JP2017152525A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部端子配列及び外部端子間の絶縁沿面距離が異なる品種で外囲樹脂ケースを共通化でき、かつ外部端子の固定精度を向上して外部端子へのボンディングワイヤーのボンディング性を高く確保する。【解決手段】外部端子が、端子保持部によって半導体チップ搭載基板に平行な直交2軸方向について移動不能に保持されつつ受け入れられ、かつ所定位置で端子保持部が内部接続部の下面を支持するように構成され、端子保持部は、外囲樹脂ケースの内壁に突出して設けられる少なくとも2つの端子規制部を備え、隣り合う前記端子規制部は、前記中間部の一部を両側から挟んで嵌合保持し、上端において前記中間部の前記一部の幅寸法より広く、下端へ向かうにしたがって小さくなる離間寸法とされ、前記中間部の前記一部と圧入嵌め合いされていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、外部端子を保持する外囲樹脂ケースを半導体チップ搭載基板に固定したパッケージ構造の半導体装置に関する。
従来、放熱用金属ベースの上面に絶縁材を介して形成された回路部に電力用の半導体チップが搭載されてなる半導体チップ搭載基板を有し、当該回路部を囲むように樹脂製の外囲樹脂ケースを半導体チップ搭載基板の周縁部に合わせて固定するとともに、外囲樹脂ケースに保持された外部端子によって、回路部の各電極を外部に導出した半導体装置が利用されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1にも記載されるように、外囲樹脂ケースは、上下端開口の枠状で、下端が半導体チップ搭載基板に固定される。外部端子の内部接続部は、外囲樹脂ケースの内方に延出し、ボンディングワイヤーにより半導体チップ搭載基板上の回路部と接続する。ワイヤーを配線した後、半導体チップ搭載基板上であって外囲樹脂ケース内に封止樹脂が充填され、外囲樹脂ケースの上端開口が蓋で閉じられて構成される。半導体チップ搭載基板上の回路部とボンディングワイヤーと外部端子の内部接続部とは、外囲樹脂ケース内に封止され、外部端子の外部接続部は、外部接続可能に外部に露出する。
一般に、成形金型内に外部端子を配置した状態で外囲樹脂ケースを樹脂成形するインサート成形法により、外囲樹脂ケースと外部端子からなる組立体を一体に構成する製造方法がよく利用されている(特許文献1の図11〜13の従来技術参照)。
しかし、近年は、ユーザーニーズの多様化により、外部端子の配置の異なる多品種の製品が求められている。
このような多品種化に対応する場合、インサート成形法では、品種ごとに異なる金型が必要となり、コストアップの原因となる。
そこで、複数の端子取付穴を有する外囲樹脂ケースを成形後、品種ごとの外部端子配列に合わせて選択的に端子取付穴に外部端子を取り付けて製作する方法が採用されている(特許文献1)。これにより、外囲樹脂ケースを複数品種で共通化することができる。
特許文献1に記載の発明にあっては、特許文献1の段落0010に記載に記載されるように、
(1)外囲樹脂ケースを各機種の共通部品として、外部端子の配列位置を各機種に対応
して変更できるようにするために、外囲樹脂ケースに形成した端子規制部を、すべてに対応するよう割り付けて形成する(請求項2)、
(2)外囲樹脂ケースから引出した外部端子相互間の絶縁沿面距離を稼ぐために、外囲樹脂ケースには、凹凸状段部を形成する(請求項3)、
(3)外部端子をガタツキなく強固に保持するために、外部端子の圧入部位にガタツキ防止用のサポート凸部を形成して端子規制部へ圧入するようにする(請求項4)、
(4)外部端子のガタツキ防止策として、外部端子と金属ベースとの間に装填して外部端子を支持する絶縁物製の端子押え枠を設ける(請求項5)、
(5)端子支持構造において、外部端子の端子押え枠で支持させるために、端子押え枠には、外部端子の形状に合わせた凸状の隔壁部を形成する(請求項6)、
(6)外部端子と端子押え枠との間を接着剤で強固に結合させるようにした(請求項7)、等の構成を有する。
特開2008−252055号公報
しかし、インサート成形法に対し、外囲樹脂ケースを成形後に外部端子を取り付ける方法では、外部端子のガタツキによるボンディングワイヤーのボンディング性の低下という問題が顕著である。
ボンディングワイヤーは、超音波接合により接合する方法が一般的である。超音波接合を行う場合は、接合箇所を接合ツール(ホーン)によって強く押圧した状態で振動を加える必要があるため、外部端子が外囲樹脂ケースに強固に固定されている必要がある。ガタツキ(遊び)が存在すると、振動が逃げてしまい、超音波接合に支障を来すという問題が生じる。特に、外囲樹脂ケースを成形後に外部端子を取り付ける方法では、インサート成形法と比較すると、外部端子と外囲樹脂ケースとの一体的な結合度が低いため、ガタツキによるボンディング性の低下は、顕著となる。
