JP2017156157A - 感知センサ及び感知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保管による測定精度の低下を抑制した感知センサを提供すること。【解決手段】励振電極42の表面に形成した吸着膜47に感知対象物を吸着させて感知する感知センサ2において、感知センサ2における吸着膜47の表面を覆うように高粘度材料の保護剤40を塗布している。従って、感知センサ2を保管したときに吸着膜47の乾燥や劣化を抑制することができる。そして感知センサ2を使用するにあたっては、感知センサ2に設けられた試料液を水晶振動子4の表面に通流させる供給流路57にリン酸緩衝液9を流すことで、保護剤40を除去することができる。そのため、簡単な操作で吸着膜47を露出させ、感知対象物の測定を行うことができる。【選択図】図6

Description

本発明は、圧電振動子の発振周波数に基づいて、試料液に含まれる感知対象物を感知するための感知センサ及び感知方法に関する。
試料流体中の感知対象物、例えば血液中あるいは血清中の微量なタンパク質を感知する方法として、例えば特許文献1に示すようなQCM(Quartz Crystal Microbalance)を利用した感知センサが示されている。QCMは励振電極の表面に、例えば抗体で構成され抗原抗体反応により抗原である感知対象物を吸着する吸着膜が設けられた水晶振動子を用い、試料溶液中の感知対象物の吸着による質量負荷を、水晶振動子の周波数の変化として捉えて、感知対象物の定量を行うものである。この基本原理を利用し、医療現場での診断や食品検査にも用いられている簡易計測への応用も可能である。
感知装置においては、測定方法の簡便化や、多くの試料液を測定するための効率化のため、吸着膜が設けられた水晶振動子を備えた感知センサ部分を装置本体部と着脱自在に構成し、感知対象物の測定を行うときに装置本体に新品の感知センサを接続して測定を行う。そして繰り返し同じ感知センサに試料液を注入すると、吸着膜の吸着力が低下するため、測定に使用した感知センサを取り外し、新たな感知センサを接続して測定することで感知精度を維持している。
このように新品の感知センサを複数保持し、交換しながら測定するため感知センサは新品の状態で長期間保管されることがある。しかしながら例えば抗体などの生体分子を用いた吸着膜を備えた感知センサを長期間保管したときに、乾燥などにより吸着膜を構成するタンパク質が変性や分解して失活し、吸着能が低下して測定精度が低下することがあった。
特許文献2には、金属電極の表面にフォトレジスト保護膜を成膜した後、光を照射してフォトレジスト保護膜を硬化させて、金属電極への塵などの汚染物の付着を抑制した感知センサが記載されている。しかしながら電極に抗体などの生体分子からなる吸着層の保護については記載されていない。
特開2012−145566号公報 特開2007−40703号公報
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、保管による測定精度の低下を抑制した感知センサを提供することにある。
本発明の感知センサは、発振周波数を測定するための測定器に接続される接続端子を備えると共に、一面側に凹部が形成された配線基板と、
圧電片に励振電極を設けて構成され、前記凹部を塞ぎ且つ振動領域が凹部と対向するように前記配線基板に固定されると共に、励振電極が前記接続端子に電気的に接続され、一面側に試料液中の感知対象物を吸着する生体分子からなる吸着膜が形成された圧電振動子と、
前記吸着膜の表面を覆うように設けられ、生体分子の失活を抑制するための高粘度のゲル状の保護剤と、
圧電振動子を含む配線基板の一面側の領域を覆うように設けられ、試料液の注入口を備えた流路形成部材と、
前記配線基板と流路形成部材との間に形成され、前記注入口に供給された試料液を、圧電振動子の一面側において一端側から他端側へ向けて流通させる流路と、を備えたことを特徴とする。
