JP2017160641A - 建物外面構造および物品固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物外面に、所望の各種の機能性物品を設置することが容易なカスタマイズ性に優れた建物外面構造を提供すること。【解決手段】建物外面Wに、被固定部を有する機能性物品を固定するための物品固定装置1が配設された建物外面構造であって、物品固定装置は、長尺なレール部材4を備え、レール部材は、長手方向に沿って形成され、機能性物品の被固定部と係合する係合部と、機能性部材に電気を供給可能な給電部と、を有し、機能性物品の被固定部と係合部とが係合し、給電部から給電可能な状態で、機能性物品がレール部材の長手方向の任意の位置に固定可能とされている。【選択図】図1

Description

本発明は、建物外面構造および物品固定装置に関する。
従来より、建物のバルコニーや軒天井の下面に、照明装置、スクリーン装置、洗濯物干し装置などの機能性物品を設置するための建物外面構造が提案されている(例えば、特許文献1−3)。
実開平6−82287号公報 特開2004−346510号公報 特開平6−269597号公報
しかしながら、特許文献1−3のような従来の建物外面構造では、設置される機能性物品の種類、形態に対応した特殊な構造になっている。このため、例えば、建物周囲の環境や居住者の希望に応じて、機能性物品の種類を選択して設置したり、複数種の機能性物品を組み合わせて設置したりするなどのカスタマイズが難しいという問題がある。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、建物外面に、所望の各種の機能性物品を設置することが容易なカスタマイズ性に優れた建物外面構造を提供することを課題としている。また、建物外面に所望の各種機能性物品を設置するための物品固定装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の建物外面構造は、建物外面に、被固定部を有する機能性物品を固定するための物品固定装置が配設された建物外面構造であって、
前記物品固定装置は、長尺なレール部材を備え、
前記レール部材は、
長手方向に亘って形成された係合部と、
前記機能性部材に電気を供給可能な給電部と、
を有し、
前記機能性物品の前記被固定部と前記係合部とが係合し、前記給電部から給電可能な状態で、前記機能性物品が前記レール部材の長手方向の任意の位置に固定可能とされていることを特徴としている。
本発明の建物外面構造は、建物外面に、被固定部を有する機能性物品を固定するための長尺なレール部材を備えた物品固定装置であって、
前記レール部材は、
長手方向に亘って形成された係合部と、
前記機能性部材に電気を供給可能な給電部と、
を有し、
前記機能性物品の前記被固定部と前記係合部とが係合し、前記給電部から給電可能な状態で、前記機能性物品が前記レール部材の長手方向の任意の位置に固定可能とされていることを特徴としている。
本発明の建物外面構造および物品固定装置は、建物外面に、所望の各種の機能性物品を設置することが容易であり、カスタマイズ性に優れている。
(A)は、本発明の物品固定装置の一実施形態を例示した斜視図であり、(B)は、(A)に示した物品固定装置を建物外面に設置した本発明の建物外面構造の一実施形態を例示した側面図である。 本発明の物品固定装置におけるレール部材の一実施形態を例示した斜視図である。 本発明の物品固定装置に固定される機能性物品に含まれる接続部材の一実施形態を例示した斜視図である。 本発明の物品固定装置に、図3(A)に例示した接続部材を取り付けた状態を例示した斜視図である。 本発明の物品固定装置に、図3(C)に例示した接続部材を取り付けた状態を例示した斜視図である。 本発明の物品固定装置に、図3(D)に例示した接続部材を取り付けた状態を例示した斜視図である。
図1(A)は、本発明の物品固定装置の一実施形態を例示した斜視図であり、図1(B)は、図1(A)に示した物品固定装置を建物外面に設置した本発明の建物外面構造の一実施形態を例示した側面図である。
物品固定装置1は、建物のバルコニーの下面、軒天井の下面、雨に曝されない建物外壁面などの建物外面Wに、各種の機能性物品(図示していない)を設置するための装置である。
機能性物品は、例えば、照明装置、送風装置、人体検知装置、水滴供給装置、洗濯物干し装置、遮光装置などを例示することができる。建物外面Wに固定された物品固定装置1には、建物周囲の環境や居住者の希望などに応じて、これらの機能性物品のうちの1種または2種以上を組み合わせて設置することができる。
