JP4230868B2 - 棟構造 - Google Patents

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、住宅等の屋根の棟構造に関するものである。
図13に示すように、住宅等の屋根上にアンテナ91を設置した場合、アンテナ91のアンテナケーブル92を屋根面に添わして外壁93側に配線し、外壁93の上部等に設けた挿通孔94に挿通して、屋内に配線するようにしていた。従って、アンテナケーブル92が相当長い範囲に亘って、屋根面上に外部に露出した状態に配線されるため、アンテナケーブル92によって、屋根の美観を損ねるし、またアンテナケーブル92が直射日光や風雨にさらされて劣化し易くなるという問題があった。
そこで、図14に示すように、屋根の棟部を上側から覆うように棟板95を設けると共に、棟板95上を覆う棟板カバー96を設けた従来の棟構造では、棟板カバー96のアンテナ91の近傍に、ケーブル引込孔97を設けると共に、棟板95の外端部にケーブル引込孔98を設け、アンテナ91のアンテナケーブル92を棟板カバー96のケーブル引込孔97に挿通して棟板カバー96内に配線し、また、アンテナケーブル92を棟板95のケーブル引込孔98から棟板95の裏面を通して家屋内に導入し、このアンテナケーブル92を家屋内のテレビ受信機等に接続するようにし、これにより、アンテナケーブル92が外部に露出した状態で長く配線されないようにして、アンテナケーブル92で屋根の美観を損ねたり、またアンテナケーブル92が直射日光や風雨によって劣化するのを防止していた(例えば、特許文献1)。
実開平5−96250号公報
しかし、従来の棟構造では、屋根への棟板95及び棟板カバー96の設置と同時に、アンテナ91の設置及びそのアンテナケーブル92の配線を行う必要があり、棟板95及び棟カバー96の設置後に、期間をおいて、アンテナ91を新たに屋根に取り付けたり、アンテナ91を取り換えたりする場合には、アンテナケーブル92を配線するために、わざわざ棟板カバー96を棟板95から取り外して、アンテナケーブル92を、棟板カバー96のケーブル引込孔97に挿通すると共に、棟板95のケーブル引込孔98に挿通して、屋内側にアンテナケーブル92を導入した後に、棟板カバー96を棟板95に取付けなければならず、アンテナケーブル92の配線作業が非常に煩雑になった。
本発明は上記問題点に鑑み、アンテナケーブルを、劣化を防止できると共に屋根の美観を損なうことなく配線できると同時に、屋根への棟包みや換気棟の設置後に期間をおいてアンテナを屋根に設置する場合でも、アンテナケーブルの配線を簡単になし得るようにしたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、屋根4の棟部分に設けた屋根開口部33の上方に換気棟34が設けられ、換気棟34は下部材35と上部材36とを備え、下部材35は、山形状に形成された一対の上壁38と、一対の上壁38の外側端から下方に突出された一対の側壁39とを有し、屋根開口部33を覆うように配置され、上部材36は、山形状に形成された一対の上壁45と、一対の上壁45の外側端から下方に突出された一対の側壁46とを有し、下部材35を覆うように配置され、上部材36の側壁46は、下部材35の側壁39より軒側に位置し、上部材36と下部材35との間の空間が、屋根開口部33に連通する換気通路51とされ、屋根開口部33からの排気が換気通路51を通して外部に排出されるようにした棟構造において、
アンテナケーブル17が換気棟34内の下部材35の上壁38下方に配線され、アンテナケーブル17の一端部に、屋根4上に設置されるアンテナのアンテナケーブルに接続可能な外コネクタ18が設けられ、アンテナケーブル17の他端側は、屋根開口部33から屋内に導入可能な長さに設定されて、屋根開口部33を通して屋内に導入され、外コネクタ18は、上部材36の上壁45下方であって上部材36の側壁46よりも棟側で、下部材35の一方の側壁39に内外貫通状に挿通保持されている点にある
た、本発明の他の技術的手段は、前記アンテナケーブル17の他端部に、屋内に配線されるアンテナケーブルに接続可能な内コネクタ28が設けられている点にある。
