能室K内に収容された構成となっている。このことから、第3実施形態によれば、当該冷却ユニットを他の段積みユニットに追加装備(後付け)し、あるいは機能室Kから取り外す際の取り扱い性を高めることができる。第3実施形態の段積みケース80に前記例示した電源装置60を段積みすることにより、当該電源装置60をバックアップ電源として利用することができ、逆に電源装置60を主電源として、機能室K内のバッテリパック70をバックアップ電源として機能させることができる。
図15及び図16には、第4実施形態の段積みケース90が示されている。第1〜第3実施形態と同じ構成及び部材については同位の符号を付してその説明を省略する。この段積みケース90は、第1実施形態の冷却機能部30若しくは第2実施形態の冷却機能部51を省略した構成を備えている。このため、第4実施形態の段積みケース90は、ペルチェ素子31を備えていない。第4実施形態の段積みケース90は、冷却機能部としてケース本体11の内面と蓋12の内面をそれぞれ断熱材91,92で被覆した構成を備えている。断熱材91,92には、第1〜第3実施形態と同じ素材の断熱材が用いられている。ケース本体11側の断熱材91の表面は内板91aで覆われ、蓋12側の断熱材92の表面は内板92aで覆われている。図18に示すように蓋12側の内板92aの四隅はクリップ94により留められている。クリップ94は、2つの爪部94aを備えている。クリップ94を蓋12の係合孔12mに圧入(押し込んで)2つの爪部94aを係合孔12mの内面に係合させることにより内板92aが固定される。内板92aの四隅が蓋12(外板)に対してクリップ94で固定されることにより断熱材92の防水及び脱落防止がなされている。なお、図26に示すようにクリップ94に代えて一つの爪部98aを有するクリップ98を用いて内板92aを蓋12(外板)に対して固定する構成としてもよい。
蓋12の内面には、第1及び第2実施形態と同じくシール部材93が取り付けられている。シール部材93は、クリップ94の外周側であって、内板92aの内面周縁部に沿って取り付けられている。蓋12を閉じた状態でシール部材93が断熱材91の上面に当接されることにより、ケース本体11内部(収容室C)の防水性が高められ、また内部の保冷若しくは保温効果が高められている。内板92aの中央には、当該段積みケース90の製造メーカ等のロゴマーク等その他各種のマーク(目印)を文字や図柄等で表示しておくことができる。文字や図柄等は、ラベルを貼り付けたり、直接印刷したり、成形により表示することができる。
第4実施形態の段積みケース90は、第1及び第2実施形態と同じく、他のケースを段積みして、若しくは他のケースに段積みして一体に連結するための段積み連結機構であって、ラッチ15及び連結凸部11dを備えている。このため、第4実施形態の段積みケース90は、その上面側若しくは下面側、あるいはその双方に他の段積み用のケースを段積みした状態で一体化させることができる。
第4実施形態の段積みケース90によれば、断熱材91,92により外部とは断熱されたケース本体11の内部に飲料水や食品等を収容しておくことにより、これらの保冷若しくは保温を行うことができる。この段積みケース90を、電動工具やその周辺機器を収容した工具ケース20(他の段積みケース)と、段積み状態で一体化させて持ち運ぶことができる。この点で、電動工具やその周辺機器を用いる作業場へ、飲食料品等を保冷又は保温状態で持ち運ぶ際の利便性を高めることができ、この点で当該段積みケース90の活用範囲を広げることができる。
図17には、第5実施形態の段積みケース95が示されている。第5実施形態の段積みケース95は、第4実施形態の段積みケース90に、循環ファン96を設けた構成となっている。循環ファン96は、ケース本体11の内部に支持されている。ケース本体11の左側部には、バッテリ取り付け部97が設けられている。このバッテリ取り付け部97に一つのバッテリパック70を取り付けることができる。循環ファン96はこのバッテリパック70を電源として動作する。
第5実施形態の段積みケース95によれば、保冷剤を収容室Cに収容してその冷気を循環ファン96により循環させることにより収容室C内を急速に冷却することができる。また、温度センサによりケース本体11内の温度を検知して、循環ファン96をオンオフさせることにより、断熱材91,92の保冷若しくは保温効果を長時間維持してケース本体11内の保冷若しくは保温状態を保持することができる。バッテリパック70には、前記各実施形態と同じく段積みした工具ケース20に収容した電動工具のバッテリパックを流用することができる。
