JP2000007056A - クーラーボックス - Google Patents

クーラーボックス

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JP2000007056A
JP2000007056A JP10171885A JP17188598A JP2000007056A JP 2000007056 A JP2000007056 A JP 2000007056A JP 10171885 A JP10171885 A JP 10171885A JP 17188598 A JP17188598 A JP 17188598A JP 2000007056 A JP2000007056 A JP 2000007056A
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solar cell
cooler box
heat insulating
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Shinichiro Ishida
慎一郎 石田
Tetsuo Yamamoto
徹男 山本
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Daido Steel Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/90Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外や船上など、気温が高く、日光が直射す
るような環境下においても、被保冷物を長時間保冷する
ことが可能であり、しかも、可搬性が損なわれることの
ないクーラーボックスを提供すること。 【解決手段】 被保冷物を収容する断熱容器20の内壁
面に沿って熱伝導体28を設け、熱伝導体28にペルチ
ェ素子42の低温接合部42aを接合し、太陽電池30
で発電された電気をペルチェ素子42に供給することに
より、断熱容器20内を熱電冷却すると同時に、太陽電
池30で発電された電気の一部をファン46に供給し、
ファン46によりペルチェ素子42の高温接合部42b
を冷却するようにした。また、太陽電池30を、断熱容
器20の蓋22上面に着脱自在に設けるようにした。さ
らに、断熱容器20内に対流ファン52及び吸熱フィン
を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶飲料や魚類を保
冷するクーラーボックスに関し、さらに詳しくは、太陽
電池により発電された電気エネルギーを用いてペルチェ
素子を作動させることにより、屋外や船上などで、長時
間保冷運転することを可能にした保冷機能付きクーラー
ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクーラーボックスは、断熱容器を
備えており、断熱容器の断熱特性を利用して、缶飲料や
魚等の被保冷物を保冷するのが一般的である。すなわ
ち、断熱容器の中に、氷などの冷却媒体と共に被冷却物
を入れるか、あるいは、既に冷却された被保冷物を入
れ、断熱容器により外部からの熱の流入を遮断し、被保
冷物を低温で保冷するようになっているものである。
【0003】ところで、この種のクーラーボックスの保
冷性能は、専ら断熱容器の断熱特性に依存する。そのた
め、断熱容器には、通常、熱伝導率が小さな材料、ある
いは熱伝導率が小さくなるような構造が採用されてい
る。具体的には、硬質ウレタンフォームや発泡ポリスチ
レン等の有機質発泡体を成形して得られる成形体や、二
重壁構造の容器の間隙に有機質発泡体あるいはパーライ
ト等の無機質の粉末を充填したものが断熱容器として用
いられている。
【0004】また、断熱容器の断熱特性をさらに向上さ
せるために、断熱容器を金属製の二重容器とし、その内
部に低熱伝導性ガスを封入したり、あるいは二重容器を
真空封止したものも用いられている。
【0005】さらに、被保冷物を長時間冷却するため
に、クーラーボックスにペルチェ素子を設け、車のシガ
レットソケットやバッテリーからペルチェ素子に電力を
供給し、ペルチェ効果を用いてクーラーボックス内部の
被保冷物を保冷できるようにしたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、断熱容