特許文献1に記載の発明にあっては、外部端子のガタツキ防止策として、絶縁物製の端子押え枠を設ける(請求項5)が、外部端子のボンディングワイヤーがボンディングされる部位である内部接続部(脚部)を下支えする端子押え枠が外囲ケースと一体成形でないから、外部端子の固定精度、特に内部接続部(脚部)の支持精度が低下しやすく、ボンディング性の低下につながりやすい。
外部端子の固定精度を高く維持するためにも、このような端子押え枠には、ある程度の厚みと硬性が必要となる。放熱用金属ベースの反りや外囲樹脂ケース、端子押さえ枠のゆがみ等が組立て精度、外部端子の固定精度に影響し得るが、端子押さえ枠の剛性により、それらのゆがみを抑制する必要があるからである。よって、端子押さえ枠の厚みにより半導体装置全体の低背化が難しくなるという問題も生じる。
そこで、本発明は、外部端子を保持する外囲樹脂ケースを半導体チップ搭載基板に固定したパッケージ構造の半導体装置において、外囲樹脂ケースを成形後に外部端子を取り付ける方法により製造可能にし、外部端子配列が異なる品種で外囲樹脂ケースを共通化でき、かつ、外部端子の固定精度を向上して外部端子へのボンディングワイヤーのボンディング性を高く確保することを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、放熱用金属ベースの上面に絶縁材を介して形成された回路部に電力用の半導体チップが搭載されてなる半導体チップ搭載基板と、
上下端開口の枠状で、当該回路部を囲むように下端が前記半導体チップ搭載基板の周縁部に合わされて固定される外囲樹脂ケースと、
内部接続部と外部接続部とこの両者の間を繋ぐ中間部とを有し、前記外囲樹脂ケースに保持され、前記内部接続部を前記外囲樹脂ケースの内方に延出させた外部端子と、
前記内部接続部と、前記回路部とを接続するボンディングワイヤーとを備え、
前記半導体チップと前記回路部と前記ボンディングワイヤーと前記内部接続部とが前記外囲樹脂ケース内に封止され、前記外部接続部が外部接続可能に外部に露出した半導体装置において、
前記外囲樹脂ケースには、前記外部端子の一つごとを保持する端子保持部が周方向に並べて複数形成されており、
前記外囲樹脂ケースの上端側から前記半導体チップ搭載基板に近づく方向へ前記端子保持部に挿入される前記外部端子が、前記端子保持部によって前記半導体チップ搭載基板に平行な直交2軸方向について移動不能に保持されつつ受け入れられ、かつ、所定位置で前記端子保持部が前記内部接続部の下面を支持するように、前記外部端子と前記端子保持部とが構成され、
前記端子保持部は、前記外囲樹脂ケースの内壁に突出して設けられる少なくとも2つの端子規制部を備え、
隣り合う前記端子規制部は、前記中間部の一部を両側から挟んで嵌合保持し、上端において前記中間部の前記一部の幅寸法より広く、下端へ向かうにしたがって小さくなる離間寸法とされ、前記中間部の前記一部と圧入嵌め合いされていることを特徴とする半導体装置である。
なお、「下」は、単に半導体チップ搭載基板側を示す用語であり、「上」は、その逆側を示す用語である。
請求項2記載の発明は、放熱用金属ベースの上面に絶縁材を介して形成された回路部に電力用の半導体チップが搭載されてなる半導体チップ搭載基板と、
上下端開口の枠状で、当該回路部を囲むように下端が前記半導体チップ搭載基板の周縁部に合わされて固定される外囲樹脂ケースと、
内部接続部と外部接続部とこの両者の間を繋ぐ中間部とを有し、前記外囲樹脂ケースに保持され、前記内部接続部を前記外囲樹脂ケースの内方に延出させた外部端子と、
前記内部接続部と、前記回路部とを接続するボンディングワイヤーとを備え、
前記半導体チップと前記回路部と前記ボンディングワイヤーと前記内部接続部とが前記外囲樹脂ケース内に封止され、前記外部接続部が外部接続可能に外部に露出した半導体装置において、
前記外囲樹脂ケースには、前記外部端子の一つごとを保持する端子保持部が周方向に並べて複数形成されており、
前記外囲樹脂ケースの上端側から前記半導体チップ搭載基板に近づく方向へ前記端子保持部に挿入される前記外部端子が、前記端子保持部によって前記半導体チップ搭載基板に平行な直交2軸方向について移動不能に保持されつつ受け入れられ、かつ、所定位置で前記端子保持部が前記内部接続部の下面を支持するように、前記外部端子と前記端子保持部とが構成され、
前記端子保持部は、前記外囲樹脂ケースの内壁に突出して設けられる少なくとも2つの端子規制部を備え、
隣り合う前記端子規制部は、前記中間部の一部を両側から挟んで嵌合保持し、
前記端子規制部の離間寸法は、前記半導体装置の上方から下方にかけて略等しく、
