JP2017162206A - 現金管理システム、現金出納装置、及び、現金管理方法 - Google Patents

現金管理システム、現金出納装置、及び、現金管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現金管理システムにおいて、釣銭準備金を出金する現金出納装置の機内在高が少なくなったときに、補充が必要な現金精算装置に対する釣銭準備金の補充を、適切に行う。【解決手段】現金管理システム1は、複数の現金精算装置2と、現金出納装置5と、現金管理装置6と、を備える。現金管理装置は、現金精算装置の釣銭準備金の在高を取得すると共に、釣銭準備金の補充要求があったときに、予め決められた補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出する。現金管理装置はまた、不足枚数の金種別合計が、現金出納装置の機内在高以下のときには、補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を、現金出納装置に指示し、不足枚数の金種別合計が、現金出納装置の機内在高を超えるときには、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を、現金出納装置に指示する。【選択図】図1

Description

ここに開示する技術は、現金管理システム、現金出納装置、及び、現金管理方法に関する。
特許文献1には、複数の店舗が共同で使用する現金処理装置が記載されている。この現金処理装置は、各店舗のレジスターにおいて釣銭として使用する現金(つまり、釣銭準備金)の出金を行う。現金処理装置には、各店舗のレジスターが予め登録されている。各店舗の担当者は、釣銭準備金の補充が必要になったときには、現金処理装置を操作することによって、釣銭準備金の補充を要求する。現金処理装置は、いずれかの店舗のレジスターに対する釣銭準備金の補充が要求されたときに、補充対象の金種の機内在高がニアエンプティでなければ、要求に応じた枚数の現金を、釣銭準備金として出金する。一方、補充対象の金種の機内在高がニアエンプティであると、現金処理装置は、機内在高を、登録した複数のレジスターの数で割った枚数の現金を、釣銭準備金として出金する。これにより、この現金処理装置では、機内在高が少なくなったときに、特定のレジスターに、機内の現金を全て出金してしまうことを防止することができる。その結果、現金処理装置は、釣銭準備金用の現金の補充が行われるまでの間も、できるだけ多くのレジスターに対し、釣銭準備金を出金することが可能になる。
特許文献2には、それぞれ釣銭を出金可能な現金精算装置を有する複数のPOS(Point Of Sales)端末を備えた現金管理システムが記載されている。この現金管理システムでは、主POS端末が、各現金精算装置の在高を取得すると共に、その在高と、予め設定されている釣銭準備金のデータとを比較することにより、翌営業日用の釣銭準備金として不足する量を算出する。
特許第5200388号公報 特許第5202403号公報
ところで、特許文献1にも記載されているように、複数のレジスター及び現金精算装置を備えた現金管理システムにおいては、釣銭準備金を出金する現金出納装置の機内在高が少なくなったときに、できるだけ多くの現金精算装置に、釣銭準備金を適切に分けて出金したいという要求がある。
この点に関し、前記特許文献1に記載されたシステムでは、現金出納装置の機内在高が少なくなったときに、機内在高を、登録されているレジスター(つまり、現金精算装置)の数で割った枚数の現金を出金している。これにより、多くの現金精算装置に対して釣銭準備金の補充が可能になるものの、例えば複数の現金精算装置の中には、釣銭準備金が十分に残っていて補充をする必要がない現金精算装置が存在することもある。その場合に、特許文献1に記載されたシステムのように、機内在高を、複数の現金精算装置に均等に分けてしまうと、釣銭準備金の補充が必要な現金精算装置に、十分な量の釣銭準備金を割り振ることができなくなる。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現金管理システムにおいて、釣銭準備金を出金する現金出納装置の機内在高が少なくなったときに、補充が必要な現金精算装置に対する釣銭準備金の補充を、適切に行うことにある。
ここに開示する技術は、複数のレジスターのそれぞれに対応して設けられかつ、釣銭準備金を収納すると共に、少なくとも、顧客の支払いに対する釣銭として、収納している現金を出金するよう構成された、複数の現金精算装置と、複数の前記レジスターの売上金を収納すると共に、前記釣銭準備金の、金種毎の補充が要求されたときに、機内に収納している当該金種の前記現金を出金するように構成された現金出納装置と、複数の前記現金精算装置、及び、前記現金出納装置に対し、信号の送受可能に接続されると共に、前記現金出納装置の前記現金の出金を制御するよう構成された現金管理装置と、を備えた現金管理システムに係る。
複数の前記現金精算装置のそれぞれには、前記釣銭準備金を補充する際の標準となる補充後在高が、金種毎に決められており、前記現金管理装置は、前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を取得すると共に、前記釣銭準備金の補充要求があったときに、当該補充要求に係る金種別の前記釣銭準備金の在高に基づき、前記現金管理システム内の前記現金精算装置のそれぞれについて、前記補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出する。
前記現金管理装置はまた、その不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高以下のときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、前記補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示すると共に、前記不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高を超えるときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示する。
この構成によると、現金管理システムの現金出納装置は、現金管理システム内の、複数のレジスターの売上金を収納すると共に、現金精算装置に補充するための釣銭準備金を出金する。
現金管理装置は、現金管理システム内の現金精算装置の釣銭準備金の在高を取得する。現金管理装置が現金精算装置の在高を取得するタイミングは、適宜のタイミングにすることが可能である。
例えば、前記現金管理装置は、前記釣銭準備金の補充要求があったときに(具体的には担当者が、釣銭準備金の補充のための出金を要求する操作を、例えば現金出納装置において行ったときに)、現金管理システム内の現金精算装置の釣銭準備金の金種別在高を取得する、としてもよい。
また、前記現金管理装置は、前記前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を、定期的に取得する、としてもよい。
前記現金管理装置は、現金管理システム内の現金精算装置の釣銭準備金の在高を取得する際に、現金管理システム内の全ての現金精算装置の釣銭準備金の金種別在高を取得する場合、及び、後述するように、釣銭準備金の補充が今後必要となり得る、複数又は一つの現金精算装置の釣銭準備金の金種別在高を取得する場合がある。
現金管理装置は、釣銭準備金の補充要求があったときに、釣銭準備金の金種別在高に基づいて、現金管理システム内の現金精算装置について、補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出する。ここにおいても、現金管理システム内の全ての現金精算装置について、補充後在高に対し不足している金種の枚数合計を算出する場合、及び、後述するように、釣銭準備金の補充が今後必要となり得る、複数又は一つの現金精算装置について、補充後在高に対し不足している金種の枚数合計を算出する場合がある。
こうすることで、現金管理システム内の、複数の現金精算装置の全体で、釣銭準備金が、どの程度、不足しているかを把握することが可能になる。
そして、現金管理装置は、不足枚数の金種別合計が、現金出納装置の機内在高以下のときには、現金出納装置の機内在高が十分に残っているとして、補充要求に係る現金精算装置の在高が、予め設定した補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を、現金出納装置に指示する。現金出納装置は、指示された枚数の金種出金をする。担当者は、出金された現金を受け取ると共に、当該金種の現金を、現金精算装置に収納する。その結果、現金精算装置の釣銭準備金の在高は、補充後在高となる。
一方、現金管理装置は、不足枚数の金種別合計が、現金出納装置の機内在高を超えるときには、現金出納装置の機内在高が少なくなっているとして、出金する現金量を制限する。具体的に現金管理装置は、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を、現金出納装置に指示する。現金出納装置は、前記と同様に、指示された枚数の金種出金をする。担当者は、出金された現金を受け取ると共に、当該金種の現金を、現金精算装置に収納する。その結果、現金精算装置の釣銭準備金の在高は、補充後在高に満たない在高となる。
この構成により、現金出納装置の機内在高が少なくなったときに釣銭準備金の出金量を制限するため、特定の現金精算装置に対して、現金出納装置内の全ての現金を出金してしまい、他の現金精算装置に対して、釣銭準備金を出金できなくなる事態を未然に回避することが可能になる。
また、現金出納装置の機内在高に関して、予め設定したニアエンプティに基づいて、釣銭準備金としての出金を制限するのではなく、前述したように現金管理システム内の現金精算装置の金種別在高に基づいて、釣銭準備金の出金を制限するため、補充が必要な現金精算装置に対し、十分な量の釣銭準備金を補充することが可能になる。つまり、補充が必要な現金精算装置に対する釣銭準備金の補充を、適切に行うことができる。
前記現金管理装置は、前記不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の機内在高を超えるときには、当該金種に係る前記不足枚数の合計に対する、前記現金精算装置間の不足枚数の比によって、前記釣銭準備金が不足している前記現金精算装置に対して、前記現金出納装置の機内在高を按分すると共に、当該按分した枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示する、としてもよい。
