JPH0535776A - 言語自動選択機能付翻訳装置 - Google Patents
言語自動選択機能付翻訳装置Info
- Publication number
- JPH0535776A JPH0535776A JP3212725A JP21272591A JPH0535776A JP H0535776 A JPH0535776 A JP H0535776A JP 3212725 A JP3212725 A JP 3212725A JP 21272591 A JP21272591 A JP 21272591A JP H0535776 A JPH0535776 A JP H0535776A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- language
- unit
- voice
- translation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置が携帯される地域で使用される言語への
翻訳を自動的に切替えて行なう。 【構成】 装置が携帯される地域毎に設置された送信設
備40から送信される信号が信号受信部7に接続された
アンテナ14により受信される。この信号は、当該地域
で使用される言語に対応した信号となっている。この信
号は、信号復調部8により復調され、これにより、当該
装置が存在する地域の言語が識別される。制御部1は当
該識別された言語を選択し、翻訳部20は所定の言語か
ら当該制御部1により選択された言語への翻訳を行な
う。
翻訳を自動的に切替えて行なう。 【構成】 装置が携帯される地域毎に設置された送信設
備40から送信される信号が信号受信部7に接続された
アンテナ14により受信される。この信号は、当該地域
で使用される言語に対応した信号となっている。この信
号は、信号復調部8により復調され、これにより、当該
装置が存在する地域の言語が識別される。制御部1は当
該識別された言語を選択し、翻訳部20は所定の言語か
ら当該制御部1により選択された言語への翻訳を行な
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動的に翻訳言語を選
択する機能の付いた翻訳装置に関するものである。
択する機能の付いた翻訳装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用の翻訳装置が存在する。こ
のような翻訳装置は、例えば、旅行者が旅行先で使用す
る場合に、その地域の言語を調べて、メモリカードの入
換え又は切替スイッチの操作により当該言語に設定しな
ければならない。このような携帯用の翻訳装置には、音
声認識を利用したものも提案されている。尚、ここでい
う翻訳とは、同国語における方言あるいは異なった言回
し等に変換することも含む。
のような翻訳装置は、例えば、旅行者が旅行先で使用す
る場合に、その地域の言語を調べて、メモリカードの入
換え又は切替スイッチの操作により当該言語に設定しな
ければならない。このような携帯用の翻訳装置には、音
声認識を利用したものも提案されている。尚、ここでい
う翻訳とは、同国語における方言あるいは異なった言回
し等に変換することも含む。
【0003】図2は、従来の音声翻訳装置の一例のブロ
ック図である。図示の翻訳装置は、制御部21と、音声
区間切出し部22と、音声認識部23と、表示部24
と、音声合成部25と、翻訳語データ用メモリカード2
6と、音声認識辞書部27と、スピーカ28と、マイク
29と、スピーカアンプ30と、キーボード又はスイッ
チ31とから成る。
ック図である。図示の翻訳装置は、制御部21と、音声
区間切出し部22と、音声認識部23と、表示部24
と、音声合成部25と、翻訳語データ用メモリカード2
6と、音声認識辞書部27と、スピーカ28と、マイク
29と、スピーカアンプ30と、キーボード又はスイッ
チ31とから成る。
【0004】制御部21は、プロセッサ等から成り、装
置の各部を制御する。音声区間切出し部22は、マイク
29から入力された音声を切出し、音声認識部23に送
る。音声認識部23は、キーボード又はスイッチ31の
操作を受けた制御部21の指示によりマイク29、音声
区間切出し部22を経て切り出された音声をディジタル
信号に変換・分析する。そして、その結果を音声認識辞
書部27に格納された標準音声パターンと比較すること
により、音声認識を行なう。音声合成部25は、音声認
識部23により認識された音声に対応した翻訳語を翻訳
語データ用メモリカード26より読込み、音声信号に変
換してスピーカアンプ30、スピーカ28を経て出力す
る。表示部24は、当該翻訳装置の使用者への指示や翻
訳語の文字による表示等を行なう。
置の各部を制御する。音声区間切出し部22は、マイク
29から入力された音声を切出し、音声認識部23に送