例えば、物品固定装置1によって建物外面Wに照明装置を設置した場合、バルコニーや軒天井の下方を明るく照らすことができる。例えば、建物外面Wに送風装置を設置した場合、バルコニーや軒天井の下方に快適な風を供給することができる。例えば、建物外面Wにセンサーを備えた人体検知装置を設置した場合、敷地内への侵入者を検知することで防犯機能を高めることができる。例えば、建物外面Wに水滴供給装置を設置した場合、周囲に霧状の液滴を噴霧することで、例えば周辺環境の湿度、温度などを制御することができる。例えば、建物外面Wに洗濯物干し装置を設置した場合、バルコニーや軒天井の下方の空間を有効活用して洗濯物を干すことができる。例えば、建物外面Wにロール式の遮光装置(スクリーン)を設置した場合、必要に応じて窓から建物室内に入射する太陽光を遮断することができ、室内の温度上昇を抑制することができる。
機能性物品は、物品固定装置1に固定される被固定部を有している。被固定部は、機能性物品と一体に形成されていてもよいし、機能性物品に付属(別体)の接続部材に形成されていてもよい。
図1(A)(B)に例示したように、物品固定装置1は、基板部材2と、固定用基礎部材3と、レール部材4とを備えている。
基板部材2は、長尺な略板状であり、上面2A側の短手方向の中央付近に一段下がる凹面部21が長手方向に沿って形成されている。また、基板部材2の下面2Bには、長手方向に延びる幅小な凹溝22が3つ形成されている。
基板部材2の形状や、長さ、厚さ、材料などは特に限定されず、物品固定装置1が設置される建物外面Wなどに応じて適宜設計することができる。
固定用基礎部材3は、基板部材2の凹面部21に設けられている。固定用基礎部材3は、基板部材2の長手方向に沿って長尺であり、この実施形態では、互いに略平行な3本の固定用基礎部材3が略等間隔で配置されている。
固定用基礎部材3は、基板部材2の上面2Aと当接する当接面部31と、互いに対向する一対の係合片32を備えている。
当接面部31は長尺な略平板状であり、短手方向の中央付近には、長手方向に延びる凸条部31aが形成されている。例えば、この凸条部31aから基板部材2側へ向かって釘やねじなどの固定具(図示していない)を貫通させることで、固定用基礎部材3を基板部材2の上面2Aに固定することができる。
係合片32は、固定用基礎部材3の短手方向の両側に位置する当接面部31の両端部から起立し、互いに対向している。また、係合片32の先端には、内側に向かって屈曲する爪部32aが形成されている。
図1(B)に例示したように、例えば、バルコニーの下面、軒天井の下面、建物外壁面などの設置すべき建物外面Wに、予め、固定用基礎部材3と係合可能な係合爪部材Fを配設しておくことが好ましい。図1(B)に例示した実施形態では、建物外面Wに、先端側が対峙する基板部材2の短手方向の外側に向かって広がる係合爪部材Fが、固定用基礎部材3と対応する位置に固定されている。この係合爪部材Fと係合片32の先端の爪部32aとを係合させることによって、固定用基礎部材3が係合爪部材Fを介して建物外面Wに固定され、物品固定装置1全体が建物外面Wに設置、固定される。
レール部材4は、基板部材2の長手方向に沿って延びる長尺な部材であり、基板部材2の下面2Bに設けられた凹溝22内に配設されている。
図2は、本発明の物品固定装置におけるレール部材の一実施形態を例示した斜視図である。
レール部材4は、基板部材2の凹溝22の溝底部と当接する略平板状の上面部41と、この上面部41の短手方向の両端部から下方に向かって延びる一対の側板部42とを備えている。
一対の側板部42は、互いに離間して水平方向に対向しており、レール部材4の長手方向に沿って延びている。側板部42の上下方向長さは、基板部材2の凹溝22の深さと略一致している。
また、対向する一対の側板部42同士の間には、建物の外方に向かって開放された空間であるスリット溝部43が形成されている。
係合部44は、一対の側板部42の下端からスリット溝部43に向かって内方に突出し、互いに先端部441が離間した状態で対向している。また、図2(B)に例示したように、この物品固定装置1では、係合部44の下面44Aと基板部材2の下面2Bとが略面一に形成されている。
給電部45は、電源(図示していない)と配線を介して接続している。給電部45は、側板部42の係合部44よりも上方に位置する中間部において、スリット溝部43に向かって内方に突出し、互いに先端部451が離間した状態で対向している。この対向する一方の側の給電部45には、接地側の電極が設けられ、他方の側の給電部45には、非接地側の電極が設けられている。なお、対向する双方の給電部45を同じ接地側の電極とし、スリット溝部43の上面を非接地側の電極としてもよい。給電部45の先端部451同士の間隔は、係合部44の先端部441同士の間隔よりもやや広く形成されている。給電部45は、機能性物品またはその接続部材に接続して、機能性物品に対して電気を供給可能であればよく、具体的な構成は特に限定されない。