こうすることで、現金出納装置から、釣銭準備金の出金を制限するときには、現金管理システム内の現金精算装置全体における、該当金種の釣銭準備金の不足枚数の合計に対する、現金精算装置間の不足枚数の比によって、現金出納装置の機内在高を按分する。こうすることで、釣銭準備金の補充が必要な現金精算装置に対して、適切な量の釣銭準備金の金種出金することが可能になる。
前記現金管理装置は、前記現金出納装置が、いずれかの前記現金精算装置に対する前記釣銭準備金の出金を行う都度、前記按分を行う、としてもよい。
こうすることで、現金出納装置が、釣銭準備金の出金を行うタイミングで、現金出納装置の機内在高を、適切に按分することが可能になる。
ここで、現金管理システム内の複数のレジスター及び現金精算装置に対しては、釣銭準備金の補充後在高を互いに同じに設定してもよい。また、レジスターの設置場所(つまり、売り場の相違や、店舗の相違)に応じて、釣銭の使用頻度が相違する場合もあり、その場合、釣銭の使用頻度が高い現金精算装置には、釣銭準備金を多く補充することが望ましい。
そこで、複数の前記現金精算装置には、対応する複数の前記レジスターに応じた優先順位が、予め決められており、前記現金管理装置は、前記優先順位に従って、前記現金出納装置の機内在高を按分する、としてもよい。
こうすることで、優先順位の高い現金精算装置には、相対的に多くの釣銭準備金を補充することが可能になる。
複数の前記現金精算装置の前記補充後在高は、前記優先順位に従い、前記優先順位が高い前記現金精算装置ほど、前記補充後在高が多くなるよう決められており、前記現金管理装置は、前記優先順位に従って決められた前記補充後在高に基づいて、前記不足枚数の金種別合計を算出すると共に、不足金種に係る補充用現金として前記現金出納装置の機内在高を按分する、としてもよい。
こうすることで、優先順位の高い現金精算装置は、補充後在高が多くなるため、不足枚数が相対的に多くなりやすく、かつ、按分量も多くなりやすい。従って、優先順位の高い現金精算装置に、相対的に多くの釣銭準備金を割り当てて、補充することが可能になる。
前記現金精算装置は、機内の前記釣銭準備金が予め設定した基準量を下回ったときに、前記釣銭準備金が不足していると判定し、前記現金管理装置は、前記釣銭準備金の補充要求があったときに、前記釣銭準備金が不足している前記現金精算装置について、前記補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出する、としてもよい。
こうすることで、該当金種に関して、現金精算装置の釣銭準備金の在高が高く、釣銭準備金の補充が不要と考えられる現金精算装置は、釣銭準備金の不足枚数を算出する対象から除外される。従って、現金管理システムにおいて、釣銭準備金の補充が必要となり得る現金精算装置のみの釣銭準備金の在高を考慮して、現金出納装置からの出金の制限や、補充要求を行った現金精算装置への釣銭準備金の補充が行われる。その結果、補充要求を行った現金精算装置への釣銭準備金の補充を適切に行うことが可能になる。
ここに開示する技術はまた、複数のレジスターと、該複数のレジスターのそれぞれに対応して釣銭準備金を収納すると共に、少なくとも、顧客の支払いに対する釣銭として、収納している現金を出金するよう構成された、複数の現金精算装置と、複数のレジスターの売上金を収納すると共に、前記レジスターの釣銭準備金の補充が要求されたときに、機内に収納している現金を出金するように構成された現金出納装置と、から構成される現金管理システムの前記現金出納装置に係る。
前記複数の現金精算装置のそれぞれには、前記釣銭準備金を補充する際の標準となる補充後在高が、金種毎に決められており、現金出納装置は、前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を取得するよう構成された在高取得部と、前記釣銭準備金の補充要求があったときに、当該補充要求に係る金種について、前記在高取得部が取得した、金種別の前記釣銭準備金の在高に基づき、前記現金管理システム内の前記現金精算装置のそれぞれについて、前記補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出する不足枚数算出部と、前記不足枚数算出部が算出した不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高以下のときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、前記補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を行うと共に、前記不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高を超えるときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を行う出金実行部と、を備えている。
ここに開示する技術はさらに、複数のレジスターのそれぞれに対応して設けられかつ、釣銭準備金を収納すると共に、少なくとも、顧客の支払いに対する釣銭として、収納している現金を出金するよう構成された、複数の現金精算装置と、複数の前記レジスターの売上金を収納すると共に、前記釣銭準備金の、金種毎の補充要求を受けたときに、機内に収納している当該金種の前記現金を出金するように構成された現金出納装置と、複数の前記現金精算装置、及び、前記現金出納装置に対し、信号の送受可能に接続されると共に、前記現金出納装置の前記現金の出金を制御するよう構成された現金管理装置と、を備えた現金管理システムの現金管理方法に係る。
複数の前記現金精算装置のそれぞれには、前記釣銭準備金を補充する際の標準となる補充後在高が、金種毎に決められており、前記現金管理方法は、前記現金管理装置が、前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を取得すると共に、前記釣銭準備金の補充要求があったときに、当該補充要求に係る金種別の前記釣銭準備金の在高に基づいて、前記現金管理システム内の前記現金精算装置について、前記補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出するステップと、前記現金管理装置が、その不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高以下のときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、前記補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示するステップと、前記現金管理装置が、前記不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高を超えるときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示するステップと、を備えている。
以上説明したように、前記の現金管理システム、現金出納装置、及び、現金管理方法によると、釣銭準備金を出金する現金出納装置の機内在高が少なくなったときに、補充が必要な現金精算装置に対する釣銭準備金の補充を、適切に行うことができる。
図1は、現金管理システムの全体構成を示す図である。 図2は、レジスターの構成を示すブロック図である。 図3は、紙幣精算機の内部構造を示す概念図である。 図4は、硬貨精算機の内部構造を示す概念図である。 図5は、現金精算装置の構成を示すブロック図である。 図6は、紙幣出納機の内部構造を示す概念図であり、左図は、紙幣受入ユニットが装着された状態を示し、右図は、現金搬送カセットが装着された状態を示す。 図7Aは、硬貨出納機の内部構造を側方から見たときの概念図である。 図7Bは、硬貨出納機の内部構造を正面から見たときの概念図である。 図8は、現金出納装置の構成を示すブロック図である。 図9は、現金管理装置の構成を示すブロック図である。 図10は、釣銭準備金を補充する際の按分例(第1の按分例)を説明するための図である。 図11は、釣銭準備金を補充する際の按分例(第2の按分例)を説明するための図である。 図12は、釣銭準備金を補充する際の按分例(第3の按分例)を説明するための図である。 図13は、釣銭準備金を補充する際の按分例(第4の按分例)を説明するための図である。 図14は、釣銭準備金を補充する際の按分例(第5の按分例)を説明するための図である。 図15は、釣銭準備金の補充が要求された際に、現金管理装置が実行する制御のフローチャートである。 図16は、現金出納装置がオフライン時の、釣銭準備金の出金に係る設定画面の例示である。 図17は、現金出納装置がオフライン時の、現金出納装置の制御に関するフローチャートである。
以下、ここに開示する現金管理システム、現金出納装置、及び現金管理方法について、図面を参照しながら詳細に説明をする。尚、以下の説明は例示である。
(現金管理システムの構成)
図1は、現金管理システムの全体構成を示す。現金管理システム1は、例えば百貨店やスーパーマーケットの小売業の店舗等に構築されるシステムである。現金管理システム1は、チェックアウトカウンター10と、バックオフィス11とから構成されている。チェックアウトカウンター10は、店舗内のチェックアウトエリアに設けられており、店員が顧客との間でやりとりした現金を入金及び出金する。図1に示す現金管理システム1は、複数のチェックアウトカウンター10を有している。バックオフィス11は、チェックアウトカウンター10の現金及び商品を管理する。この現金管理システム1では、チェックアウトカウンター10とバックオフィス11との間においては、現金搬送カセット30(図3等参照)を用いて、現金を搬送するように構成されている。尚、この現金搬送カセット30の代わりに現金移送用のトレイ、袋、ボックス等であっても良い。
各チェックアウトカウンター10には、現金を入金及び出金することにより顧客との精算処理を行う現金精算装置2、及び、レジスター40を有する精算システムが設けられている。レジスター40は、現金精算装置2と通信回線(例えばLAN(Local Area Network))12を介して通信可能に接続され、顧客が購入する商品の登録を行う。レジスター40は、例えば、店員によって操作されるPOSレジである。
現金精算装置2は、店員(又は顧客自ら)によって操作され、店舗と顧客との間の精算処理に用いられる。例えば、現金精算装置2は、顧客が支払った代金を入金し、あるいは、顧客へ支払う釣銭を出金する。尚、顧客が支払った代金の入金は、店員がドロワーに入れて管理をし、現金精算装置2は、顧客へ支払う釣銭の出金のみを行うようにしてもよい。現金精算装置2は、図1の例では、紙幣の入金及び出金を行う紙幣精算機2aと、硬貨の入金及び出金を行う硬貨精算機2bと、紙幣精算機2a及び硬貨精算機2bを制御するコントロールボックス2cとを含んで構成されている。
