JP2017158225A - 電力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給電設備からの交流電力を用いて車載の電池を充電する際に、給電設備側でフリッカが発生することを抑制する。【解決手段】充電システム(1)は、給電設備(100)と、車両(2)とを備える。車両は、給電設備から受けたパイロット信号が示す交流上限値ACmaxに従って充電電流上限値Imaxを算出する第1演算部(11)と、充電電力指令値Pcomを算出する第2演算部(12)と、第1演算部によって算出されたImaxと第2演算部によって算出されたPcomに対応する電流値とのうちのいずれか小さい方に従って電池(5)の充電電流Iを制御する充電制御部(20)とを備える。第1演算部は、パイロット信号が示す交流上限値ACmaxが低下した場合、充電電流上限値Imaxの低下レートに制限を設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、車外の給電装置から供給される交流電力を用いて車載の電池を充電する電力制御装置に関する。
特開2011−135747号公報(特許文献1)には、車外の給電設備から供給される交流電力を直流電力に変換して車載の電池を充電する充電システムが開示されている。給電設備は、車両に供給可能な交流電流の許容値(以下「交流上限値」ともいう)に応じたデューティ比で発振するパイロット信号を車両に送信する。車両は、給電設備から受けたパイロット信号が示す交流上限値を超えないように電池の充電電流を制御する。
特開2011−135747号公報
特許文献1に開示された充電システムにおいて、車両側がたとえば電池の蓄電量などに応じて電池の充電電流指令値を決めている場合には、給電設備からのパイロット信号が示す交流上限値と車両側で決めた充電電流指令値とのいずれか小さい方に従って電池の充電電流を制御することが考えられる。これにより、電池の充電電流が給電設備の要求する交流上限値を超えることを抑制しつつ、電池の充電電流を可能な限り車両側で決めた充電電流指令値となるように制御することができる。
しかしながら、上記のように交流上限値と充電電流指令値とのいずれか小さい方に従って電池の充電電流を制御する場合、交流上限値が急減すると、交流上限値の急減に伴なって電池の充電電流も急減し、給電設備側の商用電源に接続される電気機器に供給される電力が不安定となり、いわゆるフリッカが発生することが懸念される。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、給電設備からの交流電力を用いて車載の電池を充電する際に、給電設備に接続される電気機器においてフリッカが発生することを抑制することである。
この発明に係る制御装置は、車外の給電設備から供給される交流電力を用いて車載の電池を充電する電力制御装置であって、給電設備から受けたパイロット信号が示す交流上限値に従って充電電流上限値を算出する第1演算部と、充電電力指令値を算出する第2演算部と、第1演算部によって算出された充電電流上限値と第2演算部によって算出された充電電力指令値に対応する電流値とのうちのいずれか小さい方に従って電池の充電電流を制御する充電制御部とを備える。第1演算部は、パイロット信号が示す交流上限値が低下した場合、充電電流上限値の単位時間あたりの低下量を所定量未満に制限する。
上記構成によれば、第1演算部は、パイロット信号が示す交流上限値が低下した場合、充電電流上限値の単位時間あたりの低下量を所定量未満に制限する。そのため、パイロット信号が示す交流上限値が急減しても、充電制御部による充電電流制御に実際に用いられる「充電電流上限値」が急減することが抑制される。その結果、給電設備からの交流電力を用いて車載の電池を充電する際に、給電設備に接続される電気機器においてフリッカが発生することを抑制することができる。
充電システムの全体構成を模式的に示す図である。 充電制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1演算部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2演算部の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態による電力制御装置を含む充電システム1の全体構成を模式的に示す図である。この充電システム1は、車両2と、給電設備(EVSE:Electric Vehicle Supply Equipment)100とを備える。