図3(A)〜(D)は、本発明の物品固定装置に固定される機能性物品に含まれる接続部材の一実施形態を例示した斜視図である。
図3(A)に例示した接続部材5は、上側に水平方向に長い略直方体状の被固定部51を備えている。また、この被固定部51の下面51bからは下方に向かって略円柱形の締結部52が延びており、略円筒状の保持部53と接続している。保持部53は、締結部52よりも径大な外形を有し、内部に円柱状の中空部53aが形成されている。保持部53の中空部53aには、機能性物品の接続端部などを挿入し、中空部53aの天井と当接させることができる。
図3(B)に例示した接続部材5は、上側に水平方向に長い略直方体状の被固定部51を備えている。この被固定部51の下面51bからは下方に向かって径小な略円柱形の締結部52が延びており、略円盤状の保持部53と接続している。保持部53の中央には、水平方向に貫通する円形の開口部53bが形成されており、この開口部53bには、例えば、洗濯物干し装置の竿部など挿入して利用することができる。
図3(C)に例示した接続部材5は、被固定部51として、第1被固定部511と第2被固定部512とを有している。具体的には、第1被固定部511は、上側に位置し、水平方向に長い略直方体状に形成されている。この第1被固定部511の下面511aからは下方に向かって、表面に雄ねじを有するねじ部54が延びている。また、第1被固定部51の下方のねじ部54には、略直方体状の第2被固定部512が貫通状態で保持されている。第2被固定部512には、中央に形成された円柱形の貫通部55の内周面には雌ねじが形成されており、第2被固定部51を水平方向に回転させることで、ねじ部54に沿って第2被固定部51を上下動させることができる。そして、ねじ部54の下端は、略円筒状の保持部53と接続している。保持部53は、ねじ部54よりも径大な外形を有し、内部に円柱状の中空部53aが形成されている。保持部53の中空部53aには、機能性物品の接続端部などを挿入し、中空部53aの天井と当接させることができる。
図3(D)に例示した接続部材5は、上側に水平方向に長い略板状の受電部56を備えている。この受電部56の下面56aからは下方に向かって略円柱形の第1締結部52aが延びており、略直方体状の被固定部51と接続している。受電部56と被固定部51は、長手方向の向きが一致している。被固定部51の下面からは、第1締結部52よりも径大な略円柱形の第2締結部52bが延びており、第2締結部52bの下端は略円筒状の保持部53と接続している。
保持部53は、締結部52よりも径大な外形を有し、内部に円柱状の中空部53aが形成されている。保持部53の中空部53aには、機能性物品の接続端部などを挿入し、中空部53aの天井と接続することができる。
図4は、本発明の物品固定装置に、図3(A)に例示した接続部材を取り付けた状態を例示した斜視図である。図4では、物品固定装置のレール部材のみを図示しており、基板部材や固定用基礎部材の図示は省略している。図1〜図3を用いて説明した部分と共通する部分には同一の符号を付している。
この実施形態では、物品固定装置1のレール部材4のスリット溝部43に、接続部材5の被固定部51が保持され、係合部44と被固定部51が係合している。被固定部51の長手方向の両端面51aは側板部42と近接し対峙しており、被固定部51の下面51bは係合部44の上面44Bと当接している。被固定部51の長手方向の長さは、係合部44の先端部441同士の間隔よりも長く形成されているため、接続部材5(機能性物品)の脱落が抑制されている。このように、係合部44と被固定部51との係合によって、物品固定装置1に機能性物品を安定に固定することができる。
また、レール部材4の係合部44の先端部441同士の間隔は、接続部材5の締結部52よりもやや大きく設計されており、対向する係合部44同士の間の隙間に接続部材5の締結部52が挿入されている。接続部材5は、締結部52の下端と接続する保持部53がレール部材4の下方に露出している。そして、保持部53の上面53bが係合部44の下面44Aと当接しており、被固定部51の下面51bと保持部53の上面53cとで、係合部44を挟み込んで、接続部材5をレール部材4に固定している。
したがって、接続部材5の保持部53の中空部53aに所望の機能性物品の端部を挿入し、固定することで、接続部材5を介して機能性物品が物品固定装置1に固定される。
このように、レール部材4の長手方向の任意の位置において、機能性物品の被固定部51とレール部材4の係合部44とが係合して固定される。このため、本発明の物品固定装置1および建物外面構造は、建物周囲の環境や居住者の希望に応じて、機能性物品の種類を選択して固定したり、複数種の機能性物品を組み合わせて固定したりするなどのカスタマイズが容易である。