図19及び図20には第6実施形態の段積みケース100が示され、図25には第7実施形態の段積みケース110が示されている。第6実施形態の段積みケース100及び第7実施形態の段積みケース110は、前記した第4及び第5実施形態の段積みケース90,95における蓋12のシール性をより高めた構成を備えている。第4及び第5実施形態の段積みケース90,95に対して変更を加えた構成についてのみ説明する。同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
蓋12の内面(内板92a)には、収容室Cの開口側のほぼ全域にわたって入り込む段差部12hが設けられている。この段差部12h内にも断熱材92が隙間なく内装されている。図20に示すように蓋12を閉じると、段差部12hが収容室Cの開口に嵌まり込んで当該開口がそのほぼ全域にわたって塞がれる。これにより、開口側に入り込む部位を有しない、前記第5実施形態の段積みケース95よりも当該蓋12のシール性が高められている。図19に示すように段差部12hの中央には、当該段積みケース100の製造メーカ等を表示するロゴマークあるいはその他各種の記号等を表示するためのロゴ表示部12iが設けられている。内板92aの成形時に当該ロゴ表示部12iにロゴマーク等を成形しておくことができる。ロゴマークの凹凸は、例えば1mm〜2mm程度に比較的浅く成形し、かつ面取りを大きく成形することにより、当該ロゴマークに汚れが付着しにくいようにすることができ、これにより収容室C内の清潔感を高めることができる。また、蓋12の内側にロゴマークが表示されることにより、当該蓋12を開けた状態においても、当該段積みケース100の製造メーカ等について使用者等にアピールすることができる。なお、蓋12を閉じた状態では、外面側のロゴ表示部12dにより製造メーカ等のロゴマークを使用者等にアピールすることができる。
この段差部12hの外周側に沿って断面矩形のパッキン101が取り付けられている。図20及び図21に示すようにパッキン101は、蓋12を閉じるとケース本体11の開口上面に押圧されて、ケース本体11の内部(収容室)のシール性(防水性、気密性)が確保される。図22に示すようにケース本体11の開口上面には、係合凸部91abが設けられている。蓋12を閉じると、パッキン101の下面に沿って係合凸部91abが押し付けられてめり込むことにより当該パッキン101が断面二股形状に変形し、これによりシールが二重でなされて高いシール性が確保されるようになっている。なお、パッキン101は図27に示すパッキン104に変更してもよい。図27に示すパッキン104は、断面二股形状に形成されている。この場合、係合凸部91abを省略することができる。断面二股形状に成形されたパッキン104によっても、蓋12を閉じることによりシールが二重でなされてケース本体11の内部のシール性を高めることができる。さらに、断面矩形若しくは断面二股形状のパッキン101,104に代えて断面円形のパッキンを用いることもできる。
図21に示すようにケース本体11の開口上面(内板91aの上面)は、外側へ段階的に低くなる段付き形状に形成されている。ケース本体11の開口上面であって、最も低い外周部には、シール部材102が取り付けられている。シール部材102は、矩形をなす開口上面の全周にわたって取り付けられている。シール部材102は、内板91aの端縁に沿って取り付けられている。このシール部材102によって、内板91aの端縁とケース本体11(外板)との間の隙間が塞がれて断熱材91の防水がなされている。
シール部材102は、開口上面の後側においては、段付き形状の最も高い部位に沿って取り付けられている。これに対して、開口上面の左右側部においては、段付き形状の最も低い部位に沿って取り付けられている。このため、シール部材102は左右のラッチ15付近において、図23に示すように取り付け高さが前側へ低くなる方向に傾斜する状態で取り付けられている。図19及び図23においてこの傾斜部に符号102aを付した。
