JP2017151619A - 翻訳機 - Google Patents

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Takuro Yoshida
卓郎 吉田
亮平 神谷
Ryohei Kamiya
亮平 神谷
恭一郎 加藤
Kyoichiro Kato
恭一郎 加藤
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【課題】片手での操作性を更に高めた翻訳機を提供することを課題とする。【解決手段】携帯可能な翻訳機1であって、一端及び他端を有する縦長のケース本体11と、このケース本体11に設けられる翻訳ユニットTと、を備え、前記翻訳ユニットTは、翻訳前の音声入力を行う為のマイク3と、翻訳後の音声出力を行う為のスピーカ4と、音声入力を開始させる為の入力スイッチ2と、を備え、前記マイク3、スピーカ4及び入力スイッチ2は、前記ケース本体11の一端側寄りに配置され、前記スピーカ4は、前記入力スイッチ2が配置される面と前記ケース本体11の厚み方向で相対する面に向けて設けられることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザからの音声入力を受けて翻訳を行う翻訳機に関るものである。
近年、グローバル化に伴って、異なる言語を母語として使用する人同士の交流が盛んに行われている。
異なる言語を母語として使用する人同士が交流を行う際、共通して使用可能な言語が無い場合には、円滑なコミュニケーションを取ることが難しい。特に、観光や仕事上などでは、そうした共通して使用可能な言語での対話が不可欠となっており、対策が急がれていた。
そのような問題を解決するため、異なる言語を使用する人同士のコミュニケーションを支援する通訳機が開発されている。例えば、片手で操作可能な筺体に翻訳ユニットを持たせるようにした翻訳機が知られている(特許文献1)。
また、本体部とグリップ部によりケースを構成し、片手で握りながら操作が可能な翻訳機が知られている(特許文献2)。
これらの翻訳機では、前記音声出力のためのスピーカをマイクが装置されている面の反対側に設置するようにし、円滑なコミュニケーションを行うことが可能に構成されている。
特開2000−315205号公報 特開2004−362132号公報
しかしながら、前述した従来の技術においては、つぎのような改善すべき問題点が残されている。前述した従来の技術は、翻訳機を使用者が片手で把持して使用するものであるが、その形状から、操作性を十分に確保することができない。
特許文献1に記載の翻訳機では、翻訳機のケース本体の厚みや各種操作ボタンの配置と、使用者の手の大きさにより、操作性に違いが生じてしまう。また、片手でカメラを構えるように把持することから、長時間使用することで手や腕に負担が生じてしまう。
特許文献2に記載の翻訳機では、使用者が翻訳機を把持する為のグリップ部中央に操作用のボタンが配置され、ボタンの押圧を行う動作と、翻訳機を把持する動作とが干渉することで、操作性が低下してしまう。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、片手での操作性を更に高めた翻訳機を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、携帯可能な翻訳機であって、一端及び他端を有する縦長のケース本体と、このケース本体に設けられる翻訳ユニットと、を備え、
前記翻訳ユニットは、翻訳前の音声入力を行う為のマイクと、翻訳後の音声出力を行う為のスピーカと、音声入力を開始させる為の入力スイッチと、を備え、
前記マイク、スピーカ及び入力スイッチは、前記ケース本体の一端側寄りに配置され、前記スピーカは、前記入力スイッチが配置される面と前記ケース本体の厚み方向で相対する面に向けて設けられることを特徴とする。
このような構成とすることで、縦長のケース本体において、マイク、スピーカ及び入力スイッチすべてが一端側に配置されることにより、ケース本体の他端側をしっかりと把持することができ、更に入力スイッチを容易に操作可能な翻訳機を提供することができる。
本発明の好ましい形態では、前記相対する面の少なくとも一部は、曲面に形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、縦長の本体を把持した際に、手の形に添うような翻訳機を提供することができ、把持時の安定性を高めることができる。また、取り回しが容易になる。
本発明の好ましい形態では、前記スピーカ及び、前記翻訳ユニットを構成する基板は、前記厚み方向において重ならないように配置されることを特徴とする。