給電設備100は、ユーザの自宅などに設けられる個人用の給電設備であってもよいし、公共の充電ステーションに設けられる公共用の給電設備であってもよい。給電設備100は、電力ケーブル110を備える。電力ケーブル110は、交流電力線111と、信号線112と、車両2のインレット3に着脱可能なコネクタ113とを備える。電力ケーブル110のコネクタ113が車両2のインレット3に接続されると、電力ケーブル110内の交流電力線111および信号線112は、それぞれ車両2の交流電力線21および信号線13に接続される。
給電設備100は、コネクタ113がインレット3に接続された状態において、商用電源からの交流電力を交流電力線111を介して車両2に供給可能に構成されるとともに、信号線112を介して車両2にパイロット信号CPLTを出力する。ここで、パイロット信号CPLTは、給電設備100から車両2に供給可能な交流電流の許容値(以下「交流上限値ACmax」ともいう)に応じたデューティ比で発振する信号である。したがって、車両2は、給電設備100から受けたパイロット信号CPLTのデューティ比から、給電設備100が要求する交流上限値ACmaxを把握することができる。
給電設備100は、商用電源に接続される他の電気機器(図示せず)の作動状況などに応じて、パイロット信号CPLTのデューティ比(交流上限値ACmax)を切り替えることができる。なお、パイロット信号CPLTのデューティ比(交流上限値ACmax)の切り替えは、連続的であっても離散的であってもよい。
車両2は、いわゆる電動車両(電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車など)であり、図示しない車両駆動用モータを駆動するための電力を蓄える電池5を備える。電池5は、代表的には、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池により構成される。車両2は、給電設備100から供給される交流電力を用いた電池5の充電(以下「外部充電」ともいう)を実行可能に構成される。
外部充電に用いられる構成として、車両2は、インレット3と、充電器4と、監視ユニット6と、車両制御部7とを備える。充電器4は、制御部10と、充電制御部20とを備える。制御部10は、電流上限値演算部(以下「第1演算部」ともいう)11と、充電電力演算部(以下「第2演算部」ともいう)12とを備える。
車両制御部7、充電制御部20、第1演算部11、および第2演算部12の各々は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵し、メモリに記憶された情報などに基づいて所定の演算処理を実行する。
充電制御部20は、交流電力線21を介してインレット3に接続されるとともに、直流電力線22を介して電池5に接続される。充電制御部20は、制御部10からの信号(より詳しくは後述する充電電流上限値Imaxおよび充電電力指令値Pcom)に基づいて、給電設備100からの交流電力を直流電力に変換して電池5に供給する。これにより、電池5が充電される。
第1演算部11は、信号線13を介してインレット3に接続され、信号線14を介して充電制御部20に接続され、信号線15を介して第2演算部12に接続される。第2演算部12は、信号線16を介して車両制御部7に接続され、信号線17を介して充電制御部20に接続される。
電力ケーブル110のコネクタ113が車両2のインレット3に接続されると、電力ケーブル110内の信号線112が信号線13に接続される。これにより、第1演算部11には、給電設備100からのパイロット信号CPLTが入力される。
第1演算部11は、外部充電を行なう際、給電設備100から受けたパイロット信号CPLTのデューティ比が示す交流上限値ACmaxに従って充電電流上限値Imaxを算出し、算出結果を充電制御部20に出力する(後述の図3参照)。
監視ユニット6は、電池5の状態(電流IB、電圧VB、温度TB)を検出し、検出結果を車両制御部7に出力する。
車両制御部7は、外部充電を行なう際、監視ユニット6の検出結果などに基づいて電池5の充電電力要求値Preqを算出し、算出結果を第2演算部12に出力する。たとえば、車両制御部7は、監視ユニット6の検出結果から電池5のSOC(State Of Charge)を算出し、電池5のSOCに応じて充電電力要求値Preqを決定する。車両制御部7は、電池5のSOCの変化に応じて充電電力要求値Preqを変更する場合、充電電力要求値Preqが急増および急減しないように、充電電力要求値Preqの変化レート(単位時間あたりの変化量)を制限する。