る。音声認識部23は、キーボード又はスイッチ31の
操作を受けた制御部21の指示によりマイク29、音声
区間切出し部22を経て切り出された音声をディジタル
信号に変換・分析する。そして、その結果を音声認識辞
書部27に格納された標準音声パターンと比較すること
により、音声認識を行なう。音声合成部25は、音声認
識部23により認識された音声に対応した翻訳語を翻訳
語データ用メモリカード26より読込み、音声信号に変
換してスピーカアンプ30、スピーカ28を経て出力す
る。表示部24は、当該翻訳装置の使用者への指示や翻
訳語の文字による表示等を行なう。
【0005】翻訳語データ用メモリカード26は、RO
Mカード等から成り、翻訳語を音声合成して出力する場
合には、ADPCM,SBC方式等の音声データを格納
している。また、この翻訳語データ用メモリカード26
より翻訳語に対応したキャラクタコードを読み込み、表
示部24に表示する。この翻訳語データ用メモリカード
26を他の言語のものと交換することにより複数の言語
に翻訳することが可能となる。音声認識辞書部27は、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)等から成り、操
作者の発声に応じた標準音声パターンを格納している。
この標準音声パターンは、操作者が予め格納しておく。
Mカード等から成り、翻訳語を音声合成して出力する場
合には、ADPCM,SBC方式等の音声データを格納
している。また、この翻訳語データ用メモリカード26
より翻訳語に対応したキャラクタコードを読み込み、表
示部24に表示する。この翻訳語データ用メモリカード
26を他の言語のものと交換することにより複数の言語
に翻訳することが可能となる。音声認識辞書部27は、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)等から成り、操
作者の発声に応じた標準音声パターンを格納している。
この標準音声パターンは、操作者が予め格納しておく。
【0006】次に上述した装置の動作を説明する。キー
ボード又はスイッチ31から指示を受けた制御部21
は、音声切出し部22に音声の切出し開始の指示を与え
る。これと同時に、表示部24に「発生してくださ
い。」という文字を表示する。操作者は、これを合図に
マイク29に向かって翻訳したい文章、例えば、「あり
がとう」と発声する。音声区間切出し部22は、この音
声を切出し、音声認識部23にデータを送出する。
ボード又はスイッチ31から指示を受けた制御部21
は、音声切出し部22に音声の切出し開始の指示を与え
る。これと同時に、表示部24に「発生してくださ
い。」という文字を表示する。操作者は、これを合図に
マイク29に向かって翻訳したい文章、例えば、「あり
がとう」と発声する。音声区間切出し部22は、この音
声を切出し、音声認識部23にデータを送出する。
【0007】音声認識部22では、音声認識辞書部27
を用いて音声認識を行ない、結果をコードとして音声合
成部25に送出する。この場合、正しく認識し、例え
ば、コード“1”を出力したとすると、音声合成部25
は翻訳語データ用メモリカード26よりコード“1”に
対応する翻訳語データを読込む。この翻訳語データ用メ
モリカード26が、例えば、スペイン語に対応したもの
であるときは、スピーカアンプ30、スピーカ29を経
て「gracias」と音声合成される。
を用いて音声認識を行ない、結果をコードとして音声合
成部25に送出する。この場合、正しく認識し、例え
ば、コード“1”を出力したとすると、音声合成部25
は翻訳語データ用メモリカード26よりコード“1”に
対応する翻訳語データを読込む。この翻訳語データ用メ
モリカード26が、例えば、スペイン語に対応したもの
であるときは、スピーカアンプ30、スピーカ29を経
て「gracias」と音声合成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、翻
訳言語データ用メモリカード26は各言語毎に交換する
必要があり、またその国で使用する言語をあらかじめ調
べておかなければスムーズな装置の操作及び会話が行な
えないという問題があった。本発明は、以上の点に着目
してなされたもので、自動的に翻訳言語を選択できる地
域適応性の優れた言語自動選択機能付翻訳装置を提供す
ることを目的とするものである。
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、翻
訳言語データ用メモリカード26は各言語毎に交換する
必要があり、またその国で使用する言語をあらかじめ調
べておかなければスムーズな装置の操作及び会話が行な
えないという問題があった。本発明は、以上の点に着目
してなされたもので、自動的に翻訳言語を選択できる地