スピーカと基板をケース本体の厚み方向において重ねて配置する場合、スピーカの厚みと基板の厚みにより、ケース本体の厚みが増加してしまう。そのため、操作性や携帯性の低下が起こってしまう。このような構成とすることで、ケース本体の厚みを抑えながら、スピーカを配置することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記マイクはフレキシブル基板上に実装され、
前記スピーカ及び前記マイクは、前記厚み方向において重ならないように配置されることを特徴とする。
スピーカと、マイクを重ねて配置する場合、スピーカの厚みと、マイク(及びマイクが配置された基板)の厚みにより、ケース本体の厚みが増加してしまう。そのため、操作性や携帯性の低下が起こってしまう。このような構成とすることで、ケース本体の厚みを抑えながら、マイク、スピーカを配置することができる。
本発明の好ましい形態では、前記ケース本体は、スイッチが配置された前面ケースと、前記相対する面を形成する背面ケースと、を備えることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、音声出力の音量を操作する為の音量スイッチと、翻訳機の電源スイッチと、を備え、
前記入力スイッチと、前記音量スイッチと、前記電源スイッチと、は前記前面ケース側に配置されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、スイッチ類を前面ケースに配置し、組み立てを容易に行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記入力スイッチの押圧面は、前記厚み方向において、前記ケース本体の表面と同一又はそれ以下の高さに形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、携帯時の振動などによって、不意に入力スイッチが押圧されることを防止し、翻訳機の携帯性が向上される。
本発明の好ましい形態では、前記一端に向けて前記マイクが設けられ、前記他端に保持孔が形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、保持孔を介して首から下げた翻訳機を、瞬時に操作可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記翻訳ユニットは、前記マイクを介して音声入力を受け付ける際には、前記スピーカを介した放音を行わず、前記スピーカを介して放音を行う際には、前記マイクを介した音声入力を行わないことを特徴とする。
このような構成とすることで、マイクを介して入力される音声の品質を高め、翻訳効率を高めることができる。また、エコーキャンセラ等の処理を行う必要が無くなり、製造コストや翻訳機に搭載されたバッテリの利用効率を高めることができる。
本発明によれば、片手での操作性を更に高めた翻訳機を提供することができる。
本発明の実施形態1に関る翻訳機の斜視図である。 本発明の実施形態1に関る翻訳機の分解斜視図を示している。 本発明の実施形態1に関る翻訳機のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態1に関る翻訳機の正面図及びA−A線断面図である。 本発明の実施形態1に関る翻訳処理時の処理フローチャートである。 本発明の実施形態2に関る翻訳機の斜視図である。 本発明の実施形態2に関る翻訳機の正面図及び背面図である。 本発明の実施形態2に関る翻訳機の斜視図である。
<実施形態1>
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に関る翻訳機について説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
図1、図2は、本発明の実施形態1に関る翻訳機の外観を示す図である。図1(a)は翻訳機を正面方向、平面方向、右側面方向から見た際の斜視図であり、図1(b)は翻訳機を背面方向、底面方向、左側面方向から見た際の斜視図である。図2は、翻訳機1の分解斜視図である。
符号1は、第1言語での音声入力を受け付け、第2言語に翻訳して音声出力する翻訳機を示している。翻訳機1は、一端及び他端を有する縦長のケース本体11と、翻訳処理を行う翻訳ユニットTと、を備えている。
ケース本体11は、前面ケース11aと、背面ケース11bと、を備えている。また、この前面ケース11a及び背面ケース11bによって、翻訳ユニットTが装着される収容空間11dが形成されている。
図3は、本実施形態に関る翻訳機1のハードウェア構成図である。翻訳ユニットTは、翻訳処理を行う処理部9を備えている。処理部9は、CPU91と、メモリ92と、記憶装置93と、を備え、この記憶装置93には、オペレーティングシステム(OS)94と、翻訳プログラム95と、翻訳データ96などが記録されている。翻訳プログラム95は、オペレーティングシステム94と協調してその機能を発揮するものである。
