JP2017152687A - 伸縮性配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸長に伴う断線を防ぎつつ多層化を可能とする伸縮性配線基板を提供する。【解決手段】伸縮性配線基板100は、複数の伸縮性基材10及び20と、複数の伸縮性基材10及び20の対向する各主面に少なくとも一つそれぞれ設けられている複数の伸縮性配線部15及び25と、を備え、当該各主面に設けられた伸縮性配線部15及び25同士が接続部を介して互いに導通している。【選択図】図2

Description

本発明は、伸縮性配線基板及びその製造方法に関する。
近年、ウェアラブルデバイスやメディカルデバイスの市場では生体センサや生体情報モニタに対する関心が高まっている。たとえばスポーツ業界では、競技者の身体能力や技量をより向上させるため、身体動作を高精度に定量化することが試みられている。かかる場合、生体の動きを検知するウェアラブルな生体センサが適用されることがある。また医療業界では、疾病の治療や未病対策のために心電図や心拍数、血圧、体温といったバイタルサイン(生体情報)を検出することが試みられており、かかる場合には生体情報を検知する生体情報モニタを適用することがある。生体センサや生体情報モニタは一般に衣服や装具に設けられ、これらの衣服や装具を身につけることでセンシングやモニタが行われる。
しかしながら、人体が動くことで衣服や装具は身体から僅かにずれるため、衣服や装具に設けられた生体センサや生体情報モニタが生体の対象部位からずれてセンシング精度やモニタ精度が著しく低下するという問題がある。
上記の問題は、生体センサや生体情報モニタを人体に直接に貼り付けることで抑制される。そこで近年、面内方向に伸縮性を有する基材や配線を有する伸縮性(ストレッチャブル)エレクトロニクスと呼ばれる技術が検討され、人体の間接等の動きに追随して伸縮可能な配線基板が提案されている。また、生体センサや生体情報モニタを医療用途等で用いる場合には、感染症の防止の観点から、当該生体センサのうち、少なくとも生体に触れる部分や生体の近くで用いられる部分を使い捨てとすることが望まれている。
この種の伸縮性配線基板として、特許文献1には、伸縮性基材と導電性微粒子およびエラストマーを含む導電パターンとから構成されて基板全体が伸縮性を備える回路基板が記載されている。
特開2014−236103号公報
上述のような生体センサでは、人体に対する貼付位置が多少ずれていたとしても高精度な人体信号の検出を可能とするために、又は生体信号を大面積で取得することが有効となる。このためにおいては、生体センサを構成する基板面積の制約上、生体電極と外部への引出配線とを同一面内に配置する、所謂片面構造を採ることが困難になるため、生体電極と引出配線を別層に配置する多層構造とすることが望ましい。
しかしながら、上述の特許文献1では、伸縮性配線基板の多層化については一切検討されていない。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、伸長に伴う断線を防ぎつつ多層化を可能とする伸縮性配線基板及びその製造方法を提供するものである。
本発明によれば、複数の伸縮性基材と、前記複数の伸縮性基材の対向する各主面に少なくとも一つそれぞれ設けられている複数の伸縮性配線部と、を備え、前記各主面に設けられた前記伸縮性配線部同士が、接続部を介して互いに導通している、伸縮性配線基板が提供される。
また、本発明によれば、複数の伸縮性基材の各々の少なくとも一方側の主面に伸縮性配線部をそれぞれ形成する工程と、前記複数の伸縮性基材を加熱又は加圧して、前記各伸縮性配線部を互いに導通させる導通工程と、を含む伸縮性配線基板の製造方法が提供される。
本発明は、伸長に伴う断線を防ぎつつ多層化を可能とする伸縮性配線基板及びその製造方法を提供することができる。
第一実施形態における伸縮性配線基板100の断面模式図である。 第一実施形態における伸縮性配線基板100の分解模式図である。 第二実施形態における伸縮性配線基板を上面側(図4の上方側)から目視した平面図である。 図3のX−X線断面図である。 図4の分解模式図である。 第二実施形態の変形例における伸縮性配線基板の断面図である。 図6の分解模式図である。 第三実施形態の伸縮性基板の上面図である。 図8に示した伸縮性配線基板の分解斜視図である。 図8に示した端子部と伸縮性配線との接続部を示した図である。 図8に示した伸縮性基板の断面図である。 第三実施形態の伸縮性配線基板の分解模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各図面において、対応する構成要素には共通の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
なお、本明細書でいう「面」とは、幾何学的に完全な平面であることを要するものではなく、凹部または凸部が形成されていることを許容する。また、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「膜状物」といった用語は、一般的に厚みの薄い形状物を含む広い意味で用いられ、個々の用語の違いにより個別の厚みの大小を規定するものではない。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態について図1及び図2を用いて説明する。
図1は第一実施形態における伸縮性配線基板100の断面模式図であり、図2は、第一実施形態における伸縮性配線基板100の分解模式図である。便宜上、図1及び図2の上方側を上面側、下方側を下面側と呼称する場合がある。但し、これらは構成要素の相対的な位置関係を説明するために便宜的に規定するものであり、重力方向の上下とは必ずしも一致しない。
伸縮性配線基板100は、複数の伸縮性基材10及び20と層間伸縮性基材30とを備えており、それらが積層された多層構造を有する。以降、伸縮性基材10及び20並びに層間伸縮性基材30をそれぞれ基材10、20及び30と略称する場合もある。
伸縮性基材10及び20並びに層間伸縮性基材30は、面内方向の少なくとも一方向に伸縮が可能なシート状の部材である。望ましくは、基材10、20及び30は、面内方向の二方向に伸縮が可能である。基材10、20及び30の面内方向の伸縮性は等方性でもよく、または面内の複数方向への伸縮性が互いに異なる異方性でもよい。
基材10、20及び30はそれぞれ絶縁性の材料で構成されている。基材10、20及び30を構成する好ましい素材としては、ニトリルゴム、ラテックスゴム、ウレタン系エラストマー、またはシリコーン系エラストマーなどのエラストマー材料を挙げることができるが、これに限定されない。特に、医療用に用いられるウレタン系エラストマーシートを用いることで、人体の皮膚に貼り付けた場合でも高い安全性を得ることができる。
基材10、20及び30の材質は同一であってもよいし、個々に異なっていてもよい。また、層間伸縮性基材30の材質が伸縮性基材10及び20と異なっていてもよい。基材10、20及び30がいずれも融着性を有する素材で形成されている場合、基材10、20及び30の加熱及び加圧により、接着剤や粘着剤を用いることなく、基材同士を強固に接合することができる。
基材10、20及び30の厚みは特に限定されないが、伸縮性配線基板100を適用する対象物(対象面)(例えば、生体表面)の伸縮の動きを阻害しないという観点からは、たとえば、厚みは100μm以下であることが好ましい。各基材の厚みは、より望ましくは25μm以下であり、更に望ましくは10μm以下である。基材10、20及び30の厚みは同一であってもよいし、個々に異なっていてもよい。また、層間伸縮性基材30の厚みが伸縮性基材10及び20と異なっていてもよい。
層間伸縮性基材30は、各伸縮性基材10及び20における対向する各主面の間に介在し、伸縮性を有する基材である。