域適応性の優れた言語自動選択機能付翻訳装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の言語自動選択機
能付翻訳装置は、装置が携帯される地域毎に設置された
送信設備から送信される、当該地域で使用される言語に
対応した信号を受信する信号受信部と、当該信号受信部
により受信された信号を復調する信号復調部と、当該信
号復調部により復調された信号に対応した言語を選択す
る制御を行なう制御部と、所定の言語から当該制御部に
より選択された言語への翻訳を行なう翻訳部から成るこ
とを特徴とするものである。
能付翻訳装置は、装置が携帯される地域毎に設置された
送信設備から送信される、当該地域で使用される言語に
対応した信号を受信する信号受信部と、当該信号受信部
により受信された信号を復調する信号復調部と、当該信
号復調部により復調された信号に対応した言語を選択す
る制御を行なう制御部と、所定の言語から当該制御部に
より選択された言語への翻訳を行なう翻訳部から成るこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の言語自動選択機能付翻訳装置において
は、装置が携帯される地域毎に設置された送信設備から
送信される信号が信号受信部により受信される。この信
号は、当該地域で使用される言語に対応した信号となっ
ている。この信号は、信号復調部により復調され、これ
により、当該装置が存在する地域の言語が識別される。
制御部は当該識別された言語を選択し、翻訳部は所定の
言語から当該制御部により選択された言語への翻訳を行
なう。
は、装置が携帯される地域毎に設置された送信設備から
送信される信号が信号受信部により受信される。この信
号は、当該地域で使用される言語に対応した信号となっ
ている。この信号は、信号復調部により復調され、これ
により、当該装置が存在する地域の言語が識別される。
制御部は当該識別された言語を選択し、翻訳部は所定の
言語から当該制御部により選択された言語への翻訳を行
なう。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明の言語自動選択機能付翻訳
装置の一実施例を示すブロック図である。図示の翻訳装
置は、制御部1と、音声区間切出し部2と、音声認識部
3と、表示部4と、音声合成部5と、音声認識辞書部6
と、FM信号受信部7と、信号復調部8と、翻訳語デー
タ用メモリカード9と、マイク10と、スピーカ11
と、スピーカアンプ12と、キーボード又はスイッチ1
3と、アンテナ14とから成る。
に説明する。図1は、本発明の言語自動選択機能付翻訳
装置の一実施例を示すブロック図である。図示の翻訳装
置は、制御部1と、音声区間切出し部2と、音声認識部
3と、表示部4と、音声合成部5と、音声認識辞書部6
と、FM信号受信部7と、信号復調部8と、翻訳語デー
タ用メモリカード9と、マイク10と、スピーカ11
と、スピーカアンプ12と、キーボード又はスイッチ1
3と、アンテナ14とから成る。
【0012】FM信号受信部7は、既存の放送設備40
等により送信された位相変調(PSK)等の方法で変調
された翻訳言語情報の信号のサブバンドキャリアをアン
テナ14により受信する。この場合、自動選局によって
最も受信状態のよいFM信号のサブバンドキャリアを選
択し、その信号をその地域の翻訳言語情報のサブバンド
キャリアとして信号復調部8へ送る。信号復調部8は、
受信した信号を言語コードに復調する。制御部1は、こ
の言語コードにより、翻訳語データ用メモリカード9に
指示を出し、翻訳語データ用メモリカード9内のデコー
ド部90を通じて、使用言語の格納されたメモリ部9
1、…、95を選択する。即ち、使用言語の格納された
メモリ部に入力されるチップセレクタ信号CSをアクテ
ィブにする。
等により送信された位相変調(PSK)等の方法で変調
された翻訳言語情報の信号のサブバンドキャリアをアン
テナ14により受信する。この場合、自動選局によって
最も受信状態のよいFM信号のサブバンドキャリアを選
択し、その信号をその地域の翻訳言語情報のサブバンド
キャリアとして信号復調部8へ送る。信号復調部8は、
受信した信号を言語コードに復調する。制御部1は、こ
の言語コードにより、翻訳語データ用メモリカード9に
指示を出し、翻訳語データ用メモリカード9内のデコー
ド部90を通じて、使用言語の格納されたメモリ部9
1、…、95を選択する。即ち、使用言語の格納された
メモリ部に入力されるチップセレクタ信号CSをアクテ
ィブにする。
【0013】以下は、翻訳部20を構成する部分であ
る。音声認識部3は、キーボード又はスイッチ13の操
作を受けた制御部1の指示によりマイク10、音声区間
切出し部2を経て切出された音声をディジタル信号に変
換・分析する。そして、音声認識辞書部6に格納された