図19に示すように蓋12の前部及び左右側部には、それぞれ複数のリブ103が設けられている。図では前部に2つのリブ103が設けられ、左右側部にそれぞれ4つのリブ103が設けられた状態が示されている。図25に示すように蓋12を閉じると、この複数のリブ103がいずれもシール部材102の上方に位置する。複数のリブ103によってシール部材102上方への抜け出しが防止されて、当該シール部材102によるシール性(内板91aの端部の防水性)が維持される。
第6実施形態では、ケース本体11の断熱材91及び蓋12の断熱材92の変形及び位置ずれを防止するための工夫がなされている。図24に示すようにケース本体11の内板91aには、リブ91aaが複数個所に設けられている。リブ91aaは、内板91aの底部の他、前面部、後面部及び左右側部に適宜間隔をおいた複数個所に設けられている。このリブ91aaにより断熱材91の変形及び位置ずれが防止されてその断熱性が維持される。
ケース本体11(外板)の下面には、断熱材91側に膨らむ3つの凹部11eが設けられている。3つの凹部11eは、前後方向に長く形成されている。各凹部11eに断熱材91の下面が凹凸係合されて当該断熱材91の位置ずれが防止されてその断熱性が維持される。なお、図16に示すように第4実施形態の段積みケース90の底面にも、同様の機能を有する3つの凹部11eが設けられている。
図17に示す第5実施形態の段積みケース95及び図25に示す第7実施形態の段積みケース110の下面には、同じく断熱材91側に膨らむループ形の凹部11fが設けられている。ループ形に膨らんだ凹部11fに断熱材91が凹凸係合されることにより当該断熱材91の位置ずれが防止されてその断熱性が維持される。なお、凹部11fの形状については上記例示したようにループ形に代えて、X字形あるいはH形等の他の形状に設ける構成としてもよい。
図25に示すように第7実施形態の段積みケース110の底面には、下方に突き出す左右の脚部11gが設けられている。左右の脚部11gは前後方向に長く延びている。左右の脚部11gは、ループ形の凹部11fの外周側に設けられている。左右の脚部11gに対応して、蓋12の上面には左右の逃がし凹部12kが設けられている。当該段積みケース110の上段側に段積みした他の段積みケースの脚部11gを逃がし凹部12kに進入させることにより、当該上段側の段積みケースを隙間なくかつ左右方向に位置決めした状態で段積みすることができる。
前記したように蓋12の上面(外板)には、キャリングハンドル13を収容するためのハンドル収容部12eと逃がし凹部12fが設けられている。ハンドル収容部12eと逃がし凹部12fは、断熱材92側に凸となる向きに設けられている。断熱材92がハンドル収容部12eと逃がし凹部12fに凹凸係合されることにより当該断熱材92の変形及び位置ずれが防止されてその断熱性が維持される。
また、図20,21,25に示すように蓋12の上面(外板)には、断熱材92側に張り出すリブ12gが複数個所(本実施形態では4箇所)に設けられている。複数個所のリブ12gを断熱材92に設けた溝部に進入させておくことにより、当該断熱材92の変形及び位置ずれを防止することができ、これにより当該段積みケース100の断熱性を維持することができる。
図17及び図25に示すように蓋12の上面(外板)に設けたロゴ表示部12dの周囲は一段高く形成されて段部12jが設けられている。段部12jの内側にも断熱材92が隙間なく内装されている。
以上説明した第6及び第7実施形態の段積みケース100,110は、第4実施形態の段積みケース90と同じく冷却機能部としてケース本体11の内面と蓋12の内面をそれぞれ断熱材91,92で覆った構成を備えている。第6及び第7実施形態の段積みケース100,110は、断熱材91,92により収容室C内の保冷状態若しくは保温状態を維持することができる。このため、上段側若しくは下段側に、例えば電源装置60や工具ケース20等の他のケースを段積みして一体に連結した状態で当該段積みケース100,110内に飲料水や食品等を収容して持ち運ぶことができ、この点で当該段積みケース100,110の適用範囲を拡大することができる。