バックオフィス11には、現金出納装置5と、現金管理装置6と、POS管理装置7が設けられている。現金出納装置5、現金管理装置6、POS管理装置7、レジスター40、及び現金精算装置2は、通信回線12を介して、相互に通信可能に接続されている。
現金出納装置5は、現金精算装置2に補充するための釣銭準備金を出金すると共に、現金精算装置2から回収した売上金を入金する。図1の例では、現金出納装置5は、紙幣の入金及び出金を行う紙幣出納機5aと、硬貨の入金及び出金を行う硬貨出納機5bと、を含んで構成されている。
現金管理装置6は、現金精算装置2及び現金出納装置5に収納されている現金を管理する。例えば、現金管理装置6は、現金精算装置2のそれぞれにおいて精算処理された現金、並びに、現金精算装置2と現金出納装置5との間で授受された現金を管理する。現金管理装置6は、現金出納装置5の出金の制御も行う。詳細は後述するが、ここに開示する現金管理システム1において、現金管理装置6は、釣銭準備金の補充要求があったときに、補充要求に係る現金精算装置2に対し、釣銭準備金を適切に出金させることが可能に構成されている。
POS管理装置7は、通信回線12を介して、レジスター40と通信可能に接続されており、商品の流れや店舗の売上を管理している。
現金搬送カセット30は、図3や図4、及び、図6や図7A、7B等に示すように、現金精算装置2及び現金出納装置5に着脱可能に構成されており、現金精算装置2又は現金出納装置5に装着されているときには現金精算装置2又は現金出納装置5との間で現金を授受することができる。一方、現金搬送カセット30は、現金精算装置2及び現金出納装置5から離脱しているときには内部の現金を取出せないように収納している。店員は、現金搬送カセット30を用いて現金精算装置2と現金出納装置5との間における現金の搬送を行う。例えば、釣銭準備金の補充時あるいは売上金の回収時には、店員は、現金搬送カセット30を用いて現金を現金精算装置2と現金出納装置5との間で搬送する。店員は、現金の搬送時に現金搬送カセット30内の現金に触れることができないので、セキュリティ上安全な状態で現金を搬送することができる。
現金搬送カセット30は、紙幣及び硬貨のいずれか一方を搬送するように構成されていてもよく、両方を搬送できるように構成されていてもよい。紙幣用の現金搬送カセット30は、紙幣を積み重ねて収納するスタック式カセットであってもよく、あるいは、紙幣を一枚ずつ複数のテープ間に挟み込んだ状態で該テープを紙幣とともに巻き取るテープリール式カセットであってもよい。硬貨用の現金搬送カセット30は、金種混合の状態で硬貨を収納するカセットでよい。
以下、現金管理システム1を構成する各構成要素について、個別に説明をする。
図2は、レジスター40の構成を示すブロック図である。レジスター40は、各種情報を表示する表示部402と、店員から各種情報や指示についての手入力を受け付けるキーボード404と、取引内容を印字したレシートを出力するプリンタ406と、商品情報を読み取る読取部408と、現金精算装置2やPOS管理装置7と通信を行う通信部410と、制御部412と、メモリ414とを備えている。
メモリ414は、レジスター40を制御する各種プログラム及びデータを格納するROM(Read Only Memory)又はHDD(Hard Disk Drive)、及び、プログラムのロード領域やプログラム実行時における作業領域となるRAM(Random Access Memory)等を含む。また、メモリ414は、商品情報とその金額との組合せを有するテーブルを格納している。
制御部412は、メモリ414内のプログラムを実行してレジスター40の全体を制御するように構成された演算処理装置である。制御部412は、読取部408が読み取った商品情報を用いて、メモリ414内のテーブルを検索することで、商品の金額を求め、顧客が購入する商品の合計金額を算出することができる。
また、制御部412は、購入商品の合計金額と、キーボード404が受け付けた手入力情報とを、通信部410を介して現金精算装置2へ送信することができる。また、制御部412は、通信部410を介して、顧客が購入する商品の商品情報をPOS管理装置7へ送信することができる。
図3は、現金精算装置2を構成する紙幣精算機2aの内部構造を示す概念図である。紙幣精算機2aは入金部カバー211aを備えており、店員(又は顧客)は入金時に入金部カバー211aを開けて紙幣を入金部210aへ投入する。入金部210aは投入された紙幣を一枚ずつ搬送部230aへ繰り出すように構成されている。搬送部230aは、繰り出された紙幣を識別部240aに通過させた後、収納部250a、現金搬送カセット30又は出金部220aへ搬送するように構成されている。識別部240aは、搬送されている紙幣の金種、真偽、正損、新旧、数量等を識別する。搬送部230aは、識別部240aによる識別結果に基づいて紙幣を金種毎に収納部250aに収納する。
紙幣を出金するために、収納部250aは、紙幣を一枚ずつ搬送部230aへ繰り出すように構成されている。搬送部230aは、繰り出された紙幣を出金部220aへ搬送する。紙幣精算機2aは、出金部シャッタ221aを備えており、出金時に出金部シャッタ221aを開け、紙幣を投出する。
このように、紙幣精算機2aは、入金部210aに投入された紙幣を収納部250aへ収納し、逆に、収納部250aに収納された紙幣を出金部220aへ投出することができる。即ち、紙幣精算機2aは、入金された紙幣を出金に再利用することができるように構成されている。
紙幣精算機2aには、現金搬送カセット30が着脱可能に装着されるカセット装着部260aが設けられている。 現金搬送カセット30がカセット装着部260aに装着されている場合、紙幣精算機2aは、現金搬送カセット30から収納部250aへ紙幣を装填し、あるいは、収納部250aから現金搬送カセット30aへ紙幣を回収することができる。紙幣を紙幣精算機2aに装填する場合(例えば後述の通り、釣銭準備金を、紙幣精算機2aに補充する場合)、現金搬送カセット30が紙幣を一枚ずつ搬送部230aへ繰り出す。搬送部230aは繰り出された紙幣を収納部250aへ装填する。紙幣精算機2aから紙幣を回収する場合、収納部250aが紙幣を一枚ずつ搬送部230aへ繰り出す。搬送部230aは繰り出された紙幣を現金搬送カセット30へ回収する。
このように、紙幣精算機2aは、現金搬送カセット30を用いて紙幣の装填及び回収を行うことができるように構成されている。
図4は、現金精算装置2を構成する硬貨精算機2bの内部構造を示す概念図である。図4の左図は硬貨精算機2bを側方から見た断面図であり、図4の右図は硬貨精算機2bを正面から見た断面図である。尚、図4の右図では、現金搬送カセット30及び繰出部237bの図示を省略しており、収納部250bを図示している。
硬貨精算機2bは、入金部210bを備えており、店員(又は顧客)は入金時に硬貨を入金部210bへ投入する。このとき、複数の金種の硬貨は、混合された状態で投入されてよい。円盤型の繰出部233bは、入金部210bに投入された硬貨を一枚ずつ搬送部230bへ繰り出すように構成されている。搬送部230bは、繰り出された硬貨を識別部240bに通過させた後、収納部250b、現金搬送カセット30又は出金部220bへ搬送する。識別部240bは、搬送されている硬貨の金種、真偽、正損、新旧、数量等を識別する。搬送部230bは、識別部240bによる識別結果に基づいて硬貨を金種毎に選別し、硬貨を対応する金種の収納部250bに収納する。
硬貨を出金するために、収納部250bは、硬貨を一枚ずつ搬送部231bへ繰り出すように構成されている。複数の収納部250bは、金種別に現金を収納しており、それぞれ円盤型の繰出部253bを備えている。繰出部253bは、硬貨を一枚ずつ搬送部231bへ繰り出すように構成されている。搬送部231bは、繰り出された硬貨を出金部220bへ搬送する。これにより、硬貨精算機2bは、硬貨を出金部220bへ投出する。
このように、硬貨精算機2bは、入金部210bに投入された硬貨を収納部250bへ収納し、逆に、収納部250bに収納された硬貨を出金部220bへ投出することができる。即ち、硬貨精算機2bは、入金された硬貨を出金に再利用することができるように構成されている。
現金搬送カセット30がカセット装着部260bに装着されている場合、硬貨精算機2bは、現金搬送カセット30から収納部250bへ硬貨を装填し、あるいは、収納部250bから現金搬送カセット30bへ硬貨を回収することができる。硬貨を装填する場合(例えば後述の通り、釣銭準備金を、硬貨精算機2bに補充する場合)、現金搬送カセット30は、図4の左図に示す繰出部237bに硬貨を投出する。このとき、現金搬送カセット30は、金種の混合された状態で硬貨を繰出部237bに投出してよい。繰出部237bは硬貨を搬送部231bに繰り出す。搬送部231bは繰り出された硬貨を繰出部233bへ搬送し、繰出部233bは、硬貨を一枚ずつ搬送部230bへ繰り出す。搬送部230bは、繰り出された硬貨を識別部240bに通過させた後、収納部250b又は出金部220bへ搬送するように構成されている。識別部240bは、搬送されている硬貨の金種を識別する。搬送部230bは、識別部240bによる識別結果に基づいて硬貨を金種毎に収納部250bに収納する。
硬貨精算機2bから硬貨を回収する場合、硬貨精算機2bは、収納部250bから硬貨を一枚ずつ搬送部231bへ繰り出す。搬送部231bは繰り出された硬貨を現金搬送カセット30へ回収する。
このように、硬貨精算機2bは、現金搬送カセット30を用いて硬貨の装填及び回収を行うことができるように構成されている。
図5は、前述した紙幣精算機2a、硬貨精算機2b及びコントロールボックス2cを含む現金精算装置2の構成を示すブロック図である。紙幣精算機2aの構成要素と硬貨精算機2bの構成要素との内、共通する構成要素については、「a」及び「b」を付さない参照番号を付している。また、このブロック図には、主に、現金精算装置2として、後述する釣銭準備金の補充に係る制御に関係する構成要素を図示している。
現金精算装置2は、前述した、入金部210、出金部220、搬送部230、識別部240、収納部250、カセット装着部260のほか、メモリ270と、通信部280と、制御部290とをさらに備えている。
メモリ270は、現金精算装置2を制御する各種プログラム及びデータを格納するROM又はHDD、及び、プログラムのロード領域やプログラム実行時における作業領域となるRAM等を含む。メモリ270は、収納部250及び現金搬送カセット30に収納されている現金の情報(金種、数量等)も記憶している。さらに、メモリ270は、識別部240で識別された現金の数量を金種毎に記憶してもよい。