アンテナケーブルを、劣化を防止できると共に屋根の美観を損なうことなく配線できる。屋根への棟包みや換気棟の設置後に期間をおいてアンテナを屋根に設置する場合でも、アンテナケーブルの配線を簡単になし得る。
以下、本発明を図示の実施の形態に従って説明する。
図1において、1は棟木、2は垂木、3は野地板で、棟木1と垂木2とで組み上げた屋根4の骨組上に張り付けられている。野地板3の上面にアスファルトルーフィング等の防水シート5が敷かれ、その上にストレート瓦等の屋根材6が葺かれている。
棟を挟む両側の屋根材6上に笠木7がそれぞれ設置されて、釘等の固定具により屋根面4a、4bにそれぞれ固定されている。棟を挟む一対の屋根面4a,4b間に跨るように棟包み9が設けられている。棟包み9は、棟の両側の笠木7を上側から覆うように配置されて、図示省略の釘等の固定具により笠木7に取り付けられている。
前記棟包み9は、図2及び図3に示すように、屋根4の棟に添って桁行方向に複数個設けられ、各棟包み9は屋根4の棟部を上側から覆っている。図2に示すように、屋根4の棟上にテレビ受信用のアンテナ15が設置されている。アンテナ15は短いアンテナケーブル16を備えている。
図1及び図4に示すように、各棟包み9は、一対の屋根面4a,4bに沿うように山形状に形成された一対の上壁10と、一対の上壁10の外側端から下方に突出された一対の側壁11と、一対の側壁11の下端から屋根面4a,4bに添うように屋根流れ方向に突出された一対の設置壁12とを有している。設置壁12の外端部に、下側にU字状に折り返してなる折り返し部13が設けられている。複数の棟包み9の内の桁方向中央側であってアンテナ15の近傍の1つの棟包み9内に、アンテナケーブル17が配線保持されている。アンテナケーブル17の一端部(外側端部)に、アンテナ15のアンテナケーブル16に接続可能な外コネクタ18が設けられている。
アンテナケーブル17の一端部(外端部)が棟包み9に内外貫通状に挿通保持されて、外コネクタ18が棟包み9から外方突出されている。即ち、図5に示すように、棟包み9の一方の側壁11に取付孔20が設けられ、アンテナケーブル17の一端部に、外コネクタ18とフランジ21とねじ軸22とが設けられ、アンテナケーブル17はねじ軸22及びフランジ21に挿通されて外コネクタ18に接続されており、ねじ軸22は外側から側壁11に取付孔20を介して挿通され、パッキン24がねじ軸22に外嵌されてフランジ21と側壁11との間に介在され、ナット25が側壁11の内側からねじ軸22に螺合されて締め付けられ、これによって、アンテナケーブル17の一端部が側壁11に貫通固定され、外コネクタ18が側壁11から外方突出されている。この外コネクタ18は雄型のコネクタであって、図5に鎖線で示す如くアンテナ15のアンテナケーブル16の雌型のコネクタ27が着脱自在に接続されるようになっている。
アンテナケーブル17の他端側(内端側)は、屋根4の棟部から屋内に導入可能な長さに設定されている。アンテナケーブル17の他端側は、ルーフィング5及び野地板3に形成した引込孔30,31を通して屋内に導入され、アンテナケーブル17の他端部(内端部)に、屋内に配線されるアンテナケーブルに接続可能な内コネクタ28が設けられている。この内コネクタ28は、例えば雌型のコネクタであって、屋内に設置したテレビ受信機等に接続したアンテナケーブルの雄型のコネクタに着脱自在に接続可能である。
なお、図3に示すように、前記笠木7は桁行方向に複数個並べて配置されていて、棟包み9から外方突出した外コネクタ18に対応する部分には、隣り合う笠木7間に隙間29が形成されている。
上記実施の形態によれば、住宅等の屋根4に棟包み19を設置する場合、複数の棟包み19の内の1つに上記の如くアンテナケーブル17が保持された棟包み19を設置し、屋根4の下地材であるルーフィング5及び野地板3等に引込孔30,31を形成して、アンテナケーブル17の他端側を、引込孔30,31に挿通して屋内に導入しておけばよい。