第2演算部12は、外部充電を行なう際、車両制御部7から受けた充電電力要求値Preqと第1演算部11から受けた情報(後述の低下レート制限開始通知および低下レート制限終了通知)とに基づいて充電電力指令値Pcomを算出し、算出結果を充電制御部20に出力する(後述の図4参照)。
充電制御部20は、外部充電を行なう際、第1演算部11から受けた充電電流上限値Imaxと、第2演算部12から受けた充電電力指令値Pcomに対応する電流値(以下「充電電流指令値Icom」ともいう)とのうち、いずれか小さい方に従って電池5の充電電流Iを制御する。
図2は、外部充電を行なう際の充電制御部20の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは所定の演算周期で繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10にて、充電制御部20は、第1演算部11からの充電電流上限値Imaxを受信する。S11にて、充電制御部20は、第2演算部12からの充電電力指令値Pcomを受信する。
S12にて、充電制御部20は、S11で受信した充電電力指令値Pcomに対応する電流値、すなわち充電電流指令値Icomを算出する。たとえば、充電制御部20は、充電電力指令値Pcomを電池電圧VBで除算した値を充電電流指令値Icomとして算出する。
S13にて、充電制御部20は、S10で受信した充電電流上限値ImaxとS12で算出した充電電流指令値Icomのうちのいずれか小さい方に従って電池5の充電電流Iを制御する。具体的には、充電電流上限値Imaxよりも充電電流指令値Icomの方が小さい場合には電池5の充電電流Iが充電電流指令値Icomとなるように制御し、逆に充電電流指令値Icomよりも充電電流上限値Imaxの方が小さい場合には電池5の充電電流Iが充電電流上限値Imaxとなるように制御する。
これにより、外部充電を行なう際に、電池5の充電電流Iが交流上限値ACmax(充電電流上限値Imax)を超えることを抑制しつつ、電池5の充電電流Iを可能な限り充電電流指令値Icomとなるように制御することができる。
[充電電流上限値Imaxの低下レート制限]
上述のように、本実施の形態による充電制御部20は、外部充電を行なう際、充電電流上限値Imaxと充電電流指令値Icomのうちのいずれか小さい方に従って電池5の充電電流Iを制御する。そのため、仮にパイロット信号CPLTが示す交流上限値ACmaxがそのまま充電電流上限値Imaxに設定されてしまうと、交流上限値ACmaxが急減した場合に給電設備100側の商用電源でフリッカが発生することが懸念される。すなわち、交流上限値ACmaxの急減に伴なって充電電流上限値Imaxが充電電流指令値Icomよりも高い値から低い値に急減し、電池5の充電電流I(すなわち給電設備100から車両2に供給される電力)も急減してしまうため、給電設備100の商用電源に接続される他の電気機器(図示せず)に供給される電力が不安定となりフリッカが発生することが懸念される。
そこで、本実施の形態による第1演算部11は、外部充電を行なう際に、交流上限値ACmaxが低下した場合には、充電電流上限値Imaxの低下レート(単位時間あたりの低下量)に制限を設ける。
図3は、第1演算部11が充電電流上限値Imaxを算出する際に行なう処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは所定の演算周期で繰り返し実行される。
S20にて、第1演算部11は、給電設備100から受けたパイロット信号CPLTのデューティ比から交流上限値ACmaxを算出する。S21にて、第1演算部11は、S20で算出された今回サイクルの交流上限値ACmaxが低下したか否かを判定する。具体的には、第1演算部11は、メモリに記憶されている交流上限値ACmax(以下「記憶値ACmax(m)という」)に対する、今回サイクルの交流上限値ACmaxの低下量(=ACmax(m)−ACmax)が所定値Δiよりも大きい場合に、交流上限値ACmaxが低下したと判定する。所定値Δiは、たとえば、充電電流上限値Imaxが1回の演算周期あたりに所定値Δiだけ低下しても給電設備100側でフリッカが生じない値の最大値に予め設定される。