通信部280は、現金管理システム1を構成する他の装置(現金出納装置5、現金管理装置6、POS管理装置7)やレジスター40と通信可能に接続されている。
制御部290は、メモリ270内のプログラムを実行して現金精算装置2の全体を制御するように構成された演算処理装置である。
制御部290は、識別部240による識別・計数結果に基づいて、入金部210に投入された現金の金額(投入金額)を算出する。また、制御部290は、通信部280を介して、レジスター40に手入力された顧客からの預かり金の少なくとも一部に対応する情報(以下、手入力情報という)をレジスター40から受信し、この手入力情報及び投入金額に基づいて、顧客からの預かり金の総額を算出する。
さらに、制御部290は、通信部280を介して、レジスター40から顧客の購入商品の合計金額を受信し、顧客からの預かり金の総額から、購入商品の合計金額を減じて、釣銭額を算出する。そして、制御部290は、算出した釣銭額の釣銭を出金するように現金精算装置2の各部を制御する。
また、制御部290は、算出した投入金額と、レジスター40から受信した手入力情報とを区別して現金管理装置6へ出力することができる。そのため、現金管理装置6は、実際に現金精算装置2内に収納されている現金の金額と、現金精算装置2内に収納されていないが入金処理された現金(例えばリジェクト現金)の金額とを区別して管理することができる。
制御部290は、現金精算装置2内の、釣銭準備金の金種別の在高の情報を、現金管理装置6へ出力することができる。制御部290は、釣銭準備金の金種別の在高に関し、予め設定したニアエンプティであるか否かの判断を行い、その情報も、現金管理装置6へ出力してもよい。
図6は、現金出納装置5を構成する紙幣出納機5aの内部構造を示す概念図である。図6の左図は、入金部510aに紙幣受入ユニット511aが装着されているときの状態を示す図であり、右図は、入金部510aに現金搬送カセット30が装着されているときの状態を示す図である。
図6の左図に示すように、紙幣出納機5aの入金部510aには、紙幣受入ユニット511aが着脱自在に装着されている。紙幣受入ユニット511aは、入金部510aに装着されたときに紙幣出納機5aの外部から紙幣を受け入れて一枚ずつ搬送部530aへ繰り出すように構成されている。紙幣受入ユニット511aは、店員が紙幣出納機5aへ紙幣を手動で入金する場合に用いられる。
図6の右図に示すように、入金部510aには、紙幣受入ユニット511aの代わりに、前記現金搬送カセット30を装着することができるように構成されている。現金搬送カセット30が装着されたときには、現金搬送カセット30から、紙幣が一枚ずつ搬送部530aへ繰り出される。尚、入金部510aに装着された現金搬送カセット30に、後述の通り、紙幣が収納されることもある。
搬送部530aは、繰り出された紙幣を識別部540aに通過させた後、収納部550a、回収部560a、機外リジェクト部5100、又は、機内リジェクト部5110へ搬送するように構成されている。
識別部540aは、搬送されている紙幣の金種、真偽、正損、新旧、数量等を識別する。搬送部530aは、識別部540aによる識別結果に基づいて紙幣を金種毎に収納部550aに収納する。
紙幣を出金するために、収納部550aは、収納している紙幣を一枚ずつ搬送部530aに繰り出すように構成されている。搬送部530aは、繰り出された紙幣を出金部520a、入金部510aに装着された現金搬送カセット30、又は、回収部560aへ搬送する。後述する釣銭準備金として、紙幣出納機5aから出金される紙幣は、出金部520a、又は、現金搬送カセット30に送られる。
回収部560aは、収納部550aに収納された紙幣を回収する際に用いられる。回収部560aには、紙幣を収納する紙幣収納袋(図示せず)が着脱自在に設置される。収納部550aから搬送部530aを経て回収部560aに送られた紙幣は、紙幣収納袋内に収納される。また、各収納部550aに割り当てられていない金種の紙幣や、対応する金種の収納部550aがフル状態のために収納できないオーバーフロー紙幣も回収部560aの紙幣収納袋内に収納される。回収部560aから紙幣収納袋を取り出すことにより、紙幣出納機5aから紙幣収納袋ごと紙幣の回収を行う。
機外リジェクト部5100には、識別部540aにより正常な紙幣ではないと識別された紙幣がリジェクト紙幣として送られる。一方、機内リジェクト部5110には、紙幣出納機5aの外部に投出することのできないようなリジェクト紙幣が送られ、リジェクト紙幣を収納する。管理権限を有する操作者のみが、機内リジェクト部5110内の紙幣にアクセスすることができる。
このように、紙幣出納機5aは、入金部510aに投入された紙幣を収納部550aへ収納し、逆に、収納部550aに収納された紙幣を出金部520aへ投出する、又は、現金搬送カセット30に装填することができる。即ち、紙幣出納機5aは、入金された紙幣を出金に再利用することができるように構成されている。
紙幣出納機5aに、各レジスター40の売上金を入金するときには、前述の通り、紙幣受入ユニット511a又は現金搬送カセット30を通じて、紙幣出納機5a内に紙幣が送られ、紙幣は、収納部550aに収納される。一方、釣銭準備金の出金をするときには、収納部550aから繰り出された紙幣が、出金部520aへ投出される、又は、現金搬送カセット30に装填される。
図7A及び図7Bは、現金出納装置5を構成する硬貨出納機5bの内部構造を示す概念図である。図7Aは、硬貨出納機5bの内部構成を側方から見たときに相当し、図7Bは、硬貨出納機5bの内部構成を正面から見たときに相当する。
硬貨出納機5bは、入金部510bを備えている。硬貨出納機5bに入金する硬貨は、入金部510bへ投入される。このとき、複数の金種の硬貨は、混合された状態で投入されてよい。円盤型の繰出部533bは、入金部510bに投入された硬貨を一枚ずつ搬送部530bへ繰り出すように構成されている。
搬送部530bは、硬貨を識別部540bに通過させた後、一時保留部560b、リジェクト部501、又は、オーバーフローボックス502へ搬送する。識別部540bは、搬送されている硬貨の金種、真偽、正損、新旧、数量等を識別する。搬送部530bは、硬貨を金種毎に選別し、対応する金種の一時保留部560bに、硬貨を収納する。
一時保留部560bの下方には、複数の収納部550bが設けられている。一時保留部560bは、金種別に収納している硬貨を、返却箱503に送るか、又は、個別のシュートを通じて収納部550bに送る。返却箱503は、硬貨出納機5bの外部に引き出し可能に構成されている。返却箱503に送られた硬貨は、硬貨出納機5bの外部に引き出されることによって、返却される。
複数の収納部550bは、金種毎に硬貨を収納する。硬貨を出金するために、複数の収納部550bは、それぞれ円盤型の繰出部553bを備えている。繰出部553bは、硬貨を一枚ずつ繰り出すように構成されている。
各収納部550bの下方には回収ボックス(出金部)520bが設けられている。回収ボックス520bには、現金搬送カセット30が着脱自在に設けられる。各収納部550bと、現金搬送カセット30とは個別のシュートを介して接続されている。各収納部550bから繰り出された硬貨は、回収ボックス520bに装着された現金搬送カセット30に、金種毎に区分けされた状態で収納される。回収ボックス520bは、硬貨出納機5bの前面の下部から、硬貨出納機5bの手前に引き出し可能に構成されている。
このように、硬貨出納機5bは、入金部510bに投入された硬貨を収納部550bへ収納し、逆に、収納部550bに収納された硬貨を、現金搬送カセット30へ投出することができる。即ち、硬貨出納機5bは、入金された硬貨を出金に再利用することができるように構成されている。
硬貨出納機5bに、各レジスター40の売上金を入金するときには、前述の通り、入金部510bに硬貨が投入され、投入された硬貨は、収納部550bに収納される。一方、釣銭準備金の出金をするときには、収納部550bから繰り出された紙幣が、回収ボックス520bに取り付けられた現金搬送カセット30に投出される。
図8は、現金出納装置5の構成を示すブロック図である。紙幣出納機5aの構成要素と硬貨出納機5bの構成要素との内、共通する構成要素については、「a」及び「b」を付さない参照番号を付している。また、このブロック図には、主に、現金出納装置5として、後述する釣銭準備金の補充に係る制御に関係する構成要素を図示している。
現金出納装置5は、前述した、入金部510、出金部(又は、回収ボックス)520、搬送部530、識別部540、収納部550のほか、メモリ570と、通信部580と、制御部590と、操作部591と、表示部592とをさらに備えている。
メモリ570は、現金出納装置5を制御する各種プログラム及びデータを格納するROM又はHDD、及び、プログラムのロード領域やプログラム実行時における作業領域となるRAM等を含む。メモリ570は、収納部550及び現金搬送カセット30に収納されている現金の情報(金種、数量等)も記憶している。さらに、メモリ570は、識別部540で識別された現金の数量を金種毎に記憶してもよい。
通信部580は、現金管理システム1を構成する他の装置(現金精算装置2、現金管理装置6、POS管理装置7)と通信可能に接続されている。
制御部590は、メモリ570内のプログラムを実行して現金出納装置5の全体を制御するように構成された演算処理装置である。
制御部590は、識別部540による識別・計数結果に基づいて、入金部510に投入された現金の金額(投入金額)を算出する。
制御部590は、詳細は後述するが、釣銭準備金の補充要求を受けたときに、釣銭準備金として出金可能な、機内在高の情報を、現金管理装置6に出力することができる。
また、制御部590は、詳細は後述するように、釣銭準備金の補充要求を受けたときには、現金管理装置6による指示に従って、釣銭準備金としての紙幣及び/又は硬貨を出金する。
操作部591は、詳細は後述するように、例えば店舗の担当者が、釣銭準備金の補充要求を行うときに操作する。操作部591は、詳細な図示は省略するが、現金出納装置5を操作する人を認証するための認証部(例えばカードリーダー等)を含む。操作部591はまた、入力操作を行うためのハードウエアキーボード等を含む。ハードウエアキーボードに代えて、表示部592を、タッチパネル式の表示部592に構成し、操作部591と表示部592とを一体にしてもよい。
表示部592は、各種の情報を、現金出納装置5を操作する操作者に対して、表示する。
図9は、現金管理装置6の構成を示すブロック図である。現金管理装置6は、各種情報を表示する表示部602と、担当者が各種の操作を行うための、キーボードやポインティングデバイス等からなる操作部604と、現金精算装置2、現金出納装置5及びPOS管理装置7と通信を行う通信部610と、制御部612と、メモリ614とを備えている。