棟包み9の設置後に期間おいて屋根4にアンテナ15を設置する場合でも、図2に示すように、屋根4に設置したアンテナ15のアンテナケーブル16を、アンテナケーブル16のコネクタ27と側壁11から外方突出した外コネクタ18とを利用して、棟包み9のアンテナケーブル17に着脱自在に接続し、また、屋内に設置したテレビ受信機等に接続したアンテナケーブルを、屋内に導入した内コネクタ28を利用して、アンテナケーブル17に接続すればよく、非常に簡単にアンテナケーブルを配線工事を行うことができる。
しかも、アンテナ15のアンテナケーブル16は、棟包み9の外コネクタ18に届く長さがあればよく、アンテナケーブル16は非常に短くて済む。また、棟包み9のアンテナケーブル17は、その大部分が棟包み9内にあって、直射日光が当たったり、風雨にさらされたりすることがなくなり、アンテナケーブル16及びアンテナケーブル17によって、屋根4の美観を損なうこともなくなるし、また、アンテナケーブル17の劣化を効果的に防止することができる。
図6は他の実施形態を示し、中央部に軸方向の挿通孔32aを有すると共に外周に環状の係合溝32bを有するゴム製等のパッキン32を設け、このパッキン32を棟包み9の側壁11の取付孔20の開口縁部に、係合溝32bを介して係合固着し、アンテナケーブル17の一端部側をパッキン32に挿通孔32aを介して挿通保持して、外コネクタ18を側壁11から外方突出させたものである。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
なお、前記図1〜図5及び図6の実施の形態では、棟包み9内に1本のアンテナケーブル17を配線保持して、棟包み9の側壁11に1つの取付孔20を設け、この取付孔20を介してアンテナケーブル17の一端側端部を内外貫通状に保持固定しているが、これに代え、図7に示すように、棟包み9の側壁11に取付孔20を複数個(例えば3個)設け、これら取付孔20を介して複数のアンテナケーブル17の一端側端部を内外貫通状に保持固定して、複数のアンテナケーブル17を棟包み9内に配線保持するようにしてもよい。また、図7に示すように、棟包み9の側壁11に代えて、棟包み9の上壁10に取付孔20を設け、この取付孔20を介してアンテナケーブル17の一端部(外端部)を棟包み9に内外貫通状に挿通保持して、外コネクタ18が上壁10から外方突出するようにしてもよい。
図8は他の実施形態を示し、屋根4の棟部分に、上下方向に貫通する屋根開口部33が形成されている。この屋根開口部33は、例えば、垂木2,野地板3及び屋根材6等を切り欠いてなり、この屋根開口部33の上方に、棟を挟む一対の屋根面4a、4b間に跨るように換気棟34が設けられている。
前記換気棟34は、板金等で形成された下部材35と上部材36とを備えており、下部材35は、屋根開口部33を覆うように配置され、上部材36は、下部材35を覆うように配置されている。
前記下部材35は、一対の屋根面4a,4bに沿うように山形状に形成された一対の上壁38と、一対の上壁38の外側端から下方に突出された一対の側壁39と、一対の側壁39の下端から屋根面4a,4bに添うように屋根流れ方向に突出された一対の設置壁40とを有し、上壁38の頂部には、屋根開口部7に上下方向で対向する排気口41が形成されている。下部材35は、その設置壁40が屋根面4a,4b上に防水材42を介して載置され、その上から釘等の固定部材43を野地板3等に達するまで打ち込むことで、屋根面4a,4b上に固定されている。
上部材36は、山形状に形成された一対の上壁45と、一対の上壁45の外側端から下方に突出された一対の側壁46とを備えている。上部材36の側壁46は、下部材35の側壁39より軒側に位置している。
上部材36は、下部材35との間に一定の空間を保つように下部材35の上方に配置され、一対の第1支持金具48及び一対の第2支持金具49を介して下部材35に連結固定されている。上部材36と下部材35との間の空間が、梁行方向一端側から他端側にわたって空気を流通させると共に棟部分で屋根開口部33に連通する換気通路51とされており、上部材36の側壁の下端と屋根面4a,4bとの間が換気通路51の空気の出入口52とされている。