また本発明の感知方法は、試料液中に含まれる感知対象物を吸着する生体分子からなる吸着膜が形成された圧電振動子を発振させて、前記圧電振動子の振動数に基づいて感知対象物を感知する感知方法において、
上述の感知センサを前記測定器に接続する工程と、
前記注入口に保護剤を除去する除去剤を注入し、前記流路に除去剤を通流させて、除去剤により保護剤を除去する工程と、
その後前記注入口に試料液を注入して感知対象物を感知する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明は、励振電極に感知対象物を吸着する生体分子からなる吸着膜が設けられた水晶振動子の一面側に、試料液を通流させて吸着膜に感知対象物を吸着させる感知センサにおいて、吸着膜の表面を覆うように高粘度材料の保護剤を塗布している。従って、吸着膜の乾燥などによる生体分子の劣化を抑制することができるため、保管による測定精度の低下を抑制できる。そして感知センサを使用するにあたっては、感知センサに設けられた試料液を水晶振動子の表面に通流させる流路に除去剤を流すことで、保護剤を除去することができる。そのため、簡単な操作で吸着膜を露出させ、感知対象物の測定を行うことができる。
本発明に係る感知装置及び感知センサの斜視図である。 感知センサの分解斜視図である。 感知センサの各部の上面側を示した分解斜視図である。 感知センサの一部の下面側を示した分解斜視図である。 水晶振動子の表面側及び裏面側を示す平面図である。 保護剤を塗布した水晶振動子の表面を示す断面図である・ 前記感知センサの縦断側面図である。 前記感知装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る感知センサの作用を説明する説明図である。 リン酸緩衝液による保護剤の除去を説明する説明図である。 リン酸緩衝液による保護剤の除去を説明する説明図である。 感知センサに供給された液体の通流を説明する説明図である。 本発明の実施の形態の他の例を示す縦断面図である。 実施例及び比較例において試験前後における周波数変動量を示す特性図である。
以下本発明の実施の形態に係る感知センサを用いた感知装置について説明する。この感知装置は、マイクロ流体チップを利用し、例えば人間の鼻腔の拭い液から得られた試料液中のウイルスなどの抗原の有無を検出し、人間のウイルスの感染の有無を判定することができるように構成されている。図1の外観斜視図に示すように、感知装置は、測定器である本体部12と、感知センサ2と、を備えている。感知センサ2は、本体部12に形成された差込口17に着脱自在に接続されている。本体部12の上面には、例えば液晶表示画面により構成される表示部16が設けられており、表示部16は、例えば本体部12内に設けられた後述する発振回路の出力周波数あるいは、周波数の変化分等の測定結果もしくは、感知対象物の検出の有無等を表示する。
続いて感知センサ2について説明する。図2は図1に示した感知センサ2における上側カバー体21を外した状態を示す斜視図、図3、図4は夫々感知センサ2の各部材の表側(上面側)及び一部の裏面(下面側)を示した斜視図である。
感知センサ2は、図2に示すように上側カバー体21と下側ケース22とで構成される容器20を備えている。下側ケース22の上方には、図3に示すように長さ方向に延伸された形状の配線基板3が設けられ、配線基板3における長さ方向の一端側には前述の本体部12の差込口17に差し込まれる差込部31が形成されている。以下明細書中では、感知センサ2の差込部31側を前方、他端側を後方とする。
配線基板3の後方側の位置には、貫通孔32が形成されており、配線基板3は貫通孔32が下側ケース22の底面によって塞がれると共に、下側ケース22の外側に差込部31が突出するように配置される。この下側ケース22により下方が塞がれた貫通孔32は、凹部に相当する。配線基板3の表面側には、長さ方向に伸びる3本の配線25〜27が設けられており、各配線25〜27の一端側は、差込部31において、夫々端子部252、262、272が形成されている。また各配線25〜27の他端側は貫通孔32の外縁にて、夫々端子部251、261及び271が形成されている。更に配線基板3における貫通孔32の更に後方には、配線基板3の水平位置を決めるための孔部33が幅方向に2か所並べて形成されている。