器を備えた従来型のクーラーボックスは、断熱容器の断
熱特性のみを利用して外部からの熱の流入を極力遮断
し、これにより被保冷物を保冷するようにしているの
で、被保冷物を保冷し続けることが可能な時間は、クー
ラボックス内に入れる冷却媒体の量や断熱容器の断熱特
性のみならず、クーラーボックスが置かれる環境にも依
存する。
【0007】すなわち、断熱容器内部に流入する熱量
は、断熱容器の熱伝導率と断熱容器内外の温度勾配に比
例するので、屋外や船上など、気温が高く、日光が直射
するような環境にクーラーボックスを置いた場合には、
断熱容器内外の温度勾配が大きくなり、断熱容器内に流
入する熱量が著しく増大する。そのため、短時間で氷等
の冷却媒体が融解したり、被保冷物が加熱され、長時間
の保冷が困難であるという問題があった。
【0008】これに対し、車のシガレットソケットから
ペルチェ素子に電力を供給し、ペルチェ効果により保冷
するようにしたクーラーボックスによれば、被保冷物を
長時間保冷することも可能である。
【0009】しかしながら、このようなクーラボックス
を屋外に持ち出すときは、電力の供給を停止し、断熱容
器の断熱特性のみを利用して被保冷物を保冷せざるを得
ず、上述の場合と同様、長時間の保冷が困難であるとい
う問題があった。また、ペルチェ素子に給電するための
バッテリーを備え付ければ、屋外であっても長時間の保
冷が可能となるが、クーラーボックスの重量が増大し、
クーラーボックスの可搬性が損なわれるという問題があ
る。
【0010】本発明が解決しようとする課題は、屋外や
船上など、気温が高く、日光が直射するような環境下に
おいても、被保冷物を長時間保冷することが可能であ
り、しかも、可搬性が損なわれることのないクーラーボ
ックスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るクーラーボックスは、被保冷物を収容
する断熱容器の内壁面に沿って熱伝導体を設け、該熱伝
導体にその低温接合部を接合したペルチェ素子と、該ペ
ルチェ素子の高温接合部を冷却するファンと、該ペルチ
ェ素子と前記ファンに電気を供給する太陽電池とを備え
ていることを要旨とするものである。
【0012】この場合、前記太陽電池は、前記断熱容器
に開閉自在に設けられる蓋の上面に着脱自在に設けると
よい。ペルチェ素子に給電するための太陽電池を断熱容
器の蓋の上面に着脱自在に設けると、太陽電池の持ち運
びが容易になるという利点がある。また、太陽電池を蓋
から取り外し、太陽電池の表面を太陽の方向に自在に向
けることができるので、被保冷物を効率よく保冷するこ
とができるという利点がある。
【0013】さらに、前記クーラボックスは、上記構成
に加え、前記断熱容器の内壁面には、前記太陽電池で駆
動し、かつ前記断熱容器内の空気を対流させる対流ファ
ンが設けられ、前記熱伝導体には、前記対流ファンの送
風方向に近接して吸熱フィンが接合されているものであ
ってもよい。
【0014】上記構成を有する本発明に係るクーラーボ
ックスによれば、屋内、あるいは車内等、気温があまり
高くない環境下においては、断熱容器の断熱効果によ
り、被保冷物が保冷される。また、屋外、あるいは船上
等、気温が高く、日光が直射するような環境下において
は、太陽電池により発電された電気がペルチェ素子に供
給され、ペルチェ素子の低温接合部に接続された熱伝導
体を介して、断熱容器内の被保冷物が保冷される。
【0015】また、ペルチェ素子の高温接合部をファン
を用いて冷却するようにしたので、高温接合部から低温
接合部へ向かって、熱が逆流することもない。これによ
り、屋外、あるいは船上等においても、被保冷物を長時
間保冷することが可能となる。また、ペルチェ効果を利
用するため、構造が簡単であり、クーラーボックスの可
搬性が損なわれることもない。
【0016】さらに、断熱容器内部に対流ファンと吸熱
フィンとを設けると、対流ファンによって断熱容器内部
の空気が対流し、断熱容器内の温度が均一になると共
に、吸熱フィンによって断熱容器内部を対流する空気か
ら効率よく熱を奪うことができる。これにより、被保冷
物を均一かつ効率よく保冷することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本