上部材36の一対の上壁45に、換気通路51内に突出するように一対の防水桟55及び一対の防水桟56がそれぞれ取付けられ、下部材35の一対の上壁38に換気通路51内に突出するように一対の防水桟57が取付けられ、これら防水桟55,56,57によって換気通路51を迂回した通路とするラビリンス構造に形成している。
なお、図示省略しているが、下部材36の桁行方向両側には、上壁38の桁行方向の端部から上部材36の上壁45の近傍に向けて立ち上がる図示省略の閉塞板が設けられている。また、上部材36の桁行方向両側には、上壁45の桁行方向端部から下部材35の上壁38近傍に向けて垂れ下がる図示省略の閉塞板が、設けられており、この閉塞板は前記下部材35の閉塞板の桁行方向の外側に位置され、これら閉塞板によって、換気通路51の桁行方向両側端部が塞がれている。また、下部材35は棟包みに桁行方向でつき合わせ状に接続されており、この棟包みは、下部材35の上壁38、側壁39、設置壁40に対応する上壁、側壁及び設置壁を有していて下部材35と略同じ形状に形成されている。
前記実施の形態における棟包み9に代えて換気棟34内に、アンテナケーブル17が配線保持され、アンテナケーブル17の一端部(外側端部)に、アンテナ15のアンテナケーブル16に接続可能な外コネクタ18が設けられている。
アンテナケーブル17の一端部(外端部)が換気棟34(下部材35の一方の側壁39)に内外貫通状に挿通保持されている。なお、この場合の保持構造は、前記図5に示すように、フランジ21、ねじ軸22、パッキン24及びナット25等を使用した保持構造であっても良いし、また、図6に示すように、パッキン32を使用した保持構造であってもよい。
前記実施の形態の場合と同様に、アンテナケーブル17の他端側(内端側)は、屋根4の棟部から屋内に導入可能な長さに設定されている。アンテナケーブル17の他端側は、屋根開口部33を通して屋内に導入され、アンテナケーブル17の他端部(内端部)に、屋内に配線されるアンテナケーブルに接続可能な内コネクタ28が設けられている。
上記実施の形態によれば、アンテナケーブル17を挿通保持した換気棟34の設置後に、期間おいて屋根4にアンテナ15を設置する場合でも、アンテナ15のアンテナケーブル16を、アンテナケーブル16のコネクタ27と側壁11から外方突出した外コネクタ18とを利用して、棟包み9のアンテナケーブル17に着脱自在に接続し、また、屋内に設置したテレビ受信機等に接続したアンテナケーブルを、屋内に導入した内コネクタ28を利用して、アンテナケーブル17に接続すればよく、非常に簡単にアンテナケーブルの配線工事を行うことができる。しかも、アンテナ15のアンテナケーブル16は非常に短くて済むし、換気棟34のアンテナケーブル17は、その大部分が換気棟34内にあって、直射日光が当たったり、風雨にさらされたりすることがなくなり、アンテナケーブル16及びアンテナケーブル17によって、屋根4の美観を損なうこともなくなるし、また、アンテナケーブル17の劣化を効果的に防止することができる。
図9は他の実施の形態を示し、換気棟34のラビリンス構造を有する換気通路51に、アンテナケーブル17を挿入配置することによって、アンテナケーブル17が換気棟34内に配線保持されている。アンテナケーブル17の外コネクタ18は換気通路51の出入口52から外部に突出され、アンテナケーブル17の他端側(内端側)は、屋根4の棟部から屋内に導入可能な長さに設定されて、屋根開口部33を通して屋内に導入され、アンテナケーブル17の他端部(内端部)に内コネクタ28が設けられている。その他の点は、前記図8の実施の形態の場合と同様の構成である。
図10は他の実施形態を示し、図9の実施の形態の場合と同様に、換気棟34のラビリンス構造を有する換気通路51に、アンテナケーブル17を挿入配置することによって、アンテナケーブル17が換気棟34内に配線保持されている。アンテナケーブル17の一端部(外端部)は換気棟34(上部材36の一方の側壁46)に内外貫通状に挿通保持されている。なお、この場合の保持構造は、前記図5に示すように、フランジ21、ねじ軸22、パッキン24及びナット25等を使用した保持構造であっても良いし、また、図6に示すように、パッキン32を使用した保持構造であってもよい。その他の点は、前記図8又は図9の実施の形態の場合と同様の構成である。
