JP2017150258A - ウィンド開閉機構とドアクローザ機構の切替装置 - Google Patents

ウィンド開閉機構とドアクローザ機構の切替装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一のアクチュエータにより、ウィンド機構とドアクローザ機構とを動作させる切替装置を提供する。
【解決手段】一のアクチュエータ40で、ドアクローザと、ウィンドの上昇と下降とを行う切替装置であって、歯車部5bと、歯車のない無歯車部5aと、を有し、円周部に移動喚起手段を有する減速ギア5と、歯車部5bに係合し、一のアクチュエータ40の駆動力を減速ギア5に伝達するピニオンギア3と、ピニオンギア3の回転領域において、減速ギア5からの駆動力をウィンドの昇降を行うセクタ歯車7に伝達するように歯車部5bと係合し、ウィンドの上昇が完了後の位置においては無歯車部5aに位置するウィンドレギュレータピニオンギア4と、減速ギア5の近傍に搖動可能に配置され、一端にドアクローザにつながっているクローザケーブルが接続されるクローザレバー2と、を備える切替装置により解決する。
【選択図】図2

Description

この発明は、たとえば乗用自動車などの車両において、ドアクローザ機構とウィンド開閉機構とを一の共通のアクチュエータで駆動させるための切替装置に関する。
たとえば乗用自動車などの車両において、開閉を行う部材として、車両ボディに対しほぼ鉛直の回転軸まわりに回転して開閉を行う車両ドア、車両ボディに対してスライドして開閉を行うスライド式車両ドアなどがある。これらについては、それぞれ、独立したアクチュエータを準備し、別個独立に開閉動作を行うことが一般的である。しかし、これらについて、一の共通のアクチュエータで動作させることが考えられる。たとえば、特許文献1には、ドアロック機構とドアクローザ機構とを一のアクチュエータにより行う技術が開示されている。また、特許文献2には、他の開閉機構とを共用できるドアロック機構用アクチュエータが記載されている。しかし、これらの文献に開示されている技術は、パワーウィンド機構と、ドアクローザとを共通のアクチュエータの駆動によって一連の動作として実現しようとするものではない。
ここで、車両ボディに対しほぼ鉛直の回転軸まわりに回転して開閉を行う車両ドアにおいて、車両ドアがほぼ閉鎖状態になった位置から、自動で車両ドアを完全に閉鎖する閉鎖装置としてのドアクローザ機構を具備している車両がある。このような車両では、ドアクローザ機構を駆動させるためのモータ等のアクチュエータを備えている。ドアクローザ機構とは別に、前記のように、車両には、その他、パワーウィンド機構や、スライド式車両ドア開閉機構や、ハッチバック式車両ドアクローザ機構などがある。これらを同時に兼ね備えた車両を考慮すれと、駆動原となるアクチュエータをそれぞれの機構が有するように設定することが一般的である。しかし、ドアクローザ機構のためのアクチュエータを、その他の開閉機構に利用できれば、さまざまな点で有利である。ドアクローザ機構のためのアクチュエータをその他の開閉機構に利用する場合、その切り替えのための機構を動作させるためのアクチュエータも同時に必要となる。
ここで、図6から図8を用いて、車両に搭載され、アクチュエータで駆動される機構として、ドアクローザ機構について、説明する。図6は、車両ドア51が車両ボディ52に対して開いた状態の車両を、車両の上側から見た図である。図7は、車両ドア51が開いた状態を車両の後方から見た図である。図8は、車両ドア51の内部に配置されているドアクローザ機構22を、図7の矢印Pの方向から見た図である。車両ドア51は、車両ドア51の一端側(一般には、車両の前方側)の縁部に配置されるヒンジ55の回転軸55a周りに、車両ボディ52に対して回転可能に取り付けられている。車両ボディ52は、フレームまたはサイドメンバーの部分を含む車体の主構造部を意味する。ヒンジ55が配置されている端部と反対側の端部にあたる車両ドア51の内部には、ドアクローザ機構22を有している。