発明に係るクーラーボックスの外観斜視図を示したもの
である。図1において、クーラーボックス10は、断熱
容器20と、太陽電池30と、保冷機構40とを備えて
いる。
【0018】断熱容器20は、内部が角形にくり抜かれ
た底付き容器状の断熱材22に、ヒンジ24を介して蓋
26が開閉自在に設けられたものである。断熱材22及
び蓋26の材質は、熱伝導率の小さな材料であれば特に
限定されるものではなく、種々の材料を用いることがで
きる。
【0019】特に、硬質ウレタンフォームや発泡ポリス
チレン等の有機質発泡体を成形して得られる成形体は、
安価で、しかも軽量であるので、断熱材22及び蓋26
の材質として好適である。なお、断熱容器20は、その
全体が、硬質プラスチック等からなる外装ケース内に納
められていても良い。
【0020】断熱材22の内部には、図2に示すよう
に、断熱材22の内壁面に沿って薄肉の底付き容器状の
熱伝導体28が埋設されている。熱伝導体28は、断熱
容器20内に納められた被保冷物(図示せず)の熱を保
冷機構40に伝達するためのものであり、熱伝導体28
には、熱伝導率の高い材料を用いる必要がある。また、
クーラーボックス10の可搬性を損なわないようにする
ためには、熱伝導体28は軽量であることが望ましい。
さらに、断熱容器20内には、冷却媒体として氷を入れ
る場合もあるので、熱伝導体28は耐食性の高い材料を
用いることが望ましい。
【0021】これらの点を勘案すると、熱伝導体28の
材質としては、ステンレス鋼等が好適である。なお、熱
伝導体28の形状は、断熱容器20内部に納められた被
保冷物を均等に冷却するという点では底付き容器状とす
るのが望ましいが、底のない筒状としても良く、あるい
は、本体22の一内側壁面に沿って板状の熱伝導体28
を設けるようにしても良い。
【0022】太陽電池30は、蓋26の上面に着脱自在
に設けられている。また、太陽電池30の面積は、必要
とされる保冷温度、断熱容器20の容積、保冷機構40
の出力等に応じて任意に設定すればよい。
【0023】なお、被保冷物をより低温で保冷したい場
合には、さらに断熱容器20の外側壁面に太陽電池30
を着脱自在に取り付けたり、あるいは、同一面積を有す
る複数の太陽電池30を蓋26の上面に積層して取り付
けるようにしてもよい。この場合、屋外でクーラーボッ
クス10を使用する時には、複数の太陽電池30を蓋2
6あるいは断熱容器20の側壁面から取り外し、これ
らすべてを日照の得られるところに設置すれば、より大
きな電力を得ることができる。
【0024】保冷機構40は、図3に示すように、断熱
材22の側壁面に埋設されており、ペルチェ素子42
と、ヒートシンク44と、ファン46からなっている。
ペルチェ素子42は、n型半導体とp型半導体の一端を
接合したΠ型素子を直列につないだものである。その材
質については、特に限定されるものではなく、ビスマス
・テルル系、鉛・ゲルマニウム・テルル系、シリコン・
ゲルマニウム系、セレン化合物系、鉄けい化物系の各種
の素子を用いることができる。
【0025】また、ペルチェ素子42の低温接合部42
aは、電気絶縁層(図示せず)を介して、断熱材22内
に埋設された熱伝導体28に接合されている。また、ペ
ルチェ素子42の高温接合部42bは、同じく電気絶縁
層(図示せず)を介して、銅製のヒートシンク44に接
合されている。また、ペルチェ素子42の各端子(図示
せず)は、n型半導体がプラス、p型半導体がマイナス
となるように、それぞれ太陽電池30の出力端子に電気
的に接続されている。
【0026】また、保冷機構40の表面側には、ファン
46と排気口48が設けられ、ファン46によりヒート
シンク44に向かって空気を送り込み、送り込んだ空気
を排気口48から排出できるようになっている。さら
に、ファン46は、太陽電池30に接続され、太陽電池
30で発電された電気の一部がファン46に流れるよう
になっている。
【0027】次に、図1〜図3に示すクーラーボックス
10の作用について説明する。まず、屋内や車内等、日
照が得られない場合には、従来型のクーラーボックスと
同様、断熱材22及び蓋26の断熱効果により、クーラ
ーボックス10内に納められた被保冷物(図示せず)の
保冷が行われる。この場合、屋内や車内等、気温があま