標準音声パターンと比較することにより、音声認識を行
なう。音声合成部5は、音声認識部3により認識された
音声に対応した翻訳語を翻訳語データ用メモリカード9
より読込み音声信号に変換してスピーカアンプ12、ス
ピーカ11を経て出力する。翻訳語データ用メモリカー
ド9は、翻訳語を音声合成して出力する場合には、AD
PCM,SBC方式等の音声データを出力する。また、
この翻訳語データ用メモリカード9よりキャラクタコー
ドを読み込み、翻訳語に対応した文字を表示部4に表示
する。
る。音声認識部3は、キーボード又はスイッチ13の操
作を受けた制御部1の指示によりマイク10、音声区間
切出し部2を経て切出された音声をディジタル信号に変
換・分析する。そして、音声認識辞書部6に格納された
標準音声パターンと比較することにより、音声認識を行
なう。音声合成部5は、音声認識部3により認識された
音声に対応した翻訳語を翻訳語データ用メモリカード9
より読込み音声信号に変換してスピーカアンプ12、ス
ピーカ11を経て出力する。翻訳語データ用メモリカー
ド9は、翻訳語を音声合成して出力する場合には、AD
PCM,SBC方式等の音声データを出力する。また、
この翻訳語データ用メモリカード9よりキャラクタコー
ドを読み込み、翻訳語に対応した文字を表示部4に表示
する。
【0014】図3は、本発明に係る翻訳装置の外観図で
ある。図示の装置の前面には、マイク10、例えばLC
Dを用いた表示部4、及びモード選択スイッチ33が設
けられている。また、側面には、アンテナ14、オペレ
ーションスイッチ32、メモリカード出入口34が設け
られている。更に、後面には、スピーカ11が設けられ
ている。
ある。図示の装置の前面には、マイク10、例えばLC
Dを用いた表示部4、及びモード選択スイッチ33が設
けられている。また、側面には、アンテナ14、オペレ
ーションスイッチ32、メモリカード出入口34が設け
られている。更に、後面には、スピーカ11が設けられ
ている。
【0015】図4は、送信設備からのFMサブキャリア
システムの説明図である。FM放送のオーディオステレ
オ信号は、図示のように、和信号、パイロット信号、差
信号の3つの信号成分で構成されている。これらの信号
成分は、通常は53kHz まで分布している。FMサブキ
ャリアシステムとは、図示の57kHz から99kHz まで
の間の領域に、もう1つの特別な情報をもった信号を追
加して送信するシステムのことである。即ち、FMサブ
キャリアシステムでは、既存のオーディオステレオ信号
にサブキャリア信号が多重化される。
システムの説明図である。FM放送のオーディオステレ
オ信号は、図示のように、和信号、パイロット信号、差
信号の3つの信号成分で構成されている。これらの信号
成分は、通常は53kHz まで分布している。FMサブキ
ャリアシステムとは、図示の57kHz から99kHz まで
の間の領域に、もう1つの特別な情報をもった信号を追
加して送信するシステムのことである。即ち、FMサブ
キャリアシステムでは、既存のオーディオステレオ信号
にサブキャリア信号が多重化される。
【0016】図示のように、サブキャリア帯域中、サブ
キャリア周波数にデータ信号を乗せて、FM送信設備よ
り送信する。このデータ信号は、言語を示すコード(例
えば、英語を100000、フランス語を110000等)に割り当
てて、このコードを信号化したものである。図1に示す
ように、送信設備40には、以上のFMサブキャリアシ
ステムを構築するための設備41が設けられている。こ
の設備41は、公知のように冷蔵庫程度の大きさの簡単
な装置から成る(例えば、「エレクトロニクス」1990年
11月号第89頁参照)。送信されてくるFM信号は、翻訳
装置によって受信される。翻訳装置では、復調により受
信した信号のサブキャリア周波数からデータ信号を取り
出し、言語コードを得る。このため、言語とコードとの
対応テーブルを持つこととなる。このコードに従い、所
定の翻訳言語を自動選択する。
キャリア周波数にデータ信号を乗せて、FM送信設備よ
り送信する。このデータ信号は、言語を示すコード(例
えば、英語を100000、フランス語を110000等)に割り当
てて、このコードを信号化したものである。図1に示す
ように、送信設備40には、以上のFMサブキャリアシ
ステムを構築するための設備41が設けられている。こ
の設備41は、公知のように冷蔵庫程度の大きさの簡単
な装置から成る(例えば、「エレクトロニクス」1990年
11月号第89頁参照)。送信されてくるFM信号は、翻訳
装置によって受信される。翻訳装置では、復調により受
信した信号のサブキャリア周波数からデータ信号を取り
出し、言語コードを得る。このため、言語とコードとの
対応テーブルを持つこととなる。このコードに従い、所
定の翻訳言語を自動選択する。
【0017】つまり、本発明では、予め各国のFM局で