前記中間部の前記一部は、上端において前記端子規制部の離間寸法と略等しく、下端へ向かうにしたがって小さくなる幅寸法とされ、隣り合う前記端子規制部と圧入嵌め合いされていることを特徴とする半導体装置である。
請求項3記載の発明は、前記端子保持部において、前記端子規制部の側面には、前記外部端子の側縁と圧接される側縁突起部が1以上設けられ、
前記中間部の前記一部は、隣り合う前記端子規制部の対向する前記側縁突起部に両側縁から圧接されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置である。
請求項4記載の発明は、前記端子保持部において、
前記外囲樹脂ケースの内壁面には、前記内壁面と対向する前記外部端子の一面と圧接される内壁面突起部が1以上設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置である。
請求項5記載の発明は、前記端子保持部において、
前記内壁面と対向する対向面を有する内側面規制部を備え、
前記対向面には、前記対向面と対向する前記外部端子の他面と圧接される対向面突起部が1以上設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体装置である。
請求項6記載の発明は、前記内側面規制部は、周方向に沿って隙間を介して並んで複数設けられ、
前記中間部は、幅寸法が大きい幅広部と、幅寸法が小さい幅狭部と、を備え、
前記幅広部は、前記内壁面と前記内側面規制部との間、並びに、隣り合う前記側縁規制部の間に嵌装され、
前記幅狭部は、前記隙間に挿通され、前記幅広部と前記内部接続部とを接続することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置である。
請求項7記載の発明は、前記外囲樹脂ケースは、前記内部接続部を下方から支持する下面支持部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置である。
本発明によれば、外部端子を保持する外囲樹脂ケースを半導体チップ搭載基板に固定したパッケージ構造の半導体装置において、外囲樹脂ケースに形成された端子保持部は端子規制部を備え、この端子規制部に外部端子が挿入されるので、外囲樹脂ケースを成形後に外部端子を取り付ける方法により製造可能であり、外部端子配列に応じて外部端子の設置個所を選択可能ならしめることができる。
したがって、外部端子配列が異なる品種で外囲樹脂ケースを共通化できる。
また、端子規制部は、離間寸法が、半導体装置の上方において中間部の一部の幅寸法より広く、半導体装置の下方へ向かうにしたがって小さくなり、中間部の一部は、半導体装置の下方において隣り合う端子規制部と圧入嵌め合いされ、固定されるので、外部端子の固定精度を向上させることができる。
したがって、外部端子へのボンディングワイヤーのボンディング性を高く確保することができる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の分解斜視図(蓋体なし)である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置に適用される外部端子の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置に適用される端子係止部材の上面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の外部端子配列に沿った垂直断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の略中央で短辺方向に切断して描いた切断斜視図(蓋体なし)である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置に適用される外部端子の取付状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の外部端子配列に沿った垂直断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の回路部及びボンディングワイヤーを示す開放上面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置に適用される蓋体の俯瞰斜視図(a)及び仰視斜視図(b)である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の略中央で短辺方向に垂直に切断して描いた切断斜視図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の弾性爪がある位置の断面図(a)、及び同断面を見せた切断斜視図(b)である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の圧入ピンがある位置の断面図(a)、及び同断面を見せた切断斜視図(b)である。 本発明の他の一実施形態に係る半導体装置の外部端子配列に沿った垂直断面図である。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