図25に示すように第7実施形態の段積みケース110では、飲料水や食料品等に代えて電動工具Tを収容して持ち運ぶことができる。図では電動工具Tとして携帯形のマルノコが例示されている。図示するように電動工具Tを収容する場合には、収容室C内での移動若しくは転倒を防止するために専用の収容台111を設置しておくことができる。このように第6及び第7実施形態に係る段積みケース100,110によれば、その保冷若しくは保温機能を利用して飲食良品等を他のケースと段積み状態で持ち運ぶことができる他、電動工具Tやその周辺機器等を収容して他のケースと段積み状態で持ち運ぶことができる。
以上説明した各実施形態にはさらに変更を加えて実施することができる。例えば、ペルチェ素子31に供給する電力の正負を例えばスイッチ操作により切り換え可能とすることにより、ケース本体11内の保冷と保温を切り替えることができ、これにより当該段積みケース10の利用範囲を一層広げることができる。
また、例示した第1及び第2実施形態の段積みケース10,50では、その下段側に電源装置60を段積みし、上段側に他の工具ケース20を段積みする場合を例示したが、上下逆に段積みすることもできる。
さらに、第3実施形態において、一つのバッテリパック70を電源として取り付け可能なユニット形の冷却機能部51を例示したが、複数個のバッテリパックを取り付け可能なユニット形の冷却機能部としてもよい。
また、例示したように内部を保冷若しくは保温する機能を有する段積みケース10,50,80,90,95を2つ以上段積みして持ち運ぶことができる。この場合、例示した段積みケース10,50,80,90,95を、果物や冷凍食品等の食料品あるいは飲料水を保冷若しくは保温状態で運搬するケースとして利用することができ、必ずしも電動工具やその周辺機器を収容した工具ケース20と段積みして用いる場合に限定されない。
さらに、第1及び第2実施形態において、電源装置60は、冷却機能部30,51に電力を供給する専用電源とする構成を例示したが、同じく段積みした工具ケース20の電動工具等その他の電気機器の電源としても使用可能とすることができる。
また、電源装置60には、バッテリパックを充電するための充電機能(充電器)を内装しておくことができる。この場合、充電機能に電源を供給するための電源としては例えば商用100V電源を電源コードを経て供給する構成とすることができる。
図28及び図29には、第8実施形態の段積みケース120が例示されている。第8実施形態に係る段積みケース120は、第1〜第3実施形態にさらに変更を加えた構成を備えている。第1実施形態に係る段積みケース10は、冷却機能部30をケース本体11の側部に外付け状態で備え、電源装置60の上段側に段積みする構成を備えている。第2実施形態に係る段積みケース50は、冷却機能部51をケース本体11に内装し、電源装置60の上段側に段積みする構成を備えている。第3実施形態に係る段積みケース80は、冷却機能部51と電源としてのバッテリパック70を、ケース本体11の内部に区画形成した機能室K内に内装した構成を備えている。
第8実施形態の段積みケース120は、第4実施形態として例示した段積みケース90の下面側に段積み装置130を段積み状態で結合可能な構成を備えている。段積みケース120には、第4実施形態の段積みケース90と同様の保温、保冷機能を有している。変更を要しない部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
段積みケース120の下面側に段積み状態で結合される段積み装置130は、ケース本体131と蓋132を備えている。ケース本体131内に、冷却機能部135と電源としてのバッテリパック70が内装されている。ケース本体131は、第1実施形態に係る電源装置60の電源ケース61と同じく、段積みケース120よりも底浅で矩形の箱体形状を有している。段積み装置130は、ケース本体131を蓋132で閉止した状態で段積みケース130の下面側に結合されている。蓋132の閉止状態及び段積みケース130に対する結合状態は、第1実施形態と同じく4か所のラッチ65がそれぞれ係合凸部63b、連結凸部11dに嵌め込み係合されることにより保持される。ラッチ65は、段積みケース120と段積み装置130とを段積み状態に結合するための手段(段積み結合手段)として機能する。