図11は他の実施の形態を示し、換気棟34の構造が、前記図8,図9,図10の実施の形態の場合とは異なっており、換気棟34は、板金製の上部材(換気棟板)61と板金製の左右一対の下部材(棟板受け)62とを備えている。
上部材61は、一対の上壁63と、一対の上壁63の外側端から下方に突出された一対の側壁64とを有している。
一対の下部材62は、一対の上壁63の外側部側(軒側)の下方にそれぞれ配置され、各下部材62は、上壁63に対向する受け壁66と、受け壁66の外側端から上側に折り返した折り返し壁67と、折り返し壁67の内側端から上方に突出した防水壁68と、受け壁66の内側端から上方突出した起立壁69と、起立壁69から屋根流れ方向の外側方に突出した接当壁70と、接当壁70の外側端から下方突出した防水壁71とを有している。下部材62は、その受け壁66が屋根面4a,4b上に防水材72を介して載置され、その上から釘等の固定部材73を野地板3等に達するまで打ち込むことで、屋根面4a,4b上に固定されている。
上部材61と一対の下部材62との間の空間が、梁行方向一端側から他端側にわたって空気を流通させると共に棟部分で屋根開口部33に連通する換気通路77とされており、上部材61の側壁64下端と下部材62の折り返し壁67との間が換気通路77の空気の出入口78とされている。
各下部材62の起立壁69の上部に流通口81が設けられ、上部材61の一対の上壁63に、換気通路77内に突出するように一対の防水桟82がそれぞれ取付けられ、この防水桟82と流通口81と防水壁68,71とによって、換気通路77を迂回した通路とするラビリンス構造に形成している。
前記換気棟34内に、アンテナケーブル17が配線保持され、アンテナケーブル17の一端部(外側端部)に、アンテナ15のアンテナケーブル16に接続可能な外コネクタ18が設けられている。アンテナケーブル17の一端部(外端部)が換気棟34(上部材61の一方の上壁63)に内外貫通状に挿通保持されている。なお、この場合の保持構造は、前記図5に示すように、フランジ21、ねじ軸22、パッキン24及びナット25等を使用した保持構造であっても良いし、また、図6に示すように、パッキン32を使用した保持構造であってもよい。
前記実施の形態の場合と同様に、アンテナケーブル17の他端側(内端側)は、屋根4の棟部から屋内に導入可能な長さに設定されている。アンテナケーブル17の他端側は、屋根開口部33を通して屋内に導入され、アンテナケーブル17の他端部(内端部)に、屋内に配線されるアンテナケーブルに接続可能な内コネクタ28が設けられている。
上記実施の形態によれば、アンテナケーブル17を挿通保持した換気棟34の設置後に、期間おいて屋根4にアンテナ15を設置する場合、アンテナ15のアンテナケーブル16を、アンテナケーブル16のコネクタ27と上壁63から外方突出した外コネクタ18とを利用して、換気棟34のアンテナケーブル17に着脱自在に接続し、また、屋内に設置したテレビ受信機等に接続したアンテナケーブルを、屋内に導入した内コネクタ28を利用して、アンテナケーブル17に接続すればよく、非常に簡単にアンテナケーブルの配線工事を行うことができる。しかも、アンテナ15のアンテナケーブル16は非常に短くて済むし、換気棟34のアンテナケーブル17は、その大部分が換気棟34内にあって、直射日光が当たったり、風雨にさらされたりすることがなくなり、アンテナケーブル16及びアンテナケーブル17によって、屋根4の美観を損なうこともなくなるし、また、アンテナケーブル17の劣化を効果的に防止することができる。
図12は他の実施の形態を示し、換気棟34のラビリンス構造を有する換気通路77に、アンテナケーブル17を挿入配置することによって、アンテナケーブル17が換気棟34内に配線保持されている。アンテナケーブル17の一端部(外端部)は換気棟34(上部材61の一方の上壁63)に内外貫通状に挿通保持されている。なお、この場合の保持構造は、前記図5に示すように、フランジ21、ねじ軸22、パッキン24及びナット25等を使用した保持構造であっても良いし、また、図6に示すように、パッキン32を使用した保持構造であってもよい。その他の点は、前記図11の実施の形態の場合と同様の構成である。