メモリ614は、現金管理装置6を制御する各種プログラム及びデータを格納するROM又はHDD、及び、プログラムのロード領域やプログラム実行時における作業領域となるRAM等を含む。また、メモリ614は、後述するように、各現金精算装置2について、釣銭準備金を補充する際の標準となる補充後在高の情報を格納している。補充後在高は、釣銭準備金の補充を行った後の、現金精算装置2の釣銭準備金の在高に相当する。尚、補充後在高の情報は、各現金精算装置2がメモリ270に記憶すると共に、各現金精算装置2の制御部290が、補充後在高の情報を、現金管理装置6に出力するようにしてもよい。
制御部612は、メモリ614内のプログラムを実行して現金管理装置6の全体を制御するように構成された演算処理装置である。制御部612は、通信回線12及び通信部610を通じて取得した、現金管理システム1内の各現金精算装置2の、金種別の在高、及び、現金出納装置5の、金種別の在高を管理する。
(釣銭準備金の補充処理の説明)
以下、現金管理システム1における、釣銭準備金の補充に係る処理について詳細に説明をする。最初に、釣銭準備金の補充処理の、基本的な手順について説明をする。例えば店舗の営業時間中等において、現金精算装置2に収納している釣銭準備金が少なくなったときには、現金精算装置2に釣銭準備金を補充する必要がある。釣銭準備金の在高に関し、金種毎に、基準量(ニアエンプティ)を予め決めておき、現金精算装置2は、釣銭準備金の在高がニアエンプティに達したときには、担当者に対して、釣銭準備金を補充する必要がある旨を報知するようにしてもよい。
担当者は、釣銭準備金を補充するために、バックオフィス11において現金出納装置5を操作する。具体的に担当者は先ず、現金出納装置において、例えばIDカードを利用した認証操作を行う。現金出納装置5は、認証操作を受けて、当該操作者が釣銭準備金の補充操作に係る権限を有しているか否かを特定すると共に、現金管理システム1内の複数の現金精算装置2の内、釣銭準備金の補充対象となる現金精算装置2を特定する。担当者が、釣銭準備金の補充対象となる現金精算装置2を指定する操作を行ってもよい。
現金出納装置5による釣銭準備金の出金は、現金管理装置6によって制御される。認証処理を完了した後に、担当者が、現金出納装置5において、釣銭準備金の補充を要求する操作を行うと、現金出納装置5は、通信回線12を介して当該要求信号を、現金管理装置6に送信する。
現金管理装置6においては、前述したように、現金精算装置2に対し釣銭準備金の補充を行う際の標準となる補充後在高の情報が、金種毎に予め格納されている。補充後在高は、釣銭準備金の補充を行った後の、現金精算装置2の釣銭準備金の在高に相当し、現金管理システム1内の、複数の現金精算装置2について個別または、共通に決められている。
現金管理装置6は、釣銭準備金の補充要求があったときには、補充対象の現金精算装置2の、当該金種の釣銭準備金の在高を取得すると共に、補充対象の現金精算装置2に決められている、当該金種の補充後在高を確認する。現金管理装置6は、釣銭準備金の在高と補充後在高との差に相当する、釣銭準備金の不足枚数を算出する。現金管理装置6は、不足枚数に相当する現金を出金するよう、通信回線12を介して、現金出納装置5に指示する。現金出納装置5は、出金指示を受けて、釣銭準備金としての現金を出金する。現金は、例えば現金出納装置5に装着されている現金搬送カセット30に収納される、担当者は、現金搬送カセット30を現金出納装置5から取り外すと共に、チェックアウトカウンター10に運んで、現金精算装置2に装着する。前述したように、現金搬送カセット30内の現金が、現金精算装置2内に、釣銭準備金として収納される。
現金出納装置5において、釣銭準備金用の現金の在高が十分に多いときには、現金管理装置6は、前述したように、釣銭準備金の補充要求がある度に、補充対象の現金精算装置2の、当該補充要求に係る金種の在高が補充後在高となるように、不足する枚数の現金を出金するよう、現金出納装置5に指示する。しかしながら、現金出納装置5において、釣銭準備金用の現金の在高が少ない状態で、釣銭準備金の補充が要求される度に、補充後在高となるよう不足枚数分の現金を出金してしまうと、釣銭準備金が不足してしまい、次に、釣銭準備金の補充が要求されても、十分な枚数の現金を出金することができなくなったり、現金の出金ができなくなったりする事態になり得る。
そこで、ここに開示する現金管理システム1では、現金出納装置5における、釣銭準備金用の現金の在高が少なくなったときに、釣銭準備金の出金量を制限するようにしている。具体的に、現金管理装置6は、釣銭準備金の補充要求があったときに、補充対象の現金精算装置2の在高を取得するだけでなく、現金管理システム1内の各現金精算装置2の、当該金種についての在高を取得する。そして、各現金精算装置2において、補充後在高に対して不足している現金の枚数を算出すると共に、それらを合計する。この不足枚数の合計は、現金管理システム1内の複数の現金精算装置2の全体において、不足している釣銭準備金の枚数に相当する。
現金管理装置6はまた、算出した不足枚数の合計と、現金出納装置5の機内在高とを比較し、機内在高が不足枚数と同じか、又は、機内在高の方が不足枚数よりも多いときには、現金出納装置5の機内在高が十分に多いと判断して、前述のとおり、釣銭準備金の補充要求に対し、補充後在高となるように不足枚数分の現金を出金する。一方、機内在高の方が不足枚数よりも少ないときには、現金出納装置5の機内在高が少ないと判断して、釣銭準備金の出金量を制限する。
出金量を制限するときの、具体的な出金量の算出は、現金出納装置5の機内在高を、不足枚数の合計に対する、現金精算装置2間の不足枚数の比によって按分することにより行う。こうすることで、出金量を制限しつつも、補充要求に係る現金精算装置2に対しては、不足枚数に見合った量の釣銭準備金を出金することが可能になる。以下、具体例を挙げながら、釣銭準備金の按分について説明をする。以下の具体例では、現金管理システム1内に、第1〜第4の4つのレジスター40が設けられ、それぞれに対応して、第1〜第4の4つの現金精算装置2が設けられているとする。
図10は、第1の按分例を説明するための図である。この第1の按分例は、例えば10ユーロ紙幣の釣銭準備金についての例である。第1の按分例では、第1から第4の現金精算装置2に、初期値として、10枚の10ユーロ紙幣が収納されているとする。現金出納装置5には、10枚の10ユーロ紙幣が収納されているとする。この初期状態から、10ユーロ紙幣の入金及び出金が繰り返される結果、第1〜第4の現金精算装置2の10ユーロ紙幣の在高が、それぞれ、2枚、6枚、6枚、及び8枚になったとする。現金出納装置5の在高は10枚のままである。
第1〜第4の現金精算装置2のニアエンプティはそれぞれ。3枚に設定されているとすれば、第1の現金精算装置2は、ニアエンプティに達しているため、10ユーロ紙幣の補充が必要になる。従って、担当者は、この第1の現金精算装置2について、現金出納装置5において10ユーロ紙幣の釣銭準備金の補充を要求したとする。
現金管理装置6は、補充要求があったときに、第1〜第4の現金精算装置2の、当該金種の在高を取得する。前述の通り、補充要求時の在高(A)は、それぞれ、2枚、6枚、6枚、及び8枚である。また、第1〜第4の現金精算装置2の補充後在高(B)は、10枚と決められているとする。第1〜第4の現金精算装置2の不足枚数(C)=(B)−(A)は、それぞれ、8枚、4枚、4枚、2枚であり、その合計Tcは、18枚である。
現金管理装置6は、不足枚数の合計Tc(ここでは18枚)と、現金出納装置5の当該金種の機内在高Ac(ここでは10枚)とを比較する。この例では、不足枚数の合計Tcの方が多いため、出金量を制限する。
現金管理装置6は、前述の通り、現金出納装置5の機内在高(Ac)を、不足枚数の合計(Tc)に対する、現金精算装置2間の不足枚数(C)の比で按分する。つまり、各現金精算装置2について、Ac×C/Tcを計算する。
第1の按分例においては具体的に、補充要求に係る第1の現金精算装置2へ割り当てられる枚数は、10×8/18=4枚(尚、小数点以下の端数は切り捨て)となる。また、第2〜第4の現金精算装置2の按分量は、図10に示すように、それぞれ、2枚、2枚、1枚となる。
従って、現金出納装置5は、4枚の10ユーロ紙幣を、第1の現金精算装置2のための釣銭準備金として出金する。第1の現金精算装置2は、補充後在高にまでは至らないものの、ある程度の量の釣銭準備金を補充することができる。尚、この時点で、第1の現金精算装置2ではなく、第2〜第4の現金精算装置2が補充要求を行った場合、第2〜第4の現金精算装置2への割り当て量はそれぞれ、2枚、2枚、1枚である。このような按分を行うことによって、各現金精算装置2に対し、その不足枚数に見合った量の釣銭準備金を出金することができる。第1の按分例では、釣銭準備金の在高が最も少なかった第1の現金精算装置2に対して、多くの釣銭準備金を割り当てることが可能になる。
釣銭準備金を出金する結果、現金出納装置5の機内在高は、6枚となる。出金量の制限によって、現金出納装置5の機内在高をできるだけ残すことができるため、この後も、他の現金精算装置2に、釣銭準備金を補充することが可能になる。
図11は、釣銭準備金を補充する際の第2の按分例を説明するための図である。第2の按分例は、硬貨の例である。初期値として、第1〜第4の現金精算装置2に、150枚の硬貨が収納されている。現金出納装置5には、100枚の硬貨が収納されている。ニアエンプティは、20枚とする。
第2の按分例では、第2の現金精算装置2の在高(A)が0になったため、釣銭準備金の補充要求を行うとする。このときに、第1、第3、及び第4の現金精算装置2の在高(A)は、それぞれ、20枚、120枚、162枚とする。また、現金出納装置5の在高(Ac)は100枚のままである。
前記と同様に、釣銭準備金の補充要求があったときには、現金管理装置6は、第1〜第4の現金精算装置2の、当該金種の在高(A)を取得する。また、補充後在高(B)は、それぞれ150枚に設定されているとする。従って、第1〜第4の現金精算装置2の不足枚数(C)は、それぞれ130枚、150枚、30枚、0枚となる。第4の現金精算装置2は、補充要求時の在高(A)が、補充後在高(B)よりも高いため、不足枚数(C)は、0とする。不足枚数の合計Tcは、310枚である。
第2の現金精算装置2への釣銭準備金の按分量:Ac×C/Tcは、100×150/310=48枚となる。また、第1、第3及び第4の現金精算装置2の按分量は、それぞれ、41枚、9枚、0枚である。現金出納装置5は、第2の現金精算装置2の釣銭準備金として、48枚の硬貨を出金する。これにより、現金出納装置5の在高は、52枚となる。