層間伸縮性基材30は、少なくとも一つの開口32を有している。図示される例では、層間伸縮性基材30には3つの開口32a、32b及び32cが設けられている。なお、層間伸縮性基材30にも伸縮性配線部が設けられていてもよい。
層間伸縮性基材30は、伸縮性基材10及び20のいずれよりも透湿度が低いことが好ましい。透湿度とは、水分を透過させる程度を示す指標であり、単位面積(一平方メートル)あたり単位時間(24時間)に透過する水分量(g)で表すことができる。伸縮性配線基板100が生体貼り付け型の場合、発汗等による蒸れを低減させるために、伸縮性基材10及び20の透湿度は比較的高く設定され、例えば、約1000(g/m・24hr)以上に設定される。このとき層間伸縮性基材30の透湿度も伸縮性基材10及び20と同程度とした場合、伸縮性配線基板100に対する所望の電圧の印加により、層間でイオンマイグレーションが発生する可能性が高くなる。特に、伸縮性配線部15及び伸縮性配線部25を形成する導電性材料が銀を主体とする場合、その可能性がより高くなる。そこで、層間伸縮性基材30の透湿度を伸縮性基材10及び20のいずれよりも低くすることで、層間の水分透過が抑制され、イオンマイグレーション発生を低減させることができる。
一方で、層間伸縮性基材30の透湿度は、伸縮性配線基板100全体の透湿度にも影響を与える。特に、本実施形態の層間伸縮性基材30は、伸縮性基材10及び20の略全域に接合するように設けられるため、その影響力は強い。よって、層間伸縮性基材30の透湿度は、伸縮性配線基板100全体の透湿度の要求範囲、各基材10、20及び30の透湿度の実現範囲、並びにイオンマイグレーション発生の可能性などを総合的に評価して決められることが望ましい。
例えば、伸縮性基材10及び20の透湿度が約1000(g/m・24hr)に設定された場合、層間伸縮性基材30の透湿度は、500(g/m・24hr)以下に設定されることが好ましい。これは、JIS Z 0208で規定されている透湿度試験方法(カップ法)において、40度、90%RHの条件下で測定した値である。このように、層間伸縮性基材30の透湿度を伸縮性基材10及び20の透湿度の半分以下とすることが好ましい。これにより、伸縮性基材10及び20の透湿度を高くして発汗等による蒸れを伸縮性配線基板100全体で抑制しつつも層間伸縮性基材30の低い透湿度によりイオンマイグレーションの発生を抑制することができる。
層間伸縮性基材30は、伸縮性基材10及び20の一部の領域に接合するように設けられてもよい。例えば、層間伸縮性基材30は、層間で絶縁状態を維持すべき伸縮性配線部同士が積層方向に重なり合う領域を含む局所領域に介在するように設けられてもよい。この場合、層間伸縮性基材30が介在しない領域において伸縮性配線基板100の透湿度を高く保つことができるため、層間伸縮性基材30の透湿度は、上述の場合と比較してより低く設定されてもよい。
また、層間伸縮性基材30の透湿度は、面内で異なっていてもよい。例えば、層間で絶縁状態を維持すべき伸縮性配線部同士が積層方向に重なり合う領域を含む局所領域の透湿度が低く、その他の領域の透湿度がそれより高くなるように、層間伸縮性基材30が形成されてもよい。
更に、伸縮性配線部が形成されない領域において、層間伸縮性基材30に透湿性を向上させることを目的とした開口(図示せず)を複数設けてもよい。この場合、層間伸縮性基材30の透湿度を極度に低くした場合であっても、上記開口を通じて湿度透過が促進されるため、発汗等による蒸れを伸縮性配線基板100全体で抑制しつつも層間伸縮性基材30の低い透湿度によりイオンマイグレーションの発生を抑制することができる。
各伸縮性基材10及び20の対向する各主面には、複数の伸縮性配線部15及び25の少なくとも一つがそれぞれ設けられている。図示される例では、伸縮性基材10の下面に伸縮性配線部15a及び15bが設けられており、伸縮性基材20の上面に伸縮性配線部25a、25b及び25cが設けられている。伸縮性配線部15、25、後に図3に示す端子部41及び電極部43は、伸縮性基材10及び20の主面にパターン形成された伸縮性の導電パターンである。本発明の実施形態は、複数の伸縮性配線部のうちの2つをそれぞれ第1の伸縮性配線部、第2の伸縮性配線部とする。そして、第1の伸縮性配線部、第2の伸縮性配線部の少なくとも一方が一定の幅を有する線形状のライン部を有し、第1の伸縮性配線部及び第2の伸縮性配線部がライン部よりもライン部の幅方向の長さが長い部分を有するパターン部を有している。第一実施形態では、伸縮性配線部15及び25がライン部に相当し、端子部41、電極部43がパターン部に相当する。
伸縮性配線部15、25、端子部41及び電極部43は、導電材料を含んで構成されており導電性を有する。当該導電材料としては、銀、金、白金、カーボン、銅、アルミニウム、コバルトもしくはニッケル、またはこれらの合金などの導電性の良好な材料を選択することができる。導電材料の形状は特に限定されないが、顆粒または粉体などの粒子状とすることができる。粒子形状は特に限定されず、球状、針状、フレーク状、ナノワイヤ状などとすることができる。粒子のアスペクト比は、たとえば1以上100以下、特には1以上50以下とすることができる。ここで、アスペクト比とは、三次元体の最長寸法と最短寸法の比を意味する。伸縮性配線部15及び25を構成する粒子のアスペクト比を5以上20以下とすることで、伸縮性配線基板100が面内方向に伸長して伸縮性配線部15及び25が長さ方向に変形した場合の抵抗変化を低く抑制することができる。
伸縮性配線部15及び25は更に樹脂バインダを含むことが好ましい。例えば、伸縮性配線部15及び25は、樹脂材料に導電性粒子が分散して配合された導電性材料で形成されている。伸縮性配線部15及び25が樹脂バインダを含むことにより、伸縮性配線基板100の伸縮によって伸縮性配線部15及び25が破断することが抑制される。樹脂バインダとしては、たとえばウレタンやポリエステル等の樹脂を主成分とするバインダ、シリコーンゴムなどの熱可塑性のエラストマー材料を挙げることができるが、これに限定されない。樹脂バインダとしては、塗膜化された状態における伸縮性配線部15及び25の弾性率が伸縮性基材10及び20の弾性率に比して同等か、又はより小さくなるように低ヤング率のものを選定することが望ましい。エラストマー材料は一種類で用いてもよく、または複数種類のエラストマー材料を混合して用いてもよい。
伸縮性配線部15及び25の形成方法は特に限定されないが、たとえば印刷法により形成することができる。即ち、伸縮性配線部15及び25は、伸縮性を有する導電性ペーストを伸縮性基材10又は20に印刷塗布して形成された印刷パターンである。具体的な印刷法は特に限定されないが、たとえば、スクリーン印刷方法、インクジェット印刷方法、グラビア印刷方法、オフセット印刷方法などを例示することができる。このうち、微細解像性や厚膜安定性の観点から、スクリーン印刷が好適に用いられる。印刷法で伸縮性配線部15及び25を形成する場合、上述した導電性粒子および樹脂バインダならびに有機溶剤を含む導電性ペーストを調製して印刷法に供するとよい。伸縮性配線部15及び25に、銀などの金属粒子を主成分とする伸縮性の導電性ペーストを用いることによって、たとえば50%以上70%以下程度の伸び率を実現することができ、伸長特性に優れた配線の形成が可能となる。
伸縮性配線部15及び25の伸縮性は、伸縮性配線部15及び25自体の上述のような材料で実現されてもよいし、ミアンダ形状などのような構造により実現されてもよいし、その両方であってもよい。例えば、伸縮性配線部15及び25は、平面視においてミアンダ状に伸縮性基材10及び20上に形成されることにより、伸縮性基材10及び20の伸長に追従することができる。
伸縮性配線部15及び25の厚み寸法及び幅寸法は、伸縮性配線部15及び25の無負荷時の抵抗率並びに伸縮性基材10及び20の伸張時の抵抗変化のほか、伸縮性配線基板100の全体の厚み寸法及び幅寸法の制約に基づいて決定することができる。伸縮性基材10及び20の伸張時の寸法変化に追従させて良好な伸縮性を確保するという観点から、ライン部である伸縮性配線部15及び25の幅寸法は、1000μm以下であることが好ましく、500μm以下であることがより好ましく、200μm以下であることがさらに好ましい。伸縮性配線部15及び25を構成する個々の配線の厚み寸法は、25μm以下とすることができ、望ましくは10μm以上15μm以下である。