り高くない状態では、断熱容器20内外にあまり大きな
温度勾配が生じないので、従来型のクーラーボックスと
同程度の保冷性能が得られる。
【0028】一方、屋外や船上等、日照が得られるとこ
ろでクーラーボックス10を使用する場合には、太陽電
池30を蓋26から取り外し、太陽電池30のみを日照
の得られる所に設置する。なお、太陽電池30は、蓋2
6の上面に設けられているので、太陽電池30を蓋26
の上面に取り付けたまま、クーラーボックス10全体を
日照が得られる場所に設置しても良いが、断熱容器20
の外表面が加熱されると、断熱容器20の外表面から熱
が流入し、保冷効率が低下するので好ましくない。
【0029】太陽電池30に日光が照射されると、太陽
電池30内で起電力が発生し、ペルチェ素子42に電気
が送られる。ペルチェ素子42は、n型半導体側がプラ
スとなるように太陽電池30と接続されているので、ペ
ルチェ素子42に電流が流れることにより、低温接合部
42aでは吸熱がおこり、高温接合部42bでは、放熱
がおこる。
【0030】すなわち、断熱容器20内に納められた被
保冷物の熱が断熱容器20内に埋設された熱伝導体28
に伝わり、ペルチェ素子42の低温接合部42aで吸収
され、吸収された熱は、ペルチェ素子42の高温接合部
42bからヒートシンク44に伝わり、ヒートシンク4
4から外気に放出される。これにより、日照が得られる
限り、被保冷物を長時間にわたって保冷することが可能
となる。
【0031】また、ペルチェ素子42を用いて被保冷物
の保冷を続けると、高温接合部42bが加熱されて温度
が上昇する。そのため、これを放置すると、熱伝導によ
り熱が高温接合部42bから低温接合部42aに向かっ
て逆流し、被保冷物の保冷効率が低下する。
【0032】しかしながら、本発明に係るクーラーボッ
クス10の場合、太陽電池30により駆動するファン4
6が設けられている。そのため、ペルチェ素子42によ
る熱電冷却が開始されたと同時に、ファン46により空
気が保冷機構40内部に送り込まれてヒートシンク44
から熱を奪い、排気口48から熱を保冷機構40外に放
出するようになっているので、高温接合部42bから低
温接合部42aへの熱の逆流が防止され、効率よく断熱
容器20内部を保冷することができる。
【0033】さらに、従来型のクーラーボックスと比較
して、本発明に係るクーラーボックス10に付加される
ものは、太陽電池30と熱伝導体28と保冷機構40だ
けであり、大きな重量増加を伴わない。従って、クーラ
ーボックス10の可搬性が損なわれることもない。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図4において、本発明の第2の実施の形態に
係るクーラーボックス50は、断熱容器20内部に、対
流ファン52と吸熱フィン54が設けられている点以外
は、図1に示すクーラーボックスと同一の構成を有する
ものである。
【0035】対流ファン52は、断熱容器20内の空気
を対流させるためのものであり、断熱容器20の内壁面
に設けられ、かつ、太陽電池30により発電された電気
により駆動するようになっている。また、吸熱ファン5
4は、断熱容器20内を対流する空気から熱を奪うため
のものであり、対流ファン52の送風方向に近接した位
置において、熱伝導体28に接合されている。
【0036】そして、図4に示すクーラーボックス50
を屋外、船上等で使用する場合には、前述したように、
太陽電池30を蓋26から取り外して日照の得られる場
所に設置すれば、太陽電池30で発電された電気が、保
冷機構40に組み込まれたペルチェ素子42及びファン
46に供給されると同時に、対流ファン52にも供給さ
れ、対流ファン52が駆動する。
【0037】対流ファン52が駆動すると、断熱容器2
0内部の空気が対流するので、断熱容器20内の温度が
均一化される。また、対流ファン52の送風方向に近接
して吸熱フィン54が設けられているので、吸熱フィン
54により断熱容器20内部を対流する空気から効率よ
く熱が奪われ、吸熱フィン54により奪われた熱が、熱
伝導体28及び保冷機構40を介してクーラボックス5
0外に放出される。これにより、被保冷物を均一かつ効
率よく保冷することが可能となる。
【0038】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改変が可能である。
