JP6966283B2 - 感知センサー及び感知装置 - Google Patents
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Description
廃液管6内の試料液は毛細管シートに到達すると、当該毛細管シート側に引っ張られるように移動していき、毛細管シートと廃液管内の試料液との間に隙間が発生して、毛細管シートと流路とにおける試料液が切り離される。このため緩衝液を試料液の前に供給する場合においても、緩衝液による試料液の希釈が抑えられ、測定感度の低下が抑制される。
このような感知センサーにおいては、廃液流路を構成する細管に流れ込もうとする試料液が、細管と、細管の下方の部材との間に回り込んでしまうことがあり、試料液がセンサーの隙間から漏れ出すことがある。
特許文献1に記載の感知センサーにおいては、廃液流路の上流側端部に撥水剤を塗布し、撥水性を高めることにより、処理液が流路の開口部を伝わって下方側に回り込むことを抑制しているが、さらなる簡便な方法が求められていた。
圧電片に励振電極を設けて構成され、前記凹部を塞ぎ且つ振動領域が凹部と対向するように前記配線基板に固定されると共に、励振電極が前記接続端子に電気的に接続され、一面側に処理液中の感知対象物を吸着する吸着膜が形成された圧電振動子と、
圧電振動子を含む配線基板の一面側の領域を覆うように設けられ、処理液の注入口を備えた流路形成部材と、
前記配線基板と流路形成部材との間に形成され、前記注入口に供給された処理液を、圧電振動子の一面側において一端側から他端側へ向けて通流させる流路と、
前記流路の下流側に設けられ、前記流路内の試料液を毛細管現象により下流側に排出する廃液側毛細管部材と、
前記廃液側毛細管部材の下流側端部が接続され、水平に伸びるように配置された廃液管と、を備え、
前記廃液管における上流側の端部を含む領域の下方側に処理液の廃液管の下方への引き込みを抑制する空間が形成されたことを特徴とする。
図1に示すように感知センサー2は、上側ケース体21と下側ケース体22とで構成される容器20を備え、容器20から水平に突出し、本体部12に形成された差込口17に挿入される板状の差込部31を備えている。感知センサー2の差込部31側を後方、他端側を前方とすると、図2、図3に示すように、下側ケース体22は、上面が開口した概略箱型に形成され、後方側の壁部に切欠き22aが形成されている。下側ケース体22の上面側の前方寄りの位置には、後述する廃液管6を支持する支持部75と、吸収部材72が収納される箱状の収納部73が設けられている。また収納部73の後方側の側壁の上端の位置には、例えば廃液管6の設置領域を確保するための切欠き部74が形成されている。
下側ケース体22の上方には、前記支持部75の後方側に長さ方向に延伸された形状の配線基板3が設けられ、配線基板3における長さ方向の一端側は、前述の本体部12の差込口17に差し込まれる差込部31となる。
水晶振動子4は、図3に示すように下面側の励振電極43A,43Bが配線基板3の貫通孔32に臨むように配置され、電極45a、46aが夫々端子部251、271と導電性接着剤により接続され、電極44aが端子部261と導電性接着剤により接続されて固定される。
図2、図7に示すように廃液吸収部7は液体の漏れを防ぐために下側ケース体22の上方に形成された収納部73に収納されている。また廃液管6は支持部材75により、高さ及び左右方向の位置を位置決めされた状態で支持されている。
先ず感知センサー2を本体部12に接続し、図9(a)に示すように図示しないインジェクタを用いて、液受け部23に例えば生理食塩水からなり感知対象物を含まない緩衝液を滴下する。ここで感知センサー2に液体を供給したときの、感知センサー2内の液体の流れについて説明する。液体は毛細管現象により入口側毛細管部材55に吸収され、当該毛細管部材55内を通流し、流路57に流れ込んで水晶振動子4の一端部側の表面に供給される。
ここで廃液側毛細管部材56を上昇し、廃液管6に流れ込む処理液について説明する。廃液管6の上流側端部と流路形成部材5とが接するように配置されている場合、あるいは廃液管6の上流側端部と流路形成部材5とが毛細管現象が働く程度のごく狭い隙間が空いている場合には、図11に示すように廃液側毛細管部材56を上昇してくる処理液が、廃液管6と、流路形成部材5と、の隙間により生じる毛細管現象により、廃液管6と流路形成部材5との間に引き出されてしまう。また廃液側毛細管部材56に形成された水平方向に伸びる部位を廃液管6に接続した場合においても、廃液管6と、流路形成部材5と、の隙間により生じる毛細管現象により、廃液側毛細管部材56の水平方向に伸びる部位から重力により下方に染み出した処理液が、廃液管6と流路形成部材5との間に引き出されてしまう。そのため廃液管6の下方に処理液が流れが形成され、処理液の液漏れを引き起こす要因になってしまう。