また、翻訳ユニットTは更に、翻訳ユニットTに動作指示を行う為の入力スイッチ2と、音声入力を行う為のマイク3と、放音を行うスピーカ4と、発光体5と、スピーカ4からの放音の音量を操作する為の音量スイッチ6と、翻訳機1の電源のオン/オフを切り替える為の電源スイッチ7と、翻訳機1と外部機器との接続を行う接続部8と、基板10と、バッテリBと、を備えている。
本実施形態における翻訳データ96は、入力された第1言語の音声を文字情報に変換する為の入力音響モデルと、テキストの文法・構造を表現し、変換された文字情報の評価や選別、補正を行う為の言語モデルと、第1言語の文字情報を第2言語の文字情報に機械翻訳する為の翻訳モデルと、第2言語の文字情報を合成音声(第2言語の音声)に変換する為の出力音響モデルと、を有している。
処理部9は、マイク3を介して受け取った第1言語の音声を、入力音響モデル及び言語モデルを用いて第1言語の文字情報に変換し、この第1言語の文字情報を、翻訳モデル及び言語モデルを用いて、第2言語の文字情報に翻訳・変換し、出力音響モデルを用いて第2言語の文字情報を音声に変換し、スピーカ4を介して第2言語の音声を出力することで、翻訳処理を実行する。翻訳データ96や音声入力から音声出力までの翻訳処理の手順は、上記に限らず、どのようなものであってもよい。
本実施形態において、翻訳される第1言語と、翻訳後の第2言語の組み合わせは、予め翻訳機1ごとに決定されている。例えば、入力された音声を解析して第1言語を特定し、予め決められた第2言語に翻訳するように構成してもよいし、第1言語を第2言語に、第2言語を第1言語に切り替るためのスイッチ等の機構を、翻訳ユニットTが備えていてもよい。
本実施形態に関る翻訳機1は、入力スイッチ2が押圧されてから離されるまでの間に入力された音声を、第1言語の音声として検出し、第2言語の音声に翻訳して出力する。本実施形態におけるスピーカ4は、翻訳された音声(合成音声)及び、効果音を出力する。例えば、入力スイッチ2が押圧されると、音声入力の開始の合図として効果音が放音され、入力スイッチ2が離されると、音声入力の終了の合図として効果音が放音される。この効果音は必ずしも放音される必要はなく、合成音声のみを出力するように構成しても構わない。
接続部8は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポートなど、外部機器と接続するためのポートである。翻訳機1と外部機器とを接続することで、バッテリBへの給電や、オペレーティングシステム94や翻訳プログラム95、翻訳データ96等の更新・変更などが行われる。
図4(a)は、翻訳機1の正面図である。図4(b)及び図4(c)は、図4(a)に現れる翻訳機1のA−A線断面図である。図4(b)は、翻訳機1全体のA−A線断面図を示し、図4(c)は、操作部材21の拡大A−A線断面図を示している。
ケース本体11(前面ケース11a)の一端(図4(a)における上側)には、ストラップやチェーン等を取り付け、翻訳機1を携行する為の保持孔11cが設けられている。ケース本体11の正面側の面(前面ケース11a)には、マイク3用の開口13及び発光体5用の開口15が形成され、入力スイッチ2を操作する為の操作部材21が配置されている。
また、入力スイッチ2の操作部材21が配置された面と、翻訳機のケース本体11の厚み方向(図4(b)における左右方向)で相対する背面側(図4(b)における右側)の面(背面ケース11b)には、スピーカ4用の開口14が形成されている。また、音量スイッチ6を操作する為の操作部材61が右側面側(図4(a)における右側)に、電源スイッチ7を操作する為の操作部材71が他端(図4(a)における下側)に配置され、接続部8用の開口18が他端に形成されている。
ケース本体11には、必ずしも開口が形成されている必要はない。また、操作部材も、必ずしもケース本体11に組み合される必要はない。例えば、ケース本体11を音声入出力等が可能な薄肉状に形成したり、押圧等により操作される部分を、ケース本体11と一体に形成しても構わない。また、マイク3を一端又は他端に配置しても構わない。
図示例の翻訳機1において、操作部材21が配置された正面側の面(前面ケース11a)は、略平面に形成され、その端部は、操作部材61が設けられた右側面側及び、右側面と相対する左側面側に向かって曲面状に形成されている。また、開口14が設けられた翻訳機1の背面側の面(背面ケース11b)は、右側面及び左側面に向かって全体的に曲面状に形成されている。
操作部材21やマイク3(開口13)、スピーカ4(開口14)、発光体5(開口15)は、翻訳機1の長手方向(図4(a)における上下方向)において、一端寄りに配置されている。また、スピーカ4は、ケース本体11の厚み方向(図4(b)における左右方向)において、基板10と重ならないように、ずらして配置されている。図示例の翻訳機1では、この厚み方向において、マイク3と、基板10及び処理部9が重なって配置されているが、マイク3と、基板10及び/又は処理部9が重ならないように、ずらして配置しても構わない。