図29に示すようにケース本体131の左側部内面に、スライド取り付け形式のバッテリ取り付け部133が設けられている。このバッテリ取り付け部133に一つのバッテリパック70を取り付けることができる。バッテリ取り付け部133に対して上方から下方へ向けてスライドさせることにより、このバッテリ取り付け部133にバッテリパック70が取り付けられる。取り付けたバッテリパック70は上方へスライドさせることにより、バッテリ取り付け部133から取り外すことができる。
ケース本体131の後部内面には2つの放熱ファン134が同軸に取り付けられている。ケース本体131の後部には、多数の排気口131aが設けられている。放熱ファン134の回転により、ケース本体131内の熱気が排気口131aを経て外部へ排気される。図28に示すようにケース本体131の前部には、多数の吸気口131bが設けられている。吸気口131bを経てケース本体131内に外気が導入される。
図29に示すように蓋132の内面中央にヒートシンク137が取り付けられている。ヒートシンク137の上面中央にペルチェ素子138が取り付けられている。ペルチェ素子138の加熱側がヒートシンク137の上面に当接され、冷却側が上方へ向けられている。ペルチェ素子138の冷却側にバッテリパック70の電力が供給される。第8実施形態では、段積み装置130を冷却装置として機能させる構成を例示する。ペルチェ素子138の上方であって、蓋132の中央には矩形の挿通孔132aが設けられている。
図29に示すように蓋132の挿通孔132aには、段積みケース120の下面中央に設けた放熱ブロック体121が挿通される。図示するように段積み装置130の上面側に段積みケース120を段積みする際に、この放熱ブロック体121が挿通孔132aに差し込まれる。差し込まれた放熱ブロック体121は、図示するようにペルチェ素子138の上面に当接される。当接されることにより、ペルチェ素子138と放熱ブロック体121との間で効率よく熱が伝達される。
放熱ブロック体121は、段積みケース120の底部に敷設した放熱板122の下面中央に一体に設けられている。放熱板122は、熱伝導率が高い金属板(鉄板)で、段積みケース120の底部のほぼ全領域にわたる面積を有して、内板91aの上面に沿って重ね合わされている。放熱ブロック体121は、段積みケース120の底部及び内板91aを貫通して、段積みケース120の下面から下方へ向けて突き出されている。段積み装置130の上面側に段積みケース120を段積みする際に、この突き出し部分が挿通孔132aを経て段積み装置130の本体ケース131内に進入される。段積み結合手段としてのラッチ65を連結凸部11dに係合させて段積み装置130と段積みケース120とを段積み状態に結合すると、放熱ブロック体121がペルチェ素子138の上面に突き当てられた状態となる。
図30及び図31には、第8実施形態の段積み装置130に変更を加えた第9実施形態の段積み装置140が示されている。第9実施形態において、段積み装置140の上面側に段積み状態で結合される段積みケース120は第8実施形態と同様の構成を有している。同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。段積み装置140は、底浅矩形のケース本体131と蓋132を有している。
ケース本体131の左側部の内側には、上下スライド取り付け形式のバッテリ取り付け部133が2つ横並び状態で設けられている。両バッテリ取り付け部133にそれぞれ1つのバッテリパック70が取り付けられている。ケース本体131に内装された第4実施形態に係る冷却機能部141は、圧縮器142と凝縮(放熱)器143と冷却ファン144と減圧バルブ145と冷却ブロック146を備えている。第9実施形態では、熱源(冷却源)としてペルチェ素子138に代えて熱交換システムが用いられている。圧縮器142がバッテリパック70の電力により作動して冷媒が圧縮器142から凝縮器143及び減圧バルブ145を経て冷却ブロック146に循環されることにより、冷却ブロック146が冷却される。
図30に示すように段積み装置140の上面側に段積みケース120を段積み状態に結合することにより、冷却ブロック146の上面に、段積みケース120側の放熱ブロック体121が突き当てられている。冷却機能部141が作動して冷却ブロック146が冷却されることにより、放熱ブロック体121及び放熱板122が冷却され、これにより段積みケース120内の収容室Cが強制的に冷却され若しくは保冷される。
