JP6738203B2 - 外壁構造及び外壁照明用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、外壁構造及び外壁照明用器具に関し、特に外壁の照明演出に関する。
特許文献1には、従来の外壁構造が開示されている。この外壁構造は、外壁の上端部の構造であり、当該外壁の上端部から軒天パネルが屋外側に延びている。
特開2001−81913号公報
ところで、建物には、建物の見栄えや防犯等の理由で、エクステリア用の照明装置が設置される。しかし、単純に建物のエクステリアに照明装置を設置するのみであると、通行人等に直接光が当たってまぶしくさせたり、照明演出に欠けたりして、好ましい照明を行うことができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通行人等に直接光を照射するのを抑制できる上に、良好な照明演出を行うことができる外壁構造及び外壁照明用器具を提供することにある。
本発明の外壁構造は、外壁の上端部の屋外側に沿って設けられ、前記外壁の上端部を屋外側から照らす照明装置を収容する照明収容部を備えていることを特徴とする。
また、この外壁構造において、前記照明収容部は、前記外壁の上方から屋外側に延びる天面と、前記天面から下方に延び、前記外壁の上端部と対向する対向面とを有していることが好ましい。
また、この外壁構造において、前記対向面と前記外壁の上端部との間には、開口部が設けられた面部材が設けられており、前記開口部は、前記照明装置から光が照射された状態で、該開口部を透過した光によって前記外壁の屋外側の面に所定形状の図形が投影されるように形成されていることが好ましい。
また、この外壁構造において、前記照明収容部は、前記外壁の上端部に設けられた見切縁に設けられていることが好ましい。
また、この外壁構造において、前記見切縁は、前記外壁の上方から屋外側に延びて下面が前記天面を構成する天板と、前記天板から下方に延びて屋内側の面が前記対向面を構成する屋外側縦板と、前記屋外側縦板から屋外側に延びて軒天井の屋内側の端部が載置された載置片とを有していることが好ましい。
また、この外壁構造において、前記見切縁が軒天井の下方に配置されていることが好ましい。
また、この外壁構造において、前記外壁の屋外側の面を構成する外壁材の屋内側には、通気層が設けられ、前記見切縁には、前記通気層と外気とを連通する通気路が設けられていることが好ましい。
また、この外壁構造において、前記照明収容部は磁性を有することが好ましい。
本発明の外壁照明用器具は、前記照明収容部を備えることを特徴とする。
本発明の外壁構造および外壁照明用器具によれば、照明収容部に照明装置を設置することで、外壁に建築化照明の一つであるコーニス照明を施すことができ、従来にない住宅外観を提供することができる。また、上記の如くコーニス照明を外壁に施すことができるため、屋外に漏れる光が間接光となって通行人等に直接光を照射するのを抑制できる上に、比較的柔らかい印象を与える拡散光となり、良好な照明演出を行うことができる。
本発明の実施形態1の外壁構造を適用した建物の全体図である。 同上の外壁構造の縦断面図である。 図3Aは、建物の凹所における水平断面図である。図3Bは、図3AのA部分を下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態2の外壁構造の縦断面図である。 変形例1の外壁構造の縦断面図である。 変形例2の外壁構造の縦断面図である。 変形例3の外壁構造の縦断面図である。 変形例4の外壁構造の縦断面図である。 実施形態1,2,変形例1〜4の外壁構造のさらなる変形例の縦断面図である。 図10Aは、実施形態1,2,変形例1〜4の外壁構造のさらなる変形例を示し、図10BのA−A線断面図である。図10Bは、同上の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
実施形態1の外壁構造は、図1に示すように、外壁1の上端部において、間接照明(コーニス照明)を行うための構造である。外壁1の上端部において間接照明を行うことで、通行人を直接光で照射するのを抑制できる上に、建物の照明演出を行うことができる。