本実施形態において、伸縮性配線部15及び25は、層間伸縮性基材30の開口32の接続部34を介して互いに導通している。図示される例では、伸縮性配線部15aと伸縮性配線部25aとが開口32aの接続部34aを介して互いに導通しており、伸縮性配線部15aと伸縮性配線部25bとが開口32bの接続部34bを介して互いに導通しており、伸縮性配線部15bと伸縮性配線部25cとが開口32cの接続部34cを介して互いに導通している。
接続部34は、異なる層の伸縮性基材にそれぞれ設けられた伸縮性配線部同士を電気的に接続する構成要素であり、様々な態様で実現される。本明細書では、説明の便宜のため、接続部34が独立した構成要素として示されているが、接続部34は、伸縮性配線部15又は25の一部であってもよい。
接続部34は、伸縮性配線部15及び25の一部同士が融合一体化して形成されることが好ましい。この場合、伸縮性配線部15及び25は共に熱可塑性の樹脂バインダを含む導電性ペーストの印刷塗布により伸縮性基材10及び20上に形成され、伸縮性基材10及び20が層間伸縮性基材30を挟んでヒートプレスされることで、接続部34が形成される。具体的には、ヒートプレスにより伸縮性配線部15及び25の一部が開口32にそれぞれ侵入し、相互の融着性により両方の接合箇所において樹脂バインダ同士が融合一体化される。但し、製造方法によっては、伸縮性配線部15及び25のいずれか一方の一部が開口32に侵入し他方の伸縮性配線部と融着してもよい。これにより、接続部34においても伸縮性配線部15及び25と同等の伸長特性を得ることができ、接続部34が周囲の伸縮性基材10及び20の伸長に追従することができる。更に、接続部34の周囲では、伸縮性基材10及び20が互いの熱融着性によりそれぞれ層間伸縮性基材30と強固に接合しているため、接続部34への応力集中を防ぎ、接続部34及びその周辺での断線を防ぐことができる。但し、伸縮性配線部15及び25の一方は、熱硬化性の樹脂バインダを含む導電性ペーストにより形成されてもよい。この場合には、伸縮性配線部15及び25は、他方の融着性により接続部34において接合される。
他の態様として、接続部34は、スルーホールメッキや導電性のフィリング等により形成されてもよい。スルーホールメッキは、例として、層間伸縮性基材30における両側の各主面上の一部の領域に金属膜を形成しておき、その領域に孔(開口32)を開け、その開口32の壁面に無電解メッキにより金属層を形成することにより行うことができる。この場合、接続部34は、開口32の壁面の金属層を含む。また、フィリング工法では、層間伸縮性基材30の開口32に導電性ペーストを充填した状態で伸縮性基材10及び20を加圧または加熱することにより、伸縮性配線部15と伸縮性配線部25とを互いに導通させる。この場合、接続部34は、開口32に充填された導電性ペーストが固化して形成される導電性部材に相当する。その他、接続部34は、ビースクエアイット(Buried Bump Interconnection Technology)と呼ばれる工法により形成されてもよい。この場合、伸縮性配線部15と重なり合う伸縮性配線部25上の位置に導電性の突起部を形成し、この突起部により層間伸縮性基材30を物理的に貫通させることで、伸縮性配線部15と伸縮性配線部25とを導通させる。この場合、貫通孔が開口32に相当し、導電性の突起部が接続部34に相当する。このように、接続部34の形成手法は任意である。
第一実施形態の伸縮性配線基板100では、伸縮性基材10及び20並びに層間伸縮性基材30が積層されており、伸縮性基材10及び20の対向する各主面にそれぞれ設けられた伸縮性配線部15及び伸縮性配線部25同士が、層間伸縮性基材30の開口32中の接続部34を介して互いに導通している。即ち、伸縮性基材10及び伸縮性基材20に形成された伸縮性配線部15と伸縮性配線部25とは、層間伸縮性基材30により層間で絶縁されながら、その開口32中の接続部34により層間接続されている。このように、本実施形態によれば、伸縮性配線部が層間で短絡するのを防ぎながら、層間で必要な伸縮性配線部同士を電気的に接続することができるため、複雑かつ高密度な配線を形成することができる。更に、伸縮性基材10及び20、伸縮性配線部15及び25、並びに層間伸縮性基材30はいずれも伸縮性を有しているため、伸長に伴う配線部の断線の虞を低減させることもできる。
〈製造方法〉
次に、第一実施形態における伸縮性配線基板100の製造方法(以下、共に本方法と表記する場合もある)について図2を用いて説明する。
伸縮性配線基板100の製造方法は、複数の伸縮性基材10及び20の各々の少なくとも一方側の主面に伸縮性配線部15又は25を形成する工程(配線形成工程)と、形成された各伸縮性配線部15及び25が層間伸縮性基材30の開口32を挟んで対向する位置に、伸縮性基材10及び20並びに層間伸縮性基材30を配置する工程(配置工程)と、伸縮性基材10及び20を加熱又は加圧して、各伸縮性配線部15及び25を層間伸縮性基材30の開口32中の接続部34を介して互いに導通させる工程(導通工程)とを少なくとも含む。各工程の実施タイミングの先後は任意である。
ここで、開口32中の接続部34を介して伸縮性配線部15及び25を互いに導通させるとは、伸縮性配線部15及び25を接合して互いに導通させるのと同時に接続部34を形成する場合と、接続部34を予め形成してから伸縮性配線部15及び25を接続部34にそれぞれ接合して互いに導通させる場合とを少なくとも含む。
次に、本方法について詳細に説明する。
配線形成工程では、伸縮性基材10及び20を準備し、各主面に対して印刷法により導電性ペーストを塗布して伸縮性配線部15又は25を形成する。本実施形態では、伸縮性基材10の下面に対して導電性ペーストを塗布することにより伸縮性配線部15a及び15bが形成され、伸縮性配線部25の上面に対して導電性ペーストを塗布することにより伸縮性配線部25a、25b及び25cが形成される。伸縮性を有する伸縮性基材10及び20のハンドリング性を高めるため、伸縮性基材10の上面及び伸縮性基材20の下面は、紙やフィルム材料などで作成したセパレータ(図示せず)を被着した状態で、上記配線形成工程が実施されてもよい。
配置工程では、伸縮性基材10における伸縮性配線部15a及び15bが形成された主面(下面)と伸縮性基材20における伸縮性配線部25a、25b及び25cが形成された主面(上面)とを向かい合わせ、その間に層間伸縮性基材30を介在させた状態で、伸縮性基材10及び20並びに層間伸縮性基材30を位置合わせする。このとき、伸縮性配線部15aと伸縮性配線部25a及び25bとが開口32a及び32bを挟んで対向し、伸縮性配線部15bと伸縮性配線部25cとが開口32cを挟んで対向するよう、位置合わせが行われる。
導通工程は、接続部34の形成手法により異なる。接続部34が伸縮性配線部15及び25の一部同士の融合一体化により形成される場合、導通工程は次のように実施される。
伸縮性基材10及び20を加熱又は加圧して、伸縮性基材10と層間伸縮性基材30との対向面及び伸縮性基材20と層間伸縮性基材30との対向面を直接に接合し、伸縮性配線部15及び25の一部同士を融合一体化させる。具体的には、伸縮性配線部15a及び25aの一部同士を開口32a中で融合一体化させ、伸縮性配線部15a及び25bの一部同士を開口32b中で融合一体化させ、伸縮性配線部15b及び25cの一部同士を開口32c中で融合一体化させる。このとき、伸縮性基材10及び20に塗布された導電性ペーストが乾燥している状態で加熱又は加圧されるため、層間伸縮性基材30の開口32以外での短絡を防ぐことができる。