【0039】例えば、上記実施の形態では、ペルチェ素
子42の各端子に太陽電池30の出力端子のみを接続し
ているが、ペルチェ素子42の各端子に太陽電池30を
接続すると共に、外部電源用の給電端子を設けても良
い。外部電源用の給電端子を設けると、快晴時には太陽
電池30により保冷することができると共に、通常の蓄
電池や発電器、車のシガレットソケット等からペルチェ
素子42に給電することができるので、車内や運搬中
等、日照の得られない場所であっても、長時間連続した
保冷が可能となる。
【0040】また、太陽電池30に代え、あるいは太陽
電池30と共に、集光型の熱電発電装置をクーラーボッ
クス10に着脱自在に設け、太陽光を熱電素子に集光す
ることにより得られる電気をペルチェ素子に供給し、こ
れを用いて熱電冷却を行うようにしても良い。
【0041】さらに、太陽電池30に加えて、ゼンマイ
等の機械的駆動手段を動力とする発電器をクーラーボッ
クス設け、これにより得られる電気をペルチェ素子42
に給電するようにすれば、日照や外部電源が得られない
場所であっても、被保冷物を保冷することが可能とな
る。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るクーラーボックスは、太陽
電池と、太陽電池により供給される電気により駆動する
ペルチェ素子を用いてクーラーボックス内を保冷するよ
うにしたので、屋外や船上等、気温が高く、日光が直射
するような環境下においても、長時間連続して被保冷物
を保冷することができるという効果がある。
【0043】また、ペルチェ素子の高温接合部を太陽電
池で得られる電気を駆動源とするファンで冷却するよう
にしたので、高温接合部から低温接合部への熱の逆流が
防止され、被保冷物の保冷効果を高めることができると
いう効果がある。
【0044】また、本発明に係るクーラーボックスは、
ペルチェ効果を利用しているため、構造が簡単であり、
クーラーボックスの可搬性が損なわれることがないとい
う効果がある。
【0045】さらに、断熱容器内部に対流ファン及び吸
熱フィンを設けた場合には、断熱容器内部の空気が対流
して、断熱容器内部の温度が均一化すると共に、対流し
ている空気から熱が効率よく奪われるので、被保冷物を
均一かつ効率よく保冷することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクーラーボックスの外観斜視図で
ある。
【図2】図1に示すクーラーボックスの平面断面図であ
る。
【図3】図1に示すクーラーボックスに備えられた保冷
機構の拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るクーラーボッ
クスの平面断面図である。
【符号の説明】
10、50 クーラーボックス 20 断熱容器 22 断熱材 26 蓋 28 熱伝導体 30 太陽電池 42 ペルチェ素子 42a 低温接合部 42b 高温接合部 46 ファン 52 対流ファン 54 吸熱フィン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被保冷物を収容する断熱容器の内壁面に
    沿って熱伝導体を設け、該熱伝導体にその低温接合部を
    接合したペルチェ素子と、該ペルチェ素子の高温接合部
    を冷却するファンと、該ペルチェ素子と前記ファンに電
    気を供給する太陽電池とを備えていることを特徴とする
    クーラーボックス。
  2. 【請求項2】 前記太陽電池は、前記断熱容器に開閉自
    在に設けられる蓋の上面に着脱自在に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のクーラーボックス。
  3. 【請求項3】 前記断熱容器の内壁面には、前記太陽電
    池で駆動し、かつ前記断熱容器内の空気を対流させる対
    流ファンが設けられ、 前記熱伝導体には、前記対流ファンの送風方向に近接し
    て吸熱フィンが接合されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のクーラーボックス。
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