なお、例えば、レール部材4のスリット溝部43の機能性物品(接続部材)が固定されていない領域には、閉鎖部材(図示していない)を配設することができる。これによって、雨水や虫などの侵入が抑制されるとともに、見栄えも良好になる。
また、接続部材5の被固定部51をレール部材4のスリット溝部43に挿入する方法は特に限定されない。例えば、接続部材5の被固定部51の幅(短手方向の長さ)がレール部材4の係合部44の先端部441同士の間隔よりも小さい場合には、被固定部51の長手方向をレール部材4の長手方向と一致させる。そして、被固定部51を係合部44の先端部441同士の間からスリット溝部43に挿入することができる。被固定部51をスリット溝部43に挿入した後は、スリット溝部43内で被固定部51を水平方向に90°回転させて、係合部44と被固定部51を係合させることができる。また、別の方法としては、例えば、レール部材4の長手方向の端部から挿入することもできるし、レール部材4の中間に開口が設けられている場合は、この開口から挿入することもできる。
また、図示していないが、図3(B)に例示した接続部材5についても、図4に示した形態と同様にレール部材4に取り付けることができる。
図5は、本発明の物品固定装置に、図3(C)に例示した接続部材を取り付けた状態を例示した斜視図である。図5では、物品固定装置のレール部材のみを図示しており、基板部材や固定用基礎部材の図示は省略している。また、図4を用いて説明した実施形態と共通する内容についての説明は一部省略する。
この実施形態では、物品固定装置1のレール部材4のスリット溝部43に、接続部材5の第1被固定部511が保持され、係合部44の上面44Bと第1被固定部511の下面511aが係合している。また、レール部材4の係合部44の先端部441同士の間にねじ部54が挿入されており、係合部44の下面44Aと第2被固定部512の上面512aが係合している。接続部材5の第2被固定部51を回転させることで、第2被固定部51がねじ部54に沿って上方に移動させることができる。このため、レール部材4のスリット溝部43に接続部材5の第1被固定部511を挿入した後、第2被固定部512を回転させることで、係合部44の下面44Aと第2被固定部512の上面512aとを係合させることができる。
この実施形態の物品固定装置1では、レール部材4の係合部44が、接続部材5の第1被固定部51と第2被固定部51によって挟持されているため、機能性物品をより安定に固定することができる。
このように、レール部材4の長手方向の任意の位置において、機能性物品の被固定部51とレール部材4の係合部44とが係合して固定される。このため、この物品固定装置1および建物外面構造は、建物周囲の環境や居住者の希望に応じて、機能性物品の種類を選択して設置したり、複数種の機能性物品を組み合わせて設置したりするなどのカスタマイズが容易である。
図6は、本発明の物品固定装置に、図3(D)に例示した接続部材を取り付けた状態を例示した斜視図である。図6では、物品固定装置のレール部材のみを図示しており、基板部材や固定用基礎部材の図示は省略している。また、図4を用いて説明した実施形態と共通する内容についての説明は一部省略する。
この実施形態では、物品固定装置1のレール部材4のスリット溝部43に、接続部材5の被固定部51が保持され、係合部44の上面44Bと被固定部51の下面51bとが係合している。また、接続部材5の第1締結部52は、対向する給電部45同士の間に挿入されており、受電部56の下面56aと給電部45の上面45aが当接している。すなわち、給電部45の先端部451同士の間隔は、受電部56の長手方向の長さよりも短く設計されている。
そして、接続部材5の対向する係合部44同士の間に第2締結部52bが挿入されており、第2締結部52bの下端は係合部44の下面44Aより下方に位置し、保持部53がレール部材4の下方に露出している。
この実施形態では、給電部45と受電部56が直接接触しており、給電部45からの電気が受電部56を通じて保持部53と接続する機能性物品に供給される。このように、レール部材4の長手方向の任意の位置において、機能性物品の被固定部51とレール部材4の係合部44とが係合し、給電部45から給電可能な状態で機能性物品がレール部材4に固定される。
このため、この物品固定装置1および建物外面構造は、建物周囲の環境や居住者の希望に応じて、機能性物品の種類を選択して設置したり、複数種の機能性物品を組み合わせて設置したりするなどのカスタマイズが容易である。