また、このとき、各基材の加熱又は加圧による融着性により、伸縮性基材10と層間伸縮性基材30とが融着し、伸縮性基材20と層間伸縮性基材30とが融着する。加熱手段には、加熱ロールによるラミネート手法や、加熱プレスの手段を採用することができる。加圧プレスは大気中で行ってもよく、または真空中で行ってもよい。これにより、接着剤や粘着剤を用いることなく、伸縮性基材10及び20を層間伸縮性基材30と強固に接合させることができると共に、伸縮性配線部15と伸縮性配線部25とを電気的に接続することができる。この結果、極めて簡便に接続作業が完了する。
本導通工程では、伸縮性基材10及び20のいずれか一方と層間伸縮性基材30とを加熱又は加圧して接合する工程と、その接合工程により形成された積層体に対して、残りの伸縮性基材10又は20を加熱又は加圧して接合する工程とが別々に実施されてもよい。
接続部34がスルーホールメッキで形成される場合、層間伸縮性基材30の開口32にメッキ処理を施した後、上述の導通工程が実施されればよい。また、接続部34がフィリングにより形成される場合、層間伸縮性基材30の開口32に導電性ペーストを充填した状態で又は当該導電性ペーストを固化させてから、上述の導通工程が実施されればよい。また、伸縮性基材10及び20のいずれか一方と層間伸縮性基材30とを接合し、開口32に導電性ペーストを充填した後に、残りの伸縮性基材10又は20が加熱又は加圧によりその積層体に接合されてもよい。
以上説明した第一実施形態の伸縮性配線基板では、複数の伸縮性基材の各主面に形成されている伸縮性配線部同士が開口部を介して露出している。これにより、異なる伸縮性基材に形成された各伸縮性配線部は、層間伸縮性基材により層間において絶縁されながら、その開口中の接続部により層間接続されている。更に、伸縮性基材、伸縮性配線部及び層間伸縮性基材はいずれも伸縮性を有している。従って、本発明によれば、伸縮性配線基板に伸長挙動が加わった場合でも、その伸長に伴う断線の虞を低減させることができるとともに、多層構造により高密度の配線形成が可能となる。さらに、第一実施形態の伸縮性配線基板では、伸縮性基材10及び20の間に層間伸縮性基材30を設けたため、伸縮性配線部15や伸縮性配線部25の引き回しが比較的複雑な場合であっても対応することができる。このため、配線の設計の自由度を高めることが可能になる。
また、第一実施形態の伸縮性基板の製造方法によれば、上述の伸縮性配線基板を得ることができる。
[第二実施形態]
以下、第二実施形態における伸縮性配線基板100について図3から図5を用いて説明する。第二実施形態特有の内容を中心に説明し、第一実施形態と同一内容については適宜省略する。
図3は、第二実施形態における伸縮性配線基板100を上面側(図4の上方側)から目視した平面図であり、図4は、図3のX−X線断面図であり、図5は、図4の分解模式図である。便宜上、図3の紙面奥側並びに図4及び図5の下方側を下面側、図3の紙面手前側並びに図4及び図5の上方側を上面側と呼称する場合がある。但し、これは構成要素の相対的な位置関係を説明するために便宜的に規定するものであり、重力方向の上下とは必ずしも一致しない。
第二実施形態の伸縮性配線基板100は、生体貼り付け型の伸縮性配線基板として利用可能である。この利用形態では、伸縮性配線基板100は、その伸縮性により生体の体表面の動きに柔軟に追従する。但し、伸縮性配線基板100の利用形態は、このような生体貼り付け型に限定されない。例えば、伸縮性配線基板100は、ロボットや各種デバイス、装置類、ウェアラブル用品に装着して用いられてもよい。
伸縮性配線基板100は、第一実施形態と同様に、伸縮性基材10、伸縮性基材20及び層間伸縮性基材30が積層された多層構造を有し、伸縮性基材10の下面には伸縮性配線部15が設けられており、伸縮性基材20の上面には伸縮性配線部25が設けられている。更に、伸縮性配線部15及び伸縮性配線部25同士が層間伸縮性基材30の開口32において融合一体化されており、互いに導通している。
一方で、第二実施形態では、上述の第一実施形態とは異なり、層間伸縮性基材30の両側の各主面に層間伸縮性配線部35a及び35bがそれぞれ設けられている。加えて、層間伸縮性配線部35aは、伸縮性基材10の伸縮性配線部15と、一部同士で厚み方向に接続されており(接続部39a)、層間伸縮性配線部35bは、伸縮性基材20の伸縮性配線部25と、一部同士で厚み方向に接続されている(接続部39b)。各接続により、伸縮性配線部15と層間伸縮性配線部35aとが導通し、伸縮性配線部25と層間伸縮性配線部35bとが導通している。なお、第一実施形態と同様に、伸縮性配線部15及び25は、開口32中の接続部34を介して互いに導通している。
即ち、第二実施形態の伸縮性配線基板100は、第一実施形態の構成に加えて、層間伸縮性基材30の一主面に設けられている層間伸縮性配線部を更に備えており、複数の伸縮性基材10及び20の一つにおける伸縮性配線部が設けられている主面が、層間伸縮性基材30の上記一主面と直接的又は間接的に向き合って重ね合わされており、各々一部同士が厚み方向に接続されることにより、伸縮性配線部及び層間伸縮性配線部が導通している。
層間伸縮性配線部35a及び35bは、伸縮性配線部15及び25と同様に、伸縮性の導電パターンである。層間伸縮性配線部35a及び35bの材料、形成方法、形状、厚みなどについても、伸縮性配線部15及び25と同様である。
また、接続部39a及び39bは、伸縮性配線部15と層間伸縮性配線部35aとの端部同士及び伸縮性配線部25と層間伸縮性配線部35bとの端部同士の融合一体化により形成されることが好ましい。これにより、接続部39a及び39bにおける断線の虞を各段に低減させることができる。この場合、伸縮性配線部15及び25並びに層間伸縮性配線部35a及び35bはいずれも熱可塑性の樹脂バインダを含む導電性ペーストの印刷塗布により形成されることが望ましい。これにより、各配線部が融着性を有することになるため、両方の接合箇所において樹脂バインダ及び導電性粒子同士が融合一体化され、その接合箇所における界面抵抗の発生を抑制することができる。
但し、伸縮性配線部15及び25、又は、層間伸縮性配線部35a及び35bは、熱硬化性の樹脂バインダにより形成されてもよい。この場合でも、他方の配線部の融着性により、配線部の端部同士を接続することができる。
なお、伸縮性配線部15及び伸縮性配線部25並びに層間伸縮性配線部35a及び35bが接続されて連なる一連の配線パターンの形状は特に限定されない。本実施形態では、図3に示されるように、3本のライン形状をなしている。
層間伸縮性配線部35aは、接続部39aとは逆側の端部で端子部41と接続されており、層間伸縮性配線部35bは、接続部39bとは逆側の端部で電極部43と接続されている。本実施形態では、層間伸縮性配線部35aは、端子部41と接合されて直接に接続されているが、これに代えて、他の導電性の部分を介して層間伸縮性配線部35aと端子部41とが間接的に接続されていてもよい。同様に、本実施形態では、層間伸縮性配線部35bは、電極部43と接合されて直接に接続されているが、これに代えて、他の導電性の部分を介して層間伸縮性配線部35bと電極部43とが間接的に接続されていてもよい。
また、本実施形態では、端子部41及び電極部43は、層間伸縮性基材30に関して厚み(積層)方向反対側に形成されている。具体的には、端子部41は、層間伸縮性基材30における伸縮性基材10側の主面に形成されており、電極部43は、層間伸縮性基材30における伸縮性基材20側の主面に形成されている。そして、伸縮性基材10及び20の開口12及び開口22を介して伸縮性配線基板100の外部へ露出されている。
第二実施形態によれば、このような構成により、端子部41及び電極部43をそれぞれ伸縮性配線基板100の反対面(両面)に設けることができる。
端子部41は、外部機器(図示せず)と電気的に接続するために設けられた端子である。端子部41は、導電性のゲル(図示せず)を介して外部機器の端子と接続されてもよいし、外部機器に対して挿抜されるコネクタを構成してもよい。