図2には、外壁1の上端部と軒天井3との取り合い部の縦断面図を示す。図2に示すように、外壁1の上端部から屋外側に間隔をあけて軒天井3が配設され、両者間に見切縁4が設けられており、この見切縁4に照明装置6が収容されている。
外壁1は、壁下地の一部を構成する柱(間柱を含む)11と、柱11に対し透湿防水シート17を介して取り付けられた縦胴縁12と、縦胴縁12に取り付けられた外壁材13とを備えており、透湿防水シート17と外壁材13との間に通気層14が形成されている。通気層14は、下端部が外壁材13の下方において外気に連通し、上端部が小屋裏7に連通している。
外壁材13は、留付け金具(図示せず)を介して縦胴縁12に取り付けられる。外壁材13は、例えば横張り用のサイディング材であり、屋外側の面として鉛直面からなる外壁面15を有する。外壁材13は、例えば、窯業系サイディング材,金属サイディング材などにより構成される。
軒天井3の屋内側の端部は、外壁面15から離れている。軒天井3は、野縁31と、野縁31に固定された軒天材32とを備えている。野縁31は、軒天材32の屋内側の端部の上方に配置されており、垂木33に固定された吊木34に支持されている。軒天材32は、軒天井3の下面を形成する横板材であり、本実施形態では水平面に沿って形成されている。この軒天材32の屋内側の端部と外壁面15との間の隙間には、見切縁4が配置される。
見切縁4は、外壁材13の上端部に取り付けられる。見切縁4は、外壁材13の上端部に沿って長尺に形成されており、当該外壁材13の長さ方向の全長にわたっている。見切縁4は、屋内側縦板41と、屋内側縦板41の上端部から屋外側に延びた天板42と、天板42の屋外側端部から下方に延びた屋外側縦板43と、屋外側縦板43の下端部から屋内側に突出した下片44と、屋外側縦板43の下端部から屋外側に突出した載置片45とを備えている。これら屋内側縦板41,天板42,屋外側縦板43,下片44,および載置片45は、例えば、金属板を曲げ加工することで、一体に成形されている。
屋内側縦板41は、天板42の屋内側端から下方に延びている。屋内側縦板41は、外壁材13の屋内側に配置されており、外壁材13の屋内側の面に接する。屋内側縦板41は、外壁材13の表面側から固着具を介して縦胴縁12に固定される。なお、図中の符号16は、上記留付け金具の厚みに相当するスペーサを示している。
天板42は、見切縁4の上端面を構成する部分であり、本実施形態においては水平に延びている。天板42は、外壁材13の上方に配置されており、外壁面15よりも屋外側に突出している。天板42の下面において屋内側の端部は、外壁材13の上端面に対向する。
屋外側縦板43は、天板42の屋外側端から下方に延びており、屋内側縦板41に対し隙間を介して並設されている。屋外側縦板43の屋内側の面は、外壁面15の上端部と対向している。
下片44は、屋外側縦板43の下端から屋内側に向かって延びている。本実施形態の下片44は、屋外側縦板43に対して略直交しており、天板42に対して平行に形成されている。下片44は、例えば、屋外側縦板43の下端部を屋内側に折曲し、さらに、折り返すことで、金属板の2倍の厚みに形成されている。
載置片45は、折り返された下片44の屋外側端縁を屋外側縦板43の下端部から屋外側に突出させて形成している。載置片45は、軒天井3の屋内側の端部が載置されるように構成され、軒天井3の屋内側の端部が載置される。
なお、見切縁4は、鋼鈑の折り曲げ加工品に限定されず、例えば、アルミニウムの押出加工品であってもよい。または、溶接、リベット留め等で作製されてもよく、さらには、分割品を現場で組み立てて施工してもよい。