以上のように構成した第8及び第9実施形態の段積み装置130,140によれば、電源としてのバッテリパック70と、冷却機能部135,141が、1つのケース本体131内に収容されてユニット化されている。このため、段積みケース120の収容室Cの容積を大きく確保することができる。
また、第8及び第9実施形態段積みケース120によれば、段積み装置130、140を結合しない単独での状態では、第4実施形態の段積みケース90と同じく断熱性の高いクーラーボックスとして利用することができる。段積みケース120の下面側に段積み装置130を段積み状態に結合すれば、ペルチェ素子138を熱源とする冷却機能部135若しくは熱交換による冷却機能部141により当該段積みケース120の内部(収容室C)を強制的に冷却若しくは保冷することができる。
さらに、既存の段積みケースに放熱板122及び放熱ブロック体121を追加することにより、第8若しくは第9実施形態に係る段積み装置130,140を利用することができ、この点で後付け可能で汎用性が高く低コストな段積み装置130,140とすることができる。第8及び第9実施形態では、段積み装置130,140を冷却装置として機能させる構成を例示したが、ペルチェ素子の電力供給側を変更等することにより、保温装置として機能させる構成、あるいは保温機能若しくは保冷機能を切り替えて利用可能な構成とすることができる。
また、以上例示した第8及び第9実施形態において、冷却機能部135,141とバッテリ取り付け部133を収容した段積み装置130,140として、段積みケース120とは別にユニット化した構成を例示し、あるいは前記第1〜第7実施形態では、冷却機能部30,51とバッテリ取り付け部81,97をケース本体11に外付けし、若しくは内装した構成を例示したが、これらを蓋12に内装若しくは外付けした構成としてもよい。図32には、段積みケース10(50,80,90,95,100,110,120)の蓋12に、ペルチェ素子を主体とする冷却機能部と電源としてのバッテリパック70を取り付けるためのバッテリ取り付け部を収容した第10実施形態の段積みケース150が示されている。
第10実施形態の段積みケース150は、ケース本体11と蓋12を備えている。ケース本体11は前記各実施形態と同様の構成を有している。変更を要しない部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。図では見えていないが、第10実施形態の段積みケース150についても、前記例示した段積み結合手段としてのラッチ15を備えている。このため、第10実施形態の段積みケース150の上段側あるいは下段側に他の段積みケース(工具ケース、クーラーボックス)を段積み状態で結合することができる。
蓋12の内部空間には、前記例示した断熱材41に代えて冷却機能部151とバッテリ取り付け部152が収容されている。冷却機能部151は、蓋12の内面に沿って取り付けた冷却板156と、冷却板156の上面中央に一体に設けた冷却ブロック体155を備えている。冷却ブロック体155の左右両側面にそれぞれ一つのペルチェ素子154が取り付けられている。両ペルチェ素子154の冷却側が冷却ブロック体155の側面に当接されている。両ペルチェ素子154の放熱側にはそれぞれ放熱フィン153が接合されている。
両ペルチェ素子154の冷却側にバッテリパック70の電源が供給される。バッテリパック154は、蓋12の内部に設けたバッテリパック152に取り付けられる。蓋12の上面に冷却スイッチ158が設けられている。冷却スイッチ158をオン操作すると、ペルチェ素子154の冷却側にバッテリパック70の電力が供給されて、放熱ブロック体155が冷却される。放熱ブロック体155が冷却されることにより放熱板156が冷却される。放熱板156が冷却されることにより、その冷気がケース本体11の収容室C内に放出されて冷却される。冷却スイッチ158をオフ操作すると、ペルチェ素子154への電力供給が遮断されて放熱板156からの冷気の放出が停止される。放熱フィン153から放出された熱気は、冷却ファン157により蓋12の外部に放出される。