図12は、釣銭準備金を補充する際の第3の按分例を説明するための図である。第3の按分例において、初期状態、及び、補充要求時の在高(A)は、第2の按分例と同じである。第3の按分例は、不足枚数の算出と、按分方法が、第2の按分例とは異なる。具体的には、不足枚数の算出及び按分に際し、当該金種の機内在高がニアエンプティに到達している現金精算装置2のみを対象とし、当該金種の機内在高がニアエンプティに到達していない現金精算装置2は、釣銭準備金の補充が不要な現金精算装置2であるとして、対象から外している。機内在高がニアエンプティであるか否かの判断は、現金精算装置2が判断してもよいし、現金管理装置6が判断してもよい。尚、ニアエンプティは、前述したように20枚とする。
第3の按分例において、釣銭準備金の補充要求を行ったときには、第1の現金精算装置2、及び、第2の現金精算装置2がニアエンプティに到達しており、第3の現金精算装置2及び第4の現金精算装置2はそれぞれ、ニアエンプティに到達していない。そこで、不足枚数(C)の算出に際し、第1及び第2の現金精算装置2については、不足枚数(C)を算出し、第3及び第4の現金精算装置2については、不足枚数(C)をそれぞれ0枚とする。その上で、不足枚数の合計Tcを算出し、現金出納装置5の機内在高Acと比較をする。第3の按分例でも、不足枚数の合計Tc(=280枚≧Ac)の方が多いため、現金出納装置5の機内在高を按分する。
具体的に、第3の按分例では、第2の現金精算装置2への按分量は100×150/280=53枚となる。第2の按分例と比較すると、第3の按分例では、ニアエンプティに到達していない、言い換えると釣銭準備金の補充が必要ないと考えられる現金精算装置2を対象から外すことによって、釣銭準備金の補充が必要な第2の現金精算装置2への割り当て量を、48枚から53枚に増やすことが可能になる。
図13は、釣銭準備金を補充する際の第4の按分例を説明するための図である。第4の按分例は、複数のレジスター40の繁忙度合いを考慮したものである。つまり、複数のレジスター40の内、利用頻度が高いレジスター40は、相対的に釣銭準備金が無くなり易い一方、利用頻度が低いレジスター40は、相対的に釣銭準備金が無くなり難い。また、現金管理システム1内の複数のレジスターの全てが利用されているとは限らず、一部のレジスター40は使われていない(つまり、休止レジ)こともあり得る。第4の按分例は、レジスター40の繁忙度合いに重み付けを行う例である。第4の按分例では、各現金精算装置2について、繁忙フラグのオン/オフを設定している。具体的には、第1、第3、及び第4の現金精算装置2は、繁忙フラグをオンにしている。一方、第2の現金精算装置2は、繁忙フラグをオフにしている。繁忙フラグのオン/オフは適宜のタイミングで行われる。例えば、営業時間中において、レジスター40を休止にするときに、当該レジスター40に対応する現金精算装置2の繁忙フラグをオフにしてもよい。
第4の按分例では、第1の現金精算装置2の在高が50枚になり、釣銭準備金の補充要求を行ったとしている。第2の現金精算装置2の在り高は0であるが、第2の現金精算装置2の繁忙フラグは、オフである。従って、図4の按分例では、第2の現金精算装置2の補充後在高は0である。これにより、第2の現金精算装置2の不足枚数も0になる。また、第1、第3及び第4の現金精算装置2の不足枚数(C)は、それぞれ、100枚、30枚、及び0枚である。不足枚数の合計Tcは130枚となる。繁忙フラグの設定により、補充が不要な現金精算装置2を対象から除外するため、その分、不足枚数の合計を減らすことが可能になる。
その結果、第1の現金精算装置2への按分量は、100×100/130=76枚となり、補充が必要な第1の現金精算装置2の割り当て量を増やすことが可能になる。
図14は、釣銭準備金を補充する際の第5の按分例を説明するための図である。第4の按分例は、各現金精算装置2の繁忙フラグをオン/オフしていたが、第5の按分例は、複数の現金精算装置2に対して、優先順位の設定により、繁忙度合いを細かく設定している。具体的には、第1の現金精算装置2のレジスター40は、繁忙レジとし、第2の現金精算装置2のレジスター40は、通常レジとし、第3の現金精算装置2のレジスター40は、閑散レジとし、第4の現金精算装置2のレジスター40は、休止レジとしている。第5の按分例では、現金精算装置2は、第1〜第4の順番で釣銭準備金の必要度が高くなるといえる。
第5の按分例では、優先順位に応じて第1〜第4の現金精算装置2への釣銭準備金の按分の度合いが変更されるように、割合(r)を設定している。具体的に、繁忙レジである第1の現金精算装置2には、r=150%、通常レジである第2の現金精算装置2には、r=100%、閑散レジである第3の現金精算装置2には、r=50%、休止レジである第4の現金精算装置2には、r=0%をそれぞれ設定している。この割合によって、各現金精算装置2の、補充後在高を変更させる。現金精算装置2の基準在高(D)に割合(r)をかけて補充後在高(B)を設定する。ここで、第1〜第4の現金精算装置2について、基準在高(D)として100(枚)が設定されており、第1〜第4の現金精算装置2の補充後在高(B)は、それぞれ、150、100、50、0(枚)となる。
第5の按分例では、第1の現金精算装置2の在高(A)が、10枚になったため、釣銭準備金の補充要求を行ったとする。このときに、第2〜第4の現金精算装置2の在高(A)は、それぞれ、20、100、0とする。現金出納装置5の在高(Ac)は、100枚である。
従って、第1〜第4の現金精算装置2の不足枚数(C)は、140、80、0、0枚となる。ここで、第4の現金精算装置2の在高(A)は0枚であるものの、休止レジであって補充後在高(B)が0枚となるため、不足枚数(C)も0枚となる。不足枚数の合計Tcは、220枚である。
その結果、第1の現金精算装置2への按分量は、100×140/220=63(枚)となる。こうして、繁忙レジである第1の現金精算装置2に対して、多くの釣銭準備金を割り当てることが可能になる。
前述した優先順位の設定や、優先順位に対応する割合(r)の設定は、適宜のタイミングで行うようにすればよい。また、割合(r)の値自体は、適宜の値に決めることが可能である。例えば売り上げの予測や、売り上げの実績(例えば昨日の売り上げ実績や、前週の同じ曜日の売り上げ実績等)に応じて、優先順位に係る各割合(r)の値を設定してもよい。
図15は、釣銭準備金の補充要求があったときに、現金管理装置6が行う制御のフローチャートである。このフローは、前述の通り、例えば店舗の担当者が現金出納装置5において、釣銭準備金の補充を要求する操作を行うことによってスタートする。
スタート後のステップS151では、現金管理装置6は、現金管理システム1内の各現金精算装置2の、補充要求に係る金種の在高(A)と、現金出納装置5の当該金種の在高(Ac)とを取得する。続くステップS152において、現金管理装置6は、各現金精算装置2について、補充後在高(B)に対する不足枚数(C)を算出すると共に、不足枚数の合計(Tc)を計算する。前述したように、ニアエンプティを考慮する場合や、繁忙フラグや優先順位が設定されている場合には、現金管理装置6は、それらを考慮した上で、不足枚数の合計(Tc)を計算する。
ステップS153では、不足枚数の合計(Tc)が、現金出納装置5の在高(Ac)以下であるか否かを判定する。Tc≦Acのとき(つまり、ステップS153の判定がYESのとき)には、現金出納装置5の在高が十分であるとして、ステップS154に移行する。ステップS154において、現金管理装置6は、補充要求に係る現金精算装置2の不足枚数に相当する釣銭準備金の出金を、現金出納装置5に指示する。
一方、ステップS153の判定において、Tc>Acのとき(つまり、NOのとき)には、現金出納装置5の在高が少ないとして、ステップS155に移行する。
ステップS155では、現金管理装置6は、前述の通り、現金出納装置5の在高(Ac)を算出式に従って按分し、続くステップS156において、現金管理装置6は、按分した枚数の釣銭準備金を、補充要求に係る現金精算装置2に対して出金するよう、現金出納装置5に指示する。
図15のフローチャートにおいて、ステップS151が、現金管理システム1内の現金精算装置2の釣銭準備金の在高を取得するよう構成された在高取得部を構成し、ステップS152が、釣銭準備金の補充要求があったときに、当該補充要求に係る金種について、在高取得部が取得した、金種別の釣銭準備金の在高に基づき、現金管理システム1内の現金精算装置2のそれぞれについて、補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出する不足枚数算出部を構成し、ステップS153〜S156が、不足枚数の金種別合計が、現金出納装置5の機内在高以下のときに、補充要求に係る現金精算装置2への釣銭準備金として、補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を行うと共に、不足枚数の金種別合計が、現金出納装置5の機内在高を超えるときには、補充要求に係る現金精算装置2への釣銭準備金として、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を行う出金実行部を構成する。
こうして、前記の構成の現金管理システム1では、釣銭準備金の補充要求があったときには、現金管理システム1内の現金精算装置2について、釣銭準備金の不足枚数の合計を取得し、その不足枚数の合計と現金出納装置5の在高との比較において、現金出納装置5の在高が少ないときに、釣銭準備金としての出金量を制限する。これにより、現金出納装置5の機内在高が少なくなったときに、特定の現金精算装置2に対して全ての現金を出金してしまい、他の現金精算装置2に対して、釣銭準備金を出金できなくなる事態を未然に回避することが可能になる。
また、現金出納装置5の機内在高がニアエンプティであることに基づいて、釣銭準備金の出金量を制限するのではなく、現金管理システム1内の現金精算装置2の在高に基づいて、釣銭準備金の出金量を制限するため、補充が必要な現金精算装置2に対して、適切に釣銭準備金を補充することが可能になる。
また、現金出納装置5からの出金を制限するときには、現金管理システム1内の現金精算装置2全体における、釣銭準備金の不足枚数の合計に対する、現金精算装置2間の不足枚数の比によって、現金出納装置5の機内在高を按分することで、釣銭準備金の補充が必要な現金精算装置2に対して、適切な量の釣銭準備金を割り当てることが可能になる。
さらに、現金管理システム1内の複数の現金精算装置2について、対応するレジスター40に応じた優先順位を予め設定し、その優先順位に従って、現金出納装置5の機内在高を按分するようにすれば、優先順位の高い現金精算装置2に、相対的に多くの釣銭準備金を割り当てて、補充することが可能になる。