端子部41は、層間伸縮性配線部35aの端部のみで構成されてもよいし、当該端部と任意に積層形成される導電性の被膜とで構成されてもよい。端子部41は、導電性の被膜を含む場合、印刷形成された層間伸縮性配線部35aの端部に、カーボンペーストなどの導電性の被膜を積層することで形成され得る。カーボンペーストは非金属性のカーボンを導電性粒子として用いるためイオンマイグレーションの抑制が期待できる。上述とは異なり、導電性被膜を含まない場合、端子部41は、上記の導電性ペーストやカーボンペーストを用いて層間伸縮性配線部35aの端部を特定の形状にすることで形成されてもよい。
電極部43は、導電パターンである。本実施形態の電極部43は、層間伸縮性基材30の下面に略方形状に形成されており、生体ゲルなどを介して生体電位などを測定するセンサ電極として利用される。但し、電極部43の数及び形状については図示される数及び形状に制限されない。また、各電極部43は、複数の電極からそれぞれ形成され、近接センサ又はタッチセンサとして利用されてもよい。
電極部43は、層間伸縮性配線部35bと同様に伸縮性を有してもよいし、層間伸縮性配線部35bよりも面内剛性が高く実質的に伸縮性を有していなくてもよい。但し、電極部43は、層間伸縮性配線部35bと同一の導電性材料で層間伸縮性配線部35bと同一プロセスで印刷形成することが好ましい。これにより、電極部43においても優れた伸長特性を得ることができ、また少ない工程数で伸縮性配線基板100を得ることができる。
〈製造方法〉
次に、第二実施形態における伸縮性配線基板100の製造方法(以下、共に本方法と表記する場合もある)について図5を用いて説明する。
伸縮性配線基板100の製造方法は、複数の伸縮性基材10及び20の各々の少なくとも一方側の主面に伸縮性配線部15又は25を形成する工程(第一配線形成工程)と、層間伸縮性基材30の両側の各主面に層間伸縮性配線部35a又は35bを形成する工程(第二配線形成工程)と、所定の位置に伸縮性基材10及び20並びに層間伸縮性基材30を配置する工程(配置工程)と、伸縮性基材10及び20を加熱又は加圧して、各伸縮性配線部15及び25を層間伸縮性基材30の開口32中の接続部34を介して互いに導通させ、かつ、伸縮性配線部15と層間伸縮性配線部35aとの間及び伸縮性配線部25と層間伸縮性配線部35bとの間を導通させる工程(導通工程)とを少なくとも含む。各工程の実施タイミングの先後は任意である。
次に、本方法について詳細に説明する。
第一配線形成工程については第一実施形態で述べたとおりである。
第二配線形成工程では、層間伸縮性基材30を準備し、少なくとも一方側の主面に対して印刷法により導電性ペーストを塗布して層間伸縮性配線部35a又は35bを形成する。本実施形態では、層間伸縮性基材30の上面に層間伸縮性配線部35aが形成され、その下面に層間伸縮性配線部35bが形成される。
配置工程では、伸縮性基材10及び20並びに層間伸縮性基材30の位置合わせにあたり、第一実施形態で用いられた位置指標に加えて、接続すべき伸縮性配線部と層間伸縮性配線部との端部同士の位置指標が用いられる。即ち、各伸縮性配線部15及び25が層間伸縮性基材30の開口32を挟んで対向する位置であって、伸縮性配線部15及び層間伸縮性配線部35aの一部同士並びに伸縮性配線部25及び層間伸縮性配線部35bの一部同士がそれぞれ対向する位置で、位置合わせが行われる。
導通工程では、第一実施形態における伸縮性配線部15及び25の接続部34を介した導通に加えて、伸縮性配線部と層間伸縮性配線部との端部同士の直接接合が行われる。具体的には、伸縮性基材10及び20を加熱又は加圧することにより、伸縮性配線部15及び層間伸縮性配線部35aの一部同士並びに伸縮性配線部25及び層間伸縮性配線部35bの一部同士をそれぞれ厚み方向に接合させて融合一体化させる。このとき、更に、伸縮性基材10と層間伸縮性基材30との対向面同士を直接に接合し、かつ、伸縮性基材20と層間伸縮性基材30との対向面同士を直接に接合する。これにより、伸縮性基材10及び20と層間伸縮性基材30とが融着し接合する。加熱手段及び加圧手法については第一実施形態で述べたとおりである。
本方法によれば、接着剤や粘着剤を用いることなく、伸縮性配線部15及び25と層間伸縮性配線部35a及び35bとの間を直接的に、伸縮性配線部15と伸縮性配線部25との間を層間伸縮性基材30の開口32を介して、電気的及び機械的に接続するとともに、伸縮性基材10及び20並びに層間伸縮性基材30を機械的に接合することができる。この結果、極めて簡易な工程により、接合を含む導通工程を実現することができる。
なお、端子部41が導電性の被膜を含む場合、端子部41の形成工程として、層間伸縮性配線部35aの端部にカーボンペーストの印刷などの手法で導電性被膜を積層する工程が追加されてもよい。
[第二実施形態の変形例]
上述の第二実施形態では、端子部41及び電極部43がそれぞれ伸縮性配線基板100の反対面(両面)に設けられた。これは、以下に例示される構成においても実現可能である。以下、第二実施形態の変形例(以降、本変形例と表記する)における伸縮性配線基板100について、第二実施形態と異なる内容を中心に説明する。
図6は、第二実施形態の変形例における伸縮性配線基板100の断面図であり、図7は、図6の分解模式図である。便宜上、図6及び図7の下方側を下面側、図6及び図7の上方側を上面側と呼称する場合がある。但し、これは構成要素の相対的な位置関係を説明するために便宜的に規定するものであり、重力方向の上下とは必ずしも一致しない。
本変形例の伸縮性配線基板100は、伸縮性基材10及び20、層間伸縮性基材50及び60を備え、それらの基材が積層された多層構造を有する。伸縮性基材10及び20には、第二実施形態と同様に、伸縮性配線部15及び25が形成されている。
本変形例では、上述の各実施形態と異なり、伸縮性基材10と伸縮性基材20との間に2つの層間伸縮性基材50及び60が介在している。加えて、層間伸縮性基材50及び60の片側の主面にのみ層間伸縮性配線部55a、55b、65a及び65bが形成されている。
更に、伸縮性基材10及び20に形成された伸縮性配線部15及び25は、層間伸縮性基材の開口を介して直接的には接続されておらず、層間伸縮性基材50及び60に形成された層間伸縮性配線部を経由して導通状態とされている。具体的には、伸縮性配線部15は、層間伸縮性配線部65aと層間伸縮性基材50の開口52b中の接続部54aを介して導通しており、層間伸縮性配線部65bと層間伸縮性基材50の開口52c中の接続部54bを介して導通している。更に、伸縮性配線部25は、層間伸縮性配線部55aと層間伸縮性基材60の開口62a中の接続部64aを介して導通しており、層間伸縮性配線部55bと層間伸縮性基材60の開口62b中の接続部64bを介して導通している。そして、層間伸縮性基材50の層間伸縮性配線部55aと層間伸縮性基材60の層間伸縮性配線部65bとが、一部同士の直接接合により、導通している。
即ち、本変形例では、伸縮性基材10及び20の各主面に設けられた伸縮性配線部15及び25同士は、層間伸縮性基材(50及び60)の開口(52c、62a)中の接続部(54b、64a)を介して導通していると言える。
各開口中の接続部54a、54b、64a及び64bは、各配線部の一部同士が融合一体化して形成されていることが望ましい。これら各接続部は、第一実施形態における接続部34a、34b及び34c、第二実施形態における接続部34と同様である。
また、本変形例では、端子部41は、層間伸縮性基材60に形成された層間伸縮性配線部65aに接続されており、電極部43は、層間伸縮性基材50に形成された層間伸縮性配線部55bに接続されている。端子部41は、層間伸縮性基材50の開口52a及び伸縮性基材10の開口12を介して上面方向に露出可能とされており、電極部43は、層間伸縮性基材60の開口62c及び伸縮性基材20の開口22を介して下面方向に露出可能とされている。