以上のように、本発明の建物外面構造は、建物外面Wに、被固定部51を有する機能性物品を固定するための物品固定装置1が配設された建物外面構造である。物品固定装置1は、長尺なレール部材4を備えている。レール部材4は、長手方向に亘って形成された係合部44と、機能性部材に電気を供給可能な給電部45と、を有している。機能性物品の被固定部51と係合部44とが係合し、給電部45から給電可能な状態で、機能性物品がレール部材4の長手方向の任意の位置に固定可能とされている。
この建物外面構造では、レール部材4は、互いに離間して対向し、長手方向に延びる一対の側板部42を備え、この側板部42同士の間には、建物外方に向かって開放されたスリット溝部43が形成されていることが好ましい。係合部44は、一対の側板部42の建物外方側の一端からスリット溝部43側に向かって突出し、互いに先端部441が離間した状態で対向している。スリット溝部43に機能性物品の被固定部51が挿入され、係合部44と被固定部51が係合することが好ましい。
この建物外面構造では、給電部45は、一対の側板部42のそれぞれの中間部から、スリット溝部43側に向かって突出し、互いに先端部451が離間した状態で対向しており、スリット溝部43内に位置する機能性物品と接続可能とされていることが好ましい。
この建物外面構造では、機能性物品が、照明装置、送風装置、人体検知装置、水滴供給装置、洗濯物干し装置、遮光装置のうちの1種または2種以上であることが好ましい。
本発明の物品固定装置1は、建物外面に、被固定部51を有する機能性物品を固定するための長尺なレール部材4を備えている。レール部材4は、長手方向に亘って形成された係合部44と、機能性部材に電気を供給可能な給電部45と、を有している。機能性物品の被固定部51と係合部44とが係合し、給電部45から給電可能な状態で、機能性物品がレール部材4の長手方向の任意の位置に固定可能とされている。
本発明の建物外面構造および物品固定装置は、以上の実施形態に限定されることはない。例えば、物品固定装置の固定用基礎部材は必ずしも必要なく、基板部材から建物外面に対して直接ねじなどの固定具を用いて固定することもできる。また、物品固定装置のレール部材の形態、配設数なども特に限定されず、様々に設計することができる。
1 物品固定装置
4 レール部材
42 側板部
43 スリット溝部
44 係合部
45 給電部
51 被固定部

Claims (5)

  1. 建物外面に、被固定部を有する機能性物品を固定するための物品固定装置が配設された建物外面構造であって、
    前記物品固定装置は、長尺なレール部材を備え、
    前記レール部材は、
    長手方向に亘って形成された係合部と、
    前記機能性部材に電気を供給可能な給電部と、
    を有し、
    前記機能性物品の前記被固定部と前記係合部とが係合し、前記給電部から給電可能な状態で、前記機能性物品が前記レール部材の長手方向の任意の位置に固定可能とされていることを特徴とする建物外面構造。
  2. 前記レール部材は、互いに離間して対向し、長手方向に延びる一対の側板部を備え、この側板部同士の間には、建物外方に向かって開放されたスリット溝部が形成されており、
    前記係合部は、一対の前記側板部のそれぞれの建物外方側の一端から前記スリット溝部側に向かって突出し、互いに先端部が離間した状態で対向しており、
    前記スリット溝部に前記機能性物品の前記被固定部が挿入され、前記係合部と前記被固定部が係合することを特徴とする請求項1に記載の建物外面構造。
  3. 前記給電部は、一対の前記側板部のそれぞれの中間部から、前記スリット溝部側に向かって突出し、互いに先端部が離間した状態で対向しており、前記スリット溝部内に位置する前記機能性物品と接続可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の建物外面構造。
  4. 前記機能性物品が、照明装置、送風装置、人体検知装置、水滴供給装置、洗濯物干し装置、遮光装置のうちの1種または2種以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の建物外面構造。
  5. 建物外面に、被固定部を有する機能性物品を固定するための長尺なレール部材を備えた物品固定装置であって、
    前記レール部材は、
    長手方向に亘って形成された係合部と、
    前記機能性部材に電気を供給可能な給電部と、
    を有し、
    前記機能性物品の前記被固定部と前記係合部とが係合し、前記給電部から給電可能な状態で、前記機能性物品が前記レール部材の長手方向の任意の位置に固定可能とされていることを特徴とする物品固定装置。
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