(基本の実施形態)
図1から図13に基本の実施形態が示される。図14には、これに対する変形形態を示す。まず、基本の実施形態につき説明する。
本実施形態の半導体装置は、半導体チップ搭載基板aと、外囲樹脂ケースbと、外部端子cと、ボンディングワイヤーd(図8)と、端子係止部材eと、蓋体fとを備える。
図5に示すように半導体チップ搭載基板aは、放熱用金属ベースa1の上面に絶縁材a2を介して形成された回路部a3に電力用の半導体チップa4がチップボンディングにより搭載されてなる。
外囲樹脂ケースbは、上下端開口の枠状で、当該回路部a3を囲むように下端が半導体チップ搭載基板aの周縁部に合わされて固定される。この固定は、接着やボルト締結等による。
図2に示すように、外部端子cは、内部接続部c1と外部接続部c2とこの両者の間を繋ぐ中間部c3、c4とを有する。外部端子cは、図1等に示すように外囲樹脂ケースに保持される。外囲樹脂ケースbの内方に延出している内部接続部c1は、半導体チップ搭載基板aに平行に延在する。外部接続部c2、並びに、中間部の一部及び幅広部としての上位中間部c3は、外囲樹脂ケースbの内壁面b1に平行に延在する。
上位中間部c3は、外部接続部c2の下端に連続し、外部接続部c2より幅広に形成されている。
幅狭部としての下位中間部c4は、上位中間部c3の下端に連続し、上位中間部c3より幅狭に形成されている。下位中間部c4で90度に曲げられて形成されており、上位中間部c3に垂直な方向へ下位中間部c4が延出することで、同方向へ上位中間部c3と内部接続部c1とを離している。
内部接続部c1は、下位中間部c4の下端に連続し、下位中間部c4より幅広に形成されている。以上のように外部端子cは、プレス加工により大量生産可能な形状である。
図1、図4、図5、図10−13に示すように、外囲樹脂ケースbの内壁面b1から、端子規制部としての側縁規制部b2が突出して設けられており、側縁規制部b2の突端に連続して内側面規制部b3が形成されている
側縁規制部b2の突出量は、外部端子cの厚み寸法に略等しい。内側面規制部b3は側縁規制部b2から外囲樹脂ケースbの周方向に沿った両側方に延出して幅広に形成されている。外囲樹脂ケースbの周方向に隣り合う内側面規制部b3,b3間の隙間に下位中間部c4が入るように構成されている。上位中間部c3に垂直な方向についての上位中間部c3と内部接続部c1との間隔に内側面規制部b3が入るように構成されている。
側縁規制部b2及び内側面規制部b3の下端は、下面支持部b4まで形成されている。
下面支持部b4は、内部接続部c1の下面を支持する。下面支持部b4は、内部接続部c1の下面全域を支持する程度以上に外囲樹脂ケースbの内方に延出するとともに外囲樹脂ケースbの周方向に延在して形成されている。このような構成では、下位中間部c4が内部接続部c1及び上位中間部c3の幅寸法よりも小さく、この幅寸法の小さい下位中間部c4が隣り合う内側面規制部b3,b3間の隙間に嵌装されながら下方へと移動される。このため、幅寸法の大きい内部接続部c1と上位中間部c3とが隣り合う内側面規制部b3,b3を挟持するような構成となり、より一層固定精度の向上が図られている。
また、内部接続部c1が幅寸法の大きい形状、すなわち下面面積が大きくなっているため、下面支持部b4に当接された際の固定精度が高くなっている。
以上の側縁規制部b2及び内側面規制部b3が、外囲樹脂ケースbの周方向に沿って複数配列して形成されている。内壁面b1、側縁規制部b2、内側面規制部b3及び下面支持部b4により、外囲樹脂ケースbには、外部端子の一つごとを保持する端子保持部b10が周方向に並べて複数形成される。この端子保持部b10は、挿入部ISと圧入部PSとを有している。挿入部ISは外囲樹脂ケースbの上方側に位置し、圧入部PSは外囲樹脂ケースbの下方側に位置しており、挿入部ISと圧入部PSとは、端子保持部b10において連続して形成されている。
以上の構成により、外囲樹脂ケースbの上端側から半導体チップ搭載基板aに近づく方向へ端子保持部b10に挿入される外部端子cが、端子保持部b10によって半導体チップ搭載基板aに平行な直交2軸方向について移動不能に保持されつつ受け入れられ、かつ、所定位置で下面支持部b4が内部接続部c1の下面が支持される。