上記見切縁4は、天板42、屋外側縦板43及び下片44によって外壁1の上端部に沿って該上端部を屋外側から覆っている。さらに、見切縁4の下片44と外壁1の上端部との間には、隙間49が形成されている。そして、例えば下片44に載置された照明装置6が発光すると、光の一部が直接的に隙間49に向かうと共に、その他が対向面48および天面47に反射して隙間49に向かい、外壁面15の上端部を略均一に照らすことができる。このように、天板42の下面により構成される天面47と、屋外側縦板43の屋内側の面により構成される対向面48とによって照明収容部46が構成されており、本実施形態の見切縁4は外壁照明用の器具を構成する。見切縁4の内面は、拡散光とすべく、艶消し加工が施されていることが好ましい。または、外壁1を照らす領域を広げる場合、見切縁4の内面は、光が反射しやすいように鏡面仕上げが施されていることが好ましい。
照明装置6は、外壁材13の上端部に沿って見切縁4の長さ方向の略全長にわたって設けられている。照明装置6は、例えば、LED光源を有する発光装置や、蛍光灯を光源とする発光装置により構成される。なお、照明装置6の電源は、商用電源を用いてもよいし、太陽光発電等により発電した電気を蓄電可能な蓄電装置を用いてもよい。
照明装置6の給電用の配線61の端部には、コネクタ62が設けられる。これにより、照明装置6の電気的な接続作業が容易となるだけでなく、外壁の施工業者による照明装置6の設置が可能となる。例えば、屋外に100Vのコンセントが設けられている場合、外壁1の施工業者は、当該コンセントに整流器付の照明装置6を接続することで見切縁4に照明装置6を設置することが可能となる。
照明装置6の配線61に接続されたコネクタ62は、照明収容部46の内部に位置している。一方、電源側の配線61は、天板42に設けられた透孔59を介して照明収容部46内に通されている。そして、照明装置6は、照明収容部46の内部で、電源とコネクタ接続がなされる。
上述のように外壁構造は、外壁1の上端部と軒天井3との取り合い部に形成されるが、例えば、玄関ポーチ等のような凹所2を形成する外壁1と、天井面との入隅部にも適用することができる。ここで、図3Aには、凹所2を形成する外壁1として、左右方向に離れた側壁21と、奥壁22とを備えた構造の水平断面図を示す。図3Aに示すような凹所2に本実施形態の見切縁4を設置する場合、見切縁4同士を接続する入隅部材8が用いられることが好ましい。
入隅部材8は、図3Bに示すように、側壁21上の見切縁4と、奥壁22上の見切縁4とを、内部の空間が通じた状態で接続させる。これにより、両見切縁4,4からの照明光が、側壁21と奥壁22との入隅部にまで届きやすくなる。その結果、外壁面15の上端部を照らす照明にムラが生じにくくなり、照明演出の良好さが向上する。また、入隅部材8として、見切縁4と同様に、照明収容部46を形成してもよい。この照明収容部46に照明装置を設置すれば、照明が届きにくい側壁21と奥壁22との入隅部にも、効果的に照明をすることができる。
(効果)
以上、説明したように、本実施形態の外壁構造は、照明収容部46を備えている。照明収容部46は、外壁1の上端部の屋外側に沿って設けられ、外壁1の上端部を屋外側から照らす照明装置6を収容する。この構成によれば、照明収容部46に照明装置6を設置して、当該照明装置6を発光させることで、外壁面15の上端部に間接照明を行うことができ、外壁1にコーニス照明を施すことができる。この結果、建物のエクステリアに照明装置6を設置しても、通行人等に直接光を照射するのを抑制できる上に、良好な照明演出を行うことができる。
また、本実施形態の外壁構造は、次の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の照明収容部46は、外壁1の上方から屋外側に延びる天面47と、天面47の屋外側端部から下方に延び、外壁1の上端部と対向する対向面48とを有している。この構成によれば、対向面48と外壁1の上端部との間に照明装置6を配置することができるため、照明装置6が露出せず、例えば、昼間等の明るいときにも照明装置6を目立たないようにできる。この結果、建物外観の意匠性を向上させることができる。
さらに、本実施形態の外壁構造は、対向面48の下方を覆う下片44を有している。このため、本実施形態の外壁1の見切構造によれば、照明装置6を一層目立たないようにできる。