本変形例における伸縮性配線基板100は、第一配線形成工程、第二配線形成工程、配置工程及び導通工程により製造可能である。第一配線形成工程は、第二実施形態と同様である。
第二配線形成工程では、層間伸縮性基材50の下面に対して印刷法により導電性ペーストを塗布して層間伸縮性配線部55a及び55bを形成し、層間伸縮性基材60の上面に対して導電性ペーストを塗布して層間伸縮性配線部65a及び65bを形成する。本変形例では、伸縮性を有する層間伸縮性基材50及び60のハンドリング性を高めるため、層間伸縮性基材50の上面及び層間伸縮性基材60の下面は、紙材料などで作成したセパレータ(図示せず)を被着した状態で、この第二配線形成工程が実施されてもよい。
本変形例によれば、第二配線形成工程において、片面印刷により層間伸縮性配線部55a及び55b並びに層間伸縮性配線部65a及び65bを形成することができるため、製造の高速化及び製造工程の簡易化を実現することができる。
配置工程では、伸縮性配線部15及び層間伸縮性配線部65aの一部同士が開口52bを挟んで対向し、伸縮性配線部15及び層間伸縮性配線部65bの一部同士が開口52cを挟んで対向し、層間伸縮性配線部55a及び65bの一部同士が直接的に対向し、層間伸縮性配線部55a及び伸縮性配線部25の一部同士が開口62aを挟んで対向し、伸縮性配線部25及び層間伸縮性配線部55bの一部同士が開口62bを挟んで対向する位置で、位置合わせが行われる。
導通工程では、伸縮性基材10及び20が加熱又は加圧されることにより、接続部54a、54b、64a及び64bを介して、伸縮性配線部15と層間伸縮性配線部65a及び65bとの間及び伸縮性配線部25と層間伸縮性配線部55a及び55bとの間を導通状態とされる。加えて、層間伸縮性配線部55a及び65bの一部同士が厚み方向で接続されて、層間伸縮性配線部55a及び65bの間が導通状態とされる。即ち、端子部41と接続されている層間伸縮性配線部65aと電極部43と接続されている層間伸縮性配線部55bとの間が、伸縮性配線部15、層間伸縮性配線部65b、層間伸縮性配線部55a、伸縮性配線部25を経由して、導通状態とされる。
本変形例では、2層の層間伸縮性基材50及び60が設けられたが、3層以上の層間伸縮性基材が設けられてもよい。
本発明の伸縮性配線基板100等の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
[第三実施形態]
以下、第三実施形態における伸縮性配線基板200について、図8から図12を用いて説明する。なお、第三実施形態では、第三実施形態特有の内容を中心に説明し、第一実施形態及び第二実施形態と同一内容については適宜省略する。
図8は、第三実施形態における伸縮性配線基板200を上面側(図8の上方側)から目視した平面図であり、図9は、図8に示した伸縮性配線基板200の分解斜視図である。図10は、図9に示した伸縮性の外部端子である端子部85と伸縮性配線部75との接続部74を説明するための図である。図11は、図8に示した伸縮性配線基板200のY−Y線断面図である。図12は、図11の分解模式図である。便宜上、図8の紙面奥側並びに図11及び図12の下方側を下面側、図8の紙面手前側並びに図11及び図12の上方側を上面側と呼称する場合がある。但し、これは構成要素の相対的な位置関係を説明するために便宜的に規定するものであり、重力方向の上下とは必ずしも一致しない。
第三実施形態の伸縮性配線基板200は、第2実施形態と同様に、生体貼り付け型の伸縮性配線基板の他、例えば、ロボットや各種デバイス、装置類、ウェアラブル用品に装着して用いられてもよい。
図8及び図9に示すように、伸縮性配線基板200は、第一実施形態、第二実施形態と同様に、複数の伸縮性基材を備えている。第三実施形態では、複数の伸縮性基材を、二つの伸縮性基材70、伸縮性基材80とする。
伸縮性基材70及び80は、第一実施形態の伸縮性基材10、20と同様に、面内方向の少なくとも一方向に伸縮が可能なシート状の部材であって、面内方向の二方向に伸縮が可能であることが望ましい。伸縮性基材70及び80の面内方向の伸縮性は等方性でもよく、または面内の複数方向への伸縮性が互いに異なる異方性でもよい。
伸縮性基材70及び80は、それぞれ絶縁性の材料で構成されている。伸縮性基材70及び80を構成する好ましい素材としては、ニトリルゴム、ラテックスゴム、ウレタン系エラストマー、またはシリコーン系エラストマーなどのエラストマー材料を挙げることができるが、これに限定されない。伸縮性基材70及び80の材質は同一であってもよいし、個々に異なっていてもよい。伸縮性基材70及び80がいずれも融着性を有する素材で形成されている場合、伸縮性基材70及び80の加熱及び加圧により、接着剤や粘着剤を用いることなく、伸縮性基材70及び80同士を強固に接合することができる。
伸縮性基材70及び80の厚みは特に限定されないが、伸縮性配線基板200を適用する対象物(対象面)(例えば、生体表面)の伸縮の動きを阻害しないという観点からは、たとえば、厚みは100μm以下であることが好ましい。各伸縮性基材の厚みは、より望ましくは25μm以下であり、更に望ましくは10μm以下である。伸縮性基材70及び80の厚みは同一であってもよいし、個々に異なっていてもよい。
図9に示すように、伸縮性基材70は、上面側の主面70a、下面側の主面70bを有している。伸縮性基材80は、上面側の主面80a、下面側の主面80bを有している。伸縮性配線基板200においては、主面70b(第一主面)と主面80a(第二主面)とが対向するように配置される。伸縮性基材70は、開口72及び主面70bに形成された、第一の伸縮性配線部である伸縮性の電極部73及び伸縮性配線部75を備えている。このうち、第三実施形態では、伸縮性配線部75がライン部、電極部73がパターン部に相当する。また、伸縮性基材80は、開口82及び主面80aに形成された、第二の伸縮性配線部である伸縮性の端子部85を備えている。このうち、第三実施形態では、端子部85がパターン部に相当する。第三実施形態は、パターン部の幅をライン部の幅よりも広い部分を有するようにしたことにより、ライン部とパターン部との位置合わせを容易にし、接触部分を大きくして電気抵抗を下げることができる。
そして、前記した第一実施形態及び第二実施形態と異なり、伸縮性基材70及び80は、主面70bと主面80aとが対向し、開口72と伸縮性の端子部85の少なくとも一部が重なり、開口82と電極部73の少なくとも一部が重なっている。
開口72と端子部85の重ね合わせ及び開口82と電極部73の重ね合わせは、伸縮性基材70及び80を重ね合わせることによって実現される。伸縮性基材70及び80を重ね合わせは、各基材の加熱又は加圧によって可能になる。伸縮性基材70及び80を加熱又は加圧すると、伸縮性基材70と伸縮性基材80とが融着する。加熱手段には、加熱ロールによるラミネート手法や、加熱プレスの手段を採用することができる。
第三実施形態は、上記のように構成することによって、伸縮性配線基板200の上面側の開口72から端子部85が露出し、下面側の開口82から電極部73が露出するようになる。また、伸縮性配線部75は、端子部85に接合される。伸縮性配線部75と端子部85の接合は、図10に示すように、伸縮性配線部75が端子部85の一部に重ねられて行われる。図10では、伸縮性配線部75と端子部85とが重ね合わされた部分を接続部74として示す。また、第三実施形態では、電極部73と伸縮性配線部75とが一体的に形成されていることから、伸縮性配線基板200では、電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85が電気的、機械的に接続される。そして、伸縮性配線基板200の下面側と上面側の両方に電気信号を入出力することが可能な電極部73又は端子部85が形成される。