ドアクローザ機構22は、車両ドア51の内部に配置されている。車両ボディ52には、ストライカ金具54が固定されている。図8(a)の状態から図8(d)を参照して、車両ドア51が車両ボディ52に対して閉じる際に、ドアクローザ機構22について、説明する。ドアクローザ機構22は、クローザカム61と、ラッチカム62と、ロックカム63とを具備する。クローザカム61は、回転可能に配置され、アクチュエータ40の駆動力で伝達を受けて回転する。ラッチカム62は、案内溝62aを有している。車両ドア51には、ストライカ金具54がとりつけられている。ストライカ金具54は、代表的には、ラッチカム62に向かって車両ボディ52から延在する二本の支柱を棒体が跨ぐようなコの字型の形状の金具であって、二本の支柱を棒体に囲まれる孔を有する。車両ドア51には、車両ドア51に対するストライカ金具54の移動軌跡に対応するような形状である細長い孔のラッチ係合長孔51aが穿設されている。ラッチ係合長孔51aが穿設されている方向は、ストライカ金具54の棒体が延在する方向であり、車両ドア51が車両ボディ52に対して閉じられるにしたがって、ストライカ金具54は、ラッチ係合長孔51aから車両ドア51の内部に侵入する。車両ドア51が車両ボディ52に対して完全に閉じられた状態で、車両ドア51の内部に完全に入り込む。ラッチ係合長孔51aを通してストライカ金具54の支柱がラッチカム62の案内溝62a内に挿入されると、案内溝62aに隣接するラッチカム62の一部がストライカ金具54の孔に挿入されて係止される。ラッチカム62は、案内溝62aにストライカ金具54が導入可能となる第一位置と、案内溝62aに導入されたストライカ金具54が導入された方向には抜けない第二位置との間を回転する。第一位置は案内溝62aの開口が、ストライカ金具54を受け入れる方向に向いた状態であり(図8(a))、第二位置は案内溝62aの開口が、ラッチカム62の第一位置における案内溝62aの開口の方向に対して任意の角度をなして、ストライカ金具54が案内溝62aから抜けない方向である。第二位置では、車両ドア51は、ほぼ車両ボディ52に閉じている状態である(図8(b))。
ラッチカム62は、駆動力なく回転自由である。ラッチカム62の第一位置から第二の位置への回転は、ストライカ金具54が案内溝62aの壁面を押すことで喚起される。クローザカム61は、アクチュエータ40により回転駆動され、ラッチカム62の回転を補助する。ラッチカム62は、係合突起62bを有し、クローザカム61は所定の位置で、係合突起62bと係合する。クローザカム61が回転して、ラッチカム62の係合突起62bに当接してラッチカム62と係合し、その状態でさらにクローザカム21を所定の方向に回転すると、ラッチカム62は、第二位置から、さらに、車両ドア51が完全に閉じて車両ドア51を車両ボディ52に固定するとともにラッチカム62の回転の規制を行う状態である第三位置まで移動可能である。第三の位置は、車両ドア51が車両ボディ52に対して完全に閉じた状態である(図8(c))。クローザカム61を所定の方向と反対の方向に回転すると、ラッチカム62は、第三位置から、第二位置まで移動可能である。ラッチカム62が第三の位置になっているときに、ロックカム63は、ラッチカム62の回転を制限するような位置まで回転可能である(図8(d))。クローザカム61は、第二の位置と第三の位置との間で、90度未満の回転角となっている。クローザカム61を動作させるために必要な回転は、1回転未満となり、駆動をするアクチュエータの回転数は、これに対応する。
続いて、ドアクローザ機構と共通のアクチュエータで動作させる対象となる開閉機構として、一般的なパワーウィンド機構を用いて、説明する。パワーウィンド機構は、交差した2本のアーム(主アーム31と副アーム32)の角度を変化させることによってウィンド53を昇降させるタイプと、アクチュエータでクローザケーブルを移動させることによってウィンド53を昇降するタイプとが、一般的である。ここでは、交差した2本のアームの角度を変化させることによってウィンド53を昇降させるタイプについて説明する。
主アーム31と、それに交差する副アーム32とは、そのほぼ中間点で、車両ドア51に対して枢支されている。ウィンド53は、ウィンド支持プレート30にウィンド固定具30aにより、固定されている。ウィンド支持プレート30には、水平方向に2つの長孔が穿設されていて、それぞれの長孔には、主アーム31の一端と副アーム32の一端が、それぞれ、長孔内を移動可能に取り付けられている。主アーム31の反対側端部にはセクタ歯車33が取り付けられている。セクタ歯車33の歯車には、アクチュエータ40の駆動力が伝達されるようになっている。アクチュエータ40の駆動力により駆動されたピニオン歯車34が回転するとセクタ歯車33が回転し、ウィンド支持プレート30に取り付けられている主アーム31と副アーム32とのそれぞれの端部と枢支されている箇所とのなす角が狭まると、主アーム31と副アーム32とが延在する方向は、ウィンド53の昇降方向に近づき、ウィンド53は上昇する。逆に、アクチュエータ40が逆に回転して、ピニオン歯車34が逆に回転すると、それに対応する方向にセクタ歯車33が回転し、ウィンド支持プレート30に取り付けられている主アーム31と副アーム32とのそれぞれの端部と枢支されている箇所とのなす角が広まると、主アーム31と副アーム32とが延在する方向は、ウィンド53の昇降方向と離れ、ウィンド53は下降する。