また、本実施形態の外壁構造は、次の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の照明収容部46は、外壁1の上端部に設けられた見切縁4に設けられている。この構成によれば、外壁1に見切縁4を取り付ける施工を実施するだけで、照明装置6が取付可能となり、別途、照明の取り付け工事を行うことが不要となる。
また、本実施形態の外壁1の見切構造は、次の付加的な構成を備える。すなわち、見切縁4は、外壁1の上方から屋外側に延びて下面が天面47を構成する天板42と、天板42の屋外側端部から下方に延びて屋内側の面が対向面48を構成する屋外側縦板43と、屋外側縦板43の下端部から屋外側に突出した載置片45とを有する。載置片45には軒天井3の屋内側の端部が載置される。この構成によれば、照明収容部46を軒天井3に埋設したように設置することができ、照明収容部46を目立たないようにして建物外観の意匠性を向上させることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について図4に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態1と大部分において同じであるため、同じ部分においては同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態の外壁構造は、見切縁4が、軒天井3の下方に配置されている点で、実施形態1の外壁構造と異なっている。本実施形態の見切縁4は、実施形態1の見切縁4と同様に屋内側縦板41,天板42,屋外側縦板43,および下片44を備えるものの、載置片45は備えていない。
屋内側縦板41は、屋外側に水平に延びて外壁材13の上端面に接する突出部50を有している。突出部50は、屋内側縦板41の上下方向の中間部分に設けられている。見切縁4を外壁材13の上端部に取り付けるときに、突出部50を外壁材13の上端面に当接させることで、見切縁4を位置決めすることができる。
また、屋内側縦板41には、突出部50と天板42との間に通気孔51が設けられている。通気孔51は、通気層14と外気とを連通する。なお、この通気孔51は、外壁1の通気層14が小屋裏7に連通している場合には、設けられなくてもよい。
天板42は、屋内側縦板41の上端部から屋外側に延びている。天板42は、軒天井3の下面に対向しており、より詳細には、天板42の上面と軒天井3の下面とが接している。
屋外側縦板43は、天板42の屋外側端部から下方に延びており、屋外側縦板43の下端部には、下片44が設けられている。下片44の屋内側端部には、上方に突出したリブ53が設けられており、照明装置6が載置された状態において、下片44がたわむのを抑制できる。
また、本実施形態の見切縁4は、磁性体により構成されている。一方、照明装置6には、磁石が設けられている。磁石は、永久磁石や電磁石のいずれであってもよいが、永久磁石が好ましい。照明装置6は、磁石の作用によって、見切縁4に着脱可能に取り付けられている。これにより、照明装置6の取付位置を、例えば施主の好みに応じて、調整することができる。
なお、本実施形態においては、見切縁4が磁性体により構成されたが、少なくとも照明収容部46が磁性を有していればよく、例えば、天板42,屋外側縦板43に磁性を帯びさせる一方、屋内側縦板41が磁性を帯びていなくてもよい。また、照明収容部46のうちの一部のみが磁性を有していてもよい。
以上、説明したように、本実施形態の外壁構造は、照明収容部46が磁性を有する。この構成によれば、取付部に磁石を有する照明装置6を用いることで、該照明装置6を任意の位置に取り付けることができ、取り付け位置の調整が容易である。
また、本実施形態の外壁構造は、軒天井3の下方に見切縁4が設けられていることにより、軒天井3を設置後に見切縁4を設置することができるので、上記実施形態1と比較して軒天井3及び見切縁4の設置が容易となる。
(変形例)
実施形態2の見切縁4は、例えば、図5〜8に示すような構造であってもよい。以下、変形例1〜4として説明する。変形例1〜4の見切縁4は、通気層14と外気とを連通する通気路を有する見切縁4(以下、通気見切縁4という)である。