端子部85は、外部機器(図示せず)と電気的に接続するために設けられた端子である。端子部85は、導電性のゲル(図示せず)を介して外部機器(図示せず)の端子と接続されてもよいし、端子形状をコネクタ端子状に変更して外部機器に対して挿抜されるコネクタを構成してもよい。端子部85は、導電層単層として構成されてもよいし、当該端部と任意に積層形成される導電性の被膜とで構成されてもよい。
電極部73は、導電パターンである。第三実施形態の電極部73は、伸縮性基材70の主面70bに略方形状に形成されており、生体ゲルなどを介して電気信号を測定するセンサ電極として利用される。但し、電極部73の数及び形状については図示される数及び形状に制限されない。
電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85は、伸縮性基材70及び80の主面70b、80aにそれぞれパターン形成された伸縮性の導電パターンである。導電パターンに含まれる導電材料としては、銀、金、白金、カーボン、銅、アルミニウム、コバルトもしくはニッケル、またはこれらの合金などの導電性の良好な材料を選択することができる。電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85の導電材料としては、第一実施形態の伸縮性配線部15及び25と同様のものを使用することができる。電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85は、このような導電材料に、更に樹脂バインダを含むことが好ましい。樹脂バインダを含むことにより、電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85は、伸縮性配線基板200の伸縮によって破断することが抑制される。樹脂バインダも、第一実施形態の伸縮性配線部15及び25と同様のものを使用することができる。
電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85の形成方法は特に限定されないが、たとえば印刷法により形成することができる。即ち、電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85は、伸縮性を有する導電性ペーストを伸縮性基材70又は80に印刷塗布して形成された印刷パターンである。このとき、第三実施形態では、電極部73と伸縮性配線部75とを一体のパターンとして形成することができる。
印刷パターンを形成する具体的な印刷法は特に限定されないが、たとえば、スクリーン印刷方法、インクジェット印刷方法、グラビア印刷方法、オフセット印刷方法などを例示することができる。電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85の伸縮性は、電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85自体の上述のような材料で実現されてもよいし、ミアンダ形状などのような構造により実現されてもよいし、その両方であってもよい。
電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85の厚み寸法及び幅寸法は、電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85の無負荷時の抵抗率並びに伸縮性基材70及び80の伸張時の抵抗変化のほか、伸縮性配線基板200の全体の厚み寸法及び幅寸法の制約に基づいて決定することができる。電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85の伸張時の寸法変化に追従させて良好な伸縮性を確保するという観点からは、電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85の幅寸法は、1000μm以下であることが好ましく、500μm以下であることがより好ましく、200μm以下であることがさらに好ましい。電極部73、伸縮性配線部75及び端子部85を構成する個々の配線の厚み寸法は、25μm以下とすることができ、望ましくは10μm以上15μm以下である。
さらに、伸縮性配線基板200は、伸縮性基材80の主面80bに、伸縮性配線基板200を生体やロボット等に取り付けるための貼付剤層90が形成されている。貼付剤層90としては、ハイドロゲル、あるいは粘着層が用いられる。また、貼付剤層90は、開口82と重なる領域には形成されず、このため貼付剤層90には開口82と一致する開口92が形成される。この状態で、例えば電極部73と生体とを電気的に接続したければ、貼付剤層90の開口92の内側に、電解質を含有したゲルやナトリウム系導電クリーム(図示せず)を塗布し、生体に貼付すればよい。
〈製造方法〉
次に、第三実施形態における伸縮性配線基板200の製造方法について図12を用いて説明する。図12に示すように、伸縮性配線基板200の製造方法は、伸縮性基材70が開口72及び主面70bに形成された伸縮性配線部75及び電極部73を備え、伸縮性基材80は、開口82及び主面80aに形成された端子部85を備えている。そして、このような配線部(伸縮性配線部、端子部及び電極部)を導通させる工程においては、主面70bと主面80aとを対向させて配置する。このとき、第三実施形態では、開口72と端子部85の少なくとも一部が重なり、開口82と電極部73の少なくとも一部が重なるように伸縮性基材70及び80を配置して、伸縮性基材70と伸縮性基材80とを加熱又は加圧する。
さらに、第三実施形態では、伸縮性基材80の主面80aに貼付剤層90を形成し、伸縮性配線基板200が完成する。
以上の工程において、伸縮性基材70及び80は、加熱または加圧されることによって伸縮性配線部75等の配線部の周辺に入り込み、配線部の絶縁性を充分確保する。第3三実施形態の伸縮性配線基板200は、第1実施形態、第2実施形態と異なり、層間伸縮性基材が不要であるから部品点数が少なく、製造工程も簡易化できるという効果を奏する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)
複数の伸縮性基材と、
前記複数の伸縮性基材の対向する各主面に少なくとも一つそれぞれ設けられている複数の伸縮性配線部と、を備え、
前記各主面に設けられた前記伸縮性配線部同士が、接続部を介して互いに導通している、
伸縮性配線基板。
(2)
前記接続部は、前記各主面に設けられた前記伸縮性配線部の一部同士が融合一体化して形成されている、請求項1に記載の伸縮性配線基板。
(3)
前記各主面の間に介在し、開口が設けられている層間伸縮性基材をさらに備え、
前記各主面に設けられた前記伸縮性配線部は、前記層間伸縮性基材の前記開口中の接続部を介して互いに導通している、(1)または(2)の伸縮性配線基板。
(4)
前記層間伸縮性基材は、前記複数の伸縮性基材のいずれよりも透湿度が低い、(3)の伸縮性配線基板。
(5)
前記層間伸縮性基材の透湿度は、500g/m・24hr以下である、(3)または(4)の伸縮性配線基板。
(6)
前記層間伸縮性基材の一主面に設けられている層間伸縮性配線部、
を更に備え、
前記複数の伸縮性基材の一つにおける前記伸縮性配線部が設けられている前記主面が、前記層間伸縮性基材の前記一主面と直接的又は間接的に向き合って重ね合わされ、
前記伸縮性配線部及び前記層間伸縮性配線部が、各々一部同士が厚み方向に接続されることにより、導通している、(3)から(5)のいずれか一つの伸縮性配線基板。
(7)
前記層間伸縮性配線部は、電極部又は端子部と接続されている、(6)の伸縮性配線基板。
(8)
前記電極部及び前記端子部は、前記層間伸縮性基材に関して厚み方向反対側に形成されている、(7)の伸縮性配線基板。
(9)
複数の前記伸縮性基材が第一伸縮性基材及び第二伸縮性基材を含み、
前記第一伸縮性基材は、第一開口部及び第一主面に形成された第一の前記伸縮性配線部を備え、
前記第二伸縮性基材は、第二開口部及び第二主面に形成された第二の前記伸縮性配線部を備え、