操作部材21には、押圧面21aが形成されている。押圧面21aは、ケース本体11(前面ケース11a)の表面から収容空間11d側に向かう厚み方向(図4(b)における左右方向)において、表面と同一又はそれ以下の高さに形成されており、ケース本体11の表面から突出しないようになされている。
次いで、図5を用いて第1言語による音声入力から、第2言語による音声出力までの処理について説明する。本実施形態に関る翻訳機1は、入力スイッチ2が押圧されてから離されるまでの間に入力された音声を、第1言語の音声として検出し、第2言語の音声に翻訳して出力する。
翻訳機の電源のオン/オフ状態は、電源スイッチ7によって切替可能である。翻訳機1の電源がオン状態になっている場合(ステップS1でYes)、マイク3を介して第1言語の音声入力を行う為に、操作部材21(入力スイッチ2)を押下し(ステップS2でYes)、ステップS3に進む。
ここで、スピーカ4を介して放音が行われているか否かを判断する。スピーカ4を介して音声出力が行われている場合(ステップS3でYes)、音声入力を開始せず、ステップS2で、再度、操作部材21(入力スイッチ2)が押下されるのを待つ。スピーカ4を介して放音が行われていない場合(ステップS3でNo)、ステップS4に進み、音声の検出を行う。
スピーカ4より放音が行われている場合とは、例えば、翻訳後の第2言語の音声出力が行われている場合や、第1言語の音声検出の開始・終了の合図などとして効果音を出力する場合などである。効果音が出力される場合は、効果音の放音後にスピーカ4を無効化し、マイク3を有効化すればよい。音声出力がなされている場合には、音声出力が終了し、第1言語の音声検出開始の合図の効果音が出力されるまでマイク3を無効化しておき、効果音の放音後にマイク3を有効化してもよい。
ステップS5では、処理部9が検出した音声の翻訳を行う。ステップS6では、操作部材21(入力スイッチ2)が離されたか否かが判断される。操作部材21(入力スイッチ2)が離されていない場合(ステップS6でNo)、ステップS4での音声検出と、ステップS5での翻訳処理を続ける。操作部材21(入力スイッチ2)が離された場合(ステップS6でYes)、ステップS7に進む。
処理部9において、翻訳処理が完了したならば(ステップS7でYes)、スピーカ4を介して翻訳後の音声出力を行う(ステップS8)。
<実施形態2>
次いで、図6〜図8を用いて、本発明の実施形態2に関る翻訳機1について説明する。
図6、図7は、本発明の実施形態2に関る翻訳機1の外観を示す図である。図6(a)は翻訳機を正面方向、平面方向、右側面方向から見た際の斜視図であり、図6(b)は翻訳機を背面方向、底面方向、左側面方向から見た際の斜視図である。図7(a)は、翻訳機1の正面図を示し、図7(b)は、翻訳機1の背面図を示している。
本実施形態に関る翻訳機1は、正面側が略平面に形成され、右側面側、左側面側、背面側が連続した曲面形状に形成されている。ケース本体11の一端(図7における上側)には、ストラップやチェーン等を取り付け、翻訳機1を携行する為の保持孔11cが設けられている。
ケース本体11の正面側(図6(a)における手前左側)には、マイク3用の開口13及び発光体5用の開口15が形成され、入力スイッチ2を操作する為の操作部材21が配置されている。また、他端には、接続部8用の開口18が形成されている。
基板10は、リジット基板10a及び、リジット基板10aを基端として一端方向に延びるフレキシブル基板10bとを備えている。フレキシブル基板10bは、スピーカ4の外縁の少なくとも一部に沿うように形成されている。マイク3及び発光体5は、フレキシブル基板10b上に実装され、ケース本体11の厚み方向において、マイク3、スピーカ4、基板10、が重ならないように、ずらして配置されている。なお、基板10は、フレキシブル基板10bのみで構成されていても構わない。
また、別の実施例として、図8に示すように、ケース本体11が円柱状に形成されていてもよい。図8に示す翻訳機1は、ケース本体11の一端(図8における上側)には、マイク3(開口13)が設けられ、他端(図8における下側)には、ストラップやチェーン等を取り付け、翻訳機1を携行する為の保持孔11cが設けられている。
正面側(図8(a)における手前左側)の面(前面ケース11a)には、発光体5用の開口15が形成され、入力スイッチ2を操作する為の操作部材21が配置されている。翻訳機1の長手方向を軸として入力スイッチ2と相対する背面側の面(背面ケース11b)には、スピーカ用の開口14が形成されている。