以上のように構成した第10実施形態の段積みケース150によれば、冷却機能部151とバッテリ取り付け部152が蓋12の内部に設置されていることから、ケース本体11の収容室Cについて大容量化を図ることができる。また、収容室Cに出っ張りをなくして見た目すっきりと構成することができる。さらに、冷却機能部151とバッテリ取り付け部152を内装した蓋12をケース本体11から分離して、別のケース本体に取り付け可能とすることにより、当該蓋12を使い回して後付けすることにより例えば深さの異なる種々サイズのケース本体をクーラーボックスまたはホットボックスとして利用できるようになって当該段積みケースの付加価値を一層高めることができる。
上記例示した第10実施形態において、蓋12内に冷却機能部151のみを配置して、電源については第1実施形態で例示した電源装置60を段積みケース150の上段側若しくは下段側に段積み結合する構成としてもよい。これにより蓋12の軽量化を図るとともに、冷却機能部151に対して十分な電源供給を行うことができるようになる。
また、第10実施形態では、ペルチェ素子154の冷却側に電力供給して段積みケース150をクーラーボックスとして用いる構成を例示したが、加熱側に電力供給して当該段積みケース150を保温庫(ホットボックス)として用いる構成としてもよい。また、ペルチェ素子154に対する電力供給側を冷却側と加熱側で切り替え可能とすることにより、当該段積みケース150をクーラーボックスとホットボックスに切り替えて利用することができるようになる。
10…段積みケース(第1実施形態)
11…ケース本体
11F…前面、11L…左側面、11R…右側面
11a…凹部、11b…係合凸部、11c…連結凹部、11d…連結凸部
11e…凹部、11f…凹部、11g…脚部
12…蓋
12a…凹部、12b…係合凸部、12c…ベルト掛け部、12d…ロゴ表示部
12e…ハンドル収容部、12f…逃がし凹部、12g…リブ、12h…段差部
12i…ロゴ表示部、12j…段部、12k…逃がし凹部、12m…係合孔
13…キャリングハンドル
15…ラッチ
16…段差部(前面11F)
17…段差部(左側面11L)
18…段差部(右側面11R)
20…工具ケース
21…ケース本体
22…蓋
25…ラッチ
C…収容室(保冷室/保温室)
30…冷却機能部
31…ペルチェ素子
32…ヒートシンク(冷却側)
33…冷却ファン
34…放熱フィン
35…放熱ファン
36…カバー、36a…排気口
37…電源線
38…制御装置、38a…電源部、38b…制御部、38c…温度センサ
40…断熱材(ケース本体11側)、40a…内板
41…断熱材(蓋12側)、41a…内板
42…シール部材
50…段積みケース(第2実施形態)
51…冷却機能部
K…機能室
52,53…断熱材、52a,53a…内板、52b…区画部
54…シール部材
55…ペルチェ素子
56…ヒートシンク(冷却側)
57…冷却ファン、57a…冷気吹き出し口
58…放熱フィン(放熱側)
59…放熱ファン、59a…排気口
60…電源装置
61…電源ケース
62…ケース本体
62a…凹部、62b…係合凸部、62c…凹部、62d…係合凸部
63…蓋
63a…凹部、63b…係合凸部、63c…ベルト掛け部
64…電源制御装置
64a…起動ボタン、64b…切り替えボタン
65…ラッチ
70…バッテリパック
70a…レール受け部、70b…端子受け部(正)、70c…端子受け部(負)
70d…コネクタ部、70e…ロック爪、70f…アンロックボタン
71…バッテリ取り付け部
71a…レール部、71b…接続端子(正)、71c…接続端子(負)
71d…係合凹部
80…段積みケース(第3実施形態)
81…バッテリ取り付け部
90…段積みケース(第4実施形態)
91,92…断熱材、91a,92a…内板、91aa…リブ、91ab…係合凸部
93…シール部材
94…クリップ、94a…爪部
95…段積みケース(第5実施形態)
96…循環ファン
97…バッテリ取り付け部
98…クリップ、98a…爪部
100…段積みケース(第6実施形態)
101…パッキン
102…シール部材、102a…傾斜部
103…リブ
104…パッキン
110…段積みケース(第7実施形態)
111…収容台
T…電動工具
120…段積みケース
121…放熱ブロック体
122…放熱板
130…段積み装置(第8実施形態)
131…ケース本体
132…蓋
133…バッテリ取り付け部
134…放熱ファン
135…冷却機能部
137…ヒートシンク
138…ペルチェ素子
140…段積み装置(第9実施形態)
141…冷却機能部
142…圧縮器