変形例1の通気見切縁4は、図5に示すように、通気孔51を屋外側から覆う邪魔板52を有している。邪魔板52は、屋外側から通気孔51に向かって風雨が吹き込むのを妨げることができる。邪魔板52が設けられることで、通気層14と外気とを通気孔51を介して連通させながらも、通気層14内に雨水が浸入するのを抑制することができる。
変形例2の通気見切縁4は、図6に示すように、天板42に通気孔51が設けられている。天板42は、軒天井3の下面が当接する上段部421と、上段部421の上面よりも下方に位置する下段部422とを備えている。下段部422は、屋内側端部が屋内側縦板41に接続され、屋外側端部が上段部421に接続される。また、下段部422は、軒天井3の下面に対し、隙間を介して対向している。通気孔51は、下段部422に設けられており、通気層14と連通している。
変形例2の通気見切縁4は、変形例1の通気見切縁4と同様、邪魔板52を有している。これにより、通気層14と外気とを通気孔51を介して連通させながらも、通気層14内に雨水が浸入するのを抑制することができる。
変形例3の通気見切縁4は、図7に示すように、建物の妻側に配置された妻壁13aの上端部と、けらばとの入隅部に取り付けられる。本変形例の通気見切縁4は、複数の邪魔板52を有している。これら複数の邪魔板52は、通気孔51への雨水の浸入を妨げるように構成されている。
変形例3のように、照明収容部46を有する通気見切縁4を妻壁13aの上端部に設置することで、建物の妻壁13aの上端部において、コーニス照明を施すことができる。なお、建物の平側に加えて、変形例3の通気見切縁4を妻側に設けてもよいし、妻側のみに変形例3の通気見切縁4を設けてもよい。また、変形例3の通気見切縁4を、平側の外壁1の見切縁4として用いてもよい。
変形例4の通気見切縁4は、図8に示すように、変形例3と比較して、照明収容部4の構造が異なり、その他は同じである。本変形例の照明収容部46は、天板42の下面により構成された天面47と、下向き傾斜面57と、上向き傾斜面58とを有している。
通気見切縁4は、下向き傾斜面57と上向き傾斜面58を有するL字状の折曲片54を備えている。折曲片54は、天板42の屋外側端から屋外側に向かって下り傾斜する上側片部55と、上側片部55の下端から屋内側に向かって下り傾斜する下側片部56とで構成される。上側片部55の屋内側の面は、下向き傾斜面57を構成し、下側片部56の屋内側の面は上向き傾斜面58を構成する。この折曲片54の下端には、屋内側に突出する下片45が設けられる。
下向き傾斜面57は、外壁材(妻壁13a)の外壁面15の上端部に臨んでいる。この下向き傾斜面57には照明装置6が取り付けられており、照明装置6を発光させることで、外壁面15の上端部において間接照明を行うことができる。
(応用)
実施形態1,2および変形例1〜4の外壁1の見切構造は、照明収容部4の下片44と外壁面15との間に隙間49が設けられていたが、図9に示すように、対向面48と外壁面15との間に面部材9を設け、この面部材9に開口部91を形成してもよい。開口部91として、例えば星マーク等の形状を象るように形成することにより、当該開口部を透過した光によって外壁面15に開口部91の形状の図形が投影される。面部材9は、下片44と別体であってもよいし、下片44と一体に形成されてもよい。また、面部材9は、取り外し可能に取り付けられていてもよいし、固定的に取り付けられてもよい。
また、上記実施形態1,2および変形例1〜4においては、見切縁4は、外壁1の左右方向全体に亘って設けられているが、これに限定されず、図10A,10Bに示すように、外壁1の左右方向の一部分に設けられていてもよい。
図10Aには、見切縁4を外壁の上端部の左右方向の一部分に設けた状態を示す。なお、図10Aは、図10BにおけるA−A線断面図である。説明の便宜上、吊木34と野縁31については想像線で示す。
図10A,10Bに示すように、外壁1の上端部の一部分に見切縁4を設ける場合、軒天材32として、屋内外方向に短い軒天材32aと、通常の長さの軒天材32とが設けられるが、見切縁4に対応する部分を切り欠いてもよい。複数の軒天材32aを設ける場合、軒天材32の端縁に沿って野縁31が配置される。各野縁31は、吊木34を介して垂木33に固定されている。