端子保持部b10は、内壁面b1と、内側面規制部b3と、隣り合う側縁規制部b2,b2とに四方から囲まれた(隣り合う内側面規制部b3,b3の間に隙間あり)空間であり、この空間に外部端子cが嵌装されることで、外囲樹脂ケースbに外部端子cが取り付け固定されるようになっている。具体的には、隣り合う内側面規制部b3,b3の隙間に下位中間部c4が嵌装されることで、端子保持部b10の空間には上位中間部c3が収容され、下位中間部c4を介して内部接続部c1が端子保持部b10よりも内側に位置することとなる。すなわち、外部端子cが端子保持部b10に嵌装された際、内側面規制部b3は、内部接続部c1と上位中間部c3とに挟まれるような状態となる。
ここで、外囲樹脂ケースbの内壁面b1と内側面規制部b3との離間寸法は、上位中間部c3の厚みと略等しい寸法に設定される。
また、外囲樹脂ケースbの周方向に隣り合う側縁規制部b2,b2の離間寸法は、外囲樹脂ケースbの上方から下方にかけて異なって設定されている。
具体的には、側縁規制部b2,b2の離間寸法は、外囲樹脂ケースbの上方(挿入部IS)において上位中間部c3の幅寸法より広く、外囲樹脂ケースbの下方側へ向かうにしたがって小さくなり、外囲樹脂ケースbの下方(圧入部PS)において上位中間部c3の幅寸法と略等しくなっている。
すなわち、端子保持部b10に嵌装された外部端子cが上位中間部c3において内壁面b1と内側面規制部b3とに挟持され、外部端子cの厚み方向への動きが規制され、外部端子cが下方まで嵌装されることで、側縁規制部b2,b2に挟持され、外部端子cの幅方向への動きが規制されている。
よって、外部端子cは、端子保持部b10によって半導体チップ搭載基板aに平行な直交2軸方向について移動不能に保持されつつ受け入れられる。
さらに、外部端子cは、端子保持部b10の最下部まで嵌装されると、内部接続部c1が下面支持部b4により下方から支持されるため、下方への動きも移動不能に保持されることとなる。
なお、外部端子cの幅寸法よりも挿入部ISの幅寸法が大きく形成されているため、端子保持部b10に外部端子cを嵌装する際、挿入部ISが外部端子cを圧入部PSへとガイドする役割を果たしている。
端子係止部材eは、外囲樹脂ケースbに嵌合する枠状に形成されている。すなわち、端子係止部材eは、外囲樹脂ケースbの開口部を囲むような大きさの枠状で、図5等に示すように内周縁部e2が下方に突出しており、外囲樹脂ケースbの内側に嵌合する。これにより、半導体チップ搭載基板aに平行な直交2軸方向について端子係止部材eの位置は固定される。
端子係止部材eには、端子保持部b10に一対一に対応して、外部接続部c2が挿入される保持孔e1を有する。保持孔e1に外部接続部c2が挿入された端子係止部材eが外囲樹脂ケースbの上端に固定される。このとき、外部端子cの中間部の保持孔e1より幅広に拡幅された部位、すなわち、上位中間部c3の上端部に端子係止部材eの保持孔e1周囲の下面が係合することで、外部端子cが外囲樹脂ケースbの上端側へ抜け出さないように保持する。係る状態に端子保持部b10を外囲樹脂ケースbに固定するために、端子係止部材eに弾性爪e3が形成され、外囲樹脂ケースbに爪受け段差部b5が形成されている(図1、図5、図10−13)。弾性爪e3は、端子係止部材eの相対する部位に一対で設けられており、下方に延出し、爪は外側を向いている。爪受け段差部b5は、端子係止部材eが外囲樹脂ケースbの内側に嵌合する際の弾性爪e3に対応する位置であって、外囲樹脂ケースbの内側に設けられている。端子係止部材eを外囲樹脂ケースbの上端に合わせて押し込むことで、内周縁部e2が外囲樹脂ケースbの内側に嵌合するとともに弾性爪e3が爪受け段差部b5に掛けられて端子係止部材eが外囲樹脂ケースbに固定される。
ボンディングワイヤーdは、図8に示すように内部接続部c1と、回路部a3とを接続する。
組立て手順としては、まず、(1)半導体チップ搭載基板aに外囲樹脂ケースbを固定する工程と、(2)外囲樹脂ケースbの必要箇所の端子保持部b10に外部端子cをすべて設置する工程と、を実施する。(1)(2)の順序は問わない。
(1)(2)の工程の後、ボンディングワイヤーdを接続するワイヤーボンディング工程を実施する。
具体的には、回路部a3上にボンディングワイヤーdの一端を載置し、この載置箇所を超音波接合により、瞬時にボンディングワイヤーdを溶融、凝固させることで一体的に接合している。ボンディングワイヤーdと内部接続部c1とについても同様に、内部接続部c1上にボンディングワイヤーdの他端を載置し、この載置箇所を超音波接合により、瞬時にボンディングワイヤーdを溶融、凝固させることで一体的に接合している。これにより、回路部a3と内部接続部c1とは、ボンディングワイヤーdを架設することで電気的に接続される。
また、ボンディングワイヤーdとしては、金、銅、又はアルミニウムなどの金属素材が適用される。