続いて水晶振動子4についてその表面側、裏面側を夫々示した図5(a)、図5(b)も参照しながら説明する。水晶振動子4は、例えばATカットで構成された円板状の水晶片41を備えている。水晶振動子4の表面側には、例えば金(Au)により互いに並行する2本の電極、第1及び第2の励振電極42A、42Bを前方側にて接続した共通電極42が設けられている。また水晶振動子4の裏面側には、例えばAuにより、第1及び第2の励振電極43A、43Bが前記第1の励振電極42A及び前記第2の励振電極42Bと夫々対向する位置に設けられている。この水晶振動子4の共通電極42における第1の励振電極42Aと、第1の励振電極43Aと、で挟まれた領域は、第1の振動領域61となる。また第2の励振電極42Bと、第2の励振電極43Bと、で挟まれた領域は、第2の振動領域62となる。これらの第1及び第2の振動領域61、62は、互いに離間して設けられ、各々独立して振動する。
共通電極42からは水晶片41の前方側周縁部に向かって引出電極44が伸ばされており、この引出電極は44は、水晶片41の側面を引き回され、水晶片41の裏面の周縁部にて端子部44aが形成されている。また第1及び第2の励振電極43A、43Bから水晶片41の周縁に向かって引出電極45、46が引き出されており、水晶片41の周縁部にて夫々端子部45a、46aが形成されている。
図6も参照して説明すると、共通電極42における一方の第1の励振電極42Aの表面であって、第1の振動領域61となる領域には、感知対象物と選択的に結合する抗体470により構成された吸着膜47が設けられ、さらに共通電極42において、吸着膜47が設けられた領域以外の領域及び引出電極44については、表面に感知対象物の付着を阻害するブロッキング膜48が設けられる。
吸着膜47及びブロッキング膜48を設けた後、図5(a)、図6に示すように、共通電極42の表面を覆うように、例えばグリセリンや糖などのゲル状の高粘度材料で構成された保護剤40を塗布する。これにより吸着膜47の表面に形成されている抗体470、及びブロッキング膜48を含む共通電極42の表面全体が保護剤40により覆われる。
保護剤40の塗布を行った水晶振動子4は、図3、4に示すように水晶振動子4の裏面側の第1及び第2の励振電極43A、43Bが配線基板3の貫通孔32に臨むように配置され、端子部44a〜46aと、配線基板3上に設けられた夫々の対応する端子部261、251及び271とが、導電性接着剤により接着される。
図3、図4に示すように配線基板3の上面側には、流路形成部材5が設けられている。流路形成部材5は、例えばPDMS(ポリジメチルシロキサン)で構成された板状の部材で構成される。流路形成部材5の後方寄りの位置には、流路形成部材5の位置合わせをするための孔部58が、配線基板3に形成された孔部33と対応する位置に、流路形成部材5を厚さ方向に貫通するように設けられている。
図4に示すように流路形成部材5の下面側には、水晶振動子4が収まるように概略円形の窪み54が形成されている。また流路形成部材5の下面側には、配線基板3に形成された各配線25〜27が収まり、窪み54に夫々連通した溝253、263、273が形成されている。窪み54には、流路形成部材5が配線基板3側に押圧されたときに水晶振動子4の表面との間に試料液の供給流路57を区画形成する囲み部51が設けられている。この囲み部51は、感知センサ2の前後方向にその長さ方向が向くように、その外縁が小判型に形成された環状の突出部により構成されている。囲み部51は、窪み54から300μmの厚さに突出するように構成され、囲み部51の内側の領域は、窪み54と同じ高さの平面になっている。流路形成部材5には、供給流路57の前端と後端とに夫々開口し、厚さ方向に貫通する貫通孔52、53が穿設されている。