今回サイクルの交流上限値ACmaxの低下量(=ACmax(m)−ACmax)が所定値Δiよりも小さい場合(S21にてNO)、すなわち今回サイクルの交流上限値ACmaxが低下していないと判定された場合、第1演算部11は、S22にて、充電電流上限値Imaxの低下レート制限中であるか否かを判定する。第1演算部11は、第2演算部12に出力した直近の通知が低下レート制限を開始する旨の通知(以下「低下レート制限開始通知」という)である場合に低下レート制限中であると判定し、第2演算部12に出力した直近の通知が低下レート制限を終了する旨の通知(以下「低下レート制限終了通知」という)である場合に低下レート制限中でないと判定する。
低下レート制限中である場合(S22にてYES)、第1演算部11は、S23にて低下レート制限終了通知を第2演算部12に出力し、その後、処理をS24に移す。一方、低下レート制限中でない場合(S22にてNO)、第1演算部11は、S23の処理をスキップし、処理をS24に移す。
S24にて、第1演算部11は、S20で算出された今回サイクルの交流上限値ACmaxをメモリに記憶する。これにより、記憶値ACmax(m)は、S20で算出された今回サイクルの交流上限値ACmaxの値に更新される。S25にて、第1演算部11は、S20で算出された今回サイクルの交流上限値ACmaxを今回サイクルの充電電流上限値Imaxに設定する。その後、第1演算部11は、処理をS26に移す。
一方、今回サイクルの交流上限値ACmaxの低下量(=ACmax(m)−ACmax)が所定値Δiよりも大きい場合(S21にてYES)、すなわち交流上限値ACmaxが低下したと判定された場合、第1演算部11は、S28〜S32にて、充電電流上限値Imaxの低下レート制限を行なう。
本実施の形態において、充電電流上限値Imaxの低下レート制限とは、充電電流上限値Imaxの1回の演算周期あたりの低下量(低下レート)を所定量Δiに制限することを意味する。ここで、所定量Δiは、上述のように、充電電流上限値Imaxが1回の演算周期あたりに所定値Δiだけ低下しても給電設備100側でフリッカが生じない値の最大値に予め設定される。
S28にて、第1演算部11は、低下レート制限中であるか否かを判定する。なお、S28の処理は、S22の処理と同じ内容であるので詳細な説明はここでは繰り返さない。
低下レート制限中でない場合(S28にてNO)、第1演算部11は、S29にて低下レート制限開始通知を第2演算部12に出力する。その後、第1演算部11は、処理をS30に移す。一方、低下レート制限中である場合(S28にてYES)、第1演算部11は、S29の処理をスキップし、処理をS30に移す。
S30にて、第1演算部11は、前回サイクルの充電電流上限値Imax(n−1)から所定値Δiを減算した値(=Imax(n−1)−Δi)がS20で算出された今回サイクルの交流上限値ACmaxよりも大きいか否かを判定する。
前回サイクルの充電電流上限値Imax(n−1)から所定値Δiを減算した値(=Imax(n−1)−Δi)が今回サイクルの交流上限値ACmaxよりも大きい場合(S30にてYES)、第1演算部11は、S31にて、前回サイクルの充電電流上限値Imax(n−1)から所定値Δiを減算した値(=Imax(n−1)−Δi)を今回サイクルの充電電流上限値Imaxに設定する。その後、第1演算部11は、処理をS26に移す。
一方、前回サイクルの充電電流上限値Imax(n−1)から所定値Δiを減算した値(=Imax(n−1)−Δi)が今回サイクルの交流上限値ACmaxよりも小さい場合(S30にてNO)、第1演算部11は、S32にて、今回サイクルの交流上限値ACmaxを今回サイクルの充電電流上限値Imaxに設定する。その後、第1演算部11は、処理をS26に移す。
S26にて、第1演算部11は、S25、S31およびS32のいずれかで設定された今回サイクルの充電電流上限値Imaxを充電制御部20に出力し、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態による第1演算部11は、パイロット信号CPLTが示す交流上限値ACmaxが低下した場合、充電電流上限値Imaxをそのまま交流上限値ACmaxに低下させるのではなく、1回の演算周期あたりに所定値Δiだけ低下するレートで、充電電流上限値Imaxを低下させる。ここで、所定値Δiは、上述のように、充電電流上限値Imaxが1回の演算周期あたりに所定値Δiだけ低下しても給電設備100側でフリッカが生じない値に予め設定される。そのため、パイロット信号CPLTが示す交流上限値ACmaxが急減しても、充電制御部20による充電電流Iの制御に実際に用いられる「充電電流上限値Imax」が急減することが抑制される。その結果、外部充電を行なう際に、給電設備100に接続される電気機器においてフリッカが発生することを抑制することができる。