また流路形成部材5の上面に溝部50を形成するにあたっては、溝部50は、流路形成部材5における貫通孔53から廃液管6の伸びる方向に伸ばされ、少なくとも廃液管6における廃液管6の上流側の端部から3mmの位置よりも、前方の位置まで形成されていればよい。
3 配線基板
4 水晶振動子
5 流路形成部材
6 廃液管
21 上側ケース体
22 下側ケース体
55 入口側毛細管部材
56 廃液側毛細管部材
57 流路
61 第1の振動領域
62 第2の振動領域
Claims (7)
- 発振周波数を測定するための測定器に接続される接続端子を備えると共に、一面側に凹部が形成された配線基板と、
圧電片に励振電極を設けて構成され、前記凹部を塞ぎ且つ振動領域が凹部と対向するように前記配線基板に固定されると共に、励振電極が前記接続端子に電気的に接続され、一面側に処理液中の感知対象物を吸着する吸着膜が形成された圧電振動子と、
圧電振動子を含む配線基板の一面側の領域を覆うように設けられ、処理液の注入口を備えた流路形成部材と、
前記配線基板と流路形成部材との間に形成され、前記注入口に供給された処理液を、圧電振動子の一面側において一端側から他端側へ向けて通流させる流路と、
前記流路の下流側に設けられ、前記流路内の試料液を毛細管現象により下流側に排出する廃液側毛細管部材と、
前記廃液側毛細管部材の下流側端部が接続され、水平に伸びるように配置された廃液管と、を備え、
前記廃液管における上流側の端部を含む領域の下方側に処理液の廃液管の下方への引き込みを抑制する空間が形成されたことを特徴とする感知センサー。 - 前記空間の高さ寸法は0.5mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の感知センサー。
- 前記廃液側毛細管部材は、前記流路の下流側端部から上方に向かって伸び前記流路形成部材の上面側に突出し、前記流路形成部材の上方にて水平に伸ばされて前記廃液管に接続されるように設けられ、
前記流路形成部材は、前記廃液側毛細管部材が当該流路形成部材の上面側に突出する位置から前記廃液管の長手方向に沿って伸びる、前記空間を形成する溝部を備え、
前記廃液管は、上流側の端部を含む領域が前記溝部の上方に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の感知センサー。 - 前記溝部は、その底部が前記廃液側毛細管部材の上方に伸びる部分の途中から水平方向に伸びるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の感知センサー。
- 前記廃液管の下流側に設けられ、前記廃液管を流れた処理液を吸収する吸収部材を備え、
前記廃液管内の処理液が吸収部材に到達したときに、処理液が廃液管を流通する処理液の移動速度よりも大きい速度で吸収部材側に移動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の感知センサー。 - 前記注入口は、多孔質の毛細管部材の孔により構成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の感知センサー。
- 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の感知センサーと、
前記圧電振動子の発振周波数を測定するための周波数測定部を備えると共に、前記感知センサーが前記周波数測定部に電気的に接続可能に構成された本体部と、を備えたことを特徴とする感知装置。
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JP2017191452A JP6966283B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 感知センサー及び感知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017191452A JP6966283B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 感知センサー及び感知装置 |
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JP2019066295A JP2019066295A (ja) | 2019-04-25 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017191452A Active JP6966283B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 感知センサー及び感知装置 |
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