流路形成部材5は、孔部58が配線基板3に設けられた孔部33と揃うように配置される。この時囲み部51が水晶振動子4の上面に配置され、供給流路57の下面側が水晶振動子4により塞がれる。この時第1及び第2の励振電極が42A、42Bが供給流路57の中心に並んで収まる。従って図5(a)に示すように第1及び第2の振動領域61、62は、貫通孔52から貫通孔53に向かう方向に対して、左右に並ぶように配置される。図7に示すように、この囲み部51と水晶振動子4とに囲まれた領域は、底面が水晶振動子4により構成され、天上面と底面が平行に伸びる深さ300μmの供給流路57を形成する。
また図3、図7に示すように前記貫通孔52、53には、夫々多孔質の部材で構成された入口側毛細管部材55と出口側毛細管部材56が着脱自在に設けられている。
入口側毛細管部材55は、例えば円柱状の部材であり、例えばポリビニルアルコール(PVA)などの化学繊維束により構成されている。入口側毛細管部材55は、貫通孔52を塞ぐように配置され、その上端が後述する上側カバー体21に形成された注入口23に露出し、下端が供給流路57内に進入するように設けられている。出口側毛細管部材56も同様にポリビニルアルコール(PVA)などの化学繊維束により構成され、上方に伸びた後、屈曲して水平に伸びるL字型に形成される。出口側毛細管部材56は、貫通孔53を塞ぎ、その下端が供給流路57内に進入するように配置されている。更に出口側毛細管部材56の下端は、前方側から後方側に向かって傾斜している。
出口側毛細管部材56の他端側は、例えば親水性のガラス管で構成される廃液流路59の一端側に挿入されている。廃液流路59の他端側には、例えば廃液流路59から流出する液体を吸引する毛細管シート71と、毛細管シート71で吸引された液体を吸収する吸収部材72から構成される廃液吸収部7が接続されている。下側ケース22には、廃液吸収部7を収納すると共に、吸収部材72からの液漏れを防ぐためのケース体73が設けられている。なお図中75は廃液流路59を支持する支持部材である。
上側カバー体21について説明する。図2、図3に示すように下側ケース体22には、差込部31を除いた配線基板3、水晶振動子4、入口側毛細管部材55及び出口側毛細管部材56が接続された流路形成部材5、廃液流路59及び廃液吸収部7が収納され、上部カバー体21は、下部ケース体22の周囲を上方側から覆うように設けられる。上側カバー体21の上面側にはすり鉢状に傾斜した注入口23が形成されている。図4に示すように上側カバー体21の裏面側には、流路形成部材5を配線基板3に押圧するための押圧部90が設けられている。押圧部90は、例えば略箱形に構成され、上側カバー体21を下側ケース22に嵌合して互いに係止した時に、その下面にて流路形成部材5の上面全体を垂直下方に押圧して、囲み部51を水晶振動子4に密着させる。また押圧部90には、貫通孔52に対応する位置に注入口23に貫通する貫通孔91が設けられている。
また押圧部90には、貫通孔53に対応する位置から後方側に向かって、廃液流路59及び出口側毛細管部材56の設置領域を確保するための切欠き92が形成されている。さらに押圧部90には、流路形成部材5及び配線基板3に夫々設けられた孔部58、33に挿入され、流路形成部材5及び配線基板3のずれを規制するための固定柱93が設けられている。
続いて感知センサ2を用いた感知装置の全体構成について説明する。上記の感知センサ2の差込部31が、本体部12に差し込まれると、差込部31に形成された端子部252、262、272が本体部12に、これらの端子部252、262、272と対応するように形成された図示しない接続端子部に電気的に接続されて、図8に概略図で示す感知装置を構成する。図8に示すように本体部12には、例えばコルピッツ回路で構成された第1の発振回路63及び第2の発振回路64が設けられており、第1の発振回路63は水晶振動子4における第1の励振電極42Aと第1の励振電極43Aとに挟まれた領域である第1の振動領域61を、第2の発振回路64は第2の励振電極42Bと第2の励振電極43Bとに挟まれた領域である第2の振動領域62を夫々発振させるように構成されている。また水晶振動子4の上面側の第1及び第2の励振電極42A、42Bは発振時にアース電位となるように接続される。