自国の言語を示すデータ信号をサブキャリア周波数に載
せて送信するようにしなければならない。また、サブキ
ャリア帯域は各国毎に異なるため、自動翻訳装置は予め
必要と思われるベースバンド信号帯域の周波数帯域をス
キャンするように設定しておく必要がある。
自国の言語を示すデータ信号をサブキャリア周波数に載
せて送信するようにしなければならない。また、サブキ
ャリア帯域は各国毎に異なるため、自動翻訳装置は予め
必要と思われるベースバンド信号帯域の周波数帯域をス
キャンするように設定しておく必要がある。
【0018】次に、上述した装置の動作を説明する。例
として、翻訳装置を携帯した旅行者がスペインに来てい
るとする。この地域では、スペイン語データとポルトガ
ル語データとが受信可能であり、スペイン語データの方
が受信状態が良いとする。図1に示す翻訳装置におい
て、電源を入れると、まず、アンテナ14から入力され
たFM信号は、FM信号受信部7の自動選局によってF
M信号A(スペイン語データ)とFM信号B(ポルトガ
ル語データ)を受信し、より受信状態のよいFM信号A
を信号復調部8へ送る。信号復調部8は、その信号のサ
ブバンドキャリアに変調されていた信号を復調し、その
地域がスペイン語を使用していることを制御部1へ通知
する。
として、翻訳装置を携帯した旅行者がスペインに来てい
るとする。この地域では、スペイン語データとポルトガ
ル語データとが受信可能であり、スペイン語データの方
が受信状態が良いとする。図1に示す翻訳装置におい
て、電源を入れると、まず、アンテナ14から入力され
たFM信号は、FM信号受信部7の自動選局によってF
M信号A(スペイン語データ)とFM信号B(ポルトガ
ル語データ)を受信し、より受信状態のよいFM信号A
を信号復調部8へ送る。信号復調部8は、その信号のサ
ブバンドキャリアに変調されていた信号を復調し、その
地域がスペイン語を使用していることを制御部1へ通知
する。
【0019】制御部1は、翻訳語データ用メモリカード
9のスペイン語データを選択する。ここで、スイッチ1
3から指示を受けた制御部1は、音声切出し部2に音声
の切出し開始の指示を与えると同時に、表示部4に「発
声してください。」という文字を表示し、操作者は、こ
れを合図にマイク10に向って翻訳したい文章、例え
ば、「ありがとう」を発生する。音声切出し部2は、こ
の音声を切出し、音声認識部3にデータを送出する。音
声認識部3では、音声認識辞書部6を用いて音声認識を
行ない、結果をコードとして音声合成部5に送出する。
この場合、正しく認識し、コード“1”を出力したとす
ると、音声合成部5は翻訳語データ用メモリカード9よ
りコード“1”に対応する翻訳データを読込み、スピー
カアンプ12、スピーカ13を経て「gracias」
と音声合成する。
9のスペイン語データを選択する。ここで、スイッチ1
3から指示を受けた制御部1は、音声切出し部2に音声
の切出し開始の指示を与えると同時に、表示部4に「発
声してください。」という文字を表示し、操作者は、こ
れを合図にマイク10に向って翻訳したい文章、例え
ば、「ありがとう」を発生する。音声切出し部2は、こ
の音声を切出し、音声認識部3にデータを送出する。音
声認識部3では、音声認識辞書部6を用いて音声認識を
行ない、結果をコードとして音声合成部5に送出する。
この場合、正しく認識し、コード“1”を出力したとす
ると、音声合成部5は翻訳語データ用メモリカード9よ
りコード“1”に対応する翻訳データを読込み、スピー
カアンプ12、スピーカ13を経て「gracias」
と音声合成する。
【0020】このように、世界中のFM放送局の既存の
放送設備を利用し、簡単な設備を付け加えるだけで自動
的に翻訳言語を選定し、その地域の言語に翻訳が可能と
なる。
放送設備を利用し、簡単な設備を付け加えるだけで自動
的に翻訳言語を選定し、その地域の言語に翻訳が可能と
なる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の翻訳言語
自動選択機能付翻訳装置によれば、既存の放送設備に簡
単な変調回路を付加することを前提に、変調された信号
を受信する回路と、その信号を復調する復調回路を設け
るようにしたので、翻訳語を、その地域で使用している
言語に自動的に翻訳文章を切替えることができる。
自動選択機能付翻訳装置によれば、既存の放送設備に簡
単な変調回路を付加することを前提に、変調された信号
を受信する回路と、その信号を復調する復調回路を設け
るようにしたので、翻訳語を、その地域で使用している
言語に自動的に翻訳文章を切替えることができる。
【図1】本発明の言語自動選択機能付翻訳装置の一実施
例のブロック図である。
例のブロック図である。