143…凝縮器
144…冷却ファン
145…減圧バルブ
146…冷却ブロック
150…段積みケース(第10実施形態)
151…冷却機能部
152…バッテリ取り付け部
153…放熱フィン
152…バッテリ取り付け部
154…ペルチェ素子
155…放熱ブロック体
156…放熱板
157…冷却ファン
158…冷却スイッチ
この発明は、例えば建築作業等に用いる切断機やねじ締め工具等の電動工具を収納した工具ケースを段積み状態で一体に持ち運びできる段積みケース等の物品収納ケースに関する。
発明は、物品収納ケースについて、その活用範囲を一層広げることを目的としてなされた。

Claims (17)

  1. 電動工具を収容可能なケースに対して固定可能なケースであって、断熱材を有し、収容物を保冷状態又は保温状態で収容可能なケース。
  2. 請求項1記載のケースであって、ケース本体と該ケース本体を開閉する蓋を有し、該蓋は外板と内板との間に前記断熱材を配置した構成を有し、前記内板を固定部材を用いて前記外板に対して固定したケース。
  3. 請求項1又は2記載のケースであって、ケース本体と該ケース本体を開閉する蓋を有し、前記ケース本体は外板と内板との間に前記断熱材を配置した構成を有し、前記外板と前記内板との間にリブを配置して相互に接触可能な構成としたケース。
  4. 電動工具を収容可能な第1のケースと、
    該第1のケースに対して固定可能であって、飲料収容用のビン類を収容可能な第2のケースとを有するケースセットであって、前記第1のケースと前記第2のケースの少なくとも一部の色を異ならせたケースセット。
  5. 請求項4記載のケースセットであって、前記第2のケースの外面に前記ビン類を収容可能であることを示す表示を付したケースセット。
  6. 断熱材を有し、収容物を保冷状態又は保温状態で収容可能なケースに、電動工具を収容したケース。
  7. 電動工具を収容した工具ケースを上段側に段積みして一体化するためのラッチを備えた段積みケースであって、内部を冷却又は加温するための機能を備えた段積みケース。
  8. 請求項7記載の段積みケースであって、前記内部を冷却又は加温するための機能としてペルチェ素子を用いた段積みケース。
  9. 請求項8記載の段積みケースであって、前記ペルチェ素子に電力を供給する電源として、前記電動工具に電源として用いる充電式のバッテリパックを利用可能な段積みケース。
  10. 請求項9記載の段積みケースであって、前記ペルチェ素子に放熱用の放熱フィンと放熱ファンを併設した段積みケース。
  11. 請求項10記載の段積みケースであって、前記ペルチェ素子と前記バッテリパックと前記放熱フィンと前記放熱ファンをユニット化して内装した段積みケース。
  12. 請求項8記載の段積みケースであって、前記ペルチェ素子に電力を供給する電源として、前記電動工具に電源として用いる充電式のバッテリパックを複数電気的に接続して収容した電源装置を段積み可能な段積みケース。
  13. 段積みケースに対して段積み状態で結合されて該段積みケースの内部を冷却する冷却機能又は暖める保温機能の一方又は双方の機能を有する段積み装置であって、電動工具を収容するための工具ケースに対して段積み状態で結合するための段積み結合手段を備えており、該段積み結合手段を介して前記段積みケースに対して段積み状態で結合される段積み装置。
  14. 請求項13記載の冷却装置であって、熱源としてペルチェ素子を備えた段積み装置。
  15. 請求項13又は14記載の段積み装置であって、電源として電動工具の電源としても利用可能な充電式のバッテリパックを利用可能な構成とした段積み装置。
  16. 請求項13〜15の何れか1項に記載した段積み装置であって、前記段積み結合手段として、上段側に段積みした段積みケースとの間に跨って係合させて当該段積み状態を固定するラッチを備えた段積み装置。
  17. 電動工具を収容するための工具ケースに対して段積み状態で結合するための段積み結合手段を備えた段積みケースであって、当該段積みケースの内部を冷却する冷却機能又は暖める保温機能の一方又は双方の機能を有する段積み装置を前記段積み結合手段を介して段積み状態で結合可能な段積みケース。
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