国際公開第WO2004/111371号パンフレット 国際公開第WO2004/055310号パンフレット
ドアクローザ機構とパワーウィンド機構とにおいて、一の共通のアクチュエータを使用して、車両ドア51を完全に閉じる動作と、開いているウィンド53を完全に閉じる動作とを連動させることができると便利である。この場合、ドアクローザ機構を動作させた後に、そのままパワーウィンド機構の動作に移行することになる。しかし、移行のための切り替え機構にも、アクチュエータが更に必要となる問題がある。そこで、この切替装置の動力をも、その共通のアクチュエータを用いて行うことが有利である。
一のアクチュエータで、ドアクローザと、ウィンドの上昇と下降とを行う切替装置であって、歯車部と、歯車のない無歯車部と、を有し、円周部に移動喚起手段を有する減速ギアと、前記歯車部に係合し、前記一のアクチュエータの駆動力を前記減速ギアに伝達するピニオンギアと、前記ピニオンギアの回転領域において、前記減速ギアからの駆動力を前記ウィンドの昇降を行うセクタ歯車に伝達するように前記歯車部と係合し、前記ウィンドの上昇が完了後の位置においては前記無歯車部に位置するウィンドレギュレータピニオンギアと、前記減速ギアの近傍に搖動可能に配置され、一端にドアクローザにつながっているクローザケーブルが接続されるクローザレバーと、を備え、前記減速ギアの前記歯車部が前記ウィンドレギュレータピニオンギアと係合している状態において、前記減速ギアが回転することにより前記ウィンドの上昇と下降を行い、前記ウィンドレギュレータピニオンギアが前記無歯車部に位置する状態において、前記減速ギアが回転して、前記移動喚起手段が前記クローザレバーの他端に接触することにより前記クローザレバーが搖動して、前記クローザケーブルの移動によりドアクローザが動作する切替装置により、解決する。
一の共通のアクチュエータでドアクローザ機構とパワーウィンド機構を駆動させることが可能となる。
本発明の切替装置が搭載される代表的な実施例1である車両ドアを示した図である。 本発明の切替装置を示した図であって、パワーウィンドが開いた状態の切替装置である。 本発明の切替装置を示した図であって、パワーウィンドが閉じた状態の切替装置である。 本発明の切替装置を示した図であって、ドアクローザの動作開始状態のドアが開いた状態である切替装置である。 本発明の切替装置を示した図であって、ドアクローザの動作終了状態のドアが閉じた状態である切替装置である。 車両ドアが開いた状態の車両であって、車両の上方から見た状態を示した図である。 車両ドアが開いた状態の車両であって、車両の後方から見た状態を示した図である。 車両ドアのドアクローザを示した図である。(a)は、ストライカ金具がラッチカム内に導入が開始される状態を示している。(b)は、ストライカ金具がラッチカム内への導入が終了した状態を示している。(c)は、ストライカ金具がラッチカム内に導入され、クローザカムがラッチカムを回転させて、ストライカ金具を完全に引き込んだ状態を示している。(d)は、ラッチカムをロックカムで規制している状態を示している。
以下、図1から図5を参照して、本発明の切替装置1を説明する。切替装置1は、アクチュエータ40を、ドアクローザ機構22と、パワーウィンドの昇降を行うパワーウィンド機構との動作の共用に適用する。図1は、本発明の切替装置1が搭載された車両ドア51を車両の内側から見た図である。図1は、車両ドア51の内部を示すために、一部破断した状態で示している。図2は、パワーウィンドが開いた状態の切替装置である。図3は、本発明の切替装置を示した図であって、パワーウィンドが開いた状態の切替装置である。図4は、ドアクローザの動作開始状態のドアが開いた状態である切替装置である。図5は、ドアクローザの動作終了状態のドアが閉じた状態である切替装置である。
車両ドア51は、ドアの一縁はヒンジ55で車両ボディ52に枢支される。ヒンジ55と反対側の縁には、車両ドア51の内部にドアクローザ機構22が配置されている。ドアクローザ機構22およびラッチ係合長孔51aは、従来のとおりであるので、ここでは説明は省略する。