その後、外囲樹脂ケースb内に封止樹脂を充填する。これにより、半導体チップa4、回路部a3とボンディングワイヤーdと内部接続部c1及び中間部c3,c4とが外囲樹脂ケースb内に封止される。封止樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂が挙げられる。
その後、図9に示す蓋体fを端子係止部材eの内側を覆うように取り付け、図10〜図13に示す状態とする。外部接続部c2は保持孔e1から外部に突出し、外部接続可能に外部に露出した状態とされる。なお、図10、図12、図13においてボンディングワイヤー及び封止樹脂の図示を省略する。
蓋体fの端子係止部材eへの固定に関しては、圧入ピンと、弾性爪を採用する。
図1等に示すように、蓋体を載せる台座部e4が端子係止部材eの内側の4隅に形成されている。台座部e4の上面には圧入受け穴e5が凹設されている。圧入受け穴e5に圧入される圧入ピンは、図9に示す圧入ピンf1であり、対応して4隅に形成されるとともに、蓋体fの下面から下方に凸設されている。また、蓋体fには、上記の端子係止部材eの弾性爪e3と同様の配置で、一対の弾性爪f2が形成されている。
図10−13に示すように、圧入ピンf1が、圧入受け穴e5に圧入されるとともに、弾性爪f2が端子係止部材eの内側に掛けられて蓋体fが端子係止部材eに固定される。
なお、本実施形態では、外囲樹脂ケースbに外部端子cを取り付け固定した後、ワイヤーボンディング工程を行ったが、この順序に限らず、例えば、端子係止部材eを外囲樹脂ケースbに取り付けてからワイヤーボンディング工程を行ってもよい。
また、本実施形態では、ワイヤーボンディング工程を行った後、端子係止部材eと蓋体fとを別々に取り付けたが、これに限らず、端子係止部材eと蓋体fとを先に一体に取り付けてから外囲樹脂ケースbに取り付けるものとしてもよい。
ここで、上述のように、仮に端子係止部材eを取り付けてからワイヤーボンディング工程を行うとすると、超音波接合を行う作業空間が限定されてしまい接合作業が容易でなくなるおそれがある。
しかしながら、本発明では、端子保持部b10に外部端子cを取り付け固定するだけで、十分な固定精度が確保できるので、端子係止部材eにより上方から固定する必要なくワイヤーボンディング工程を行うことができ、接合作業を容易に行うことができる。
以上の構造によれば、外部端子cを保持する外囲樹脂ケースbを半導体チップ搭載基板aに固定したパッケージ構造の半導体装置において、外囲樹脂ケースbに形成された端子保持部b10は側縁規制部b2を備え、この側縁規制部b2に外部端子cが挿入されるので、外囲樹脂ケースbを成形後に外部端子cを取り付ける方法により製造可能であり、外部端子cの配列に応じて外部端子cの設置個所を選択可能ならしめることができる。
したがって、外部端子cの配列が異なる品種で外囲樹脂ケースbを共通化できる。
また、側縁規制部b2は、離間寸法が、半導体装置の上方(挿入部IS)において外部端子cの幅寸法より広く、半導体装置の下方側(圧入部PS側)へ向かうにしたがって小さくなり、半導体装置の下方(圧入部PS)において外部端子cの幅寸法と略等しくなっているので、側縁規制部b2に外部端子cを上方から挿入する際、下方へと挿入されるにしたがって、側縁規制部b2の離間寸法と外部端子の幅寸法とが略等しくなり、下方において外部端子cは、側縁規制部b2の内壁に挟持され、固定されるので、外部端子cの固定精度を向上させることができる。
したがって、外部端子cへのボンディングワイヤーdのボンディング性を高く確保することができる。
また、本実施形態では、下位中間部c4が内部接続部c1及び上位中間部c3の幅寸法よりも小さく、この幅寸法の小さい下位中間部c4が隣り合う内側面規制部b3,b3間の隙間に嵌装されながら下方へと移動されるものとした。
このため、幅寸法の大きい内部接続部c1と上位中間部c3とが隣り合う内側面規制部b3,b3を挟持するような構成となり、より一層固定精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、内部接続部c1が下位中間部c4より幅寸法の大きい形状、すなわち下面面積が大きいものとした。このため、下面支持部b4に当接された際の固定精度を高くすることができる。
また、本実施形態では、外部端子cの幅寸法よりも挿入部ISの幅寸法が大きく形成されているものとした。このため、端子保持部b10に外部端子cを嵌装する際、挿入部ISが外部端子cを圧入部PSへとガイドする役割を果たすことができる。
(変形形態1)
図1から図13に示した実施形態においては、外囲樹脂ケースbの内壁面b1と内側面規制部b3との離間寸法は、上位中間部c3の厚みと略等しい寸法に設定されており、端子保持部b10に嵌装された外部端子cが上位中間部c3において内壁面b1と内側面規制部b3とに挟持され、外部端子cの厚み方向への動きが規制されている。