第1及び第2の発振回路63、64の出力側は、スイッチ部65と接続され、スイッチ部65の後段にはデータ処理部66が設けられる。データ処理部66は、入力信号である周波数信号のディジタル処理を行い、第1の発振回路63により出力される発振周波数「F1」の時系列データと、第2の発振回路64により出力される発振周波数「F2」の時系列データと、を取得する。
本発明の感知装置では、スイッチ部65により、データ処理部66と第1の発振回路63とを接続するチャンネル1と、データ処理部66と第2の発振回路64とを接続するチャンネル2とを交互に切り替えた間欠発振を行うことにより、感知センサ2の2つの振動領域61、62間の干渉を避け、安定した周波数信号を取得できるように構成している。そしてこれらの周波数信号は、例えば時分割されて、データ処理部66に取り込まれる。データ処理部66では、周波数信号を例えばディジタル値として算出し、算出されたディジタル値の時分割データに基づいて、演算処理を行い、例えば、抗原の有無などの演算結果を表示部16に表示する。
続いて感知センサ2を用いた試料液中の感知対象物の有無を判定方法について説明する。先ず新品の感知センサ2の差込部31を本体部12の差込口17に挿入して、感知センサ2と本体部12とを接続する。その後図示しないインジェクタを用いて、図9に示すように注入口23に、保護剤40の除去剤、例えばリン酸緩衝液9を注入する。この時リン酸緩衝液9は毛細管現象により入口側毛細管部材55に吸収され、当該入口側毛細管部材55内を通流し、供給流路57に流れ込んで水晶振動子4の前方側の表面に供給される。
水晶振動子4を構成する水晶片41の表面は親水性であるため、リン酸緩衝液9は、供給流路57内を濡れ拡がる。そして供給流路57に広がったリン酸緩衝液9に続いて入口側毛細管部材55内のリン酸緩衝液9は、表面張力により水晶片41の表面へ引きだされ、注入口23から供給流路57へ連続して流れていく。
リン酸緩衝液9が供給流路57を満たすと、図10に示すように保護剤40がリン酸緩衝液9に接する。保護剤40は、グリセリンや糖などで構成されているため、徐々にリン酸緩衝液9に溶解する。そのため図11に示すように共通電極42の表面を覆うように設けられた保護剤40が徐々に除去されて、励振電極42Aの表面の吸着膜47が露出する。また励振電極42Bの表面においては、ブロッキング膜48が露出する。
そして図12に示すように水晶振動子4の表面を流れるリン酸緩衝液9が出口側毛細管部材56に到達すると、リン酸緩衝液9は毛細管現象により出口側毛細管部材56に吸収され、当該出口側毛細管部材56内を流れて廃液流路59へ滲み出る。ここで毛細管現象に加えてサイホンの原理が働き、引き続き注入口23に供給されたリン酸緩衝液9が水晶振動子4の表面を通過して廃液流路59へと排出される。そして共通電極42を覆っていた保護剤40は、リン酸緩衝液9に溶けだしているため、リン酸緩衝液9と共に廃液流路59に排出される。
廃液流路59内のリン酸緩衝液9は当該廃液流路59内を下流側に流れ、毛細管シート71に到達する。廃液流路59内のリン酸緩衝液9が毛細管シート71に到達すると、廃液流路59を通流するリン酸緩衝液9の移動速度よりも大きい速度にて毛細管シート71側にリン酸緩衝液9が吸収される。そしてリン酸緩衝液9は、毛細管シート71内を毛細管現象により広がるように通流して行く。この時廃液流路59内にてリン酸緩衝液9が途切れた状態が形成される。