前記第一主面と前記第二主面とが対向し、前記第一開口部と前記第二の伸縮性配線部の少なくとも一部が重なり、前記第二開口部と前記第一の伸縮性配線部の少なくとも一部が重なる、(1)または(2)の伸縮性配線基板。
(10)
前記第一の伸縮性配線部、前記第二の前記伸縮性配線部の少なくとも一方は一定の幅を有する線形状のライン部を有し、前記第一の伸縮性配線部及び前記第二の前記伸縮性配線部は前記ライン部よりも前記ライン部の幅方向の長さが長い部分を有するパターン部を有し、前記第一開口部は、前記第二の伸縮性配線部の前記パターン部の少なくとも一部と重なり、前記第二開口部は、前記第一の伸縮性配線部の前記パターン部の少なくとも一部と重なる、(9)の伸縮性配線基板。
(11)
複数の伸縮性基材の各々の少なくとも一方側の主面に伸縮性配線部をそれぞれ形成する工程と、
前記複数の伸縮性基材を加熱又は加圧して、前記各伸縮性配線部を互いに導通させる導通工程と、
を含む伸縮性配線基板の製造方法。
(12)
前記形成された各伸縮性配線部が層間伸縮性基材の開口を挟んで対向する位置に前記複数の伸縮性基材及び前記層間伸縮性基材を配置する配置工程をさらに含み、
前記導通工程においては、前記各伸縮性配線部が前記層間伸縮性基材の前記開口中の前記接続部を介して接続される、(11)の伸縮性配線基板の製造方法。
(13)
前記層間伸縮性基材の少なくとも一方側の主面に層間伸縮性配線部を形成する工程、
を更に含み、
前記配置工程は、前記伸縮性基材に形成された前記伸縮性配線部及び前記層間伸縮性配線部の一部同士が対向する位置に、前記層間伸縮性基材及び前記伸縮性基材を配置することを含み、
前記導通工程は、前記伸縮性配線部及び前記層間伸縮性配線部の一部同士を厚み方向に接合させることで、前記接続部を形成すると共に前記伸縮性配線部及び前記層間伸縮性配線部を互いに導通させることを含む、(12)の伸縮性配線基板の製造方法。
(14)
複数の前記伸縮性基材が第一の伸縮性基材及び第二の伸縮性基材を含み、
前記第一伸縮性基材は、第一開口部及び第一主面に形成された第一の前記伸縮性配線部を備え、
前記第二伸縮性基材は、第二開口部及び第二主面に形成された前記第二の伸縮性配線部を備え、
前記導通工程においては、前記第一主面と前記第二主面とを対向させ、前記第一開口部と前記第二の伸縮性配線部の少なくとも一部が重なり、前記第二開口部と前記第一の伸縮性配線部の少なくとも一部が重なるように前記第一伸縮性基材と前記第二伸縮性基材とを加熱又は加圧する、(11)の伸縮性配線基板の製造方法。
10、20、70、80 伸縮性基材
12、22、32、32a、32b、32c、52a、52b、52c、62a、62b、62c、72、82、92 開口
15、15a、15b、25、25a、25b、25c、75 伸縮性配線部
30、50、60 層間伸縮性基材
34、34a、34b、34c、54a、54b、64a、64b、74 接続部
35a、35b、55a、55b、65a、65b 層間伸縮性配線部
41、85 端子部
43、73 電極部
70a、70b、80a、80b 主面
90 貼付剤層
100、200 伸縮性配線基板

Claims (14)

  1. 複数の伸縮性基材と、
    前記複数の伸縮性基材の対向する各主面に少なくとも一つそれぞれ設けられている複数の伸縮性配線部と、を備え、
    前記各主面に設けられた前記伸縮性配線部同士が、接続部を介して互いに導通している、
    伸縮性配線基板。
  2. 前記接続部は、前記各主面に設けられた前記伸縮性配線部の一部同士が融合一体化して形成されている、請求項1に記載の伸縮性配線基板。
  3. 前記各主面の間に介在し、開口が設けられている層間伸縮性基材をさらに備え、
    前記各主面に設けられた前記伸縮性配線部は、前記層間伸縮性基材の前記開口中の前記接続部を介して互いに導通している、
    請求項1または2に記載の伸縮性配線基板。
  4. 前記層間伸縮性基材は、前記複数の伸縮性基材のいずれよりも透湿度が低い、
    請求項3に記載の伸縮性配線基板。
  5. 前記層間伸縮性基材の透湿度は、500g/m・24hr以下である、
    請求項3または4に記載の伸縮性配線基板。
  6. 前記層間伸縮性基材の一主面に設けられている層間伸縮性配線部、
    を更に備え、
    前記複数の伸縮性基材の一つにおける前記伸縮性配線部が設けられている前記主面が、前記層間伸縮性基材の前記一主面と直接的又は間接的に向き合って重ね合わされ、
    前記伸縮性配線部及び前記層間伸縮性配線部が、各々一部同士が厚み方向に接続されることにより、導通している、
    請求項3から5のいずれか一項に記載の伸縮性配線基板。
  7. 前記層間伸縮性配線部は、電極部又は端子部と接続されている、
    請求項6に記載の伸縮性配線基板。
  8. 前記電極部及び前記端子部は、前記層間伸縮性基材に関して厚み方向反対側に形成されている、
    請求項7に記載の伸縮性配線基板。
  9. 複数の前記伸縮性基材が第一伸縮性基材及び第二伸縮性基材を含み、
    前記第一伸縮性基材は、第一開口部及び第一主面に形成された第一の前記伸縮性配線部を備え、
    前記第二伸縮性基材は、第二開口部及び第二主面に形成された第二の前記伸縮性配線部を備え、
    前記第一主面と前記第二主面とが対向し、前記第一開口部と前記第二の伸縮性配線部の少なくとも一部が重なり、前記第二開口部と前記第一の伸縮性配線部の少なくとも一部が重なる、
    請求項1または2に記載の伸縮性配線基板。
  10. 前記第一の伸縮性配線部、前記第二の前記伸縮性配線部の少なくとも一方は一定の幅を有する線形状のライン部を有し、前記第一の伸縮性配線部及び前記第二の前記伸縮性配線部は前記ライン部よりも前記ライン部の幅方向の長さが長い部分を有するパターン部を有し、前記第一開口部は、前記第二の伸縮性配線部の前記パターン部の少なくとも一部と重なり、前記第二開口部は、前記第一の伸縮性配線部の前記パターン部の少なくとも一部と重なる、請求項9に記載の伸縮性配線基板。
  11. 複数の伸縮性基材の各々の少なくとも一方側の主面に伸縮性配線部をそれぞれ形成する工程と、
    前記複数の伸縮性基材を加熱又は加圧して、前記各伸縮性配線部を互いに導通させる導通工程と、
    を含む伸縮性配線基板の製造方法。
  12. 前記形成された各伸縮性配線部が層間伸縮性基材の開口を挟んで対向する位置に前記複数の伸縮性基材及び前記層間伸縮性基材を配置する配置工程をさらに含み、
    前記導通工程においては、前記各伸縮性配線部を前記層間伸縮性基材の前記開口中の接続部を介して接続する、請求項11に記載の伸縮性配線基板の製造方法。
  13. 前記層間伸縮性基材の少なくとも一方側の主面に層間伸縮性配線部を形成する工程、
    を更に含み、
    前記配置工程は、前記伸縮性基材に形成された前記伸縮性配線部及び前記層間伸縮性配線部の一部同士が対向する位置に、前記層間伸縮性基材及び前記伸縮性基材を配置することを含み、
    前記導通工程は、前記伸縮性配線部及び前記層間伸縮性配線部の一部同士を厚み方向に接合させることで、前記接続部を形成すると共に前記伸縮性配線部及び前記層間伸縮性配線部を互いに導通させることを含む、
    請求項12に記載の伸縮性配線基板の製造方法。
  14. 複数の前記伸縮性基材が第一の伸縮性基材及び第二の伸縮性基材を含み、
    前記第一伸縮性基材は、第一開口部及び第一主面に形成された第一の前記伸縮性配線部を備え、
    前記第二伸縮性基材は、第二開口部及び第二主面に形成された前記第二の伸縮性配線部を備え、
    前記導通工程においては、前記第一主面と前記第二主面とを対向させ、前記第一開口部と前記第二の伸縮性配線部の少なくとも一部が重なり、前記第二開口部と前記第一の伸縮性配線部の少なくとも一部が重なるように前記第一伸縮性基材と前記第二伸縮性基材とを加熱又は加圧する、
    請求項11に記載の伸縮性配線基板の製造方法。
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