この実施例の場合には、切替装置1は、車両ドア51の内部に載置される。切替装置1は、アクチュエータ40の駆動力を伝達するピニオンギア3と、ウィンドレギュレータピニオンギア4と、減速ギア5と、を備える。減速ギア5は、ギアの円周状に、歯車が無い無歯車部5aと、歯車部5bとを有している。ピニオンギア3と減速ギア5とは、歯車部5bの歯と係合している。一方、ウィンドレギュレータピニオンギア4は、パワーウィンド機構のセクタ歯車33と係合する。ウィンドレギュレータピニオンギア4は減速ギア5と係合している。ピニオンギア3とウィンドレギュレータピニオンギア4とは、歯車部5bに該当する中心角を2等分した距離だけ離れて、減速ギアの歯車部5bに位置する。減速ギア5には、減速ギア5と重なるように、減速ギア5の回転軸と同軸で回転可能な切替ギア6が配置される。切替ギア6は、減速ギア5の歯と重なって回転が可能なように、減速ギア5の歯と同一ピッチかつ同一歯厚の歯を有している。切替ギア6は、減速ギア5とは独立して、回転可能である。
切替ギア6は、切替ブロック9を有している。切替ブロック9は、減速ギア5と接触する面と反対側の切替ギア6の面上に配置されている。切替ブロック9はウィンドレギュレータピニオンギア4に配置される。切替ブロック9は、切替ギア6の回転中心と切替ギア6の歯車部円周の中心とを結ぶ切替ギア中心線に対して、線対称の形状をしている。切替ギア6の切替ギア中心線上において、切替ブロック9の中央部9cが位置し、その位置では、回転中心からの距離が短い。切替ブロック9は、切替ギア中心線から離れるにしたがって、回転中心からの距離が長くなるような曲面9aと曲面9bとを両側に有している。パワーウィンドが開いている状態において、ウィンドレギュレータピニオンギア4の方向を向いている切替ギア6の切替ブロック9の面が曲面9bに該当し、その反対側の面が曲面9aに該当する。
減速ギア5は、減速ギアに対して、回動可能に固定される押圧手段10を有している。押圧手段の一端には付勢手段が取り付けられ、押圧手段10は、パワーウィンドが開いている状態において、減速ギア5に対して、その先端10aが曲面9bを、切替ギア中心線に向かって押すようになっている。この状態は、ウィンドレギュレータピニオンギア4がウィンドを下降させる方向に押圧手段10が切替ギア6を付勢させるものである。そして、押圧手段10は、少なくともウィンドが上昇して閉じた時点からの状態において、減速ギア5に対して、その先端10aが曲面9aを、切替ギア中心線に向かって押すようになっている。この状態は、ウィンドレギュレータピニオンギア4がウィンドを上昇させる方向になるように、押圧手段10が切替ギア6を付勢させるものである。切替ブロック9は、押圧手段10が、曲面9aと曲面9bとの間を移動する際に、切替ブロック9の中央部9cを乗り越えて移動できるように、曲面9aと中央部9cと曲面9bとは、連続する滑らかな曲面形状を有している。
減速ギア5の近傍には、ドアクローザレバー2が搖動可能に配置されている。ドアクローザレバー2の一端2aには、ドアクローザ機構22につながっているクローザケーブルが取り付けてある。ドアクローザレバー2の搖動に応じて、クローザケーブルが引っ張られ、または緩められる。クローザケーブルが引っ張られることによりクローザ機構のクローザカム61が動作してドアが閉じられる状態となり、またはクローザケーブルが緩められることによりクローザ機構のクローザカム61が動作してドアが開く状態となる。
ドアクローザレバー2の他端2bは、減速ギア5の内側に至るように配置されている。減速ギア5の周部には、移動喚起手段たるピン8が配置されている。移動喚起手段としては、ぴん8のような突起のほか、係止形状の部材を広く利用することができる。ピン8の移動により、ドアクローザレバー2の他端2bが押されてドアクローザレバー2を搖動する。