こうして廃液流路59内にてリン酸緩衝液9が分断されると、毛細管シート71側のリン酸緩衝液9は、毛細管シート71に接触する吸収部材72に吸収されて貯留される。一方注入口23に残存するリン酸緩衝液9は、毛細管現象とサイホンの原理とにより、廃液流路59に向けて流れようとするため、このリン酸緩衝液9の流れにより廃液流路59内に残存したリン酸緩衝液9は下流側に移動していき、再び毛細管シート71と接触する。このようにして廃液流路59内のリン酸緩衝液9の分断と、リン酸緩衝液9の通流とが繰り返されて供給流路57内のリン酸緩衝液9が廃液流路59に流れる。このようにして保護剤40が溶解したリン酸緩衝液9は、すべて廃液流路59へ排出される。そして注入口23内のリン酸緩衝液9がすべて通流したところリン酸緩衝液9を下流側に押し流す力が弱まり、廃液流路59内ではリン酸緩衝液9が分断された状態で停止する。従って供給流路57内は後続のリン酸緩衝液9、即ち保護剤40を含まないリン酸緩衝液9で満たされた状態となる。既述のように水晶振動子4の表面に塗布した保護剤40は除去されているため、吸着膜47及びブロッキング膜48も露出し、リン酸緩衝液9に接した状態となる。
続いて試料液を注入口23に供給する。これにより入口側毛細管部材55に吸収されているリン酸緩衝液9に加わる圧力が高くなり、当該リン酸緩衝液9は再び廃液流路59内を下流側に向かって流れ、注入口23に注入された試料液が入口側毛細管部材55に吸収される。入口側毛細管部材55に吸収された試料液は、リン酸緩衝液9と同様に入口側毛細管部材55から供給流路57に流入する。これにより、供給流路57を満たしていたリン酸緩衝液9が下流側に押し流され、出口側毛細管部材56に吸収されて、供給流路57から排出される。この結果、供給流路57内がリン酸緩衝液9から試料液に置換される。
励振電極42A、42Bは、供給流路57の入り口側から出口側に見て対称に形成されているためこれら第1及び第2の励振電極42A、42Bは供給流路57内の液の入れ替わりによる圧力変化を均等に受け、当該圧力変化による第1の振動領域61、第2の振動領域62の発振周波数が互いに揃って変化する。試料液中に感知対象物が含まれる場合には、第1の励振電極42A上の吸着膜47に当該感知対象物が吸着される。一方第2の励振電極42B上は、ブロッキング膜48となっているため、感知対象物が吸着されない。このため吸着膜47への感知対象物の吸着量に応じて、第1の振動領域61の周波数が下降する。従ってデータ処理部66にて、例えば第1の発振回路63により出力される発振周波数F1と、第2の発振回路64により出力される発振周波数F2との差分値となる周波数変化量F1−F2を取得した場合に、吸着膜47への感知対象物の吸着量に応じて周波数変化量F1−F2が変化する。このように周波数変化量F1−F2の変化に基づいて感知対象物の有無を判定することができる。
ここで感知センサ2は、共通電極42の表面を保護剤40で覆われた新品の状態で保管されている。吸着膜47を構成する抗体470は、例えば乾燥や雰囲気中に含まれる物質により、変性してしまい吸着能が低下することがあるが、保護剤40は、グリセリンや糖などの高粘度のゲル状であるため保湿力が高く、吸着膜47の乾燥を防ぐことができ、吸着膜47の雰囲気との接触を抑制し、生体分子の変性を抑制することができ。また糖やグリセリンは、生体分子の構造を維持することができるため、保護剤40により吸着膜47を覆った時にも抗体470などの生体分子の構造を維持したまま保護することができる。
さらに水晶振動子4の表面に保護剤40が付着した状態だと水晶振動子4の発振が妨げられる。そのため感知センサ2を本体部12に接続して測定を行うにあたっては、水晶振動子4の表面から保護剤40を除去する必要がある。上述の実施の形態では、リン酸緩衝液9を感知センサ2の注入口23に供給することで、入口側毛細管部材55を介して、試料液を通流させる供給流路57にリン酸緩衝液9を通流させて保護剤40を除去することができる。そのため感知センサ2の分解や洗浄、乾燥及び組立など工程を行うことなく簡易な方法で保護剤40を除去して、吸着膜47を露出させることができ、試料液の測定を行うことができる。