本発明によれば、縦長のケース本体において、マイク、スピーカ及び入力スイッチすべてが一端側に配置されることにより、ケース本体の他端側をしっかりと把持することができ、更に入力スイッチを容易に操作可能な翻訳機を提供することができる。
また、翻訳機の背面側が曲面状に形成されることで、縦長の本体を把持した際に、手の形に添うような翻訳機を提供することができ、把持時の安定性を高めることができる。また、取り回しが容易になる。また、マイクを一端又はケース本体の一端側に配置することにより、ユーザが自然で直感的な操作によりスムーズに音声入力を行うことができる。
また、ケース本体の厚み方向において、スピーカと基板が重ならないようにずらして配置することで、ケース本体の厚みを抑えることが可能となる。また、ケース本体の厚み方向においてスピーカとマイクが重ならないようにずらして配置することで、ケース本体の厚みを抑えることが可能となる。
また、スイッチ類を前面ケースに配置し、組み立てを容易に行うことができる。
また、入力スイッチの押圧面が厚み方向において、ケース本体の表面と同一又はそれ以下の高さに形成されていることで、携帯時の振動などによって、不意に入力スイッチが押圧されることを防止し、翻訳機の携帯性が向上される。
また、マイクを介して入力される音声の品質を高め、翻訳効率を高めることができる。また、エコーキャンセラ等の処理を行う必要が無くなり、製造コストや翻訳機に搭載されたバッテリの利用効率を高めることができる。
片手で操作される携帯可能な翻訳機を提供することができる。
1 翻訳機
10 基板
10a リジット基板
10b フレキシブル基板
11 ケース本体
11a 前面ケース
11b 背面ケース
11c 保持孔
11d 収容空間
13、14、15、18 開口
2 入力スイッチ
21 操作部材
3 マイク
4 スピーカ
5 発光体
6 音量スイッチ
61 操作部材
7 電源スイッチ
71 操作部材
8 接続部
9 処理部
91 CPU
92 メモリ
93 記憶装置
94 オペレーティングシステム(OS)
95 翻訳プログラム
96 翻訳データ
B バッテリ
T 翻訳ユニット

Claims (9)

  1. 携帯可能な翻訳機であって、一端及び他端を有する縦長のケース本体と、このケース本体に設けられる翻訳ユニットと、を備え、
    前記翻訳ユニットは、翻訳前の音声入力を行う為のマイクと、翻訳後の音声出力を行う為のスピーカと、音声入力を開始させる為の入力スイッチと、を備え、
    前記マイク、スピーカ及び入力スイッチは、前記ケース本体の一端側寄りに配置され、前記スピーカは、前記入力スイッチが配置される面と前記ケース本体の厚み方向で相対する面に向けて設けられることを特徴とする翻訳機。
  2. 前記相対する面の少なくとも一部は、曲面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の翻訳機。
  3. 前記スピーカ及び、前記翻訳ユニットを構成する基板は、前記厚み方向において重ならないように配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の翻訳機。
  4. 前記マイクはフレキシブル基板上に実装され、
    前記スピーカ及び前記マイクは、前記厚み方向において重ならないように配置されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の翻訳機。
  5. 前記ケース本体は、スイッチが配置された前面ケースと、前記相対する面を形成する背面ケースと、を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の翻訳機。
  6. 音声出力の音量を操作する為の音量スイッチと、翻訳機の電源スイッチと、を備え、
    前記入力スイッチと、前記音量スイッチと、前記電源スイッチと、は前記前面ケース側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の翻訳機。
  7. 前記入力スイッチの押圧面は、前記厚み方向において、前記ケース本体の表面と同一又はそれ以下の高さに形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の翻訳機。
  8. 前記一端に向けて前記マイクが設けられ、前記他端に保持孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の翻訳機。
  9. 前記翻訳ユニットは、前記マイクを介して音声入力を受け付ける際には、前記スピーカを介した放音を行わず、前記スピーカを介して放音を行う際には、前記マイクを介した音声入力を行わないことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の翻訳機。
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