また、外囲樹脂ケースbの周方向に隣り合う側縁規制部b2,b2の離間寸法は、外囲樹脂ケースbの上端から下端にかけて異なって設定されており、外囲樹脂ケースbの上端において上位中間部c3の幅寸法より広く、外囲樹脂ケースbの下端側へ向かうにしたがって小さくなり、外囲樹脂ケースbの下端において上位中間部c3の幅寸法と略等しくなり、外部端子cが下端まで圧入嵌め合いされることで、側縁規制部b2,b2に挟持され、外部端子cの幅方向への動きが規制されている。
しかしながら、本発明は、外囲樹脂ケースbの周方向に隣り合う側縁規制部b2,b2の離間寸法は、外囲樹脂ケースbの上端から下端にかけて略等しく設定されており、上位中間部c3の一部は、上端において隣り合う側縁規制部b2,b2の離間寸法と略等しく、下端へ向かうにしたがって小さくなる幅寸法とされ、隣り合う側縁規制部b2,b2と圧入嵌め合いされるものとしてもよい。
すなわち、外囲樹脂ケースbの側縁規制部b2,b2の離間寸法が下端へ向かうにしたがって小さくなってもよく、上位中間部c3の幅寸法が下端へ向かうにしたがって小さくなってもよく、側縁規制部b2,b2の離間寸法もしくは上位中間部c3の幅寸法のいずれかが一定であり、もう一方が圧入嵌め合い可能に上端から下端にかけて寸法が変化するものであればよい。
このような変形形態では、上位中間部c3の下端側が隣り合う側縁規制部b2,b2に上端側から挿通され、下端まで挿通されると、上位中間部c3の一部が側縁規制b2,b2の上端において圧入嵌め合いされるようになっている。
このため、変形形態1では、上述の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(変形形態2)
また、本発明は、図14に示すように、内壁面b1と内側面規制部b3との離間寸法が上位中間部c3の厚み寸法よりも大きく形成され、隣り合う側縁規制部b2,b2の離間寸法が上位中間部c3の幅寸法よりも大きく形成されていてもよい。
このような変形形態では、内壁面b1と内側面規制部b3とが、圧入部PSにおいてそれぞれ対向する平面に上下方向へ延設される内壁面突起部b11及び対向面突起部b31を備え、これと同様に、隣り合う側縁規制部b2,b2が、圧入部PSにおいてそれぞれ対向する平面に上下方向へ延設される側縁突起部b21,b21を備える。
そして、変形形態では、対応する内壁面突起部b11及び対向面突起部b31の最至近寸法が上位中間部c3の厚み寸法と略等しく、対応する側縁突起部b21,b21の最至近寸法が上位中間部c3の幅寸法と略等しく形成されている。
このため、外部端子cが端子保持部b10の下方まで嵌装されることで、内壁面突起部b11及び対向面突起部b31に挟持され、外部端子cの厚み方向への動きが規制でき、側縁突起部b21,b21に挟持され、外部端子cの幅方向への動きが規制できる。
さらに、下面支持部b4に内部接続部c1が上方から当接されるので、上下方向(少なくとも押圧された際の下方向)への動きも規制されている。
よって、外部端子cは、端子保持部b10によって半導体チップ搭載基板aに平行な直交2軸方向について移動不能に保持されつつ受け入れられ、かつ、所定位置で下面支持部b4が内部接続部c1の下面が支持される。
このため、変形形態2では、上述の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
a 半導体チップ搭載基板
a1 放熱用金属ベース
a2 絶縁材
a3 回路部
a4 半導体チップ
b 外囲樹脂ケース
b1 内壁面
b10 端子保持部
b11 内壁面突起部
b2 側縁規制部(端子規制部)
b21 側縁突起部
b3 内側面規制部
b31 対向面突起部
b4 下面支持部
b5 爪受け段差部
c 外部端子
c1 内部接続部
c2 外部接続部
c3 上位中間部(中間部の一部、幅広部)
c4 下位中間部(幅狭部)
d ボンディングワイヤー
e 端子係止部材
e1 保持孔
e2 内周縁部
e3 弾性爪
e4 台座部
e5 圧入受け穴
f 蓋体
f1 圧入ピン
f2 弾性爪
IS 挿入部
PS 圧入部

Claims (7)

  1. 放熱用金属ベースの上面に絶縁材を介して形成された回路部に電力用の半導体チップが搭載されてなる半導体チップ搭載基板と、
    上下端開口の枠状で、当該回路部を囲むように下端が前記半導体チップ搭載基板の周縁部に合わされて固定される外囲樹脂ケースと、
    内部接続部と外部接続部とこの両者の間を繋ぐ中間部とを有し、前記外囲樹脂ケースに保持され、前記内部接続部を前記外囲樹脂ケースの内方に延出させた外部端子と、
    前記内部接続部と、前記回路部とを接続するボンディングワイヤーとを備え、