上述の実施の形態は、第1の励振電極42の表面に形成した吸着膜47に感知対象物を吸着させて感知する感知センサ2において、感知センサ2における吸着膜47の表面を覆うように高粘度材料の保護剤40を塗布している。従って、感知センサ2を保管したときに吸着膜47の乾燥や劣化を抑制することができる。そして感知センサ2を使用するにあたっては、感知センサ2に設けられた試料液を水晶振動子4の表面に通流させる供給流路57にリン酸緩衝液9を流すことで、保護剤40を除去することができる。そのため、簡単な操作で吸着膜47を露出させ、感知対象物の測定を行うことができる。
また感知センサ2を感知装置の本体部12に接続する前に感知センサ2にリン酸緩衝液9を注入してもよい。図9〜図12に示したように注入口23に注入された試料液は毛細管現象と、サイホンの原理により供給流路57を流れる。そのため感知センサ2を感知装置の本体部12に接続する前においてもリン酸緩衝液9を水晶振動子4の表面を通流させることができるため、保護剤40を洗い流すことができる。
また吸着膜47は、例えばタンパク質や核酸等を用いた吸着膜47でも良い。このようなタンパク質や拡散などの生体分子は、雰囲気との接触や乾燥により失活しやすい。そのため吸着膜47を保護剤40で覆うことにより生体分子の失活を抑制することができ、吸着膜47の吸着能の低下を抑制することができる。更に保護剤40にグリセリンや糖などを用いることにより、生体分子の構造を維持したまま保護できるため同様の効果がある。
また保護剤40を除去するための除去剤は、保護剤40を洗い流すことのできる液体であればよいが、例えば実施の形態に示したリン酸緩衝液9、生理食塩水や他の緩衝液を用いることができる。このような生体分子の活性を阻害しない等張液を用いることで、吸着膜47を露出させたときに液体の成分により生体分子の失活するおそれが少なくなるため、より好ましい
また本発明は毛細管現象を利用して水晶振動子4に試料液を供給する感知センサ1に限らず、試料液を流すフロータイプの感知センサを用いた感知装置でもよい。図13にこのような感知装置を示す。図13中、100は上部材、101は下部材、102は配線基板、103は水晶振動子、105は水晶片、106、107は電極、108は押圧部材、109は給液ポート、110は排液ポートである。上部材100は下部材101に対して分離可能に構成され、水晶振動子103を交換できるようになっている。そして水晶振動子103の電極106の表面には、図5に示した水晶振動子と同様に生体分子からなる図示しない吸着膜が形成され、試料液が通流する流路側の電極106を覆うように保護剤104が塗布されている。
このフロータイプの測定ユニットでは、試料液は給液ポート109から水晶振動子103の表面側の空間を介して排液ポート110側に流れ、参照液あるいは試料液を通流させながら水晶振動子103の発振周波数を測定する。このような感知装置を用いる場合にも感知センサを本体部に接続した後、リン酸緩衝液9を水晶振動子103の表面に通流させることにより、保護剤104を除去して吸着膜を露出させることができる。この場合においても試料液を通流させる流路を利用してリン酸緩衝液9を通流させることができるため、簡易な方法で保護剤40を除去して、吸着膜を露出させることができる。
本発明の実施の形態の効果を検証するために以下の試験を行った。上述の実施の形態に示した感知センサ2を用いた例を実施例とした。また比較例として、保護剤40を塗布しないことを除いて実施例と同様に構成した例を比較例とした。実施例及び比較例に係るサンプルをアルミパック内に真空状態で梱包し、40℃、3週間保管する加速試験を行った後、実施の形態に示した本体部に接続しCRP(100ng/ml)の計測を行い、実施の形態に示した測定方法に従い発振周波数の測定を行い周波数の変化量F1−F2を調べた。また実施例及び比較例に係るサンプルを加速試験前に実施の形態に示した本体部12に接続しCRP(100ng/ml)の計測を行い、周波数変化量(F1−F2)を調べた。