なお、前記実施の形態では、アンテナケーブル17の一端部(外側端部)に設けられた外コネクタ18は、雄型のコネクタとされ、これに、アンテナ15のアンテナケーブル16の雌型のコネクタ27が着脱自在に接続されるようになっているが、これに代え、外コネクタ18を雌型のコネクタとし、アンテナ15のアンテナケーブル16のコネクタ27を雄型のコネクタとして、雌型の外コネクタ18にアンテナ15のアンテナケーブル16の雄型のコネクタ27を着脱自在に接続するようにしてもよい。また、アンテナケーブル17の他端部に設けられた内コネクタ28についても、雌型コネクタに代えて雄型のコネクタとしてもよいことは勿論である。
また、前記実施の形態では、アンテナケーブル17の他端部に内コネクタ28が設けられ、この内コネクタ28を、屋内に設置したテレビ受信機等に接続したアンテナケーブルのコネクタに着脱自在に接続するようにしているが、これに代え、アンテナケーブル17の他端部に内コネクタ28を設けず、アンテナケーブル17の他端部を、屋内に設置したテレビ受信機等に直接接続するようにしてもよい。
住宅等の屋根に設置される棟包みや換気棟を有する棟構造に利用される。
本発明の一実施の形態を示す棟部分の概略断面図である。 同住宅の斜視図である。 同住宅の屋根の斜視図である。 同棟包みの斜視図である。 同棟包み部分の断面図である。 他の実施形態を示す棟包み部分の断面図である。 他の実施形態を示す棟包みの斜視図である。 他の実施の形態を示す棟部分の概略断面図である。 他の実施の形態を示す棟部分の概略断面図である。 他の実施の形態を示す棟部分の概略断面図である。 他の実施の形態を示す棟部分の概略断面図である。 他の実施の形態を示す棟部分の概略断面図である。 従来例を示す概略図である。 他の従来例を示す斜視図である。
符号の説明
4 屋根
9 棟包み
17 アンテナケーブル
18 外コネクタ
28 内コネクタ
33 屋根開口部
34 換気棟

Claims (2)

  1. 屋根(4)の棟部分に設けた屋根開口部(33)の上方に換気棟(34)が設けられ、換気棟(34)は下部材(35)と上部材(36)とを備え、下部材(35)は、山形状に形成された一対の上壁(38)と、一対の上壁(38)の外側端から下方に突出された一対の側壁(39)とを有し、屋根開口部(33)を覆うように配置され、上部材(36)は、山形状に形成された一対の上壁(45)と、一対の上壁(45)の外側端から下方に突出された一対の側壁(46)とを有し、下部材(35)を覆うように配置され、上部材(36)の側壁(46)は、下部材(35)の側壁(39)より軒側に位置し、上部材(36)と下部材(35)との間の空間が、屋根開口部(33)に連通する換気通路(51)とされ、屋根開口部(33)からの排気が換気通路(51)を通して外部に排出されるようにした棟構造において、
    アンテナケーブル(17)が換気棟(34)内の下部材(35)の上壁(38)下方に配線され、アンテナケーブル(17)の一端部に、屋根(4)上に設置されるアンテナのアンテナケーブルに接続可能な外コネクタ(18)が設けられ、アンテナケーブル(17)の他端側は、屋根開口部(33)から屋内に導入可能な長さに設定されて、屋根開口部(33)を通して屋内に導入され、外コネクタ(18)は、上部材(36)の上壁(45)下方であって上部材(36)の側壁(46)よりも棟側で、下部材(35)の一方の側壁(39)に内外貫通状に挿通保持されていることを特徴とする棟構造。
  2. 前記アンテナケーブル(17)の他端部に、屋内に配線されるアンテナケーブルに接続可能な内コネクタ(28)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の棟構造。
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