実施形態1,2,および変形例1〜4の外壁1の見切構造は、屋根と外壁1との取り合い部の構造であったが、これに限らず、例えば、庇と外壁1の上部との取り合い部の構造に適用してもよい。また、軒天井や庇は設けられなくてもよく、例えば、1階部分の外壁1と2階部分の外壁1との間の見切りに、実施形態1,2,および変形例1〜4のうちのいずれかの見切縁4を適用してもよい。
実施形態1,2,および変形例1〜4の外壁1の見切縁4には下片44が設けられたが、下片44はなくてもよい。また、照明収容部46は、天面47と対向面48とを有していたが、例えば、照明収容部46の天面47が、外壁材13の上方から屋外側に向かうほど下方に位置するように傾斜していてもよく、対向面48はなくてもよい。さらに、この構造において、照明収容部46の天面47の傾斜は、断面直線状に傾斜してもよいし、上方に凹むようにアーチ状をなしていてもよい。
実施形態2の見切縁4は、磁性体により構成されたが、実施形態1の見切縁4を磁性体により構成してもよいし、変形例1〜4の見切縁4を磁性体により構成してもよい。また、照明収容部の一部のみに磁性を有していてもよい。
変形例1〜4の見切縁4は、実施形態2のように、軒天井の下方に設置されたが、実施形態1のように、軒天井3の屋内側の端部が載置される載置片44を設け、軒天井3に埋設するように設置されてもよい。また、載置片44によって、軒天材32の屋内側の端部を支持してもよい。
その他、上記実施形態および変形例の構成は、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、適宜設計変更を行うことができる。
1 外壁
13 外壁材
14 通気層
3 軒天井
4 見切縁
44 載置片
46 照明収容部
47 天面
48 対向面
51 通気孔
6 照明装置
9 面部材
91 開口部

Claims (5)

  1. 外壁の上端部の屋外側に沿って設けられ、前記外壁の上端部を屋外側から照らす照明装置を収容する照明収容部備え
    前記照明収容部は、
    前記外壁の上方から屋外側に延びる天面と、
    前記天面から下方に延び、前記外壁の上端部と対向する対向面とを有し
    前記照明収容部は、前記外壁の上端部に設けられた見切縁に設けられており、
    前記見切縁は、
    前記外壁の上方から屋外側に延びて下面が前記天面を構成する天板と、
    前記天板から下方に延びて屋内側の面が前記対向面を構成する屋外側縦板と、
    前記屋外側縦板から屋外側に延びて軒天井の屋内側の端部が載置された載置片と
    を有している
    ことを特徴とする外壁構造。
  2. 前記対向面と前記外壁の上端部との間には、開口部が設けられた面部材が設けられており、
    前記開口部は、前記照明装置から光が照射された状態で、該開口部を透過した光によって前記外壁の屋外側の面に所定形状の図形が投影されるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の外壁構造。
  3. 前記外壁の屋外側の面を構成する外壁材の屋内側には、通気層が設けられ、
    前記見切縁には、前記通気層と外気とを連通する通気路が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の外壁構造。
  4. 前記照明収容部は磁性を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の外壁構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の前記照明収容部を備えることを特徴とする外壁照明用器具。
JP2016107470A 2016-05-30 2016-05-30 外壁構造及び外壁照明用器具 Expired - Fee Related JP6738203B2 (ja)

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