[充電電力指令値Pcomの算出処理]
図4は、第2演算部12が充電電力指令値Pcomを算出する際に行なう処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは所定の演算周期で繰り返し実行される。
S40にて、第2演算部12は、第1演算部11による充電電流上限値Imaxの低下レート制限中であるか否かを判定する。第2演算部12は、第1演算部11から受けた直近の通知が低下レート制限開始通知である場合に低下レート制限中であると判定し、第1演算部11から受けた直近の通知が低下レート制限終了通知である場合に低下レート制限中でないと判定する。
低下レート制限中でない場合(S40にてNO)、第2演算部12は、S41にて車両制御部7からの充電電力要求値Preqを受信し、S42にて充電電力要求値Preqをメモリに記憶する。その後、第2演算部12は、処理をS43に移す。
一方、低下レート制限中である場合(S40にてYES)、第2演算部12は、S41およびS42の処理をスキップし、処理をS43に移す。すなわち、第2演算部12は、第1演算部11による充電電流上限値Imaxの低下レート制限中においては、S41およびS42の処理(充電電力要求値Preqの新たな受信および記憶)を行なわない。したがって、メモリに記憶されている充電電力要求値Preqは、低下レート制限開始直前の値に維持される。そのため、第1演算部11が充電電流上限値Imaxの低下レート制限を行なっている期間においては、充電電力指令値Pcomが一定値(低下レート制限開始直前の値)に維持される。
S43にて、第2演算部12は、メモリに記憶されている充電電力要求値Preqを充電電力指令値Pcomに設定する。その後、第2演算部12は、S44にて充電電力指令値Pcomを充電制御部20に出力する。
以上のように、第2演算部12は、第1演算部11による充電電流上限値Imaxの低下レート制限中においては、充電電力指令値Pcomを一定値に維持する。そのため、第1演算部11による低下レート制限中に充電電力指令値Pcomが変化して充電制御部20による充電電流Iの制御が煩雑になることを抑制することができる。
<変形例>
上述の実施の形態においては、第1演算部11および第2演算部12が充電器4の内部に設けられる場合を示したが、第1演算部11および第2演算部12の設置場所は充電器4の内部に限定されない。たとえば、第1演算部11および第2演算部12を車両制御部7の内部(充電器4の外部)に設けるようにしてもよい。また、第1演算部11を充電器4の内部に設け、第2演算部12を車両制御部7の内部に設けるようにしてもよい。
また、第1演算部11による充電電流上限値Imaxの低下レート制限中に第2演算部12が充電電力指令値Pcomを一定値に維持する機能については省略することも可能である。すなわち、車両制御部7が算出した充電電力要求値Preqをそのまま充電電力指令値Pcomとして車両制御部7から充電制御部20に出力するようにしてもよい。このようにしても、第1演算部11による第1演算部11による低下レート制限によって、給電設備100側でフリッカが発生することを抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 充電システム、2 車両、3 インレット、4 充電器、5 電池、6 監視ユニット、7 車両制御部、10 制御部、11 第1演算部、12 第2演算部、13,14,15,16,17,112 信号線、20 充電制御部、21,111 交流電力線、22 直流電力線、100 給電設備、110 電力ケーブル、113 コネクタ。

Claims (1)

  1. 車外の給電設備から供給される交流電力を用いて車載の電池を充電する電力制御装置であって、
    前記給電設備から受けたパイロット信号が示す交流上限値に従って充電電流上限値を算出する第1演算部と、
    充電電力指令値を算出する第2演算部と、
    前記第1演算部によって算出された前記充電電流上限値と前記第2演算部によって算出された前記充電電力指令値に対応する電流値とのうちのいずれか小さい方に従って前記電池の充電電流を制御する充電制御部とを備え、
    前記第1演算部は、前記パイロット信号が示す前記交流上限値が低下した場合、前記充電電流上限値の単位時間あたりの低下量を所定量未満に制限する、電力制御装置。
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