加えて、現金管理システム1内における、釣銭準備金の不足枚数の合計を算出する際、及び、現金出納装置5の機内在高を按分する際に、機内在高がニアエンプティに到達した現金精算装置2のみを対象にすれば、補充要求を行った現金精算装置2への釣銭準備金の補充を、より一層、適切に行うことが可能になる。
尚、前記の構成では、釣銭準備金の補充が要求されたときに、現金管理装置6が、現金管理システム1内の現金精算装置2の在高を取得するようにしているが、現金管理装置6は、現金管理システム1内の現金精算装置2の在高を、定期的に取得するように構成してもよい。また、現金管理装置6は、現金管理システム1内の現金精算装置2の在高を、定期的に取得しつつ、釣銭準備金の補充が要求されたときには、現金管理装置6が、現金管理システム1内の現金精算装置2の在高を、改めて取得するようにしてもよい。
また、前記の構成では、釣銭準備金の補充が要求されると、その時点での釣銭準備金の不足枚数の合計を算出し、現金出納装置の機内在高を按分しているが、補充要求の都度、機内在高の按分を行わなくてもよい。例えば釣銭準備金の補充が要求されたときに、前回、釣銭準備金の補充が要求されてから、予め設定した所定時間が経過していないときには、改めて按分を行わずに、その前回の補充要求時に按分をした枚数の現金を出金するようにしてもよい。
具体的に、前述した第1の按分例に則して説明をすると、前述したように、第1の現金精算装置2に対して、4枚の10ユーロ紙幣を出金した後、直ぐに、第2の現金精算装置2について、釣銭準備金の補充要求が行われたとする。その場合には、現金出納装置5の在高(ここでは6枚)を按分するのではなく、前回の補充要求時に按分をした枚数(ここでは2枚)の10ユーロ紙幣を、第2の現金精算装置2に対して出金する。釣銭準備金の補充が要求される都度、現金出納装置の機内在高を按分していると、機内在高が少なくなるため、按分量も少なくなる。釣銭準備金の補充要求が、ほとんど時を同じくして連続して行われるときに、後の補充要求は、先の補充要求に比べて、按分量が大幅に減ってしまう恐れがある。
そこで、釣銭準備金の補充が要求されたときに、前回、釣銭準備金の補充が要求されたから、予め設定した所定時間が経過していないときには、改めて按分を行わずに、その前回の補充要求時に按分をした枚数の現金を出金するようにすれば、釣銭準備金の補充要求が続けて行われる場合に、それぞれの要求に対し、適切に釣銭準備金を出金することが可能になる。
尚、前記第3の按分例において説明をしたように、釣銭準備金の補充をした結果、現金精算装置2の在高のニアエンプティが解消されれば、次に釣銭準備金の補充要求があったときに、当該現金精算装置2は、不足金額の算出、及び、按分の対象から除外することが可能になるため、後の釣銭準備金の補充要求に対して、適切に釣銭準備金を出金することが可能になる。
また、釣銭準備金の補充が要求されたときに、前回、釣銭準備金の補充が要求されてから、予め設定した所定時間が経過していないときには、前回の補充要求によって釣銭準備金が補充された現金精算装置2を、不足金額の算出、及び、按分の対象から除外するようにしてもよい。こうすることによっても、後の釣銭準備金の補充要求に対して、適切に釣銭準備金を出金することが可能になる。
尚、上記の説明では1金種を対象に説明を行ったが、取り扱い金種すべてにおいて同様の処理を行うことは言うまでもない。つまり、現金管理装置6は、現金管理システム1内の現金精算装置2のそれぞれについて、金種別の釣銭準備金の在高に基づき、補充後在高に対して不足している金種別枚数の合計を算出し、その不足枚数の金種別合計と、現金出納装置5の金種別の機内在高とを比較することにより、必要に応じて、不足する金種の出金を制限する。
(オフライン中の釣銭準備金の補充制御)
前述したように、現金管理システム1においては、担当者が、現金出納装置5において釣銭準備金の補充を要求したときに、現金出納装置5は、その旨の信号を現金管理装置6に出力し、現金管理装置6が、現金出納装置5からの出金を制御するように構成されている。現金管理装置6は、各現金精算装置2の補充後在高の情報を記憶及び管理している。
ここで、担当者が、現金出納装置5において釣銭準備金の補充を要求したときに、何らかの原因により、現金出納装置5と現金管理装置6との間がオフラインとなっていると、現金出納装置5は釣銭準備金の出金ができなくなってしまう。
利便性を向上させるために、現金出納装置5と現金管理装置6との間がオフラインであっても、現金出納装置5が単独で、釣銭準備金の出金を行うように構成することが考えられる。しかしながら、現金出納装置5は、各現金精算装置2の補充後在高の情報を記憶及び管理していないため、店舗の担当者の補充要求に従って、制限無く、釣銭準備金を出金してしまうことになり、セキュリティ上、問題がある。
そこで、この現金管理システム1は、利便性の向上とセキュリティの向上とを両立させるべく、現金出納装置5において釣銭準備金の補充を要求したときに、現金出納装置5と現金管理装置6との間がオフラインとなっていると、現金出納装置5が、釣銭準備金の出金を行う一方で、その出金を、予め設定した制限事項に従って制限するように構成されている。
具体的に、オフライン中の制限事項は、次の通りである。すなわち、釣銭準備金の補充を要求する担当者に対し、オフライン中の出金回数、及び、累計出金金額を、通貨毎に、予め設定した回数及び金額に制限する。
ここで、担当者としては、「テナントの担当者」「キャッシャー」「警送業者」「マネージャー」及び「メンテナンス担当者」が含まれ、それぞれについて、オフライン時の出金回数、及び、累計出金金額の上限を制限する。図16は、オフライン中の出金回数、及び、累計出金金額の上限を設定するために、例えば現金出納装置5において表示される設定画面SC1を例示している。
この設定画面SC1は、前述したように、担当者(Role)を選択するための、「Tenant」「Cashier」「CIT」「Manager」及び「Service」ボタンを有している。図例では、「Manager」が選択されている。
また、この設定画面SC1は、オフライン中に、現金出納装置5が、制限された釣銭準備金の出金(つまり、Offline operation)を許可するか否かを設定するボタンを有している。図例では、「ON」が選択されており、オフラインオペレーションを許可する設定となっている。
さらに、この設定画面SC1は、オフライン中の釣銭準備金の出金回数の上限を設定する回数欄(Times)と、通貨毎に、オフライン中の釣銭準備金の累計出金金額の上限を設定する欄(EUR、USD、CAD、JPY、CNY、CHF)とを有している。これらの金額欄は、オフラインオペレーションを許可する設定にしたときに、入力可能となる、
現金出納装置5の操作部591を操作することにより、各欄において必要な数字を入力することができる。また、オフライン中の釣銭準備金の出金回数の上限を設定する欄、及び、通貨毎に累計出金金額の上限を設定する欄の横には、上限を設定しない場合のチェックボックス(No Limit)が設けられている。
設定画面SC1において必要な入力を行った上で、保存(Save)ボタンを選択操作することによって、現金出納装置5がオフラインであるときの動作設定が完了する。この設定内容は、現金出納装置5のメモリ570に記憶される。
図17は、オフライン時の現金出納装置5の制御に関するフローチャートである。このフローチャートは、担当者が現金出納装置5において認証操作を行うと共に、現金出納装置5に表示されているスタートメニューから、釣銭準備金の補充を選択することによってスタートする。
スタート後のステップS171では、オフラインであるか否かを判定する。オフラインでないときにはステップS178に移行する。現金出納装置5が、現金管理装置6と通信回線12を介してつながっているため、通常の、釣銭準備金の補充制御を行う。つまり、釣銭準備金の補充要求を行うための画面に遷移する。担当者は、現金出納装置5の表示部592に表示される画面に従って操作を行い、釣銭準備金を出金させる。
一方、ステップS171において、オフラインであるときにはステップS172に移行する。ステップS172では、当該担当者について、オフラインオペレーションが許可あされているか否かを判定する。許可されていないときには、ステップS177に移行する。ステップS177では、釣銭準備金の補充要求を行うための画面への遷移を禁止する。この際に、例えば「現金管理装置に接続されていないため、出金することはできません(You can not dispense, because SERVER is not connected now.)」といったメッセージを、表示部592に表示してもよい。
ステップS172において、当該担当者についてオフラインオペレーションが許可されているときには、ステップS173に移行する。ステップS173では、当該担当者に対して、出金回数の上限が設定されているか否かを判定する。上限が設定されているときには、ステップS174に移行し、上限が設定されていないときには、ステップS174に移行せずに、ステップS175に移行する。
ステップS174では、当該担当者の出金回数は、設定されている上限に達しているか否かを判定する。ここで、「担当者の出金回数」は、担当者個人の出金回数である。つまり、例えばキャッシャーが複数人存在する場合、同一のキャッシャーがオフライン中に出金をした回数であり、複数人のキャッシャーがオフライン中に出金した回数の合計ではない。出金回数が上限に達していないときには、ステップS175に移行し、出金回数が上限に達しているときには、ステップS177に移行する。
前述したように、ステップS177では、釣銭準備金の補充要求を行うための画面への遷移を禁止する。この際に、例えば「出金制限を超えているため、出金することはできません(You can not dispense, because the dispense limit is exceeded.)」といったメッセージを、表示部592に表示してもよい。
ステップS175では、当該担当者に対して、累計出金金額の上限が設定されているか否かを判定する。上限が設定されているときには、ステップS176に移行し、上限が設定されていないときには、ステップS178に移行する。出金回数によって制限されずかつ、累計出金金額も制限されないため、ステップS178において通常の釣銭準備金の補充制御を行う。つまり、釣銭準備金の補充要求を行うための画面に遷移する。
ステップS176では、当該担当者の累計出金金額は、設定されている上限に達しているか否かを判定する。ここで、「担当者の累計出金金額」も、担当者個人の累計出金金額である。つまり、例えばキャッシャーが複数人存在する場合、同一のキャッシャーがオフライン中に出金をした累計出金金額であり、各キャッシャーがオフライン中に出金した累計金額を、複数のキャッシャーで合計した金額ではない。累計出金金額が上限に達していないときには、ステップS178に移行し、累計出金金額が上限に達しているときには、ステップS177に移行する。前記と同様に、ステップS178においては、通常の釣銭準備金の補充制御を行う。つまり、釣銭準備金の補充要求を行うための画面に遷移する。