    前記半導体チップと前記回路部と前記ボンディングワイヤーと前記内部接続部とが前記外囲樹脂ケース内に封止され、前記外部接続部が外部接続可能に外部に露出した半導体装置において、
    前記外囲樹脂ケースには、前記外部端子の一つごとを保持する端子保持部が周方向に並べて複数形成されており、
    前記外囲樹脂ケースの上端側から前記半導体チップ搭載基板に近づく方向へ前記端子保持部に挿入される前記外部端子が、前記端子保持部によって前記半導体チップ搭載基板に平行な直交2軸方向について移動不能に保持されつつ受け入れられ、かつ、所定位置で前記端子保持部が前記内部接続部の下面を支持するように、前記外部端子と前記端子保持部とが構成され、
    前記端子保持部は、前記外囲樹脂ケースの内壁に突出して設けられる少なくとも2つの端子規制部を備え、
    隣り合う前記端子規制部は、前記中間部の一部を両側から挟んで嵌合保持し、上端において前記中間部の前記一部の幅寸法より広く、下端へ向かうにしたがって小さくなる離間寸法とされ、前記中間部の前記一部と圧入嵌め合いされていることを特徴とする半導体装置。
  2. 放熱用金属ベースの上面に絶縁材を介して形成された回路部に電力用の半導体チップが搭載されてなる半導体チップ搭載基板と、
    上下端開口の枠状で、当該回路部を囲むように下端が前記半導体チップ搭載基板の周縁部に合わされて固定される外囲樹脂ケースと、
    内部接続部と外部接続部とこの両者の間を繋ぐ中間部とを有し、前記外囲樹脂ケースに保持され、前記内部接続部を前記外囲樹脂ケースの内方に延出させた外部端子と、
    前記内部接続部と、前記回路部とを接続するボンディングワイヤーとを備え、
    前記半導体チップと前記回路部と前記ボンディングワイヤーと前記内部接続部とが前記外囲樹脂ケース内に封止され、前記外部接続部が外部接続可能に外部に露出した半導体装置において、
    前記外囲樹脂ケースには、前記外部端子の一つごとを保持する端子保持部が周方向に並べて複数形成されており、
    前記外囲樹脂ケースの上端側から前記半導体チップ搭載基板に近づく方向へ前記端子保持部に挿入される前記外部端子が、前記端子保持部によって前記半導体チップ搭載基板に平行な直交2軸方向について移動不能に保持されつつ受け入れられ、かつ、所定位置で前記端子保持部が前記内部接続部の下面を支持するように、前記外部端子と前記端子保持部とが構成され、
    前記端子保持部は、前記外囲樹脂ケースの内壁に突出して設けられる少なくとも2つの端子規制部を備え、
    隣り合う前記端子規制部は、前記中間部の一部を両側から挟んで嵌合保持し、
    前記端子規制部の離間寸法は、前記半導体装置の上方から下方にかけて略等しく、
    前記中間部の前記一部は、上端において前記端子規制部の離間寸法と略等しく、下端へ向かうにしたがって小さくなる幅寸法とされ、隣り合う前記端子規制部と圧入嵌め合いされていることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記端子保持部において、前記端子規制部の側面には、前記外部端子の側縁と圧接される側縁突起部が1以上設けられ、
    前記中間部の前記一部は、隣り合う前記端子規制部の対向する前記側縁突起部に両側縁から圧接されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記端子保持部において、
    前記外囲樹脂ケースの内壁面には、前記内壁面と対向する前記外部端子の一面と圧接される内壁面突起部が1以上設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記端子保持部において、
    前記内壁面と対向する対向面を有する内側面規制部を備え、
    前記対向面には、前記対向面と対向する前記外部端子の他面と圧接される対向面突起部が1以上設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記内側面規制部は、周方向に沿って隙間を介して並んで複数設けられ、
    前記中間部は、幅寸法が大きい幅広部と、幅寸法が小さい幅狭部と、を備え、
    前記幅広部は、前記内壁面と前記内側面規制部との間、並びに、隣り合う前記側縁規制部の間に嵌装され、
    前記幅狭部は、前記隙間に挿通され、前記幅広部と前記内部接続部とを接続することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置である。
  7. 前記外囲樹脂ケースは、前記内部接続部を下方から支持する下面支持部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
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