続いて、図2から図5を参照して、本発明の切替装置1が、どのように機能するかについて説明する。まず、図2および図3を参照して、本発明の切替装置1が、パワーウィンド機構として動作する点について説明する。減速ギア5は、パワーウィンドが開いている状態において、その歯車部5bのほぼ中央にてウィンドレギュレータピニオンギア4と係合している。ここでは、押圧手段10は、減速ギア5に対して、押圧手段10の先端10aが切替ブロック9の曲面9bを、切替ギア中心線に向かって押すようになっている。ここから減速ギア5が回転をすると、ウィンドレギュレータピニオンギア4がセクタ歯車7を回転し、ウィンドを閉じる。このとき、減速ギア5と共に、切替ギア6も一体で回転する。ウィンドがほぼ閉じる段階で、ウィンドの抵抗から押圧手段10の先端10aが切替ブロック9の曲面9bから曲面9aに移動する。押圧手段10の先端10aが切替ブロック9の曲面9aを押すことで、ウィンドレギュレータピニオンギア4が逆回転することを防ぐ。ウィンドが完全に閉じると、ウィンドレギュレータピニオンギア4が停止して、保持される。このとき、ウィンドレギュレータピニオンギア4は、減速ギア5は無歯車部5aに位置するようになっている。このように、切替装置1が、パワーウィンド機構を動作させる。
続いて、図4および図5を参照して、本発明の切替装置1が、ドアクローザ機構として動作する点について説明する。パワーウィンド機構が動作を終了し、ウィンドが閉じている状態では、ウィンドレギュレータピニオンギア4は、減速ギア5は無歯車部5aに位置する。ここで、減速ギア5をさらに回転させると、減速ギア5は無歯車部5aに位置するため、減速ギア5は、ウィンドレギュレータピニオンギア4を回転させることなく、回転する。すなわち、ウィンドレギュレータピニオンギア4が無歯車部5aに位置する状態においては、減速ギア5が回転するときに、切替ギア6はウィンドレギュレータピニオンギア4と係合して停止し、減速ギアは依然として回転が可能な状態にある。
減速ギア5の回転にしたがって、ピン8が回転して、ドアクローザレバー2の他端2bを押す。ピン8により押されたドアクローザレバー2の他端2bは移動して、ドアクローザレバー2が搖動する。この搖動により、ドアクローザレバー2の一端2aが、クローザケーブルを引っ張り、クローザカム61が回転し、ドアが閉じる。この時、図5に示すように、押圧手段10の先端10aが切替ブロック9の曲面9aを押すことで、ウィンドレギュレータピニオンギア4が逆回転することを防いでいるため、ウィンドの自重により、ウィンドが完全に閉じた状態から開いた状態には移行しない。
1 切替装置
2 ドアクローザレバー
3 ピニオンギア
4 ウィンドレギュレータピニオンギア
5 減速ギア
6 切替ギア
7 セクタ歯車
8 ピン
9 切り替えブロック
10 押圧手段

Claims (3)

  1. 一のアクチュエータで、ドアクローザと、ウィンドの上昇と下降とを行う切替装置であって、
    歯車部と、歯車のない無歯車部と、を有し、円周部に移動喚起手段を有する減速ギアと、
    前記歯車部に係合し、前記一のアクチュエータの駆動力を前記減速ギアに伝達するピニオンギアと、
    前記ピニオンギアの回転領域において、前記減速ギアからの駆動力を前記ウィンドの昇降を行うセクタ歯車に伝達するように前記歯車部と係合し、前記ウィンドの上昇が完了後の位置においては前記無歯車部に位置するウィンドレギュレータピニオンギアと、
    前記減速ギアの近傍に搖動可能に配置され、一端にドアクローザにつながっているクローザケーブルが接続されるクローザレバーと、を備え、
    前記減速ギアの前記歯車部が前記ウィンドレギュレータピニオンギアと係合している状態において、前記減速ギアが回転することにより前記ウィンドの上昇と下降を行い、
    前記ウィンドレギュレータピニオンギアが前記無歯車部に位置する状態において、前記減速ギアが回転して、前記移動喚起手段が前記クローザレバーの他端に接触することにより前記クローザレバーが搖動して、前記クローザケーブルの移動によりドアクローザが動作する切替装置。
  2. 請求項1に記載の切替装置であって、
    前記減速ギアと独立して同軸で回転可能な切替ギアであって、少なくとも前記ウィンドが完全に上昇した時点で前記ウィンドレギュレータピニオンギアと係合する切替ギアとを備え、
    前記減速ギアに対して回動可能に固定され、少なくとも前記ウィンドが完全に上昇した時点から前記ウィンドレギュレータピニオンギアが前記ウィンドを上昇させる方向になるように、前記切替ギアを付勢させる押圧手段と、を備える切替装置。
  3. 請求項2に記載の切替装置であって、
    前記ウィンドレギュレータピニオンギアが前記無歯車部に位置する状態において、前記減速ギアが回転するときに、前記切替ギアは前記ウィンドレギュレータピニオンギアと係合して停止し、この状態において前記減速ギアは回転が可能な切替装置。
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