なお高温環境保管下において、水晶振動子4は、エージング劣化と呼ばれる周波数変動を起こすが、エージング劣化は保管温度が高い程、周波数変動量が大きくなる、いわゆる熱活性過程であり、40℃にて21日間保管後の周波数変動量は室温(25℃)にて2か月間経過したときの周波数変動量に相当する。
図14はこの結果を示し夫々比較例及び実施例に係る各々の感知センサにおける加速試験の前と後と(夫々試験前、試験後と記載した)の夫々において測定したときの周波数変化量(F1−F2)を示す特性図である。
この結果によれば比較例においては、加速試験前の周波数変化量(F1−F2)は32.5Hz、加速試験後の周波数変化量(F1−F2)は17.5Hzであり、加速試験により周波数変化量(F1−F2)が53%まで低下していた。
一方実施例においては、加速試験前の周波数変化量(F1−F2)は29.2Hz、加速試験後の周波数変化量(F1−F2)は24Hzであり、加速試験により周波数変化量(F1−F2)は82%に低下していた。
従って本発明によれば、新品の感知センサ2を保管したときの周波数変化量(F1−F2)の低下を抑制することができると言える。
2 感知センサ
3 配線基板
4 水晶振動子
5 流路形成部材
9 リン酸緩衝液
23 注入口
31 接続端子
40 保護剤
41 水晶片
42 共通電極
43A 第1の励振電極
43B 第2の励振電極
47 吸着膜
48 ブロッキング膜
57 供給流路

Claims (4)

  1. 発振周波数を測定するための測定器に接続される接続端子を備えると共に、一面側に凹部が形成された配線基板と、
    圧電片に励振電極を設けて構成され、前記凹部を塞ぎ且つ振動領域が凹部と対向するように前記配線基板に固定されると共に、励振電極が前記接続端子に電気的に接続され、一面側に試料液中の感知対象物を吸着する生体分子からなる吸着膜が形成された圧電振動子と、
    前記吸着膜の表面を覆うように設けられ、生体分子の失活を抑制するための高粘度のゲル状の保護剤と、
    圧電振動子を含む配線基板の一面側の領域を覆うように設けられ、試料液の注入口を備えた流路形成部材と、
    前記配線基板と流路形成部材との間に形成され、前記注入口に供給された試料液を、圧電振動子の一面側において一端側から他端側へ向けて流通させる流路と、を備えたことを特徴とする感知センサ。
  2. 前記流路の下流側に設けられ、前記流路内の試料液を毛細管現象により排出する廃液流路と、
    前記廃液流路の下流側に、当該廃液流路内を流通する試料液と接触するように設けられ、前記試料液を毛細管現象により流通させる毛細管部材と、
    前記毛細管部材の下流側に設けられ、毛細管部材を流通する試料液を吸収するための吸収部材と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の感知センサ。
  3. 前記保護剤は、グリセリンあるいは糖の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1または2に記載の感知センサ。
  4. 試料液中に含まれる感知対象物を吸着する生体分子からなる吸着膜が形成された圧電振動子を発振させて、前記圧電振動子の振動数に基づいて感知対象物を感知する感知方法において、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の感知センサを前記測定器に接続する工程と、
    前記注入口に保護剤を除去する除去剤を注入し、前記流路に除去剤を通流させて、除去剤により保護剤を除去する工程と、
    その後前記注入口に試料液を注入して感知対象物を感知する工程と、を含むことを特徴とする感知方法。
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