【図2】従来の音声翻訳装置の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る翻訳装置の外観図である。
【図4】送信設備からのFMサブキャリアシステムの説
明図である。
明図である。
1 制御部 7 信号受信部 8 信号復調部 9 翻訳語データ用メモリカード 14 アンテナ 20 翻訳部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 装置が携帯される地域毎に設置された送
信設備から送信される、当該地域で使用される言語に対
応した信号を受信する信号受信部と、 当該信号受信部により受信された信号を復調する信号復
調部と、 当該信号復調部により復調された信号に対応した言語を
選択する制御を行なう制御部と、 所定の言語から当該制御部により選択された言語への翻
訳を行なう翻訳部とから成ることを特徴とする言語自動
選択機能付翻訳装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3212725A JPH0535776A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 言語自動選択機能付翻訳装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3212725A JPH0535776A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 言語自動選択機能付翻訳装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0535776A true JPH0535776A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16627402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3212725A Pending JPH0535776A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 言語自動選択機能付翻訳装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0535776A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5917944A (en) * | 1995-11-15 | 1999-06-29 | Hitachi, Ltd. | Character recognizing and translating system and voice recognizing and translating system |
US6308087B1 (en) | 1998-02-26 | 2001-10-23 | Nec Corporation | Radio selective calling receiver and message receiving method |
JP2017151619A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 株式会社ログバー | 翻訳機 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP3212725A patent/JPH0535776A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5917944A (en) * | 1995-11-15 | 1999-06-29 | Hitachi, Ltd. | Character recognizing and translating system and voice recognizing and translating system |
US6148105A (en) * | 1995-11-15 | 2000-11-14 | Hitachi, Ltd. | Character recognizing and translating system and voice recognizing and translating system |
US6308087B1 (en) | 1998-02-26 | 2001-10-23 | Nec Corporation | Radio selective calling receiver and message receiving method |
JP2017151619A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 株式会社ログバー | 翻訳機 |
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