ステップS177では、釣銭準備金の補充要求を行うための画面への遷移を禁止する。この際に、例えば「出金制限を超えているため、出金することはできません(You can not dispense, because the dispense limit is exceeded.)」といったメッセージを、表示部592に表示してもよい。
このように、前記の構成の現金管理システム1は、オフライン中においても、現金出納装置5から釣銭準備金を出金させることができるため、利便性が向上する。その一方で、オフライン時においては、必要に応じて、釣銭準備金の出金回数、及び/又は、累計出金金額を制限することが可能であるため、現金管理装置6において管理をすることができない状況においても、セキュリティを向上させることができる。尚、出金回数や、累計出金金額のカウントは、オフライン状態からオンラインに変われば、リセットすればよい。
尚、ここに開示する技術は、前記の構成の現金管理システム1に適用することに限定されず、前記の構成以外の現金管理システム1に適用することも可能である。
例えば、前記の構成では、現金出納装置5と、現金管理装置6とを別体に構成しているが、現金出納装置と現金管理装置とを一体に構成してもよい。
1 現金管理システム
12 通信回線(伝送線)
2 現金精算装置
5 現金出納装置
6 現金管理装置
40 レジスター

Claims (10)

  1. 複数のレジスターのそれぞれに対応して設けられかつ、釣銭準備金を収納すると共に、少なくとも、顧客の支払いに対する釣銭として、収納している現金を出金するよう構成された、複数の現金精算装置と、
    複数の前記レジスターの売上金を収納すると共に、前記釣銭準備金の、金種毎の補充が要求されたときに、機内に収納している当該金種の前記現金を出金するように構成された現金出納装置と、
    複数の前記現金精算装置、及び、前記現金出納装置に対し、信号の送受可能に接続されると共に、前記現金出納装置の前記現金の出金を制御するよう構成された現金管理装置と、を備えた現金管理システムであって、
    複数の前記現金精算装置のそれぞれには、前記釣銭準備金を補充する際の標準となる補充後在高が、金種毎に決められており、
    前記現金管理装置は、前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を取得すると共に、前記釣銭準備金の補充要求があったときに、当該補充要求に係る金種別の前記釣銭準備金の在高に基づき、前記現金管理システム内の前記現金精算装置のそれぞれについて、前記補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出し、
    前記現金管理装置はまた、
    その不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高以下のときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、前記補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示すると共に、
    前記不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高を超えるときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示する現金管理システム。
  2. 請求項1に記載の現金管理システムにおいて、
    前記現金管理装置は、前記不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の機内在高を超えるときには、当該金種に係る前記不足枚数の合計に対する、前記現金精算装置間の不足枚数の比によって、前記釣銭準備金が不足している前記現金精算装置に対して、前記現金出納装置の機内在高を按分すると共に、当該按分した枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示する現金管理システム。
  3. 請求項2に記載の現金管理システムにおいて、
    前記現金管理装置は、前記現金出納装置が、いずれかの前記現金精算装置に対する前記釣銭準備金の出金を行う都度、前記按分を行う現金管理システム。
  4. 請求項2又は3に記載の現金管理システムにおいて、
    複数の前記現金精算装置には、対応する複数の前記レジスターに応じた優先順位が、予め決められており、
    前記現金管理装置は、前記優先順位に従って、前記現金出納装置の機内在高を按分する現金管理システム。
  5. 請求項4に記載の現金管理システムにおいて、
    複数の前記現金精算装置の前記補充後在高は、前記優先順位に従い、前記優先順位が高い前記現金精算装置ほど、前記補充後在高が多くなるよう決められており、
    前記現金管理装置は、前記優先順位に従って決められた前記補充後在高に基づいて、前記不足枚数の金種別合計を算出すると共に、不足金種に係る補充用現金として前記現金出納装置の機内在高を按分する現金管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の現金管理システムにおいて、
    前記現金精算装置は、機内の前記釣銭準備金が予め設定した基準量を下回ったときに、前記釣銭準備金が不足していると判定し、
    前記現金管理装置は、前記釣銭準備金の補充要求があったときに、前記釣銭準備金が不足している前記現金精算装置について、前記補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出する現金管理システム。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の現金管理システムにおいて、
    前記現金管理装置は、前記釣銭準備金の補充要求があったときに、前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を取得する現金管理システム。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の現金管理システムにおいて、
    前記現金管理装置は、前記前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を、定期的に取得する現金管理システム。
  9. 複数のレジスターと、該複数のレジスターのそれぞれに対応して釣銭準備金を収納すると共に、少なくとも、顧客の支払いに対する釣銭として、収納している現金を出金するよう構成された、複数の現金精算装置と、複数のレジスターの売上金を収納すると共に、前記レジスターの釣銭準備金の補充が要求されたときに、機内に収納している現金を出金するように構成された現金出納装置と、から構成される現金管理システムの前記現金出納装置において、
    前記複数の現金精算装置のそれぞれには、前記釣銭準備金を補充する際の標準となる補充後在高が、金種毎に決められており、
    前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を取得するよう構成された在高取得部と、
    前記釣銭準備金の補充要求があったときに、当該補充要求に係る金種について、前記在高取得部が取得した、金種別の前記釣銭準備金の在高に基づき、前記現金管理システム内の前記現金精算装置のそれぞれについて、前記補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出する不足枚数算出部と、
    前記不足枚数算出部が算出した不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高以下のときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、前記補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を行うと共に、前記不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高を超えるときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を行う出金実行部と、を備えている現金出納装置。
  10. 複数のレジスターのそれぞれに対応して設けられかつ、釣銭準備金を収納すると共に、少なくとも、顧客の支払いに対する釣銭として、収納している現金を出金するよう構成された、複数の現金精算装置と、
    複数の前記レジスターの売上金を収納すると共に、前記釣銭準備金の、金種毎の補充要求を受けたときに、機内に収納している当該金種の前記現金を出金するように構成された現金出納装置と、
    複数の前記現金精算装置、及び、前記現金出納装置に対し、信号の送受可能に接続されると共に、前記現金出納装置の前記現金の出金を制御するよう構成された現金管理装置と、を備えた現金管理システムの現金管理方法であって、
    複数の前記現金精算装置のそれぞれには、前記釣銭準備金を補充する際の標準となる補充後在高が、金種毎に決められており、
    前記現金管理装置が、前記現金管理システム内の前記現金精算装置の前記釣銭準備金の在高を取得すると共に、前記釣銭準備金の補充要求があったときに、当該補充要求に係る金種別の前記釣銭準備金の在高に基づいて、前記現金管理システム内の前記現金精算装置について、前記補充後在高に対し不足している金種別枚数の合計を算出するステップと、
    前記現金管理装置が、その不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高以下のときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、前記補充後在高となるために必要な枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示するステップと、
    前記現金管理装置が、前記不足枚数の金種別合計が、前記現金出納装置の、当該金種の機内在高を超えるときには、前記補充要求に係る前記現金精算装置への前記釣銭準備金として、予め設定した算出式に従って算出した枚数の金種出金を、前記現金出納装置に指示するステップと、を備えている現金管理方法。
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